JPH09170748A - 交番燃焼用蓄熱体及び蓄熱式交番燃焼装置 - Google Patents
交番燃焼用蓄熱体及び蓄熱式交番燃焼装置Info
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- JPH09170748A JPH09170748A JP7330936A JP33093695A JPH09170748A JP H09170748 A JPH09170748 A JP H09170748A JP 7330936 A JP7330936 A JP 7330936A JP 33093695 A JP33093695 A JP 33093695A JP H09170748 A JPH09170748 A JP H09170748A
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- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は交番燃焼用蓄熱体及び蓄熱式交番燃
焼装置に関するものである。 【構成】 箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面から
他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前記箱
状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に連通
する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通方向
が異なる二系統の蓄熱連通群を形成したことを特徴とす
る交番燃焼用蓄熱体及び蓄熱式交番燃焼装置を提供する
ものである。次の諸効果がある。１つの箱状蓄熱体又
は一つの箱状体で交番燃焼ができる。従来のリジェネ
レイティブバーナに比べ大幅な低コストさらに省スペー
スが図れる。配管延長も短くなるので、配管コストも
低減できる。１つの箱状蓄熱体又は一つの箱状体で交
番蓄熱燃焼を実行することによりバーナの表面積も小さ
くなるので、放射による熱損失が小さくなる。Ｕ字型
ラジアントチューブと組み合わせた場合、気密性が高い
ために供給側の圧力で自然に排気されるので排気ブロワ
が不要となる。低ＮＯｘ化燃焼が実現できる。
焼装置に関するものである。 【構成】 箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面から
他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前記箱
状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に連通
する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通方向
が異なる二系統の蓄熱連通群を形成したことを特徴とす
る交番燃焼用蓄熱体及び蓄熱式交番燃焼装置を提供する
ものである。次の諸効果がある。１つの箱状蓄熱体又
は一つの箱状体で交番燃焼ができる。従来のリジェネ
レイティブバーナに比べ大幅な低コストさらに省スペー
スが図れる。配管延長も短くなるので、配管コストも
低減できる。１つの箱状蓄熱体又は一つの箱状体で交
番蓄熱燃焼を実行することによりバーナの表面積も小さ
くなるので、放射による熱損失が小さくなる。Ｕ字型
ラジアントチューブと組み合わせた場合、気密性が高い
ために供給側の圧力で自然に排気されるので排気ブロワ
が不要となる。低ＮＯｘ化燃焼が実現できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は交番燃焼用蓄熱体及
び蓄熱式交番燃焼装置に関するものである。
び蓄熱式交番燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のリジェネレイティブバーナ及びそ
のシステムを図１及び図２に示す。バーナは蓄熱体を充
填した蓄熱室とバーナ部からなり、耐火材で囲われてい
る。一ツの炉体に二ツのバーナ部を設置し、片側が燃焼
すると反対側が吸引排気を行い蓄熱する。この燃焼、排
気を空気ブロアを用いて、電磁弁、切換弁の操作により
交互に繰り返し、交番燃焼を行う。
のシステムを図１及び図２に示す。バーナは蓄熱体を充
填した蓄熱室とバーナ部からなり、耐火材で囲われてい
る。一ツの炉体に二ツのバーナ部を設置し、片側が燃焼
すると反対側が吸引排気を行い蓄熱する。この燃焼、排
気を空気ブロアを用いて、電磁弁、切換弁の操作により
交互に繰り返し、交番燃焼を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 高温の雰囲気にさらされるため耐火材にある程度の厚
さが必要であり、バーナが大きくなる。小容量のバー
ナでも耐火材の厚みは変わらないので、小型化が困難で
ある。最低２台以上のバーナを組みにするので設置ス
ペースが大きくなる。
さが必要であり、バーナが大きくなる。小容量のバー
ナでも耐火材の厚みは変わらないので、小型化が困難で
ある。最低２台以上のバーナを組みにするので設置ス
ペースが大きくなる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面
から他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前
記箱状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に
連通する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通
方向が異なる二系統の蓄熱連通群を形成したことを特徴
とする交番燃焼用蓄熱体を提供するものである。
に、本発明は、箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面
から他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前
記箱状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に
連通する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通
方向が異なる二系統の蓄熱連通群を形成したことを特徴
とする交番燃焼用蓄熱体を提供するものである。
【０００５】また、前記課題を解決するために、本発明
は、流通方向が異なる二系統の蓄熱連通群は、複数の蓄
熱連通孔を並列に設けた蓄熱単体を異なる方向に複数段
ずつ構成して成ることを特徴とする交番燃焼用蓄熱体を
提供するものである。
は、流通方向が異なる二系統の蓄熱連通群は、複数の蓄
熱連通孔を並列に設けた蓄熱単体を異なる方向に複数段
ずつ構成して成ることを特徴とする交番燃焼用蓄熱体を
提供するものである。
【０００６】また、前記課題を解決するために、本発明
は、流通方向が異なる二系統の蓄熱連通群は、夫々異な
る方向に群毎に蓄熱連通孔を穿設して成ることを特徴と
する交番燃焼用蓄熱体を提供するものである。
は、流通方向が異なる二系統の蓄熱連通群は、夫々異な
る方向に群毎に蓄熱連通孔を穿設して成ることを特徴と
する交番燃焼用蓄熱体を提供するものである。
【０００７】また、前記課題を解決するために、本発明
は、蓄熱連通孔群を形成する各蓄熱連通孔は直線状又は
曲線状であることを特徴とする交番燃焼用蓄熱体を提供
するものである。
は、蓄熱連通孔群を形成する各蓄熱連通孔は直線状又は
曲線状であることを特徴とする交番燃焼用蓄熱体を提供
するものである。
【０００８】また、前記課題を解決するために、本発明
は、蓄熱連通孔群を形成する各蓄熱連通孔は蛇行状であ
ることを特徴とする交番燃焼用蓄熱体を提供するもので
ある。
は、蓄熱連通孔群を形成する各蓄熱連通孔は蛇行状であ
ることを特徴とする交番燃焼用蓄熱体を提供するもので
ある。
【０００９】また、前記課題を解決するために、本発明
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成したことを特徴とす
る交番燃焼用蓄熱体を提供するものである。
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成したことを特徴とす
る交番燃焼用蓄熱体を提供するものである。
【００１０】また、前記課題を解決するために、本発明
は、箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面から他側面
に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前記箱状蓄熱
体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に連通する蓄
熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通方向が異な
る二系統の蓄熱連通群を形成した交番燃焼用蓄熱体の前
記二系統の蓄熱連通孔群を、二系統の流通開口部に対応
させて、且つそれら流通開口部を介して炉内に開口さ
せ、前記流通開口部に燃料噴出部を設けたことを特徴と
する蓄熱式燃焼交番装置を提供するものである。
は、箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面から他側面
に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前記箱状蓄熱
体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に連通する蓄
熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通方向が異な
る二系統の蓄熱連通群を形成した交番燃焼用蓄熱体の前
記二系統の蓄熱連通孔群を、二系統の流通開口部に対応
させて、且つそれら流通開口部を介して炉内に開口さ
せ、前記流通開口部に燃料噴出部を設けたことを特徴と
する蓄熱式燃焼交番装置を提供するものである。
【００１１】また、前記課題を解決するために、本発明
は、箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面から他側面
に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前記箱状蓄熱
体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に連通する蓄
熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通方向が異な
る二系統の蓄熱連通群を形成した交番燃焼用蓄熱体の前
記二系統の蓄熱連通孔群を、夫々Ｕ字型ラジアントチュ
ーブの端部に接続したことを特徴とする蓄熱式燃焼交番
装置を提供するものである。
は、箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面から他側面
に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前記箱状蓄熱
体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に連通する蓄
熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通方向が異な
る二系統の蓄熱連通群を形成した交番燃焼用蓄熱体の前
記二系統の蓄熱連通孔群を、夫々Ｕ字型ラジアントチュ
ーブの端部に接続したことを特徴とする蓄熱式燃焼交番
装置を提供するものである。
【００１２】また、前記課題を解決するために、本発明
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番燃焼用蓄熱
体の前記各蓄熱連通室を、二系統の流通開口部に対応さ
せて、且つそれら流通開口部を介して炉内に開口させ、
前記流通開口部に燃料噴出部を設けたことを特徴とする
蓄熱式燃焼交番装置を提供するものである。
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番燃焼用蓄熱
体の前記各蓄熱連通室を、二系統の流通開口部に対応さ
せて、且つそれら流通開口部を介して炉内に開口させ、
前記流通開口部に燃料噴出部を設けたことを特徴とする
蓄熱式燃焼交番装置を提供するものである。
【００１３】また、前記課題を解決するために、本発明
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番燃焼用蓄熱
体の前記各蓄熱連通室を、夫々Ｕ字型ラジアントチュー
ブの端部に接続したことを特徴とする蓄熱式燃焼交番装
置を提供するものである。
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番燃焼用蓄熱
体の前記各蓄熱連通室を、夫々Ｕ字型ラジアントチュー
ブの端部に接続したことを特徴とする蓄熱式燃焼交番装
置を提供するものである。
【００１４】また、前記課題を解決するために、本発明
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番燃焼用蓄熱
体の前記各蓄熱連通室を、二系統の流通開口部に対応さ
せて、且つそれら流通開口部を介して炉内に開口させる
と共に、燃料噴出部は、炉内に開口することを特徴とす
る蓄熱式燃焼交番装置を提供するものである。
は、箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設け、各連通
室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄熱体よりも
径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異なる二系統
の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番燃焼用蓄熱
体の前記各蓄熱連通室を、二系統の流通開口部に対応さ
せて、且つそれら流通開口部を介して炉内に開口させる
と共に、燃料噴出部は、炉内に開口することを特徴とす
る蓄熱式燃焼交番装置を提供するものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】符号１はそれ自体がアルミナ等か
ら成る箱状蓄熱体であって、この箱状蓄熱体１には、そ
の一側面から他側面に連通する蓄熱連通孔群２を設ける
と共に、前記とは異なる面から面に連通する蓄熱連通孔
群２′を設けて、前記箱状蓄熱体１に、流通方向が二系
統の蓄熱連通群２，２′を形成する。前記流通方向が二
系統の蓄熱連通部２，２′は、図３及び図４に示す通
り、複数の蓄熱連通孔３を並列に設けた蓄熱単体４を、
異なる方向に複数段ずつ構成して設けてもよい。また、
図５に示すように、箱状蓄熱体１のそれ自体に、夫々異
なる方向に群毎に蓄熱連通孔３を穿設して、蓄熱連通孔
群２，２′を構成してもよい。また、蓄熱連通孔群２，
２′を形成する各蓄熱連通孔３は、直線状又は曲線状で
あってもよい。場合によっては、熱交換面積を大きくす
るために、蛇行状としてもよい。更に、図６に示すよう
に、箱状体１２に、流通方向が異なる二ツの連通室５を
設け、この二ツの連通室５に、夫々アルミナボール等の
蓄熱体６を充填し、各連通室５の出入口には蓄熱体６よ
りも径の小さい多孔状体７を装置して二系統の流通路を
有する蓄熱連通室４を構成してもよい。また、図７及び
図８に示すように、前記した箱状蓄熱体１の蓄熱連通孔
群２，２′を、二系統の流通開口部８に夫々対応させ
て、且つそれら流通開口部８を介して、炉内９に開口さ
せて燃焼装置を構成してもよく、又は蓄熱連通孔群２，
２′を、Ｕ字型ラジアントチューブ１０の端部に夫々装
置して、蓄熱燃焼を構成することができる。そして、前
記流通開口部８には、燃料噴出部１１を設けてもよく、
また、燃料噴出部１１は、炉内９に開口させてもよい。
また、箱状体１２に設けた異なる流通方向の二つの蓄熱
連通室４を、二系統の流通開口部８に夫々対応させて、
且つそれら流通開口部８を介して、炉内に開口させて燃
焼装置を構成してもよく、又は二つの蓄熱連通室４を、
Ｕ字型ラジアントチューブ１０の端部に夫々装置して、
蓄熱燃焼を構成することができる。そして、前記流通開
口部８には、燃料噴出部１１を設けてもよい。前記流通
開口部８は、耐火材で構成するとよい。
ら成る箱状蓄熱体であって、この箱状蓄熱体１には、そ
の一側面から他側面に連通する蓄熱連通孔群２を設ける
と共に、前記とは異なる面から面に連通する蓄熱連通孔
群２′を設けて、前記箱状蓄熱体１に、流通方向が二系
統の蓄熱連通群２，２′を形成する。前記流通方向が二
系統の蓄熱連通部２，２′は、図３及び図４に示す通
り、複数の蓄熱連通孔３を並列に設けた蓄熱単体４を、
異なる方向に複数段ずつ構成して設けてもよい。また、
図５に示すように、箱状蓄熱体１のそれ自体に、夫々異
なる方向に群毎に蓄熱連通孔３を穿設して、蓄熱連通孔
群２，２′を構成してもよい。また、蓄熱連通孔群２，
２′を形成する各蓄熱連通孔３は、直線状又は曲線状で
あってもよい。場合によっては、熱交換面積を大きくす
るために、蛇行状としてもよい。更に、図６に示すよう
に、箱状体１２に、流通方向が異なる二ツの連通室５を
設け、この二ツの連通室５に、夫々アルミナボール等の
蓄熱体６を充填し、各連通室５の出入口には蓄熱体６よ
りも径の小さい多孔状体７を装置して二系統の流通路を
有する蓄熱連通室４を構成してもよい。また、図７及び
図８に示すように、前記した箱状蓄熱体１の蓄熱連通孔
群２，２′を、二系統の流通開口部８に夫々対応させ
て、且つそれら流通開口部８を介して、炉内９に開口さ
せて燃焼装置を構成してもよく、又は蓄熱連通孔群２，
２′を、Ｕ字型ラジアントチューブ１０の端部に夫々装
置して、蓄熱燃焼を構成することができる。そして、前
記流通開口部８には、燃料噴出部１１を設けてもよく、
また、燃料噴出部１１は、炉内９に開口させてもよい。
また、箱状体１２に設けた異なる流通方向の二つの蓄熱
連通室４を、二系統の流通開口部８に夫々対応させて、
且つそれら流通開口部８を介して、炉内に開口させて燃
焼装置を構成してもよく、又は二つの蓄熱連通室４を、
Ｕ字型ラジアントチューブ１０の端部に夫々装置して、
蓄熱燃焼を構成することができる。そして、前記流通開
口部８には、燃料噴出部１１を設けてもよい。前記流通
開口部８は、耐火材で構成するとよい。
【００１５】炉内９にて蓄熱燃焼させるためには、従来
は、前記した通り、炉体に二ツのバーナ部を取着けて交
互に燃焼させていた。しかしながら、本発明は、箱状蓄
熱体１に、異なる流れの系統を持つ蓄熱連通孔群２，
２′を構成したので、一ツの箱状蓄熱体１で給排気を同
時に行なわせることができる。また、箱状体１２に流通
方向が異なる二つの系統を持つ蓄熱連通室４を構成した
ので、この蓄熱連通室４によって、一ツの箱状体１２で
給排気を同時に行なわせることができる。
は、前記した通り、炉体に二ツのバーナ部を取着けて交
互に燃焼させていた。しかしながら、本発明は、箱状蓄
熱体１に、異なる流れの系統を持つ蓄熱連通孔群２，
２′を構成したので、一ツの箱状蓄熱体１で給排気を同
時に行なわせることができる。また、箱状体１２に流通
方向が異なる二つの系統を持つ蓄熱連通室４を構成した
ので、この蓄熱連通室４によって、一ツの箱状体１２で
給排気を同時に行なわせることができる。
【００１６】即ち、図７及び図８に示す通り、給排気部
１３から導入された空気は、箱状蓄熱体１又は箱状体１
２の一つの系統を経て予熱されて一方の流通開口部開口
部８を介して燃料噴出部１１から噴出する燃料と共に、
炉内９又はラジアントチューブ１０に入り燃焼する。排
気ガスは、箱状蓄熱体１又は箱状体１２の他の系統を介
して排気されるが、排気の際、蓄熱体を加熱しながら排
出される。このような燃焼を、例えば数分毎に流れの方
向を変えて繰り返す。燃料噴出部１１は、炉内９に開口
して、炉内９に直接燃料を噴出すると、夫々の噴流が炉
内ガスを再循環しながら混合燃焼する、いわゆる浮遊燃
焼による低ＮＯｘ化燃焼が達成できる。
１３から導入された空気は、箱状蓄熱体１又は箱状体１
２の一つの系統を経て予熱されて一方の流通開口部開口
部８を介して燃料噴出部１１から噴出する燃料と共に、
炉内９又はラジアントチューブ１０に入り燃焼する。排
気ガスは、箱状蓄熱体１又は箱状体１２の他の系統を介
して排気されるが、排気の際、蓄熱体を加熱しながら排
出される。このような燃焼を、例えば数分毎に流れの方
向を変えて繰り返す。燃料噴出部１１は、炉内９に開口
して、炉内９に直接燃料を噴出すると、夫々の噴流が炉
内ガスを再循環しながら混合燃焼する、いわゆる浮遊燃
焼による低ＮＯｘ化燃焼が達成できる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、次の諸
効果がある。１つの箱状蓄熱体又は一つの箱状体で交
番燃焼ができる。従来のリジェネレイティブバーナに
比べ大幅な低コストさらに省スペースが図れる。配管
延長も短くなるので、配管コストも低減できる。１つ
の箱状蓄熱体又は一つの箱状体で交番蓄熱燃焼を実行す
ることによりバーナの表面積も小さくなるので、放射に
よる熱損失が小さくなる。Ｕ字型ラジアントチューブ
と組み合わせた場合、気密性が高いために供給側の圧力
で自然に排気されるので排気ブロワが不要となる。低
ＮＯｘ化燃焼が実現できる。
効果がある。１つの箱状蓄熱体又は一つの箱状体で交
番燃焼ができる。従来のリジェネレイティブバーナに
比べ大幅な低コストさらに省スペースが図れる。配管
延長も短くなるので、配管コストも低減できる。１つ
の箱状蓄熱体又は一つの箱状体で交番蓄熱燃焼を実行す
ることによりバーナの表面積も小さくなるので、放射に
よる熱損失が小さくなる。Ｕ字型ラジアントチューブ
と組み合わせた場合、気密性が高いために供給側の圧力
で自然に排気されるので排気ブロワが不要となる。低
ＮＯｘ化燃焼が実現できる。
【図１】図１は従来例の説明図である。
【図２】図２は従来例の説明図である。
【図３】図３は本発明の実施例図である。
【図４】図４は本発明の実施例図である。
【図５】図５は本発明の実施例図である。
【図６】図６は本発明の実施例図である。
【図７】図７は本発明の使用状態を示す説明図である。
【図８】図８は本発明の使用状態を示す説明図である。
１ 箱状蓄熱体 ２，２′ 蓄熱連通孔群 ３ 蓄熱連通孔 ４ 蓄熱単体 ５ 連通室 ６ 蓄熱体 ７ 多孔状体 ８ 流通開口部 ９ 炉内 １０ Ｕ字型ラジアントチューブ １１ 燃料噴出部 １２ 箱状体 １３ 給排気部 １４ 蓄熱連通室
Claims (11)
- 【請求項１】 箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面
から他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前
記箱状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に
連通する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通
方向が異なる二系統の蓄熱連通群を形成したことを特徴
とする交番燃焼用蓄熱体。 - 【請求項２】 流通方向が異なる二系統の蓄熱連通群
は、複数の蓄熱連通孔を並列に設けた蓄熱単体を異なる
方向に複数段ずつ構成して成ることを特徴とする請求項
１記載の交番燃焼用蓄熱体。 - 【請求項３】 流通方向が異なる二系統の蓄熱連通群
は、夫々異なる方向に群毎に蓄熱連通孔を穿設して成る
ことを特徴とする請求項１記載の交番燃焼用蓄熱体。 - 【請求項４】 蓄熱連通孔群を形成する各蓄熱連通孔は
直線状又は曲線状であることを特徴とする請求項１，２
又は３記載の交番燃焼用蓄熱体。 - 【請求項５】 蓄熱連通孔群を形成する各蓄熱連通孔は
蛇行状であることを特徴とする請求項１，２又は３記載
の交番燃焼用蓄熱体。 - 【請求項６】 箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設
け、各連通室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄
熱体よりも径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異
なる二系統の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成したこと
を特徴とする交番燃焼用蓄熱体。 - 【請求項７】 箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面
から他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前
記箱状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に
連通する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通
方向が異なる二系統の蓄熱連通群を形成した交番燃焼用
蓄熱体の前記二系統の蓄熱連通孔群を、二系統の流通開
口部に対応させて、且つそれら流通開口部を介して炉内
に開口させ、前記流通開口部に燃料噴出部を設けたこと
を特徴とする蓄熱式燃焼交番装置。 - 【請求項８】 箱状蓄熱体に、その箱状蓄熱体の一側面
から他側面に連通する蓄熱連通孔群を設けると共に、前
記箱状蓄熱体の前記蓄熱連通孔群とは異なる面から面に
連通する蓄熱連通孔群を設けて、前記箱状蓄熱体に流通
方向が異なる二系統の蓄熱連通群を形成した交番燃焼用
蓄熱体の前記二系統の蓄熱連通孔群を、夫々Ｕ字型ラジ
アントチューブの端部に接続したことを特徴とする蓄熱
式燃焼交番装置。 - 【請求項９】 箱状体に二ツの異なる方向の連通室を設
け、各連通室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に蓄
熱体よりも径の小さい多孔状体を装置して流通方向が異
なる二系統の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交番
燃焼用蓄熱体の前記各蓄熱連通室を、二系統の流通開口
部に対応させて、且つそれら流通開口部を介して炉内に
開口させ、前記流通開口部に燃料噴出部を設けたことを
特徴とする蓄熱式燃焼交番装置。 - 【請求項１０】 箱状体に二ツの異なる方向の連通室を
設け、各連通室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に
蓄熱体よりも径の小さい多孔状体を装置して流通方向が
異なる二系統の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交
番燃焼用蓄熱体の前記各蓄熱連通室を、夫々Ｕ字型ラジ
アントチューブの端部に接続したことを特徴とする蓄熱
式燃焼交番装置。 - 【請求項１１】 箱状体に二ツの異なる方向の連通室を
設け、各連通室に蓄熱体を充填し、各連通室の出入口に
蓄熱体よりも径の小さい多孔状体を装置して流通方向が
異なる二系統の蓄熱連通室を、前記箱状体に構成した交
番燃焼用蓄熱体の前記各蓄熱連通室を、二系統の流通開
口部に対応させて、且つそれら流通開口部を介して炉内
に開口させると共に、燃料噴出部は、炉内に開口するこ
とを特徴とする蓄熱式燃焼交番装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33093695A JP3611144B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 蓄熱式交番燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33093695A JP3611144B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 蓄熱式交番燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170748A true JPH09170748A (ja) | 1997-06-30 |
| JP3611144B2 JP3611144B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=18238092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33093695A Expired - Fee Related JP3611144B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 蓄熱式交番燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3611144B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09184616A (ja) * | 1995-12-29 | 1997-07-15 | Chugai Ro Co Ltd | パネル一体型蓄熱式燃焼装置 |
| KR100823081B1 (ko) * | 2007-03-23 | 2008-04-18 | 한영무 | 축열식 소각장치 |
| JP2011075191A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Ngk Insulators Ltd | リジェネレイティブバーナ |
| JP2013210169A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Osaka Gas Co Ltd | 交番燃焼バーナ装置 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP33093695A patent/JP3611144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09184616A (ja) * | 1995-12-29 | 1997-07-15 | Chugai Ro Co Ltd | パネル一体型蓄熱式燃焼装置 |
| KR100823081B1 (ko) * | 2007-03-23 | 2008-04-18 | 한영무 | 축열식 소각장치 |
| JP2011075191A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Ngk Insulators Ltd | リジェネレイティブバーナ |
| JP2013210169A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Osaka Gas Co Ltd | 交番燃焼バーナ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3611144B2 (ja) | 2005-01-19 |
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