JPH10289600A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10289600A
JPH10289600A JP9095834A JP9583497A JPH10289600A JP H10289600 A JPH10289600 A JP H10289600A JP 9095834 A JP9095834 A JP 9095834A JP 9583497 A JP9583497 A JP 9583497A JP H10289600 A JPH10289600 A JP H10289600A
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JP
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test
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read
main amplifier
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JP9095834A
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Hidekazu Egawa
英和 江川
Hironori Katayama
浩典 片山
Masakazu Asaumi
正和 浅海
Akira Takahashi
昌 高橋
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアル/パラレル変換を行うメモリにおい
ても、パラレルデータの圧縮によりアドレス圧縮テスト
が可能な半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 パラレル/シリアル変換機能を内部に搭
載しているフレームメモリであって、メインアンプMA
とトランスファトランジスタTTRとの間に、メインア
ンプMAの読み出しデータと反転されたテスト信号Te
stとを入力とする出力判定回路TCが設けられること
により、全てのメインアンプMAの各読み出しデータの
出力判定を行い、この判定結果をシフトレジスタR0に
格納し、かつ1つのメインアンプMAの読み出しデータ
の出力を行い、この読み出しデータをシフトレジスタR
1に格納し、このシフトレジスタR0,R1だけでテス
トの一致または不一致、および一致したデータの“0”
または“1”の判定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置技
術に関し、特にパラレル/シリアル変換機能を内部に搭
載しているフレームメモリなどの半導体メモリにおい
て、アドレス圧縮テストが可能な半導体記憶装置に適用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討した技術とし
て、一般の64Mbit−DRAM(Dynamic Random A
ccess Memory)などでは、I/O(Input/Output)数が
少ないため、チップに内蔵されているメインアンプの1
/4程度を活性化して読み出しを行っているものと考え
られる。従って、製造時の選別テストなどで、TAT
(Turn Around Time)短縮のためにアドレス圧縮を行う
場合には、通常、非活性化されているメインアンプを活
性化させ、そのメインアンプの出力同士を比較してその
結果を出力させている。
【0003】このアドレス圧縮テストは、メモリの縮約
テストの一つの手法として用いられ、1個のチップに対
するテスト時間を減らすために、1つのアドレスにより
複数のアドレス分のテストを行う技術である。なお、こ
の縮約テストには、他にI/O圧縮テストがあり、これ
は16MbitまでのDRAMなどにおいて同時にテス
ト可能なチップの個数を増やすための手法であり、1つ
のI/Oにより複数のI/O分のテストを行う技術であ
る。
【0004】一方、メモリサイクルより高速な転送レー
トを要求する分野、たとえば画像処理分野などで使用さ
れるメモリ(たとえばフレームメモリなど)では、メモ
リマットからパラレルで読み出したアナログ信号を、メ
インアンプなどでデジタル信号化して、そのデジタル信
号をシリアル変換を行って、シフトレジスタなどから読
み出し、高速な転送レートを可能としている。
【0005】なお、このような画像処理分野などで使用
されるメモリ技術に関しては、たとえば昭和59年11
月30日、株式会社オーム社発行、社団法人電子通信学
会編の「LSIハンドブック」P485〜P530など
の文献に記載される技術などが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な画像処理分野などで使用されるメモリにおいては、パ
ラレル読み出し数が64〜128bitと多いため、チ
ップサイズの関係から余分にメインアンプを内蔵するこ
とができないので、非活性のメインアンプは存在せず、
従って一般のDRAMで使用しているようなアドレス圧
縮回路方式は適用できないという問題点がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、シリアル/パラ
レル変換を行うメモリにおいても、パラレルデータの圧
縮によりアドレス圧縮テストが行えるようにすることが
できる半導体記憶装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0010】すなわち、本発明による半導体記憶装置
は、内部でパラレル/シリアル変換を行うメモリに適用
されるものであり、メインアンプとシフトレジスタとの
間に、メインアンプの各読み出しデータの一致または不
一致、および一致したデータの“0”または“1”の判
定のうち、少なくとも一致または不一致を判定する出力
判定回路が設けられて構成されるものである。
【0011】具体的に、出力判定回路は、メインアンプ
の各読み出しデータの出力判定および読み出しデータの
出力を行うゲート回路から構成するようにしたものであ
る。これにより、メインアンプからシフトレジスタへの
各読み出しデータの転送途中で出力判定および読み出し
データの出力を行い、この判定結果および読み出しデー
タをシフトレジスタの先頭2ビットに格納し、このシフ
トレジスタの先頭2ビットだけでテストの一致または不
一致、および一致したデータの“0”または“1”の判
定を行うことができる。
【0012】また、出力判定回路を、メインアンプの各
読み出しデータの出力判定を行うゲート回路から構成す
る場合には、メインアンプからシフトレジスタへの各読
み出しデータの転送途中で出力判定を行い、この判定結
果をシフトレジスタの先頭1ビットに格納し、このシフ
トレジスタの先頭1ビットだけでテストの一致または不
一致の判定を行うことができる。
【0013】さらに、テスト用の期待値を格納するテス
トレジスタと、出力判定結果を保持する判定フラグ回路
とを設け、かつ出力判定回路を、メインアンプの各読み
出しデータとテストレジスタの期待値との出力判定を行
うゲート回路から構成する場合には、テスト当初に予め
テストレジスタに期待値を格納しておき、メインアンプ
の読み出しデータとテストレジスタの期待値とを比較す
ることにより、テスト判定を行うことができる。このテ
スト終了後、判定フラグ回路の内容を確認することによ
り、テストの一致または不一致を判定することができ
る。
【0014】特に、判定フラグ回路をRSフリップフロ
ップから構成した場合には、判定フラグ回路の内容を、
読み出し動作毎に出力せずに、複数の読み出し動作の最
後に出力することができるので、読み出し動作の終了後
にテストの評価を行うことも可能である。
【0015】よって、フレームメモリなどの半導体記憶
装置によれば、シリアル/パラレル変換を行うメモリに
おいても、アドレス圧縮テストを実施することができる
ので、テスト時間の短縮が可能となる。これにより、製
品の原価低減を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1である半導体記憶装置の概略を示す構成図、図2は
本実施の形態1の半導体記憶装置を示す構成図、図3は
本実施の形態1におけるテスト回路部分を示す構成図、
図4はテストモードを示すタイミングチャート、図5は
通常モードを示すタイミングチャートである。
【0018】まず、図1により本実施の形態1の半導体
記憶装置の概略構成を説明する。
【0019】本実施の形態1の半導体記憶装置は、たと
えばパラレル/シリアル変換機能を内部に搭載している
フレームメモリとされ、DRAMによるメモリ部1の他
に、このメモリ部1に対する入出力のためのデータレジ
スタ部2,3を内蔵し、メモリ部1と入力側のデータレ
ジスタ部2、出力側のデータレジスタ部3とが別々のポ
ートを持っていて、それぞれ非同期に独立にアクセスで
きるようになっている。
【0020】メモリ部1は、たとえば図2に示すよう
に、m個のメモリセルが接続されたn行のワード線W
L、n個のメモリセルが接続されたm列のデータ線対
D,バーDからなるメモリマットMATと、n行m列の
中からそれぞれ1本を選択する行デコーダRDECおよ
び列デコーダCDEC、そのデコーダの出力を受けてワ
ード線WLあるいは列線YLに選択パルス電圧を与える
行ドライバRDRおよび列ドライバCDR、データ線対
D,バーDのセル読み出し信号を増幅するセンスアンプ
SA、メインアンプMAなどからなる周辺回路と、入出
力信号に対応する複数のバッファとから構成されてい
る。
【0021】このメモリ部1において、入力信号には、
N個(Nビット)のアドレス信号Ai、2個のクロック
信号バーRAS,バーCAS、書き込みデータDin、
書き込み制御信号バーWEがあり、また出力信号には、
読み出しデータDoutがある。その他、2種の電源電
圧Vdd,Vssがある。これらの入出力信号に対応し
て、複数の行および列アドレスバッファRAB,CA
B、バーRAS,バーCASのクロック入力バッファR
CB,CCB、書き込み制御バッファWB、データ入力
バッファDIB、データ出力バッファDOBなどが設け
られている。
【0022】データレジスタ部2,3は、たとえば図2
に示すように(出力側)、メモリ部1と非同期にアクセ
ス可能なトランスファートランジスタTTR、シフトレ
ジスタRなどからなり、メモリ部1の入力側および出力
側にそれぞれ設けられている。これらのトランスファー
トランジスタTTR、シフトレジスタRは、メインアン
プMAに対応して所定の数量およびビット数となってい
る。なお、図2においては出力側のみを示しているが、
入力側においても同様の構成となっている。
【0023】このメモリ部1と出力側のデータレジスタ
部3との間において、メモリマットMATからパラレル
で読み出したアナログ信号をメインアンプMAでデジタ
ル信号化して、このデジタル信号をゲート制御されるト
ランスファトランジスタTTRを介してシフトレジスタ
Rに格納し、シリアル変換を行ってシフトレジスタRか
ら読み出し、このシフトレジスタRからクロック信号に
同期させてデータ出力バッファDOBに出力し、メモリ
マットMATのデータを外部に出力することができる構
成となっている。
【0024】特に、本実施の形態1においては、たとえ
ば図3に示すように、メインアンプMAとトランスファ
トランジスタTTRとの間に、テスト信号Testを反
転するインバータIVと、第0ビットのメインアンプM
Aの読み出しデータをバッファリングするバッファB
と、第2〜第7ビットのメインアンプMAの読み出しデ
ータとテスト信号Testとの論理積をとるゲートAN
Dと、メインアンプMAの読み出しデータと反転された
テスト信号Testとを入力とする出力判定回路TCと
が設けられている。なお、ゲートANDは、必ずしも必
要となるものではない。
【0025】出力判定回路TCは、反転されたテスト信
号Testにより制御してメインアンプMAの読み出し
データをバッファリングする8個のクロックトバッファ
CBと、これらの出力データを階層的に比較する7個の
エクスクルーシブオアEXORと、これらの比較結果を
反転されたテスト信号Testにより制御し、バッファ
リングして出力する1個のクロックトバッファCBOと
から構成されている。
【0026】次に、本実施の形態1の作用について、始
めにフレームメモリ、主にDRAMによるメモリ部1の
代表的な動作モードである読み出し動作、書き込み動
作、リフレッシュ動作、高速列アクセス動作を取りあ
げ、それぞれの概要を簡単に説明する。
【0027】(1).読み出し動作 この読み出し動作において、たとえばアドレスマルチプ
レクスではアドレス信号Aiは時分割で入力するため、
バーRASとバーCASの2つの同期信号が必要であ
る。バーRASが高レベルの期間は、行系回路がプリチ
ャージされる期間で、この間はチップ内部ではいかなる
メモリ動作も行われない。一方、バーCASが高レベル
の期間中は、データ出力バッファDOBやデータ入力バ
ッファDIBなどの列系回路がプリチャージされる期間
で、この間はチップ外部との読み出し動作、書き込み動
作は行われない。
【0028】バーRASが低レベルになると行系回路が
活性化され、メモリ動作が始まる。続いて、バーCAS
が低レベルになると読み出し動作あるいは書き込み動作
が始まり、チップ外部とのデータの授受が行われる。こ
のようにDRAMでは、プリチャージ期間と活性期間が
交互に繰り返される。通常、バーRASのサイクル時間
がチップのサイクル時間となる。
【0029】読み出し動作の指定は、書き込み制御信号
バーWEをバーCASの立ち下がり時点よりも前に高レ
ベルにして、バーCASが立ち上がるまでそれを保持す
ることにより行う。データがいったん出力されると、バ
ーCASが立ち上がるまでデータを保持する。このアク
セス時間には3種類あって、バーRASおよびバーCA
Sの立ち下がり時点からデータ出力端子にデータが出力
されるまでの時間を、それぞれバーRASアクセス時
間、バーCASアクセス時間と呼び、列アドレスが確定
された時点からデータが出力されるまでの時間をアドレ
スアクセス時間と呼ぶ。
【0030】(2).書き込み動作 この書き込み動作において、アドレス信号AiとバーR
AS,バーCASとの関係は、読み出し動作と同じなの
で省略する。またサイクル時間などのバーRAS,バー
CASのタイミング規格も読み出し動作と全く同じであ
る。ただし、バーWEをバーCASの立ち下がり時点よ
りも前に低レベルにすることによって書き込み動作を指
定する。このサイクル中はデータ出力端子は高インピー
ダンス状態に保持される。なお、バーRASを低レベル
のままの状態で、いったんチップ外部に読み出したデー
タを外部で変更して再び同じメモリセルに書き込むとい
う、Read Modify Write動作の仕様も
ある。
【0031】(3).リフレッシュ動作 このリフレッシュ動作においては、読み出し・書き込み
といったランダムアクセス動作中に割り込んで行うリフ
レッシュ動作と、電池バックアップ期間中のようにチッ
プ内の記憶情報を保持するためだけに行うリフレッシュ
動作がある。前者では、バーRAS only リフレ
ッシュと、CBR(バーCAS before バーR
AS)リフレッシュが、また後者ではセルフリフレッシ
ュが標準になっている。その他、データを出力しながら
リフレッシュを行うヒドン(hidden)リフレッシ
ュもある。
【0032】たとえば、バーRAS only リフレ
ッシュにおいては、読み出し・書き込み動作と同じタイ
ミング規格のバーRASの1サイクル中に、1行(ワー
ド線WL)の全メモリセルが同時にリフレッシュされ
る。ただし、バーCASを高レベルにしてチップ外部か
らリフレッシュアドレスを与えなければならない。最大
リフレッシュ時間の期間内にアドレス信号Aiの組み合
わせでワード線WLを順次選択してリフレッシュしなけ
ればならない。
【0033】このリフレッシュのしかたには集中リフレ
ッシュと分散リフレッシュがある。集中リフレッシュ
は、最小サイクルでリフレッシュを繰り返し、この期間
はチップ外部からメモリアクセスはできないが、残りの
全期間は、リフレッシュを割り込ませずに外部からメモ
リアクセスを受け付ける方法である。分散リフレッシュ
は、リフレッシュ動作の1サイクルを最大リフレッシュ
時間の期間中に等しく分散したものである。実際には分
散リフレッシュが多用されるので、リフレッシュ動作の
1サイクルが通常の読み出し・書き込み動作のサイクル
に割り込んだタイミングとなる。
【0034】また、CBRリフレッシュにおいては、バ
ーCASをバーRASに先行させて低レベルにすること
によって、リフレッシュ動作であることを内部で判定す
る。この判定パルスによって内部のリフレッシュアドレ
スカウンタからアドレスが発生し、ワード線WLが選ば
れてリフレッシュされる。従って、外部からアドレス信
号Aiを与える必要はない。
【0035】さらに、セルフリフレッシュにおいては、
通常のメモリサイクルの終了後、CBRタイミングにし
てバーRASのパルス幅を、たとえば100μs以上に
設定する。内部ではこの時間以上になるとリフレッシュ
アドレスカウンタとリフレッシュタイマーを用いたリフ
レッシュ動作が始まり、バーCAS,バーRASがとも
に低レベルである限りセルフリフレッシュが続く。リフ
レッシュされる頻度が少ないほどチップの消費電力は低
くなるが、この頻度はチップ内の温度を検出するタイマ
ーによって自動的に調整される。なお、セルフリフレッ
シュから通常サイクルに移る場合には、バーRASのプ
リチャージ期間が必要である。
【0036】(4).高速列アクセス動作 本実施の形態1のようなフレームメモリや、キャッシュ
メモリを採用したシステムなどでは、行アドレスは固定
したままで、列アドレスの異なる、それも連続した列ア
ドレスの多数ビットをアクセスする場合が多い。この列
アクセス動作は、メモリマットMATの超並列でアクセ
ス可能な構造上の特徴を利用したものである。列アドレ
スの多数ビットのデータを高速に処理できるので、前記
した用途に近年注目されている。
【0037】この動作では、まず行アドレスによってワ
ード線WLを選択し、ワード線WL上の全てのメモリセ
ルを、センスアンプSAで増幅した状態でいったんそれ
ぞれのデータ線対D,バーDに読み出しておく。次に、
列アドレスによってあるデータ線対D,バーDの読み出
し情報をチップの外部に取り出し、次に他の列アドレス
によって他のデータ線対D,バーDの情報を取り出すと
いうように列アドレスを順次変えていけば、ワード線W
L上の全てのセル情報を連続して取り出すことができ、
この動作は高速である。
【0038】この場合のアクセス時間は、列アドレスが
入力してデータが出力するまでの時間、すなわち前記し
たアドレスアクセス時間そのものであり、長時間を要す
る行系回路の動作時間、たとえばワード線WLの駆動時
間やセンス時間を考慮する必要がないためである。サイ
クル時間もこの分だけ速くなる。
【0039】書き込み動作についても、データ線対D,
バーDに読み出されているセル信号増幅データを、外部
から与えた書き込みデータで順次置き換えていくだけな
ので高速である。所望のデータ線対D,バーDの全てに
書き込みデータ電圧を印加した後に、ワード線WLをオ
フにすることで列アクセスモードの書き込みは完了す
る。このように、行アドレスは同じままで、列アドレス
のみを切り換える列アクセスモードは種々提案されてい
るが、ここでは代表的な高速ページモード、ニブルモー
ド、スタティックカラムモードの動作タイミングを説明
する。
【0040】たとえば、高速ページモードの読み出しタ
イミングにおいては、列アドレスの選択はランダムであ
り、サイクル時間はたとえば40nsである。チップ内
部ではATD(Address Transition Detector) 回路によ
って主な列系回路はサイクル毎にプリチャージされ、列
アドレスで選ばれたデータ線対D,バーDの読み出しデ
ータが、データ出力バッファDOBの近くでバーCAS
で制御されて出力される。バーCASとのアドレスセッ
トアップ時間、アドレスホールド時間などの規格のため
に、チップとしての高速化には限界がある。
【0041】また、ニブルモードの読み出しタイミング
においては、たとえば4ビットのシフトレジスタ単位で
データが入出力される。ただし、2ビットのアドレス信
号を用いて4ビットの中の先頭ビットだけはランダムに
指定できる。すなわち最初の1ビット目は通常の読み出
しあるいは書き込み動作であるが、それに続く3ビット
はバーCASのクロックパルスだけで連続出力する。先
頭ビット以外は列アドレスの指定は不要である。
【0042】このモードでは、データ出力端子の近くに
4個のデータラッチ回路と、その出力を入力とする4ビ
ットのデコード機能付きリングカウンタ形シフトレジス
タが設けられている。4個のサブアレーから並列に入力
して4個のデータラッチ回路にいったん蓄えられた読み
出しデータは、シフトレジスタで直列に変換されてバー
CASに同期して連続に外部出力される。このシフトレ
ジスタはもともと高速なので、ニブルモードサイクルは
バーCASサイクルで決まり、たとえば35nsと比較
的速い。
【0043】さらに、スタティックカラムモードの読み
出しタイミングにおいては、同じ行アドレスのもとで列
アドレスを換えて、データ線対D,バーDに読み出され
ている増幅データの読み出し・書き込みを行うというも
のである。連続サイクル中は、バーCASは低レベルの
ままで、アドレス信号はdon’t careの部分が
なく、これはバーCASで列アドレスをラッチできない
ためである。列アドレスの指定はランダムであり、サイ
クル時間はアドレスの切り換えだけで決まる。ATD回
路と列アドレスバッファCABの動作だけで列系回路の
選択動作が行われる。
【0044】以上のようにして、特にDRAMによるメ
モリ部1に対する読み出し動作、書き込み動作、リフレ
ッシュ動作、高速列アクセス動作のためのアクセスが行
われ、一方、メモリ部1の入力側に設けられたデータレ
ジスタ部2、出力側に設けられたデータレジスタ部3に
対しては、メモリ部1と非同期に独立にアクセスできる
ようになっている。
【0045】たとえば、入力側のデータレジスタ部2に
外部からデータを入力している間に、メモリ部1から出
力側のデータレジスタ部3にデータを転送したり、また
はデータレジスタ部3から外部にデータを出力すること
ができ、逆に出力側のデータレジスタ部3から外部にデ
ータを出力している間に、入力側のデータレジスタ部2
に外部からデータを入力したり、またはデータレジスタ
部2からメモリ部1にデータを転送することができる。
【0046】次に、本実施の形態1におけるフレームメ
モリの特徴であるアドレス圧縮によるテストモードにつ
いて、図4のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0047】このアドレス圧縮によるテストモード時に
は、テスト当初に予めメモリマットMATに、たとえば
全て“0”または全て“1”のデータを書き込んでお
く。
【0048】まず、テスト信号Testを“L”に固定
する。このテスト信号TestはインバータIVにより
“H”に反転され、この反転信号はメインアンプMAの
読み出しデータとともに出力判定回路TCに入力され
る。この出力判定回路TCにおいて、反転された“H”
のテスト信号Testによって制御し、メインアンプM
Aの読み出しデータをクロックトバッファCBによりバ
ッファリングする。
【0049】さらに、バッファリングされたメインアン
プMAの読み出しデータを、エクスクルーシブオアEX
ORにより階層的に比較する。ここでは、第0ビットと
第1ビット、第2ビットと第3ビット、第4ビットと第
5ビット、第6ビットと第7ビットを比較し、その比較
結果の第0および第1ビットと第2および第3ビット、
第4および第5ビットと第6および第7ビットを比較
し、さらにその比較結果の第0〜第3ビットと第4〜第
7ビットを比較して、3段階で読み出しデータの比較を
行う。
【0050】そして、階層的に比較された結果を、反転
された“H”のテスト信号Testによって制御してク
ロックトバッファCBOによりバッファリングし、リー
ドトランスファ信号RTrによりトランスファトランジ
スタTTRをゲート制御して、メインアンプMAの第0
ビットに対応するシフトレジスタR0に格納する。この
第0ビットに対応するメインアンプMAの読み出しデー
タは、テスト信号Testによって制御されるクロック
トバッファBによりバッファリングされているので、シ
フトレジスタR0には出力判定回路TCからの比較結果
が格納される。
【0051】たとえば、メモリマットMATに全て
“0”のデータが書き込まれた場合には、この階層的な
比較結果として“1”のデータがシフトレジスタR0に
格納され、同様に全て“1”のデータが書き込まれた場
合にも“1”のデータが格納される。一方、メモリマッ
トMATに“0”と“1”のデータが混在して書き込ま
れた場合には、シフトレジスタR0に“0”のデータが
格納される。
【0052】この際に、第1ビットについては、メモリ
マットMATからパラレルで読み出したアナログ信号を
メインアンプMAでデジタル信号化して、このデジタル
信号をリードトランスファ信号RTrによりトランスフ
ァトランジスタTTRをゲート制御して、シフトレジス
タR1に格納する。
【0053】たとえば、メモリマットMATに全て
“0”のデータが書き込まれた場合には、第1ビットに
対応するメモリマットMATから“0”のデータが読み
出されて“0”がシフトレジスタR1に格納され、また
全て“1”のデータが書き込まれた場合には“1”がシ
フトレジスタR1に格納される。
【0054】また、第2〜第7ビットに関しては、メモ
リマットMATからパラレルで読み出されたアナログ信
号がメインアンプMAでデジタル信号化されるが、この
デジタル信号はゲートANDによりテスト信号Test
と論理積され、よってテストモード中はシフトレジスタ
R2〜R7には“0”が格納される。
【0055】以上のようにして、シフトレジスタR0に
は、出力判定回路TCから各メインアンプMAの読み出
しデータの値が一致している場合は“1”が出力され、
不一致の場合は“0”が出力されて格納される。また、
シフトレジスタR1には、“0”または“1”のどちら
で一致したかが出力されて格納される。
【0056】よって、シフトレジスタR0〜R7のう
ち、シフトレジスタR0,R1の先頭2ビットをリード
クロック信号RCLKに同期させてデータ出力バッファ
DOBに転送し、データ出力バッファDOBから読み出
しデータDoutとして出力して外部に読み出せば、一
致(Pass)、不一致(Fail)が判定でき、さら
に一致している場合には“0”または“1”のどちらで
一致しているかが判定できる。
【0057】この判定結果の出力の際には、リードクロ
ック信号RCLKの第1クロックに同期させてシフトレ
ジスタR0のデータ、第2クロックに同期させてシフト
レジスタR1のデータをそれぞれ読み出しデータDou
tとして出力させて、3クロックによりシフトレジスタ
R0,R1のデータを読み出しデータDoutとして出
力させることができる。
【0058】なお、通常モード時は、図5のタイミング
チャートに示すように、テスト信号Testを“H”に
固定し、メモリマットMATからパラレルで読み出した
アナログ信号をメインアンプMAでデジタル信号化し、
このデジタル信号をリードトランスファ信号RTrによ
りトランスファトランジスタTTRをゲート制御して、
シフトレジスタR0〜R7に格納する。
【0059】そして、格納されたシフトレジスタR0〜
R7のデータを、リードクロック信号RCLKに同期さ
せてデータ出力バッファDOBに転送し、読み出しデー
タDoutとして出力して外部に読み出すことができ
る。この際には、リードクロック信号RCLKの第1〜
第8クロックにそれぞれ同期させてシフトレジスタR0
〜R7のデータを出力させて、9クロックによりシフト
レジスタR0〜R7のデータを出力させることができ
る。
【0060】従って、本実施の形態1によれば、メイン
アンプMAとトランスファトランジスタTTRとの間
に、クロックトバッファCB、エクスクルーシブオアE
XOR、クロックトバッファCBOなどからなる出力判
定回路TCを設けることにより、全てのメインアンプM
Aの各読み出しデータの出力判定を行い、この判定結果
をシフトレジスタR0に格納し、かつ1つのメインアン
プMAの読み出しデータの出力を行い、この読み出しデ
ータをシフトレジスタR1に格納し、このシフトレジス
タR0,R1だけでテストの一致または不一致、および
一致したデータの“0”または“1”の判定を行うこと
ができる。
【0061】よって、シリアル/パラレル変換を行うフ
レームメモリにおいても、アドレス圧縮テストを実施す
ることができ、テスト時間を短縮することができる。た
とえば、本実施の形態1の場合には、通常モードでは全
てのデータを読み出すために9クロックのリードクロッ
ク信号RCLKが必要であるのに対して、テストモード
では3クロックに低減することができ、6クロック分の
テスト時間の短縮が可能となる。
【0062】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2である半導体記憶装置におけるテスト回路部分を示
す構成図、図7はテストモードを示すタイミングチャー
トである。
【0063】本実施の形態2の半導体記憶装置は、前記
実施の形態1と同様にパラレル/シリアル変換機能を内
部に搭載しているフレームメモリとされ、前記実施の形
態1との相違点は、メインアンプMAの読み出しデータ
が一致しているかどうかだけを判定するようにした点で
ある。
【0064】すなわち、本実施の形態2においては、図
6に示すように、メインアンプMAとトランスファトラ
ンジスタTTRとの間に、クロックトバッファCB、エ
クスクルーシブオアEXOR、クロックトバッファCB
Oなどからなる出力判定回路TCが設けられ、さらにメ
インアンプMAの読み出しデータとテスト信号Test
との論理積をとるゲートANDを第1〜第7ビットに適
用するようにして、第1ビットのメインアンプMAの出
力に1個のゲートANDが追加された構成となってい
る。
【0065】従って、本実施の形態2におけるアドレス
圧縮によるテストモードについても、図7のタイミング
チャートに示すように、シフトレジスタR0には、出力
判定回路TCから各メインアンプMAの読み出しデータ
の値が一致している場合は“1”が出力され、不一致の
場合は“0”が出力されて格納される。
【0066】よって、シフトレジスタR0〜R7のう
ち、シフトレジスタR0の先頭1ビットをリードクロッ
ク信号RCLKに同期させてデータ出力バッファDOB
に転送し、読み出しデータDoutとして出力して外部
に読み出せば、一致(Pass)、不一致(Fail)
が判定できる。この判定結果の出力の際には、リードク
ロック信号RCLKの2クロックに同期させてシフトレ
ジスタR0のデータを出力させることができる。
【0067】従って、本実施の形態2によれば、前記実
施の形態1と同様に、シリアル/パラレル変換を行うフ
レームメモリにおいてもアドレス圧縮テストが実施で
き、さらに出力判定回路TCによって全てのメインアン
プMAの各読み出しデータの出力判定を行い、この判定
結果をシフトレジスタR0に格納し、このシフトレジス
タR0だけでテストの一致または不一致の判定を行うこ
とができる。
【0068】特に、本実施の形態2においては、テスト
の一致または不一致の判定だけなので前記実施の形態1
に比べて不良検出率は落ちるものの、2クロックのリー
ドクロック信号RCLKに同期させてシフトレジスタR
0を制御し、先頭1ビットだけを読み出せばよいので、
さらにテスト時間を短縮することが可能となる。
【0069】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3である半導体記憶装置におけるテスト回路部分を示
す構成図、図9はテストモードを示すタイミングチャー
トである。
【0070】本実施の形態3の半導体記憶装置は、前記
実施の形態1と同様にパラレル/シリアル変換機能を内
部に搭載しているフレームメモリとされ、前記実施の形
態1との相違点は、任意に設定可能な期待値とメインア
ンプMAの読み出しデータとが一致しているかどうかを
判定するようにした点である。
【0071】すなわち、本実施の形態3においては、図
8に示すように、期待値DINをテストクロック信号T
CLKに同期させて格納するシフトレジスタST0〜S
T7と、テストデータトランスファ信号TETrにより
ゲート制御されるテストデータトランスファトランジス
タTTTRを介して転送されてきた期待値DINを格納
するテストレジスタT0〜T7と、出力判定回路TCの
判定結果を保持する判定フラグ回路FCとが追加され、
さらに出力判定回路TCの回路構成が異なっている。
【0072】この出力判定回路TCには、メインアンプ
MAの読み出しデータを、反転されたテスト信号Tes
tによってバッファリングするクロックトバッファCB
のそれぞれの出力データと期待値DINとを比較する8
個のエクスクルーシブオアEXORが追加され、階層的
に4段階で期待値DINと読み出しデータとの比較が行
われる。
【0073】判定フラグ回路FCは、ゲートNANDに
よるRSフリップフロップFFと、インバータIVとか
らなり、RSフリップフロップFFのセット入力には出
力判定回路TCの判定結果が入力され、リセット入力に
はリセット信号ResetBが入力され、この出力デー
タはインバータIVを介して反転されて出力される。こ
の判定フラグ回路FCからの出力データはシフトレジス
タR0に格納される。
【0074】次に、本実施の形態3におけるフレームメ
モリの特徴であるアドレス圧縮によるテストモードにつ
いて、図9のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0075】まず、予め判定フラグ回路FCのリセット
信号ResetBを“L”にして、判定フラグ回路FC
をリセットにする。そして、テストクロック信号TCL
Kを用いて、シフトレジスタST0〜ST7に期待値D
INを格納した後、この期待値DINをテストデータト
ランスファ信号TETrの制御によりテストレジスタT
0〜T7に転送する。
【0076】その後、メモリマットMATからの読み出
し動作を行い、テストレジスタT0〜T7に格納されて
いる期待値DINとメインアンプMAの読み出しデータ
とを出力判定回路TCにより比較する。この比較した結
果を判定フラグ回路FCに格納した後、リードトランス
ファ信号RTrによって、判定フラグ回路FCの結果を
シフトレジスタR0に転送する。
【0077】たとえば、このシフトレジスタR0には、
各メインアンプMAの読み出しデータと、テストレジス
タT0〜T7に格納されている期待値DINの各メイン
アンプMAに対応するビットの値とが一致している場合
は“1”が格納され、不一致の場合は“0”が格納され
る。
【0078】すなわち、テストレジスタT0〜T7に格
納されている期待値DINが“10101010”の場
合には、第0〜第7ビットに対応するメインアンプMA
の読み出しデータが“10101010”の場合にの
み、一致を示す“1”が格納されることになる。
【0079】よって、シフトレジスタR0〜R7のう
ち、シフトレジスタR0の先頭1ビットをリードクロッ
ク信号RCLKに同期させてデータ出力バッファDOB
に転送し、読み出しデータDoutとして出力して外部
に読み出せば、一致(Pass)、不一致(Fail)
が判定できる。この判定結果の出力の際には、リードク
ロック信号RCLKの2クロックに同期させてシフトレ
ジスタR0のデータを出力させることができる。
【0080】従って、本実施の形態3によれば、前記実
施の形態1と同様に、シリアル/パラレル変換を行うフ
レームメモリにおいてもアドレス圧縮テストが実施で
き、さらに出力判定回路TCによって期待値DINとメ
インアンプMAの各読み出しデータとの出力判定を行
い、この判定結果をシフトレジスタR0に格納し、この
シフトレジスタR0だけでテストの一致または不一致の
判定ができ、かつ先頭1ビットだけを読み出せばよいの
で、任意に設定可能な期待値を用いたテスト時間の短縮
が可能となる。
【0081】特に、本実施の形態3においては、出力判
定回路TCの出力にRSフリップフロップFFなどから
なる判定フラグ回路FCを設けているので、読み出し動
作毎に出力を行わなくても、複数の読み出し動作の最後
に読み出しデータDoutとして出力して評価を行うこ
とも可能である。
【0082】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態1〜3に基づき具体的に説明したが、本発
明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうま
でもない。
【0083】たとえば、前記実施の形態においては、メ
モリ部の入力側および出力側にデータレジスタ部を有す
るフレームメモリに適用した場合について説明したが、
メモリ部の出力側にデータレジスタ部を有するVRAM
(Video RAM)など、パラレル/シリアル変換機能を内部
に搭載している他の半導体メモリについても広くて適用
可能である。
【0084】また、前記実施の形態においては、半導体
記憶装置のテストモードにおいて、特にデータの読み出
しのための出力回路について説明したが、たとえばデー
タの書き込みのための入力回路においても、たとえば図
10のような入力回路の機能構成によりアドレス圧縮が
可能である。
【0085】すなわち、図10に示すように、メモリマ
ットMATに対してデータを書き込むためのライトドラ
イバWD、入力判定回路、トランスファトランジスタT
TR、シフトレジスタS0〜S7などからなり、書き込
み時に、書き込みデータDinをライトクロック信号W
CLKに同期させてシフトレジスタS0〜S7に格納
し、シフトレジスタS0のデータをライトトランスファ
信号WTrによって入力判定回路に転送し、シフトレジ
スタS0のデータだけで全てのメモリマットMATに対
してデータを書き込むことができる。これにより、テス
トモードの書き込みにおいてもアドレス圧縮が可能とな
る。
【0086】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0087】(1).メインアンプとシフトレジスタとの間
に、メインアンプの各読み出しデータの出力判定および
読み出しデータの出力を行うゲート回路からなる出力判
定回路を設けることで、メインアンプの各読み出しデー
タの判定結果および読み出しデータをシフトレジスタの
先頭2ビットに格納し、このシフトレジスタの先頭2ビ
ットだけでテストの一致または不一致、および一致した
データの“0”または“1”の判定を行うことができる
ので、少ないクロックによるアドレス圧縮テストの実施
によりテスト時間の短縮が可能となる。
【0088】(2).出力判定回路を、メインアンプの各読
み出しデータの出力判定を行うゲート回路から構成する
場合には、シフトレジスタの先頭1ビットだけでテスト
の一致または不一致の判定を行うことができるので、さ
らにテスト時間を短縮することが可能となる。
【0089】(3).テスト用の期待値を格納するテストレ
ジスタと、出力判定結果を保持する判定フラグ回路とを
設け、かつ出力判定回路を、メインアンプの各読み出し
データとテストレジスタの期待値との出力判定を行うゲ
ート回路から構成する場合には、テスト終了後に判定フ
ラグ回路の内容を確認することでテストの一致または不
一致を判定することができるので、任意に設定可能な期
待値を用いたテスト時間の短縮が可能となる。
【0090】(4).判定フラグ回路をRSフリップフロッ
プから構成した場合には、判定フラグ回路の内容を、読
み出し動作毎に出力せずに、複数の読み出し動作の最後
に出力してテストの評価を行うことができるので、評価
効率の向上が可能となる。
【0091】(5).前記(1) 〜(4) により、シリアル/パ
ラレル変換機能を有するフレームメモリなどの半導体記
憶装置においても、アドレス圧縮テストを実施すること
ができるので、TAT短縮によって製品の原価低減を図
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体記憶装置の
概略を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体記憶装置を示す
構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるテスト回路部分
を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるテストモードを
示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1における通常モードを示
すタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2である半導体記憶装置に
おけるテスト回路部分を示す構成図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるテストモードを
示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3である半導体記憶装置に
おけるテスト回路部分を示す構成図である。
【図9】本発明の実施の形態3におけるテストモードを
示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の半導体記憶装置におけるテスト回路
の入力回路部分を示す構成図である。
【符号の説明】
1 メモリ部 2 データレジスタ部 3 データレジスタ部 MAT メモリマット RDEC 行デコーダ CDEC 列デコーダ RDR 行ドライバ CDR 列ドライバ SA センスアンプ MA メインアンプ RAB 行アドレスバッファ CAB 列アドレスバッファ RCB クロック入力バッファ CCB クロック入力バッファ WB 書き込み制御バッファ DIB データ入力バッファ DOB データ出力バッファ TTR トランスファトランジスタ R シフトレジスタ IV インバータ B バッファ AND ゲート TC 出力判定回路 CB クロックトバッファ EXOR エクスクルーシブオア CBO クロックトバッファ ST シフトレジスタ TTTR テストデータトランスファトランジスタ T テストレジスタ FC 判定フラグ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 浩典 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 浅海 正和 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 高橋 昌 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリマットからパラレルで読み出した
    アナログ信号をメインアンプでデジタル信号化して、こ
    のデジタル信号をシリアル変換を行ってシフトレジスタ
    から読み出すパラレル/シリアル変換機能を内部に搭載
    している半導体記憶装置であって、前記メインアンプと
    前記シフトレジスタとの間に、前記メインアンプの各読
    み出しデータの一致または不一致、および一致したデー
    タの“0”または“1”の判定のうち、少なくとも一致
    または不一致を判定する出力判定回路が設けられている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記出力判定回路は、前記メインアンプの各読み出
    しデータの出力判定および読み出しデータの出力を行う
    ゲート回路からなり、前記メインアンプから前記シフト
    レジスタへの各読み出しデータの転送途中で出力判定お
    よび読み出しデータの出力を行い、この判定結果および
    読み出しデータを前記シフトレジスタの先頭2ビットに
    格納し、このシフトレジスタの先頭2ビットだけでテス
    トの一致または不一致、および一致したデータの“0”
    または“1”の判定を行うことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記出力判定回路は、前記メインアンプの各読み出
    しデータの出力判定を行うゲート回路からなり、前記メ
    インアンプから前記シフトレジスタへの各読み出しデー
    タの転送途中で出力判定を行い、この判定結果を前記シ
    フトレジスタの先頭1ビットに格納し、このシフトレジ
    スタの先頭1ビットだけでテストの一致または不一致の
    判定を行うことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、テスト用の期待値を格納するテストレジスタと、出
    力判定結果を保持する判定フラグ回路とを設け、かつ前
    記出力判定回路は、前記メインアンプの各読み出しデー
    タと前記テストレジスタの期待値との出力判定を行うゲ
    ート回路からなり、テスト当初に予め前記テストレジス
    タに期待値を格納しておき、前記メインアンプの読み出
    しデータと前記テストレジスタの期待値とを比較してテ
    スト判定を行い、テスト終了後に前記判定フラグ回路の
    内容を確認してテストの一致または不一致を判定するこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記判定フラグ回路はRSフリップフロップからな
    り、この判定フラグ回路の内容を複数の読み出し動作の
    最後に出力することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の半
    導体記憶装置であって、前記半導体記憶装置はフレーム
    メモリであることを特徴とする半導体記憶装置。
JP9095834A 1997-04-14 1997-04-14 半導体記憶装置 Withdrawn JPH10289600A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001243799A (ja) * 2000-01-31 2001-09-07 Samsung Electronics Co Ltd 半導体メモリ装置
JP2001291399A (ja) * 2000-04-10 2001-10-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
US6771558B2 (en) 2001-12-21 2004-08-03 Hynix Semiconductor Inc. Semiconductor memory device
US7013413B1 (en) 1999-06-28 2006-03-14 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method for compressing output data and a packet command driving type memory device
KR100567044B1 (ko) * 1999-01-20 2006-04-04 주식회사 하이닉스반도체 디램의 멀티 로우 컴프레션 테스트장치
KR100723464B1 (ko) * 2000-11-29 2007-06-04 삼성전자주식회사 프레임비트를 이용하여 테스트모드의 경우의 수를확장하는 테스트모드 설정회로
JP2007287306A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Hynix Semiconductor Inc 直列入/出力インターフェースを有するマルチポートメモリ素子及びその動作モードの制御方法

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