JPH10289150A - プロセッサ - Google Patents

プロセッサ

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JPH10289150A
JPH10289150A JP9110468A JP11046897A JPH10289150A JP H10289150 A JPH10289150 A JP H10289150A JP 9110468 A JP9110468 A JP 9110468A JP 11046897 A JP11046897 A JP 11046897A JP H10289150 A JPH10289150 A JP H10289150A
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memory
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bits
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JP9110468A
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Inventor
Takefumi Motoda
武文 元田
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Texas Instruments Japan Ltd
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Texas Instruments Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの構成を容易に変更することができ、
かつ高速処理に適したディジタル信号処理用プロセッサ
を提供する。 【解決手段】 アドレス生成回路12は、64Kのアド
レス空間を示すアドレス情報を出力する。デコーダ14
は、64Kのアドレス空間を8分割した8Kアドレス空
間夫々を示す8本のアドレス空間選択信号を出力する。
デコーダ15,16,17は、上記8Kアドレス空間を
夫々2分割、4分割、8分割した4Kアドレス空間、2
Kアドレス空間、1Kアドレス空間を示す2本、4本、
8本のアドレス空間選択信号を出力する。デコーダ14
から出力されるアドレス空間選択信号とデコーダ15,
16,17から出力されるアドレス空間選択信号とを適
宜に組み合わせることにより、64Kアドレス空間の所
望の位置に8Kメモリ、4Kメモリ、2Kメモリ及び1
Kメモリを任意に割り当てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサに係
り、より詳細にはディジタル信号処理用プロセッサ等の
高速プロセッサにおけるメモリ・アクセス回路に関す
る。
【0020】
【従来の技術】近年、携帯電話、高速モデムなどの高速
信号処理が要求される電子機器には、ディジタル信号処
理用プロセッサ(DSP:Digital Signa
l Processor)が採用されており、現在のデ
ィジタル信号処理用プロセッサの処理能力の飛躍的な向
上は、これら電子機器の普及を促す大きな要因となって
いる。
【0030】ディジタル信号処理用プロセッサは、中央
処理装置(CPU)、外付けメモリなどの外部装置との
インターフェースのための外部インターフェース・モジ
ュール、内部制御信号のインターフェースのための内部
インターフェース・モジュール、内部メモリのアクセス
のためのトラフィック・モジュール等を含んでいる。
【0040】内部メモリとしては、プログラムを格納す
るためのROMとデータ又はプログラムを格納するため
のRAMとがあり、これらROM及びRAMは中央処理
装置のアドレス空間に夫々割り当てられる。
【0050】図4に、1個のROMと2個のRAMが6
4K(65,536)のアドレス空間に割り当てられた
場合のアドレス・マップを示す。
【0060】この場合、8K(8,192)のROMが
2000〜3FFFのアドレス空間に割り当てられ、4
K(4,096)のRAM1が8000〜8FFFのア
ドレス空間に割り当てられ、、8K(8,192)のR
AM2がC000〜DFFFのアドレス空間に割り当て
られている。
【0070】ディジタル信号処理用プロセッサは、高速
な信号処理が要求されるので、内部の中央処理装置の内
部メモリに対するアクセスも高速な動作が要求される。
この高速なメモリ・アクセスを実現するために、ディジ
タル信号処理用プロセッサには、独特なメモリ・アクセ
ス回路が採用されている。
【0080】図5に、従来のディジタル信号処理用プロ
セッサにおけるメモリ・アクセス回路の一例の概略を示
す。
【0090】このメモリ・アクセス回路50は、中央処
理装置(CPU)51内のアドレス生成回路52と、ト
ラフィック・モジュールであるアドレス・デコーダ53
と、メモリ54,55,56とを有している。ここで、
メモリ54はROMであり、メモリ55,56はRAM
である。
【0100】アドレス生成回路52で生成された16ビ
ットのアドレス情報(A15〜A0)は、アドレス・デ
コーダ53に供給される。アドレス・デコーダ53は、
中央処理装置51の64Kのアドレス空間に割り当てら
れているRAM54,55,56の所在番地及びその容
量を記憶しており、上記アドレス情報を解析してどのメ
モリに対してアクセスが要求されているのかを判断す
る。
【0110】ここで、各メモリ54,55,56が図4
に示すような容量及び割り当てである場合、アドレス・
デコーダ53には16ビットのアドレス情報(A15〜
A0)のうちの上位4ビットのアドレス情報(A15〜
A12)が供給され、メモリ54,56には16ビット
のアドレス情報のうちの下位13ビットのアドレス情報
(A12〜A0)が夫々供給され、メモリ55には16
ビットのアドレス情報のうちの下位12ビットのアドレ
ス情報(A11〜A0)が供給される。
【0120】そして、アドレス・デコーダ53は、上記
アドレス情報(A15〜A12)を解析し、アドレス生
成回路52から出力される16ビットのアドレス情報が
2000〜3FFFのアドレス空間を示すものであれ
ば、選択信号S1をメモリ54に供給する。また、16
ビットのアドレス情報が8000〜8FFFのアドレス
空間を示すものであれば、選択信号S2をメモリ55に
供給し、16ビットのアドレス情報がC000〜DFF
Fのアドレス空間を示すものであれば、選択信号S3を
メモリ56に供給する。
【0130】各々のメモリ54,55,56は、アドレ
ス・デコーダ53から夫々選択信号S1,S2,S3が
供給されるときに、アドレス生成回路52から供給され
るアドレス情報に基づき、メモリ・アクセス動作を行な
う。
【0140】図6に、従来のディジタル信号処理用プロ
セッサにおけるメモリ・アクセス回路のその他の例の概
略を示す。
【0150】このメモリ・アクセス回路60は、中央処
理装置(CPU)61内のアドレス生成回路62と、メ
モリ64,65,66とを有している。ここで、メモリ
64はROMであり、メモリ65,66はRAMであ
る。
【0160】アドレス生成回路62で生成された16ビ
ットのアドレス情報(A15〜A0)は、そのままメモ
リ64,65,66に供給される。また、各メモリ6
4,65,66は図4に示すような容量及び割り当てで
あるものとする。
【0170】メモリ64はその内部にコンパレータ64
aを有しており、このコンパレータ64aには、アドレ
ス生成回路62から供給されるアドレス情報と割り当て
アドレス64bとが入力される。コンパレータ64a
は、アドレス生成回路52からのアドレス情報と予め設
定されている割り当てアドレス64bとを常時比較し、
アドレス情報が割り当てアドレス64bに一致する、即
ち、アドレス情報が2000〜3FFFのアドレス空間
を示すものであれば、そのアドレス情報を取り込み、メ
モリ64に対するアクセス動作が行われる。
【0180】メモリ65,66も、メモリ64と同様
に、その内部に夫々コンパレータ65a,66aを有し
ており、これらコンパレータ65a,66aには、アド
レス生成回路62から供給されるアドレス情報と割り当
てアドレス65b,66bとが夫々入力される。コンパ
レータ65a,66aは、アドレス生成回路62からの
アドレス情報と予め設定されている割り当てアドレス6
5b,66bとを常時比較し、アドレス情報が割り当て
アドレス65b,66bに一致する、即ち、アドレス情
報が8000〜8FFF,C000〜DFFFのアドレ
ス空間を示すものであれば、そのアドレス情報を取り込
み、メモリ65,66に対するアクセス動作が行われ
る。
【0190】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル信号処理用
プロセッサは、様々なディジタル信号処理に用いられる
が、チップに搭載されるメモリの記憶容量及びそのアド
レス・マップは、そのディジタル信号処理用プロセッサ
のアプリケーションに応じたものとなる。この場合、中
央処理装置(CPU)、外部インターフェース・モジュ
ール、内部インターフェース・モジュール、トラフィッ
ク・モジュール等のメモリを除いたコアと呼ばれる部分
を共通設計とし、アプリケーションに応じたメモリを上
記コアに接続するという設計形態にすると、新たなディ
ジタル信号処理用プロセッサの開発に要する時間が短縮
される。
【0200】図5に示した例においては、アドレス・デ
コーダ53が一般的な単純構成のものであるので、メモ
リ・アクセスの動作が非常に速いという利点はある。し
かしながら、アドレス・デコーダ53がコア部57内に
含まれる構成となっているので、アプリケーション毎に
メモリの記憶容量及びアドレス・マップを変更して新た
なディジタル信号処理用プロセッサを開発しようとする
場合、アドレス・デコーダ53を変更する必要があり、
コア部57の変更が必要となって、開発時間の長期化、
開発コストの増大といった問題が発生することとなる。
【0210】図6に示した例においては、コア部67に
上述のようなアドレス・デコーダ等の設計変更を要する
ものが含まれていないので、アプリケーション毎にメモ
リの記憶容量及びアドレス・マップを変更して新たなデ
ィジタル信号処理用プロセッサを開発しようとする場
合、メモリだけの設計変更でよく、開発時間の短縮化、
開発コストの低減といった利点がある。しかしながら、
メモリの選択にアドレス・デコーダに比べて動作速度の
遅いコンパレータが用いられているので、非常に高速の
処理を要求される現在のディジタル信号処理用プロセッ
サには適さないという問題がある。
【0220】そこで本発明は、メモリの構成を容易に変
更することができ、かつ高速処理に適したディジタル信
号処理用プロセッサを提供することを目的とする。
【0230】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプロセッサは、2N (Nは自然数)のアド
レス空間に対してアクセス可能な中央処理装置と、アド
レスビットの上位側k(kはNより小さい自然数)ビッ
トのアドレス情報を入力し、2N のアドレス空間を2k
個に分割した夫々の第1アドレス空間を示すための2k
個の第1デコード信号を出力する第1のデコーダと、ア
ドレスビットの上位側k+i(iはNより小さい自然
数)ビットのうちの下位iビットのアドレス情報を入力
し、2N-kのアドレス空間を2i 個に分割した夫々の第
2アドレス空間を示すための2i 個の第2デコード信号
を出力する第2のデコーダとを有する。
【0240】
【作用】第1のデコーダは、2N のアドレス空間を2k
個に分割した夫々の第1アドレス空間を示すための2k
個の第1デコード信号を出力するので、第1デコード信
号を認識するための回路をメモリに設けることにより、
k 個の第1アドレス空間の所望の空間に、2N-k の記
憶容量を有するメモリを任意に配置することができる。
【0250】更には、第2のデコーダは、2N-k のアド
レス空間を2i 個に分割した夫々の第2アドレス空間を
示すための2i 個の第2デコード信号を出力するので、
第1及び第2のデコード信号を認識するための回路をメ
モリに設けることにより、夫々の第1アドレス空間の中
の2i 個の第2アドレス空間の所望の空間に、2N-k-i
の記憶容量を有するメモリを任意に配置することができ
る。
【0260】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0270】図1は、本発明に係わるプロセッサの要部
を示すブロック図である。このディジタル信号処理用プ
ロセッサ10は、中央処理装置(CPU)11内のアド
レス生成回路12と、トラフィック・モジュール13と
しての4つのデコーダ14,15,16,17とからな
るメモリ・アクセス回路を含んでいる。アドレス生成回
路12は、トラフィック・モジュール13と、図示して
いないメモリに対して16ビットのアドレス情報(A1
5〜A0)を供給する。従って、中央処理装置11は、
64K(65,536)のアドレス空間を有する。
【0280】デコーダ14は、アドレス生成回路12か
ら供給されるアドレス情報(アドレスビット)の上位側
3ビット(A15〜A13)を入力し、その3ビットの
アドレス情報をデコードし、そのデコード結果に応じて
8本の8Kバンク選択信号(デコード信号)8KSEL
7〜8KSEL0の中の1つを活性化する。即ち、64
Kのアドレス空間が8等分され、上記3ビットのアドレ
ス情報が0000〜1FFFのアドレス空間を示すとき
には8Kバンク選択信号8KSEL0が活性化され、上
記3ビットのアドレス情報が2000〜3FFFのアド
レス空間を示すときには8Kバンク選択信号8KSEL
1が活性化される。同様に、アドレス空間4000〜5
FFF、6000〜7FFF、8000〜9FFF、A
000〜BFFF、C000〜DFFF及びE000〜
FFFFに対しては、夫々8Kバンク選択信号8KSE
L2、8KSEL3、8KSEL4、8KSEL5、8
KSEL6及び8KSEL7が対応している。
【0290】デコーダ15は、アドレス生成回路12か
ら供給されるアドレス情報(アドレスビット)の上位側
4ビット(A15〜A12)のうちの下位1ビット(A
12)を入力し、その1ビットのアドレス情報をデコー
ドし、そのデコード結果に応じて2本の4Kバンク選択
信号(デコード信号)4KSEL1〜4KSEL0の中
の1つを活性化する。即ち、上記8等分された夫々の8
Kのアドレス空間(A12〜A0)が2等分され、上記
1ビットのアドレス情報が上記8Kのアドレス空間の中
の0000〜0FFFのアドレス空間を示すときには4
Kバンク選択信号4KSEL0が活性化され、上記1ビ
ットのアドレス情報が上記8Kのアドレス空間の中の1
000〜1FFFのアドレス空間を示すときには4Kバ
ンク選択信号4KSEL1が活性化される。
【0300】デコーダ16は、アドレス生成回路12か
ら供給されるアドレス情報(アドレスビット)の上位側
5ビット(A15〜A11)のうちの下位2ビット(A
12,A11)を入力し、その2ビットのアドレス情報
をデコードし、そのデコード結果に応じて4本の2Kバ
ンク選択信号(デコード信号)2KSEL3〜2KSE
L0の中の1つを活性化する。即ち、上記8等分された
夫々の8Kのアドレス空間(A12〜A0)が4等分さ
れ、上記2ビットのアドレス情報が上記8Kのアドレス
空間の中の0000〜07FFのアドレス空間を示すと
きには2Kバンク選択信号2KSEL0が活性化され、
上記2ビットのアドレス情報が上記8Kのアドレス空間
の中の0800〜0FFFのアドレス空間を示すときに
は2Kバンク選択信号2KSEL1が活性化される。同
様に、アドレス空間1000〜17FF及び1800〜
1FFFに対しては、夫々2Kバンク選択信号2KSE
L2及び2KSEL3が対応している。
【0310】デコーダ17は、アドレス生成回路12か
ら供給されるアドレス情報(アドレスビット)の上位側
6ビット(A15〜A10)のうちの下位3ビット(A
12〜A10)を入力し、その3ビットのアドレス情報
をデコードし、そのデコード結果に応じて8本の1Kバ
ンク選択信号(デコード信号)1KSEL7〜2KSE
L0の中の1つを活性化する。即ち、上記8等分された
夫々の8Kのアドレス空間(A12〜A0)が8等分さ
れ、上記3ビットのアドレス情報が上記8Kのアドレス
空間の中の0000〜03FFのアドレス空間を示すと
きには1Kバンク選択信号1KSEL0が活性化され、
上記3ビットのアドレス情報が上記8Kのアドレス空間
の中の0400〜07FFのアドレス空間を示すときに
は1Kバンク選択信号1KSEL1が活性化される。同
様に、アドレス空間0800〜0BFF、0C00〜0
FFF、1000〜13FF、1400〜17FF、1
800〜1BFF及び1C00〜1FFFに対しては、
夫々1Kバンク選択信号1KSEL2、1KSEL3、
1KSEL4、1KSEL5、1KSEL6及び1KS
EL7が対応している。
【0320】図2は、本発明のデコーダによるアドレス
空間の分割を説明するための図である。デコーダ14に
よる8Kアドレス空間のデコードによって発生される8
Kバンク選択信号8KSEL7〜8KSEL0は、図2
に示すように、夫々8Kバンクを選択するためのもので
ある。また、デコーダ15による4Kアドレス空間のデ
コードにより発生される4Kバンク選択信号4KSEL
1〜4KSEL0は、夫々4Kバンクを選択するための
ものである。また、デコーダ16による2Kアドレス空
間のデコードによって発生される2Kバンク選択信号2
KSEL3〜2KSEL0は、夫々2Kバンクを選択す
るためのものである。また、デコーダ17による1Kア
ドレス空間のデコードによって発生される1Kバンク選
択信号1KSEL7〜1KSEL0は、夫々1Kバンク
を選択するためのものである。
【0330】これら、各バンク選択信号を適宜組み合わ
せることにより、8個の8Kバンクの中の1つ、16個
の4Kバンクの中の1つ、32個の2Kバンクの中の1
つ、更には64個の1Kバンクの中の1つを任意に選択
することができる。例えば、8Kバンク選択信号8KS
EL1を用いることにより、2000〜3FFFのアド
レス空間の8Kバンク21を選択することができる。ま
た、8Kバンク選択信号8KSEL3と4Kバンク選択
信号4KSEL0との論理積演算によって、6000〜
6FFFのアドレス空間の4Kバンク22を選択するこ
とができる。また、8Kバンク選択信号8KSEL5と
2Kバンク選択信号2KSEL1との論理積演算によ
り、A800〜AFFFのアドレス空間の2Kバンク2
3を選択することができる。更には、8Kバンク選択信
号8KSEL7と1Kバンク選択信号1KSEL1との
論理積により、E400〜E7FFのアドレス空間の1
Kバンク24を選択することができる。
【0340】図3は、本発明のプロセッサに用いられる
メモリの概略を示すブロック図である。
【0350】図3(a)に示す8K(8,192)のメ
モリ31は、コントロール部31aとメモリアレイ部3
1bとを有している。コントロール部31aには、デコ
ーダ14から出力される8個の8Kバンク選択信号8K
SELxのうちの1つとアドレス生成回路12から出力
される16ビットアドレス情報(A15〜A0)のうち
の13ビットのアドレス情報(A12〜A0)とが供給
され、これら8Kバンク選択信号と13ビットのアドレ
ス情報とに基づき、メモリアレイ部31bに対するアク
セス動作が行われる。
【0360】図3(b)に示す4K(4,096)のメ
モリ32は、コントロール部32aとメモリアレイ部3
2bとアンドゲート32cとを有している。アンドゲー
ト32cには、デコーダ14から出力される8個の8K
バンク選択信号8KSELxのうちの1つとデコーダ1
5から出力される2個の4Kバンク選択信号4KSEL
xのうちの1つとが供給され、それら2つの信号の論理
積演算結果がコントロール部32aに出力される。コン
トロール部32aには、アンドゲート32cの出力信号
とアドレス生成回路12から出力される16ビットアド
レス情報(A15〜A0)のうちの12ビットのアドレ
ス情報(A11〜A0)とが供給され、これらアンドゲ
ート32cの出力信号と12ビットのアドレス情報とに
基づき、メモリアレイ部32bに対するアクセス動作が
行われる。尚、このアンドゲート32cがコントロール
部32aに含まれる構成としてもよい。
【0370】図3(c)に示す2K(2,048)のメ
モリ33は、コントロール部33aとメモリアレイ部3
3bとアンドゲート33cとを有している。アンドゲー
ト33cには、デコーダ14から出力される8個の8K
バンク選択信号8KSELxのうちの1つとデコーダ1
6から出力される4個の2Kバンク選択信号2KSEL
xのうちの1つとが供給され、それら2つの信号の論理
積演算結果がコントロール部33aに出力される。コン
トロール部33aには、アンドゲート33cの出力信号
とアドレス生成回路12から出力される16ビットアド
レス情報(A15〜A0)のうちの11ビットのアドレ
ス情報(A10〜A0)とが供給され、これらアンドゲ
ート33cの出力信号と11ビットのアドレス情報とに
基づき、メモリアレイ部33bに対するアクセス動作が
行われる。尚、このアンドゲート33cがコントロール
部33aに含まれる構成としてもよい。
【0380】図3(d)に示す1K(1,024)のメ
モリ34は、コントロール部34aとメモリアレイ部3
4bとアンドゲート34cとを有している。アンドゲー
ト34cには、デコーダ14から出力される8個の8K
バンク選択信号8KSELxのうちの1つとデコーダ1
7から出力される8個の1Kバンク選択信号1KSEL
xのうちの1つとが供給され、それら2つの信号の論理
積演算結果がコントロール部34aに出力される。コン
トロール部34aには、アンドゲート34cの出力信号
とアドレス生成回路12から出力される16ビットアド
レス情報(A15〜A0)のうちの10ビットのアドレ
ス情報(A9〜A0)とが供給され、これらアンドゲー
ト34cの出力信号と10ビットのアドレス情報とに基
づき、メモリアレイ部34bに対するアクセス動作が行
われる。尚、このアンドゲート34cがコントロール部
34aに含まれる構成としてもよい。
【0390】図3に示したメモリ31,32,33,3
4は、ROM又はRAMのどちらでもよく、本発明のプ
ロセッサが用いられるアプリケーションの仕様に従い、
任意に設定することができる。例えば、図2において、
8Kバンク21をプログラム・メモリ領域とし、4Kバ
ンク22、2Kバンク23及び1Kバンク24を夫々デ
ータ・メモリ領域とするアドレス・マップの場合には、
図3(a)のメモリ31でなるROMを8Kバンク21
に割り当て、図3(b)のメモリ32でなるRAMを4
Kバンク22に割り当て、図3(c)のメモリ33でな
るRAMを2Kバンク23に割り当て、図3(d)のメ
モリ34でなるRAMを1Kバンク24に割り当てる構
成とすればよい。
【0400】上述の構成のアドレス・マップの場合、メ
モリ31には8Kバンク選択信号8KSEL1が供給さ
れ、メモリ32には8Kバンク選択信号8KSEL3と
4Kバンク選択信号4KSEL0とが供給され、メモリ
33には8Kバンク選択信号8KSEL5と2Kバンク
選択信号2KSEL1とが供給され、メモリ34には8
Kバンク選択信号8KSEL7と1Kバンク選択信号1
KSEL1とが供給されることとなる。
【0410】上述した各デコーダ14,15,16,1
7は、複数の論理ゲートを組み合わせた回路で構成でき
るので、その動作速度は速いものとなる。
【0420】従って、図1及び図3に示したディジタル
信号処理用プロセッサ10は、メモリに対するアクセス
動作が非常に速く、高速処理に適するという特性を有す
る。
【0430】また、各デコーダ14,15,16,17
から出力されるバンク選択信号を適宜に組み合わせるこ
とにより、8個の8Kバンク、16個の4Kバンク、3
2個の2Kバンク及び64個の1Kバンクの各アドレス
空間にROM又はRAMを任意に割り当てることができ
るので、ディジタル信号処理用プロセッサのメモリを除
いた部分をコア部として利用し、種々のメモリの組み合
わせとなる複数のアプリケーションに容易に対応させる
ことができる。
【0440】即ち、アプリケーション毎にメモリの記憶
容量及びアドレス・マップを変更して新たなディジタル
信号処理用プロセッサを開発しようとする場合、図3に
示した各メモリを適宜選択し、図2に示すアドレス・マ
ップの所望のアドレス空間に割り当てればよく、メモリ
の構成(記憶容量及びアドレス・マップ)を容易に変更
できるので、開発時間の短縮化、開発コストの低減を図
ることができる。
【0450】また、各メモリ31,32,33,34に
対するアドレス情報は、そのメモリの記憶容量の分だけ
のビット数でよいので、アドレス生成回路12からのア
ドレス・バスのビット数を少なくすることができる。従
って、ディジタル信号処理用プロセッサのチップ・サイ
ズを小さくすることが可能である。
【0460】上述した実施例においては、中央処理装置
がアクセス可能なアドレス空間を64K(65,53
6)としているが、これを32K、256K、1M等の
N (Nは自然数)で表わされるアドレス空間に適宜変
更することができることは当業者には明らかであろう。
また、上記アドレス空間の分割についても、8分割、1
6分割、32分割及び64分割以外の2k (kはNより
も小さい自然数)分割とすることができることも当業者
には明らかであろう。更には、アドレス空間の分割の組
み合わせ、デコーダの構成、メモリの選択信号の論理組
み合わせ等も適宜変更できることも当業者には明らかで
あろう。
【0470】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、適用
されるアプリケーション毎に異なるメモリ構成(記憶容
量及びアドレス・マップ)を有し、かつメモリに対する
アクセス動作が速く高速処理に適したディジタル信号処
理用プロセッサを短期間で開発することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプロセッサの要部を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明のデコーダによるアドレス空間の分割を
説明するための図である。
【図3】本発明のプロセッサに用いられるメモリの概略
を示すブロック図である。
【図4】1個のROMと2個のRAMが64K(65,
536)のアドレス空間に割り当てられた場合のアドレ
ス・マップを示す図である。
【図5】従来のディジタル信号処理用プロセッサにおけ
るメモリ・アクセス回路の一例の概略を示すブロック図
である。
【図6】従来のディジタル信号処理用プロセッサにおけ
るメモリ・アクセス回路のその他の例の概略を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10・・・ディジタル信号処理用プロセッサ 11・・・CPU 12・・・アドレス生成回路 14,15,16,17・・・デコーダ 21,22,23,24・・・メモリ・バンク 31,32,33,34・・・メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2N (Nは自然数)のアドレス空間に対
    してアクセス可能な中央処理装置と、 アドレスビットの上位側k(kはNより小さい自然数)
    ビットのアドレス情報を入力し、2N のアドレス空間を
    k 個に分割した夫々の第1アドレス空間を示すための
    k 個の第1デコード信号を出力する第1のデコーダ
    と、 アドレスビットの上位側k+i(iはNより小さい自然
    数)ビットのうちの下位iビットのアドレス情報を入力
    し、2N-k のアドレス空間を2i 個に分割した夫々の第
    2アドレス空間を示すための2i 個の第2デコード信号
    を出力する第2のデコーダと、 を有するプロセッサ。
  2. 【請求項2】 2N-k の記憶容量を有し、上記第1のデ
    コード手段から出力される1つの第1デコード信号によ
    り選択され、アドレスビットの下位側N−kビットのア
    ドレス情報によりアクセスされる第1のメモリを有する
    請求項1に記載のプロセッサ。
  3. 【請求項3】 2N-k-i の記憶容量を有し、上記第1の
    デコード手段から出力される1つの第1デコード信号と
    上記第2のデコード手段から出力される1つの第2デコ
    ード信号とにより選択され、アドレスビットの下位側N
    −k−iビットのアドレス情報によりアクセスされる第
    2のメモリを有する請求項1又は2に記載のプロセッ
    サ。
  4. 【請求項4】 アドレスビットの上位側k+j(jはN
    より小さい自然数)ビットのうちの下位jビットのアド
    レス情報を入力し、2N-k のアドレス空間を2j 個に分
    割した夫々の第3アドレス空間を示すための2j 個の第
    3デコード信号を出力する第3のデコーダを有する請求
    項1、2又は3に記載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 2N-k-j の記憶容量を有し、上記第1の
    デコード手段から出力される1つの第1デコード信号と
    上記第3のデコード手段から出力される1つの第3デコ
    ード信号とにより選択され、アドレスビットの下位側N
    −k−jビットのアドレス情報によりアクセスされる第
    3のメモリを有する請求項4に記載のプロセッサ。
JP9110468A 1997-04-11 1997-04-11 プロセッサ Pending JPH10289150A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097502A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Hitachi Ltd 容量監視方法及び計算機システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8234480B2 (en) 2006-10-16 2012-07-31 Hitachi, Ltd. Storage capacity management system in dynamic area provisioning storage
US8296544B2 (en) 2006-10-16 2012-10-23 Hitachi, Ltd. Storage capacity management system in dynamic area provisioning storage

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