JPH102877A - 酸素センサにおけるセンサ素子とヒータとの接合構造 - Google Patents

酸素センサにおけるセンサ素子とヒータとの接合構造

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JPH102877A
JPH102877A JP8156905A JP15690596A JPH102877A JP H102877 A JPH102877 A JP H102877A JP 8156905 A JP8156905 A JP 8156905A JP 15690596 A JP15690596 A JP 15690596A JP H102877 A JPH102877 A JP H102877A
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heater
sensor element
atmosphere
lead
electrode
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JP8156905A
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Atsushi Mizuno
篤 水野
Shuichi Tanaka
修一 田中
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒータからセンサ素子への熱伝導効率を向上さ
せてセンサ素子の昇温速度及び最終到達温度を改善す
る。 【解決手段】固体電解質シート8に雰囲気側酸素反応電
極11と大気側酸素反応電極14とを形成したセンサ素
子3と、センサ素子3に接合されるヒータ4とを備えて
いる。ヒータ4の熱伝導抑制部Rにおいて発熱部16の
近傍でリード部17が通るヒータ4の外面に設けた凹部
22により、この凹部22を有するヒータ4の熱伝導抑
制断面部23の熱伝導面積を、発熱部16を有するヒー
タ4の断面部24の熱伝導面積よりも小さくした。従っ
て、ヒータ4の発熱部16で発生する熱量のうち、熱伝
導抑制断面部23を通ってヒータ4から逃げる熱量が抑
制される。そのほか、ヒータの全長を短くしてヒータの
体積や表面積を小さくするために、ヒータ用リード部を
ヒータ側のリード部とセンサ素子側のリード部とに分断
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば内燃機関
の空燃比制御を行うために排気ガス中の酸素濃度を検出
する酸素センサに係り、特に、固体電解質シートを含む
複数のシートを積層したセンサ素子と、このセンサ素子
の特性を向上させるためにこのセンサ素子を加熱するヒ
ータとを備えた積層型酸素センサにおいて、このセンサ
素子にヒータを接合する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示す従来の積層型酸素センサ(そ
のほか、特開平4ー151550号公報も参照)におい
ては、ケース1内に保持ユニット2が内蔵され、この保
持ユニット2内でシート状センサ素子3とシート状ヒー
タ4とが互いに重合されて位置決め固定されている。こ
のセンサ素子3及びヒータ4の先端部は、それらの接合
部19,20で互いに接合された状態で保持ユニット2
の外側へ突出し、燃焼ガス流入カバー7により覆われて
いる。図示しないが、前記シート状センサ素子3の接合
部19においては、燃焼ガス雰囲気と接触し得る固体電
解質シートの表面で雰囲気側酸素反応電極が形成され、
燃焼ガス雰囲気と遮断した大気導入孔に面する固体電解
質シートの裏面で大気側酸素反応電極が形成されてい
る。また、前記シート状ヒータ4の接合部20において
は、センサ素子3の酸素反応電極の近傍に発熱部を有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、前記センサ素
子3は熱伝導率の小さいジルコニア(ZrO2 )などに
より成形され、ヒータ4は比較的熱伝導率の大きい窒化
けい素(Si3 4 )などにより成形されている。その
ため、ヒータ4の発熱部で発生する熱量のうち、ヒータ
4からセンサ素子3以外の部分(燃焼ガス流入カバー7
内の空間部や保持ユニット2)に放出される熱量は、ヒ
ータ4からセンサ素子3に伝導される熱量よりも大きく
なるおそれがある。従って、ヒータ4からセンサ素子3
への熱伝導効率が悪くなり、センサ素子3の昇温速度及
び最終到達温度が低下し、ひいてはセンサ素子3の特性
(早期活性化や出力安定化など)が悪化して内燃機関の
空燃比制御上悪影響を及ぼす。また、センサ素子3の特
性を良好な状態に維持するために、ヒータ4への供給電
力を上げると、ヒータ4の寿命が低下する。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、ヒータの表
面からセンサ素子以外の部分への熱量の放出を抑制し得
る各種接合構造を提供し、ヒータからセンサ素子への熱
伝導効率を向上させてセンサ素子の昇温速度及び最終到
達温度を改善することを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一発明にかかる酸素セ
ンサは、下記のように構成されている。センサ素子とヒ
ータとを備えている。センサ素子においては、燃焼ガス
雰囲気と接触し得る固体電解質シートの雰囲気側面で雰
囲気側酸素反応電極を形成し、燃焼ガス雰囲気と遮断し
た大気側に面する固体電解質シートの大気側面で大気側
酸素反応電極を形成している。ヒータにおいては、この
センサ素子に設けた接合部に接合される接合部でセンサ
素子の酸素反応電極の近傍に発熱部を有している。特
に、前記ヒータには、その発熱部に接続したリード部を
設け、この発熱部の近傍でリード部が通るヒータの一部
に熱伝導抑制部を設けている。
【0006】第二発明においては、発熱部の近傍でリー
ド部が通るヒータの外面に熱伝導抑制凹部を設けて、第
一発明にかかる熱伝導抑制部を構成している。第三発明
においては、発熱部の近傍でリード部が通るヒータの熱
伝導抑制断面部の熱伝導面積を、発熱部を有するヒータ
の断面部であって前記熱伝導抑制断面部に隣接する断面
部の熱伝導面積よりも小さくて、第一発明にかかる熱伝
導抑制部を構成している。
【0007】第四発明にかかる酸素センサは、下記のよ
うに構成されている。センサ素子とヒータとを備えてい
る。センサ素子においては、燃焼ガス雰囲気と接触し得
る固体電解質シートの雰囲気側面で雰囲気側酸素反応電
極を形成し、燃焼ガス雰囲気と遮断した大気側に面する
固体電解質シートの大気側面で大気側酸素反応電極を形
成している。ヒータにおいては、このセンサ素子に設け
た接合部に接合される接合部でセンサ素子の酸素反応電
極の近傍に発熱部を有している。
【0008】前記ヒータには、その発熱部に接続した第
一のヒータ用リード部を設けている。前記センサ素子に
は、その雰囲気側酸素反応電極に接続した電極用リード
部と、大気側酸素反応電極に接続した電極用リード部以
外に、前記ヒータの第一のヒータ用リード部に接続され
る第二のヒータ用リード部を設けている。
【0009】第五発明にかかる酸素センサは、下記のよ
うに構成されている。センサ素子とヒータとを備えてい
る。センサ素子においては、固体電解質シートの先端部
にあって、燃焼ガス雰囲気と接触し得る雰囲気側面で雰
囲気側酸素反応電極を形成するとともに、燃焼ガス雰囲
気と遮断した大気側に面する大気側面で大気側酸素反応
電極を形成している。ヒータにおいては、このセンサ素
子の先端部に設けた接合部に接合される接合部でセンサ
素子の酸素反応電極の近傍に発熱部を有している。
【0010】前記センサ素子には、その雰囲気側酸素反
応電極に接続した電極用リード部と、大気側酸素反応電
極に接続した電極用リード部とを固体電解質シートの先
端部から基端部にわたり延設している。前記ヒータに
は、その先端部で発熱部に接続した第一のヒータ用リー
ド部を先端部から基端部にわたり延設して、この基端部
で第一のヒータ用リード部に接続端子部を設けている。
さらに、前記センサ素子には、前記各電極用リード部以
外に第二のヒータ用リード部を先端部と基端部との間の
中間部から基端部にわたり延設し、この中間部で前記第
一のヒータ用リード部の接続端子部に接続される接続端
子部を第二のヒータ用リード部に設けている。
【0011】
【発明の実施形態】
〔第一実施形態〕まず、本発明の第一実施形態にかかる
積層型酸素センサを図1を参照して説明する。
【0012】(積層型酸素センサの概略について)図1
(a)に示すように、ケース1内に保持ユニット2が内
蔵され、この保持ユニット2内でシート状センサ素子3
とシート状ヒータ4とが互いに重合され、ホルダ5やブ
ラケット6aやタルク6bなどにより締め付けられて位
置決め固定されている。このセンサ素子3及びヒータ4
の基端部は、ホルダ5に挿通されて保持ユニット2の外
側へ突出している。このセンサ素子3及びヒータ4の先
端部は、ブラケット6aに挿通されて保持ユニット2の
外側へ突出し、燃焼ガス流入カバー7により覆われてい
る。
【0013】図1(b)に示すように、前記シート状セ
ンサ素子3は、固体電解質シート8と大気導入孔シート
9と基底材シート10とを互いに積層したものである。
固体電解質シート8の先端部において燃焼ガス雰囲気と
接触し得る雰囲気側面(表面)で雰囲気側酸素反応電極
11が形成され、この雰囲気側酸素反応電極11に接続
されたリード部12が固体電解質シート8の基端部まで
延設されている。基底材シート10と固体電解質シート
8との間で大気導入孔シート9の内側空間には、燃焼ガ
ス雰囲気と遮断された大気導入孔13が形成されてい
る。固体電解質シート8の先端部において大気導入孔1
3に面する大気側面(裏面)で大気側酸素反応電極14
が形成され、この大気側酸素反応電極14に接続された
リード部15が固体電解質シート8の基端部まで延設さ
れている。なお、前記固体電解質シート8は、酸素イオ
ン導電性ジルコニア(ZrO2 )とイットリア(Y2
3 )とからなる原料により成形されている。前記電極1
1,14及びリード部12,15は白金(Pt)からな
る。
【0014】前記シート状ヒータ4の内部において、そ
の先端部には発熱部16が前記センサ素子3の酸素反応
電極11,14の近傍に埋設され、この発熱部16に接
続された二本のリード部17が基端部まで延設されてい
る。なお、このシート状ヒータ4は窒化けい素(Si3
4 )またはアルミナ(Al2 3 )からなる。
【0015】前記センサ素子3及びヒータ4の基端部に
おいて、その各リード部12,15,17にそれぞれタ
ーミナル18が接続されている。 (前記センサ素子3とヒータ4との接合構造について)
前記シート状センサ素子3の固体電解質シート8の全体
とシート状ヒータ4の片面全体とが、それらの基端部か
ら先端部にわたり互いに重合されている。特に、センサ
素子3の先端部とヒータ4の先端部において相対向する
接合部19,20が形成されている。ヒータ4の接合部
20にはガス流入凹所21が発熱部16に対応して形成
され、このガス流入凹所21にセンサ素子3の雰囲気側
酸素反応電極11が面している。
【0016】前記ヒータ4には、その発熱部16の近傍
でリード部17が通る部分に熱伝導抑制部Rが設けられ
ている。この熱伝導抑制部Rを詳述する。図1(b)
(c)に示すように、ヒータ4の両外面(センサ素子3
の固体電解質シート8に重合する片面とこの片面に対し
反対側になる片面)にそれぞれ熱伝導抑制凹部22が厚
さ方向(前記両外面間を結ぶ方向)へ窪むように成形さ
れ、この両凹部22間にH状の熱伝導抑制断面部23
(この両凹部22を通り且つ前記両外面間の中心線Pに
対し直交する平面Qにより区切られる部分)が残されて
いる。この両凹部22が前記両外面間の中心線Pに対し
線対称形状をなしているので、焼成時にヒータ4の反り
の発生を防止することができる。なお、ヒータ4の幅W
1 (前記外面間の中心線Pに対し直交する方向で同外面
の両端縁を結ぶ距離)と比較して、この両端縁と凹部2
2との間隔W2 は、強度の確保を考慮して、0.1×W
1 以上になっている。
【0017】前記両凹部22を有するヒータ4の断面部
23において前記両外面間の中心線Pに対し直交する平
面Qにより区切られる熱伝導面積をS23とし、発熱部1
6を有するヒータ4の断面部24において前記断面部2
3に隣接する部分の熱伝導面積をS24とした場合、この
熱伝導面積S23が熱伝導面積S24よりも小さくなってい
る。
【0018】この第一実施形態の第一別例として図1
(d)に示すヒータ4の熱伝導抑制部Rにおいては、前
記両凹部22に代えて、前記両外面間を結ぶ厚さ方向へ
多数の貫通孔25(広義に凹部を意味するもの)が形成
され、この各貫通孔25間で断面部23が残されてい
る。また、第一実施形態の第二別例として図1(e)に
示すヒータ4の熱伝導抑制部Rにおいては、前記両凹部
22に代えて、前記両外面にそれぞれ多数の溝26(広
義に凹部を意味するもの)が同外面の両端縁間で形成さ
れ、この各溝26間で断面部23が残されている。
【0019】第一実施形態は下記(イ)の特徴を有す
る。 (イ) センサ素子3の接合部19に接触するヒータ4
の接合部20で、前記両凹部22を形成して熱伝導抑制
部Rを形成したので、その熱伝導抑制部Rでヒータ4の
断面部23の熱伝導面積S23が小さくなる。そのため、
比較的熱伝導率の大きいヒータ4の発熱部16で発生す
る熱量のうち、この断面部23を通ってヒータ4から保
持ユニット2側へ逃げる熱量を抑制し、ヒータ4の接合
部20からセンサ素子3の接合部19に伝導される熱量
を多くすることができる。その結果、ヒータ4からセン
サ素子3への熱伝導効率が向上し、センサ素子3の昇温
速度及び最終到達温度を従来のものに比較して改善する
ことができる。従って、センサ素子3の特性(早期活性
化や出力安定化など)が良好になり、内燃機関の空燃比
制御上好影響を及ぼす。また、ヒータ4への供給電力も
少なくなり、ヒータ4の寿命を長くすることができる。
【0020】〔第二実施形態〕次に、本発明の第二実施
形態にかかる積層型酸素センサを図2を参照して説明す
る。この第二実施形態は、前記第一実施形態と下記の点
で異なる。
【0021】図2(b)(c)(d)に示すように、前
記シート状センサ素子3には、その雰囲気側酸素反応電
極11に接続されリード部12と、大気側酸素反応電極
14に接続されたリード部15とが固体電解質シート8
の先端部から基端部にわたり延設されている。また、図
2(a)に示すように、前記シート状ヒータ4において
その先端部から基端部までの長さL4 は、センサ素子3
においてその先端部から基端部までの長さL3 よりもか
なり短くなっている(例えば、L4 <0.5×L3 )。
このヒータ4には、その先端部で発熱部16に接続され
た第一のヒータ用リード部27が先端部から基端部にわ
たり延設され、この基端部で第一のヒータ用リード部2
7に両接続端子部27a,27bが形成さている。
【0022】さらに、前記センサ素子3の固体電解質シ
ート8には、前記各電極用リード部12,15以外に、
第二のヒータ用リード部28が先端部と基端部との間の
中間部から基端部にわたり延設され、この中間部で両接
続端子部28a,28bが第二のヒータ用リード部28
に形成されている。
【0023】そして、図2(c)(d)に示すように、
ヒータ4の片面全体がセンサ素子3の固体電解質シート
8に重合された状態において、それらの先端部で接合部
19,20が互いに接合されるとともに、ヒータ4の基
端部がセンサ素子3の中間部に接合され、ヒータ4側に
ある第一のヒータ用リード部27の両接続端子部27
a,27bと、センサ素子3側にある第二のヒータ用リ
ード部28の両接続端子部28a,28bとが互いに接
続される。
【0024】なお、図示しないが、このセンサ素子3と
ヒータ4とが互いに重合された状態で保持ユニット内に
挿入されて位置決め固定されている点は、前記第一実施
形態と同様であるが、ヒータ4の大部分は熱伝導率の小
さいタルク等により締め付けられているか又は空間部に
開放されている。
【0025】第二実施形態は下記(イ)の特徴を有す
る。 (イ) ヒータ用リード部は、ヒータ4側に形成された
本来のリード部27と、センサ素子3側に形成された別
のリード部28とに分断されているため、ヒータ4の全
長(先端部から基端部までの長さL4 )を短くしてヒー
タ4の体積や表面積を小さくすることができる。そのた
め、ヒータ4の温度が短時間で上昇し易くなるととも
に、比較的熱伝導率の大きいヒータ4の発熱部16で発
生する熱量のうち、ヒータ4から空間部等へ放出される
熱量を抑制し、ヒータ4の接合部20からセンサ素子3
の接合部19に伝導される熱量を多くすることができ
る。その結果、ヒータ4からセンサ素子3への熱伝導効
率が向上し、センサ素子3の昇温速度及び最終到達温度
を従来のものに比較して改善することができる。従っ
て、センサ素子3の特性(早期活性化や出力安定化な
ど)が良好になり、内燃機関の空燃比制御上好影響を及
ぼす。また、ヒータ4への供給電力も少なくなり、ヒー
タ4の寿命を長くすることができる。
【0026】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項1における熱伝導抑制部Rは、発熱部1
6の近傍でリード部17が通るヒータ4の外面に設けた
熱伝導抑制凹部22により、この熱伝導抑制凹部22を
有するヒータ4の熱伝導抑制断面部23の熱伝導面積
を、発熱部16を有するヒータ4の断面部24であって
前記熱伝導抑制断面部23に隣接する断面部24の熱伝
導面積よりも小さくしたものである。従って、ヒータ4
からセンサ素子3への熱伝導効率が向上し、センサ素子
3の昇温速度及び最終到達温度を改善することができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかる積層型酸素センサにおい
ては、ヒータからセンサ素子への熱伝導効率を向上させ
てセンサ素子の昇温速度及び最終到達温度を改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第一実施形態にかかる積層型酸素セ
ンサの全体を示す縦断面図であり、(b)はセンサ素子
及びヒータの先端部のみを示す(a)の部分拡大断面図
であり、(c)はヒータの先端部のみを示す(b)のX
ーX線矢視図であり、(d)は第一実施形態の第一別例
を示す(c)相当図であり、(e)は第一実施形態の第
二別例を示す(c)相当図である。
【図2】 (a)は第二実施形態にかかる積層型酸素セ
ンサにおいてヒータのみを示す側面図であり、(b)は
同じくセンサ素子のみを示す側面図であり、(c)は
(a)のヒータと(b)のセンサ素子とを重合した状態
を示す断面図であり、(d)は(c)の部分拡大断面図
である。
【図3】 従来の積層型酸素センサの全体を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
3…センサ素子、4…ヒータ、8…固体電解質シート、
11…雰囲気側酸素反応電極、12…電極用リード部、
14…大気側酸素反応電極、15…電極用リード部、1
6…発熱部、17…ヒータ用リード部、19…センサ素
子接合部、20…ヒータ接合部、22…熱伝導抑制凹
部、23…熱伝導抑制断面部、24…断面部、27…第
一のヒータ用リード部、28…第二のヒータ用リード
部、27a,27b,28a,28b…接続端子部、R
…熱伝導抑制部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼ガス雰囲気と接触し得る固体電解質
    シートの雰囲気側面で雰囲気側酸素反応電極を形成し、
    燃焼ガス雰囲気と遮断した大気側に面する固体電解質シ
    ートの大気側面で大気側酸素反応電極を形成したセンサ
    素子と、 このセンサ素子に設けた接合部に接合される接合部でセ
    ンサ素子の酸素反応電極の近傍に発熱部を有するヒータ
    とを備えた酸素センサにおいて、 前記ヒータには、その発熱部に接続したリード部を設
    け、この発熱部の近傍でリード部が通るヒータの一部に
    熱伝導抑制部を設けたことを特徴とする酸素センサにお
    けるセンサ素子とヒータとの接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1における熱伝導抑制部は、発熱
    部の近傍でリード部が通るヒータの外面に熱伝導抑制凹
    部を設けたものであることを特徴とする酸素センサにお
    けるセンサ素子とヒータとの接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1における熱伝導抑制部は、発熱
    部の近傍でリード部が通るヒータの熱伝導抑制断面部の
    熱伝導面積を、発熱部を有するヒータの断面部であって
    前記熱伝導抑制断面部に隣接する断面部の熱伝導面積よ
    りも小さくしたものであることを特徴とする酸素センサ
    におけるセンサ素子とヒータとの接合構造。
  4. 【請求項4】 燃焼ガス雰囲気と接触し得る固体電解質
    シートの雰囲気側面で雰囲気側酸素反応電極を形成し、
    燃焼ガス雰囲気と遮断した大気側に面する固体電解質シ
    ートの大気側面で大気側酸素反応電極を形成したセンサ
    素子と、 このセンサ素子に設けた接合部に接合される接合部でセ
    ンサ素子の酸素反応電極の近傍に発熱部を有するヒータ
    とを備えた酸素センサにおいて、 前記ヒータには、その発熱部に接続した第一のヒータ用
    リード部を設け、 前記センサ素子には、その雰囲気側酸素反応電極に接続
    した電極用リード部と、大気側酸素反応電極に接続した
    電極用リード部以外に、前記ヒータの第一のヒータ用リ
    ード部に接続される第二のヒータ用リード部を設けたこ
    とを特徴とする酸素センサにおけるセンサ素子とヒータ
    との接合構造。
  5. 【請求項5】 固体電解質シートの先端部にあって、燃
    焼ガス雰囲気と接触し得る雰囲気側面で雰囲気側酸素反
    応電極を形成するとともに、燃焼ガス雰囲気と遮断した
    大気側に面する大気側面で大気側酸素反応電極を形成し
    たセンサ素子と、 このセンサ素子の先端部に設けた接合部に接合される接
    合部でセンサ素子の酸素反応電極の近傍に発熱部を有す
    るヒータとを備えた酸素センサにおいて、 前記センサ素子には、その雰囲気側酸素反応電極に接続
    した電極用リード部と、大気側酸素反応電極に接続した
    電極用リード部とを固体電解質シートの先端部から基端
    部にわたり延設し、 前記ヒータには、その先端部で発熱部に接続した第一の
    ヒータ用リード部を先端部から基端部にわたり延設し
    て、この基端部で第一のヒータ用リード部に接続端子部
    を設け、 さらに、前記センサ素子には、前記各電極用リード部以
    外に第二のヒータ用リード部を先端部と基端部との間の
    中間部から基端部にわたり延設し、この中間部で前記第
    一のヒータ用リード部の接続端子部に接続される接続端
    子部を第二のヒータ用リード部に設けたことを特徴とす
    る酸素センサにおけるセンサ素子とヒータとの接合構
    造。
JP8156905A 1996-06-18 1996-06-18 酸素センサにおけるセンサ素子とヒータとの接合構造 Pending JPH102877A (ja)

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