JPH10288276A - 高温用弁 - Google Patents

高温用弁

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JPH10288276A
JPH10288276A JP9782497A JP9782497A JPH10288276A JP H10288276 A JPH10288276 A JP H10288276A JP 9782497 A JP9782497 A JP 9782497A JP 9782497 A JP9782497 A JP 9782497A JP H10288276 A JPH10288276 A JP H10288276A
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inner cylinder
valve box
shaft hole
shaft
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Tomoki Babe
朋樹 馬部
Keiichi Yanase
啓一 柳瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁軸周りの内部ガスのリークを防止できる高
温用弁を提供する。 【解決手段】 弁軸4の周囲の弁箱1と内筒2との間隙
を閉塞する筒状のベローズ10を、弁箱1の軸穴1b周
囲部と内筒2の軸穴2b周囲部とに固定して設け、弁箱
ボス7における軸受8より軸穴1b寄りの位置にガス供
給口7aを貫設し、このガス供給口7aに、ベローズ1
0の内部へ向けてパージガスPGを供給し、ベローズ1
0を固定した軸穴2bを通じて内部流路5内へ噴出させ
るガス供給管13を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の流体に対し
て使用される高温用弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高温用弁として、たとえば図2に
示すような、二重管構造を有するものがある。この弁で
は、弁箱1と内筒2とを、それぞれに突設した突起部1
a,2aをボルトナット止めすることにより一体化し、
内筒2の内側に弁体3を配設しており、弁軸4を操作し
て弁体3を弁軸4の軸心回りに回転させることにより、
内部流路5を開閉するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような内外二重構造の高温用弁では、図示したよう
に、弁軸4を挿通した内筒2の軸穴2bから内部ガスG
が微少量リークする恐れがあり、そのような場合、内部
ガスG中にダストが含まれていると弁軸4の周囲部分に
エロージョンを起こす危険性がある。
【0004】内部ガスGのリークを防止するために、図
3に示したように、軸穴2bを閉塞するパッキン6を設
ける構造が考えられるが、900℃程度あるいはそれよ
り高温の酸化雰囲気中で使用可能なパッキンは現在のと
ころ見い出せない。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、弁軸
周囲からの内部ガスのリークを防止することができ、ダ
ストによるエロージョンや弁の作動不良を防止できる高
温用弁を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の高温用弁は、弁箱の内部に内筒を遊嵌し、
内筒の内側に形成される内部流路を開閉する弁体を固定
した弁軸を、弁箱と内筒のそれぞれに貫設した軸穴に挿
通し、弁箱ボス内の軸受で支承した高温用弁において、
前記弁軸周囲の弁箱と内筒との間隙を閉塞する筒状のベ
ローズを弁箱の軸穴周囲部と内筒の軸穴周囲部とに固定
して設け、前記弁箱ボスにおけるグランドパッキンより
弁箱軸穴寄りの位置にガス供給口を貫設し、このガス供
給口に、ベローズの内部へ向けてパージガスを供給し、
ベローズを固定した内筒の軸穴を通じて内部流路内へ噴
出させるガス供給手段を接続したものである。
【0007】上記構成によれば、ベローズを固定した内
筒の軸穴を通じて内部流路内へパージガスが噴出するの
で、弁体上流側の内部ガスがベローズ内へ流入すること
はほぼ阻止されるとともに、弁軸周囲の弁箱と内筒との
間隙はベローズによって閉塞されているので、少量の内
部ガスがベローズ内部へ流入した時も弁箱と内筒との間
隙へ流入することはなく、弁体上流側の内部ガスの下流
側へのリーク量は低減され、内部ガス中に含まれるダス
ト等による弁軸周囲部材のエロージョンや弁の作動不良
等も防止される。このとき、熱膨張差または収縮差によ
って弁箱と内筒との距離が変化してもそれに応じてベロ
ーズが伸縮するので、上記した作用は、内部ガスの温度
に係わらず維持される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示した高温用弁は、図2を
用いて説明した従来のものとほぼ同様に構成されてお
り、弁箱1と内筒2とが、弁箱1の内周面と内筒2の外
周面にそれぞれ突設された突起部1a,2aをボルトナ
ット止めすることにより一体化されており、内筒2の内
側に形成される内部流路5を開閉する弁体3が弁軸4に
固定して設けられている。内筒2の内周面には、弁体3
の外周縁部が圧接する環状の弁箱シート(図示せず)が
設けられている。
【0009】弁箱1の軸心方向中央部には軸穴1bが貫
設されるとともに筒状の弁箱ボス7が設けられており、
軸穴1bに対向する内筒2の中央部には軸穴2bが貫設
されており、弁軸4は、軸穴2b,軸穴1b,弁箱ボス
7の内部に挿通され、弁箱ボス7内の軸受8において支
承されている。9はグランドパッキンである。
【0010】弁箱1,内筒2間の弁軸4の周囲には筒状
のベローズ10が配置されている。ベローズ10の一端
は軸穴1bに嵌入した環状の取付具11によって固定さ
れており、ベローズ10の他端は軸穴2bの周囲に配設
された環状の取付具12によって固定されている。
【0011】弁箱ボス7には、グランドパッキン9より
軸穴1b寄りの位置にガス供給口7aが貫設されてお
り、このガス供給口7aに、窒素ガスなどのパージガス
PGを供給するガス供給管13が接続されている。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
内部流路5を開閉する際は、駆動装置などにより弁軸4
を回動させて、弁軸4に固定した弁体3を弁軸4の軸心
回りに回転させ、弁体3の外周縁部を内筒内周面の弁箱
シートに接離させる。
【0013】一方、ガス供給管13よりパージガスPG
をガス供給口7aを通じて弁箱ボス7の内部へ供給し、
弁箱ボス7内よりベローズ10の内部へ流入させ、内筒
2の軸穴2bを通じて内部流路5内へ噴出させる。
【0014】これにより、噴出するパージガスPGによ
って、内部ガスGがベローズ10内へ流入することはほ
ぼ阻止されるとともに、弁軸周囲の弁箱1と内筒2との
間隙はベローズ10によって閉塞されているので、少量
の内部ガスGがベローズ10内へ流入した時も弁箱1と
内筒2との間隙を流れることは防止される。これらの結
果、弁体3の上流側の内部ガスGの下流側へのリーク量
は低減され、また内部ガスG中に含まれるダスト等に起
因する弁軸周囲部材のエロージョンや軸受8などにおけ
る作動不良等も防止される。
【0015】このとき弁箱1と内筒2とに熱膨張差また
は収縮差が生じ、両者間の距離が変化しても、ベローズ
10がそれに応じて伸縮するので、上記した作用に影響
はない。
【0016】なお、上記した高温用弁はバタフライ弁で
あるが、同様の構造を有するボール弁なども本発明の範
囲に包含される。制御弁、仕切弁などの用途は問わな
い。弁箱1の取合部の形式や、弁箱1と内筒2との結合
形式などは単なる例示であって、種々の形式を使用でき
る。弁箱1と内筒2との間隙にグラスウール等の断熱材
を配設するなどの変更を加えてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弁軸周
囲の弁箱と内筒との間隙を閉塞する筒状のベローズを設
けて、このベローズの内部へ向けてパージガスを供給
し、内部流路内へ噴出させるようにしたことにより、弁
箱と内筒とにおける熱膨張差または収縮差はベローズで
吸収しながら、内部ガスの弁軸周囲の間隙への流入を防
止することができ、下流側へのリーク量を低減できると
ともに、内部ガス中に含まれるダスト等による弁軸周囲
部材のエロージョンや作動不良等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における高温用弁の概略全
体構成を示した断面図である。
【図2】従来の高温用弁の概略全体構成を示した断面図
である。
【図3】図2の高温用弁の弁軸周囲にパッキンを設けた
状態を示した要部断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 1b 軸穴 2 内筒 2b 軸穴 3 弁体 4 弁軸 5 内部流路 7 弁箱ボス 7a ガス供給口 8 軸受 10 ベローズ 7a ガス供給口 13 ガス供給管 G 内部ガス PG パージガス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に内筒を遊嵌し、内筒の内側
    に形成される内部流路を開閉する弁体を固定した弁軸
    を、弁箱と内筒のそれぞれに貫設した軸穴に挿通し、弁
    箱ボス内の軸受で支承した高温用弁において、前記弁軸
    周囲の弁箱と内筒との間隙を閉塞する筒状のベローズを
    弁箱の軸穴周囲部と内筒の軸穴周囲部とに固定して設
    け、前記弁箱ボスにおけるグランドパッキンより弁箱軸
    穴寄りの位置にガス供給口を貫設し、このガス供給口
    に、ベローズの内部へ向けてパージガスを供給し、ベロ
    ーズを固定した内筒の軸穴を通じて内部流路内へ噴出さ
    せるガス供給手段を接続したことを特徴とする高温用
    弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907892B2 (en) 2001-02-07 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Exhaust apparatus, semiconductor device manufacturing system and method for manufacturing semiconductor device
JP2011506856A (ja) * 2008-03-28 2011-03-03 三菱重工業株式会社 二重配管装置
KR20150076812A (ko) * 2013-12-27 2015-07-07 세메스 주식회사 기판처리장치

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