JPH10290880A - カード式パチンコ機 - Google Patents

カード式パチンコ機

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JPH10290880A
JPH10290880A JP10145898A JP10145898A JPH10290880A JP H10290880 A JPH10290880 A JP H10290880A JP 10145898 A JP10145898 A JP 10145898A JP 10145898 A JP10145898 A JP 10145898A JP H10290880 A JPH10290880 A JP H10290880A
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card
lending
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game
control circuit
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Kenkichi Nakajima
中島健吉
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードに記憶された遊技情報を読み出しかつ
読み取り、該データにより遊技媒体を排出する。 【解決手段】 カード式パチンコ機に使用される遊技用
のカードは、遊技媒体の貸出可能金額データからなる遊
技情報の書込部を有し、貸出スイッチ(球貸スイッチ
8)により前記カードの書込部に書き込まれた貸出可能
金額データを、予め定められた設定モード金額単位で遊
技媒体の数量に変換するための貸出信号を発生させ、こ
の貸出信号の発生に基いて前記貸出可能金額データを遊
技媒体に変換するとともに、貸出要求信号を発生させる
カード制御回路(BB制御回路18)が設けられる。パ
チンコ機制御回路30は、前記貸出要求信号の発生また
は入賞の検出に基いて貸出用遊技媒体または賞品用遊技
媒体を排出制御する。上記貸出スイッチ及び返却スイッ
チを、ブラックボックス14側でなくパチンコ機15側
に設けられた構成を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード式パチンコ機の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機を使用した遊技は、遊技媒体
すなわち遊技球の貸し出しを受けたのち、この遊技球を
球発射装置の操作によって遊技盤に発射して行われる。
そして手持ちの遊技球が減少したときには所望数の遊技
球の貸し出しを新たに受け、適宜パチンコ機の受け皿に
補給する。この遊技球を紙幣または硬貨によって貸し出
しを受ける代りに、カードによって遊技球を貸し出すよ
うにしたカード式パチンコ機があり、以下にカード式パ
チンコ機の従来例を説明する。図16において、1はパチ
ンコ遊技用のプリペイドカードを示しており、このカー
ド1には後述する遊技情報を書き込むための書込部(破
線参照)2が設けられている。書込部2には遊技情報が
バーコードなどの2値情報として磁気記録される。上記
遊技情報は、プリペイド金額に相当する遊技球の貸出可
能金額データ、遊技場の識別データ、カード1に固有の
ID符号データおよび日付時刻データなどから構成され
る。図17は球貸機に相当する装着部3と、パチンコ機4
とを示している。装着部3は、カード搬送装置6および
カードデータリードライト装置7からなる挿入部(破線
参照)5と、貸出スイッチとしての球貸スイッチ8と、
カード制御回路9とを備え、装着部3およびパチンコ機
4は交信可能に接続されている。なお球貸スイッチ8は
パチンコ機4側に設けられている。
【0003】挿入部5はカード1を装着部3に装着する
ためのもので、挿入部5から挿入されたカード1はカー
ド搬送装置6によって所定位置まで搬送され、遊技終了
時には挿入部5から排出される。カードデータリードラ
イト装置7はリードライトヘッドからなり、書込部2か
ら遊技情報を読み出すとともに、遊技情報を書込部2に
書き込む機能を備えている。カード搬送装置6は、挿入
部5に挿入されたカード1をカードデータリードライト
装置7が書込部2の遊技情報を読み込み、かつ、遊技情
報を書込部2に書き込み可能な位置(以下、読込・書込
可能な位置という)に搬送または読込・書込可能位置に
あるカード1を排出位置に搬送するためのものである。
球貸スイッチ8は上述した貸出可能金額データを所定レ
ートで遊技球数データに換球演算し、その演算値に基い
て遊技球を貸出しするためのものである。球貸スイッチ
8が操作されたとき、カードデータリードライト装置7
によって読み出された遊技情報が有価カード1であると
判定され、貸出可能金額データが零でないときに動作は
有効になる。そして球貸スイッチ8を操作することによ
り貸出信号が発生され、この貸出信号はカード制御回路
9に入力される。
【0004】球貸スイッチ8から発生される貸出信号
は、カード制御回路9によって貸出可能金額データを遊
技媒体の数量に変換演算させるためのもので、この変換
演算は予め定められた設定モード金額単位でなされる。
カード制御回路9はパチンコ機4の一部、カード搬送装
置6およびカードデータリードライト装置7を制御し、
かつ、書込部2に書き込まれた貸出可能金額データを所
定レートで遊技球数データに換球演算するためのもので
ある。このためにカード制御回路9には、カード搬送装
置6を制御する搬送装置動作信号を発生させる機能と、
書込部2から読み出された遊技情報に基いて遊技媒体貸
出可能信号を発生させる機能と、球貸スイッチ8の操作
による貸出信号の発生に基いて貸出可能金額データを所
定レートで遊技球数データに換球演算し、該換球演算値
が表された球貸信号(貸出要求信号)を発生させる機能
とが備えられている。この換球演算の結果、遊技球は、
所定レートで換球された分だけ貸し出され、この貸し出
し処理が終了すると可能金額データが減算される。なお
搬送装置動作信号は取込信号および排出信号からなり、
取込信号は、カードデータリードライト装置7が挿入部
5に挿入されたカード1の書込部2から遊技情報を読込
・書込可能な位置にカード1をカード搬送装置6によっ
て搬送するためのもので、排出信号はカード1を読込・
書込可能位置から排出位置に搬送するためのものであ
る。
【0005】また遊技媒体貸出可能信号は、書込部2に
書き込まれた遊技情報のうち、貸出可能金額データが零
でないときに発生される。書込部2に書き込まれた遊技
情報のうち、貸出可能金額データが零でないとき、この
カード1を有価カード1ということにする。またカード
制御回路9によって発生された球貸信号は、パチンコ機
制御回路10に入力される。この球貸信号は、カード制御
回路9遊技者が有価カード1に書き込まれた貸出可能金
額データを遊技球数データに換球(変換)演算した結果
に基いて遊技球を貸し出すための起動信号である。パチ
ンコ機4の各部はパチンコ機制御回路10によって制御さ
れる。貸球賞球排出装置11は遊技球および賞品球を図示
を省略した受け皿に払い出すためのもので、遊技球およ
び賞品球はタンクに予め貯溜されている。貸球賞球排出
装置11は、カード制御回路9を介して球貸信号が入力さ
れたときには、遊技球を貸し出しのために払い出す一
方、入賞球検出信号がパチンコ機制御回路10から直接入
力されたときには賞品球を払い出す。なお、12はカード
返却スイッチで、カード1の返却を要求する際にカード
返却スイッチ12を操作することにより、カード返却信号
がカード制御回路9に入力される。
【0006】こののちカードデータリードライト装置7
は遊技情報を書込部2に書き込んだのち、カード制御回
路9はカード搬送装置6によって読込・書込可能な位置
にあるカード1を排出位置に搬送する。またカード返却
スイッチ12はパチンコ機4側に設けられているが、装着
部3の一部を構成するものである。また13は球発射装置
で、球発射装置13を操作することによって遊技球を遊技
盤面(図示省略)に発射することができる。球発射装置
13には1分間に100発程度の遊技球を打ち出す機能が
備えられている。このように構成されたカード式パチン
コ機を使用するときには、有価カード1を挿入部5に挿
入すると、カード制御回路9は取込信号を発生させてカ
ード搬送装置6を起動することにより、上記有価カード
1を読込・書込可能な位置に搬送する。ついでカード制
御回路9はカードデータリードライト装置7を介して、
カード1の遊技情報を読み込む。そしてカード1に不都
合がない場合、カード制御回路9は遊技媒体貸出可能信
号を発生させる。つづいて球貸スイッチ8を操作する
と、この有価カード1の貸出可能金額データが零でない
とき、貸出信号がカード制御回路9に入力される。カー
ド制御回路9は、この貸出信号に基いて貸出可能金額デ
ータを所定レートで遊技球数データに換球演算し、該換
球演算値が表された球貸信号を発生させる。
【0007】この球貸信号はカード制御回路9からパチ
ンコ機制御回路10を介して貸球賞球排出装置11に入力さ
れ、貸球賞球排出装置11は、所定数の遊技球を貸し出し
のために受け皿に払い出す。これにより遊技者は、球発
射装置13の操作によって遊技を進行させることができ、
同様の操作を繰り返すことにより遊技を継続させながら
遊技球を補給できる。上述したようにカード制御回路9
による換球演算は、上記設定モード金額単位でなされる
のであるが、設定モード金額は現在、最低単位が一般に
100円/25球に定められている。他方、球発射装置
13には1分間に100発程度の遊技球をを打ち出す機能
が備えられていることから、最低単位の設定モード金額
すなわち100円/25球分用の球貸スイッチ8の操作
により得た遊技球で遊技し、遊技中に賞品球が得られな
い場合、この遊技は僅か15秒程度で終了する。この時
間は、遊技者が球発射装置13を所望打球力の調整に要す
る程度であることから、100円/25球分用の球貸ス
イッチ8が設けられていることはきわめて稀である。こ
のため球貸スイッチ8は一般に200円/50球分用、
300円/75球分用、400円/100球分用および
500円/125球分用などのいずれかを任意にまたは
複数種の球貸スイッチ8をパチンコ機4に設けている。
【0008】ところが書込部2に予め書き込まれている
貸出可能金額データと球貸スイッチ8に設定されている
金額との組合せ、または、複数種の球貸スイッチ8の操
作順序の組合せによっては、カード1の残貸出可能金額
データ(残度数)が球貸スイッチ8に設定されている最
低金額よりも小さくなることがある。このような場合、
従来、使用中のカード1単独による遊技球の貸出は禁止
され、新たなカード1を追加してから球貸スイッチ8の
操作したり、使用中のカード1を払い出すようにしてい
た。これによりカード1の残貸出可能金額データが球貸
スイッチ8に設定されている最低金額よりも小さくな
り、かつ、現遊技球数がきわめて少なくなったときに
は、使用中のカード1が有価であるにも拘らず当該カー
ド1による遊技球の貸出が受けられないことから、一
旦、遊技を中断させて新たなカード1の貸与を受けたの
ちに該カード1の追加により遊技を再開させなければな
らない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような遊技の中断
は遊技意欲の減退を招くだけではなく、残り少ない遊技
球のいずれかによって遊技者に有利な権利が発生した場
合、上述したように新たなカードを追加しなければ遊技
球を得られないので、遊技者に有利な権利が新たなカー
ドの貸与を受けている間に消滅し、遊技意欲を減退させ
るという問題を招く。そこで本発明は、カードの残貸出
可能金額データが球貸スイッチに設定されている最低金
額よりも小さい場合でも遊技球の貸出を可能にしたカー
ド式パチンコ機の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、少なくとも遊技媒体の貸出可能金額データ
からなる遊技情報の書込部を備えた遊技用のカードを使
用したカード式パチンコ機であって、該カードの前記書
込部に書き込まれた貸出可能金額データを、予め定めら
れた設定モード金額単位で遊技媒体の数量に変換するた
めの貸出信号を発生させる貸出スイッチと、前記貸出信
号の発生に基いて前記貸出可能金額データを遊技媒体に
変換するとともに貸出要求信号を発生させるカード制御
回路と、前記貸出要求信号の発生または入賞の検出に基
いて貸出用遊技媒体または賞品用遊技媒体を排出制御す
るためのパチンコ機制御回路と、上記カードの返却用ス
イッチを備え、上記貸出スイッチ及び返却スイッチは、
パチンコ機側に設けた構成を備えている。
【0011】本発明の構成によれば、カード式パチンコ
機に使用される遊技用のカードは、遊技媒体の貸出可能
金額データからなる遊技情報の書込部を有し、貸出スイ
ッチにより前記カードの書込部に書き込まれた貸出可能
金額データを、予め定められた設定モード金額単位で遊
技媒体の数量に変換するための貸出信号を発生させ、こ
の貸出信号の発生に基いて前記貸出可能金額データを遊
技媒体に変換するとともに、貸出要求信号を発生させる
カード制御回路が設けられる。パチンコ機制御回路は、
前記貸出要求信号の発生または入賞の検出に基いて貸出
用遊技媒体または賞品用遊技媒体を排出制御する。上記
貸出スイッチ及び返却スイッチを、ブラックボックス側
でなくパチンコ機側に設けられ、遊技者の利用を便利に
する。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の一実施の形態を図
面に基いて詳細に説明する。また本実施の形態では遊技
媒体として遊技用のパチンコ球(以下、遊技球という)
についてを説明することとし、図16および図17と同じ部
材には同符号を付し、その説明は省略する。図1は本発
明のカード式パチンコ機の構成の一部を示し、本カード
式パチンコ機は、図16に示したカード1、ブラックボッ
クス(以下、BBという)14、パチンコ機15およびホス
トコンピュータとしての管理装置16を主構成とする。B
B14はパチンコ機15の一部を構成するもので、図2およ
び図3に示すように2台のパチンコ機15,15の間に挟ま
れて設置されている。BB14は各パチンコ機15に対して
1対1に対応させて設けられ、BB14,14およびパチン
コ機15,15は、それぞれ互いに交信可能に接続されてい
る。本実施の形態では、2組のBB14,14を一体に設け
ることによって1ユニットが構成されている。またBB
14およびパチンコ機15と、管理装置16とは各々交信可能
に接続されている。
【0013】図1に戻ってBB14は、貸出スイッチとし
ての球貸スイッチ8、カード1が挿入・排出されるカー
ドリーダーライター(破線参照)17、カード制御回路と
してのBB制御回路18、カード待機表示器兼カード忘れ
アラーム表示器(以下、表示器という)19、スピーカー
20、後述する複数のモードスイッチ21,22,23,24 、残度
数表示器25、そしてカード返却スイッチ26を備えてい
る。本実施例において球貸スイッチ8、残度数表示器25
およびカード返却スイッチ26はパチンコ機15側に配置さ
れており、これらの説明は後述する。カードリーダーラ
イター17はカード1をBB14に装着するためのもので、
BB制御回路18に接続され、カード搬送装置6、カード
データリードライト装置7、カード挿入検出スイッチ27
およびカード待機検出スイッチ28を備えている。カード
挿入検出スイッチ27およびカード待機検出スイッチ28
は、各々一対の発光・受光素子からなり、BB制御回路
18に接続されている。そしてカード挿入検出スイッチ27
およびカード待機検出スイッチ28はカード1の挿入路お
よび搬送路(ともに図示省略)を隔てて配置されてい
る。このためカード挿入検出スイッチ27およびカード待
機検出スイッチ28は、各々の対を形成している発光・受
光素子間での光線の授受がカード1によって阻止される
ことに基いて、カード1の有無を検出することができ
る。
【0014】BB制御回路18はCPUを主構成とし、図
5ないし図7に示されたプログラムを順次実行する。B
B制御回路18はカード搬送装置6およびカードデータリ
ードライト装置7を制御し、かつ、球貸スイッチ8の操
作による貸出信号の発生に基いて書込部2に書き込まれ
た貸出可能金額データを所定レートで遊技球数データに
換球演算するためのものである。そしてBB制御回路18
は上記変換演算した演算値が表された球貸信号を発生さ
せる。BB制御回路18にはカード搬送装置6、カードデ
ータリードライト装置7のほかに、貸出スイッチとして
の球貸スイッチ8、表示器19、スピーカー20、モードス
イッチ21,22,23,24 、残度数表示器25、カード返却スイ
ッチ26、カード挿入検出スイッチ27およびカード待機検
出スイッチ28が接続されている。BB制御回路18には、
カード搬送装置6を制御するための搬送装置動作信号を
発生させる機能と、書込部2から読み出された遊技情報
に基いて遊技媒体貸出可能信号を発生させる機能と、球
貸スイッチ8の操作による貸出信号の発生に基いて貸出
可能金額データを所定レートで遊技球数データに換球演
算し、該換球演算値が表された球貸信号を発生させる機
能とが備えられている。上記搬送装置動作信号は取込信
号および排出信号からなり、取込信号はカード挿排口29
から挿入されたカード1を読込・書込可能な位置に搬送
するためのもので、排出信号は読込・書込可能な位置に
待機しているカード1をカード挿排口29から排出させる
位置に搬送するためのものである。
【0015】カード挿入検出スイッチ27は、図2に示し
たカード挿排口29の開口近傍の内方に位置し、カード1
がカードリーダーライター17に挿入されたとき、挿入検
出信号をBB制御回路18に入力する。これに対しBB制
御回路18は、挿入検出信号がカード挿入検出スイッチ27
から入力されたとき、取込信号を発生させたのちカード
搬送装置6に入力する。これによりカード搬送装置6は
カード挿排口29から挿入されたカード1を読込・書込可
能な位置に搬送する。カード待機検出スイッチ28はカー
ドデータリードライト装置7の近傍に位置し、カード1
が読込・書込可能な位置に待機したとき、待機検出信号
をBB制御回路18に入力する。そして待機検出信号がカ
ード待機検出スイッチ28から入力され、かつ、カード返
却スイッチ(後述)26が操作されたときに、BB制御回
路18は排出信号を発生させ該排出信号をカード搬送装置
6に入力する。この排出信号の発生に基いて、カード搬
送装置6は、読込・書込可能な位置に待機しているカー
ド1をカード挿排口29の排出位置に搬送する。なおカー
ド待機検出スイッチ28が待機検出信号をBB制御回路18
に入力すると、BB制御回路18は待機検出信号を表示器
19に入力する。
【0016】カード返却スイッチ26はカード1を返却す
るためのもので、カード返却スイッチ26は遊技者の操作
に基いてカード返却信号をBB制御回路18に入力する。
そしてBB制御回路18は遊技情報を書込部2に書き込ん
だのち排出信号を発生させ、カード搬送装置6によりカ
ード1をカード挿排口29から排出位置に搬送する。また
遊技媒体貸出可能信号は有価カード1であること、すな
わち貸出可能金額データが零でないことが判定されたと
き、BB制御回路18から発生されてパチンコ機制御回路
30に入力される。パチンコ機制御回路30はBB制御回路
18から発生された球貸信号の発生または入賞球検出スイ
ッチ31による入賞の検出に基いて、貸球賞球排出装置11
を駆動することにより貸出用遊技球遊技球または賞品用
遊技球を排出制御する。球貸信号は球貸スイッチ8の操
作によってBB制御回路18から発生されるものである。
球貸スイッチ8は操作されることによって貸出信号を発
生し、貸出信号はBB制御回路18に入力される。これに
よりBB制御回路18は書込部2に書き込まれた遊技情報
に換球演算を施し、該換球演算値のうち少なくとも遊技
球数データが表された球貸信号は、パチンコ機制御回路
30に入力される。
【0017】そして上記換球演算の結果、遊技球が所定
レートで換球された分だけ貸球排出装置11から貸し出さ
れ、この貸出処理が終了すると貸出可能金額データが減
算される。このように貸球賞球排出装置11から遊技球が
貸し出されるとき、パチンコ機制御回路30は後述する排
出動作信号を発生させる(図9または図11参照)。モー
ドスイッチ21,22,23,24 は貸出可能金額データを遊技球
数データに換球する際の単位当り貸出金額(以下、設定
モード金額という)をBB制御回路18に設定するための
もので、本実施例では設定モード金額が200円、30
0円、400円および500円の4段階に設定されてい
る。またBB制御回路18は、貸出信号が貸出スイッチ8
から発生したとき、書込部2に書き込まれた貸出可能金
額データが設定モード金額に達していない場合、貸出可
能金額データの総額に対応する数量の遊技球が表わされ
た球貸信号を発生させる。パチンコ機制御回路30はBB
制御回路18から発生された総額要求信号に基いて、貸出
可能金額データの総額に相当する貸出用遊技球を排出制
御する。
【0018】残度数表示器25はパチンコ機15の正面で、
球貸スイッチ8およびカード返却スイッチ26の右側に位
置し、7seg またはドットマトリクスのLEDまたはL
CDから構成されている。残度数表示器25はカード1の
書込部2に書き込まれている遊技情報のうち、貸出可能
金額データを所定の設定モード金額の度数で表示するも
のである。本実施例では1度が100円であり、かつ、
25球分の遊技球に相当する場合についてを説明する。
カード返却スイッチ26はカード1を返却させる際に操作
するもので、この操作によりカード返却信号がBB制御
回路18に入力されたのち、BB制御回路18はその時点に
おける遊技情報をカードデータリードライト装置7およ
びBB14に入力する。表示器19およびスピーカー20は報
知手段を構成しており、この報知手段は、上記待機検出
信号がカード待機検出スイッチ28から発生され、かつ、
パチンコ機15が遊技中でない場合に、有価カード1がB
B14に装着されていることを報知するためのカード忘れ
アラーム信号を、報知信号として発生させるものであ
る。なお遊技中であるか否かは、パチンコ機制御回路30
からBB制御回路18に入力される後述する遊技検出信号
に基いて判定される。またパチンコ機制御回路30および
BB制御回路18は互いに交信可能に接続されている。
【0019】表示器19はCRT、LCDまたはLEDか
らなり、スピーカー20には報知音源が内蔵され、表示器
19およびスピーカー20は、ともにドライバの図示を省略
している。また表示器19は、カード待機検出スイッチ28
から発生された待機検出信号がBB制御回路18を経て入
力されたときに、有価カード1がカードリーダーライタ
ー17内に待機していることを表示する。そして上述した
カード忘れアラーム信号が発生することにより、表示器
19は光を点灯または点滅表示させる一方、スピーカー20
は報知音を発生させる。パチンコ機15にはパチンコ機制
御回路30、入賞球検出スイッチ31、遊技検出スイッチと
してのハンドルタッチ検出スイッチ32、貸球排出表示器
33、賞球排出表示器34およびスピーカー35が備えられて
いる。そしてカード待機検出スイッチ28からの待機検出
信号およびカード返却スイッチ26からのカード返却信号
が発生している場合、BB機制御回路18は図示を省略し
たカード返却保証タイマに予め設定された時間T3の計
測を開始する。このカード返却保証タイマは図4に示す
ように、パチンコ機15がBB14からの球買信号を受信し
てからBUSY信号を出力するまでに要する時間T1
と、BB14がパチンコ機15からのBUSY信号を受信す
るまでに要する時間T2との和より長く(T3>T1+
T2)定められている。このような上記カード返却保証
タイマを設けることにより、パチンコ機制御回路30およ
びBB制御回路18間の信号または符号のやりとりのタイ
ミングを図り、両制御回路18,30を構成している別々の
CPUの待機時間に起因する時間的な不都合を解消して
いる。
【0020】上記カード返却保証タイマがタイムアップ
すると、BB制御回路18はカードデータリードライト装
置7により遊技情報を書込部2に書き込ませるための遊
技情報信号をカードデータリードライト装置7に入力し
たのち、排出信号をカード搬送装置6に入力する。入賞
球検出スイッチ31は入賞口38に設けられ、セーフ球を検
出することができる(図3参照)。入賞球検出スイッチ
31はパチンコ機制御回路30に接続されているので、パチ
ンコ機制御回路30は入賞球数信号を入賞球検出スイッチ
31からの出力信号に基いて演算することができる。この
入賞球数信号は貸球賞球排出装置11に直接入力される。
貸球賞球排出装置11は遊技球および賞品球を図2に示し
た受け皿39に払い出すためのもので、遊技球および賞品
球は図3に示したタンク40に予め貯溜されている。貸球
賞球排出装置11は、パチンコ機制御回路30からBB制御
回路18を介して球貸信号が入力されたとき、遊技球を貸
し出しのために払い出す一方、賞品球の払出が表された
入賞球数信号がパチンコ機制御回路30から直接入力され
たときには賞品球を払い出す。ハンドルタッチ検出スイ
ッチ32は、静電容量の変動に基いて球発射装置13のハン
ドル(図2参照)41が操作されたか否かを判定し、ハン
ドル41が操作されていると判定された場合にはパチンコ
機15が遊技中であるとみなして、遊技検出信号を発生さ
せる。
【0021】該遊技検出信号はパチンコ機制御回路30に
入力され、これに基いてパチンコ機制御回路30は球発射
装置13を駆動することによって遊技球を遊技盤36に発射
し、同時にタッチ信号をBB制御回路18に入力する。こ
れにより遊技検出信号およびタッチ信号が発生している
ときには、遊技可能状態が形成されることになる。他
方、ハンドル41が操作されていないと判定された場合、
ハンドルタッチ検出スイッチ32は遊技検出信号の発生を
停止し、これによりパチンコ機制御回路30は球発射装置
13の駆動を停止し、遊技可能状態は形成されない。貸球
排出表示器33および賞球排出表示器34はランプからな
り、貸球排出表示器33は、貸球が受け皿39に排出される
ときにその旨を点灯または点滅表示し、賞球排出表示器
34は、賞球が受け皿39に排出されるときにその旨を点灯
または点滅表示する。これらのドライバは図示をともに
省略している。スピーカー35は遊技の進行に応じた効果
音を発生するためのもので、ドライバは図示を省略して
いる。つぎに上記のように構成された本実施例のパチン
コ機15の使用手順を説明する。なおパチンコ機15の使用
手順は図示を省略したメモリに予め格納されている。こ
のメモリには上記使用手順の他に、この使用手順を実行
する際に必要とされる各種データが格納され、さらには
使用手順が実行される際の演算値をメモリに一時的に格
納することができる。
【0022】まずBB14側の処理いいかえればBB制御
回路18が実行する命令についてを図5ないし図7に基い
て以下に説明する。図5に示したs1ないしs8におい
て、球貸スイッチ8を1回操作したときに貸し出される
遊技球いいかえれば1回当りの球貸金額の最低単位を設
定する。以下、この設定された球貸金額の最低単位を設
定モード金額という。上記設定モード金額を設定するに
は、s1において400円用のモードスイッチ21の操作
有無が判定され、モードスイッチ21が操作されていると
判定された場合にはs2において400円用の設定モー
ド金額がセットされ、そうでない場合にはs3で200
円用のモードスイッチ22の操作有無が判定される。そし
て200円用のモードスイッチ22が操作されていると判
定された場合にはs4において200円用の設定モード
金額がセットされ、そうでない場合にはs5以下が実行
される。以下同様にして、s5およびs7でモードスイ
ッチ23,24 の操作有無が判定されたのち、s6において
300円用の設定モード金額が、またs8において50
0円用の設定モード金額がセットされる。
【0023】なお貸球賞球排出装置11は遊技球を最低1
00円単位すなわち25球ずつ受け皿39に払い出すよう
に定めてあり、本実施例においては設定モード金額を5
00円にセットしている。すなわち500円用の設定モ
ード金額にあっては、球貸スイッチ8が1回操作された
とき、貸球賞球排出装置11は25球の遊技球を5回すな
わち合計125球の遊技球を受け皿39に払い出す。同様
に設定モード金額が300円にセットされている場合、
貸球賞球排出装置11は25球の遊技球を3回すなわち合
計75球の遊技球を受け皿39に払い出す。このようにし
てs2、s4、s6またはs8のいずれかにおいて、設
定モード金額がセットされるとs9にジャンプする。他
方s7において500円用のモードスイッチ24が操作さ
れていないと判定された場合、いずれのモードスイッチ
21,22,23,24 も操作されていないとみなされてs1にジ
ャンプし、モードスイッチ21,22,23,24 のいずれかが操
作されるまでs1ないしs7をループする。つぎにs9
ではカード挿排口29へのカード1の挿入有無が、カード
挿入検出スイッチ27に基いて判定され(図8および図10
のア参照)、カード1が挿入されていると判定された場
合、s10でBB制御回路18は取込信号を発生させる(図
8および図10のイ参照)。これによりカード搬送装置6
は、上記s9でカード挿排口29に挿入されたカード1を
読込・書込可能な位置に搬送する。
【0024】そしてカード待機検出スイッチ28は、カー
ド1が読込・書込可能な位置に待機したとき、待機検出
信号を発生させてBB制御回路18に入力すると同時に
(図8および図10のウ参照)、上記s10で発生させた取
込信号の発生を停止する(図8および図10のエ参照)。
他方s9でカード挿排口29にカード1が挿入されていな
いと判定された場合、カード挿排口29にカード1が挿入
されるまでs9をループする。しかるのちs11で、カー
ドデータリードライト装置7はカード1の書込部2に書
き込まれている遊技情報を読み取るとともに該遊技情報
を上記メモリに格納し(図8および図10のオ参照)、該
遊技情報に基いてセキュリティチェックが実行される
(s12)。このs12におけるセキュリティチェックで、
遊技情報に不都合があった場合には後述するs43にジャ
ンプする一方、遊技情報が良好であると判定された場
合、BB制御回路18は遊技球貸出可能信号を発生させ、
かつ、残度数表示器25には残度数が表示されたのちs13
が実行される。s13では遊技情報のうち貸出可能金額デ
ータの残度数の有無が判定され、この残度数がないと判
定された場合には後述するs42にジャンプする一方、残
度数があると判定された場合には該残度数データが残度
数表示器25に表示されたのち(図8および図10のカ参
照)、図6に示したs14が実行される。s14では遊技検
出信号の出力有無に基いて遊技中いいかえれば遊技者が
ハンドル41を操作しているか否かが判定される。
【0025】そしてパチンコ機制御回路30が図9および
図11のハに示すように、タッチ信号を発生していない
(すなわちL信号を出力している)場合、すでに上記s
10で待機検出信号が発生されてBB制御回路18に入力さ
れているので、s16において図8および図10のヒに示す
ように、BB制御回路18はカード忘れアラーム信号を発
生させる。これにより表示器19およびスピーカー20がド
ライブされて報知信号を発生させ、こののちs17にジャ
ンプする。他方s14でハンドルタッチ検出スイッチ32か
ら遊技検出信号が発生され、この遊技検出信号に基いて
パチンコ機制御回路30からタッチ信号が発生されている
場合(図9および図11のフ参照)、s15において図8お
よび図10のヘに示すように、BB制御回路18はカード忘
れアラーム信号の出力を停止またはカード忘れアラーム
信号を出力しない。このため表示器19およびスピーカー
20が、図8および図10のヒに示すようにすでにドライブ
されている場合には上記報知は停止される一方、ドライ
ブされていない場合には上記同様に表示器19およびスピ
ーカー20がドライブされることはない。
【0026】このようにs14ないしs16のステップと、
上記s10におけるカード待機検出スイッチ28の待機検出
信号を発生させるステップとによって、有価カード1を
BB14内に装着したままで遊技者がハンドル41の操作を
中断したときに、ハンドルタッチ検出スイッチ32から遊
技検出信号の発生が中断され、表示器19およびスピーカ
ー20が報知信号を発生させるので、遊技者が有価カード
1をパチンコ機15内に放置したまま立ち去ることを防止
できる。ついでs17ではカード返却スイッチ26が操作さ
れているか否かが判定され、図8および図10のトに示す
ようにカード返却スイッチ26が操作されている場合、s
31にジャンプする一方、そうでない場合にはs18におい
て上記球貸記憶が零であるか否かが判定される。そして
s18で球貸記憶が零であると判定された場合、s19にお
いて球貸スイッチ8の操作有無が判定される一方、そう
でない場合にはs23にジャンプする。s19で球貸スイッ
チ8が操作されていないと判定された場合には上記s13
にジャンプする一方、操作されていると判定された場合
(図8および図10のキ参照)、s20が実行される。
【0027】s20においては、上記メモリに書き込まれ
ている残度数(または貸出可能金額)が、上記s7で5
00円モードスイッチ24の操作により設定された設定モ
ード金額(500円)よりも小さいか否かが判定され、
上記残度数が上記設定モード金額よりも小さい場合、s
21が実行される一方、同残度数が設定モード金額以上で
あるときにs22にジャンプする。そしてs21で、BB制
御回路18は上記メモリに書き込まれている貸出金額の1
00円に対する商を演算し、この演算値は図示を省略し
た上記メモリに球貸記憶として格納されるとともに(図
8および図10のク参照)、上記球貸記憶に基いて残度数
すなわち貸出可能金額データの総額に対応する遊技球数
が表わされた球貸信号を発生させてパチンコ機制御回路
30に入力する。そしてパチンコ機制御回路30は球貸信号
の発生に基いて貸出可能金額データの総額に相当する貸
出用遊技球を排出制御するので、残度数が設定モード金
額に達していない場合にあっても、上記商に基いて所定
数の遊技球を遊技者に貸し出すことができる。
【0028】他方、s22では上記メモリに書き込まれて
いる貸出金額の100円に対する商が演算され、この演
算値は球貸記憶として上記メモリにセットされる(図8
および図10のク参照)。本実施例では設定モード金額が
500円に定めてあるので、その商は「5」になる。上
記s21またはs22が実行されると、つぎにs23において
パチンコ機制御回路30から発生されるBUSY信号の立
ち上がりがBB制御回路18によって検出されたか否かが
判定される。そして図9および図11のサに示すようにB
USY信号の立ち上がりが検出された場合、s24で球貸
スイッチ8の操作に基くBB制御回路18からの球貸信号
の発生を停止させ(図9および図11のホ参照)、s13に
ジャンプする。他方s23においてBUSY信号の立ち上
がりが検出されない場合にはs25にジャンプして、BU
SY信号の立ち下がりがBB制御回路18によって検出さ
れたか否かが判定される。そしてs25で図9および図11
のセに示すようにBUSY信号の立ち下がりが検出され
た場合、s26では上記メモリに格納されている球貸記憶
の値から「1」を減算する(図8および図10のチ参
照)。他方、s25でBUSY信号の立ち下がりが検出さ
れない場合にはs29でBUSY信号が出力されているか
否かが判定される。
【0029】ついでs27にあっては上記メモリに格納さ
れている残度数から所定度数(本実施例では1度=10
0円)が図8および図10のツに示すように減算処理され
る。つぎにs28において図示を省略した(プリペイド)
カードの決済機関および管理装置16に売上金額を表す売
上信号が入力され(図8および図10のタ参照)、このの
ちs13にジャンプする。s29でBUSY信号が出力され
ている場合にはs13にジャンプし、そうでない場合には
s30において図9のケ、図11のケ、図9のテおよび図11
のテに示すように、球貸信号が出力されたのちs13にジ
ャンプする。また上述したs17においてカード返却スイ
ッチ26が操作されていると判定されると、s31にジャン
プして上記カード返却保証タイマに時間T3がセット・
スタートされる。そしてs32において球貸信号の出力有
無が判定され、球貸信号の出力がないと判定されたとき
にはs34にジャンプする。他方、球貸信号の出力がある
と判定されたときにはs33において、図8および図10の
ナに示すように球貸信号の出力が停止される。上記s31
におけるカード返却保証タイマの時間T3に係る計測
は、BB制御回路18およびパチンコ機制御回路30間にお
ける信号の授受に係るタイミングを図るためのもので、
球貸信号が発生しているときにカード返却スイッチ12が
操作されたとき、s33で球貸信号の出力をカード返却保
証タイマがタイムアップするまで停止させることによ
り、球貸スイッチ8を操作したにもかかわらず、上記メ
モリ内に格納されている残度数に減算処理が施される以
前にカード1がカード挿排口29から遊技者に返却される
ことを防止するためのものである。
【0030】つぎに図7のs34にあっては、BUSY信
号の立ち下がりがBB制御回路18によって検出されたか
否かが判定される。そして図13マに示すようにBUSY
信号の立ち下がりが検出された場合、s35にジャンプし
て球貸記憶数から「1」が減算処理されたのち(図12の
ミ参照)、s36において残度数が減算処理され(図12の
ム参照)、s37において上記売上信号が上記カードの決
済機関および管理装置16に入力されたのち(図13のメ参
照)、s39にジャンプする。他方、上記s34においてB
USY信号の立ち下がりが検出されない場合、s38にジ
ャンプしてBUSY信号がパチンコ機制御回路30から出
力されているか否かが判定される。そしてBUSY信号
が出力されていると判定された場合にはs34にジャンプ
する一方、そうでない場合にはs39にジャンプする。s
39では上述したs31においてセット・スタートされた上
記カード返却タイマが、タイムアップ済であるか否かが
判定され、タイムアップ済であると判定された場合には
s40が実行される一方、そうでない場合にはs34にジャ
ンプする。s40では球貸記憶の残数が「0」であるか否
かが判定され、球貸記憶の残数が「0」であると判定さ
れた場合にはs42にジャンプする一方、そうでない場合
にはs41において球貸記憶の残数を「0」すなわちクリ
アする(図8のニ、図10のニおよび図12モ参照)。
【0031】ついでs42において、BB制御回路18はカ
ードリーダーライター17によってカード1に残度数を含
む遊技情報を書き込む(図8のヌ、図10のヌおよび図12
のヤ参照)。該カード1への遊技情報の書き込みが終了
すると、s43において該カード1はカード搬送装置6に
よってカード挿排口29に排出される。(図8のネ、図10
のネおよび図12のユ参照)。そして、この搬送装置6
は、カード挿入検出スイッチ27がカード1の検知によっ
て、一旦ONされたのちOFFされるまでBB制御回路
18によって駆動される(図8のノ、図10のノおよび図12
のヨ参照)。やがて搬送装置6の動作が停止されると、
s44においてカード忘れアラーム信号が出力されている
か否かが判定される。そしてカード忘れアラーム信号が
出力されていないと判定された場合には、s45でカード
1が排出された旨を表示するためにカード忘れアラーム
信号が出力されたのちにs46が実行される一方、そうで
ない場合にはs46にジャンプする。
【0032】ついでs46においてカード忘れアラーム信
号の出力時間を決定するカード忘れアラームタイマをセ
ット・スタートさせたのち(図7のラ、図9のラおよび
図12のラ参照)、s47において上記s46でスタートさせ
たカード忘れアラームタイマがタイムアップしたか否か
が判定される。そしてs47をループしながらカード忘れ
アラームタイマのタイムアップを待ち、カード忘れアラ
ームタイマがタイムアップしたと判定された場合、s48
においてカード忘れアラーム信号の出力を停止する(図
7のリ、図9のリおよび図12のリ参照)。つぎにパチン
コ機15の処理いいかえればパチンコ機制御回路30が実行
する命令についてを図14および図15に基いて以下に説明
する。まず図14のs101 においてパチンコ機制御回路30
は、貸球賞球排出装置11が遊技球の排出準備を完了させ
ているか否かを図9および図11のコに示した排出準備信
号に基いて判定し、排出準備を完了させていると判定さ
れた場合にはs102 が実行される一方、そうでない場合
には上記s101 にジャンプする。s102 ではBB制御回
路18から球貸信号が出力されているか否かが判定され
(図9および図11のケ参照)、球貸信号が出力されてい
ると判定された場合にs103 において図9および図11の
サに示すようにBUSY信号を出力させる一方、そうで
ない場合にはs108 にジャンプする。
【0033】つぎにs104 では貸球賞球排出装置11を駆
動することにより貸球の排出処理が行われ、該排出処理
の実行を表わす排出動作信号が出力される(図9および
図11のシ参照)。つづいてs105 では、上記s104 にお
ける排出処理動作が終了したか否かが、上記s104 で出
力されている排出動作信号の立ち下がりに基いて判定さ
れる(図9および図11のス参照)。そして排出処理動作
が終了したと判定された場合、s106 で上記s103 にお
いて出力させたBUSY信号が出力停止される一方(図
9および図11のセ参照)、排出処理動作は終了していな
いと判定された場合には上記s104 にジャンプする。つ
ぎにs107 において図9および図11のソに示すように売
上信号が発生されて管理装置16に入力される。上記s10
8 では、球発射装置13によって遊技盤36に発射された遊
技球の入賞有無が判定され、遊技球が入賞したと判定さ
れた場合、s109 で賞品球が貸球賞球排出装置11によっ
て排出処理される一方、そうでない場合には上記s101
にジャンプする。そしてs110 においては上記s109 に
おける賞品球の排出処理の完了有無が完了したか否かが
判定され、排出処理が完了したと判定された場合には上
記s101 にジャンプする一方、そうでない場合には上記
s109 にジャンプする。
【0034】また図14に示したパチンコ機制御回路30の
メイン処理では、所定時間が経過する毎に図15の割込処
理を実行することにより、遊技可能状態が形成されてい
るか否かをパチンコ機制御回路30によって常時判定して
いる。まずs201 では遊技者がハンドル41に接触してい
るか否かが遊技検出信号の発生有無いいかえれば遊技者
の静電容量の変動に基いて判定され、ハンドル41に接触
していると判定された場合、s202 において図9および
図11のフに示すようにタッチ信号が発生される一方、そ
うでない場合にはs203 においてタッチ信号の出力は禁
止される(図9および図11のハ参照)。これによりBB
14はタッチ信号の有無により遊技状態であるか否かを判
定できることから、カード待機検出スイッチ28によるカ
ード1の有無の判定に基いて、遊技終了時に有価カード
1がBB14に装着されていることを検知したときに報知
手段19,20をドライブさせることができ、かつ、カード
搬送装置6をドライブしてカード1の排出位置に搬送さ
せることができる。
【発明の効果】このように本発明は上記のように構成し
たので、貸出可能金額データが設定モード金額よりも少
ない場合であっても、カード制御回路が貸出可能金額デ
ータの総額に対応する球貸信号を発生させるので、パチ
ンコ機制御回路は貸出可能金額データの総額に対応する
数量の貸出用遊技媒体を排出制御することができる。
【0035】これにより新たなカードを追加することな
く、貸出可能金額データの総額に相当する遊技媒体の貸
し出しを受けることによってパチンコ遊技を継続でき、
遊技媒体の補給時に貸出可能金額データが設定モード金
額よりも少なく、しかも遊技者にとって有利な権利が発
生した場合であっても、新たなカードの貸与などの遊技
の中断に起因して上記権利を消滅させることが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のパチンコ機および装着部を示す正面図で
ある。
【図3】図2のパチンコ機および装着部を示す背面図で
ある。
【図4】図2のパチンコ機および装着部から発生される
信号のタイミングの一部を表わす図である。
【図5】図1のBB制御回路によって実行される命令の
一部を示す流れ図である。
【図6】図5の他部を示す流れ図である。
【図7】図6の他部を示す流れ図である。
【図8】図4の他部を表わす図である。
【図9】図8の他部を示す図である。
【図10】図8と異る例を示す図である。
【図11】図10の他部を示す図である。
【図12】図10と異る例を示す図である。
【図13】図12の他部を示す図である。
【図14】図1のパチンコ機制御回路によって実行され
る命令の一部を示す流れ図である。
【図15】図14の他部を示す図である。
【図16】図1の装着部およびパチンコ機を動作させる
カードを示す平面図である。
【図17】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カード 2 書込部 8 球貸スイッチ(貸出スイッチ) 15 パチンコ機 18 BB制御回路(カード制御回路) 30 パチンコ機制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも遊技媒体の貸出可能金額デー
    タからなる遊技情報の書込部を備えた遊技用のカードを
    使用したカード式パチンコ機であって、 該カードの前記書込部に書き込まれた貸出可能金額デー
    タを、予め定められた設定モード金額単位で遊技媒体の
    数量に変換するための貸出信号を発生させる貸出スイッ
    チと、 前記貸出信号の発生に基いて前記貸出可能金額データを
    遊技媒体に変換するとともに貸出要求信号を発生させる
    カード制御回路と、 前記貸出要求信号の発生または入賞の検出に基いて貸出
    用遊技媒体または賞品用遊技媒体を排出制御するための
    パチンコ機制御回路と、 上記カードの返却用スイッチを備え、 上記貸出スイッチ及び返却スイッチは、パチンコ機側に
    設けられることを特徴とするカード式パチンコ機。
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