JPH10184935A - グローブ弁 - Google Patents

グローブ弁

Info

Publication number
JPH10184935A
JPH10184935A JP33881696A JP33881696A JPH10184935A JP H10184935 A JPH10184935 A JP H10184935A JP 33881696 A JP33881696 A JP 33881696A JP 33881696 A JP33881696 A JP 33881696A JP H10184935 A JPH10184935 A JP H10184935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
seat
globe
closed space
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33881696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Babe
朋樹 馬部
Keiichi Yanase
啓一 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP33881696A priority Critical patent/JPH10184935A/ja
Publication of JPH10184935A publication Critical patent/JPH10184935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温・高差圧の流体でも1台で完全に封止で
きる弁を提供する。 【解決手段】 グローブ弁の弁体4の周縁部に、周方向
に沿ったシート面4a,4bを形成し、弁箱2に、弁体
4の全閉位置でシート面4a,4bに密着するリング状
の弁座2a,2bを設ける。流路全閉時に弁体4の周縁
部と弁箱2の内周面との間に形成される閉空間8内に弁
体上流側の流体圧より圧力の高いシール用ガスを供給す
るガス供給口9を弁座2a,2b間に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローブ弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、燃焼ガス等が流れる配管系では、
閉止中の弁の下流側に上流側ガスが漏れ出るのを抑止す
るために、複数の弁を直列に配列し、弁と弁の間にシー
ル用ガス(N2 など)を上流側流体圧より幾分圧力を高
くして導入している。
【0003】また、図3に示したボール弁や、図4に示
したバタフライ弁のように、上流側シート部11と下流
側シート部12との間にシール用ガス(あるいは液体)
を導入するようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
弁を配列する場合は、コストが高くつき、かつ配管系が
長くなる。また、上述したようなボール弁では、構造
上、下流側のシート面圧が低くなり、シール用ガスの漏
れ量が大きくなるという問題がある。一方、バタフライ
弁の場合、シートの閉止が回転力によってなされるた
め、2列のシート面圧を同時に高めるのは困難であるこ
とに加え、シート全周にわたってシート面圧を高めるこ
とも困難である。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、高温
・高差圧の流体でも1台で完全に封止できる弁を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のグローブ弁は、内部流路を
開閉する弁体を流体の流れ方向に沿って出退自在に設け
たグローブ弁において、前記弁体の周縁部に、周方向に
沿ったシート面を上流側から下流側にわたり多重に形成
し、弁箱に、弁体の全閉位置で各シート面に密着するリ
ング状の弁座を設けるとともに、これらの弁座間に、流
路全閉時に弁体の周縁部と各弁座間の弁箱内周面との間
に形成される閉空間内にこの閉空間の上流側の流体圧よ
り圧力の高いシール用ガスを供給するガス供給口を設け
たものである。
【0007】請求項2記載のグローブ弁は、少なくとも
1個の弁座を着脱自在に構成したものである。上記請求
項1記載の構成によれば、閉空間の内部にこの閉空間の
上流側の流体圧より圧力の高いシール用ガスが供給され
るため、閉空間内のシール用ガスが上流側および下流側
に幾分漏れ出るものの、閉空間の上流側の流体が下流側
へ漏れ出ることは防止される。また、閉空間内部とこの
閉空間の上流側との差圧に応じて、下流側に位置するシ
ート面と弁座との間のシート面圧が上がるため、これに
よっても、閉空間の上流側の流体が下流側へ漏れ出るこ
とは防止される。逆圧がかかった時は、弁棒に賦与する
力を増加させることで対応できる。
【0008】請求項2に記載したような、弁箱に対して
着脱自在に構成した弁座は若干の追従性を有しており、
加工誤差による芯ズレを吸収する。これにより、シール
用ガス流体の上流側への漏れを防止することができ、シ
ール用ガス供給量を低減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1に示したグローブ弁におい
て、弁箱1は、直線状流路を形成した第1弁箱2とL形
流路を形成した第2弁箱3とに分割形成され、第1弁箱
2の内部に円板状の弁体4が配置されるとともに、第2
弁箱3の内部に、弁体4を固定した弁棒5が支持部6,
7で支持されて設けられていて、弁体4は弁棒5によっ
て流体の流れ方向(矢印で示した方向)およびその逆の
方向に出退される。
【0010】弁体4の上流側周縁部と下流側周縁部に
は、周方向に沿ったシート面4a,4bが形成されてい
る。第1弁箱2には、図示した弁体4の全閉位置でシー
ト面4a,4bに密着するリング状の弁座2a,2bが
設けられるとともに、これらの弁座2a,2b間に、流
路全閉時にシート面4a,4b間の弁体2外周面と弁座
2a,2b間の弁箱2内周面との間に形成される閉空間
8に連通するガス供給口9が設けられている。ガス供給
口9には、窒素ガスや空気のようなシール用ガスを供給
するガス供給手段10が接続されている。
【0011】このような構成において、図示した流路全
閉時に、ガス供給手段10によりガス供給口9を通じて
閉空間8内に弁体4の上流側の流体圧より圧力の高いシ
ール用ガスを供給する。これにより、閉空間8内のシー
ル用ガスが弁体4の上流側および下流側に幾分漏れ出る
ものの、弁体4の上流側の流体が下流側へ漏れ出ること
は防止される。また、閉空間8内部とそれより下流側と
の差圧に応じて弁座2b,シート面4b間のシート面圧
が上がるため、これによっても、弁体4の上流側の流体
が下流側に漏れ出ることは防止される。逆圧がかかった
場合は、弁棒5に賦与する力を増加させることで対応で
きる。
【0012】図2に示したグローブ弁は、図1を用いて
説明した上記のグローブ弁とほぼ同様の構成を有してい
るが、リング状の弁座11を弁箱2とは別部品として形
成しており、ガスケット12を介装した状態でボルト1
3により弁箱2に対して結合している。
【0013】このような構成によれば、弁座11が若干
の追従性を有し、加工誤差による芯ズレを吸収するた
め、シート面4a間,弁座11間からのシール用ガスの
漏れを防止することができ、シール用ガス供給量を低減
できる。
【0014】なお、上記においては、シート面と弁座を
二重に配置したものを示したが、三重以上に配置しても
よい。また、2つ以上の弁座を別部品として構成しても
よい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1台のグ
ローブ弁で上流側の流体を完全にシールできるため、複
数の弁を設ける従来の構成より配管系をコンパクトにす
ることができ、コストも低減できる。
【0016】また、少なくとも1個の弁座を別部品とし
て構成することにより、その弁座の部分からのシール用
ガスの漏れを確実に防止でき、シール用ガスの消費量を
節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるグローブ弁の全体
構成を示した縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態におけるグローブ弁の全
体構成を示した縦断面図である。
【図3】ボール弁を介装した従来の配管系を示した説明
図である。
【図4】バタフライ弁を介装した従来の配管系を示した
説明図である。
【符号の説明】
2 第1弁箱 2a,2b 弁座 4 弁体 4a,4b シート面 8 閉空間 9 ガス供給口 11 弁座

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部流路を開閉する弁体を流体の流れ方
    向に沿って出退自在に設けたグローブ弁において、前記
    弁体の周縁部に、周方向に沿ったシート面を上流側から
    下流側にわたり多重に形成し、弁箱に、弁体の全閉位置
    で各シート面に密着するリング状の弁座を設けるととも
    に、これらの弁座間に、流路全閉時に弁体の周縁部と各
    弁座間の弁箱内周面との間に形成される閉空間内にこの
    閉空間の上流側の流体圧より圧力の高いシール用ガスを
    供給するガス供給口を設けたことを特徴とするグローブ
    弁。
  2. 【請求項2】 少なくとも1個の弁座は着脱自在に構成
    したことを特徴とする請求項1記載のグローブ弁。
JP33881696A 1996-12-19 1996-12-19 グローブ弁 Pending JPH10184935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33881696A JPH10184935A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 グローブ弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33881696A JPH10184935A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 グローブ弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10184935A true JPH10184935A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18321726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33881696A Pending JPH10184935A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 グローブ弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10184935A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7055800B2 (en) Flow rate control valve
JP2010048391A (ja) 流体制御弁
DE60023733D1 (de) Dichtsitz für ein kugelventil
WO2017085856A1 (ja) 内燃機関の吸気装置
US6138640A (en) Intake control valve device for internal combustion engine
US3578287A (en) Butterfly valve
US4164236A (en) Valve assembly with seat cleaning system
JPH10122387A (ja) 閉止弁
JP6239615B2 (ja) 改良されたシールを有するエンジンコントロールバルブ
US8029672B2 (en) Filter head
KR100367532B1 (ko) 삼차 편심구조를 갖는 메탈시트형 버터플라이밸브
JPH10184935A (ja) グローブ弁
JPH10299594A (ja) 可変吸気バルブの取付方法
JP2015094335A (ja) 流量制御弁
JPH09242895A (ja) ボールバルブ
JP4614155B2 (ja) ゲートバルブ
JPH10169472A (ja) バタフライバルブ装置
US20150136061A1 (en) Engine control valve with improved operation
JPH10288276A (ja) 高温用弁
KR100387306B1 (ko) 삼차 편심구조를 갖는 메탈시트형 버터플라이밸브
JPH0526994B2 (ja)
US11353115B2 (en) Rotary control valve having minimized internal fluid leak rate when closed
JP2004044634A (ja) パネルバルブ
JPH0533875A (ja) ボール弁
JP2000274534A (ja) ボール弁の弁体構造