JPH10288373A - 熱交換換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 室外の空気を室内へ供給するための給気
通路６と、室内の空気を室外へ排気するための排気通路
５とが独立状態に画成され、排気通路５には排気流を形
成する排気用送風機４が、給気通路６には給気流を形成
する給気用送風機３が組み込まれ、給気通路６と排気通
路５のそれぞれの一部が内蔵された熱交換器２の二系統
の作動流体通路でそれぞれ構成され、排気流と給気流と
の間で連続的な熱交換が可能に構成された熱交換換気装
置について、その熱交換器２の給気流の通る作動流体通
路の出入口端８，９が臨む給気通路６内にそれぞれその
出入口端８，９の直後と直前とにフィルター１３，１４
を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は給排気流間で熱交換
を行ないながら換気する熱交換換気装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来の熱交換換気装置は、例えば特公平
７―６５７６７号公報に示されているような構成であ
る。即ち、図５に示すように外筐を構成する本体箱体４
６内に室外の新鮮な空気を室内へ供給するための給気通
路と、室内の空気を室外へ排気するための排気通路とが
仕切壁等により全経路において独立状態に画成されてい
る。排気通路には排気流を形成する排気用送風機４７
が、また、給気通路には給気流を形成する給気用送風機
４８が組み込まれている。給気通路と排気通路のそれぞ
れの一部は内蔵された積層型の熱交換器４９の二系統の
作動流体通路でそれぞれ構成され、排気流と給気流との
間で連続的な熱交換が可能に構成されている。

【０００３】熱交換器４９は、伝熱性を持つ（通湿性を
併せ持つ場合もある）仕切板をコルゲート状の間隔板を
挟んで積層し、一層おきに一次側の作動流体通路と二次
側の作動流体通路が交互に構成された六面体のブロック
状に形成されている。熱交換器４９の作動流体通路の各
々は狭い流路であるため、排気流や給気流に含まれる塵
埃の付着により目詰まりし易い。そのため従来から熱交
換換気装置には熱交換器４９の目詰まりを防ぐためのフ
ィルター５０が備えられてきた。図示の熱交換換気装置
では、給気通路の室外側吸込口の直後と、排気通路の室
内側吸込口の直後とにそれぞれフィルター５０が設けら
れ、熱交換器４９に至る前に給気流や排気流に含まれる
塵埃が除去される。また、熱交換器４９の各作動流体通
路の入口端が開口する面に臨んでそれぞれフィルター５
０を設けたものもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
交換換気装置では、より清浄な空気を室内へ供給するた
めに給気流側のフィルター５０を高性能フィルターにす
ることが多いが、外気を通す高性能フィルターが早期に
目詰まりを起すため、面積の広い大型の高性能フィルタ
ーを採用してその使用期間を延ばしている。しかし、大
型の高性能フィルターを組込むスペースを確保するため
に、本体箱体４６の寸法が大きくなってしまっていた。
また、室外側吸込口の直後に高性能フィルターを組込ん
だものでは、熱交換器４９の点検口とは別に高性能フィ
ルターに対する点検口も必要になり、メンテナンス性も
施工性もともに低下してしまうといった問題点があっ
た。

【０００５】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、熱交
換換気装置の小型化を推進することであり、適用する高
性能フィルターの小型化と長寿命化を推進することであ
り、熱交換換気装置のメンテナンス性と施工性の向上を
推し進めることである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項１の発明は、室外の空気を室内へ供給するため
の給気通路と、室内の空気を室外へ排気するための排気
通路とが独立状態に画成され、排気通路には排気流を形
成する排気用送風機が、給気通路には給気流を形成する
給気用送風機が組み込まれ、給気通路と排気通路のそれ
ぞれの一部が内蔵された熱交換器の二系統の作動流体通
路でそれぞれ構成され、排気流と給気流との間で連続的
な熱交換が可能に構成された熱交換換気装置について、
その熱交換器の給気流の通る作動流体通路の出入口端が
臨む給気通路内にそれぞれその出入口端の直後と直前と
にフィルターを装着する手段を採用する。

【０００７】前記課題を達成するために請求項２の発明
は、室外の空気を室内へ供給するための給気通路と、室
内の空気を室外へ排気するための排気通路とが独立状態
に画成され、排気通路には排気流を形成する排気用送風
機が、給気通路には給気流を形成する給気用送風機が組
み込まれ、給気通路と排気通路のそれぞれの一部が内蔵
された熱交換器の二系統の作動流体通路でそれぞれ構成
され、排気流と給気流との間で連続的な熱交換が可能に
構成された熱交換換気装置について、その熱交換器の給
気流の通る作動流体通路の入口端が臨む給気通路内にそ
の入口端の直前に再生可能のプレフィルターを装着し、
作動流体通路の出口端が臨む給気通路内にその出口端の
直後に高性能フィルターを装着する手段を採用する。

【０００８】前記課題を達成するために請求項３の発明
は、請求項１又は請求項２のいずれかに係る前記手段に
おける各フィルター又はプレフィルターと高性能フィル
ターを、熱交換器の給気流の通る作動流体通路の出入口
端に密接させて組込む手段を採用する。

【０００９】前記課題を達成するために請求項４の発明
は、室外の空気を室内へ供給するための給気通路と、室
内の空気を室外へ排気するための排気通路とが独立状態
に画成され、排気通路には排気流を形成する排気用送風
機が、給気通路には給気流を形成する給気用送風機が組
み込まれ、給気通路と排気通路のそれぞれの一部が内蔵
された熱交換器の二系統の作動流体通路でそれぞれ構成
され、排気流と給気流との間で連続的な熱交換が可能に
構成された熱交換換気装置について、熱交換器の給気流
の通る作動流体通路の入口端が臨む給気通路内に再生可
能のプレフィルターと高性能フィルターとを、プレフィ
ルターより高性能フィルターが下流側となり、かつ熱交
換器の入口端に対して密接するようにお互いを密着して
装着する手段を採用する。

【００１０】前記課題を達成するために請求項５の発明
は、室外の空気を室内へ供給するための給気通路と、室
内の空気を室外へ排気するための排気通路とが独立状態
に画成され、排気通路には排気流を形成する排気用送風
機が、給気通路には給気流を形成する給気用送風機が組
み込まれ、給気通路と排気通路のそれぞれの一部が内蔵
された熱交換器の二系統の作動流体通路でそれぞれ構成
され、排気流と給気流との間で連続的な熱交換が可能に
構成された熱交換換気装置について、熱交換器の給気流
の通る作動流体通路の入口端が臨む給気通路内にその入
口端に密接して再生可能のプレフィルターを装着し、作
動流体通路の出口端が臨む給気通路内にその出口端に密
接して高性能フィルターを装着する手段を採用する。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 実施の形態１．図１はこの実施の形態１の熱交換換気装
置を示したものである。この熱交換換気装置は、直方体
の箱構造の本体箱体１内に積層型で六面体の熱交換器２
と給気用送風機３と排気用送風機４とを組込んだ構成で
ある。本体箱体１内には熱交換器２の一方の作動流体通
路を介して連続する一次気流である排気流を通す排気通
路５と、熱交換器２の他方の作動流体通路を介して連続
する二次気流である給気流を通す給気通路６とが互いに
全経路にわたり独立状態に構成されている。熱交換器２
は、本体箱体１内のほぼ中央において対向する二つの陵
角部が上下に向き、閉塞した小口７が本体箱体１の内側
面に向くように幅方向に抜き差し可能に組込まれてい
る。熱交換器２の給気通路６に連絡する作動流体通路の
出口端８と入口端９は、対向する二面にそれぞれ開口
し、排気通路５に連絡するもう一方の作動流体通路の出
口端１０と入口端１１は、他の対向する二面にそれぞれ
開口している。

【００１２】熱交換器２の二面の小口７を除く他の四面
の境界部となる四つの稜角部は熱交換素子を保持する保
持枠により構成され、この保持枠にはそれぞれアングル
状のフィルター装着レール１２が対向状に設けられ、い
ずれの四面に対しても熱交換器２の一方の小口７側から
の抜き差しによりフィルターを脱着することができるよ
うに構成されている（図２参照）。ただし、熱交換器２
のこの四面全てにフィルターを装着するわけではなく、
給気流の通る作動流体通路の出入口端８，９の開口する
二面と、排気流を通す作動流体通路の入口端１１が開口
する一面の三面にフィルターが装着される。

【００１３】フィルターは再生の利くプレフィルター１
３と再生の利かない高性能フィルター１４の二種類があ
り、給気流の通る作動流体通路の入口端９の開口する面
と、排気流を通す作動流体通路の入口端１１が開口する
面の二面にプレフィルター１３が、当該二面にそれぞれ
密接するようにフィルター装着レール１２により装着さ
れている。給気流の通る作動流体通路の出口端８の開口
する面には、高性能フィルター１４が当該面に密接する
ようにフィルター装着レール１２により装着されてい
る。高性能フィルター１４は、表裏で組織の密度が異な
る柔軟で薄手の多孔質繊維性シート山と谷が交互に連続
するベロー状に形成した表面積の大きい瀘材により構成
され、通風方向に方向性を持ち組織が粗の方向から密の
方向に空気を通すことにより高性能な瀘過機能を果た
す。

【００１４】本体箱体１の一側の熱交換器２の一方の小
口７が臨む部分には熱交換器２及びプレフィルター１３
並びに高性能フィルター１４を抜き差しできる蓋付きの
点検口１５が開設されている（図３参照）。本体箱体１
内に構成された室外の新鮮な空気を室内へ供給するため
の給気通路６の入口端は、本体箱体１の一側に開設され
た室外側吸込口１６で、ダクト接続可能に構成され、そ
の出口端は、本体箱体１の他側に開設された室内側吹出
口１７で、ダクト接続可能に構成されている。また、室
内の空気を室外へ排気するための排気通路５の入口端
は、本体箱体１の他側に開設された室内側吸込口１８
で、ダクト接続可能に構成され、その入口端は、本体箱
体１の一側に開設された室外側吹出口１９で、ダクト接
続可能に構成されている。このようにこの熱交換換気装
置は、給気通路６と排気通路５のそれぞれの一部が内蔵
された積層型の熱交換器２の二系統の作動流体通路でそ
れぞれ構成され、排気流と給気流との間で連続的な熱交
換が可能である。

【００１５】排気通路５の室内側吸込口１８から吸込ま
れた室内空気は、排気流として排気通路５に臨むプレフ
ィルター１３を通過して熱交換器２の作動流体通路を通
過して、排気用送風機４を経て排気通路５の室外側吹出
口１９から吹き出される。また、給気通路６の室外側吸
込口１６から吸込まれた新鮮な外気は、給気流として給
気通路６に臨むプレフィルター１３を通過して清浄化さ
れてから熱交換器２の作動流体通路を通過して、さらに
高性能フィルター１４を通過して一層清浄化されてか
ら、給気用送風機３を経て給気通路６の室内側吹出口１
７から室内へ吹き出される。

【００１６】高性能フィルター１４は再生が利かない
が、プレフィルター１３により前もって外気に含まれる
塵埃の多くが捕集されるので、高性能フィルター１４を
外気（給気流）が通過するときには予め清浄化されてい
るので、捕集する埃等は軽減され目詰まりしにくい。従
って、高性能フィルター１４を面積の広い大型のものに
しなくても実用に供しうる十分な寿命を維持できる。さ
らに、熱交換器２の作動流体通路もフィルターとしての
機能を果たすため、高性能フィルター１４の寿命を一層
延ばすことができる。このように高性能フィルター１４
を給気通路６のスペースを有効に利用して組込むことに
より、高性能フィルター１４の小型化とともに装置も小
型にすることができる。プレフィルター１３も高性能フ
ィルター１４も熱交換器２の各面に密接して装着され、
当該面を実質的に拡大するようなこともないので、本体
箱体１の寸法は高性能フィルター１４を装着しても大き
くならずに済む。

【００１７】熱交換器２のメンテナンスは、点検口１５
からの抜き差しにより容易に行なうことができ、プレフ
ィルター１３と高性能フィルター１４も熱交換器２の抜
き差しとともに本体箱体１から抜き差しでき、そのメン
テナンスを行なうことができる。プレフィルター１３や
高性能フィルター１４だけのメンテナンスは、点検口１
５からフィルター装着レール１２に保持されているプレ
フィルター１３や高性能フィルター１４だけを抜き差し
すれば容易に実施することができる。

【００１８】なお、高性能フィルター１４をプレフィル
ター１３と同様のフィルターで構成しても、給気流をそ
れなりに清浄化でき、また下流側のフィルターの清掃時
期を遅延させることが可能である。即ち、熱交換器２の
出口端８の直後と入口端９の直前にフィルターを配設す
ることにより、熱交換器２の極近傍にフィルターを集約
できるためメンテナンス性が向上するうえ、本体箱体１
の点検口１５も大きくならずに済み、さらに天井等に複
数の点検口を必要としないので施工性も向上する。

【００１９】実施の形態２．この実施の形態２の熱交換
換気装置も、フィルターを除く他の基本的な構成は上記
した実施の形態１のものと同じである。従って、実施の
形態１のものと同一部分は、図１を援用するとともに同
一の符号を用いそれらの説明は省略する。

【００２０】この熱交換換気装置は、実施の形態１で示
した給気通路６に関するプレフィルター１３と高性能フ
ィルター１４との位置を図４に示すような位置関係にし
たものである。即ち、熱交換器２の給気流の通る作動流
体通路の入口端９が臨む面に高性能フィルター１４を装
着し、この高性能フィルター１４に密着して再生可能の
プレフィルター１３を上流側に装着したものである。こ
の構成によっても、高性能フィルター１４の寿命を延ば
すことが可能であり、高性能フィルター１４の小型化と
装置の小型化とを推進することができる。これ以外の基
本的機能は実施の形態１のものと同じである。

【００２１】

【発明の効果】以上の説明のとおり請求項１の発明によ
れば、給気通路のスペースを有効に利用して各フィルタ
ーを装着でき、熱交換換気装置の小型化を推進すること
ができる。

【００２２】請求項２の発明によれば、高性能フィルタ
ーの小型化と長寿命化を推進することができるとともに
装置の小型化も推進できる。

【００２３】請求項３の発明によれば、請求項１又は請
求項２のいずれかに係る前記効果とともに各フィルター
又はプレフィルターと高性能フィルターを、熱交換器に
対する点検口を利用してメンテナンスが可能になりメン
テナンス性や施工性が向上する。

【００２４】請求項４の発明によれば、高性能フィルタ
ーの小型化と長寿命化を推進することができるとともに
装置の小型化も推進できる。

【００２５】請求項５の発明によれば、高性能フィルタ
ーの小型化と長寿命化を推進することができるととも
に、装置の小型化やメンテナンス性や施工性も推進でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施の形態１の熱交換換気装置の構成を示す
斜視図である。

【図２】 実施の形態１の熱交換器に係る構成を示す要
部の拡大側面図である。

【図３】 実施の形態１の熱交換換気装置の要部の拡大
斜視図である。

【図４】 実施の形態２の熱交換換気装置の熱交換器部
分の構成を示す側面図である。

【図５】 従来の熱交換換気装置の構成を示す横断面図
である。

【符号の説明】

１ 本体箱体、 ２ 熱交換器、 ３ 給気用送風機、
４ 排気用送風機、６ 給気通路、 ８ 出口端、
９ 入口端、 １０ 出口端、 １１ 入口端、 １３
プレフィルター、 １４ 高性能フィルター、 １５
点検口。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 室外の空気を室内へ供給するための給気
   通路と、室内の空気を室外へ排気するための排気通路と
   が独立状態に画成され、上記排気通路には排気流を形成
   する排気用送風機が、上記給気通路には給気流を形成す
   る給気用送風機が組み込まれ、上記給気通路と上記排気
   通路のそれぞれの一部が内蔵された熱交換器の二系統の
   作動流体通路でそれぞれ構成され、排気流と給気流との
   間で連続的な熱交換が可能に構成された熱交換換気装置
   であって、上記熱交換器の給気流の通る作動流体通路の
   出入口端が臨む上記給気通路内にそれぞれその出入口端
   の直後と直前とにフィルターを装着した熱交換換気装
   置。
2. 【請求項２】 室外の空気を室内へ供給するための給気
   通路と、室内の空気を室外へ排気するための排気通路と
   が独立状態に画成され、上記排気通路には排気流を形成
   する排気用送風機が、上記給気通路には給気流を形成す
   る給気用送風機が組み込まれ、上記給気通路と上記排気
   通路のそれぞれの一部が内蔵された熱交換器の二系統の
   作動流体通路でそれぞれ構成され、排気流と給気流との
   間で連続的な熱交換が可能に構成された熱交換換気装置
   であって、上記熱交換器の給気流の通る作動流体通路の
   入口端が臨む上記給気通路内にその入口端の直前に再生
   可能のプレフィルターを装着し、作動流体通路の出口端
   が臨む上記給気通路内にその出口端の直後に高性能フィ
   ルターを装着した熱交換換気装置。
3. 【請求項３】 請求項１又は請求項２のいずれかに記載
   の熱交換換気装置であって、各フィルター又はプレフィ
   ルターと高性能フィルターを熱交換器の給気流の通る作
   動流体通路の出入口端に密接させて組込んだ熱交換換気
   装置。
4. 【請求項４】 室外の空気を室内へ供給するための給気
   通路と、室内の空気を室外へ排気するための排気通路と
   が独立状態に画成され、上記排気通路には排気流を形成
   する排気用送風機が、上記給気通路には給気流を形成す
   る給気用送風機が組み込まれ、上記給気通路と上記排気
   通路のそれぞれの一部が内蔵された熱交換器の二系統の
   作動流体通路でそれぞれ構成され、排気流と給気流との
   間で連続的な熱交換が可能に構成された熱交換換気装置
   であって、上記熱交換器の給気流の通る作動流体通路の
   入口端が臨む上記給気通路内に再生可能のプレフィルタ
   ーと高性能フィルターとを、プレフィルターより高性能
   フィルターが下流側となり、かつ上記熱交換器の入口端
   に対して密接するように互いを密着して装着した熱交換
   換気装置。
5. 【請求項５】 室外の空気を室内へ供給するための給気
   通路と、室内の空気を室外へ排気するための排気通路と
   が独立状態に画成され、上記排気通路には排気流を形成
   する排気用送風機が、上記給気通路には給気流を形成す
   る給気用送風機が組み込まれ、上記給気通路と上記排気
   通路のそれぞれの一部が内蔵された熱交換器の二系統の
   作動流体通路でそれぞれ構成され、排気流と給気流との
   間で連続的な熱交換が可能に構成された熱交換換気装置
   であって、上記熱交換器の給気流の通る作動流体通路の
   入口端が臨む上記給気通路内にその入口端に密接して再
   生可能のプレフィルターを装着し、作動流体通路の出口
   端が臨む上記給気通路内にその出口端に密接して高性能
   フィルターを装着した熱交換換気装置。