JP3252220B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP3252220B2
JP3252220B2 JP21898499A JP21898499A JP3252220B2 JP 3252220 B2 JP3252220 B2 JP 3252220B2 JP 21898499 A JP21898499 A JP 21898499A JP 21898499 A JP21898499 A JP 21898499A JP 3252220 B2 JP3252220 B2 JP 3252220B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、カード式パチンコ機の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機を使用した遊技は、遊技球の
貸し出しを受けたのち、この遊技球を球発射装置の操作
によって遊技盤に発射して行われる。そして手持ちの遊
技球が減少したときには所望数の遊技球の貸し出しを新
たに受け、適宜パチンコ機の受け皿に補給する。遊技中
に食事および休憩などの理由から現遊技を中断し、パチ
ンコ機4を離れることがあり、このような中断は遊技球
を補給するなどの動作をきっかけにして行われることが
多い。
【0003】ところでパチンコ機には紙幣または硬貨の
代りにカードによって遊技球を貸し出すようにしたカー
ド式パチンコ機がある。カード式パチンコ機の従来例を
以下に説明する。
【0004】図35において、1はパチンコ遊技用のプリ
ペイドカードを示しており、このカード1には後述する
遊技情報を書き込むための書込部(破線参照)2が設け
られている。書込部2には遊技情報がバーコードなどの
2値情報として磁気記録される。
【0005】上記遊技情報は、プリペイド金額に相当す
る遊技球の貸出可能金額データ、遊技場の識別データ、
カード1に固有のID符号データおよび日付時刻データ
などから構成される。
【0006】図36は球貸機に相当する装着部3と、パチ
ンコ機4とを示している。装着部3は、カード搬送装置
6およびカードデータリードライト装置7からなる挿入
部(破線参照)5と、球貸スイッチ8と、カード制御回
路9とを備え、装着部3およびパチンコ機4は交信可能
に接続されている。なお球貸スイッチ8はパチンコ機4
側に設けられている。
【0007】挿入部5はカード1を装着部3に装着する
ためのもので、挿入部5から挿入されたカード1はカー
ド搬送装置6によって所定位置まで搬送され、遊技終了
時には挿入部5から排出される。
【0008】カードデータリードライト装置7はリード
ライトヘッドからなり、書込部2から遊技情報を読み出
すとともに、遊技情報を書込部2に書き込む機能を備え
ている。カード搬送装置6は、挿入部5に挿入されたカ
ード1をカードデータリードライト装置7が書込部2の
遊技情報を読み込み、かつ、遊技情報を書込部2に書き
込み可能な位置(以下、読込・書込可能な位置という)
に搬送または読込・書込可能位置にあるカード1を排出
位置に搬送するためのものである。
【0009】球貸スイッチ8は貸出可能金額データを所
定レートで遊技球数データに換球演算し、その演算値に
基いて遊技球を貸出しするためのもので、カードデータ
リードライト装置7によって読み出された遊技情報が有
価カード1であると判定され、貸出可能金額データが零
でないときに動作は有効になる。そして球貸スイッチ8
を操作することにより貸出信号が発生され、この貸出信
号はカード制御回路9に入力される。
【0010】カード制御回路9はパチンコ機4の一部、
カード搬送装置6およびカードデータリードライト装置
7を制御し、かつ、書込部2に書き込まれた貸出可能金
額データを所定レートで遊技球数データに換球演算する
ためのものである。
【0011】このためにカード制御回路9には、カード
搬送装置6を制御する搬送装置動作信号を発生させる機
能と、書込部2から読み出された遊技情報に基いて遊技
媒体貸出可能信号を発生させる機能と、球貸スイッチ8
の操作による貸出信号の発生に基いて貸出可能金額デー
タを所定レートで遊技球数データに換球演算し、該換球
演算値が表された球貸信号(貸出要求信号)を発生させ
る機能とが備えられている。この換球演算の結果、遊技
球は、所定レートで換球された分だけ貸し出され、この
貸し出し処理が終了すると可能金額データが減算され
る。
【0012】なお搬送装置動作信号は取込信号および排
出信号からなり、取込信号は、カードデータリードライ
ト装置7が挿入部5に挿入されたカード1の書込部2か
ら遊技情報を読込・書込可能な位置にカード1をカード
搬送装置6によって搬送するためのもので、排出信号は
カード1を読込・書込可能位置から排出位置に搬送する
ためのものである。
【0013】また遊技媒体貸出可能信号は、書込部2に
書き込まれた遊技情報のうち、貸出可能金額データが零
でないときに発生される。書込部2に書き込まれた遊技
情報のうち、貸出可能金額データが零でないとき、この
カード1を有価カード1ということにする。またカード
制御回路9によって発生された球貸信号は、パチンコ機
制御回路10に入力される。この球貸信号は遊技者が有価
カード1に書き込まれた貸出可能金額データを遊技球数
データに換球(変換)演算させるための起動信号であ
る。
【0014】パチンコ機4の各部はパチンコ機制御回路
10によって制御される。
【0015】貸球賞球排出装置11は遊技球および賞品球
を図示を省略した受け皿に払い出すためのもので、遊技
球および賞品球はタンクに予め貯溜されている。貸球賞
球排出装置11は、カード制御回路9を介して球貸信号が
入力されたときには、遊技球を貸し出しのために払い出
す一方、入賞球検出信号がパチンコ機制御回路10から直
接入力されたときには賞品球を払い出す。
【0016】なお、12はカード返却スイッチで、カード
1の返却を要求する際にカード返却スイッチ12を操作す
ることにより、カード返却信号がカード制御回路9に入
力される。
【0017】こののちカードデータリードライト装置7
は遊技情報を書込部2に書き込んだのち、カード制御回
路9はカード搬送装置6によって読込・書込可能な位置
にあるカード1を排出位置に搬送する。またカード返却
スイッチ12はパチンコ機4側に設けられているが、装着
部3の一部を構成するものである。
【0018】また13は球発射装置で、球発射装置13を操
作することによって遊技球を遊技盤面(図示省略)に発
射することができる。
【0019】このように構成されたカード式パチンコ機
を使用するときには、有価カード1を挿入部5に挿入す
ると、カード制御回路9は取込信号を発生させてカード
搬送装置6を起動することにより、上記有価カード1を
読込・書込可能な位置に搬送する。
【0020】ついでカード制御回路9はカードデータリ
ードライト装置7を介して、カード1の遊技情報を読み
込む。そしてカード1に不都合がない場合、カード制御
回路9は遊技媒体貸出可能信号を発生させる。
【0021】つづいて球貸スイッチ8を操作すると、こ
の有価カード1の貸出可能金額データが零でないとき、
貸出信号がカード制御回路9に入力される。カード制御
回路9は、この貸出信号に基いて貸出可能金額データを
所定レートで遊技球数データに換球演算し、該換球演算
値が表された球貸信号を発生させる。
【0022】この球貸信号はカード制御回路9からパチ
ンコ機制御回路10を介して貸球賞球排出装置11に入力さ
れ、貸球賞球排出装置11は、所定数の遊技球を貸し出し
のために受け皿に払い出す。これにより遊技者は球発射
装置13の操作によって遊技を進行させることができる。
【0023】遊技中にあっては、遊技の進行に応じた入
賞球検出信号が各センサからの出力信号に基いてパチン
コ機制御回路10に入力され、この入賞球検出信号に基い
て貸球賞球排出装置11が作動されるので、賞品球が上記
受け皿に払い出される。
【0024】ところで貸出可能金額データから遊技球数
データへの換球演算の際、上述したように書込部2に書
き込まれた貸出可能金額データと遊技数データとが更新
される。このことから、特開昭63ー102783号公
報および特開昭64ー34390号公報には、上記換球
演算の度に書込部2の遊技情報をカードデータリードラ
イト装置によって書き換え、こののちカードをカード搬
送装置によって読込・書込可能な位置から排出位置に搬
送する機種が提案されている。
【0025】しかしながら上記特開昭63ー10278
3号公報および特開昭64ー34390号公報に開示さ
れた技術において、カードは、上記換球演算された遊技
情報を書込部に更新する度に、カード搬送装置によって
読込・書込可能な位置から排出位置に搬送されることか
ら、カード搬送装置の使用頻度がきわめて大きなものに
なる。このためカード搬送装置の駆動源および駆動機構
の寿命を縮め易く、カード搬送装置に動作不良が発生し
た場合、カードデータリードライト装置は遊技情報を正
しく読み込み、かつ、書き込むことができないという問
題を招く。
【0026】そこで本出願人は、このような問題を解決
するために、特願平2ー150854号公報に示すよう
に遊技終了時にのみ、カードの遊技情報を更新し、該カ
ードを排出する機種を提案している。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特願
平2ー150854号公報に開示された技術にあって
は、遊技球の払い出しを管理する場合、その払い出し
は、遊技者がカードを使用して遊技球の貸し出し操作を
行ったことに対して払い出されたのものなのか、あるい
は、遊技行為による入賞に対して払い出されたものなの
か区別されていなかったため、詳細な遊技球の払出管理
が十分でなかった。
【0028】そこで本発明は、上述したような有価カー
ドの置き忘れを防止するようにしたパチンコ機の提供を
目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、遊技球の貸出可能金額データか
らなる遊技情報を書き込むための書込部を有する遊技用
のカードと、カードリーダライターに挿入された前記カ
ードの前記書込部から遊技情報を読み出しかつ前記書込
み部に遊技情報を書き込むためのカードデータリードラ
イト装置と、前記貸出可能金額データを遊技球に変換す
るための貸出信号を発生させる球貸スイッチと、前記カ
ードデータリードライト装置によって前記書込部の遊技
情報を読込・書込可能な位置および排出位置に前記カー
ドを搬送するためのカード搬送装置と、前記貸出信号の
発生に基づいて所定レートで前記貸出可能金額データを
遊技球に変換演算し該演算値が表された貸出要求信号を
発生させるカード制御回路と、前記カードリーダライタ
ー内に前記カードが待機しているときに待機検出信号を
発生させるためのカード待機検出スイッチとからなる装
着部が接続されると共に、前記貸出要求信号の発生また
は入賞球の検出に基づいて貸出用遊技球または賞品用遊
技球を排出制御するためのパチンコ機制御回路を備えた
パチンコ機において、遊技者がハンドルに接触していな
いときおよびカードがカードリーダライターに装着され
ているときに、前記パチンコ機制御回路は、前記カード
制御回路からカード待機信号が入力されることに基づい
て、前記パチンコ機制御回路に接続されたスピーカおよ
びカード忘れアラーム表示器によって、カード置き忘れ
を報知することを特徴とするものである。
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の一実施例を図面に
基いて詳細に説明する。また図35および図36と同じ部材
には同符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0033】図1は本発明のカード式パチンコ機の構成
の一部を示し、本カード式パチンコ機は、図35に示した
カード1、装着部としてのブラックボックス(以下、B
Bという)14、パチンコ機15およびホストコンピュータ
としての管理装置16を主構成とする。
【0034】BB14は図2および図3に示すように、2
台のパチンコ機15,15の間に挟まれて設置され、各パチ
ンコ機15とBB14とを1対1に対応させ、しかも互いに
交信可能に接続されている。そこで本実施例では、2組
のBB14,14を一体に設けることによって1ユニットが
構成されている。またBB14およびパチンコ機15と、管
理装置16とは各々交信可能に接続されている。
【0035】図1に戻ってBB14は、球貸スイッチ8、
挿入部としてのカードリーダーライター(破線参照)1
7、カード制御回路としてのBB制御回路18、カード待
機表示器兼カード忘れアラーム表示器(以下、表示器と
いう)19、スピーカー20、後述する複数のモードスイッ
チ21,22,23,24 、残度数表示器25、そしてカード返却ス
イッチ26を備えている。本実施例において球貸スイッチ
8、残度数表示器25およびカード返却スイッチ26はパチ
ンコ機15側に配置されており、これらの説明は後述す
る。
【0036】カードリーダーライター17はカード1をB
B14に装着するためのもので、BB制御回路18に接続さ
れ、カード搬送装置6、カードデータリードライト装置
7、カード挿入検出スイッチ27およびカード待機検出ス
イッチ28を備えている。
【0037】カード挿入検出スイッチ27およびカード待
機検出スイッチ28は、各々一対の発光・受光素子からな
り、BB制御回路18に接続されている。そしてカード挿
入検出スイッチ27およびカード待機検出スイッチ28はカ
ード1の挿入路および搬送路(ともに図示省略)を隔て
て配置されている。
【0038】このためカード挿入検出スイッチ27および
カード待機検出スイッチ28は、各々の対を形成している
発光・受光素子間での光線の授受がカード1によって阻
止されることに基いて、カード1の有無を検出すること
ができる。
【0039】BB制御回路18はCPUを主構成とし、図
5ないし図7に示されたプログラムを順次実行する。B
B制御回路18はカード搬送装置6およびカードデータリ
ードライト装置7を制御し、かつ、書込部2に書き込ま
れた貸出可能金額データを所定レートで遊技球数データ
に換球演算するためのもので、BB制御回路18にはカー
ド搬送装置6、カードデータリードライト装置7のほか
に、球貸スイッチ8、表示器19、スピーカー20、モード
スイッチ21,22,23,24 、残度数表示器25、カード返却ス
イッチ26、カード挿入検出スイッチ27およびカード待機
検出スイッチ28が接続されている。
【0040】BB制御回路18には、カード搬送装置6を
制御するための搬送装置動作信号を発生させる機能と、
書込部2から読み出された遊技情報に基いて遊技媒体貸
出可能信号を発生させる機能と、球貸スイッチ8の操作
による貸出信号の発生に基いて貸出可能金額データを所
定レートで遊技球数データに換球演算し、該換球演算値
が表された球貸信号を発生させる機能とが備えられてい
る。
【0041】上記搬送装置動作信号は取込信号および排
出信号からなり、取込信号はカード挿排口29から挿入さ
れたカード1を読込・書込可能な位置に搬送するための
もので、排出信号は読込・書込可能な位置に待機してい
るカード1をカード挿排口29から排出させる位置に搬送
するためのものである。
【0042】カード挿入検出スイッチ27は、図2に示し
たカード挿排口29の開口近傍の内方に位置し、カード1
がカードリーダーライター17に挿入されたとき、挿入検
出信号をBB制御回路18に入力する。これに対しBB制
御回路18は、挿入検出信号がカード挿入検出スイッチ27
から入力されたとき、取込信号を発生させたのちカード
搬送装置6に入力する。これによりカード搬送装置6は
カード挿排口29から挿入されたカード1を読込・書込可
能な位置に搬送する。
【0043】カード待機検出スイッチ28はカードデータ
リードライト装置7の近傍に位置し、カード1が読込・
書込可能な位置に待機したとき、待機検出信号をBB制
御回路18に入力する。そして待機検出信号がカード待機
検出スイッチ28から入力され、かつ、カード返却スイッ
チ(後述)26が操作されたときに、BB制御回路18は排
出信号を発生させ該排出信号をカード搬送装置6に入力
する。
【0044】この排出信号の発生に基いて、カード搬送
装置6は、読込・書込可能な位置に待機しているカード
1をカード挿排口29の排出位置に搬送する。なおカード
待機検出スイッチ28が待機検出信号をBB制御回路18に
入力すると、BB制御回路18は待機検出信号を表示器19
に入力する。
【0045】カード返却スイッチ26はカード1を返却す
るためのもので、カード返却スイッチ26は遊技者の操作
に基いてカード返却信号をBB制御回路18に入力する。
そしてBB制御回路18は遊技情報を書込部2に書き込ん
だのち排出信号を発生させ、カード搬送装置6によりカ
ード1をカード挿排口29から排出位置に搬送する。
【0046】また遊技媒体貸出可能信号は有価カード1
であること、すなわち貸出可能金額データが零でないこ
とが判定されたときにBB制御回路18から発生され、パ
チンコ機制御回路30に入力される。
【0047】球貸信号は球貸スイッチ8の操作によって
BB制御回路18から発生されるものである。球貸スイッ
チ8は操作されることによって貸出信号を発生し、貸出
信号はBB制御回路18に入力される。これによりBB制
御回路18は書込部2に書き込まれた遊技情報に換球演算
を施し、該換球演算値のうち少なくとも遊技球数データ
が表された球貸信号は、パチンコ機制御回路30に入力さ
れる。
【0048】そして上記換球演算の結果、遊技球が所定
レートで換球された分だけ貸球排出装置11から貸し出さ
れ、この貸出処理が終了すると貸出可能金額データが減
算される。このように貸球賞球排出装置11から遊技球が
貸し出されるとき、パチンコ機制御回路30は後述する排
出動作信号を発生させる(図9または図11参照)。
【0049】モードスイッチ21,22,23,24 は貸出可能金
額データを遊技球数データに換球する際の単位当り貸出
金額(以下、設定モード金額という)をBB制御回路18
に設定するためのもので、本実施例では設定モード金額
が100円、200円、300円および500円の4段
階に設定されている。
【0050】残度数表示器25はパチンコ機15の正面で、
球貸スイッチ8およびカード返却スイッチ26の右側に位
置し、7seg またはドットマトリクスのLEDまたはL
CDから構成されている。残度数表示器25はカード1の
書込部2に書き込まれている遊技情報のうち、貸出可能
金額データを所定の設定モード金額の度数で表示するも
のである。本実施例では100円が1度に相当する場合
についてを説明する。
【0051】カード返却スイッチ26はカード1を返却さ
せる際に操作するもので、この操作によりカード返却信
号がBB制御回路18に入力されたのち、BB制御回路18
はその時点における遊技情報をカードデータリードライ
ト装置7およびBB14に入力する。
【0052】表示器19およびスピーカー20は報知手段を
構成しており、この報知手段は、上記待機検出信号がカ
ード待機検出スイッチ28から発生され、かつ、パチンコ
機15が遊技中でない場合に、有価カード1がBB14に装
着されていることを報知するためのカード忘れアラーム
信号を、報知信号として発生させるものである。
【0053】なお遊技中であるか否かは、パチンコ機制
御回路30からBB制御回路18に入力される後述する遊技
検出信号に基いて判定される。またパチンコ機制御回路
30およびBB制御回路18は互いに交信可能に接続されて
いる。
【0054】表示器19はCRT、LCDまたはLEDか
らなり、スピーカー20には報知音源が内蔵され、表示器
19およびスピーカー20は、ともにドライバの図示を省略
している。また表示器19は、カード待機検出スイッチ28
から発生された待機検出信号がBB制御回路18を経て入
力されたときに、有価カード1がカードリーダーライタ
ー17内に待機していることを表示する。そして上述した
カード忘れアラーム信号が発生することにより、表示器
19は光を点灯または点滅表示させる一方、スピーカー20
は報知音を発生させる。
【0055】パチンコ機15にはパチンコ機制御回路30、
入賞球検出スイッチ31、遊技検出スイッチとしてのハン
ドルタッチ検出スイッチ32、貸球排出表示器33、賞球排
出表示器34およびスピーカー35が備えられている。
【0056】そしてカード待機検出スイッチ28からの待
機検出信号およびカード返却スイッチ26からのカード返
却信号が発生している場合、BB機制御回路18は図示を
省略したカード返却保証タイマに予め設定された時間T
3の計測を開始する。
【0057】このカード返却保証タイマは図4に示すよ
うに、パチンコ機15がBB14からの球買信号を受信して
からBUSY信号を出力するまでに要する時間T1と、
BB14がパチンコ機15からのBUSY信号を受信するま
でに要する時間T2との和より長く(T3>T1+T
2)定められている。このような上記カード返却保証タ
イマを設けることにより、パチンコ機制御回路30および
BB制御回路18間の信号または符号のやりとりのタイミ
ングを図り、両制御回路18,30を構成している別々のC
PUの待機時間に起因する時間的な不都合を解消してい
る。
【0058】上記カード返却保証タイマがタイムアップ
すると、BB制御回路18はカードデータリードライト装
置7により遊技情報を書込部2に書き込ませるための遊
技情報信号をカードデータリードライト装置7に入力し
たのち、排出信号をカード搬送装置6に入力する。
【0059】入賞球検出スイッチ31は入賞口38に設けら
れ、セーフ球を検出することができる(図3参照)。入
賞球検出スイッチ31はパチンコ機制御回路30に接続され
ているので、パチンコ機制御回路30は入賞球数信号を入
賞球検出スイッチ31からの出力信号に基いて演算するこ
とができる。この入賞球数信号は貸球賞球排出装置11に
直接入力される。
【0060】貸球賞球排出装置11は遊技球および賞品球
を図2に示した受け皿39に払い出すためのもので、遊技
球および賞品球は図3に示したタンク40に予め貯溜され
ている。貸球賞球排出装置11は、パチンコ機制御回路30
からBB制御回路18を介して球貸信号が入力されたと
き、遊技球を貸し出しのために払い出す一方、賞品球の
払出が表された入賞球数信号がパチンコ機制御回路30か
ら直接入力されたときには賞品球を払い出す。
【0061】ハンドルタッチ検出スイッチ32は、静電容
量の変動に基いて球発射装置13のハンドル(図2参照)
41が操作されたか否かを判定し、ハンドル41が操作され
ていると判定された場合にはパチンコ機15が遊技中であ
るとみなして、遊技検出信号を発生させる。
【0062】該遊技検出信号はパチンコ球制御回路30に
入力され、これに基いてパチンコ球制御回路30は球発射
装置13を駆動することによって遊技球を遊技盤36に発射
し、同時にタッチ信号をBB制御回路18に入力する。こ
れにより遊技検出信号およびタッチ信号が発生している
ときには、遊技可能状態が形成されることになる。
【0063】他方、ハンドル41が操作されていないと判
定された場合、ハンドルタッチ検出スイッチ32は遊技検
出信号の発生を停止し、これによりパチンコ球制御回路
30は球発射装置13の駆動を停止し、遊技可能状態は形成
されない。
【0064】貸球排出表示器33および賞球排出表示器34
はランプからなり、貸球排出表示器33は、貸球が受け皿
39に排出されるときにその旨を点灯または点滅表示し、
賞球排出表示器34は、賞球が受け皿39に排出されるとき
にその旨を点灯または点滅表示する。これらのドライバ
は図示をともに省略している。
【0065】スピーカー35は遊技の進行に応じた効果音
を発生するためのもので、ドライバは図示を省略してい
る。
【0066】つぎに上記のように構成された本実施例の
パチンコ機15の使用手順を説明する。なおパチンコ機15
の使用手順は図示を省略したメモリに予め格納されてい
る。このメモリには上記使用手順の他に、この使用手順
を実行する際に必要とされる各種データが格納され、さ
らには使用手順が実行される際の演算値をメモリに一時
的に格納することができる。
【0067】まずBB14側の処理いいかえればBB制御
回路18が実行する命令についてを図5ないし図7に基い
て以下に説明する。図5に示したs1ないしs8におい
て、球貸スイッチ8を1回操作したときに貸し出される
遊技球いいかえれば1回当りの球貸金額の最低単位を設
定する。以下、この設定された球貸金額の最低単位を設
定モード金額という。
【0068】上記設定モード金額を設定するには、s1
において100円用のモードスイッチ21の操作有無が判
定され、モードスイッチ21が操作されていると判定され
た場合にはs2において100円用の設定モード金額が
セットされ、そうでない場合にはs3で200円用のモ
ードスイッチ22の操作有無が判定される。
【0069】そして200円用のモードスイッチ22が操
作されていると判定された場合にはs4において200
円用の設定モード金額がセットされ、そうでない場合に
はs5以下が実行される。以下同様にして、s5および
s7でモードスイッチ23,24の操作有無が判定されたの
ち、s6において300円用の設定モード金額が、また
s8において500円用の設定モード金額がセットされ
る。
【0070】なお貸球賞球排出装置11は遊技球を100
円単位(たとえば25球)で受け皿39に払い出すように
定めてあり、本実施例においては設定モード金額を50
0円にセットしている。すなわち500円用の設定モー
ド金額にあっては、球貸スイッチ8が1回操作されたと
き、貸球賞球排出装置11は100円分の遊技球を5回受
け皿39に払い出す。同様に設定モード金額が300円に
セットされている場合、貸球賞球排出装置11は100円
分の遊技球を3回受け皿39に払い出す。
【0071】このようにしてs2、s4、s6またはs
8のいずれかにおいて、設定モード金額がセットされる
とs9にジャンプする。
【0072】他方s7において500円用のモードスイ
ッチ24が操作されていないと判定された場合、いずれの
モードスイッチ21,22,23,24 も操作されていないとみな
されてs1にジャンプし、モードスイッチ21,22,23,24
のいずれかが操作されるまでs1ないしs7をループす
る。
【0073】つぎにs9ではカード挿排口29へのカード
1の挿入有無が、カード挿入検出スイッチ27に基いて判
定され(図8および図10のア参照)、カード1が挿入さ
れていると判定された場合、s10でBB制御回路18は取
込信号を発生させる(図8および図10のイ参照)。これ
によりカード搬送装置6は、上記s9でカード挿排口29
に挿入されたカード1を読込・書込可能な位置に搬送す
る。
【0074】そしてカード待機検出スイッチ28は、カー
ド1が読込・書込可能な位置に待機したとき、待機検出
信号を発生させてBB制御回路18に入力すると同時に
(図8および図10のウ参照)、上記s10で発生させた取
込信号の発生を停止する(図8および図10のエ参照)。
【0075】他方s9でカード挿排口29にカード1が挿
入されていないと判定された場合、カード挿排口29にカ
ード1が挿入されるまでs9をループする。
【0076】しかるのちs11で、カードデータリードラ
イト装置7はカード1の書込部2に書き込まれている遊
技情報を読み取るとともに該遊技情報を上記メモリに格
納し(図8および図10のオ参照)、該遊技情報に基いて
セキュリティチェックが実行される(s12)。このs12
におけるセキュリティチェックで、遊技情報に不都合が
あった場合には後述するs43にジャンプする一方、遊技
情報が良好であると判定された場合、BB制御回路18は
遊技媒体貸出可能信号を発生させ、かつ、残度数表示器
25には残度数が表示されたのちs13が実行される。
【0077】s13では遊技情報のうち貸出可能金額デー
タの残度数の有無が判定され、この残度数がないと判定
された場合には後述するs42にジャンプする一方、残度
数があると判定された場合には該残度数データが残度数
表示器25に表示されたのち(図8および図10のカ参
照)、図6に示したs14が実行される。s14では遊技検
出信号の出力有無に基いて遊技中いいかえれば遊技者が
ハンドル41を操作しているか否かが判定される。
【0078】そしてパチンコ機制御回路30が図9および
図11のハに示すように、タッチ信号を発生していない
(すなわちL信号を出力している)場合、すでに上記s
10で待機検出信号が発生されてBB制御回路18に入力さ
れているので、s16において図8および図10のヒに示す
ように、BB制御回路18はカード忘れアラーム信号を発
生させる。これにより表示器19およびスピーカー20がド
ライブされて報知信号を発生させ、こののちs17にジャ
ンプする。
【0079】他方s14でハンドルタッチ検出スイッチ32
から遊技検出信号が発生され、この遊技検出信号に基い
てパチンコ機制御回路30からタッチ信号が発生されてい
る場合(図9および図11のフ参照)、s15において図8
および図10のヘに示すように、BB制御回路18はカード
忘れアラーム信号の出力を停止またはカード忘れアラー
ム信号を出力しない。このため表示器19およびスピーカ
ー20が、図8および図10のヒに示すようにすでにドライ
ブされている場合には上記報知は停止される一方、ドラ
イブされていない場合には上記同様に表示器19およびス
ピーカー20がドライブされることはない。
【0080】このようにs14ないしs16のステップと、
上記s10におけるカード待機検出スイッチ28の待機検出
信号を発生させるステップとによって、有価カード1を
BB14内に装着したままで遊技者がハンドル41の操作を
中断したときに、ハンドルタッチ検出スイッチ32から遊
技検出信号の発生が中断され、表示器19およびスピーカ
ー20が報知信号を発生させるので、遊技者が有価カード
1をパチンコ機15内に放置したまま立ち去ることを防止
できる。
【0081】ついでs17ではカード返却スイッチ26が操
作されているか否かが判定され、図8および図10のトに
示すようにカード返却スイッチ26が操作されている場
合、s31にジャンプする一方、そうでない場合にはs18
において上記球貸記憶が零であるか否かが判定される。
【0082】そしてs18で球貸記憶が零であると判定さ
れた場合、s19において球貸スイッチ8の操作有無が判
定される一方、そうでない場合にはs23にジャンプす
る。s19で球貸スイッチ8が操作されていないと判定さ
れた場合には上記s13にジャンプする一方、操作されて
いると判定された場合(図8および図10のキ参照)、s
20が実行される。
【0083】s20においては、上記メモリに書き込まれ
ている残度数(または貸出可能金額)が、上記s7で5
00円モードスイッチ24の操作により設定された設定モ
ード金額(500円)よりも小さいか否かが判定され、
上記残度数が上記設定モード金額よりも小さい場合、s
21が実行される一方、同残度数が設定モード金額以上で
あるときにs22にジャンプする。
【0084】そしてs21では上記メモリに書き込まれて
いる貸出金額の100円に対する商が演算され、この演
算値は図示を省略した上記メモリに格納される(図8お
よび図10のク参照)。この演算により、上記メモリに書
き込まれている貸出金額が設定モード金額に達していな
い場合にあっても、上記商に基いて所定数の遊技球を遊
技者に貸し出すことができる。この演算値は球貸記憶と
して上記メモリにセットされる。
【0085】他方、s22では上記メモリに書き込まれて
いる貸出金額の100円に対する商が演算され、この演
算値は球貸記憶として上記メモリにセットされる(図8
および図10のク参照)。本実施例では設定モード金額が
500円に定めてあるので、その商は「5」になる。
【0086】上記s21またはs22が実行されると、つぎ
にs23においてパチンコ機制御回路30から発生されるB
USY信号の立ち上がりがBB制御回路18によって検出
されたか否かが判定される。そして図9および図11のサ
に示すようにBUSY信号の立ち上がりが検出された場
合、s24で球貸スイッチ8の操作に基くBB制御回路18
からの球貸信号の発生を停止させ(図9および図11のホ
参照)、s13にジャンプする。
【0087】他方s23においてBUSY信号の立ち上が
りが検出されない場合にはs25にジャンプして、BUS
Y信号の立ち下がりがBB制御回路18によって検出され
たか否かが判定される。
【0088】そしてs25で図9および図11のセに示すよ
うにBUSY信号の立ち下がりが検出された場合、s26
では上記メモリに格納されている球貸記憶の値から
「1」を減算する(図8および図10のチ参照)。他方、
s25でBUSY信号の立ち下がりが検出されない場合に
はs29でBUSY信号が出力されているか否かが判定さ
れる。
【0089】ついでs27にあっては上記メモリに格納さ
れている残度数から所定度数(本実施例では100円)
が図8および図10のツに示すように減算処理される。つ
ぎにs28において図示を省略した(プリペイド)カード
の決済機関および管理装置16に売上金額を表す売上信号
が入力され(図8および図10のタ参照)、こののちs13
にジャンプする。
【0090】s29でBUSY信号が出力されている場合
にはs13にジャンプし、そうでない場合にはs30におい
て図9のケ、図11のケ、図9のテおよび図11のテに示す
ように、球貸信号が出力されたのちs13にジャンプす
る。また上述したs17においてカード返却スイッチ26が
操作されていると判定されると、s31にジャンプして上
記カード返却保証タイマに時間T3がセット・スタート
される。
【0091】そしてs32において球貸信号の出力有無が
判定され、球貸信号の出力がないと判定されたときには
s34にジャンプする。他方、球貸信号の出力があると判
定されたときにはs33において、図8および図10のナに
示すように球貸信号の出力が停止される。
【0092】上記s31におけるカード返却保証タイマの
時間T3に係る計測は、BB制御回路18およびパチンコ
機30間における信号の授受に係るタイミングを図るため
のもので、球貸信号が発生しているときにカード返却ス
イッチ12が操作されたとき、s33で球貸信号の出力をカ
ード返却保証タイマがタイムアップするまで停止させる
ことにより、球貸スイッチ8を操作したにもかかわら
ず、上記メモリ内に格納されている残度数に減算処理が
施される以前にカード1がカード挿排口29から遊技者に
返却されることを防止するためのものである。
【0093】つぎに図7のs34にあっては、BUSY信
号の立ち下がりがBB制御回路18によって検出されたか
否かが判定される。そして図13マに示すようにBUSY
信号の立ち下がりが検出された場合、s35にジャンプし
て球貸記憶数から「1」が減算処理されたのち(図12の
ミ参照)、s36において残度数が減算処理され(図12の
ム参照)、s37において上記売上信号が上記カードの決
済機関および管理装置16に入力されたのち(図13のメ参
照)、s39にジャンプする。
【0094】他方、上記s34においてBUSY信号の立
ち下がりが検出されない場合、s38にジャンプしてBU
SY信号がパチンコ機制御回路30から出力されているか
否かが判定される。そしてBUSY信号が出力されてい
ると判定された場合にはs34にジャンプする一方、そう
でない場合にはs39にジャンプする。
【0095】s39では上述したs31においてセット・ス
タートされた上記カード返却タイマが、タイムアップ済
であるか否かが判定され、タイムアップ済であると判定
された場合にはs40が実行される一方、そうでない場合
にはs34にジャンプする。
【0096】s40では球貸記憶の残数が「0」であるか
否かが判定され、球貸記憶の残数が「0」であると判定
された場合にはs42にジャンプする一方、そうでない場
合にはs41において球貸記憶の残数を「0」すなわちク
リアする(図8のニ、図10のニおよび図12モ参照)。
【0097】ついでs42において、BB制御回路18はカ
ードリーダーライター17によってカード1に残度数を含
む遊技情報を書き込む(図8のヌ、図10のヌおよび図12
のヤ参照)。該カード1への遊技情報の書き込みが終了
すると、s43において該カード1はカード搬送装置6に
よってカード挿排口29に排出される。(図8のネ、図10
のネおよび図12のユ参照)。
【0098】そして、この搬送装置6は、カード挿入検
出スイッチ27がカード1の検知によって、一旦ONされ
たのちOFFされるまでBB制御回路18によって駆動さ
れる(図8のノ、図10のノおよび図12のヨ参照)。
【0099】やがて搬送装置6の動作が停止されると、
s44においてカード忘れアラーム信号が出力されている
か否かが判定される。そしてカード忘れアラーム信号が
出力されていないと判定された場合には、s45でカード
1が排出された旨を表示するためにカード忘れアラーム
信号が出力されたのちにs46が実行される一方、そうで
ない場合にはs46にジャンプする。
【0100】ついでs46においてカード忘れアラーム信
号の出力時間を決定するカード忘れアラームタイマをセ
ット・スタートさせたのち(図7のラ、図9のラおよび
図12のラ参照)、s47において上記s46でスタートさせ
たカード忘れアラームタイマがタイムアップしたか否か
が判定される。そしてs47をループしながらカード忘れ
アラームタイマのタイムアップを待ち、カード忘れアラ
ームタイマがタイムアップしたと判定された場合、s48
においてカード忘れアラーム信号の出力を停止する(図
7のリ、図9のリおよび図12のリ参照)。
【0101】つぎにパチンコ機15の処理いいかえればパ
チンコ機制御回路30が実行する命令についてを図14およ
び図15に基いて以下に説明する。まず図14のs101 にお
いてパチンコ機制御回路30は、貸球賞球排出装置11が遊
技球の排出準備を完了させているか否かを図9および図
11のコに示した排出準備信号に基いて判定し、排出準備
を完了させていると判定された場合にはs102 が実行さ
れる一方、そうでない場合には上記s101 にジャンプす
る。
【0102】s102 ではBB制御回路18から球貸信号が
出力されているか否かが判定され(図9および図11のケ
参照)、球貸信号が出力されていると判定された場合に
s103 において図9および図11のサに示すようにBUS
Y信号を出力させる一方、そうでない場合にはs108 に
ジャンプする。
【0103】つぎにs104 では貸球賞球排出装置11を駆
動することにより貸球の排出処理が行われ、該排出処理
の実行を表わす排出動作信号が出力される(図9および
図11のシ参照)。つづいてs105 では、上記s104 にお
ける排出処理動作が終了したか否かが、上記s104 で出
力されている排出動作信号の立ち下がりに基いて判定さ
れる(図9および図11のス参照)。
【0104】そして排出処理動作が終了したと判定され
た場合、s106 で上記s103 において出力させたBUS
Y信号が出力停止される一方(図9および図11のセ参
照)、排出処理動作は終了していないと判定された場合
には上記s104 にジャンプする。つぎにs107 において
図9および図11のソに示すように売上信号が発生されて
管理装置16に入力される。
【0105】上記s108 では、球発射装置13によって遊
技盤36に発射された遊技球の入賞有無が判定され、遊技
球が入賞したと判定された場合、s109 で賞品球が貸球
賞球排出装置11によって排出処理される一方、そうでな
い場合には上記s101 にジャンプする。そしてs110 に
おいては上記s109 における賞品球の排出処理の完了有
無が完了したか否かが判定され、排出処理が完了したと
判定された場合には上記s101 にジャンプする一方、そ
うでない場合には上記s109 にジャンプする。
【0106】また図14に示したパチンコ機制御回路30の
メイン処理では、所定時間が経過する毎に図15の割込処
理を実行することにより、遊技可能状態が形成されてい
るか否かをパチンコ機制御回路30によって常時判定して
いる。
【0107】まずs201 では遊技者がハンドル41に接触
しているか否かが遊技検出信号の発生有無いいかえれば
遊技者の静電容量の変動に基いて判定され、ハンドル41
に接触していると判定された場合、s202 において図9
および図11のフに示すようにタッチ信号が発生される一
方、そうでない場合にはs203 においてタッチ信号の出
力は禁止される(図9および図11のハ参照)。
【0108】これによりBB14はタッチ信号の有無によ
り遊技状態であるか否かを判定できることから、カード
待機検出スイッチ28によるカード1の有無の判定に基い
て、遊技終了時に有価カード1がBB14に装着されてい
ることを検知したときに報知手段19,20をドライブさせ
ることができ、かつ、カード搬送装置6をドライブして
カード1の排出位置に搬送させることができる。
【0109】上述した実施例では、BB14側すなわちB
B制御回路18が、パチンコ機制御回路30から発生される
遊技検出信号(タッチ信号)の有無およびカード1の装
着有無に基いて、遊技者に有価カード1の置き忘れをB
B制御回路18から報知する場合を説明したが、これに限
定されるものではない。たとえばパチンコ機15側すなわ
ちパチンコ機制御回路30が、上述した遊技検出信号の発
生有無およびカード1の装着有無を識別することに基い
て、遊技者に有価カード1の置き忘れを報知するように
してもよい。
【0110】つぎにパチンコ機15側が遊技検出信号の発
生有無およびカード1の装着有無を識別することに基い
て、遊技者に有価カード1の置き忘れを報知する場合を
説明する。なお本実施例では上述した実施例と同様の構
成および手順には同符号を付し、その説明は省略するこ
とにする。
【0111】本実施例では上記報知手段が、図16に示し
たカード忘れアラーム表示器43と、図17に破線で示した
スピーカー35とで構成されている。
【0112】このように構成されたカード式パチンコ機
を使用するときには、まずs1でカード挿排口29へのカ
ード1の挿入有無が、カード挿入検出スイッチ27に基い
て判定され、カード1が挿入されていると判定された場
合、s2でBB制御回路18は取込信号を発生させる。こ
れによりカード搬送装置6は、上記s1でカード挿排口
29に挿入されたカード1を読込・書込可能な位置に搬送
する。
【0113】そしてカード待機検出スイッチ28は、カー
ド1が読込・書込可能な位置に待機したとき、待機検出
信号を発生させてBB制御回路18に入力すると同時に、
上記s2で発生させた取込信号の発生を停止する。
【0114】他方s1でカード挿排口29にカード1が挿
入されていないと判定された場合、カード挿排口29にカ
ード1が挿入されるまでs1をループする。
【0115】しかるのちs3で、カードデータリードラ
イト装置7はカード1の書込部2に書き込まれている遊
技情報を読み取るとともに該遊技情報を上記メモリに格
納し、該遊技情報に基いてセキュリティチェックが実行
される(s4)。このs4におけるセキュリティチェッ
クで、遊技情報に不都合があった場合には後述するs33
にジャンプする一方、遊技情報が良好であると判定され
た場合、カード制御回路9は遊技媒体貸出可能信号を発
生させ、かつ、残度数表示器25には残度数が表示された
のちs5が実行される。
【0116】s5では遊技情報のうち貸出可能金額デー
タの残度数の有無が判定され、この残度数がないと判定
された場合には後述するs30にジャンプする一方、残度
数があると判定された場合にはs9が実行される。s9
ではカード返却スイッチ26が操作されているか否かが判
定され、カード返却スイッチ26が操作されている場合、
図20に示したs21にジャンプする一方、そうでない場合
にはs10が実行される。
【0117】s10においては球貸スイッチ8の操作有無
が判定され、球貸スイッチ8が操作されていると判定さ
れた場合には、s11で上記メモリに格納されている球貸
記憶の値に「1」が加算される一方、そうでない場合に
はs12にジャンプして上記メモリに格納されている球貸
記憶の値が零であるか否かが判定される。そしてs12に
おいて球貸記憶の値が零であると判定された場合、上記
s5にジャンプする一方、そうでない場合にはs13にジ
ャンプする。
【0118】s13においては、パチンコ機制御回路30か
ら発生されるBUSY信号の立ち上がりがBB制御回路
18によって検出されたか否かが判定される。そしてBU
SY信号の立ち上がりが検出された場合、s14で球貸ス
イッチ8の操作に基くBB制御回路18からの球貸信号の
発生を停止させたのちs5にジャンプする。他方s13に
おいてBUSY信号の立ち上がりが検出されない場合、
図19に示したs15にジャンプして、BUSY信号の立ち
下がりがBB制御回路18によって検出されたか否かが判
定される。
【0119】そしてs15でBUSY信号の立ち下がりが
検出された場合、s16では上記メモリに格納されている
球貸記憶の値から「1」を減算する。他方s15でBUS
Y信号の立ち下がりが検出されない場合、s19でBUS
Y信号が出力されているか否かが判定される。上記s19
ではBUSY信号が出力されている場合には図18に示し
たs5にジャンプし、そうでない場合にはs30において
球貸信号が出力されたのち上記s5にジャンプする。
【0120】またs17にあっては上記メモリに格納され
ている残度数から所定度数(本実施例では100円分)
が減算処理され、s18において上記カードの決済機関お
よび管理装置16に売上金額を表す売上信号が入力され、
こののち上記s5にジャンプする。
【0121】上述した図18のs9から図20に示したs21
にジャンプしたときには、上記カード返却保証タイマに
上述した時間T3がセット・スタートされたのち、s22
において球貸信号の出力有無が判定される。そしてs22
において球貸信号の出力がないと判定されたときにはs
24にジャンプする一方、球貸信号の出力があると判定さ
れたときにはs23において球貸信号の出力が停止され
る。
【0122】上記s24にあっては、BB制御回路18がB
USY信号の立ち下がりを検出したか否かが判定され
る。そしてBUSY信号の立ち下がりが検出された場
合、s25にジャンプして球貸記憶数から「1」が減算処
理されたのち、図21に示したs26において残度数が減算
処理される。ついでs27において上記売上信号が上記カ
ードの決済機関および管理装置16に入力されたのちにs
29が実行される。
【0123】他方、上述した図20のs24においてBUS
Y信号の立ち下がりが検出されない場合、s28にジャン
プしてBUSY信号がパチンコ機制御回路30から出力さ
れているか否かが判定される。そしてBUSY信号が出
力されていると判定された場合には上記s24にジャンプ
する一方、そうでない場合には図21に示したs29にジャ
ンプする。
【0124】s29では上述したs21においてセット・ス
タートされた上記カード返却タイマが、タイムアップ済
であるか否かが判定され、タイムアップ済であると判定
された場合にはs30が実行される一方、そうでない場合
には図20に示したs24にジャンプする。
【0125】図21に戻り、s30では球貸記憶の残数が
「0」であるか否かが判定され、球貸記憶の残数が
「0」であると判定された場合にはs32にジャンプする
一方、そうでない場合にはs31において球貸記憶の残数
を「0」すなわちクリアする。
【0126】ついでs32において、BB制御回路18はカ
ードリーダーライター17によってカード1に残度数を含
む遊技情報を書き込み、当該カード1への遊技情報の書
き込みが終了すると、s33において該カード1はカード
搬送装置6によってカード挿排口29に排出される。すな
わちカード挿排口29に排出される直前にのみカード1の
書込部2に遊技情報が書き込まれる。
【0127】そして、この搬送装置6は、カード挿入検
出スイッチ27がカード1の検知によって、一旦ONされ
たのちOFFされるまでBB制御回路18によって駆動さ
れる。やがて搬送装置6の動作が停止されると、s35で
カード1の排出を表するためのカード忘れアラーム信号
が出力されたのち、s36が実行される。
【0128】s36では、カード忘れアラーム信号の出力
時間を決定するカード忘れアラームタイマがセット・ス
タートされたのち、s37において上記s36でスタートさ
せたカード忘れアラームタイマがタイムアップしたか否
かが判定される。
【0129】そしてs37をループしながらカード忘れア
ラームタイマのタイムアップを待ち、カード忘れアラー
ムタイマがタイムアップしたと判定された場合、s38に
おいてカード忘れアラーム信号の出力を停止し、図18に
示した上記s1にジャンプする。
【0130】パチンコ機15いいかえればパチンコ機制御
回路30によって実行されるメイン処理は、図14に示した
手順と同一であるため、その説明は省略し、つぎにパチ
ンコ機制御回路30が所定時間毎に実行している割込処理
についてを図22に基いて以下に説明する。この割込処理
は、主に遊技可能状態が形成されていないときに、有価
カード1がBB14のカードリーダーライター17内に待機
しているか否かをBB14を介し、パチンコ機制御回路30
によって判定するためのものである。
【0131】まずs301 でパチンコ機制御回路30は、遊
技者がハンドル41に接触しているか否、をハンドルタッ
チ検出スイッチ32から発生される遊技検出信号に基いて
判定し、ハンドル41に接触していないと判定したとき、
パチンコ機制御回路30はs302 において、有価カード1
がBB14に装着されているか否かをカード待機検出スイ
ッチ28に基いてBB制御回路18を介して判定する。
【0132】そしてs302 において有価カード1がBB
14に装着されている場合には、カード待機検出スイッチ
28が待機検出信号を発生させてBB制御回路18に入力す
るため、s303 においてBB制御回路18がカード待機信
号をパチンコ機制御回路30に入力し、パチンコ機制御回
路30はカード忘れアラーム信号をスピーカー35およびカ
ード忘れアラーム表示器43に入力するので、報知手段3
5,43からは報知信号が発生される (s303)。これによ
り有価カード1がBB14に装着されていることを遊技者
に報知することができる。
【0133】これに対して上記s301 で遊技者がハンド
ル41に接触していると判定された場合およびs302 にお
いて有価カード1がBB14に装着されていないと判定さ
れた場合には、s304 でパチンコ機制御回路30はカード
忘れアラーム信号を報知手段35,43に対して出力しな
い。
【0134】上述した図18ないし図22に係る実施例で
は、遊技者がカード返却スイッチ26を操作した場合また
は有価カード1の残度数が帰零した場合に、BB14に装
着されているカード1をカード挿排口29から排出する場
合を説明したが、これに限定されるものではなく、カー
ド返却スイッチ26の操作時または有価カード1の帰零時
にカード1を排出する代りに、たとえば遊技を停止また
は中断したときにカード1を排出するように構成しても
よい。
【0135】以下に、このような構成の実施例を図23に
基いて説明する。なお本実施例においては、上記両実施
例と同じ部材には同符号を付し、その説明は省略するこ
とにする。
【0136】本実施例におけるパチンコ機制御回路30
は、ハンドルタッチスイッチ32が遊技検出信号を発生し
ておらず、かつ、カード待機検出スイッチ28が待機検出
信号を発生させているときに遊技情報をBB制御回路18
に入力する。該BB制御回路18への遊技情報の入力と同
時に、パチンコ機制御回路30はカード返却信号を発生さ
せ、該カード返却信号をBB制御回路18に入力する。
【0137】つぎに、このように構成された本実施例の
カード式パチンコ機の動作を図24ないし図27に基いて以
下に説明する。なお上述した図18ないし図22に係る実施
例と同手順には同符号を付し、その説明は省略する。
【0138】まずs1ではカード挿排口29へのカード1
の挿入有無が、カード挿入検出スイッチ27に基いて判定
され(図31および図33のア参照)、カード1が挿入され
ていると判定された場合、s2でBB制御回路18は取込
信号を発生させる(図31および図33のイ参照)。これに
よりカード搬送装置6は、上記s1でカード挿排口29に
挿入されたカード1を読込・書込可能な位置に搬送す
る。
【0139】そしてカード待機検出スイッチ28は、カー
ド1が読込・書込可能な位置に待機したとき、待機検出
信号を発生させてBB制御回路18に入力すると同時に
(図31および図33のウ参照)、上記s2で発生させた取
込信号の発生を停止する(図31および図33のエ参照)。
【0140】他方s1でカード挿排口29にカード1が挿
入されていないと判定された場合、カード挿排口29にカ
ード1が挿入されるまでs1をループする。
【0141】しかるのちs3で、カードデータリードラ
イト装置7はカード1の書込部2に書き込まれている遊
技情報を読み取るとともに該遊技情報を上記メモリに格
納し(図31および図33のオ参照)、該遊技情報に基いて
セキュリティチェックが実行される(s4)。このs4
におけるセキュリティチェックで、遊技情報に不都合が
あった場合には後述するs33にジャンプする一方、遊技
情報が良好であると判定された場合、カード制御回路9
は遊技媒体貸出可能信号を発生させ、かつ、残度数表示
器25には残度数が表示されたのちs5が実行される。
【0142】s5では遊技情報のうち貸出可能金額デー
タの残度数の有無が判定され、この残度数がないと判定
された場合には後述するs30にジャンプする。他方s5
で、残度数があると判定された場合には、該残度数デー
タが残度数表示器25に表示されたのち(図31および図33
のカ参照)、s501 が実行される。
【0143】s501 ではカード返却信号がパチンコ機制
御回路30からBB制御回路18に入力されているか否かが
判定され、カード返却信号がBB制御回路18に入力され
ていないと判定された場合にはs9が実行される。
【0144】s9ではカード返却スイッチ26が操作され
ているか否か、いいかえればカード返却信号がカード返
却スイッチ26からBB制御回路18に入力されているか否
かが判定される。そして上記s9でカード返却スイッチ
26が操作されていると判定された場合および上記s501
でカード返却信号がBB制御回路18に入力されていると
判定された場合、s21にジャンプする。他方、上記s9
でカード返却スイッチ26が操作されていないと判定され
た場合にはs10が実行される。
【0145】s10では球貸スイッチ8が操作されている
か否かが判定され、操作されていないと判定された場合
には上記s12にジャンプする一方、操作されていると判
定された場合(図31および図33のキ参照)、s11におい
て球貸記憶数に「1」が加算され(図31および図33のク
参照)、該演算値は図示を省略した上記メモリに格納さ
れたのち、図25のs13にジャンプする。
【0146】s12では現球貸記憶の残数が「0」である
か否かが判定され、球貸記憶の残数が「0」であると判
定された場合にはs5にジャンプする一方、そうでない
場合には図25のs13にジャンプして、BUSY信号の立
ち上がりがBB制御回路18によって検出されたか否かが
判定される。
【0147】そしてs13では図32および図34のサに示す
ように、BUSY信号の立ち上がりが検出された場合、
s14で球貸信号の出力が停止されたのち(図32および図
34のホ参照)、s5にジャンプする。他方、上記s13で
BUSY信号の立ち上がりが検出されない場合、s15に
おいてBUSY信号の立ち下がりBB制御回路18によっ
て検出されたか否かが判定される。
【0148】s15で図32および図34のセに示すように、
BUSY信号の立ち下がりが検出された場合にはs16で
上記メモリに格納されている球貸記憶の値から「1」が
減算される(図31および図33のチ参照)。ついでs17に
あっては、上記メモリに格納されている残度数から所定
度数(本実施例では100円分)が図31および図33のツ
に示すように減算処理される。
【0149】つぎにs18において上記決済機関および管
理装置16に売上信号が入力され(図31および図33のタ参
照)、こののち図24のs5にジャンプする。他方、上記
s15でBUSY信号の立ち下がりが検出されない場合、
s19でBUSY信号が出力(ON)されているか否かが
判定される。上記s19においてBUSY信号が出力され
ていると判定された場合には上記s5にジャンプする一
方、そうでない場合にはs20で球買い信号が出力(図31
および図33のケおよびホ参照)されたのちに上記s5に
ジャンプする。
【0150】図24に戻り、上記s9でカード返却スイッ
チ26が操作されていると判定された場合および上記s50
1 で図32および図34のAに示すようにカード返却信号が
BB制御回路18に入力されていると判定された場合、s
21においてパチンコ機制御回路30は上記カード返却保証
タイマに時間T3(T3>T1+T2…T1;BUSY
信号を出力するまでに要する時間,T2;BB14がパチ
ンコ機15からのBUSY信号を受信するまでに要する時
間)をセット・スタートする。
【0151】これにより上記カード返却保証タイマは、
パチンコ機制御回路30およびBB制御回路18間の信号ま
たは符号(または信号)のやりとりのタイミングを図
り、球貸スイッチ8を操作しているにも関わらず、残度
数の減算以前にカード1が返却されることなど、両制御
回路18,30を構成している別々のCPUの待機時間に起
因する時間的な不都合を解消している。
【0152】つぎにs22において球貸信号の出力有無が
判定され、球貸信号が出力されていないと判定されたと
きには図26のs24にジャンプする一方、球貸信号が出力
されていると判定されたときにはs23において球貸信号
の出力が停止される。
【0153】そして図26のs24にあっては、BUSY信
号の立ち下がりがBB制御回路18によって検出されたか
否かが判定され、図32マに示すようにBUSY信号の立
ち下がりが検出された場合にはs25が実行される。s25
では上記メモリに格納されている現球貸記憶数から
「1」が減算処理されたのち(図31のミ参照)、s26に
おいて残度数が減算処理され(図31のム参照)、s27に
おいて上記売上信号が上記カードの決済機関および管理
装置16に入力されたのち(図31および図32のメ参照)、
s29が実行される。
【0154】他方、上記s24においてBUSY信号の立
ち下がりが検出されない場合、s28にジャンプしてBU
SY信号がパチンコ機制御回路30から出力されているか
否かが判定される。そしてBUSY信号が出力されてい
ると判定された場合にはs24にジャンプする一方、そう
でない場合にはs29にジャンプする。
【0155】s29では上述したs21においてセット・ス
タートされた上記カード返却タイマが、タイムアップ済
であるか否かが判定され、タイムアップ済であると判定
された場合には図27に示したs30が実行される一方、そ
うでない場合には上記s24にジャンプする。
【0156】図27のs30では上記s25において減算処理
された球貸記憶の残数が「0」であるか否かが判定さ
れ、球貸記憶の残数が「0」であると判定された場合に
はs32にジャンプする一方、そうでない場合にはs31に
おいて球貸記憶の残数を「0」すなわちクリアする(図
31のニ参照)。
【0157】ついでs30において、BB制御回路18はカ
ードリーダーライター17によってカード1に残度数を含
む遊技情報を書き込む(図31および図33のヌ参照)。当
該カード1への遊技情報の書き込みが終了すると、s33
において該カード1はカード搬送装置6によってカード
挿排口29に排出される。(図31および図33のネ参照)。
すなわちカード挿排口29に排出される直前にのみカード
1の書込部2に遊技情報が書き込まれる。
【0158】そして、この搬送装置6は、カード挿入検
出スイッチ27がカード1の検知によって、一旦ONされ
たのちOFFされるまでBB制御回路18によって駆動さ
れる(図31および図33のノ参照)。
【0159】やがて搬送装置6の動作が停止されると、
s35でカード1が排出された旨を表示するためにカード
忘れアラーム信号が出力されたのちにs36が実行される
一方、そうでない場合にはs36にジャンプする。
【0160】ついでs36においてカード忘れアラーム信
号の出力時間を決定するカード忘れアラームタイマをセ
ット・スタートさせたのち(図31および図33のラ参
照)、s37において上記s36でスタートさせたカード忘
れアラームタイマがタイムアップしたか否かが判定され
る。
【0161】そしてs37をループしながらカード忘れア
ラームタイマのタイムアップを待ち、カード忘れアラー
ムタイマがタイムアップしたと判定された場合、s38に
おいてカード忘れアラーム信号の出力を停止して(図31
および図33のリ参照)、s1にジャンプする。
【0162】つぎにパチンコ機15の処理いいかえればパ
チンコ機制御回路30が実行する命令(メイン処理)につ
いてを図28に基いて以下に説明する。まず図28のs101
においてパチンコ機制御回路30は、貸球賞球排出装置11
が遊技球の排出準備を完了させているか否かを図32およ
び図34のコに示した排出準備信号に基いて判定し、排出
準備を完了させていると判定された場合にはs102 が実
行される一方、そうでない場合には上記s101 にジャン
プする。 s102 ではBB制御回路18から球貸信号が出
力されているか否かが判定され(図32および図34のケ参
照)、球貸信号が出力されていると判定された場合にs
103 において図32および図34のサに示すようにBUSY
信号を出力させる一方、そうでない場合にはs108 にジ
ャンプする。
【0163】つぎにs104 では貸球賞球排出装置11を駆
動することにより貸球の排出処理が行われ、該排出処理
の実行を表わす排出動作信号が出力される(図32および
図34のシ参照)。つづいてs105 では、上記s104 にお
ける排出処理動作が終了したか否かが、上記s104 で出
力されている排出動作信号の立ち下がりに基いて判定さ
れる(図32および図34のス参照)。
【0164】そして排出処理動作が終了したと判定され
た場合、s106 で上記s103 において出力させたBUS
Y信号が出力停止される一方(図32および図34のセ参
照)、排出処理動作は終了していないと判定された場合
には上記s104 にジャンプする。つぎにs107 において
図32のソおよび図34のソに示すように売上信号が発生さ
れて管理装置16に入力される。
【0165】上記s108 では、球発射装置13によって遊
技盤36に発射された遊技球の入賞有無が判定され、遊技
球が入賞したと判定された場合、s109 で賞品球が貸球
賞球排出装置11によって排出処理される一方、そうでな
い場合には上記s101 にジャンプする。そしてs110 に
おいては上記s109 における賞品球の排出処理の完了有
無が完了したか否かが判定され、排出処理が完了したと
判定された場合には上記s101 にジャンプする一方、そ
うでない場合には上記s109 にジャンプする。
【0166】また図28に示したパチンコ機制御回路30の
メイン処理では、所定時間が経過する毎に図29および図
30の割込処理を実行することにより、遊技可能状態が形
成されているか否かをパチンコ機制御回路30によって常
時判定している。
【0167】まず図29のs401 では遊技者がハンドル41
に接触しているか否かが、遊技検出信号の発生有無いい
かえれば遊技者の静電容量の変動に基いて判定され、ハ
ンドル41に接触していると判定された場合、図30のs41
1 にジャンプする。他方s401 で、遊技者がハンドル41
に接触していないと判定された場合、s402 でタッチフ
ラグがセットされているか否かが判定される。
【0168】そしてs402 でタッチフラグがセットされ
ていないと判定された場合、s403においてカード返却
信号出力タイマがタイムアップしているか否かが判定さ
れ、タイムアップしていないと判定された場合には、s
404 においてカード返却信号がパチンコ機制御回路30か
らBB14に入力されたのちs410 にジャンプする。
【0169】これによりs404 では有価カード1がカー
ド搬送装置6によってカード挿排口29から払い出され、
同時に報知手段19,20は、有価カード1が払い出された
旨を遊技者に報知する。
【0170】他方、上記s403 において上記カード返却
信号出力タイマがタイムアップしていると判定された場
合には、s405 において図32および図34のBに示すよう
に、パチンコ機制御回路30はカード返却信号の出力を停
止させたのち、s410 にジャンプする。
【0171】また上記s402 でタッチフラグがセットさ
れていると判定された場合、s406において上記カード
返却信号出力タイマがタイムアップしているか否かが判
定され、タイムアップしていると判定された場合には、
s407 上記カード返却信号出力タイマがセット・スター
トされたのちにs408 が実行される。
【0172】他方、上記s406 において上記カード返却
信号出力タイマがタイムアップしていないことが判定さ
れた場合、s408 においてパチンコ機制御回路30はカー
ド返却信号をBB14に入力する(図32および図34の
A)。これにより有価カード1がカード搬送装置6によ
ってカード挿排口29から払い出され、同時に報知手段1
9,20は、有価カード1が払い出された旨を遊技者に報
知する。
【0173】ついでs409 においてタッチフラグはリセ
ットされたのち、s410 においてタッチ信号の出力が停
止される。
【0174】また上述したs401 で遊技者がハンドル41
に接触していると判定されたのちに図30のs411 にジャ
ンプすると、s411 において上記カード返却信号出力タ
イマがタイムアップしているか否かが判定され、タイム
アップしていないと判定された場合には、s413 におい
てカード返却信号がパチンコ機制御回路30からBB14に
入力されたのちs414 にジャンプする。
【0175】他方、上記s411 において上記カード返却
信号出力タイマがタイムアップしていると判定された場
合には、s412 において図32および図34のBに示すよう
に、パチンコ機制御回路30はカード返却信号の出力を停
止させたのち、s414 でタッチ信号がパチンコ機制御回
路30からBB14に入力される。
【0176】ついでs415 ではタッチフラグがセットさ
れているか否かが判定され、タッチフラグがセットされ
ていると判定されている場合には当該割込処理を終了し
て、上述した図28のメイン処理が実行される。他方、上
記s415 でタッチフラグがセットされたのちにメイン処
理に移行する。
【0177】
【発明の効果】以上のような構成をとることにより、
技終了時に有価カードを装着部内に装着されていること
をパチンコ機側およびカードの装着部側のいずれかによ
って検知することができ、報知手段はその旨を遊技者に
報知するので、有価カードをパチンコ機内に置き忘れる
ことを抑止できる。 また遊技検出スイッチは、球発射装
置が操作されているときに遊技検出信号の発生有無に基
いて遊技状態であるか否かを判定することができる。
らに遊技を停止または中断したときにカードがカード搬
送装置によって排出位置に排出され、報知信号によって
その旨が報知されるので、遊技停止または遊技中断時に
有価カードをパチンコ機内に置き忘れることを抑止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】図1のパチンコ機および装着部を示した正面図
である。
【図3】図2のパチンコ機および装着部を示した背面図
である。
【図4】図2のパチンコ機および装着部から発生される
信号のタイミングの一部を表わす図である。
【図5】図1のBB制御回路によって実行される命令の
一部を示した流れ図である。
【図6】図5の他部を示した流れ図である。
【図7】図6の他部を示した流れ図である。
【図8】図4の他部を表わす図である。
【図9】図8の他部を示した図である。
【図10】図8と異る例を示した図である。
【図11】図10の他部を示した図である。
【図12】図10と異る例を示した図である。
【図13】図12の他部を示した図である。
【図14】図1のパチンコ機制御回路によって実行され
る命令の一部を示した流れ図である。
【図15】図14の他部を示した図である。
【図16】図1と異る例を示したブロック図である。
【図17】図16のパチンコ機および装着部を示した正
面図である。
【図18】図16のBB制御回路によって実行される命
令の一部を示した流れ図である。
【図19】図18の他部を示した流れ図である。
【図20】図19の他部を示した流れ図である。
【図21】図20の他部を示した流れ図である。
【図22】図16のパチンコ機制御回路によって実行さ
れる命令の一部を示した流れ図である。
【図23】図16と異る例を示したブロック図である。
【図24】図23のBB制御回路によって実行される命
令の一部を示した流れ図である。
【図25】図24の他部を示した流れ図である。
【図26】図25の他部を示した流れ図である。
【図27】図26の他部を示した流れ図である。
【図28】図23のパチンコ機制御回路によって実行さ
れる命令の一部を示した流れ図である。
【図29】図28の他部を示した流れ図である。
【図30】図29の他部を示した流れ図である。
【図31】図23のパチンコ機および装着部から発生さ
れる信号のタイミングの一部を表わす図である。
【図32】図31の他部を示した図である。
【図33】図31と異る例を示した図である。
【図34】図33の他部を示した図である。
【図35】図1の装着部およびパチンコ機を動作させる
ためのカードを示した平面図である。
【図36】従来例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 カード 2 書込部 6 カード搬送装置 7 カードデータリードライト装置 13 球発射装置 14 装着部(BB) 15 パチンコ機 17 カードリーダーライター 18 カード制御回路(BB制御回路) 19,20,35 報知手段(カード待機表示器兼カード忘れ
アラーム表示器、スピーカー) 26 カード返却スイッチ 28 カード待機検出スイッチ 30 パチンコ機制御回路 32 遊技検出スイッチ(ハンドルタッチ検出スイッチ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球の貸出可能金額データからなる遊
    技情報を書き込むための書込部を有する遊技用のカード
    と、 カードリーダライターに挿入された前記カードの前記書
    込部から遊技情報を読み出しかつ前記書込み部に遊技情
    報を書き込むためのカードデータリードライト装置と、 前記貸出可能金額データを遊技球に変換するための貸出
    信号を発生させる球貸スイッチと、 前記カードデータリードライト装置によって前記書込部
    の遊技情報を読込・書込可能な位置および排出位置に前
    記カードを搬送するためのカード搬送装置と、 前記貸出信号の発生に基づいて所定レートで前記貸出可
    能金額データを遊技球に変換演算し該演算値が表された
    貸出要求信号を発生させるカード制御回路と、 前記カードリーダライター内に前記カードが待機してい
    るときに待機検出信号を発生させるためのカード待機検
    出スイッチとからなる装着部が接続されると共に、 前記貸出要求信号の発生または入賞球の検出に基づいて
    貸出用遊技球または賞品用遊技球を排出制御するための
    パチンコ機制御回路を備えたパチンコ機において、 遊技者がハンドルに接触していないときおよびカードが
    カードリーダライターに装着されているときに、前記パ
    チンコ機制御回路は、前記カード制御回路からカード待
    機信号が入力されることに基づいて、前記パチンコ機制
    御回路に接続されたスピーカおよびカード忘れアラーム
    表示器によって、カード置き忘れを報知することを特徴
    とするパチンコ機。
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