JPH10288483A - 蓄熱式脱臭装置 - Google Patents

蓄熱式脱臭装置

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JPH10288483A
JPH10288483A JP9096021A JP9602197A JPH10288483A JP H10288483 A JPH10288483 A JP H10288483A JP 9096021 A JP9096021 A JP 9096021A JP 9602197 A JP9602197 A JP 9602197A JP H10288483 A JPH10288483 A JP H10288483A
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JP
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heat storage
gas
side switching
switching valve
heat
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JP9096021A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okada
浩 岡田
Hiroshi Asai
広志 浅井
Naoto Nakamura
直人 中村
Toshiaki Hanabusa
利明 花房
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Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Toho Gas Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな蓄熱式脱臭装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 未脱臭ガスを燃焼して脱臭し外部に排出
する過程で、脱臭されたガスの保有熱を蓄熱する蓄熱体
を備えた蓄熱式脱臭装置において、前記蓄熱体は、前記
ガスの通流する細孔をハニカム状に形成することであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未脱臭ガスを燃焼
して脱臭し外部に排出する過程で脱臭されたガスの保有
熱を蓄熱する蓄熱体を備えた蓄熱式脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の蓄熱式脱臭装置の構成を
示した一部破断斜視図である。図5に示すように、従来
の蓄熱式脱臭装置50は、第1の蓄熱室51、第2の蓄
熱室52、及び第3の蓄熱室53を有し、第1の蓄熱室
51には第1の蓄熱体51A、第2の蓄熱室52には第
2の蓄熱体52A、第3の蓄熱室53には第3の蓄熱体
53Aが配設されている。これらの蓄熱体51A,52
A,53Aは、プロセス等から排出された未脱臭ガス、
及び後述のように脱臭されたガスが通流できるようにセ
ラミックから成るボ−ル、あるいはナゲット状、あるい
は不定形状のものを積み重ねるように配設している。
【0003】第1〜第3の蓄熱室51,52,53の上
部は燃焼室54となっており、第1〜第3の蓄熱室5
1,52,53から燃焼室54に送り込まれた未脱臭ガ
スはバ−ナ55,56により約800℃で燃焼され、酸
化分解されて脱臭される。また、プロセス等から排出さ
れた未脱臭ガスを第1〜第3の蓄熱室51,52,53
に導くために導入パイプ57が敷設されている。
【0004】導入パイプ57と第1の蓄熱室51間には
油圧式の吸入側切換弁58が設けられ、同パイプ57と
第2の蓄熱室52間には吸入側切換弁59が設けられ、
同パイプ57と第3の蓄熱室53間には吸入側切換弁6
0が設けられている。そして図5に示すように例えば吸
入側切換弁60が開弁制御されると、導入パイプ57か
らの未脱臭ガスが吸入側切換弁60を通って第3の蓄熱
室53に吸入され、同蓄熱室53を通って燃焼室54に
送り込まれるため、バ−ナ55,56により燃焼されて
脱臭される。
【0005】燃焼室54で燃焼され、脱臭されたガス
が、第1〜第3の蓄熱室51,52,53のいづれかを
通って外部に排出される過程で、このガスの保有熱は第
1の蓄熱体51A、第2の蓄熱体52A、あるいは第3
の蓄熱体53Aに蓄熱される。また、脱臭されたガスを
外部に排出させるため、排気ファン61が設けられてお
り、排気ファン61の吸気側にはガス排出パイプ63が
接続されている。更に排気ファン61の排気側には排気
筒62が接続されている。上記ガス排出パイプ63と第
1の蓄熱室51間には油圧式の排出側切換弁64が設け
られ、排出パイプ63と第2の蓄熱室52間には同式の
排出側切換弁65が設けられ、排出パイプ63と第3の
蓄熱室53間には同式の排出側切換弁66が設けられて
いる。尚、図5では排出側切換弁64のみが図示されて
おり、排出側切換弁65,66は第1〜第3の蓄熱室5
1,52,53の陰に隠れている。
【0006】上記排出側切換弁64が開弁されている
と、燃焼室54で燃焼、脱臭されたガスは排出側切換弁
64を通って排気ファン61により吸気されるため、第
1の蓄熱室51を通り、排出パイプ63、排気ファン6
1、及び排気筒62を介して大気中に排気される。この
際、燃焼室54で燃焼、脱臭されたガスは高温状態で第
1の蓄熱室51を通るため、その保有熱が第1の蓄熱体
51Aに蓄熱される。
【0007】前記排気筒62からパ−ジガスパイプ70
が分岐されている。このパ−ジガスパイプ70は、電磁
弁71,72,73を介して第1〜第3の蓄熱室51,
52,53と接続されており、例えば電磁弁72が開弁
された場合、脱臭された排出ガスの一部がパ−ジガスパ
イプ70を通って第2の蓄熱室52に送り込まれるた
め、同蓄熱室52及びこの室52の下部空間に滞留して
いる未脱臭ガスが燃焼室54にパ−ジされる。
【0008】図6は、蓄熱式脱臭装置50の脱臭作用ス
テップを示したものである。第1ステップでは、吸入側
切換弁58と排出側切換弁65と電磁弁73とが開弁制
御される。この弁制御により、導入パイプ57からの未
脱臭ガスは吸入側切換弁58を介して第1の蓄熱室51
に導入され、更に、燃焼室54に送り込まれてバ−ナ5
5,56により燃焼され、脱臭される。脱臭されたガス
は、排出側切換弁65が開弁されているため第2の蓄熱
室52を通過し、そのガスの保有熱を蓄熱体52Aに蓄
熱させる。脱臭されたガスは、保有熱を蓄熱体52Aに
蓄熱させたあと、排出側切換弁65、排出パイプ63、
排気ファン61、及び排気筒62を介して外部に排気さ
れる。尚、脱臭されたガスの一部は排気筒62から分岐
されたパ−ジガスパイプ70を通り、開弁制御された電
磁弁73を通って第3の蓄熱室53に入り、同蓄熱室5
3及びこの室53の下部空間に滞留している未脱臭ガス
を燃焼室54にパ−ジして燃焼させる。
【0009】上記第1ステップが完了すると第2ステッ
プに移る。第2ステップでは、吸入側切換弁59と排出
側切換弁66と電磁弁71とが開弁制御される。この弁
制御により、導入パイプ57からの未脱臭ガスは吸入側
切換弁59を介して第2の蓄熱室52に導入され、更
に、燃焼室54に送り込まれて燃焼され、脱臭される。
この際、未脱臭ガスは第2の蓄熱室52の蓄熱体52A
の蓄熱により加熱されたあと燃焼室54に送り込まれる
ため、燃焼室54における燃焼効率が向上する。脱臭さ
れたガスは、排出側切換弁66が開弁されているため第
3の蓄熱室53を通過し、保有熱を蓄熱体53Aに蓄熱
させる。脱臭されたガスは、保有熱を蓄熱体53Aに蓄
熱させたあと、排出側切換弁66、排出パイプ63、排
気ファン61、及び排気筒62を介して外部に排出され
る。脱臭されたガスの一部は排気筒62から分岐された
パ−ジガスパイプ70を通り、開弁制御された電磁弁7
1を通って第1の蓄熱室51に入り、同蓄熱室51及び
この室51の下部空間に滞留している未脱臭ガスを燃焼
室54にパ−ジして燃焼させる。
【0010】上記第2ステップが完了すると第3ステッ
プに移る。第3ステップでは、吸入側切換弁60と排出
側切換弁64と電磁弁72とが開弁制御される。この弁
制御により、導入パイプ57からの未脱臭ガスは吸入側
切換弁60を介して第3の蓄熱室53に導入され、更
に、燃焼室54に送り込まれて燃焼され、脱臭される。
この際、未脱臭ガスは第3の蓄熱室53の蓄熱体53A
の蓄熱により加熱されたあと燃焼室54に送り込まれる
ため、燃焼室54における燃焼効率が向上する。脱臭さ
れたガスは、排出側切換弁64が開弁されているため第
1の蓄熱室51を通過し、保有熱を蓄熱体51Aに蓄熱
させる。脱臭されたガスは、保有熱を蓄熱体51Aに蓄
熱させたあと、排出側切換弁64、排出パイプ63、排
気ファン61、及び排気筒62を介して外部に排出され
る。脱臭されたガスの一部は排気筒62から分岐された
パ−ジガスパイプ70を通り、開弁制御された電磁弁7
2を通って第2の蓄熱室52に入り、同蓄熱室52及び
この室52の下部空間に滞留している未脱臭ガスを燃焼
室54にパ−ジして燃焼させる。
【0011】上記第3ステップが完了すると再び前記第
1ステップに移る。この第1ステップでは、直前の第3
ステップにおいて第1蓄熱室51の蓄熱体51Aが蓄熱
状態になっているため、導入パイプ57から第1の蓄熱
室51に導入された未脱臭ガスは蓄熱体51Aにより加
熱され、燃焼室54に入る。そのため、燃焼室54にお
ける燃焼効率を向上させることができる。以後、第2ス
テップ、第3ステップ、第1ステップという順序でステ
ップをシ−ケンシャルに変える。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の蓄熱式脱臭
装置50の各蓄熱室に配設された蓄熱体は、セラミック
から成るボ−ル、ナゲット状、あるいは不定形状のもの
を多数積み重ねたものであり、所要の熱を蓄熱させるた
めに全体容積が大きくなり、これに伴って各蓄熱室の容
積を大きくする必要があるため、蓄熱式脱臭装置50を
コンパクトに作りたいという要求が多いにもかかわら
ず、実現が極めて困難であるという問題がある。また、
ボ−ル状、ナゲット状、あるいは不定形状のものを積み
重ねた状態の蓄熱体をガスが通流するときの圧損が大き
いため、排気ファン61の駆動電力を大きくしないと十
分な排気が困難であるという問題がある。そこで本発明
では、小容積で圧損の小さい蓄熱体を用いたコンパクト
な蓄熱式脱臭装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、未脱
臭ガスを燃焼して脱臭し外部に排出する過程で脱臭され
たガスの保有熱を蓄熱する蓄熱体を備えた蓄熱式脱臭装
置において、前記蓄熱体は、前記ガスの通流する細孔を
ハニカム状に形成した蓄熱体を用いることである。
【0014】請求項1の発明によれば、蓄熱体は、ガス
の通流する多数の細孔がハニカム状に形成されており、
単位容積当たりのガス接触面積が大きいため、蓄熱体の
全体容積が小さくてもガスが通流するときの所要の接触
面積を確保することができることから蓄熱式脱臭装置を
コンパクトに構成することができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記細孔を直線状にあけることである。
【0016】請求項2の発明によれば、蓄熱体の細孔が
直線状にあけられているため、ガスが通流するときの圧
損を小さくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、蓄熱式脱臭装置の平面図であり、
図2は図1におけるA−A矢視断面図、図3は図1にお
けるB−B矢視断面図である。図1〜図3に示すよう
に、蓄熱式脱臭装置1の本体部2には、第1の蓄熱室3
と、第2の蓄熱室4と、第3の蓄熱室5とが設けられて
いる。そして第1の蓄熱室3には第1の蓄熱体3Aが配
置され、第2の蓄熱室4には第2の蓄熱体4Aが配置さ
れ、第3の蓄熱室5には第3の蓄熱体5Aが配置されて
いる。
【0018】上記蓄熱体3A,4A,5Aは、図4に示
すように直方体に形成され、多数の角孔6がハニカム状
に、且つ直線状にあけられている。この角孔6は一辺が
2.1mmの正方形の形状を成し、隔壁の厚さは0.4
mmとなっている。蓄熱体3A,4A,5Aは、セラミ
ックスで形成されており、後述の未脱臭ガスがそれぞれ
の角孔6を通流するとき、蓄熱体3A,4A,5Aの蓄
熱により加熱される。また後述の脱臭されたガスがそれ
ぞれの角孔6を通流するとき、脱臭されたガスの保有熱
が蓄熱体3A,4A,5Aに蓄熱される。蓄熱体3A,
4A,5Aはガスの通流する多数の角孔6がハニカム状
に形成されており、容積が小さくてもガスが通流すると
きの所要の接触面積を確保することができるため蓄熱式
脱臭装置1をコンパクトに構成することができる。ま
た、多数の角孔6が直線状にあけられているため、ガス
が通流するときの圧損を小さくすることができる。尚、
第1の蓄熱室3の第1の蓄熱体3A、第2の蓄熱室4の
第2の蓄熱体4A、及び第3の蓄熱室5の第3の蓄熱体
5Aは、それぞれの蓄熱室に水平に取り付けられたステ
ンレススチ−ル製の金網3B,4B,5Bに載置されて
いる。
【0019】第1〜第3の蓄熱室3,4,5の上部は燃
焼室7となっており、この燃焼室7にはバ−ナ8,9が
中心軸をオフセットした状態で対向状に設けられてい
る。このようにバ−ナ8,9を配置することにより燃焼
室7において対流が生じ易いようになっている。
【0020】第1〜第3の蓄熱室3,4,5の下部側面
にはエア−シリンダ−で開閉される吸入側切換弁11,
12,13と排出側切換弁14,15,16とが設けら
れている。図3に示すように、吸入側切換弁11,1
2,13それぞれを開閉するエア−シリンダ−11A,
12A,13Aが設けられている。そしてエア−シリン
ダ−11A,12A,13Aのロッド11R,12R,
13Rの先端面に固定された連結板17,18,19
と、吸入側切換弁11,12,13それぞれに固定され
た連結バ−20,21,22とが連結されている。この
構成により、例えばエア−シリンダ−11Aのロッド1
1Rが伸出されると、吸入側切換弁11が上方に駆動さ
れ、開弁状態になる。一方、エア−シリンダ−11Aの
ロッド11Rが縮納されると、吸入側切換弁11が下方
に駆動され、閉弁状態になる。同様に、他の吸入側切換
弁12,13もエア−シリンダ−12A,13Aにより
開閉駆動される。
【0021】上記吸入側切換弁11,12,13と同様
に、排出側切換弁14,15,16を開閉するエア−シ
リンダ−14A,15A,16Aが設けられている。そ
してエア−シリンダ−14A,15A,16Aのロッド
14R,15R,16Rの先端面に固定された連結板2
3,24,25と、排出側切換弁14,15,16それ
ぞれに固定された連結バ−26,27,28とが連結さ
れている。この構成により、例えばエア−シリンダ−1
4Aのロッド14Rが伸出されると、排出側切換弁14
が上方に駆動され、開弁状態になる。一方、エア−シリ
ンダ−14Aのロッド14Rが縮納されると、排出側切
換弁14が下方に駆動され、閉弁状態になる。同様に、
他の排出側切換弁15,16もエア−シリンダ−15
A,16Aにより開閉駆動される。
【0022】前記吸入側切換弁11,12,13の外側
には入側ダクト30が取り付けられている。この入側ダ
クト30の入口30Aから例えば化学プラントで発生し
た未脱臭ガスが送り込まれる。この状態で、例えば吸入
側切換弁11が開弁されるとこの未脱臭ガスが第1の蓄
熱室3に入る。
【0023】また、排出側切換弁14,15,16の外
側には出側ダクト31が取り付けられており、この出側
ダクト31の出口31Aには排気ファン32が取り付け
られている。排気ファン32は前記燃焼室7で燃焼さ
れ、脱臭されたガスを前記第1〜第3の蓄熱室3,4,
5のいずれか一つ、及び前記排出側切換弁14,15,
16のいづれか一つを介して吸引し、外部に排出する。
排気ファン32には排気筒33が垂直状に取り付けられ
ており、この排気筒33から脱臭されたガスが大気中に
排出される。
【0024】脱臭された排出ガスの一部を排気筒33か
ら分流して第1〜3の蓄熱室に送り、蓄熱室及び蓄熱室
の下側の下部空間に滞留している未脱臭ガスを燃焼室7
にパ−ジするためのパ−ジ回路40が図2に示すように
設けられている。パ−ジ回路40は、排気筒33から分
岐されたパ−ジガスパイプ41と、パ−ジガスパイプ4
1及び第1の蓄熱室3の下部空間3Cとの間に接続され
た第1の分岐パイプ42と、パ−ジガスパイプ41及び
第2の蓄熱室4の下部空間4Cとの間に接続された第2
の分岐パイプ43と、パ−ジガスパイプ41及び第3の
蓄熱室5の下部空間5Cとの間に接続された第3の分岐
パイプ44と、第1の分岐パイプ42に設けられた第1
の電磁弁45と、第2の分岐パイプ43に設けられた第
2の電磁弁46と、第3の分岐パイプ44に設けられた
第3の電磁弁47とで構成されている。上記のようにパ
−ジ回路40を構成することにより、例えば第1の電磁
弁45が開弁制御されると、パ−ジガスパイプ41、第
1の分岐パイプ42、第1の電磁弁45を通って脱臭さ
れたガスの一部が第1の蓄熱室3の下部空間3Cに送ら
れるため第1の蓄熱室3及び下部空間3Cに滞留してい
る未脱臭ガスを燃焼室7にパ−ジして燃焼させることが
できる。このように第1の電磁弁45、第2の電磁弁4
6、及び第3の電磁弁47を開弁制御することにより第
1〜3の蓄熱室及びそれぞれの下部空間に滞留している
未脱臭ガスを燃焼室7にパ−ジして燃焼させることがで
きる。尚、蓄熱式脱臭装置1をコンパクトに構成するた
めには上記パ−ジ回路40を省くことがある。
【0025】次に、蓄熱式脱臭装置1の脱臭作用につい
て説明する。尚、蓄熱式脱臭装置1の脱臭作用は、前記
従来の蓄熱式脱臭装置50と基本的に同じであるためス
テップ毎の図示は省略する。第1ステップで、吸入側切
換弁11と排出側切換弁15と電磁弁47とが開弁制御
される。この開弁制御により、入側ダクト30に導入さ
れた未脱臭ガスは吸入側切換弁11を介して第1の蓄熱
室3に導入され、更に、燃焼室7に送り込まれてバ−ナ
8,9により燃焼され、脱臭される。脱臭されたガス
は、排出側切換弁15が開弁されているため第2の蓄熱
室4を通過し、保有熱を第2の蓄熱体4Aに蓄熱させ
る。脱臭されたガスは、その保有熱を蓄熱体4Aに蓄熱
させたあと、排出側切換弁15、出側ダクト31、排気
ファン32、及び排気筒33を介して外部に排出され
る。脱臭されたガスの一部は排気筒33から分岐された
パ−ジガスパイプ41を通り、開弁制御された電磁弁4
7、下部空間5Cを通って第3の蓄熱室5に入り、下部
空間5C及び同蓄熱室5に滞留している未脱臭ガスを燃
焼室7にパ−ジして燃焼させる。尚、図1、図2に示し
た矢印は第1ステップにおけるガスの流れを示したもの
である。この第1ステップを約60秒継続したあと、次
の第2ステップの制御に移る。
【0026】第2ステップで、吸入側切換弁12と排出
側切換弁16と電磁弁45とが開弁制御される。この開
弁制御により、入側ダクト30に導入された未脱臭ガス
は吸入側切換弁12を介して第2の蓄熱室4に導入さ
れ、更に、燃焼室7に送り込まれて燃焼され、脱臭され
る。この際、未脱臭ガスは第2の蓄熱体4Aの蓄熱によ
り加熱されたあと燃焼室7に入るため、燃焼室7におけ
る燃焼効率が向上する。脱臭されたガスは、排出側切換
弁16が開弁されているため第3の蓄熱室5を通過し、
保有熱を第3の蓄熱体5Aに蓄熱させる。脱臭されたガ
スは、その保有熱を蓄熱体5Aに蓄熱させたあと、排出
側切換弁16、出側ダクト31、排気ファン32、及び
排気筒33を介して外部に排出される。脱臭されたガス
の一部は排気筒33から分岐されたパ−ジガスパイプ4
1を通り、開弁制御された電磁弁45、下部空間3Cを
通ってを通って第1の蓄熱室3に入り、下部空間3C及
び同蓄熱室3に滞留している未脱臭ガスを燃焼室7にパ
−ジして燃焼させる。この第2ステップの制御を約60
秒継続したあと、次の第3ステップの制御に移る。
【0027】第3ステップで、吸入側切換弁13と排出
側切換弁14と電磁弁46とが開弁制御される。この開
弁制御により、入側ダクト30に導入された未脱臭ガス
は吸入側切換弁13を介して第3の蓄熱室5に導入さ
れ、更に、燃焼室7に送り込まれて燃焼され、脱臭され
る。この際、未脱臭ガスは第3の蓄熱体5Aの蓄熱によ
り加熱されたあと燃焼室7に入るため、燃焼室7におけ
る燃焼効率が向上する。脱臭されたガスは、排出側切換
弁14が開弁されているため第1の蓄熱室3を通過し、
保有熱を第1の蓄熱体3Aに蓄熱させる。脱臭されたガ
スは、その保有熱を蓄熱体3Aに蓄熱させたあと、排出
側切換弁14、出側ダクト31、排気ファン32、及び
排気筒33を介して外部に排出される。脱臭されたガス
の一部は排気筒33から分岐されたパ−ジガスパイプ4
1を通り、開弁制御された電磁弁46、下部空間4Cを
通って第2の蓄熱室4に入り、下部空間4C及び同蓄熱
室4に滞留している未脱臭ガスを燃焼室7にパ−ジして
燃焼させる。この第3ステップの制御を約60秒継続し
たあと、再び第1ステップの制御に移る。
【0028】この第1ステップでは、直前の第3ステッ
プにおいて第1の蓄熱室3の蓄熱体3Aが蓄熱状態にな
っているため、第1の蓄熱室3に導入された未脱臭ガス
は蓄熱体3Aにより加熱され、燃焼室7に入る。そのた
め、燃焼室7における燃焼効率を向上させることができ
る。
【0029】前記第1〜第3の蓄熱体3A,4A,5A
は前述のようにガスの通流する多数の角孔6がハニカム
状に形成されているため全体容積が小さくてもガスが通
流するときの所要の接触面積を確保することができるこ
とから蓄熱式脱臭装置1をコンパクトに構成することが
できる。また、多数の角孔6は直線状にあけられている
ため、ガスが通流するときの圧損を小さくすることがで
きる。そのため、排気ファン32の駆動電力を小さくす
ることができて消費電力を節約することができる。尚、
第1〜第3の蓄熱体3A,4A,5Aの孔は、この実施
の形態のように角孔6に限らず、丸孔でも、あるいは多
角形状の孔でもよい。
【0030】また、前記吸入側切換弁11,12,1
3、及び排出側切換弁14,15,16は、エア−シリ
ンダ−により開閉されるため、前記従来の蓄熱式脱臭装
置50における油圧式の切換弁よりも小型化することが
できることから、前記第1〜第3の蓄熱体3A,4A,
5Aの小型化と相まって蓄熱式脱臭装置1をコンパクト
に構成することができる。尚、上記実施の形態では脱臭
作用について説明したが、未脱臭ガスに煙の成分が含ま
れている場合には、脱臭されたガスは脱煙ガスになる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、蓄熱体はガス
の通流する多数の細孔がハニカム状に形成されているた
め全体容積が小さくてもガスが通流するときの所要の接
触面積を確保することができることから蓄熱式脱臭装置
をコンパクトに構成することができる。
【0032】また、請求項2の発明によれば、蓄熱体の
細孔が直線状にあけられているためガスが通流するとき
の圧損を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱式脱臭装置の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】蓄熱体の斜視外観図である。
【図5】従来の蓄熱式脱臭装置の一部破断斜視図であ
る。
【図6】従来の蓄熱式脱臭装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1 蓄熱式脱臭装置 3 第1の蓄熱室 4 第2の蓄熱室 5 第3の蓄熱室 3A 第1の蓄熱体 4A 第2の蓄熱体 5A 第3の蓄熱体 6 角孔 8,9 バ−ナ 11,12,13 吸入側切換弁 14,15,16 排出側切換弁 30 入側ダクト 31 出側ダクト 32 排気ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 蓄熱式脱臭装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未脱臭ガスを燃焼
して脱臭し外部に排出する過程で脱臭されたガスの保有
熱を蓄熱する蓄熱体を備えた蓄熱式脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の蓄熱式脱臭装置の構成を
示した一部破断斜視図である。図5に示すように、従来
の蓄熱式脱臭装置50は、第1の蓄熱室51、第2の蓄
熱室52、及び第3の蓄熱室53を有し、第1の蓄熱室
51には第1の蓄熱体51A、第2の蓄熱室52には第
2の蓄熱体52A、第3の蓄熱室53には第3の蓄熱体
53Aが配設されている。これらの蓄熱体51A,52
A,53Aは、プロセス等から排出された未脱臭ガス、
及び後述のように脱臭されたガスが通流できるようにセ
ラミックから成るボ−ル、あるいはナゲット状、あるい
は不定形状のものを積み重ねるように配設している。
【0003】第1〜第3の蓄熱室51,52,53の上
部は燃焼室54となっており、第1〜第3の蓄熱室5
1,52,53から燃焼室54に送り込まれた未脱臭ガ
スはバ−ナ55,56により約800℃で燃焼され、酸
化分解されて脱臭される。また、プロセス等から排出さ
れた未脱臭ガスを第1〜第3の蓄熱室51,52,53
に導くために導入パイプ57が敷設されている。
【0004】導入パイプ57と第1の蓄熱室51間には
油圧式の吸入側切換弁58が設けられ、同パイプ57と
第2の蓄熱室52間には吸入側切換弁59が設けられ、
同パイプ57と第3の蓄熱室53間には吸入側切換弁6
0が設けられている。そして図5に示すように例えば吸
入側切換弁60が開弁制御されると、導入パイプ57か
らの未脱臭ガスが吸入側切換弁60を通って第3の蓄熱
室53に吸入され、同蓄熱室53を通って燃焼室54に
送り込まれるため、バ−ナ55,56により燃焼されて
脱臭される。
【0005】燃焼室54で燃焼され、脱臭されたガス
が、第1〜第3の蓄熱室51,52,53のいづれかを
通って外部に排出される過程で、このガスの保有熱は第
1の蓄熱体51A、第2の蓄熱体52A、あるいは第3
の蓄熱体53Aに蓄熱される。また、脱臭されたガスを
外部に排出させるため、排気ファン61が設けられてお
り、排気ファン61の吸気側にはガス排出パイプ63が
接続されている。更に排気ファン61の排気側には排気
筒62が接続されている。上記ガス排出パイプ63と第
1の蓄熱室51間には油圧式の排出側切換弁64が設け
られ、排出パイプ63と第2の蓄熱室52間には同式の
排出側切換弁65が設けられ、排出パイプ63と第3の
蓄熱室53間には同式の排出側切換弁66が設けられて
いる。尚、図5では排出側切換弁64のみが図示されて
おり、排出側切換弁65,66は第1〜第3の蓄熱室5
1,52,53の陰に隠れている。
【0006】上記排出側切換弁64が開弁されている
と、燃焼室54で燃焼、脱臭されたガスは排出側切換弁
64を通って排気ファン61により吸気されるため、第
1の蓄熱室51を通り、排出パイプ63、排気ファン6
1、及び排気筒62を介して大気中に排気される。この
際、燃焼室54で燃焼、脱臭されたガスは高温状態で第
1の蓄熱室51を通るため、その保有熱が第1の蓄熱体
51Aに蓄熱される。
【0007】前記排気筒62からパ−ジガスパイプ70
が分岐されている。このパ−ジガスパイプ70は、電磁
弁71,72,73を介して第1〜第3の蓄熱室51,
52,53と接続されており、例えば電磁弁72が開弁
された場合、脱臭された排出ガスの一部がパ−ジガスパ
イプ70を通って第2の蓄熱室52に送り込まれるた
め、同蓄熱室52及びこの室52の下部空間に滞留して
いる未脱臭ガスが燃焼室54にパ−ジされる。
【0008】図6は、蓄熱式脱臭装置50の脱臭作用ス
テップを示したものである。第1ステップでは、吸入側
切換弁58と排出側切換弁65と電磁弁73とが開弁制
御される。この弁制御により、導入パイプ57からの未
脱臭ガスは吸入側切換弁58を介して第1の蓄熱室51
に導入され、更に、燃焼室54に送り込まれてバ−ナ5
5,56により燃焼され、脱臭される。脱臭されたガス
は、排出側切換弁65が開弁されているため第2の蓄熱
室52を通過し、そのガスの保有熱を蓄熱体52Aに蓄
熱させる。脱臭されたガスは、保有熱を蓄熱体52Aに
蓄熱させたあと、排出側切換弁65、排出パイプ63、
排気ファン61、及び排気筒62を介して外部に排気さ
れる。尚、脱臭されたガスの一部は排気筒62から分岐
されたパ−ジガスパイプ70を通り、開弁制御された電
磁弁73を通って第3の蓄熱室53に入り、同蓄熱室5
3及びこの室53の下部空間に滞留している未脱臭ガス
を燃焼室54にパ−ジして燃焼させる。
【0009】上記第1ステップが完了すると第2ステッ
プに移る。第2ステップでは、吸入側切換弁59と排出
側切換弁66と電磁弁71とが開弁制御される。この弁
制御により、導入パイプ57からの未脱臭ガスは吸入側
切換弁59を介して第2の蓄熱室52に導入され、更
に、燃焼室54に送り込まれて燃焼され、脱臭される。
この際、未脱臭ガスは第2の蓄熱室52の蓄熱体52A
の蓄熱により加熱されたあと燃焼室54に送り込まれる
ため、燃焼室54における燃焼効率が向上する。脱臭さ
れたガスは、排出側切換弁66が開弁されているため第
3の蓄熱室53を通過し、保有熱を蓄熱体53Aに蓄熱
させる。脱臭されたガスは、保有熱を蓄熱体53Aに蓄
熱させたあと、排出側切換弁66、排出パイプ63、排
気ファン61、及び排気筒62を介して外部に排出され
る。脱臭されたガスの一部は排気筒62から分岐された
パ−ジガスパイプ70を通り、開弁制御された電磁弁7
1を通って第1の蓄熱室51に入り、同蓄熱室51及び
この室51の下部空間に滞留している未脱臭ガスを燃焼
室54にパ−ジして燃焼させる。
【0010】上記第2ステップが完了すると第3ステッ
プに移る。第3ステップでは、吸入側切換弁60と排出
側切換弁64と電磁弁72とが開弁制御される。この弁
制御により、導入パイプ57からの未脱臭ガスは吸入側
切換弁60を介して第3の蓄熱室53に導入され、更
に、燃焼室54に送り込まれて燃焼され、脱臭される。
この際、未脱臭ガスは第3の蓄熱室53の蓄熱体53A
の蓄熱により加熱されたあと燃焼室54に送り込まれる
ため、燃焼室54における燃焼効率が向上する。脱臭さ
れたガスは、排出側切換弁64が開弁されているため第
1の蓄熱室51を通過し、保有熱を蓄熱体51Aに蓄熱
させる。脱臭されたガスは、保有熱を蓄熱体51Aに蓄
熱させたあと、排出側切換弁64、排出パイプ63、排
気ファン61、及び排気筒62を介して外部に排出され
る。脱臭されたガスの一部は排気筒62から分岐された
パ−ジガスパイプ70を通り、開弁制御された電磁弁7
2を通って第2の蓄熱室52に入り、同蓄熱室52及び
この室52の下部空間に滞留している未脱臭ガスを燃焼
室54にパ−ジして燃焼させる。
【0011】上記第3ステップが完了すると再び前記第
1ステップに移る。この第1ステップでは、直前の第3
ステップにおいて第1蓄熱室51の蓄熱体51Aが蓄熱
状態になっているため、導入パイプ57から第1の蓄熱
室51に導入された未脱臭ガスは蓄熱体51Aにより加
熱され、燃焼室54に入る。そのため、燃焼室54にお
ける燃焼効率を向上させることができる。以後、第2ス
テップ、第3ステップ、第1ステップという順序でステ
ップをシ−ケンシャルに変える。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の蓄熱式脱臭
装置50の各蓄熱室に配設された蓄熱体は、セラミック
から成るボ−ル、ナゲット状、あるいは不定形状のもの
を多数積み重ねたものであり、所要の熱を蓄熱させるた
めに全体容積が大きくなり、これに伴って各蓄熱室の容
積を大きくする必要があるため、蓄熱式脱臭装置50を
コンパクトに作りたいという要求が多いにもかかわら
ず、実現が極めて困難であるという問題がある。また、
ボ−ル状、ナゲット状、あるいは不定形状のものを積み
重ねた状態の蓄熱体をガスが通流するときの圧損が大き
いため、排気ファン61の駆動電力を大きくしないと十
分な排気が困難であるという問題がある。そこで本発明
では、小容積で圧損の小さい蓄熱体を用いたコンパクト
な蓄熱式脱臭装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、未脱
臭ガスを燃焼して脱臭し外部に排出する過程で脱臭され
たガスの保有熱を蓄熱する蓄熱体を備えた蓄熱式脱臭装
置において、前記蓄熱体は、前記ガスの通流する細孔を
ハニカム状に形成した蓄熱体を用いることである。
【0014】請求項1の発明によれば、蓄熱体は、ガス
の通流する多数の細孔がハニカム状に形成されており、
単位容積当たりのガス接触面積が大きいため、蓄熱体の
全体容積が小さくてもガスが通流するときの所要の接触
面積を確保することができることから蓄熱式脱臭装置を
コンパクトに構成することができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記細孔を直線状にあけることである。
【0016】請求項2の発明によれば、蓄熱体の細孔が
直線状にあけられているため、ガスが通流するときの圧
損を小さくすることができる。
【0017】請求項3の発明は、未脱臭ガスを燃焼して
脱臭し外部に排出する過程で脱臭されたガスの保有熱を
蓄熱する蓄熱体と、前記未脱臭ガスを吸入するときに開
弁される吸入側切換弁と、前記脱臭されたガスを排出す
るときに開弁される排出側切換弁とを本体部に備えた蓄
熱式脱臭装置において、前記蓄熱体は前記ガスの通流す
る細孔がハニカム状に形成されるとともに、前記吸入側
切換弁及び前記排出側切換弁はエア−シリンダ−により
前記本体部の側面に沿って開閉されることである。
【0018】請求項3の発明によれば、蓄熱体は、ガス
の通流する細孔がハニカム状に形成されており、単位容
積当たりのガス接触面積が大きいため、蓄熱体を小さく
することができるとともに、吸入側切換弁及び排出側切
換弁はエア−シリンダ−により本体部の側面に沿って開
閉されるような構造であるため、吸入側切換弁及び排出
側切換弁の占める容積が小さくなり、蓄熱式脱臭装置を
コンパクトに構成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、蓄熱式脱臭装置の平面図であり、
図2は図1におけるA−A矢視断面図、図3は図1にお
けるB−B矢視断面図である。図1〜図3に示すよう
に、蓄熱式脱臭装置1の本体部2には、第1の蓄熱室3
と、第2の蓄熱室4と、第3の蓄熱室5とが設けられて
いる。そして第1の蓄熱室3には第1の蓄熱体3Aが配
置され、第2の蓄熱室4には第2の蓄熱体4Aが配置さ
れ、第3の蓄熱室5には第3の蓄熱体5Aが配置されて
いる。
【0020】上記蓄熱体3A,4A,5Aは、図4に示
すように直方体に形成され、多数の角孔6がハニカム状
に、且つ直線状にあけられている。この角孔6は一辺が
2.1mmの正方形の形状を成し、隔壁の厚さは0.4
mmとなっている。蓄熱体3A,4A,5Aは、セラミ
ックスで形成されており、後述の未脱臭ガスがそれぞれ
の角孔6を通流するとき、蓄熱体3A,4A,5Aの蓄
熱により加熱される。また後述の脱臭されたガスがそれ
ぞれの角孔6を通流するとき、脱臭されたガスの保有熱
が蓄熱体3A,4A,5Aに蓄熱される。蓄熱体3A,
4A,5Aはガスの通流する多数の角孔6がハニカム状
に形成されており、容積が小さくてもガスが通流すると
きの所要の接触面積を確保することができるため蓄熱式
脱臭装置1をコンパクトに構成することができる。ま
た、多数の角孔6が直線状にあけられているため、ガス
が通流するときの圧損を小さくすることができる。尚、
第1の蓄熱室3の第1の蓄熱体3A、第2の蓄熱室4の
第2の蓄熱体4A、及び第3の蓄熱室5の第3の蓄熱体
5Aは、それぞれの蓄熱室に水平に取り付けられたステ
ンレススチ−ル製の金網3B,4B,5Bに載置されて
いる。
【0021】第1〜第3の蓄熱室3,4,5の上部は燃
焼室7となっており、この燃焼室7にはバ−ナ8,9が
中心軸をオフセットした状態で対向状に設けられてい
る。このようにバ−ナ8,9を配置することにより燃焼
室7において対流が生じ易いようになっている。
【0022】第1〜第3の蓄熱室3,4,5の下部側面
にはエア−シリンダ−で開閉される吸入側切換弁11,
12,13と排出側切換弁14,15,16とが設けら
れている。図3に示すように、吸入側切換弁11,1
2,13それぞれを開閉するエア−シリンダ−11A,
12A,13Aが設けられている。そしてエア−シリン
ダ−11A,12A,13Aのロッド11R,12R,
13Rの先端面に固定された連結板17,18,19
と、吸入側切換弁11,12,13それぞれに固定され
た連結バ−20,21,22とが連結されている。この
構成により、例えばエア−シリンダ−11Aのロッド1
1Rが伸出されると、吸入側切換弁11が上方に駆動さ
れ、開弁状態になる。一方、エア−シリンダ−11Aの
ロッド11Rが縮納されると、吸入側切換弁11が下方
に駆動され、閉弁状態になる。同様に、他の吸入側切換
弁12,13もエア−シリンダ−12A,13Aにより
開閉駆動される。
【0023】上記吸入側切換弁11,12,13と同様
に、排出側切換弁14,15,16を開閉するエア−シ
リンダ−14A,15A,16Aが設けられている。そ
してエア−シリンダ−14A,15A,16Aのロッド
14R,15R,16Rの先端面に固定された連結板2
3,24,25と、排出側切換弁14,15,16それ
ぞれに固定された連結バ−26,27,28とが連結さ
れている。この構成により、例えばエア−シリンダ−1
4Aのロッド14Rが伸出されると、排出側切換弁14
が上方に駆動され、開弁状態になる。一方、エア−シリ
ンダ−14Aのロッド14Rが縮納されると、排出側切
換弁14が下方に駆動され、閉弁状態になる。同様に、
他の排出側切換弁15,16もエア−シリンダ−15
A,16Aにより開閉駆動される。
【0024】前記吸入側切換弁11,12,13の外側
には入側ダクト30が取り付けられている。この入側ダ
クト30の入口30Aから例えば化学プラントで発生し
た未脱臭ガスが送り込まれる。この状態で、例えば吸入
側切換弁11が開弁されるとこの未脱臭ガスが第1の蓄
熱室3に入る。
【0025】また、排出側切換弁14,15,16の外
側には出側ダクト31が取り付けられており、この出側
ダクト31の出口31Aには排気ファン32が取り付け
られている。排気ファン32は前記燃焼室7で燃焼さ
れ、脱臭されたガスを前記第1〜第3の蓄熱室3,4,
5のいずれか一つ、及び前記排出側切換弁14,15,
16のいづれか一つを介して吸引し、外部に排出する。
排気ファン32には排気筒33が垂直状に取り付けられ
ており、この排気筒33から脱臭されたガスが大気中に
排出される。
【0026】脱臭された排出ガスの一部を排気筒33か
ら分流して第1〜3の蓄熱室に送り、蓄熱室及び蓄熱室
の下側の下部空間に滞留している未脱臭ガスを燃焼室7
にパ−ジするためのパ−ジ回路40が図2に示すように
設けられている。パ−ジ回路40は、排気筒33から分
岐されたパ−ジガスパイプ41と、パ−ジガスパイプ4
1及び第1の蓄熱室3の下部空間3Cとの間に接続され
た第1の分岐パイプ42と、パ−ジガスパイプ41及び
第2の蓄熱室4の下部空間4Cとの間に接続された第2
の分岐パイプ43と、パ−ジガスパイプ41及び第3の
蓄熱室5の下部空間5Cとの間に接続された第3の分岐
パイプ44と、第1の分岐パイプ42に設けられた第1
の電磁弁45と、第2の分岐パイプ43に設けられた第
2の電磁弁46と、第3の分岐パイプ44に設けられた
第3の電磁弁47とで構成されている。上記のようにパ
−ジ回路40を構成することにより、例えば第1の電磁
弁45が開弁制御されると、パ−ジガスパイプ41、第
1の分岐パイプ42、第1の電磁弁45を通って脱臭さ
れたガスの一部が第1の蓄熱室3の下部空間3Cに送ら
れるため第1の蓄熱室3及び下部空間3Cに滞留してい
る未脱臭ガスを燃焼室7にパ−ジして燃焼させることが
できる。このように第1の電磁弁45、第2の電磁弁4
6、及び第3の電磁弁47を開弁制御することにより第
1〜3の蓄熱室及びそれぞれの下部空間に滞留している
未脱臭ガスを燃焼室7にパ−ジして燃焼させることがで
きる。尚、蓄熱式脱臭装置1をコンパクトに構成するた
めには上記パ−ジ回路40を省くことがある。
【0027】次に、蓄熱式脱臭装置1の脱臭作用につい
て説明する。尚、蓄熱式脱臭装置1の脱臭作用は、前記
従来の蓄熱式脱臭装置50と基本的に同じであるためス
テップ毎の図示は省略する。第1ステップで、吸入側切
換弁11と排出側切換弁15と電磁弁47とが開弁制御
される。この開弁制御により、入側ダクト30に導入さ
れた未脱臭ガスは吸入側切換弁11を介して第1の蓄熱
室3に導入され、更に、燃焼室7に送り込まれてバ−ナ
8,9により燃焼され、脱臭される。脱臭されたガス
は、排出側切換弁15が開弁されているため第2の蓄熱
室4を通過し、保有熱を第2の蓄熱体4Aに蓄熱させ
る。脱臭されたガスは、その保有熱を蓄熱体4Aに蓄熱
させたあと、排出側切換弁15、出側ダクト31、排気
ファン32、及び排気筒33を介して外部に排出され
る。脱臭されたガスの一部は排気筒33から分岐された
パ−ジガスパイプ41を通り、開弁制御された電磁弁4
7、下部空間5Cを通って第3の蓄熱室5に入り、下部
空間5C及び同蓄熱室5に滞留している未脱臭ガスを燃
焼室7にパ−ジして燃焼させる。尚、図1、図2に示し
た矢印は第1ステップにおけるガスの流れを示したもの
である。この第1ステップを約60秒継続したあと、次
の第2ステップの制御に移る。
【0028】第2ステップで、吸入側切換弁12と排出
側切換弁16と電磁弁45とが開弁制御される。この開
弁制御により、入側ダクト30に導入された未脱臭ガス
は吸入側切換弁12を介して第2の蓄熱室4に導入さ
れ、更に、燃焼室7に送り込まれて燃焼され、脱臭され
る。この際、未脱臭ガスは第2の蓄熱体4Aの蓄熱によ
り加熱されたあと燃焼室7に入るため、燃焼室7におけ
る燃焼効率が向上する。脱臭されたガスは、排出側切換
弁16が開弁されているため第3の蓄熱室5を通過し、
保有熱を第3の蓄熱体5Aに蓄熱させる。脱臭されたガ
スは、その保有熱を蓄熱体5Aに蓄熱させたあと、排出
側切換弁16、出側ダクト31、排気ファン32、及び
排気筒33を介して外部に排出される。脱臭されたガス
の一部は排気筒33から分岐されたパ−ジガスパイプ4
1を通り、開弁制御された電磁弁45、下部空間3Cを
通ってを通って第1の蓄熱室3に入り、下部空間3C及
び同蓄熱室3に滞留している未脱臭ガスを燃焼室7にパ
−ジして燃焼させる。この第2ステップの制御を約60
秒継続したあと、次の第3ステップの制御に移る。
【0029】第3ステップで、吸入側切換弁13と排出
側切換弁14と電磁弁46とが開弁制御される。この開
弁制御により、入側ダクト30に導入された未脱臭ガス
は吸入側切換弁13を介して第3の蓄熱室5に導入さ
れ、更に、燃焼室7に送り込まれて燃焼され、脱臭され
る。この際、未脱臭ガスは第3の蓄熱体5Aの蓄熱によ
り加熱されたあと燃焼室7に入るため、燃焼室7におけ
る燃焼効率が向上する。脱臭されたガスは、排出側切換
弁14が開弁されているため第1の蓄熱室3を通過し、
保有熱を第1の蓄熱体3Aに蓄熱させる。脱臭されたガ
スは、その保有熱を蓄熱体3Aに蓄熱させたあと、排出
側切換弁14、出側ダクト31、排気ファン32、及び
排気筒33を介して外部に排出される。脱臭されたガス
の一部は排気筒33から分岐されたパ−ジガスパイプ4
1を通り、開弁制御された電磁弁46、下部空間4Cを
通って第2の蓄熱室4に入り、下部空間4C及び同蓄熱
室4に滞留している未脱臭ガスを燃焼室7にパ−ジして
燃焼させる。この第3ステップの制御を約60秒継続し
たあと、再び第1ステップの制御に移る。
【0030】この第1ステップでは、直前の第3ステッ
プにおいて第1の蓄熱室3の蓄熱体3Aが蓄熱状態にな
っているため、第1の蓄熱室3に導入された未脱臭ガス
は蓄熱体3Aにより加熱され、燃焼室7に入る。そのた
め、燃焼室7における燃焼効率を向上させることができ
る。
【0031】前記第1〜第3の蓄熱体3A,4A,5A
は前述のようにガスの通流する多数の角孔6がハニカム
状に形成されているため全体容積が小さくてもガスが通
流するときの所要の接触面積を確保することができるこ
とから蓄熱式脱臭装置1をコンパクトに構成することが
できる。また、多数の角孔6は直線状にあけられている
ため、ガスが通流するときの圧損を小さくすることがで
きる。そのため、排気ファン32の駆動電力を小さくす
ることができて消費電力を節約することができる。尚、
第1〜第3の蓄熱体3A,4A,5Aの孔は、この実施
の形態のように角孔6に限らず、丸孔でも、あるいは多
角形状の孔でもよい。
【0032】また、前記吸入側切換弁11,12,1
3、及び排出側切換弁14,15,16は、エア−シリ
ンダ−により開閉されるため、前記従来の蓄熱式脱臭装
置50における油圧式の切換弁よりも小型化することが
できることから、前記第1〜第3の蓄熱体3A,4A,
5Aの小型化と相まって蓄熱式脱臭装置1をコンパクト
に構成することができる。尚、上記実施の形態では脱臭
作用について説明したが、未脱臭ガスに煙の成分が含ま
れている場合には、脱臭されたガスは脱煙ガスになる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、蓄熱体はガス
の通流する多数の細孔がハニカム状に形成されているた
め全体容積が小さくてもガスが通流するときの所要の接
触面積を確保することができることから蓄熱式脱臭装置
をコンパクトに構成することができる。
【0034】また、請求項2の発明によれば、蓄熱体の
細孔が直線状にあけられているためガスが通流するとき
の圧損を小さくすることができる。
【0035】更に、請求項3の発明によれば、蓄熱体
は、ガスの通流する細孔がハニカム状に形成されてお
り、単位容積当たりのガス接触面積が大きいため、蓄熱
体を小さくすることができるとともに、吸入側切換弁及
び排出側切換弁はエア−シリンダ−により本体部の側面
に沿って開閉されるような構造であるため、吸入側切換
弁及び排出側切換弁の占める容積が小さくなり、蓄熱式
脱臭装置をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱式脱臭装置の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】蓄熱体の斜視外観図である。
【図5】従来の蓄熱式脱臭装置の一部破断斜視図であ
る。
【図6】従来の蓄熱式脱臭装置の作動説明図である。
【符号の説明】 1 蓄熱式脱臭装置 3 第1の蓄熱室 4 第2の蓄熱室 5 第3の蓄熱室 3A 第1の蓄熱体 4A 第2の蓄熱体 5A 第3の蓄熱体 6 角孔 8,9 バ−ナ 11,12,13 吸入側切換弁 14,15,16 排出側切換弁 30 入側ダクト 31 出側ダクト 32 排気ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未脱臭ガスを燃焼して脱臭し外部に排出
    する過程で脱臭されたガスの保有熱を蓄熱する蓄熱体を
    備えた蓄熱式脱臭装置において、前記蓄熱体は、前記ガ
    スの通流する細孔をハニカム状に形成したことを特徴と
    する蓄熱式脱臭装置。
  2. 【請求項2】 前記細孔は直線状にあけられたことを特
    徴とする請求項1に記載の蓄熱式脱臭装置。
JP9096021A 1997-04-14 1997-04-14 蓄熱式脱臭装置 Pending JPH10288483A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7824179B2 (en) * 1999-08-16 2010-11-02 Nfk Holdings Co. Device and method for feeding fuel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7824179B2 (en) * 1999-08-16 2010-11-02 Nfk Holdings Co. Device and method for feeding fuel

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