JPH10290565A - 電圧垂下抑制回路 - Google Patents

電圧垂下抑制回路

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JPH10290565A
JPH10290565A JP9756797A JP9756797A JPH10290565A JP H10290565 A JPH10290565 A JP H10290565A JP 9756797 A JP9756797 A JP 9756797A JP 9756797 A JP9756797 A JP 9756797A JP H10290565 A JPH10290565 A JP H10290565A
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transistor
power supply
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JP9756797A
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Takahiro Miyazaki
貴裕 宮崎
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電源の電圧をドロップさせて負荷に供給
する電源装置に於ける電圧垂下抑制回路に関し、電源ス
イッチのオン時に、所定値以上の電圧が負荷に供給され
ないように抑制する。 【解決手段】 直流電源1から負荷2に電圧を、スイッ
チング・トランジスタ5によるスイッチング動作によっ
てドロップさせ、そのスイッチング動作による変換電力
をトランス6の二次側から直流電源1に帰還させるスイ
ッチングDC/DCコンバーター3を有する電源装置に
於いて、入力側コンデンサ8を有するスイッチングDC
/DCコンバーター3と直列に、ドロップ電圧を制御す
るトランジスタ11を有するシリーズレギュレーター4
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源の電圧を
ドロップさせて負荷に供給する電源装置に於ける電圧垂
下抑制回路に関する。直流電源の電圧が負荷が必要とす
る電圧より高い場合に、直流電源の電圧をドロップさせ
て負荷に供給する構成が採用されている。例えば、加入
者回路に於いて、定電流給電を行う為に、加入者線の距
離が長い場合は、電源電圧を高くする必要があり、反対
に加入者線の距離が短い場合は、電源電圧を低くする必
要がある。従って、電源電圧を低くする場合は、直流電
源の電圧をドロップさせて供給することになる。このよ
うな電圧ドロップにより負荷に給電する電源装置の安定
化を図ることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図10は従来例の説明図であり、(A)
は直流電源101の電圧Viより低い電圧Vrを必要と
する負荷102に、ツェナーダイオード103により電
圧Vzをドロップさせて電圧を供給する場合を示し、負
荷102に流れる電流をI1 とすると、ツェナーダイオ
ード103に於いては、(I1 ×Vz)の電力損失が生
じる。
【0003】そこで、(B)に示すように、負荷102
に直列にスイッチングDC/DCコンバーター(DC/
DC)104を接続する構成が採用されている。スイッ
チングDC/DCコンバーター104は、スイッチング
によって電圧をドロップし、且つスイッチングによる変
換電力を直流電源101に帰還するものである。
【0004】その場合、前述と同様に、直流電源101
の電圧をVi、負荷102の電圧をVr、スイッチング
DC/DCコンバーター104によるドロップ電圧をV
z、負荷102に流れる電流をI1 、直流電源101に
帰還する電流をI2 とし、スイッチングDC/DCコン
バーター104の効率をEffとすると、スイッチング
DC/DCコンバーター104の電力損失PLは、 PL=Vz・I1 −Vi・I2 =Vz・I1 ・(1−E
ff) と表すことができる。従って、効率Effが100%に
近づく程、電力損失PLを低減することができる。
【0005】図11は従来例の要部回路図であり、10
1は直流電源、102は負荷、104はスイッチングD
C/DCコンバーター、105はスイッチング・トラン
ジスタ、106はトランス、107は制御部、108は
入力側コンデンサ、109はダイオード、110はコン
デンサ、111は比較器、112は誤差増幅器、113
は鋸歯状波発生器、114は基準電源、115,116
は抵抗、117は電源スイッチである。
【0006】スイッチングDC/DCコンバーター10
4の動作を簡単に説明すると、入力側コンデンサ108
の端子電圧を抵抗115,116で分圧し、基準電源1
14の基準電圧に対する誤差分を誤差増幅器112によ
り求め、比較器111に於いて鋸歯状波発生器113か
らの鋸歯状波電圧と誤差増幅器112からの誤差信号と
を比較し、その比較出力信号に従ってスイッチング・ト
ランジスタ105のオン,オフ期間を制御する。この場
合、電圧Vzが高くなると、オン期間を短くし、電圧V
zが低くなると、オン期間を長くするような比較出力信
号が、スイッチング・トランジスタ105のゲートに印
加される。
【0007】このスイッチング・トランジスタ105は
トランス106の一次巻線と直列に接続され、二次巻線
にダイオード109とコンデンサ110とからなる整流
平滑部が接続され、整流出力電圧が直流電源101に帰
還されるように接続されている。例えば、スイッチング
・トランジスタ105のオン期間が長くなると、トラン
ス106の二次巻線から整流平滑部を介して直流電源1
01に帰還される電力が増加し、電圧Vzが高くなり、
反対に、スイッチング・トランジスタ105のオン期間
が短くなると、トランス106の二次巻線から整流平滑
部を介して直流電源101に帰還される電力が減少し、
電圧Vzは低くなる。
【0008】従って、入力側コンデンサ108の端子電
圧Vzに対応した基準電源114の電圧を設定すること
により、比較器111の出力信号によりスイッチング・
トランジスタ105のオン,オフ期間が制御され、且つ
スイッチングによる変換電力が直流電源101に帰還さ
れるから、直流電源101の電圧Viを電圧Vzだけド
ロップさせて負荷102に所望の電圧Vrを印加する場
合の電力損失を低減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】スイッチングDC/D
Cコンバーター104は、前述のように、入力側コンデ
ンサ108を備えており、このスイッチングDC/DC
コンバーター104を介して負荷101に電圧Vrを印
加する場合、電源スイッチ117をオンとすると、入力
側コンデンサ108と負荷102とが直流電源101に
直列に接続された状態となり、入力側コンデンサ108
は直流電源101から負荷102を介して徐々に充電さ
れ、その端子電圧Vzは徐々に上昇する。従って、その
時点ではスイッチング・トランジスタ105はオフ状態
となり、負荷102の電圧Vrは設定値に比較して大き
な電圧となる。
【0010】例えば、電圧Vzは図10の(C)、電圧
Vrは図10の(D)に示すように変化する。即ち、電
源スイッチ117をオンとした瞬間には、負荷102の
電圧Vrは直流電源の電圧Viから徐々に低下し、入力
側コンデンサ108の端子電圧Vzが上昇して、時刻t
1に於いて、スイッチング・トランジスタ105がオ
ン,オフ制御される状態となると、入力側コンデンサ1
08の端子電圧Vzは一定となるように制御され、それ
によって、負荷102の電圧Vrは一定化されることに
なる。
【0011】従って、電源スイッチ117をオンとした
時に、スイッチングDC/DCコンバーター104が動
作を開始していないことにより、負荷102には、瞬間
的に直流電源101の電圧Viが印加される問題があ
る。本発明は、電源スイッチのオン時に於いても、負荷
に所定値以上の電圧が印加されないように構成すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧垂下抑制回
路は、(1)直流電源1から負荷2に印加する電圧をス
イッチング動作によってドロップさせ、且つスイッチン
グ動作による変換電力を直流電源1に帰還させるスイッ
チングDC/DCコンバーター3を有する電源装置に於
いて、スイッチングDC/DCコンバーター3に直列に
接続し、直流電源1から負荷2に印加する電圧をドロッ
プさせるシリーズレギュレーター4を設けている。この
シリーズレギュレーター4により、電源スイッチ17を
オンとした時の直流電源1の電圧Viをドロップさせ
て、負荷2の電圧Vrを所定値に抑制する。
【0013】又(2)入力側コンデンサ8を有するスイ
ッチングDC/DCコンバーター3と、電圧をドロップ
させるトランジスタ11を有するシリーズレギュレータ
ー4とを直列に接続し、入力側コンデンサ8の端子電圧
が所定値に上昇したことを検出して、シリーズレギュレ
ーター4のトランジスタ11を完全オン状態に制御する
回路を設ける。即ち、スイッチングDC/DCコンバー
ター3が動作を開始した後は、シリーズレギュレーター
4の動作を停止させてスルー状態とする。
【0014】又(3)スイッチングDC/DCコンバー
ター3による設定ドロップ電圧に比較して、シリーズレ
ギュレーター4による設定ドロップ電圧を低く設定す
る。電源スイッチ17をオンとした後、シリーズレギュ
レーター4によるドロップ電圧を次第に小さくし、スイ
ッチングDC/DCコンバーター3によるドロップ電圧
を次第に大きくして、スイッチングDC/DCコンバー
ター3により、負荷2に印加する電圧Vrを所定値とす
る。
【0015】又(4)スイッチングDC/DCコンバー
ター3の障害検出により、シリーズレギュレーター4の
トランジスタ11を完全オフ状態に制御する保護回路を
設けることができる。
【0016】又(5)スイッチングDC/DCコンバー
ター3の保護回路は、トランスの二次巻線の誘起電圧を
検出して基準電圧と比較する比較器と、この比較器によ
りトランスの二次巻線の誘起電圧が基準電圧以下に低下
した時に、スイッチングDC/DCコンバーターの障害
発生として、シリーズレギュレーター4のトランジスタ
11を完全オフ状態に制御する制御回路とを設けること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の説明図であり、1は直流電源、2は負荷、3はスイッ
チングDC/DCコンバーター、4はシリーズレギュレ
ーター、5はスイッチング・トランジスタ、6はトラン
ス、7はスイッチングDC/DCコンバーターの制御
部、8は入力側コンデンサ、9はダイオード、10はコ
ンデンサ、11はトランジスタ、12はシリーズレギュ
レーターの制御部、17は電源スイッチである。
【0018】スイッチングDC/DCコンバーター3
は、従来例のスイッチングDC/DCコンバーターと同
様な構成を有し、トランス6の一次巻線と直列にスイッ
チング・トランジスタ5が接続され、入力側コンデンサ
8の端子電圧Vcが設定値となるように、制御部7によ
りスイッチング・トランジスタ5のオン,オフ期間が制
御され、トランス6の二次巻線に接続されたダイオード
9とコンデンサ10とからなる整流平滑部を介して、変
換電力が直流電源1に帰還される。
【0019】又シリーズレギュレーター4は、端子間電
圧が所定の電圧Vzとなるように、制御部12によりト
ランジスタ11が制御され、このトランジスタ11によ
るドロップ電圧Vdが制御される。従って、電源スイッ
チ17をオンとした瞬間、スイッチングDC/DCコン
バーター3の入力側コンデンサ8の充電電荷は零であり
(Vc=0)、又シリーズレギュレーター4の制御部1
2の端子間電圧がVzとなるように、即ち、Vz≒Vd
となるようにトランジスタ11を制御するから、負荷2
に印加される電圧Vrは、Vr=Vi−Vzとなる。そ
して、入力側コンデンサ8が負荷2を介して徐々に充電
され、Vz=Vc−Vdとなるから、トランジスタ11
によるドロップ分Vcが減少するように制御される。
【0020】図2は本発明の第1の実施の形態の要部回
路図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、13は
トランジスタ、14はシャントレギュレーター、R1〜
R6は抵抗である。シリーズレギュレーター4の制御部
12は、トランジスタ13とシャントレギュレーター1
4と抵抗R1〜R6とからなる場合を示し、又スイッチ
ングDC/DCコンバーター3の制御部7は、例えば、
図11の制御部107と同様な構成を適用することがで
きる。
【0021】制御部12は、ドロップすべき電圧Vzを
抵抗R1,R2により分圧し、シャントレギュレーター
14を制御し、電圧Vzに対応してトランジスタ13を
制御し、このトランジスタ13を介してトランジスタ1
1のゲートに制御電圧を印加する。従って、電圧Vzが
高くなると、トランジスタ11のゲートにトランジスタ
13を介して印加する制御電圧を上昇させて、トランジ
スタ11による電圧のドロップ分を小さくする。又電圧
Vzが低くなると、トランジスタ11のゲートにトラン
ジスタ13を介して印加する制御電圧を低下させて、ト
ランジスタ11による電圧のドロップ分を大きくする。
それによって、電圧Vzを予め設定した所定値に維持す
ることができる。
【0022】図3は本発明の第1の実施の形態の動作説
明図であり、時刻t0に電源スイッチ17をオンとする
と、スイッチングDC/DCコンバーター3の入力側コ
ンデンサ8と、シリーズレギュレーター4のトランジス
タ11とを介して、直流電源1から負荷2に電圧が印加
される。この時、入力側コンデンサ8の端子電圧Vcは
ほぼ零である。従って、シリーズレギュレーター4を設
けていない従来例に於いては、直流電源1の電圧Viが
そのまま負荷2に印加される。
【0023】しかし、本発明に於いては、シリーズレギ
ュレーター4のトランジスタ11によるドロップ電圧V
dにより、負荷2には、Vr=Vi−Vdの電圧が印加
されることになる。又入力側コンデンサ8は、シリーズ
レギュレーター4のトランジスタ11と負荷2とを介し
て充電されることになり、従って、端子電圧Vcは実線
で示すように徐々に上昇する。
【0024】制御部12は、電圧Vzを検出してトラン
ジスタ11を制御するもので、入力側コンデンサ8の端
子電圧Vcの上昇に従って、トランジスタ11によるド
ロップ電圧Vdを点線で示すように徐々に低下させるこ
とになる。従って、端子間電圧Vzは、ほぼ一定のVz
1 となる。それによって、負荷2の電圧Vrは、Vi−
Vz1 =Vr1 となる。
【0025】そして、時刻t1に於いて、Vc=Vz1
となると、シリーズレギュレーター4のトランジスタ1
1は完全なオン状態となり、又制御部7がスイッチング
・トランジスタ5の制御を開始する。そして、スイッチ
ングDC/DCコンバーター3による電圧ドロップはV
2 となる。なお、予めVz1 <Vz2 の関係に設定し
ておくもので、それによって、シリーズレギュレーター
4のトランジスタ11が完全にオン状態となり、次に、
スイッチングDC/DCコンバーター3による電圧のド
ロップ制御が行われる。そして、負荷2に印加される電
圧Vrは、Vi−Vz2 =Vr2 となる。
【0026】図4は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、図1と同一符号は同一部分を示し、21はシリ
ーズレギュレーター4のトランジスタ11を完全オン状
態とする為のスイッチである。
【0027】この実施の形態に於いては、電源スイッチ
17をオンとした時に、シリーズレギュレーター12の
トランジスタ11により電圧Vzをドロップさせること
によって、負荷2に印加される電圧Vrを所定値に抑制
し、スイッチングDC/DCコンバーター3の入力側コ
ンデンサ8の端子電圧VcがVc≒Vzとなった以降
は、スイッチ21をオンとして、シリーズレギュレータ
ー4のトランジスタ11を完全オン状態とし、それ以降
のスイッチングDC/DCコンバーター4により、所望
の電圧Vzのドロップを生じさせるものである。
【0028】図5は本発明の第2の実施の形態の要部回
路図であり、図2と同一符号は同一部分を示し、R7〜
R9は抵抗、22は比較器、23は基準電圧Vr1 の基
準電源、24はホトカプラである。スイッチングDC/
DCコンバーター3の入力側コンデンサ8の端子電圧を
抵抗R7,R8により分圧し、基準電圧Vr1 と比較器
22により比較し、分圧電圧が基準電圧Vr1 を超える
と、即ち、入力側コンデンサ8の端子電圧が所定値を超
えると、ホトカプラ24をオンとする。
【0029】それによって、制御部12のトランジスタ
13が、ホトカプラ24のホトトランジスタを介してバ
イパスされる状態となり、シリーズレギュレーター4の
トランジスタ11のゲートに、ホトカプラ24のホトト
ランジスタと、抵抗R5とを介して電圧が印加され、ト
ランジスタ11は完全オン状態となる。そして、スイッ
チングDC/DCコンバーター3は、制御部7により入
力側コンデンサ8の端子電圧が所定値となるようにスイ
ッチング・トランジスタ5のオン,オフ期間を制御し、
所定の電圧Vzのドロップを生じさせる。
【0030】図6は本発明の第2の実施の形態の動作説
明図であり、直流電源1の電圧Viと、ドロップ電圧V
zと、入力側コンデンサ8の端子電圧Vcと、比較器2
2の出力信号PCとを示し、時刻t0に電源スイッチ1
7をオンとすると、前述のように、シリーズレギュレー
ター4によりVz1 のドロップ電圧となり、又入力側コ
ンデンサ8の端子電圧Vcは徐々に上昇する。又比較器
22の出力信号PCは、ハイレベル(“1”)となる。
従って、ホトカプラ24の発光ダイオードには電流が流
れない状態となる。
【0031】入力側コンデンサ8の端子電圧Vcが上昇
して、Vz1 ≒Vcとなると、比較器24の出力信号P
Cがローレベル(“0”)となる。それによって、ホト
カプラ24の発光ダイオードに電流が流れ、ホトトラン
ジスタはオン状態となる。それによって、制御部12の
トランジスタ13はホトトランジスタによってバイパス
され、シリーズレギュレーター4のトランジスタ11は
完全オン状態となる。又スイッチングDC/DCコンバ
ーター3の制御部7によりスイッチング・トランジスタ
5のオン,オフ期間の制御が開始され、入力側コンデン
サ8の端子電圧Vcは一定化され、このスイッチングD
C/DCコンバーター3によるドロップ電圧はVz2
なる。
【0032】従って、シリーズレギュレーター4を設け
たことによって、電源スイッチ17をオンとした直後
に、負荷2に直流電源1の電圧Viが負荷2に直接的に
印加されることを防止し、且つ前述の実施の形態に於け
るVz1 <Vz2 の条件は不要となり、任意のドロップ
電圧の関係に設定することができるものであり、スイッ
チングDC/DCコンバーター3による低電力損失の電
圧ドロップ制御を行うことができる。
【0033】図7は本発明の第3の実施の形態の説明図
であり、図1及び図4と同一符号は同一部分を示し、3
1は保護回路、32はトランジスタ等によるスイッチで
ある。この実施の形態は、保護回路31によりスイッチ
ングDC/DCコンバーター3が正常に動作しているか
否かを監視し、異常時に、スイッチ32をオンとして、
シリーズレギュレーター4のトランジスタ11を完全オ
フ状態に制御して、負荷2に異常な電圧が印加されない
ように保護するものである。
【0034】電源スイッチ17をオンとした後は、前述
の各実施の形態と同様に、スイッチングDC/DCコン
バーター3により電力損失を低減し、直流電源1の電圧
Viをドロップして負荷2に電圧Vrを印加し、且つ電
源スイッチ17のオン時に、シリーズレギュレーター4
によって負荷2に直流電源1の電圧Viが直接的に印加
されないように制御するものである。
【0035】そして、スイッチングDC/DCコンバー
ター3の障害発生を保護回路31が検出すると、スイッ
チ32をオンとする。それによって、トランジスタ11
のゲートに電圧が印加されなくなるから、完全オフ状態
となり、負荷2を保護することができる。この場合の保
護回路31は、例えば、スイッチング・トランジスタ5
のオン,オフ期間を監視し、連続的にオン状態が継続す
る場合は、短絡障害と判定する構成や、トランス6の二
次巻線の誘起電圧を監視し、スイッチング・トランジス
タ5がオン,オフ動作を停止する障害の時は、トランス
6の二次巻線の誘起電圧が零となるから、これを検出し
てスイッチング・トランジスタ5又は制御部7の障害と
判定する構成等を適用することができる。
【0036】図8は本発明の第3の実施の形態の要部回
路図であり、図2と同一符号は同一部分を示し、R10
〜R13は抵抗、33,34は比較器、35はホトカプ
ラ、36,37は基準電源、38はコンデンサ、39は
ダイオードである。この実施の形態に於ける保護回路
は、抵抗R10〜R13と比較器33,34と、コンデ
ンサ38と基準電源36,37とを含み、ホトカプラ3
5が図7に於けるスイッチ32に対応する。
【0037】電源スイッチ17をオンとすると、コンデ
ンサ38は抵抗R12を介して直流電源1により充電さ
れ、徐々にコンデンサ38の端子電圧が上昇する。この
コンデンサ38の端子電圧の基準電源37の基準電圧V
raと比較器33により比較し、コンデンサ38の端子
電圧が基準電圧Vraを超えるまで、出力信号はローレ
ベル(“0”)となる。
【0038】又抵抗R10,R11によりトランス6の
二次巻線の整流平滑出力電圧(ダイオード9により整流
され、コンデンサ10により平滑化された電圧)を分圧
し、基準電源36の基準電圧Vrbと比較する。この
時、比較器33の出力信号がローレベル(“0”)の状
態であると、比較器34の出力信号はハイレベル
(“1”)となり、ホトカプラ35の発光ダイオードに
は電流が流れないから、ホトトランジスタはオフ状態と
なっている。
【0039】又電源スイッチ17をオンとした時の負荷
2に印加される電圧Vrについては、前述の各実施の形
態と同様に、シリーズレギュレーター4のトランジスタ
11によるドロップ分により、直流電源1の電圧Viが
そのまま印加されることを回避することができる。そし
て、スイッチングDC/DCレギュレーター3の入力側
コンデンサ8の端子電圧の上昇に従ってシリーズレギュ
レーター4に於いて負担する電圧ドロップ分が減少し、
トランジスタ11を完全オン状態とした時に、スイッチ
ングDC/DCコンバーター3のスイッチング動作によ
って、所定の電圧ドロップ分を生じさせることができ
る。
【0040】そして、制御部7又はスイッチング・トラ
ンジスタ5の障害によって、スイッチング・トランジス
タ5が短絡状態となると、電圧ドロップ動作が停止し
て、負荷2に直流電源1の電圧Viに近い電圧が印加さ
れる。この時、シリーズレギュレーター4を動作状態と
することにより、負荷2に印加される電圧の上昇を回避
することもできるが、ツェナーダイオードによって電圧
ドロップを行う場合と同様に、電力損失が生じる問題が
ある。そこで、保護回路が動作するものであり、スイッ
チング・トランジスタ5のオン,オフ動作が停止するこ
とによって、トランス6の二次巻線の誘起電圧は零とな
る。従って、抵抗R10,R11による分圧電圧も零と
なる。
【0041】この時点に於いては、電源スイッチ17オ
ンからコンデンサ38は抵抗R12を介した充電完了の
時点を過ぎているから、比較器33の出力信号はハイレ
ベル(“1”)となっている。そして、抵抗R10,R
11による分圧電圧がほぼ零となるから、比較器34の
出力信号はローレベル(“0”)となり、ホトカプラ3
5の発光ダイオードに直流電源1から電流が流れて発光
し、ホトトランジスタはオン状態となる。それにより、
シリーズレギュレーター4のトランジスタ11のゲート
とソースとの間が短絡されて、トランジスタ11は完全
オフ状態となる。即ち、負荷2に対して電源供給回路を
遮断して保護することができる。
【0042】図9は本発明の第3の実施の形態の動作説
明図であり、Viは直流電源1の電圧、Vzはドロップ
電圧、Vcaはコンデンサ38の端子電圧、Vrbは比
較34に入力される基準電圧、Vsoはトランス6の二
次巻線に誘起された電圧の整流平滑出力電圧、PCaは
比較器34の出力信号、Vdはシリーズレギュレーター
4のトランジスタ11のドロップ電圧を示す。
【0043】時刻t0に電源スイッチ17をオンとする
と、直流電源1からシリーズレギュレーター4とスイッ
チングDC/DCコンバーター3とを介して負荷2に印
加する直流電圧Viの立上りとなり、ドロップ電圧Vz
はVz1 となる。又コンデンサ38の端子電圧Vca
は、抵抗R12を介して直流電圧Viにより充電されて
徐々に上昇し、基準電源37の基準電圧Vraを超える
までは、比較器33の出力信号はローレベル(“0”)
となる。
【0044】従って、比較器34の出力信号PCaはハ
イレベル(“1”)となり、ホトカプラ35の発光ダイ
オードには電流が流れない。又トランス6の二次巻線に
誘起された電圧の整流平滑出力電圧Vsoは、スイッチ
ングDC/DCコンバーター3が入力側コンデンサ8の
端子電圧の上昇に従って徐々に動作することに伴って徐
々に上昇する。又シリーズレギュレーター4のトランジ
スタ11の電圧Vdは時刻t0では最大となり、入力側
コンデンサ8の端子電圧の上昇に伴って次第に低下す
る。
【0045】時刻t1に例えばシリーズレギュレーター
4のトランジスタ11が完全オン状態となり、スイッチ
ングDC/DCコンバーター3によりドロップ電圧Vz
が少し大きくなってVz2 となる場合を示すが、前述の
ように、トランジスタ11を完全にオン状態とする回路
を付加すれば、Vz1 ≧Vz2 の関係に選定すること可
能である。又時刻t1以降は、トランス6の二次巻線の
誘起電圧の整流平滑出力電圧Vsoはほぼ一定値とな
る。
【0046】そして、時刻t2に於いて、コンデンサ3
8の端子電圧Vcaが、基準電源37の基準電圧Vra
を超えると、比較器33の出力信号はハイレベル
(“1”)となり、基準電源36の基準電圧Vrbが比
較器34に入力される。その時点では、トランス6の二
次巻線に誘起された電圧の整流平滑出力電圧Vsoは、
所定値を維持しているから、比較器34の出力信号はハ
イレベル(“1”)を維持することになる。
【0047】例えば、時刻t3に於いて、スイッチング
DC/DCコンバーター3のトランジスタ5が短絡状態
となると、ドロップ電圧Vzはほぼ零となり、又トラン
ス6の二次巻線の誘起電圧の整流平滑出力電圧Vsoも
零となる。それによって、抵抗R10,R11による分
圧電圧が基準電圧Vrbより低くなり、比較器34の出
力信号PCaはローレベル(“0”)となる。
【0048】比較器34の出力信号PCaがローレベル
(“0”)となると、ホトカプラ35の発光ダイオード
に電流が流れて発光し、ホトトランジスタがオン状態と
なる。それによって、シリーズレギュレーター4のトラ
ンジスタ11のゲートとソース間とが短絡された状態と
なって、トランジスタ11は完全オフ状態となる。それ
によって、負荷2に印加される電圧は遮断され、直流電
源1の電圧Viが直接的に印加される状態を回避するこ
とができる。
【0049】本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定
されるものではなく、種々付加変更することができるも
のであり、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組
合せることも可能であり、又電界効果トランジスタとし
て示すスイッチング・トランジスタ5及びトランジスタ
11は、バイポーラ・トランジスタとすることも可能で
ある。又ホトカプラ24,35は、トランジスタ等によ
るスイッチ素子とすることも可能である。又シリーズレ
ギュレーター4の制御部12は、他の既に知られている
回路構成を適用することも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スイッ
チングDC/DCコンバータ3とシリーズレギュレータ
ー4とを設けて、直流電源1から負荷2に電圧をドロッ
プさせて供給するものであり、スイッチングDC/DC
コンバーター3による低消費電力化と共に、電源スイッ
チ17をオンとした時の負荷2に印加される電圧を、シ
リーズレュギレーター4によって低下させて、直流電源
1の電圧Viが直接的に負荷2に印加されないように抑
制するものであり、負荷2を保護し、電源装置の安定化
を図ることができる利点がある。
【0051】又シリーズレギュレーター4のトランジス
タ11を、スイッチングDC/DCコンバーター3の入
力側コンデンサ8の端子電圧が所定値に上昇した時に、
完全オン状態に制御することにより、シリーズレギュレ
ーター4のドロップ電圧と、スイッチングDC/DCコ
ンバーター3のドロップ電圧との関係を任意に選定する
ことができる利点があり、又障害発生時に、トランジス
タ11を完全オフ状態に制御することにより、負荷2を
保護することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の要部回路図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の要部回路図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の要部回路図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図10】従来例の説明図である。
【図11】従来例の要部回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 負荷 3 スイッチングDC/DCコンバーター 4 シリーズレギュレーター 5 スイッチング・トランジスタ 6 トランス 7 制御部 8 入力側コンデンサ 11 トランジスタ 12 制御部 17 電源スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から負荷に印加する電圧をスイ
    ッチング動作によってドロップさせ、且つ該スイッチン
    グ動作による変換電力を前記直流電源に帰還させるスイ
    ッチングDC/DCコンバーターを有する電源装置に於
    いて、 前記スイッチングDC/DCコンバーターに直列に接続
    し、前記直流電源から前記負荷に印加する電圧をドロッ
    プさせるシリーズレギュレーターを設けたことを特徴と
    する電圧垂下抑制回路。
  2. 【請求項2】 入力側コンデンサを有する前記スイッチ
    ングDC/DCコンバーターと、電圧をドロップさせる
    トランジスタを有するシリーズレギュレーターとを直列
    に接続し、前記入力側コンデンサの端子電圧が所定値に
    上昇したことを検出して、前記シリーズレギュレーター
    の前記トランジスタを完全オン状態に制御する回路を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の電圧垂下抑制回
    路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチングDC/DCコンバータ
    ーによる設定ドロップ電圧に比較して、前記シリーズレ
    ギュレーターによる設定ドロップ電圧を低く設定したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の電圧垂下抑制回
    路。
  4. 【請求項4】 前記スイッチングDC/DCコンバータ
    ーの障害検出により、前記シリーズレギュレーターの前
    記トランジスタを完全オフ状態に制御する保護回路を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載
    の電圧垂下抑制回路。
  5. 【請求項5】 前記保護回路は、前記スイッチングDC
    /DCコンバーターのトランスの二次巻線の誘起電圧を
    検出して基準電圧と比較する比較器と、該比較器により
    前記二次巻線の誘起電圧が前記基準電圧以下に低下した
    時に前記スイッチングDC/DCコンバーターの障害発
    生として、前記シリーズレギュレーターの前記トランジ
    スタを完全オフ状態に制御する制御回路とを有すること
    を特徴とする請求項4記載の電圧垂下抑制回路。
JP9756797A 1997-04-15 1997-04-15 電圧垂下抑制回路 Withdrawn JPH10290565A (ja)

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