JPH10290965A - 脱硝触媒エレメント洗浄方法及び装置 - Google Patents

脱硝触媒エレメント洗浄方法及び装置

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JPH10290965A
JPH10290965A JP10320797A JP10320797A JPH10290965A JP H10290965 A JPH10290965 A JP H10290965A JP 10320797 A JP10320797 A JP 10320797A JP 10320797 A JP10320797 A JP 10320797A JP H10290965 A JPH10290965 A JP H10290965A
Authority
JP
Japan
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cleaning
denitration catalyst
catalyst element
soln
cleaning liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10320797A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takeyama
義明 竹山
Noriaki Endo
紀昭 遠藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱硝触媒エレメントの洗浄時間を短縮し且つ
洗浄性の向上を図る。 【解決手段】 脱硝触媒エレメント1を浸漬して洗浄す
る洗浄液4が溜められる洗浄槽5と、前記洗浄液4内に
気泡を発生させるよう前記洗浄槽5の底部に配置した多
孔パイプ7と、前記気泡を分散させるよう該多孔パイプ
7の上方に配置したバッフル板8と、前記脱硝触媒エレ
メント1を静置するよう該バッフル板8の上方に配置し
た脱硝触媒収納箱支持材6と、前記多孔パイプ7に空気
を送り込むよう前記洗浄槽5の外部に設けた圧送空気送
給装置9を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱硝触媒エレメン
ト洗浄方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭ボイラでは、排ガス中の窒素酸化物
を除去するために、排ガスダクト中に脱硝装置を設置し
ており、脱硝装置では窒素酸化物の分解を促進するため
に図4に示すごとくチタン、バナジウムなどを担持させ
たセラミック担体であるハニカム状の脱硝触媒エレメン
ト1が使用されている。而して、脱硝触媒エレメント1
の貫通孔2のガス接触面には使用するにつれて汚れが付
着するため、脱硝触媒エレメント1の脱硝効果が低下す
る。
【0003】従来、脱硝効果が低下した脱硝触媒エレメ
ント1は再生困難であるため廃棄処分されていたが、省
資源、コスト面から最近は脱硝触媒エレメント1を洗浄
液により洗浄して再利用することが行なわれている。而
して、従来の脱硝触媒エレメントの洗浄方法の一例を、
図5,6により説明すると、上面が開口し一辺が数メー
トルの立方体の洗浄槽5の底部に、断面形状が逆V字形
状の複数本の脱硝触媒収納箱支持材6を等間隔に設け、
洗浄槽5にシュウ酸などの溶液の洗浄液4を満たした
後、複数の脱硝触媒エレメント1を収納した収納箱3を
洗浄液4中へ浸漬して脱硝触媒収納箱支持材6上に静置
し、一定時間かけて洗浄液4と脱硝触媒エレメント1に
付着している汚れとの化学反応により脱硝触媒エレメン
ト1の汚れを溶出させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
脱硝触媒エレメント洗浄方法は洗浄槽5に満たした洗浄
液4に脱硝触媒エレメント1を浸漬、静置し、洗浄液4
と脱硝触媒エレメント1に付着している汚れとの化学反
応により脱硝触媒エレメント1の汚れを溶出させるだけ
であるため、汚れが落ちるまで長時間を必要とし且つ汚
れが十分に除去されず洗浄性が低いという問題があっ
た。
【0005】本発明は上述の実情に鑑み、洗浄時間が短
く且つ洗浄性が向上する脱硝触媒エレメント洗浄方法及
び装置を提供することを目的としてなしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の脱硝触媒エレメ
ント洗浄方法は、脱硝触媒エレメントを浸漬した洗浄液
に空気を送給して前記洗浄液内に気泡を発生させると共
に分散させて気泡流れにより洗浄液を流動化し、流動化
している洗浄液と脱硝触媒エレメントの汚れとの化学反
応により脱硝触媒エレメントの汚れを溶出させ、且つ流
動化している洗浄液を脱硝触媒エレメントの汚れに衝突
させることにより脱硝触媒エレメントの汚れを剥離させ
るものである。
【0007】この場合において、洗浄液を洗浄に適切な
温度に加熱すると化学反応が促進される。
【0008】本発明の脱硝触媒エレメント洗浄装置は、
脱硝触媒エレメントを浸漬して洗浄する洗浄液が溜めら
れる洗浄槽と、前記洗浄液内に気泡を発生させるよう前
記洗浄槽の底部に配置した多孔パイプと、前記気泡を分
散させるよう該多孔パイプの上方に配置したバッフル板
と、前記脱硝触媒エレメントを静置するよう該バッフル
板の上方に配置した脱硝触媒収納箱支持材と、前記多孔
パイプに空気を送り込むよう前記洗浄槽の外部に設けた
圧送空気送給装置を備えたものである。
【0009】又、洗浄液に送給する空気を加熱するヒー
タを備えると化学反応の促進上有利である。
【0010】本発明の脱硝触媒エレメント洗浄方法及び
装置では、気泡は洗浄液中を上昇して気泡流れを起こし
て洗浄液を流動化するため、洗浄液と脱硝触媒エレメン
トの汚れとの化学反応が活発に行われることにより脱硝
触媒エレメントの汚れの溶出が促進され且つ洗浄液が脱
硝触媒エレメントの汚れに衝突することにより汚れの強
制的な剥離が同時に行われ、洗浄時間の短縮及び洗浄性
の向上を図ることができる。
【0011】又、洗浄液の温度を調節するようヒータを
備えた場合の脱硝触媒エレメント洗浄方法及び装置で
は、洗浄液を適切な温度に加熱することができるので、
より一層洗浄液と脱硝触媒エレメントの汚れとの化学反
応が活発に行われることにより脱硝触媒エレメントの汚
れの溶出が促進され、より一層洗浄時間の短縮及び洗浄
性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0013】図1〜図3は本発明の実施の形態の一例で
あって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしている。
【0014】従来例と同様な洗浄槽5の底部には、洗浄
液4内に空気を吹込んで気泡を発生させる空気噴出孔1
2を有する複数の多孔パイプ7が底面に沿って平行に略
等間隔で設置され、多孔パイプ7の上方には、気泡分散
孔13を有し洗浄槽5の底面と略同じ大きさのバッフル
板8が備えられ、バッフル板8の上方には収納箱3を静
置するアングル状の脱硝触媒収納箱支持材6が備えられ
ている。
【0015】又、空気噴出孔12は、多孔パイプ7の上
面にその長手方向に沿って略一定間隔で設けられてお
り、気泡分散孔13は、平面的に見て隣接する多孔パイ
プ7の間及び洗浄槽5の側板と該側板に最も近い多孔パ
イプ7の間に多孔パイプ7の長手方向へ向け略等間隔に
設けられると共に脱硝触媒収納箱支持材6の直下に位置
している。
【0016】洗浄槽5の外部には、送給管11を介して
多孔パイプ7に空気を送給する圧送空気送給装置9が設
けられており、送給管11の中途部には送給空気を加熱
するヒータ10が備えられている。
【0017】以下、本発明の実施の形態例の作用を説明
する。
【0018】図1に示すごとく洗浄槽5に洗浄液4であ
るシュウ酸などの溶液を満たした後、脱硝触媒エレメン
ト1を収納した収納箱3を洗浄液4内に浸漬して脱硝触
媒収納箱支持材6上に静置し圧送空気送給装置9及びヒ
ータ10を稼働すると、空気は圧送空気送給装置9より
送給管11へ送給され、洗浄液4を50℃〜70℃程度
に加熱し得るよう送給管11の中途部でヒータ10によ
り所定の温度に加熱されて多孔パイプ7に送給される。
【0019】多孔パイプ7へ送給された加熱空気は、図
3に示すごとく多孔パイプ7の空気噴出孔12より洗浄
液4内へ噴出され、気泡となって洗浄液4全体を約50
℃〜70℃に加熱しながら洗浄液4中を上昇し、更にバ
ッフル板8に沿って流れバッフル板8の気泡分散孔13
から洗浄液4全体に略均一に広がって洗浄液4中を上昇
する。
【0020】気泡は洗浄液4を適切な温度に加熱すると
共に気泡流れを起こして洗浄液4を流動化するため、洗
浄液4と脱硝触媒エレメント1の汚れとの化学反応が活
発に行われることにより脱硝触媒エレメント1の汚れの
溶出が促進され且つ洗浄液4が脱硝触媒エレメント1の
汚れに衝突することにより汚れの強制的な剥離が同時に
行われ、洗浄時間の短縮及び洗浄性の向上を図ることが
できる。
【0021】なお、本発明の脱硝触媒エレメント洗浄方
法及び装置は、上述の実施の形態例に限定されるもので
はなく、圧送空気送給装置9の容量の調節及び空気噴出
孔12、気泡分散孔13の径の大きさの変更により気泡
の流速、大きさを変え脱硝触媒エレメント1の洗浄速度
を調節することが可能なこと、又、ヒータ10を洗浄槽
5内に設置し直接洗浄液4を加熱することも可能なこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明の脱硝触媒エレメント洗浄方法及
び装置によれば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し
得る。
【0023】I)請求項1〜4の何れにおいても、気泡
は洗浄液中を上昇して気泡流れを起こして洗浄液を流動
化するため、洗浄液と脱硝触媒エレメントの汚れとの化
学反応が活発に行われることにより脱硝触媒エレメント
の汚れの溶出が促進され且つ洗浄液が脱硝触媒エレメン
トの汚れに衝突することにより汚れの強制的な剥離が同
時に行われ、洗浄時間の短縮及び洗浄性の向上を図るこ
とができる。
【0024】II)請求項2,4の場合には、洗浄液を
適切な温度に加熱することができるので、より一層洗浄
液と脱硝触媒エレメントの汚れとの化学反応が活発に行
われることにより脱硝触媒エレメントの汚れの溶出が促
進され、より一層洗浄時間の短縮及び洗浄性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱硝触媒エレメント洗浄方法及び装置
の実施の形態の一例を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】脱硝触媒エレメントの斜視図である。
【図5】脱硝触媒エレメント・複数個が収納された収納
箱の斜視図である。
【図6】従来の脱硝触媒エレメント洗浄方法を実施する
ための脱硝触媒エレメント洗浄装置の一例を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 脱硝触媒エレメント 4 洗浄液 5 洗浄槽 6 脱硝触媒収納箱支持材 7 多孔パイプ 8 バッフル板 9 圧送空気送給装置 10 ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱硝触媒エレメントを浸漬した洗浄液に
    空気を送給して前記洗浄液内に気泡を発生させると共に
    分散させて気泡流れにより洗浄液を流動化し、流動化し
    ている洗浄液と脱硝触媒エレメントの汚れとの化学反応
    により脱硝触媒エレメントの汚れを溶出させ、且つ流動
    化している洗浄液を脱硝触媒エレメントの汚れに衝突さ
    せることにより脱硝触媒エレメントの汚れを剥離させる
    ことを特徴とする脱硝触媒エレメント洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄液を洗浄に適切な温度に加熱する請
    求項1に記載の脱硝触媒エレメント洗浄方法。
  3. 【請求項3】 脱硝触媒エレメントを浸漬して洗浄する
    洗浄液が溜められる洗浄槽と、前記洗浄液内に気泡を発
    生させるよう前記洗浄槽の底部に配置した多孔パイプ
    と、前記気泡を分散させるよう該多孔パイプの上方に配
    置したバッフル板と、前記脱硝触媒エレメントを静置す
    るよう該バッフル板の上方に配置した脱硝触媒収納箱支
    持材と、前記多孔パイプに空気を送り込むよう前記洗浄
    槽の外部に設けた圧送空気送給装置を備えたことを特徴
    とする脱硝触媒エレメント洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄液に送給する空気を加熱するヒータ
    を備えた請求項3に記載の脱硝触媒エレメント洗浄装
    置。
JP10320797A 1997-04-21 1997-04-21 脱硝触媒エレメント洗浄方法及び装置 Pending JPH10290965A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245526A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Tokyo Gas Co Ltd 液体噴流発生装置
JP6159864B1 (ja) * 2016-10-25 2017-07-05 竹村 博 食器洗浄装置
CN113477279A (zh) * 2021-07-27 2021-10-08 苏州西热节能环保技术有限公司 一种脱硝催化剂再生过程余热利用方法及装置
CN115646932A (zh) * 2022-12-29 2023-01-31 天河(保定)环境工程有限公司 一种脱硝催化剂再生清洗装置
CN117086019A (zh) * 2023-10-21 2023-11-21 广东晟科环保科技有限公司 Abs电子料清洗线

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