JPH10288586A - リードフレームの検査装置 - Google Patents

リードフレームの検査装置

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JPH10288586A
JPH10288586A JP9560697A JP9560697A JPH10288586A JP H10288586 A JPH10288586 A JP H10288586A JP 9560697 A JP9560697 A JP 9560697A JP 9560697 A JP9560697 A JP 9560697A JP H10288586 A JPH10288586 A JP H10288586A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液を用いてリードフレームを洗浄しなく
ても、リードフレームに生じることがある打痕やバリ等
の異常を正確に検出することができるリードフレームの
検査装置を提供する。 【解決手段】 帯状に連続するリードフレーム3を搬送
するための搬送ローラ6aと、リードフレーム3の検査
面3a側の画像をCCDカメラ6cで入力し、入力画像
の輝度を解析することでリードフレーム3の異常を検出
する制御部8とを有する。さらに、CCDカメラ6cに
対してリードフレーム3の搬送経路の上流側に設けら
れ、リードフレーム3の検査面3aに向けて搬送経路の
下流側から上流側へ斜めにエア18を吹き付けるエアー
ブロワ17を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は打ち抜き加工後のリ
ードフレームの表面に生ずる打痕や傷や変色等の異常を
検出することが可能なリードフレームの検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、リードフレーム材をプレス装置で
打ち抜いてリードフレームを形成した際に、プレス工程
でリードフレームに生じることがある打痕やバリ等の異
常は、画像処理を用いた検査装置を用い、リードフレー
ムの検査面側の画像を撮像カメラで入力し、入力画像の
輝度を解析することで自動検査を行っている。ところ
が、プレス工程を終了した直後のリードフレームの表面
にはプレス工程の際に加工油が付着していることがあ
り、検査装置では実際には異物ではない加工油を異物と
して検出し、リードフレームに異常が有ると判断してし
まう場合がある。このため、この誤検出を防止すべく、
従来はプレス装置と検査装置との間に洗浄槽を用いた洗
浄装置を配置し、プレス加工の終了後にリードフレーム
を洗浄液で洗浄して付着した加工油を除去し、その後に
検査装置にかけてリードフレームの打痕やバリ等の異常
を検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレス
工程後にリードフレームの洗浄を行う洗浄装置を検査装
置の一部として若しくはリードフレーム製造装置の一部
として設置すると、検査装置、リードフレーム製造装置
のいずれの場合にも装置システム全体が大規模化して設
置場所確保が困難になる。また、洗浄液は管理が難し
い。また、洗浄液の交換等にコストがかかるという課題
がある。
【0004】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、洗浄液を用いてリード
フレームを洗浄しなくても、リードフレームに生じるこ
とがある打痕やバリ等の異常を正確に検出することがで
きるリードフレームの検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、帯状に連続する
リードフレームを搬送するための搬送手段と、前記リー
ドフレームの検査面側の画像を撮像カメラで入力し、入
力画像の輝度を解析することで該リードフレームの異常
を検出する検査手段とを有するリードフレームの検査装
置において、前記撮像カメラに対して前記リードフレー
ムの搬送経路の上流側に設けられ、該リードフレームの
前記検査面に向けて前記搬送経路の下流側から上流側へ
斜めにエアを吹き付けるエアーブロワを具備することを
特徴とする。この構成により、洗浄液を用いてリードフ
レームを洗浄しなくても、プレス加工工程等においてリ
ードフレームに付着した加工油等の異物をエアで吹き飛
ばすことが可能となり、撮像カメラを用いてリードフレ
ームに生じることがある打痕やバリ等の異常を正確に検
出することができる。
【0006】具体的には、前記エアーブロワには、前記
検査面に向けて複数のエアノズルがV字状に配列される
と共に、V字の頂点部分が前記搬送経路の上流側に位置
する第1エアノズル群を設けると、リードフレームに付
着した加工油等の異物をリードフレームの中央部分から
幅方向の両端部へかき分けるようにして効率よく吹き飛
ばすことが可能となる。
【0007】また、他の具体例として、前記エアーブロ
ワに、前記検査面に向けて複数のエアノズルを前記リー
ドフレームの幅方向に沿って直線的に配列された第2エ
アノズル群を設けるようにしても良い。
【0008】さらに、前記第1エアノズル群が設けられ
た前記エアーブロワに、前記第1エアノズル群に対して
前記搬送経路の下流側に位置し、前記検査面に向けて複
数のエアノズルが前記リードフレームの幅方向に沿って
直線的に配列された第2エアノズル群を併せて設けるよ
うにしても良い。この構成によれば、第1エアノズル群
で吹き飛ばされなかった異物を第2エアノズル群により
吹き飛ばすことも可能となり、リードフレームに付着し
た異物の除去が一層確実に行える。
【0009】また、前記第1エアノズル群若しくは前記
第2エアノズル群を構成する各エアノズルの向きを、第
1エアノズル群の前記頂点部分若しくは第2エアノズル
群の中央部分を中心に前記リードフレームの幅方向の両
端側に向かうように振り分けられていることを特徴とす
る。この構成によれば、リードフレームの中央部分を中
心として距離の短い幅方向へ異物を吹き飛ばすため、加
工油等の粘着性のある異物でも移動距離が短いためにリ
ードフレームから吹き払い易い。また、吹き払った異物
がリードフレームの上流側に付着することを抑制でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリードフレー
ムの検査装置の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。 (第1の実施の形態)まず、図1を用いてリードフレー
ムの検査装置を含むリードフレーム製造装置の全体構成
について説明する。1,2は帯状に連続するリードフレ
ーム3を繰り出し,巻き取り用のリールである。本実施
例では図面左側の繰り出し用リール1よりリードフレー
ム3を繰り出し、図面右側に配置された巻き取り用リー
ル2に巻き取るように構成されている。なお、リードフ
レーム3はX方向に搬送される(以下同様)。4はレベ
ラーであり、繰り出し用リール1より繰り出されたリー
ドフレーム3を一定の高さを保って搬送するものであ
る。5は上型5a,下型5bを装備してプレスによりリ
ードを形成するプレス装置である。
【0011】6はリードフレームの検査装置であり、プ
レス装置5に対してリードフレーム3の搬送経路の下流
側に設けられ、プレス装置5により打ち抜かれたリード
フレーム3の表面状態に打痕,傷,変色等の異常がない
かどうかを検査するものである。上記検査装置6には、
搬送手段の一部を構成する搬送ローラ6a、照明手段と
してのリング状照明6b、撮像カメラの一例としてのC
CD(電荷結合素子)カメラ6c、リング状照明6bや
CCDカメラ6cが位置決めされた状態で一体に搭載さ
れたテーブル6d、リードフレーム3の検査面3aにエ
アを吹き付けるエアーブロワ17等を装備している。撮
像カメラは撮像管を用いたカメラでも良い。7は層間紙
であり、巻き取り用リール2に巻き取られるリードフレ
ーム3間に介在させて巻き取らせ、リードフレーム相互
間の摺擦より保護をしている。
【0012】次に、リードフレームの検査装置6の全体
構成について図2を参照して説明する。エアーブロワ1
7は、CCDカメラ6cに対してリードフレーム3の搬
送経路の上流側に設けられ、リードフレーム3の検査面
3aに向けて搬送経路の下流側から上流側へ斜めにエア
18を吹き付け、検査面3aに付着した加工油やゴミ等
の異物を除去するものである。エアーブロワ17の作動
/停止は、エアーブロワ17に独立したスイッチを設け
て行うようにしても良いし、後述する制御部で制御する
ようにしても良い。
【0013】検査手段の一部を構成するリング状照明6
bは、エアーブロワ17に対してリードフレーム3の搬
送経路の下流側に設けられ、リードフレーム3の検査面
3aの所定領域に光照射する機能を有している。本実施
の形態では、一例としてリング状照明6bは1段である
が、多段に設ける場合もある。リング状照明6bには、
一例として光ファイバ(不図示)等を介して光源9から
光が導かれている。なお、リードフレーム3の検査面3
aに均等に光が照射されるものであれば、照明はリング
状照明に限定されない。本実施の形態では、リードフレ
ーム3の表面に生ずる打痕等を検出するため、リング状
照明6bはリードフレーム3に対してCCDカメラ6c
と同じ側に配され、CCDカメラ6cにはリードフレー
ム3の散乱光(反射光)が取り込まれる構成となってい
るが、リードフレーム3のエッジ部分のバリ等を検査す
る場合にはリング状照明6bをリードフレーム3に対し
てCCDカメラ6cと反対側に配し、透過光を用いたC
CDカメラ6cの画像処理が行われる場合もある。検査
手段の一部を構成するCCDカメラ6cは、リング状照
明6bを挟んでリードフレーム3と反対側に設けられ、
リング状照明6bにより照明されたリードフレーム3の
検査面3aの所定領域の画像を入力する。
【0014】検査手段の一部を構成する制御部8は、図
2に示すように制御プログラムにしたがって検査装置全
体の動作を制御するCPU8a、外部より入力されたデ
ータの一時保存を行ったり、CPU8aのワーキングエ
リアとして使用されるRAMやCPU8aの制御プログ
ラムを記憶したROM等を備えた記憶部8b、データの
入出力を行う入出力部(I/O部)8c、光源9の照度
を制御する照度コントローラ8d、CCDカメラ6cに
より撮影した画像にマスク処理を施す画像処理ボード8
e等を装備している。CPU8aは、照度コントローラ
8dにより光源9の照度を制御してリング状照明6bに
よりCCDカメラ6cにより撮影されるリードフレーム
3の所定の領域内をほぼ同一明度となるように光照射す
る。そして、ほぼ同一明度となる領域内の画像をCCD
カメラ6cにより撮影して画像処理ボード8eを介して
輝度データとして取り込み、取り込んだ輝度データを解
析し、得られた解析値と記憶部8bに記憶させた記憶値
と比較する。なお、比較の基準となる記憶値を記憶部8
bに記憶させる場合には、検査面側に、打痕や傷、変色
等の異常のない標準のリードフレームの画像をCCDカ
メラ6cにより撮影して画像処理ボード8eを介して輝
度データとして取り込むようにする(ティーチィン
グ)。
【0015】搬送手段の一部を構成するコントローラ1
0は、リードフレーム3を搬送する搬送ローラ6aを駆
動させる駆動モータ(図示せず)を作動/停止させるド
ライバー回路を有する。コントローラ10は、I/O部
8cを介してCPU8aにより制御される。具体的に
は、CPU8aにはI/O部8cを介してリードフレー
ム3の搬送量を検出するためのフレーム搬送センサ11
からの検出信号が入力され、CPU8aはこの検出信号
に基づいてI/O部8cを介してコントローラ10を制
御し、搬送ローラ6aを作動させて搬送動作を行った
り、また搬送ローラ6aを停止させて搬送動作を停止さ
せる。また、エアーブロワ17やプレス装置5を作動/
停止させる制御信号も出力される。
【0016】次に図3を参照してリードフレームの検査
装置6の具体的な装置構成について説明する。以下、プ
レス後のリードフレーム3の搬送経路にしたがって説明
する。リードフレーム3は図面左側より下方にU字状に
垂れ下がって検査装置6に進入し、搬送手段の一部を構
成するフレームガイド12に沿って鉛直上方に向かって
搬送される。リードフレーム3は搬送中はAの位置にあ
り、搬送動作を停止すると慣性により若干移動してB或
いはCの位置に垂れ下がって停止する。なお、本実施の
形態ではエアーブロワ17から搬送ローラ6aにかけて
の搬送経路は上記のように鉛直方向に延びる構造となっ
ているため、前述したCCDカメラ6cに対してリード
フレーム3の搬送経路の上流側とは、CCDカメラ6c
の下方側にあたり、同じく下流側とはCCDカメラ6c
の上方側にあたる。
【0017】また、リードフレーム3がU字状に垂れ下
がった後に鉛直上方に向けて搬送される位置には、エア
ーブロワ17が設けられている。エアーブロワ17から
は上述したようにリードフレーム3の検査面3aに向け
て搬送経路の下流側から上流側へ斜めにエア18が吹き
出されている。これにより、プレス加工時にリードフレ
ーム3の検査面3aに付着した加工油をリードフレーム
3上から下方へ吹き飛ばすか若しくは少なくとも検査面
3aの背面側に移動させることができ、搬送経路の下流
側に設けられたCCDカメラ6cにおいて加工油やゴミ
等の異物が付着しないリードフレーム3の検査面3aの
綺麗な画像が取り込めるようになる。また、エア18が
当たってリードフレーム3が揺れないように、エア18
が当たる箇所のリードフレーム3の検査面3aの背面側
には支持ローラ19が設けられている。また、エアーブ
ロワ17はリードフレーム3が上方に向けて搬送される
位置に設置されているが、これはリードフレーム3の表
面に付着した加工油が重力で下方に垂れることを利用
し、よりエア18で加工油を吹き飛ばしやすくするため
である。
【0018】さらに鉛直上方に搬送されるリードフレー
ム3は、エアーブロワ17の搬送経路の下流側に設けら
れたフレームガイド12により幅方向の両端部分がスラ
イド自在に保持されて幅方向及び厚さ方向の位置決めを
なされる。一例として、フレームガイド12のユニット
のリードフレーム3の幅方向の両端には、断面コ字状の
ガイド溝(不図示)が開口部分が向き合うようにリード
フレーム3の幅に合わせて配されており、ガイド溝間で
リードフレーム3の両端を保持する構成となっている。
このフレームガイド12の側方には、光軸がリードフレ
ーム3の検査面3aに対して直交するようにリードフレ
ーム3を挟んでフレームガイド12のユニットと反対側
にCCDカメラ6cがテーブル6dに取り付けて配され
ている。また、リードフレーム3とCCDカメラ6cと
の間にリング状照明6bが同じくテーブル6dに取り付
けられて配されている。これにより、リードフレーム3
の検査面3aに対して直角方向から検査面3aの所定の
領域に光が照射され、この検査面3aの画像はCCDカ
メラ6cにより取り込まれる。
【0019】さらにリードフレーム3の搬送経路の下流
側には、搬送ローラ6aが配され、図示しない駆動モー
タにより回転駆動されてリードフレーム3をその円弧面
の一部に巻きつけて搬送する。搬送ローラ6aの回転
は、フレームガイド12と搬送ローラ6aとの間に配さ
れたフレーム搬送センサ11の検出信号に基づいてCP
U8aが制御し、リードフレーム3の搬送・停止が行わ
れる。リードフレーム3は搬送ローラ6aに巻付けられ
て逆U字状に曲げられ、斜め下方へ搬送される。そして
搬送ローラ6aの搬送経路の下流側には搬送手段の一部
を構成する搬送ガイド13が配され、リードフレーム3
の搬送は引き続きこの搬送ガイド13によりガイドされ
る。搬送ガイド13の搬送路には、リードフレーム3の
上下一方或いは双方に当接して従動回転する複数の補助
ローラ14が設けられている。上記搬送ガイド13を経
たリードフレーム3は装置外へ導かれ、巻き取り側に搬
送される。
【0020】なお、装置下部には、制御部8や電源部等
を配置した制御パネル15が配置されている。また、装
置上部には制御データコントロール用の制御用モニター
16a、CCDカメラ6cより取り込んだ画像をリアル
タイムで表示するための表示用モニター16bが装備さ
れている。
【0021】続いて、本発明の特徴点であるエアーブロ
ワ17の詳細な構成について図4〜図7を用いて説明す
る。エアーブロワ17は、第1エアノズル群20、第2
エアノズル群21および各エアノズル群20、21に圧
縮したエアを送るコンプレッサ22とから構成される。
第1エアノズル群20は図5に示すように、リードフレ
ーム3の検査面3aに向けて複数のエアノズル20aが
V字状に配列されると共に、V字の頂点部分が搬送経路
の上流側に位置する構成となっている。また、第2エア
ノズル群21は図6に示すように、リードフレーム3の
検査面3aに向けて複数のエアノズル21aがリードフ
レーム3の幅方向に沿って直線的に配列された構成とな
っている。また、第2エアノズル群21は第1エアノズ
ル群20に対して搬送経路の下流側に配置されている。
なお、第2エアノズル群21と第1エアノズル群20の
搬送経路に沿った配置を上下逆にすることも可能であ
る。
【0022】また、本実施の形態では第1エアノズル群
20を構成する各エアノズル20aの向き(エア18の
吹き出し方向と同じ。以下同様)は、第1エアノズル群
20の頂点部分を中心にリードフレーム3の幅方向の両
端側に向かうように振り分けられており、一方第2エア
ノズル群21を構成する各エアノズル21aの向きは、
リードフレーム3の搬送方向Xと平行になるように設定
されているが、例えば第2エアノズル群21を構成する
各エアノズル21aの向きも、第1エアノズル群20の
エアノズル20aと同様に図7に示すごとく、第2エア
ノズル群21の中央部分を中心にリードフレーム3の幅
方向の両端側に向かうように振り分ける構成としても良
い。上記のように、第1エアノズル群20や第2エアノ
ズル群21の各エアノズル20a、21aの向きを、第
1エアノズル群20の場合にはその頂点部分、また第2
エアノズル群21の場合にはその中央部分を中心にリー
ドフレーム3の幅方向の両端側に向かうように振り分け
ておくと、リードフレーム3の中央部分を中心として距
離の短いリードフレーム3の幅方向へ異物を吹き飛ばす
ことができるため、加工油等の粘着性のある異物でも移
動距離が短くリードフレーム3から吹き払い易い。ま
た、吹き払った異物がリードフレーム3の上流側に付着
することを抑制することもできる。
【0023】次に、上述した検査装置6の検査動作につ
いて説明する。プレス装置5を経て連続的に加工され搬
送されるリードフレーム3が検査装置6に進入すると、
まずエアーブロワ17によりリードフレーム3の検査面
3a側の加工油等の異物が除去され、検査面3aがクリ
ーニングされる。その後、クリーニングされたリードフ
レーム3の検査面3aにリング状照明6bから光が略均
一に照射され、この検査面3aが照明される。続いて、
CCDカメラ6cでは照明されたリードフレーム3の検
査面3aの所定領域の画像を入力する。CPU8aで
は、CCDカメラ6cと画像処理ボード8eを介して画
像の取り込みを行い、取り込んだ画像を所定の解析手順
に従い解析し、そのデータ(解析値)と記憶部8bに記
憶されているティーチングデータ(記憶値)とを比較
し、リードフレーム3の検査面の異常の有無を判断す
る。
【0024】本検査装置6では、CCDカメラ6cによ
るリードフレーム3の検査面3aの画像入力の前に、エ
アーブロワ17により予めプレス加工の際にリードフレ
ーム3に付着する加工油やゴミ等の異物を除去してある
ために、実際には異物ではない加工油を異物若しくは検
査面3aに生じた打痕や傷と誤って検出することを有効
に防止できるため、リードフレーム3にある打痕や傷を
高い精度で検出することが可能となる。また、従来例の
ように洗浄液を用いてリードフレーム3を洗浄する方法
と比べると、洗浄液の交換等の作業がなく管理が簡単で
あり、また管理に必要な人手や洗浄液代が省け、製造コ
ストを低減できる。また、洗浄槽をプレス装置5と検査
装置6との間に設ける必要がなくなるために、検査装置
を含めたリードフレーム製造装置全体がコンパクトにす
ることが可能となる。
【0025】(第2の実施の形態)上記実施の形態で説
明したリードフレームの検査装置6は、リードフレーム
3の片側の面を検査面3aとし、この検査面3aの画像
をCCDカメラ6cで取り込んで検査するものであるた
め、エアーブロワ17は検査面3aのみにエアを吹きつ
ける構成としてあったが、リードフレーム3の両面を検
査面3aとし、両面の画像を、リードフレーム3の両側
に配された2台のCCDカメラ6cで取り込んで検査す
るリードフレームの検査装置の場合には、図8に示すよ
うにエアーブロワ17をリードフレーム3の両側に配置
するようにする。この構成においては、エアーブロワ1
7の搬送経路の下流側と上流側の各々に、リードフレー
ム3を挟み付ける一対のローラ23をそれぞれ設けてリ
ードフレーム3をピンと張った状態とし、エアが吹きつ
けられたリードフレーム3の揺れを防止する。
【0026】なお、リードフレーム3の片側の面を検査
面3aとするリードフレームの検査装置6の場合でも、
検査面3a側に付着した例えば加工油等の粘着性の高い
ものはリードフレーム3上から吹き飛ばされずに検査面
3aの背面側に移動する。そして、CCDカメラ6cで
画像を取り込むまで背面側に隠れた状態を維持していれ
ば、エアーブロワ17は検査面3a側のみでよいが、検
査面3aのCCDカメラ6cによる画像取り込みが終了
する前に、背面側で垂れてリードフレーム3のプレス加
工されたエッジ部分まで移動するような場合には、エア
ーブロワ17を背面側にも設けるようにして、加工油を
リードフレーム3から下方へ落とすようにすることも可
能である。
【0027】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、エアノズル群の数、各エアノズル群のエアノズ
ルの数や配列、エアノズルのエア吹き出し方向等は、リ
ードフレームの幅や搬送速度に合わせて適宜変更しても
良い等、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多くの
改変を施し得るのはもちろんのことである。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るリードフレームの検査装置
では、エアーブロワが設けられているため、洗浄液を用
いてリードフレームを洗浄しなくても、プレス加工工程
等においてリードフレームの検査面に付着した加工油等
の異物をエアで吹き飛ばすことが可能となり、撮像カメ
ラを用いてリードフレームに生じることがある打痕やバ
リ等の異常を正確に検出することができる。これによっ
て、ユーザーに提供するリードフレームの信頼性,品質
向上を実現することができる。また、洗浄液を交換した
りする手間や洗浄液代が省け、生産コストの低減が図れ
る。また、洗浄槽を使用しないために、リードフレーム
製造装置全体をコンパクトにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリードフレームの検査装置を含
むリードフレーム製造装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【図2】リードフレームの検査装置の構成を示すブロッ
ク説明図である。
【図3】リードフレームの検査装置の断面説明図であ
る。
【図4】エアーブロワの構成を示す説明図である。
【図5】図4の第1エアノズル群のエアノズル配置を示
すリードフレーム方向から見た説明図である。
【図6】図4の第2エアノズル群のエアノズル配置を示
すリードフレーム方向から見た説明図である。
【図7】図4の第2エアノズル群の他のエアノズル配置
を示すリードフレーム方向から見た説明図である。
【図8】エアーブロワの他の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
3 リードフレーム 3a 検査面 6 検査装置 6a 搬送ローラ 6b リング状照明 6c CCDカメラ 9 光源 11 フレーム搬送センサ 12 フレームガイド 13 搬送ガイド 14 補助ローラ 15 制御パネル 17 エアーブロワ 19 支持ローラ 20 第1エアノズル群 21 第2エアノズル群

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に連続するリードフレームを搬送す
    るための搬送手段と、 前記リードフレームの検査面側の画像を撮像カメラで入
    力し、入力画像の輝度を解析することで該リードフレー
    ムの異常を検出する検査手段とを有するリードフレーム
    の検査装置において、 前記撮像カメラに対して前記リードフレームの搬送経路
    の上流側に設けられ、該リードフレームの前記検査面に
    向けて前記搬送経路の下流側から上流側へ斜めにエアを
    吹き付けるエアーブロワを具備することを特徴とするリ
    ードフレームの検査装置。
  2. 【請求項2】 前記エアーブロワには、前記検査面に向
    けて複数のエアノズルがV字状に配列されると共に、V
    字の頂点部分が前記搬送経路の上流側に位置する第1エ
    アノズル群が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のリードフレームの検査装置。
  3. 【請求項3】 前記エアーブロワには、前記検査面に向
    けて複数のエアノズルが前記リードフレームの幅方向に
    沿って直線的に配列された第2エアノズル群が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のリードフレーム
    の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記エアーブロワには、前記第1エアノ
    ズル群に対して前記搬送経路の下流側に位置し、前記検
    査面に向けて複数のエアノズルが前記リードフレームの
    幅方向に沿って直線的に配列された第2エアノズル群が
    設けられていることを特徴とする請求項2記載のリード
    フレームの検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1エアノズル群若しくは前記第2
    エアノズル群を構成する各エアノズルの向きは、第1エ
    アノズル群の前記頂点部分若しくは第2エアノズル群の
    中央部分を中心に前記リードフレームの幅方向の両端側
    に向かうように振り分けられていることを特徴とする請
    求項2、3または4記載のリードフレームの検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7407822B2 (en) 2004-04-30 2008-08-05 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Method for inspecting insulating film for film carrier tape for mounting electronic components thereon, inspection apparatus for inspecting the insulating film, punching apparatus for punching the insulating film, and method for controlling the punching apparatus
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