JP2020030122A - ガスセンサ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体電解質体の早期活性化を図りやすいガスセンサ素子を提供する。【解決手段】ガスセンサ素子1は、電解質層2と第一絶縁体3と第二絶縁体4と測定ガス室5と基準ガス室6とヒータ7とを有する。電解質層2は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体21を備える。第一絶縁体3は、電解質層2の一方面に積層されている。第二絶縁体4は、電解質層2の他方面に積層されている。測定ガス室5は、電解質層2と第一絶縁体3とに囲まれている。測定ガス室5は、被測定ガスが導入される。基準ガス室6は、電解質層2と第二絶縁体4とに囲まれている。基準ガス室6は、基準ガスが導入される。ヒータ7は、第一絶縁体3に埋設されている。第二絶縁体4は、第一絶縁体3におけるヒータ7を埋設するヒータ埋設部31の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低伝熱部41を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスセンサ素子に関する。
特許文献1に開示されているように、ガスセンサは、例えば、内燃機関の排気管に配置され、排気管を流れる排ガスの酸素濃度等の特定ガス成分の濃度を検出するために用いられる。特許文献1に記載のガスセンサは、板状の固体電解質体と、該固体電解質体の両面に設けられた測定電極及び基準電極とを備えたガスセンサ素子を有する。測定電極は、被測定ガスである排ガスが導入される測定ガス室に配され、基準電極は、大気が導入される大気導入部に配されている。測定ガス室は、固体電解質体と、固体電解質体の一方面に積層された第一絶縁体とによって囲まれた空間である。基準電極は、固体電解質体と、固体電解質体の他方面に積層された第二絶縁体とによって囲まれた空間である。
また、特許文献1に記載のガスセンサ素子は、固体電解質体を活性温度に加熱するためのヒータを備える。特許文献1において、ヒータは、固体電解質体の大気導入部側に積層された第二絶縁体に埋設されている。
特開2015−34782号公報
しかしながら、特許文献1に記載のガスセンサ素子においては、前述のごとく、固体電解質体の大気導入部側に積層された第二絶縁体に、ヒータが埋設されている。それゆえ、ヒータの熱は、固体電解質体側に向かう途中に大気導入部から比較的低温の大気へ放熱されやすく、ヒータから固体電解質体への伝熱効率の向上が図りにくい。それゆえ、固体電解質体の早期活性化を図るためには工夫が必要となる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、固体電解質体の早期活性化を図りやすいガスセンサ素子を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(21)を備えた電解質層(2)と、
前記電解質層の一方面に積層された第一絶縁体(3)と、
前記電解質層の他方面に積層された第二絶縁体(4)と、
前記電解質層と前記第一絶縁体とに囲まれるとともに被測定ガス(G)が導入される測定ガス室(5)と、
前記電解質層と前記第二絶縁体とに囲まれるとともに基準ガス(A)が導入される基準ガス室(6)と、
前記第一絶縁体に埋設されたヒータ(7)と、を有し、
前記第二絶縁体は、前記第一絶縁体における前記ヒータを埋設するヒータ埋設部(31)の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低伝熱部(41)を備える、ガスセンサ素子(1)にある。
前記態様のガスセンサ素子において、ヒータは、第一絶縁体に埋設されている。それゆえ、ヒータから電解質層までの間に、基準ガスが導入される基準ガス室が配されない。それゆえ、ヒータから電解質層までの熱伝導性を向上させやすく、固体電解質体を早期に活性化させることができる。
また、電解質層の基準ガス室側に積層された第二絶縁体は、前記低伝熱部を有する。それゆえ、ヒータから第二絶縁体側に逃げる熱を、低伝熱部によって減らすことができる。これにより、一層固体電解質体を早期に加熱しやすく、固体電解質体の早期活性化を図りやすい。
以上のごとく、前記態様によれば、固体電解質体の早期活性化を図りやすいガスセンサ素子を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、ガスセンサ素子の長手方向に直交する断面図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の長手方向に平行な断面図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の各層を分解した分解斜視図。 実施形態1における、ガスセンサの軸方向に平行な一部断面図。 実施形態2における、ガスセンサ素子の長手方向に直交する断面図。 実施形態2における、ガスセンサ素子の長手方向に平行な断面図。 実施形態2における、ガスセンサ素子の各層を分解した分解斜視図。 実施形態3における、ガスセンサ素子の長手方向に直交する断面図。 実施形態3における、ガスセンサ素子の各層を分解した分解斜視図。
(実施形態1)
ガスセンサ素子の実施形態につき、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態のガスセンサ素子1は、図1、図2に示すごとく、電解質層2と第一絶縁体3と第二絶縁体4と測定ガス室5と基準ガス室6とヒータ7とを有する。電解質層2は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体21を備える。図1〜図3に示すごとく、第一絶縁体3は、電解質層2の一方面に積層されている。第二絶縁体4は、電解質層2の他方面に積層されている。図1、図2に示すごとく、測定ガス室5は、電解質層2と第一絶縁体3とに囲まれている。図2に示すごとく、測定ガス室5は、被測定ガスGが導入される。図1、図2に示すごとく、基準ガス室6は、電解質層2と第二絶縁体4とに囲まれている。図2に示すごとく、基準ガス室6は、基準ガスAが導入される。
図1、図2に示すごとく、ヒータ7は、第一絶縁体3に埋設されている。第二絶縁体4は、第一絶縁体3におけるヒータ7を埋設するヒータ埋設部31の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低伝熱部41を備える。
以後、本実施形態につき、詳説する。
図4に示すごとく、ガスセンサ素子1を備えたガスセンサ10は、内燃機関としてのエンジンの図示しない排気管に配置される。ガスセンサ10は、排気管を通過する排ガスを被測定ガスGとするとともに、大気を基準ガスAとして、被測定ガスGの酸素濃度を求め、この酸素濃度に基づいてエンジンにおけるA/F(空燃比)を求めるA/Fセンサである。ガスセンサ10は、より具体的には、被測定ガスGの拡散律速に基づく限界電流特性を利用して、エンジンの空燃比を定量的に求めるA/Fセンサとすることができる。
図1〜図3に示すごとく、ガスセンサ素子1は、第一絶縁体3、電解質層2、第二絶縁体4を、互いに厚み方向に積層し、焼結して形成されている。以後、第一絶縁体3、電解質層2、第二絶縁体4の積層方向をZ方向という。また、Z方向における、電解質層2に対する第一絶縁体3側をZ1側といい、その反対側、すなわち電解質層2に対する第二絶縁体4側をZ2側という。また、ガスセンサ素子1の長手方向をX方向という。また、X方向における、ガスセンサ素子に被測定ガスが導入される側をX1側とし、基準ガスが導入される側をX2側とする。X方向とZ方向との双方に直交する方向をY方向という。X方向とY方向とZ方向とは、互いに直交している。
本実施形態において、電解質層2は、固体電解質体21のみによって構成されている。固体電解質体21は、X方向に長尺でZ方向に厚みを有する板状を呈している。なお、図2、図3においては、便宜上、ガスセンサ素子1のX方向の長さを、実際の長さよりも短く表している。
固体電解質体21は、ジルコニア系酸化物からなる。固体電解質体21は、ジルコニア(ZrO2)を主成分とし(すなわち、ジルコニアを50質量%以上含有し)、希土類金属元素又はアルカリ土類金属元素によってジルコニアの一部を置換させた安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニア等の固体電解質からなる。固体電解質体21を構成するジルコニアの一部は、イットリア(Y23)、スカンジア(Sc23)又はカルシア(CaO)によって置換することができる。
図2に示すごとく、固体電解質体21のZ1側の面におけるX1側の領域には、測定ガス室5に導入される被測定ガスGに曝される測定電極11が配されている。また、固体電解質体21のZ2側の面におけるX1側の領域には、基準ガス室6に導入される基準ガスAに曝される基準電極12が配されている。測定電極11と基準電極12とは、固体電解質体21を介してZ方向に対向する対向領域13を有する。
図3に示すごとく、測定電極11及び基準電極12のそれぞれは、対向領域13からX2側に電極リード部14が延設されている。一対の電極リード部14は、ガスセンサ素子1のX2側の端部付近まで延設されている。一対の電極リード部14は、第二絶縁体4に形成されたスルーホールを通って、第一絶縁体3のZ2側の面に形成された一対のセンサ端子15に接続されている。測定電極11及び基準電極12は、一対のセンサ端子15から、ガスセンサ素子1外部に電気接続される。
測定電極11及び基準電極12は、酸素に対する触媒活性を示す貴金属としての白金、及び固体電解質体21と同じ材料、すなわちジルコニア系酸化物を含有している。測定電極11及び基準電極12が固体電解質体21と同じ材料を含有することにより、固体電解質体21に測定電極11及び基準電極12を構成するペースト状の電極材料を印刷(塗布)して焼結する際に、測定電極11及び基準電極12と固体電解質体21との結合強度を確保しやすい。
図1〜図3に示すごとく、電解質層2のZ1側の面に積層された第一絶縁体3は、チャンバ形成部32と前述のヒータ埋設部31とをZ方向に積層してなる。図1、図2に示すごとく、チャンバ形成部32は、電解質層2のZ1側の面に配されている。チャンバ形成部32は、Z方向における測定ガス室5が形成された領域に配されており、測定ガス室5を区画している。図3に示すごとく、チャンバ形成部32は、X1側の端縁がX2側に凹んだ凹部320を備えた絶縁スペーサ321と、凹部320におけるX1側の開口端を閉塞するよう配された拡散抵抗部322とを有する。
絶縁スペーサ321は、被測定ガスGの透過性を有さないアルミナ(Al23)からなる。拡散抵抗部322は、多孔質のアルミナ等の金属酸化物によって形成されている。
拡散抵抗部322は、被測定ガスGを所定の拡散速度で通過させるよう構成されている。被測定ガスGとしての排ガスは、拡散抵抗部322を通過して測定ガス室5に導入される。なお、拡散抵抗部322は、例えば測定ガス室5とガスセンサ素子1の外部空間とに連通する小さな貫通孔であるピンホールであってもよい。また、拡散抵抗部322の位置は、これに限られず、例えば測定ガス室5におけるY方向の一方側等、他の位置に形成することもできる。
図2に示すごとく、凹部320における絶縁スペーサ321と拡散抵抗部322とに囲まれた空間領域が、Z方向の両側から電解質層2とヒータ埋設部31とによって閉塞されて測定ガス室5を構成している。図1、図2に示すごとく、本実施形態において、測定ガス室5のZ方向の長さは、電解質層2のZ方向の厚みよりも小さい。測定ガス室5は、測定電極11の対向領域13を少なくとも収容するよう形成されている。本実施形態において、Z方向から見たとき、測定ガス室5は、測定電極11の対向領域13よりも一回り大きく形成されている。
図1〜図3に示すごとく、チャンバ形成部32のZ1側に、ヒータ埋設部31が積層されている。ヒータ埋設部31は、ガスセンサ素子1における最もZ1側の部位に形成されている。ヒータ埋設部31は、Z方向に積層された一対の埋設プレート311と、一対の埋設プレート311の間に埋設された前述のヒータ7とを有する。
埋設プレート311は、絶縁スペーサ321と同じ材料、すなわち被測定ガスGの透過性を有さないアルミナからなる。図3に示すごとく、ヒータ7は、通電により発熱する発熱部71と、発熱部71に接続された一対のリード部72とを有する。
図1、図2に示すごとく、発熱部71の少なくとも一部は、測定ガス室5とZ方向に重なる領域に配されている。発熱部71の少なくとも一部は、測定電極11の対向領域13及び基準電極12の対向領域13に対して、Z方向に重なるよう配されている。発熱部71は、一部が測定ガス室5とZ方向に重なる位置に配されており、他の一部がチャンバ形成部32の埋設プレート311とZ方向に重なる位置に配されている。図2に示すごとく、発熱部71の一部は、測定ガス室5よりもX2側に形成されている。すなわち、発熱部71の一部は、埋設プレート311における測定ガス室5のX2側に隣接する部位に、Z方向に重なっている。
図3に示すごとく、発熱部71は、Y方向の一方に向かうにつれて、X方向の両側に行ったり来たりする蛇行形状を有する。なお、発熱部71の形状はこれに限られず、例えばX方向の一方に向かうにつれて、Y方向の両側に行ったり来たりする蛇行形状とすることもできるし、その他の形状にすることも可能である。
図3に示すごとく、発熱部71の両端から、一対のリード部72が形成されている。リード部72は、ガスセンサ素子1のX2側の端部手前まで形成されている。一対のリード部72は、X1側の埋設プレート311のスルーホールを通って、埋設プレート311のX1側の面に形成された一対のヒータ端子16に接続されている。ヒータ7は、ヒータ端子16から、ガスセンサ素子1外部に電気接続される。
図3に示すごとく、発熱部71は、その形成方向に直交する断面の面積が、リード部72の形成方向に直交する断面の面積よりも小さい。そして、発熱部71は、単位長さ当たりの抵抗値が、リード部72の単位長さ当たりの抵抗値よりも大きい。一対のリード部72に電圧が印加されると、発熱部71がジュール熱によって発熱する。これによって生じた熱により、固体電解質体21が加熱され、活性化される。
図1〜図3に示すごとく、電解質層2のZ2側の面に積層された第二絶縁体4は、ダクト形成部42と支持部43とを有する。ダクト形成部42は、電解質層2のZ2側の面に配されている。ダクト形成部42は、Z方向における基準ガス室6が形成された領域に配されて基準ガス室6を区画している。Z方向において、ダクト形成部42は、測定ガス室5の長さよりも長い。ダクト形成部42は、略同形の三つの層をZ方向に積層した後に焼結してなるが、これに限られず、一つの層によって構成すること等も可能である。ダクト形成部42の全体は、前述の低伝熱部41により構成されている。低伝熱部41は、電解質層2に隣接している。また、低伝熱部41は、基準ガス室6に隣接している。なお、図1〜図3においては、低伝熱部41に同じハッチングを施している。
本実施形態において、低伝熱部41の主成分は、ジルコニアである。すなわち、低伝熱部41は、ジルコニアを50質量%以上含有している。ジルコニアの熱伝導率は、3W/m・Kであり、アルミナの熱伝導率である24W/m・Kよりも低い。本実施形態において、低伝熱部41は、ジルコニアの他に、イットリア、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、チタニア(TiO2)等を含有する。また、低伝熱部41を、気孔率1〜20%のポーラス材によって構成してもよい。
図3に示すごとく、ダクト形成部42は、X2側に開口するU字状に形成されている。すなわち、ダクト形成部42は、X方向に延在するとともにY方向に互いに対向する一対の長辺部421と、一対の長辺部421のX1側端部をY方向に連結する短辺部422とを有する。図2に示すごとく、短辺部422のX2側の面は、Z2側に向かうほどX2側に向かう曲面状を呈している。図1、図2に示すごとく、Z方向において、ダクト形成部42は、測定ガス室5の長さよりも長い。
図1、図2に示すごとく、電解質層2とダクト形成部42と支持部43とに囲まれてできるダクト形成部42の内側の空間領域が、基準ガス室6である。本実施形態の低伝熱部41(すなわちダクト形成部42)は、基準ガス室6に面しているとともに、ガスセンサ素子1外部にも面している。基準ガス室6は、ガスセンサ素子1のX2側端部まで形成されているとともにX2側に開放されている。図2に示すごとく、基準ガス室6には、ダクト形成部42のX2側の開放部から、基準ガスAとしての大気が導入される。
図1、図2に示すごとく、基準ガス室6のZ方向の長さは、測定ガス室5のZ方向の長さよりも大きい。本実施形態において、基準ガス室6のZ方向の長さは、測定ガス室5のZ方向の長さの3倍以上の長さを有するが、これに限られない。図1に示すごとく、基準ガス室6のY方向の長さは、基準電極12のY方向の長さより若干長い。基準電極12は、Y方向における基準ガス室6の中央に位置している。
図2に示すごとく、基準ガス室6における短辺部422よりもX2側の領域の、X方向に直交する断面の面積は、測定ガス室5におけるX方向に直交する断面の面積よりも大きい。また、基準ガス室6全体は、測定ガス室5全体よりも体積が大きい。基準ガス室6の前述の断面積、Z方向の長さ、体積等が、測定ガス室5よりも大きいことにより、測定電極11における未燃ガスを反応させるための、基準ガスA中の酸素を、基準電極12に導入しやすい。基準ガス室6は、基準ガスA中の酸素を基準電極12に導入しやすくすべく、前述の断面積、Z方向の長さ、体積を大きくすることが好ましい。
図1〜図3に示すごとく、ダクト形成部42のZ2側の面に、支持部43が積層されている。支持部43は、ガスセンサ素子1における最もZ2側の部位に形成されている。図1、図2に示すごとく、支持部43は、ダクト形成部42の内側空間、すなわち基準ガス室6をZ2側から閉塞している。支持部43は、絶縁スペーサ321や埋設プレート311と同じ材料、すなわち被測定ガスGの透過性を有さないアルミナからなる。
なお、図4に示すごとく、ガスセンサ素子1のX1側の部位は、測定電極(図1〜図3の符号11参照)に対する被毒物質、排気管内に生じる凝縮水等がガスセンサ素子1内部に進入しないようにするための保護層101が設けられている。保護層101は、アルミナなどの多孔質のセラミックス(金属酸化物)によって形成されている。保護層101の気孔率は、拡散抵抗部322の気孔率よりも大きく、保護層101を通過することができる被測定ガスGの流量は、拡散抵抗部322を通過することができる被測定ガスGの流量よりも多い。
次に、図4を用いて、本実施形態のガスセンサ素子1を有するガスセンサ10につき説明する。
ガスセンサ10の軸方向は、X方向となるよう形成されている。換言すると、ガスセンサ素子1の長手方向は、ガスセンサ10の軸方向と平行である。ガスセンサ10は、ガスセンサ素子1、第一インシュレータ102、ハウジング103、第二インシュレータ104、複数の接点端子105を備える。第一インシュレータ102は、ガスセンサ素子1を保持する。ハウジング103は、第一インシュレータ102を保持する。第二インシュレータ104は、第一インシュレータ102に連結されている。複数の接点端子105は、第二インシュレータ104に保持されてガスセンサ素子1のセンサ端子15とヒータ端子16とに接触している。
ガスセンサ10は、ハウジング103のX1の部分に装着された先端側カバー106、ハウジング103のX2側の部分に装着されて第二インシュレータ104、接点端子105等を覆う後端側カバー107、接点端子105に繋がるリード線100を後端側カバー107に保持するためのブッシュ108等を備える。
先端側カバー106は、内燃機関の排気管内に露出するよう配される。先端側カバー106の内側に、ガスセンサ素子1のX1側の部位が突出している。先端側カバー106には、被測定ガスGとしての排ガスを通過させるためのガス通過孔106aが形成されている。先端側カバー106は、二重構造のものとすることができ、一重構造のものとすることもできる。先端側カバー106のガス通過孔106aから先端側カバー106内に流入する被測定ガスGとしての排ガスは、ガスセンサ素子1の保護層101及び拡散抵抗部322を通過して測定電極11へと導かれる。
後端側カバー107は、内燃機関の排気管の外部に配置される。後端側カバー107には、後端側カバー107内へ基準ガスAとしての大気を導入するための大気導入孔109が形成されている。大気導入孔109には、液体を通過させない一方、気体を通過させるフィルタ109aが配置されている。大気導入孔109から後端側カバー107内に導入される基準ガスAは、後端側カバー107内の隙間及び基準ガス室6を通って基準電極12へと導かれる。
接点端子105は、ヒータ端子16、センサ端子15のそれぞれに接続されるよう、第二インシュレータ104に複数配置されている。また、リード線100は、接点端子105に接続されている。
リード線100は、ガスセンサ10におけるガス検出の制御を行うセンサ制御装置に電気接続される。センサ制御装置は、エンジンにおける燃焼運転を制御するエンジン制御装置と連携してガスセンサ10における電気制御を行うものである。センサ制御装置には、測定電極11と基準電極12との間に流れる電流を測定する測定回路、測定電極11と基準電極12との間に電圧を印加する印加回路、ヒータ7に通電を行うための通電回路等が形成されている。なお、センサ制御装置は、エンジン制御装置内に構築してもよい。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態のガスセンサ素子1において、ヒータ7は、第一絶縁体3に埋設されている。それゆえ、ヒータ7から電解質層2までの間に、基準ガスAが導入される基準ガス室6が配されない。それゆえ、ヒータ7から電解質層2までの熱伝導性を向上させやすく、固体電解質体21を早期に活性化させることができる。
また、電解質層2の基準ガス室6側に積層された第二絶縁体4は、低伝熱部41を有する。それゆえ、ヒータ7から第二絶縁体4側に逃げる熱を、低伝熱部41によって減らすことができる。これにより、一層固体電解質体21を早期に加熱しやすく、固体電解質体21の早期活性化を図りやすい。さらに、早期に固体電解質体21の活性化を図ることができることに伴い、固体電解質体21を活性温度に到達させるためのヒータ7の消費電力も減少する。
また、低伝熱部41の主成分は、ジルコニアである。それゆえ、低伝熱部41の熱伝導率をより低くしやすく、ヒータ7から第二絶縁体4を介して基準ガス室6の基準ガスAに放熱される熱を、一層低減しやすい。
また、低伝熱部41は、電解質層2に隣接している。それゆえ、ヒータ7から電解質層2に到達した熱が、第二絶縁体4を通って基準ガス室6の基準ガスAに放熱されることを一層抑制しやすい。
また、低伝熱部41は、基準ガス室6に隣接している。それゆえ、ヒータ7から第二絶縁体4を介して基準ガス室6の基準ガスAに放熱される熱を、低伝熱部41によって減らすことができる。これにより、一層固体電解質体21を早期に加熱しやすく、固体電解質体21の早期活性化を図りやすい。
以上のごとく、本実施形態によれば、固体電解質体の早期活性化を図りやすいガスセンサ素子を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図5〜図7に示すごとく、実施形態1に対して、電解質層2の構成を変更した実施形態である。
電解質層2は、保持板22と固体電解質体21とを有する。保持板22は、その厚み方向であるZ方向に貫通形成された配置穴220を備える。固体電解質体21は、配置穴220に配されている。保持板22は、固体電解質体21よりも熱伝導率が高い。保持板22は、絶縁スペーサ321等と同様、被測定ガスGの透過性を有さないアルミナからなる
図6、図7に示すごとく、配置穴220は、保持板22におけるX1側の領域に形成されている。図7に示すごとく、配置穴220は、X方向に長尺な長方形状を呈している。図5に示すごとく、Y方向において、保持板22の配置穴220は、測定ガス室5及び基準ガス室6のいずれよりも大きい。Y方向において、配置穴220の両端部は、測定ガス室5及び基準ガス室6のいずれよりも外側に位置している。
図6に示すごとく、X方向において、配置穴220のX1側端部は、測定ガス室5及び基準ガス室6のいずれよりもX1側に形成されている。X方向において、配置穴220のX2側端部は、測定ガス室5よりもX2側に形成されている。
図5〜図7に示すごとく、配置穴220に、固体電解質体21が充填されている。Z方向から見たとき、測定ガス室5は、境界部23の内側に収まるよう形成されている。これに伴い、チャンバ形成部32は、境界部23の全体をZ1側から塞ぐよう形成されている。これにより、電解質層2における境界部23の気密性が低下することに起因して、境界部23を介して測定ガス室5と基準ガス室6とが連通することを防ぎやすい。
図5に示すごとく、Y方向において、基準ガス室6の両端は、境界部23におけるY方向に互いに対向する一対の第一境界部231の内側に位置している。そして、ダクト形成部42は、一対の第一境界部231の全体をZ2側から覆うように形成されている。また、図6に示すごとく、X方向において、基準ガス室6のX1側端縁は、境界部23の内側に位置している。そして、ダクト形成部42は、境界部23におけるX方向に対向する一対の第二境界部232のうち、X1側の第二境界部232の全体をZ2側から覆うように形成されている。また、ダクト形成部42は、境界部23における一対の第二境界部232のうち、X2側の第二境界部232の両端部をZ2側から覆うよう形成されている。Z方向から見たとき、第一境界部231の長さは、第二境界部232の長さよりも長い。
図5、図6に示すごとく、配置穴220と固体電解質体21との境界部23の少なくとも一部は、第一絶縁体3の第一挟持部33と第二絶縁体4の第二挟持部45とによって挟持されている。第一挟持部33は、Z方向において境界部23と重なる位置に形成されているとともに、少なくとも、Z方向における測定ガス室5が配された全領域に形成されている。第二挟持部45は、Z方向において境界部23と重なる位置に形成されているとともに、少なくとも、Z方向における基準ガス室6が配された全領域に形成されている。つまり、境界部23の少なくとも一部は、ある程度の厚み(例えば測定ガス室5のZ方向の長さ以上)を有する第一挟持部33及び第二挟持部45に挟持されている。第一絶縁体3及び第二絶縁体4のそれぞれは、境界部23を跨ぐように配されており、境界部23を挟持している。
境界部23における、少なくとも一対の第一境界部231の全体は、第一絶縁体3と第二絶縁体4とによってZ方向の両側から挟持されている。また、境界部23における、少なくとも一対の第二境界部232のうちのX1側の第二境界部232は、第一絶縁体3と第二絶縁体4とによって挟持されている。また、X2側の第二境界部232の両端部は、第一絶縁体3と第二絶縁体4とによって挟持されている。すなわち、一対の第一境界部231の全体と、X1側の第二境界部232の全体と、X2側の第二境界部232の両端部とが、Z方向の両側から第一絶縁体3と第二絶縁体4とによって挟持されている。そして、第一絶縁体3のチャンバ形成部32及びヒータ埋設部31における境界部23とZ方向に重なる部位が第一挟持部33であり、第二絶縁体4のダクト形成部42及び支持部43における境界部23とZ方向に重なる部位が第二挟持部45である。X1側の第二境界部232のZ1側に位置する第一挟持部33の一部は、拡散抵抗部322によって構成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態において、電解質層2は、Z方向に貫通形成された配置穴220を備えた保持板22と、固体電解質体21とを備え、固体電解質体21は、配置穴220に配されている。そして、保持板22は、固体電解質体21よりも熱伝導率が高い。それゆえ、電解質層2全体として、熱伝導性を向上させやすい。それゆえ、ヒータ7によって効率的に固体電解質体21を加熱しやすく、固体電解質体21の早期活性化を図りやすい。
また、配置穴220と固体電解質体21との境界部23の少なくとも一部は、第一挟持部33と第二挟持部45とによって挟持されている。そして、第一挟持部33は、Z方向において、少なくとも測定ガス室5が配された全領域に形成されている。また、第二挟持部45は、少なくとも基準ガス室6が配された全領域に形成されている。すなわち、境界部23の少なくとも一部は、比較的剛性の高い構造体で構成される第一挟持部33及び第二挟持部45により挟持されている。それゆえ、固体電解質体21が、配置穴220から抜け落ちることを防止することができる。また、第一挟持部33と第二挟持部45とによって境界部23を挟むことに伴い、固体電解質体21は、第一絶縁体3の第一挟持部33に接触する。これにより、ヒータ7の熱は、第一挟持部33を介して固体電解質体21に効率的に伝熱される。
また、境界部23における少なくとも一対の第一境界部231の全体は、第一挟持部33と第二挟持部45とによって挟持されている。さらに、境界部23における一対の第一境界部231におけるX1側の第二境界部232の全体は、第一挟持部33と第二挟持部45とによって挟持されている。それゆえ、第一挟持部33と第二挟持部45とによって、境界部23を安定して挟持することができ、配置穴220から固体電解質体21が抜け落ちることを一層防止しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図8、図9に示すごとく、実施形態2に対して、低伝熱部41の形成範囲を変形した実施形態である。
便宜上、ダクト形成部42を構成するZ方向に積層された3つの層を、X1側から順に、第一層42a、第二層42b、第三層42cという。本実施形態において、低伝熱部41は、第一層42aと第二層42bとに形成されている。第一層42a及び第二層42bは、外周に形成されたU字状の外周部44と、基部の内側面に沿うよう形成されたU字状の低伝熱部41とを有する。外周部44及び第三層42cは、支持部43や保持板22等と同じ材料、すなわち被測定ガスの透過性を有さないアルミナからなる。低伝熱部41は、基準ガス室6に面するよう配されている。第三層42cは、外周部44等と同様、被測定ガスの透過性を有さないアルミナからなる。
その他は、実施形態2と同様である。
本実施形態において、ダクト形成部42は、第一層42aと第二層42bとが、外周部44と低伝熱部41とを有する。外周部44は、そのX方向の両側の部位と同じ材料からなる。それゆえ、低伝熱部41によりヒータ7の熱が基準ガス室6側へ向かうことを抑制しつつ、外周部44とそのX方向の両側の部位との結合性を確保しやすく、ダクト形成部42の剛性を確保しやすい。
その他、実施形態2と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
例えば、前記各実施形態において、ガスセンサは、エンジンにおける燃料と空気との混合比である空燃比が、理論空燃比に対して燃料過剰なリッチ状態にあるか空気過剰なリーン状態にあるかを検出する濃淡電池式のものとすることもできる。また、ガスセンサは、排ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサ等、A/Fセンサ以外のガスセンサとして構成することもできる。ガスセンサをNOxセンサとして用いる場合は、固体電解質体のX1側の測定ガス室側の面には、測定ガス室内の酸素濃度を所定の濃度以下に調整するためのポンプ電極と、NOx濃度を測定するための測定電極とが設けられる。この場合、ガスセンサ素子においては、測定電極と基準電極との間に流れる被測定ガスのNOx濃度に応じた電流値に基づいて、被測定ガスのNOx濃度が求められる。
また、前記各実施形態において、低伝熱部の主成分がジルコニアである実施形態を示したが、これに限られない。例えば、低伝熱部を、ポーラスなアルミナで構成する等も可能である。
1 ガスセンサ素子
2 電解質層
21 固体電解質体
3 第一絶縁体
31 ヒータ埋設部
4 第二絶縁体
41 低伝熱部
5 測定ガス室
6 基準ガス室
7 ヒータ

Claims (6)

  1. 酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(21)を備えた電解質層(2)と、
    前記電解質層の一方面に積層された第一絶縁体(3)と、
    前記電解質層の他方面に積層された第二絶縁体(4)と、
    前記電解質層と前記第一絶縁体とに囲まれるとともに被測定ガス(G)が導入される測定ガス室(5)と、
    前記電解質層と前記第二絶縁体とに囲まれるとともに基準ガス(A)が導入される基準ガス室(6)と、
    前記第一絶縁体に埋設されたヒータ(7)と、を有し、
    前記第二絶縁体は、前記第一絶縁体における前記ヒータを埋設するヒータ埋設部(31)の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低伝熱部(41)を備える、ガスセンサ素子(1)。
  2. 前記低伝熱部の主成分は、ジルコニアである、請求項1に記載のガスセンサ素子。
  3. 前記電解質層は、前記固体電解質体と前記第一絶縁体との積層方向(Z)に貫通形成された配置穴(220)を備えた保持板(22)と、前記固体電解質体とを備え、前記固体電解質体は、前記配置穴に配されており、前記保持板は、前記固体電解質体よりも熱伝導率が高い、請求項1又は2に記載のガスセンサ素子。
  4. 前記配置穴と前記固体電解質体との境界部(23)の少なくとも一部は、前記第一絶縁体の第一挟持部(33)と、前記第二絶縁体の第二挟持部(45)とによって挟持されており、前記第一挟持部は、前記積層方向において前記境界部と重なる位置に形成されているとともに、少なくとも、前記積層方向における前記測定ガス室が配された全領域に形成されており、前記第二挟持部は、前記積層方向において前記境界部と重なる位置に形成されているとともに、少なくとも、前記積層方向における前記基準ガス室が配された全領域に形成されている、請求項3に記載のガスセンサ素子。
  5. 前記低伝熱部は、前記電解質層に隣接している、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスセンサ素子。
  6. 前記低伝熱部は、前記基準ガス室に隣接している、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガスセンサ素子。
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