JPH10291210A - ブロックの型枠装置 - Google Patents

ブロックの型枠装置

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JPH10291210A
JPH10291210A JP10135297A JP10135297A JPH10291210A JP H10291210 A JPH10291210 A JP H10291210A JP 10135297 A JP10135297 A JP 10135297A JP 10135297 A JP10135297 A JP 10135297A JP H10291210 A JPH10291210 A JP H10291210A
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JP10135297A
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English (en)
Inventor
Teruaki Fukuda
輝昭 福田
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KYODO KOGYOSHO KK
Original Assignee
KYODO KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠装置の組立・脱型作業が小スペース内で
楽にかつ安全に行なえるようにすること。 【解決手段】 支持枠体と、同支持枠体上に載設したブ
ロック前面形成体と、同ブロック前面形成体の各側縁に
沿わせて立設したブロック上・下・左・右側面形成体と
を具備するブロックの型枠装置であって、支持枠体に、
ブロック上・下・左・右側面形成体をそれぞれスライド
移動させる前・後・左・右側スライド機構を設け、各ス
ライド機構にそれぞれブロック上・下・左・右側面形成
体を立設して、各ブロック上・下・左・右側面形成体を
ブロック成形位置とブロック脱型位置との間でスライド
させて位置変更自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロックの型枠装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積みブロックを成形する型枠装置
の一形態として、図10に示すように、矩形板状のブロ
ック前面形成体aの前後左右側縁部に、ブロック上・下
・左・右側面形成体b,b,c,cの下端縁部を枢支ブ
ラケットd,dを介して枢軸eにより枢支して、各ブロ
ック上・下・左・右側面形成体b,b,c,cを、枢軸
e,e,e,eを中心に、垂直に起立させたブロック成
形位置と、水平に外方へ倒伏させたブロック脱型位置と
の間で起倒させて位置変更自在としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した型
枠装置では、未だ、次のような課題を有している。
【0004】 各ブロック上・下・左・右側面形成体
b,b,c,cは、枢軸e,e,e,eを中心に外方へ
倒伏させることにより、脱型するようにしているが、各
ブロック上・下・左・右側面形成体b,b,c,cを大
きく外方へ倒伏させなければ、成形された積みブロック
を取出すのが困難で、また、各ブロック上・下・左・右
側面形成体を大きく外方へ倒伏させるには、型枠装置の
周囲に脱型用のスペースを大きく確保しておく必要性が
生じている。
【0005】 各ブロック上・下・左・右側面形成体
b,b,c,cを起倒させる際に、不慮の倒伏事故が生
じることがあり、作業者にとって案全面で注意を要す
る。
【0006】 各ブロック上・下・左・右側面形成体
b,b,c,cを、脱型時に大きく倒伏させるだけの脱
型用のスペースが確保できない場合には、作業者が型枠
装置の中に入って清掃等する際の出入りが困難である。
【0007】 各ブロック上・下・左・右側面形成体
b,b,c,cが重量物であるために、脱型・組立時
に、これら形成体b,b,c,cを起倒させるのが重労
働になっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、支
持枠体と、同支持枠体上に載設したブロック前面形成体
と、同ブロック前面形成体の各側縁に沿わせて立設した
ブロック上・下・左・右側面形成体とを具備するブロッ
クの型枠装置であって、支持枠体に、ブロック上・下・
左・右側面形成体をそれぞれれスライド移動させる前・
後・左・右側スライド機構を設け、各スライド機構にそ
れぞれブロック上・下・左・右側面形成体を立設して、
各ブロック上・下・左・右側面形成体をブロック成形位
置とブロック脱型位置との間でスライドさせて位置変更
自在としたことを特徴とするブロックの型枠装置を提供
せんとするものである。
【0009】また、各スライド機構は、支持枠体にスラ
イド方向に間隔を開けて複数のガイドローラを取付け、
これらガイドローラ上にスライド方向に伸延するスライ
ドパイプを載置して、同スライドパイプをガイドローラ
上にてスライド自在としたこと、及び、ガイドローラ
は、周面に凹状のガイド面を形成する一方、スライドパ
イプは断面円形状に形成して、上記ガイドローラのガイ
ド面にて同スライドパイプの周面下部を二点で支持すべ
く構成したことにも特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】本発明に係る型枠装置は、基本的構造とし
て、支持枠体と、同支持枠体上に載設したブロック前面
形成体と、同ブロック前面形成体の各側縁に沿わせて立
設したブロック上・下・左・右側面形成体とを具備して
いる。
【0012】そして、支持枠体に、ブロック上・下・左
・右側面形成体をそれぞれれスライド移動させる前・後
・左・右側スライド機構を設け、各スライド機構にそれ
ぞれブロック上・下・左・右側面形成体を立設して、各
ブロック上・下・左・右側面形成体をブロック成形位置
とブロック脱型位置との間でスライドさせて位置変更自
在としている。
【0013】このようにして、各ブロック上・下・左・
右側面形成体をわずかにスライド移動させるだけで、成
形したブロックを上方へ引上げて取出すことができる。
【0014】従って、型枠装置の周囲に脱型用のスペー
スを大きく確保する必要がない。
【0015】しかも、各ブロック上・下・左・右側面形
成体は、自立した状態でスライド移動されるために、こ
れら形成体が倒伏することがなく、安全性を確保するこ
とができる。
【0016】さらに、各ブロック上・下・左・右側面形
成体をスライド移動させるだけで、型枠装置内に作業者
が楽に出入りできるために、清掃等の作業を迅速かつ確
実に行なうことができる。
【0017】各スライド機構は、支持枠体にスライド方
向に間隔を開けて複数のガイドローラを取付け、これら
ガイドローラ上にスライド方向に伸延するスライドパイ
プを載置して、同スライドパイプをガイドローラ上にて
スライド自在としている。
【0018】このようにして、重量物である各ブロック
上・下・左・右側面形成体も楽にスライド移動させるこ
とができて、型枠装置の脱型・組立作業の労力軽減が図
れる。
【0019】ガイドローラは、周面に凹状のガイド面を
形成する一方、スライドパイプは断面円形状に形成し
て、上記ガイドローラのガイド面にて同スライドパイプ
の周面下部を二点で支持すべく構成している。
【0020】このようにして、各ブロック上・下・左・
右側面形成体のスライド抵抗を小さくすることができ
て、スライド移動をより一層楽に行なうことができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0022】図1〜図4は、本発明に係る型枠装置Aを
示しており、同型枠装置Aは、図4及び図9に示す積み
ブロックBを成形するものである。
【0023】ここで、積みブロックBは、図4及び図9
に示すように、ブロック本体1の中央部に、上下方向に
貫通する鉄筋挿通孔2を形成し、左右側面部1a,1a に上
下方向に伸延する縦溝部3,3を形成し、上面1bの左右
側部に嵌合用凸部4,4を形成し、下面1cの左右側部に
上記嵌合用凸部4,4と嵌合する嵌合用凹部5,5を形
成し、前面1dに擬石模様6を形成し、後面1eから前面に
向けて鉄筋挿通孔2を横断する水抜き孔7を形成してい
る。
【0024】型枠装置Aは、図1〜図4に示すように、
支持枠体10上にブロック前面形成体11を載設し、同支持
枠体10内に前・後・左・右側スライド機構12,13,14,15
を設け、各スライド機構12,13,14,15 にそれぞれブロッ
ク上・下・左・右側面形成体16,17,18,19 を立設して、
各ブロック上・下・左・右側面形成体16,17,18,19 をブ
ロック成形位置とブロック脱型位置との間でスライドさ
せて位置変更自在としている。
【0025】支持枠体10は、図1〜図5に示すように、
左右方向に伸延する前後一対の左右伸延フレーム20,21
と、前後方向に伸延する左右一対の前後伸延フレーム2
2,23とから矩形枠状の枠体本体24を形成し、同枠体本体
24を、前後方向に伸延する左右一対の前後スライド機構
収容フレーム25,26 上に横架状態に載設し、両スライド
機構収容フレーム25,26 の前後部にそれぞれ左右方向に
伸延する前後一対の左・右スライド機構収容フレーム2
7,27,28,28 の基端を直交状態に取付け、前・後・左・
右伸延フレーム20,21,22,23 には、それぞれ上・下・左
・右側面形成体16,17,18,19 の固定・解除を行なうため
の前・後・左・右側固定・解除機構29,30,31,32 を取付
けている。20a,21a は嵌合用受部である。
【0026】そして、前・後固定・解除機構29,30 は、
図6及び図7にも示すように、左・右伸延フレーム20,2
1 に、それぞれ左右方向に伸延する支軸33,34 を回動自
在に横架し、各支軸33,34 に左右方向に間隔を開けて四
個の作動アーム35,36 の基端部を取付け、各作動アーム
35,36 の先端部に円弧状リンク37,38 の基端部を連結ピ
ン39,40 により連結し、各円弧状リンク37,38 の先端部
に連結ロッド41,42 の基端部を連設し、各連結ロッド4
1,42 の先端部に係止片45,46 を交差状に取付けてい
る。
【0027】また、左・右伸延フレーム20,21 には、案
内・支持体47,48 を突設しており、各案内・支持体47,4
8 には各係止片45,46 を係止・固定位置と係止・固定解
除位置との間で案内支持する案内・支持面49,50 を形成
している。
【0028】上記した支軸33,34 の左右側端部には、そ
れぞれ回動操作具挿入孔51,51,52,52 を形成している。
【0029】このようにして、いずれか一方の回動操作
具挿入孔51,52 に回動操作具(図示せず)を挿入して、
支軸33,34 を正・逆回動させることにより、全ての係止
片45,46 を案内・支持面49,50 に沿わせて、後述する各
ブロック上・下面形成体16,17 の係止片受部16d,17d に
係止して、各ブロック上・下面形成体16,17 を固定する
係止・固定位置と、各ブロック上・下面形成体16,17 の
係止片受部16d,17d より係止解除して、各ブロック上・
下面形成体16,17 を係止・固定解除する係止・固定解除
位置とに、同時に位置変更することができるようにして
いる。
【0030】左・右側固定解除機構31,32 は、前・後伸
延フレーム22,23 に、それぞれ前後方向に伸延する支軸
53,54 を回動自在に横架し、各支軸53,54 に前後方向に
間隔を開けて三個の作動アーム55,56 の基端部を取付
け、各作動アーム55,56 の先端部に円弧状リンク57,58
の基端部を連結ピン59,60 により連結し、各円弧状リン
ク57,58 の先端部に連結ロッド61,62 の基端部を連設
し、各連結ロッド61,62 の先端部に係止片65,66 を交差
状に取付けている。
【0031】また、前・後伸延フレーム22,23 には、案
内・支持体67,68 を突設しており、各案内・支持体67,6
8 には各係止片65,66 を係止・固定位置と係止・固定解
除位置との間で案内支持する案内・支持面69,70 を形成
している。
【0032】上記した支軸53,54 の前端部には、それぞ
れ回動操作具挿入孔71,72 を形成している。
【0033】このようにして、いずれか一方の回動操作
具挿入孔71,72 に回動操作具(図示せず)を挿入して、
支軸53,54 を正・逆回動させることにより、全ての係止
片65,66 を案内・支持面69,70 に沿わせて、後述する各
ブロック左・右側面形成体18,19 の係止片受部18d,19d
に係止して、各ブロック左・右側面形成体18,19 を固定
する係止・固定位置と、各ブロック左・右側面形成体1
8,19 の係止受部18d,19d より係止解除して、各ブロッ
ク左・右側面形成体18,19 を係止・固定解除する係止・
固定解除位置とに、同時に位置変更することができるよ
うにしている。
【0034】ブロック前面形成体は、図4に示すよう
に、枠体本体24の上面にパレット73を横架し、同パレッ
ト73の上面にレリーフマット74を張設している。75は前
側水抜き孔形成用中子、76は中子支持体、77は後側水抜
き孔形成用中子、78は中子固定具である。
【0035】前スライド機構12は、図1〜図5に示すよ
うに、矩形パイプ状に形成した左右一対の前後スライド
機構収容フレーム25,26 内の中央部に、左右に仕切る仕
切壁25a,26a を形成し、各仕切壁25a,26a と外側壁25b,
26b との間に、それぞれ前後ガイドローラ80,80,81,81
をそれぞれローラ軸80a,80a,81a,81a を介して転動自在
に横架し、各ガイドローラ80,80,81,81 上に前後方向に
伸延するスライドパイプ82,83 を載置し、各前後スライ
ド機構収容フレーム25,26 の天井壁25c,26c に押えロー
ラ84,85 をそれぞれローラ支軸84a,85a を介して転動自
在に取付けて、各押えローラ84,85 の下端部を天井壁25
c,26c に開口した開口部25d,26d より各フレーム25,26
内へ突出させて、各スライドパイプ82,83 の基端部側の
上昇を規制している。
【0036】同様に、後スライド機構13は、図1〜図5
に示すように、各仕切壁25a,26a と内側壁25e,26e との
間に、それぞれ前後ガイドローラ86,86,87,87 をそれぞ
れローラ軸86a,86a,87a,87a を介して転動自在に横架
し、各ガイドローラ86,86,87,87 上に、前後方向に伸延
するスライドパイプ88,89 を載置し、各前後スライド機
構収容フレーム25,26 の天井壁25c,26c に押えローラ9
0,91 をそれぞれローラ軸90a,91a を介して転動自在に
取付けて、各押えローラ90,91 の下端部を天井壁25c,26
c に開口した開口部25f,26f より各フレーム25,26 内へ
突出させて、各スライドパイプ88,89 の基端部側の上昇
を規制している。
【0037】左スライド機構14は、図1〜図5に示すよ
うに、前後一対の前後壁27a,27a,27a,27a を具備する前
後一対の左スライド機構収容フレーム27,27 の先端部間
に、ガイドローラ92,92 をローラ軸92a,92a を介して転
動自在に横架し、各ガイドローラ92,92 上に左右方向に
伸延するスライドパイプ93,93 を載置している。
【0038】同様に、右スライド機構15は、図1〜図5
に示すように、前後一対の前後壁28a,28a,28a,28a を具
備する前後一対の右スライド機構収容フレーム28,28 の
先端部間に、ガイドローラ94,94 をローラ軸94a,94a を
介して転動自在に横架し、各ガイドローラ94,94 上に左
右方向に伸延するスライドパイプ95,95 を載置してい
る。
【0039】ここで、ガイドローラ80は、図8に示すよ
うに、周面に凹状のガイド面80b を形成する一方、スラ
イドパイプ82は断面円形状に形成して、上記ガイド面80
b にてスライドパイプ82の周面下部を二点P1,P2 で支持
すべく構成している。
【0040】そして、同様に、他のガイドローラ81,86,
87,92,94もスライドパイプ83,88,89,93,95を二点で支持
すべく構成している。
【0041】このようにして、スライドパイプ82,83,8
8,89,93,95 のスライド抵抗を可及的に小さくして、楽
にスライド移動が行なえるようにしている。
【0042】ブロック上面形成体16は、図1〜図5に示
すように、後スライド機構13のスライドパイプ88,89 の
先端部間に支持体16a を横架し、同支持体16a 上に形成
体本体16b を立設し、同形成体本体16b の内面に、鉄筋
挿通孔2の上側半部を成形するための中子体16c を突設
している。16d は係止片受部、16e,16f,16g はそれぞれ
位置決め用突部である。
【0043】ブロック下面形成体17は、図1〜図5に示
すように、前スライド機構12のスライドパイプ82,83 の
先端部間に支持体17a を横架し、同支持体17a 上に形成
体本体17b を立設し、同形成体本体17b の内面に、鉄筋
挿通孔2の下側半部を成形するための中子体17c を突設
している。17d は係止片受部、17e,17f はそれぞれ位置
決め用突部、17g は位置決め用受部である。
【0044】ブロック左側面形成体18は、図1〜図5に
示すように、左スライド機構14のスライドパイプ93,93
の先端部間に支持体18a を横架し、同支持体18a 上に形
成体本体18b を立設し、同形成体本体18b の内面に、左
側の縦溝部3を成形するための中子体18c を突設してい
る。18d は係止片受部、18e は位置決め用受部、18fは
位置決め用突部である。
【0045】ブロック右側面形成体19は、図1〜図5に
示すように、右スライド機構15のスライドパイプ95,95
の先端部間に支持体19a を横架し、同支持体19a 上に形
成体本体19b を立設し、同形成体本体19b の内面に右側
の縦溝部3を成形するための中子体19c を突設してい
る。19d は係止片受部、19e は位置決め用受部、19f は
位置決め用突部である。
【0046】本実施例に係る型枠装置Aは、上記のよう
に構成しているものであり、型枠を組立てる際には、各
ブロック上・下・左・右側面形成体16,17,18,19 を型枠
形成位置に配置して、各位置決め用突部16e,16f,16g,17
e,17f,18f,19f を各位置決め用受部17g,18e,19e,20a,21
a にそれぞれ嵌合させると共に、前・後・左・右側固定
・解除機構29,30,31,32 の各係止片45,46,65,66 を、係
止片受部16d,17d,18d,19d にそれぞれ係止させてること
により、各ブロック上・下・左・右側面形成体16,17,1
8,19 をブロック成形位置にて固定する。
【0047】また、脱型する際には、前・後・左・右側
固定解除機構29,30,31,32 の各係止片43,44,65,66 を、
それぞれ係止片受部16d,17d,18d,19d より係止解除し
て、各ブロック上・下・左・右側面形成体16,17,18,19
をそれぞれ外側方へブロック脱型位置までスライドさせ
て、中子体16c,17c が、成形された積みブロックBの鉄
筋挿通孔2よりそれぞれ引き抜かれた状態となす。
【0048】そして、成形された積みブロックBは、吊
上げ機(図示せず)により上方へ吊上げて取出すことが
できる。
【0049】この際、各ブロック上・下・左・右側面形
成体16,17,18,19 は、ガイドローラ80,81,86,87,92,94
上に二点支持されたスライドパイプ82,83,88,89,93,95
を介してスムーズにスライド移動させることができるた
めに、型枠装置Aの組立・脱型作業が楽に行なえる。
【0050】しかも、中子体16c,17c を横方向にスムー
ズに引き抜くことができて、精度よく積みブロックBを
成形することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0052】 請求項1記載の本発明では、支持枠体
に、ブロック上・下・左・右側面形成体をそれぞれれス
ライド移動させる前・後・左・右側スライド機構を設
け、各スライド機構にそれぞれブロック上・下・左・右
側面形成体を立設して、各ブロック上・下・左・右側面
形成体をブロック成形位置とブロック脱型位置との間で
スライドさせて位置変更自在ととしているために、各ブ
ロック上・下・左・右側面形成体をわずかにスライド移
動させるだけで、成形したブロックを上方へ引上げて取
出すことができる。
【0053】従って、型枠装置の周囲に脱型用のスペー
スを大きく確保する必要がない。
【0054】しかも、各ブロック上・下・左・右側面形
成体は、自立した状態でスライド移動されるために、こ
れら形成体が倒伏することがなく、安全性を確保するこ
とができる。
【0055】さらに、各ブロック上・下・左・右側面形
成体をスライド移動させるだけで、型枠装置内に作業者
が楽に出入りできるために、清掃等の作業を迅速かつ確
実に行なうことができる。
【0056】 請求項2記載の本発明では、各スライ
ド機構は、支持枠体にスライド方向に間隔を開けて複数
のガイドローラを取付け、これらガイドローラ上にスラ
イド方向に伸延するスライドパイプを載置して、同スラ
イドパイプをガイドローラ上にてスライド自在としてい
るために、重量物である各ブロック上・下・左・右側面
形成体も楽にスライド移動させることができて、型枠装
置の脱型・組立作業の労力軽減が図れる。
【0057】 請求項3記載の本発明では、ガイドロ
ーラは、周面に凹状のガイド面を形成する一方、スライ
ドパイプは断面円形状に形成して、上記ガイドローラの
ガイド面にて同スライドパイプの周面下部を二点で支持
すべく構成しているために、各ブロック上・下・左・右
側面形成体のスライド抵抗を小さくすることができて、
スライド移動をより一層楽に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠装置の正面説明図。
【図2】同型枠装置の背面図。
【図3】同型枠装置の右側面図。
【図4】同型枠装置の断面側面説明図。
【図5】支持枠体の平面説明図。
【図6】固定・解除機構の正面図。
【図7】同固定・解除機構の側面説明図。
【図8】スライドパイプの断面正面図。
【図9】積みブロックの斜視図。
【図10】従来の型枠装置の説明図。
【符号の説明】
A 型枠装置 B 積みブロック 10 支持枠体 11 ブロック前面形成体 12 前スライド機構 13 後スライド機構 14 左側スライド機構 15 右側スライド機構 16 ブロック上面形成体 17 ブロック下面形成体 18 ブロック左側面形成体 19 ブロック右側面形成体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠体と、同支持枠体上に載設したブ
    ロック前面形成体と、同ブロック前面形成体の各側縁に
    沿わせて立設したブロック上・下・左・右側面形成体と
    を具備するブロックの型枠装置であって、 支持枠体に、ブロック上・下・左・右側面形成体をそれ
    ぞれれスライド移動させる前・後・左・右側スライド機
    構を設け、各スライド機構にそれぞれブロック上・下・
    左・右側面形成体を立設して、各ブロック上・下・左・
    右側面形成体をブロック成形位置とブロック脱型位置と
    の間でスライドさせて位置変更自在としたことを特徴と
    するブロックの型枠装置。
  2. 【請求項2】 各スライド機構は、支持枠体にスライド
    方向に間隔を開けて複数のガイドローラを取付け、これ
    らガイドローラ上にスライド方向に伸延するスライドパ
    イプを載置して、同スライドパイプをガイドローラ上に
    てスライド自在としたことを特徴とする請求項1記載の
    ブロックの型枠装置。
  3. 【請求項3】 ガイドローラは、周面に凹状のガイド面
    を形成する一方、スライドパイプは断面円形状に形成し
    て、上記ガイドローラのガイド面にて同スライドパイプ
    の周面下部を二点で支持すべく構成したことを特徴とす
    る請求項2記載のブロックの型枠装置。
JP10135297A 1997-04-18 1997-04-18 ブロックの型枠装置 Pending JPH10291210A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219995A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Kyowa Concrete Industry Co Ltd 護岸ブロック、この護岸ブロックを用いた護岸、護岸ブロックの成形型枠装置、及び護岸ブロックの成形方法
JP2020131495A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 株式会社佐藤工業所 型枠

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219995A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Kyowa Concrete Industry Co Ltd 護岸ブロック、この護岸ブロックを用いた護岸、護岸ブロックの成形型枠装置、及び護岸ブロックの成形方法
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