JP7291674B2 - 異物除去装置および反応装置並びに排煙処理装置、充填材の交換方法 - Google Patents

異物除去装置および反応装置並びに排煙処理装置、充填材の交換方法 Download PDF

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Description

本開示は、排煙処理装置などで使用される異物除去装置、反応装置並びに異物除去装置を備える排煙処理装置、異物除去装置における充填材の交換方法に関するものである。
火力発電設備などに設けられる排煙処理装置は、脱硝装置と、熱回収装置と、電気集塵装置と、送風装置と、脱硫装置と、再加熱装置などから構成される。排煙処理装置にて、ボイラから排出される排ガスは、有害な亜硫酸ガスを含んでいることから、脱硫装置により排ガス中の亜硫酸ガスを除去している。脱硫装置にて、亜硫酸ガスは、炭酸カルシウムを含んだ吸収液と気液接触することにより除去され、石膏スラリーとして回収される。このとき、排ガスは、ミストを同伴するため、脱硫装置の下流側にミスト除去装置を設けている。
ミスト除去装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたミスト除去装置は、排ガス通路に複数の波板部材を所定間隔を空けて配置することで、屈曲した複数のミスト除去通路を形成して構成される。そのため、排ガスが複数のミスト除去通路を通過するときに、複数の波板部材に衝突することでミストが除去される。
特開2019-166495号公報
上述した従来のミスト除去装置は、排ガスが波板部材に衝突することでミストが除去されるが、徐々に波板部材に付着したミストが石こうとして堆積する。そのため、ミスト除去装置には、洗浄機構が備えられており、運転中に定期的に波板部材を洗浄している。しかし、長期運転により洗浄効果が低下し、プラント運転中の堆積物の除去が困難になることがある。こうなるとボイラおよび排煙処理装置を停止し、ミスト除去装置から複数の波板部材を取り外し、洗浄して付着物を除去している。すると、ボイラの稼働効率が低下してしまうという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、稼働効率の向上を図る異物除去装置および反応装置並びに排煙処理装置、充填材の交換方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の異物除去装置は、排ガス流路に配置されて排ガスの流れ方向の上流側および下流側に前記排ガスの挿通部が設けられるケーシングと、前記ケーシングの内部に充填される複数の充填材と、前記ケーシングに前記充填材を供給可能な充填材供給装置と、前記ケーシングから前記充填材を排出可能な充填材排出装置と、を備える。
また、本開示の反応装置は、前記排ガス流路を流れる前記排ガスに搬送液を噴出して前記排ガス中の有害物質を除去する反応槽と、前記排ガス中のミストを除去する前記異物除去装置と、を備える。
また、本開示の排煙処理装置は、排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する脱硝装置と、脱硝後の前記排ガスに含まれるばい塵を除去する集塵装置と、集塵後の前記排ガス中の硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、脱硫後の前記排ガス中のミストを除去する前記異物除去装置と、を備える。
また、本開示の充填材の交換方法は、排ガス流路に配置されて排ガスの流れ方向の上流側および下流側に前記排ガスの挿通部が設けられるケーシングと、前記ケーシングの内部に充填される複数の充填材と、を備える異物除去装置において、前記ケーシングから前記充填材を排出する工程と、供給位置に貯留された洗浄済の前記充填材を前記ケーシングに供給する工程と、前記ケーシングから排出した前記充填材を洗浄して前記供給位置に搬送する工程と、を有する。
本開示の異物除去装置および反応装置並びに排煙処理装置、充填材の交換方法において、ボイラの稼働効率の向上を図ることができる。
図1は、本実施形態の排煙処理装置を表す構成図である。 図2は、本実施形態のミスト除去装置が配置された脱硫装置の概略図である。 図3は、本実施形態のミスト除去装置を表す側面概略図である。 図4は、本実施形態のミスト除去装置を表す平面概略図である。 図5は、充填材交換ユニットを表す斜視図である。 図6は、本実施形態の充填材の交換方法を表す概略図である。 図7は、本実施形態の充填材の交換方法を表す概略図である。 図8は、本実施形態の充填材の交換方法を表す概略図である。 図9は、本実施形態のミスト除去装置の変形例を表す側面概略図である。 図10は、充填材交換ユニットを表す斜視図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[排煙処理装置]
図1は、本実施形態の排煙処理装置を表す構成図である。
本実施形態において、図1に示すように、排煙処理装置100は、各種の発電プラントや工場などにて、ボイラ111から排出される排ガス(排煙)Gが煙突112から放出される過程で、排ガスGに含まれる窒素酸化物(NOx)、ばい塵、硫黄酸化物(SOx)を除去するものである。
排煙処理装置100は、脱硝装置101と、熱回収装置102と、電気集塵装置103と、送風装置104と、脱硫装置105と、再加熱装置106と、送風装置107とを備える。送風装置104,107が駆動することで、ボイラ111から排出される排ガスGは、脱硝装置101、熱回収装置102、電気集塵装置103、脱硫装置105、再加熱装置106を通って煙突112に送られる。
脱硝装置101は、内部に触媒が充填される。脱硝装置101は、ボイラ111から排出された排ガスGが触媒に導入され、触媒に還元剤として注入されるアンモニア(NH)により、排ガスGに含まれる窒素酸化物を水と窒素に還元して無害化する。脱硝装置101により脱硝処理された排ガスGは、ガスガスヒータなどの熱交換器としての熱回収装置102に導入される。
熱回収装置102は、排ガスGと熱媒体(水など)との間で熱交換することで、排ガスGから熱を回収する。熱回収装置102で熱回収された排ガスGは、電気集塵装置103に導入される。電気集塵装置103は、排ガスGからばい塵を除去する。
電気集塵装置103で煤塵が除去された排ガスGは、脱硫装置105に導入される。脱硫装置105は、石灰石(CaCO)により、排ガスG中の硫黄酸化物を吸収除去し、副生成物として石膏(CaSO.2HO)を生成する。
脱硫装置105により脱硫処理された排ガスGは、ガスガスヒータの再加熱装置106に導入される。再加熱装置106は、熱回収装置102との間で熱媒体を循環する過程で、熱回収装置102により回収された熱により排ガスGを加熱する。熱回収装置102と再加熱装置106とは、第1熱媒体循環ラインL11と第2熱媒体循環ラインL12とが設けられる。第1熱媒体循環ラインL11は、循環ポンプ108が設けられ、熱媒体を再加熱装置106から熱回収装置102に戻す。第2熱媒体循環ラインL12は、ヒータ109が設けられ、熱媒体を熱回収装置102から再加熱装置106に供給する。
排ガスGは、脱硫装置105で脱硫処理されることで温度が低下し、低温のままでは拡散しにくく白煙になるおそれがある。再加熱装置106は、拡散および白煙低減を目的として排ガスGを再加熱することで昇温させ、煙突112から大気に開放する。
[脱硫装置]
本発明の異物除去装置は、上述した排煙処理装置100における脱硫装置105のガス流れ方向の下流側に配置されるミスト除去装置に適用して説明する。図2は、本実施形態のミスト除去装置が配置された脱硫装置の概略図である。
脱硫装置105は、図2に示すように、吸収塔121と、吸収剤噴出装置122とを備える。吸収塔121は、例えば、箱型形状をなし、下方側部に排ガス導入部131が設けられ、上方側部に排ガス排出部132が設けられる。但し、吸収塔121における排ガス導入部131および排ガス排出部132の配置は、上述したものに限定されるものではない。吸収塔121は、排ガス導入部131に電気集塵装置103(図1参照)からの排ガスライン133が連結され、排ガスライン133に送風装置104が設けられる。また、吸収塔121は、排ガス排出部132に再加熱装置106(図1参照)への排ガスライン134が連結され、排ガスライン134に送風装置107が設けられる。吸収塔121は、内部に吸収剤噴出装置122が配置される。吸収剤噴出装置122は、水平方向に沿って配置される複数のスプレーパイプ135を有する。吸収塔121は、下部に吸収液を貯留する貯留タンク136が設けられ、貯留タンク136と複数のスプレーパイプ135との間に循環ポンプ137を有する循環ライン138が設けられる。
そのため、排ガスは、排ガスライン133により排ガス導入部131を通って吸収塔121の内部に導入され、例えば、上方に流れる。このとき、循環ポンプ137により貯留タンク136の吸収液が複数のスプレーパイプ135に供給され、各スプレーパイプ135に設けられた多数のノズルから吸収液が上方に噴出される。ここで、排ガスは、スプレーパイプ135から噴射された吸収剤に接触し、排ガスG中の硫黄酸化物が吸収剤により吸収除去される。硫黄酸化物が除去された排ガスは、排ガス排出部132を通って排ガスライン134に排出される。
本実施形態のミスト除去装置10は、吸収塔121における排ガス排出部132に配置される。吸収剤噴出装置122で処理された排ガスは、吸収液をミストとして同伴している。ミスト除去装置10は、排ガスに同伴するミスト(吸収液)を除去する。
[ミスト除去装置]
図3は、本実施形態のミスト除去装置を表す側面概略図、図4は、本実施形態のミスト除去装置を表す平面概略図、図5は、充填材交換ユニットを表す斜視図である。
図3から図5に示すように、ミスト除去装置10は、ケーシング11と、複数の充填材12と、充填材供給装置13と、充填材排出装置14とを備える。
ケーシング11は、排ガス排出部132を構成するダクト20に配置される。ダクト20は、水平方向に沿って配置され、排ガスGが流動する。ケーシング11は、複数(本実施形態では、6個)のケーシング本体(区画部)21を有する。複数のケーシング本体21は、箱型形状をなし、排ガスGの流れ方向(水平方向)に交差する水平方向に並設される。複数のケーシング本体21は、同形状をなす。複数のケーシング本体21は、排ガスGの流れ方向の上流側に入口部(挿通部)22が設けられ、下流側に出口部(挿通部)23が設けられる。ケーシング本体21は、入口部22および出口部23と、上壁部24と、下壁部25と、左右の側壁部26,27とを有し、直方体の箱型形状をなす。入口部22および出口部23は、金網や多孔板などにより構成され、排ガスGが流通可能である。
複数の充填材12は、例えば、球形状をなすが、楕円の球形状や多角形の球形状などであってもよい。なお、複数の充填材12は、球形状に限るものではなく、異なる形状のものを適用してもよい。また、充填材12に貫通孔や凹凸部などを設けてもよい。複数の充填材12は、ケーシング11における各ケーシング本体21の内部に充填される。各ケーシング本体21は、複数の充填材12が上部までほぼ隙間なく充填される。隣接する複数の充填材12の間に隙間が形成され、多数の隙間が排ガスGの流通路となる。なお、複数の充填材12は、ケーシング本体21の入口部22および出口部23から外部に排出されない大きさや形状に設定される。
充填材供給装置13は、ケーシングの上方に配置され、充填材排出装置14は、ケーシングの下方に配置される。充填材供給装置13は、充填材貯留タンク31と、供給配管32と、開閉装置33とを有する。充填材貯留タンク31は、ケーシング11と同様に、複数(本実施形態では、6個)の貯留タンク本体34を有する。複数の貯留タンク本体34は、箱型形状をなし、各ケーシング本体21の上方で、排ガスGの流れ方向(水平方向)に交差する水平方向に並設される。複数の貯留タンク本体34は、同形状をなす。複数の貯留タンク本体34は、容積が各ケーシング本体21の容積よりも若干大きく設定される。複数の貯留タンク本体34は、各ケーシング本体21の内部に充填された複数の充填材12を貯留可能である。
供給配管32は、複数(本実施形態では、6個)設けられ、一端部が貯留タンク本体34の下部に連結され、他端部が各ケーシング本体21の上壁部24に連結される。複数の供給配管32は、それぞれ開閉装置33が装着される。すなわち、各開閉装置33により各供給配管32を個別に開閉可能である。
そのため、開閉装置33を閉止した状態で、充填材貯留タンク31は、各貯留タンク本体34の内部に所定量の充填材12が貯留される。各ケーシング本体21が空の状態であるとき、開閉装置33を開放すると、各貯留タンク本体34の複数の充填材12が供給配管32を自由落下し、各ケーシング本体21の内部に複数の充填材12を供給することができる。
充填材排出装置14は、排出配管35と、開閉装置36とを有する。排出配管35は、複数(本実施形態では、6個)設けられ、一端部が各ケーシング本体21の下壁部25に連結される。複数の排出配管35は、それぞれ開閉装置36が装着される。すなわち、各開閉装置36により各排出配管35を個別に開閉可能である。
そのため、開閉装置36を閉止した状態で、ケーシング11は、各ケーシング本体21の内部に所定量の充填材12が充填される。この状態で、開閉装置36を開放すると、各ケーシング本体21の複数の充填材12が排出配管35を自由落下し、各ケーシング本体21の外部に複数の充填材12を排出することができる。
ミスト除去装置10は、充填材洗浄装置15と、充填材搬送装置16と、洗浄液循環装置17とを備える。
充填材洗浄装置15は、洗浄液貯留タンク41と、空気供給装置42とを有する。洗浄液貯留タンク41は、ケーシング11と同様に、複数(本実施形態では、6個)の洗浄タンク本体43を有する。複数の洗浄タンク本体43は、箱型形状をなし、各ケーシング本体21の下方で、排ガスGの流れ方向(水平方向)に交差する水平方向に並設される。複数の洗浄タンク本体43は、同形状をなす。複数の洗浄タンク本体43は、容積が各ケーシング本体21の容積よりも若干大きく設定される。複数の洗浄タンク本体43は、内部に洗浄液を貯留可能である。複数の洗浄タンク本体43は、各ケーシング本体21の内部に充填された複数の充填材12を洗浄液に浸漬可能である。
空気供給装置42は、空気供給配管44を介して複数の洗浄タンク本体43に連結される。空気供給装置42は、空気を空気供給配管44から各洗浄タンク本体43に供給する。この場合、空気供給配管44の先端部を各洗浄タンク本体43の内部に配置すると共に、多数のノズルを設ける。そして、空気供給装置42は、は、各洗浄タンク本体43に貯留された洗浄液に対して、多数のノズルから空気を泡状に噴出する。また、充填材排出装置14の各排出配管35は、他端部が各洗浄タンク本体43の上部に連結される。なお、各洗浄タンク本体43は、充填材12の排出ライン45が設けられる。
そのため、開閉装置36を開放すると、各ケーシング本体21の複数の充填材12を各排出配管35から各洗浄タンク本体43に排出することができる。複数の充填材12が各洗浄タンク本体43の洗浄液に浸漬された状態で、空気供給装置42を作動すると、空気が空気供給配管44から洗浄液に泡状に噴出される。すると、各洗浄タンク本体43における洗浄液の洗浄力と供給された空気のバブリングにより、各洗浄タンク本体43の洗浄液に浸漬された複数の充填材12を効果的に洗浄することができる。
充填材搬送装置16は、充填材洗浄装置15により洗浄された複数の充填材12を充填材供給装置13に搬送する。すなわち、充填材搬送装置16は、洗浄液貯留タンク41の洗浄液により複数の充填材12を充填材貯留タンク31に搬送する。充填材搬送装置16は、搬送ポンプ50と、搬送配管51を有する。搬送ポンプ50は、洗浄タンク本体43の複数の充填材12を搬送配管51により搬送する。搬送配管51は、例えば、複数(本実施形態では、6個であるが、1個でもよく、2個以上であってもよい。)設けられ、一端部が洗浄液貯留タンク41を構成する各洗浄タンク本体43に連結され、他端部が充填材貯留タンク31を構成する各貯留タンク本体34に連結される。貯留タンク本体34は、洗浄タンク本体43より鉛直方向の上方に配置される。各搬送配管51は、各洗浄タンク本体43に連結される一端部に開閉装置52が設けられ、各貯留タンク本体34に連結される他端部に開閉装置53が設けられる。
洗浄液循環装置17は、充填材搬送装置16により複数の充填材12と共に搬送された洗浄液を洗浄液貯留タンク41に戻す。洗浄液循環装置17は、循環配管61と、循環ポンプ62とを有する。循環配管61は、複数(本実施形態では、6個)設けられ、一端部が充填材貯留タンク31を構成する各貯留タンク本体34に連結され、他端部が洗浄液貯留タンク41を構成する各洗浄タンク本体43に連結される。循環ポンプ62は、各循環配管61に設けられる。なお、充填材貯留タンク31の下部に循環ポンプ62を連結した場合、循環ポンプ62をなくしてもよい。
なお、後述するが、図6に示すように、各循環配管61は、それぞれ中間部に洗浄液を一時的に貯留する洗浄液貯留タンク63を設け、洗浄液貯留タンク63の上流側と下流側にそれぞれ循環ポンプ62a,62bを設けることが好ましい。また、循環配管61は、一端部と他端部にそれぞれ開閉装置64,65を設けることが好ましいが、なくてもよい。
また、ダクト20は、ミスト除去装置10におけるガス流れ方向の上流側と下流側に送風装置104,107(図2参照)が配置されている。そのため、複数の充填材12が充填されたケーシング11の内部は、正圧または負圧に維持されるおそれがある。ケーシング11の内部が正圧または負圧であると、充填材供給装置13によるケーシング11への複数の充填材12の供給や充填材排出装置14によるケーシング11からの複数の充填材12の排出が困難となる。
そこで、ミスト除去装置10は、充填材供給部圧力調整装置18と、充填材排出部圧力調整装置19とを備える。但し、ミスト除去装置10は、必要に応じて充填材供給部圧力調整装置18や充填材排出部圧力調整装置19を設ければよいものである。
充填材供給部圧力調整装置18は、充填材供給装置13による複数の充填材12の供給時に、充填材貯留タンク(充填材供給部)31の圧力を調整する。充填材排出部圧力調整装置19は、充填材排出装置14による複数の充填材12の排出時に洗浄液貯留タンク(充填材排出部)41の圧力を調整する。
充填材供給部圧力調整装置18は、圧力センサ71と、圧力調整器72とを有する。圧力センサ71は、充填材貯留タンク31(貯留タンク本体34)の圧力を検出する。圧力調整器72は、充填材貯留タンク31(貯留タンク本体34)の圧力を調整する。充填材排出部圧力調整装置19は、圧力センサ73と、圧力調整器74とを有する。圧力センサ73は、洗浄液貯留タンク41(洗浄タンク本体43)の圧力を検出する。圧力調整器74は、洗浄液貯留タンク41(洗浄タンク本体43)の圧力を調整する。制御装置75は、圧力センサ71,73の検出結果に基づいて圧力調整器72,74を制御する。また、ケーシング11の圧力を検出する圧力センサ76が設けられる。充填材貯留タンク31と洗浄液貯留タンク41は、ファン77が設けられる。制御装置75は、圧力センサ71,73,76の検出結果により、ケーシング11内の圧力と充填材貯留タンク31および洗浄液貯留タンク41内の圧力が同様になるようにファン77の駆動を制御する。
そのため、制御装置75は、充填材供給装置13の作動時、圧力センサ71が検出した充填材貯留タンク31(貯留タンク本体34)の圧力がケーシング11(ケーシング本体21)の圧力以上になるように圧力調整器72を制御する。また、制御装置75は、充填材排出部圧力調整装置19作動時、圧力センサ73が検出した洗浄液貯留タンク41(洗浄タンク本体43)の圧力がケーシング11(ケーシング本体21)の圧力以下になるように圧力調整器74を制御する。
なお、制御装置75は、開閉装置33,36、循環ポンプ62(62a,62b)、空気供給装置42、その他の開閉装置52,53,64,65などを制御可能である。制御装置75は、図示しない操作装置が接続され、作業者が操作装置により制御装置75に指令を入力することができる。
[ミスト除去装置の作動]
図3および図4に示すように、脱硫後の排ガスGは、ダクト20に設けられたミスト除去装置10に導入される。ここで、排ガスGは、入口部22からケーシング11を構成する各ケーシング本体21の内部に入り、複数の充填材12に衝突することで、排ガスGに同伴するミストが除去される。ミストが除去された排ガスGは、複数の充填材12の間の隙間(排ガス流通路)を通り、出口部23から各ケーシング本体21の外部に排出される。このとき、排ガスGは、含有する不純物が各充填材12に付着して堆積する。すると、各ケーシング本体21は、複数の充填材12の間の隙間が閉塞し、圧力損失が増大してしまう。そのため、プラントを継続運転しながら、各ケーシング本体21に充填された複数の充填材12を順に交換する。
[充填材の交換方法]
図6から図8は、本実施形態の充填材の交換方法を表す概略図である。
まず、複数のケーシング本体21のうちの一つのケーシング本体21にて、充填材排出装置14の開閉装置36を開放し、ケーシング本体21に充填されている複数の充填材12を排出配管35から排出し、充填材洗浄装置15における洗浄液貯留タンク41の洗浄タンク本体43に投入する。ケーシング本体21からの複数の充填材12の排出が完了すると、開閉装置36を閉止する。
次に、ケーシング本体21の上方に対向する充填材貯留タンク31の貯留タンク本体34にて、充填材供給装置13の開閉装置33を開放し、貯留タンク本体34の複数の充填材12を供給配管32からケーシング本体21の内部に供給する。貯留タンク本体34からケーシング本体21への複数の充填材12の供給が完了すると、開閉装置33を閉止する。
一方、充填材洗浄装置15にて、洗浄液貯留タンク41の洗浄タンク本体43は、複数の充填材12が洗浄液に浸漬されている。この状態で、空気供給装置42を作動し、空気を空気供給配管44から洗浄液に泡状に噴出する。すると、不純物が付着した複数の充填材12は、洗浄液の洗浄力と空気のバブリングにより洗浄され、効果的に付着物が除去される。
洗浄液貯留タンク41の洗浄タンク本体43にて、複数の充填材12が洗浄されると、空気供給配管44を停止する。そして、充填材搬送装置16により洗浄タンク本体43の洗浄液により複数の充填材12を貯留タンク本体34に搬送する。すなわち、図6に示すように、洗浄が完了した複数の充填材12は、洗浄タンク本体43の洗浄液に浸漬され、開閉装置52,65が閉止している。ここで、開閉装置52,53,65を開放し、循環ポンプ62bを作動する。すると、図7に示すように、循環ポンプ62bにより洗浄液貯留タンク63の洗浄液が循環配管61から洗浄タンク本体43に供給され、洗浄タンク本体43の洗浄液により複数の充填材12が搬送配管51を通して貯留タンク本体34に搬送される。すなわち、洗浄タンク本体43に洗浄液を供給すると、洗浄液の液面が上昇し、貯留タンク本体34の上部に至る。複数の充填材12は、洗浄液よりも比重が軽いことから、洗浄液の液面の上昇に伴って、洗浄タンク本体43から搬送配管51を通って貯留タンク本体34に至る。複数の充填材12が全て貯留タンク本体34に搬送されると、開閉装置52,53,65を閉止し、循環ポンプ62bの作動を停止する。
この状態で、複数の充填材12は、貯留タンク本体34の洗浄液に浸漬している。ここで、開閉装置64を開放し、循環ポンプ62aを作動する。すると、図8に示すように、循環ポンプ62a貯留タンク本体34の洗浄液は、循環配管61により洗浄液貯留タンク63に排出される。この場合、開閉装置64に位置に、洗浄液だけを排出し、充填材12の排出を防止するメッシュ状部材を設けることが好ましい。貯留タンク本体34の洗浄液が全て洗浄液貯留タンク63に排出されると、開閉装置64を閉止し、循環ポンプ62aの作動を停止する。すると、貯留タンク本体34は、複数の充填材12を貯留し、洗浄液貯留タンク63は、所定量の洗浄液を貯留する。
ケーシング本体21に充填されている複数の充填材12を交換するとき、複数のケーシング本体21に対して順に交換作業を実施する。このとき、充填材供給部圧力調整装置18は、充填材供給装置13による複数の充填材12の供給時に、充填材貯留タンク31の圧力を調整する。充填材排出部圧力調整装置19は、充填材排出装置14による複数の充填材12の排出時に洗浄液貯留タンク41の圧力を調整する。
但し、ケーシング11の内部に圧力変動が少ない場合、充填材供給部圧力調整装置18および充填材排出部圧力調整装置19の作動は不要となる。また、ケーシング本体21におけるガス流動方向の上流側と下流側にそれぞれダンパを設け、充填材12の交換時に、この各ダンパを閉止して作業を行うようにしてもよい。
[ミスト除去装置の変形例]
図9は、本実施形態のミスト除去装置の変形例を表す側面概略図、図10は、充填材交換ユニットを表す斜視図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態のミスト除去装置の変形例は、反応装置に適用される。すなわち、反応装置としての脱硫装置がミスト除去装置を備えるものである。
図9および図10に示すように、脱硫装置80は、反応槽としてのケーシング11と、吸収剤噴出装置81とを備える。吸収剤噴出装置81は、スプレーパイプ91と、貯留タンク92と、循環ポンプ93と、循環ライン94とを有する。
ケーシング11は、上方に水平方向に沿って複数(本実施形態では、2個)のスプレーパイプ91が配置される。ケーシング11は、下方に吸収液(反応液)を貯留する貯留タンク92が設けられ、貯留タンク92と複数のスプレーパイプ91の間に循環ポンプ93を有する循環ライン94が設けられる。
そのため、排ガスGは、ダクト20に設けられた脱硫装置80に導入される。このとき、循環ポンプ93により貯留タンク92の吸収液が複数のスプレーパイプ91に供給され、各スプレーパイプ91に設けられた多数のノズルから吸収液が下方に噴出される。ここで、排ガスは、スプレーパイプ91から噴射された吸収剤に接触し、排ガスG中の硫黄酸化物が吸収剤により吸収除去される。また、排ガスGは、ケーシング11の複数の充填材12に衝突することで、同伴するミストが除去される。そして、必要に応じてケーシング11の複数の充填材12を順に交換する。
なお、本実施形態のミスト除去装置の変形例では、ミスト除去装置を脱硫装置に適用したが、この構成に限らず、一般的な反応装置であってもよい。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係る異物除去装置は、排ガス流路に配置されて排ガスGの流れ方向の上流側および下流側に排ガスGの入口部22および出口部23が設けられるケーシング11と、ケーシング11の内部に充填される複数の充填材12と、ケーシング11に充填材12を供給可能な充填材供給装置13と、ケーシング11から充填材12を排出可能な充填材排出装置14とを備える。
第1の態様に係る異物除去装置は、充填材12に不純物が堆積した場合、運転継続しながら充填材排出装置14によりケーシング11から充填材12を排出し、充填材供給装置13によりケーシング11に新規な充填材12を供給する。そのため、ミスト除去装置10やボイラの停止を抑制することができ、ボイラの稼働効率の向上を図ることができる。
第2の態様に係る異物除去装置は、ケーシング11を、排ガスGの流れ方向に交差する水平方向に複数のケーシング本体21として構成し、充填材供給装置13は、複数のケーシング本体21に対して個別に充填材12を供給可能であり、充填材排出装置14は、複数のケーシング本体21から個別に充填材12を排出可能である。これにより、1個または複数のケーシング本体21ごとに充填材12の交換作業を実施することができ、ミスト除去装置10やボイラを停止する必要がなくなり、連続運転を可能とすることができる。
第3の態様に係る異物除去装置は、充填材排出装置14により排出された充填材12を洗浄可能な充填材洗浄装置15を設ける。これにより、充填材12を繰り返し使用することができ、ボイラの継続運転により運転コストの増加を抑制することができる。
第4の態様に係る異物除去装置は、充填材洗浄装置15により洗浄された充填材12を充填材供給装置13に搬送する充填材搬送装置16を設ける。これにより、充填材12を繰り返し使用することができ、運転コストの増加を抑制することができる。
第5の態様に係る異物除去装置は、充填材洗浄装置15は、洗浄液に充填材12を浸漬して洗浄する洗浄液貯留タンク41を有し、充填材搬送装置16は、洗浄液貯留タンク41の洗浄液により充填材12を充填材供給装置13に搬送する。これにより、別途、充填材12を搬送する搬送装置を不要として、設備コストの増加を抑制することができる。
第6の態様に係る異物除去装置は、充填材搬送装置16により充填材12と共に搬送された洗浄液を洗浄液貯留タンク41に戻す洗浄液循環装置17を設ける。これにより、洗浄液を繰り返し使用することができ、運転コストの増加を抑制することができる。
第7の態様に係る異物除去装置は、充填材供給装置13は、充填材洗浄装置15により洗浄された充填材12を一時的に貯留する充填材貯留タンク31を有する。これにより、新たにケーシング11に供給する充填材12充填材貯留タンク31に貯留することができ、充填材12の交換作業を円滑に実施することができる。
第8の態様に係る異物除去装置は、充填材供給装置13による充填材12の供給時に充填材貯留タンク31の圧力を調整する充填材供給部圧力調整装置18を設ける。これにより、充填材供給装置13による安定した充填材12の供給が可能となる。
第9の態様に係る異物除去装置は、充填材排出装置14による充填材12の排出時に洗浄液貯留タンク41の圧力を調整する充填材排出部圧力調整装置19を設ける。これにより、充填材供給装置13による安定した充填材12の供給が可能となる。
第10の態様に係る反応装置は、排ガス流路を流れる排ガスGに反応液を噴出して排ガスG中の有害物質を除去するケーシング(反応槽)11と、排ガスG中のミストを除去するミスト除去装置10とを備える。これにより、長期の使用により、ミスト除去装置10の充填材12にミストが石こうとして堆積すると、充填材12を交換すればよく、排煙処理装置100の停止を抑制することができ、稼働効率の向上を図ることができる。
第11の態様に係る排煙処理装置は、排ガスGに含まれる窒素酸化物を除去する脱硝装置101と、脱硝後の排ガスGに含まれるばい塵を除去する電気集塵装置103と、集塵後の排ガスG中の硫黄酸化物を除去する脱硫装置105と、脱硫後の排ガスG中のミストを除去するミスト除去装置10とを備える。これにより、長期の使用により、ミスト除去装置10の充填材12にミストが石こうとして堆積すると、充填材12を交換すればよく、排煙処理装置100の停止を抑制することができ、稼働効率の向上を図ることができる。
第12の態様の充填材の交換方法は、排ガス流路に配置されて排ガスGの流れ方向の上流側および下流側に排ガスGの入口部22および出口部23が設けられるケーシング11と、ケーシング11の内部に充填される複数の充填材12とを備えるミスト除去装置10において、ケーシング11から充填材12を排出する工程と、充填材貯留タンク31に貯留された洗浄済の充填材12をケーシング11に供給する工程と、ケーシング11から排出した充填材12を洗浄して充填材貯留タンク31に搬送する工程とを有する。これにより、ミスト除去装置10やボイラの停止を抑制することができ、ボイラの稼働効率の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、充填材搬送装置16が洗浄液貯留タンク41の洗浄液により複数の充填材12を充填材貯留タンク31に搬送するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、充填材搬送装置は、複数の充填材12を圧縮空気により搬送配管を通して搬送したり、複数の充填材12を吸引により搬送配管を通して搬送したりしてもよい。
また、上述した実施形態にて、ケーシング11、充填材貯留タンク31、洗浄液貯留タンク41などの分割数は、6分割に限定されるものではなく、配置するダクト20の大きさに応じて適宜設定すればよい。
また、上述した実施形態では、ミスト除去装置10を水平方向に沿ったダクト20に配置したが、ミスト除去装置10を鉛直方向に沿ったダクトや傾斜方向に沿ったダクトなどに配置してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の異物除去装置をミスト除去装置10に適用して説明したが、オイルミストを除去するミスト除去装置やばい塵を除去するばい塵除去装置などに適用してもよい。
10 ミスト除去装置(異物除去装置)
11 ケーシング
12 充填材
13 充填材供給装置
14 充填材排出装置
15 充填材洗浄装置
16 充填材搬送装置
17 洗浄液循環装置
18 充填材供給部圧力調整装置
19 充填材排出部圧力調整装置
20 ダクト
21 ケーシング本体
22 入口部(挿通部)
23 出口部(挿通部)
24 上壁部
25 下壁部
26,27 側壁部
31 充填材貯留タンク(充填材供給部)
32 供給配管
33 開閉装置
34 貯留タンク本体
35 排出配管
36 開閉装置
41 洗浄液貯留タンク(充填材排出部)
42 空気供給装置
43 洗浄タンク本体
44 空気供給配管
51 搬送配管
52,53 開閉装置
61 循環配管
62,62a,62b 循環ポンプ
63 洗浄液貯留タンク
71,73 圧力センサ
72,74 圧力調整器
75 制御装置
80 脱硫装置(反応装置)
100 排煙処理装置
101 脱硝装置
102 熱回収装置
103 電気集塵装置
104 送風装置
105 脱硫装置
106 再加熱装置
107 送風装置
108 循環ポンプ
109 ヒータ
111 ボイラ
112 煙突
121 吸収塔
81,122 吸収剤噴出装置
131 排ガス導入部
132 排ガス排出部
133,134 排ガスライン
91,135 スプレーパイプ
92,136 貯留タンク
93,137 循環ポンプ
94,138 循環ライン
G 排ガス

Claims (9)

  1. ボイラからの排ガス流路に設けられて排ガスに同伴するミストを除去する異物除去装置において、
    排ガス流路に配置されて排ガスの流れ方向の上流側および下流側に前記排ガスの挿通部が設けられるケーシングと、
    前記ケーシングの内部に充填されて前記挿通部からから入った排ガスが衝突してミストを除去する複数の充填材と、
    前記ケーシングに対して上方から自由落下により新規な前記充填材を供給可能な充填材供給装置と、
    前記ケーシングから下方へ自由落下により不純物が堆積した前記充填材を排出可能な充填材排出装置と、
    を備え、
    前記ケーシングは、内部に前記排ガスの流れ方向に沿う壁部が設けられることで、前記排ガスの流れ方向に交差する方向に複数の区画部が区画され、前記充填材供給装置は、前記複数の区画部に対して個別に前記充填材を供給可能であり、前記充填材排出装置は、前記複数の区画部から個別に前記充填材を排出可能である、
    異物除去装置。
  2. 記充填材排出装置により排出された前記充填材を洗浄可能な充填材洗浄装置と、前記充填材洗浄装置により洗浄された前記充填材を前記充填材供給装置に搬送する充填材搬送装置とを有し、
    前記充填材洗浄装置は、洗浄液に前記充填材を浸漬して洗浄する洗浄液貯留タンクを有し、前記充填材搬送装置は、前記洗浄液貯留タンクの洗浄液により前記充填材を前記充填材供給装置に搬送する、
    請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 前記充填材搬送装置により前記充填材と共に搬送された洗浄液を前記洗浄液貯留タンクに戻す洗浄液循環装置を有する、
    請求項2に記載の異物除去装置。
  4. 記充填材排出装置により排出された前記充填材を洗浄可能な充填材洗浄装置を有し、
    前記充填材供給装置は、前記充填材洗浄装置により洗浄された前記充填材を一時的に貯留する充填材貯留タンクを有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の異物除去装置。
  5. 前記充填材供給装置による前記充填材の供給時に充填材供給部の圧力を調整する充填材供給部圧力調整装置を有する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の異物除去装置。
  6. 前記充填材排出装置による前記充填材の排出時に充填材排出部の圧力を調整する充填材排出部圧力調整装置を有する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の異物除去装置。
  7. 前記排ガス流路を流れる前記排ガスに反応液を噴出して前記排ガス中の有害物質を除去する反応槽と、
    前記排ガス中のミストを除去する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の異物除去装置と、
    を備える反応装置。
  8. ボイラからの排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する脱硝装置と、
    脱硝後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、
    集塵後の前記排ガス中の硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、
    脱硫後の前記排ガス中のミストを除去する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の異物除去装置と、
    を備える排煙処理装置。
  9. ボイラからの排ガス流路に設けられて排ガスに同伴するミストを除去する異物除去装置において、
    排ガス流路に配置されて排ガスの流れ方向の上流側および下流側に前記排ガスの挿通部が設けられるケーシングと、
    前記ケーシングの内部に充填されて前記挿通部からから入った排ガスが衝突してミストを除去する複数の充填材と、
    を備え、
    前記ケーシングは、内部に前記排ガスの流れ方向に沿う壁部が設けられることで、前記排ガスの流れ方向に交差する方向に複数の区画部が区画され、
    前記複数の区画部のうちの一つの区画部から下方へ自由落下により不純物が堆積した前記充填材を排出する工程と、
    供給位置に貯留された洗浄済の前記充填材を前記充填材が排出された前記区画部に対して上方から自由落下により供給する工程と、
    前記区画部から排出した前記充填材を洗浄して前記供給位置に搬送する工程と、
    を有する充填材の交換方法。
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