JPH10287528A - 化粧料組成物 - Google Patents
化粧料組成物Info
- Publication number
- JPH10287528A JPH10287528A JP9122783A JP12278397A JPH10287528A JP H10287528 A JPH10287528 A JP H10287528A JP 9122783 A JP9122783 A JP 9122783A JP 12278397 A JP12278397 A JP 12278397A JP H10287528 A JPH10287528 A JP H10287528A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- skin
- cosmetic composition
- brown sugar
- specific
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Abstract
(57)【要約】
【目的】近来、日本女性の多くは食生活、生活環境の変
化によって肌にシミ、しわ、肌荒れが生じやすく、皮膚
アレルギー発症の例も多くなっている。このような事情
のもとで本発明の目的は、次の如き特定の構成成分より
なる化粧料組成物を提供することによって、問題の解決
をはかるものである。 【構成】本発明における構成成分は、黒砂糖中の色素成
分であり化学的にフェニールグルコース類化合物である
特定黒砂糖抽出物（黒糖オリゴ）と、ムラサキの抽出物
紫根抽出物、シソ科のオウゴンから抽出されたバイカリ
ン及び／又はバイカレインを含有する特定オウゴン抽出
物、それに蛋白分解酵素及び／又は酵母エキスを一定の
比率をもって配合してなる化粧料組成物である。
化によって肌にシミ、しわ、肌荒れが生じやすく、皮膚
アレルギー発症の例も多くなっている。このような事情
のもとで本発明の目的は、次の如き特定の構成成分より
なる化粧料組成物を提供することによって、問題の解決
をはかるものである。 【構成】本発明における構成成分は、黒砂糖中の色素成
分であり化学的にフェニールグルコース類化合物である
特定黒砂糖抽出物（黒糖オリゴ）と、ムラサキの抽出物
紫根抽出物、シソ科のオウゴンから抽出されたバイカリ
ン及び／又はバイカレインを含有する特定オウゴン抽出
物、それに蛋白分解酵素及び／又は酵母エキスを一定の
比率をもって配合してなる化粧料組成物である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、様々な原因によって生
ずる肌のシミやしわ、肌荒れ等を改善し、アレルギー皮
膚炎等の発症抑制にも有効な化粧料組成物を提供するも
のである。
ずる肌のシミやしわ、肌荒れ等を改善し、アレルギー皮
膚炎等の発症抑制にも有効な化粧料組成物を提供するも
のである。
【０００２】
【発明の背景】近来、日本では男女平等の意識の広がり
と共に、社会生活も変化し、野外スポーツへの女子の参
加の機会も多くなっており、それに伴って女性が皮膚の
トラブルなど身体的に順応しきれない状況も発生してい
る。食や生活環境の変化によって、皮膚は傷つきやす
く、肌のシミやしわ、肌荒れ等の発生原因となってい
る。日本化粧品工業連合会のコスメチックレポートによ
ると、日本人女性の「皮膚のくすみ・肌荒れ」について
の意識調査において、８０％の人が「肌のくすみ・肌荒
れ」を感じたと報告されており、このことは前記の生活
環境の変化の影響が現代の日本女性にとっていかに大き
いかを物語っているといえる。特に最近では、若い女性
のスポーツ熱の高揚により日光紫外線の被射の機会が多
く、加えて西洋食偏重の食生活定着化に伴う過剰な脂肪
分の摂取により体内過酸化脂質が増加するなど、肌のシ
ミやクスミ、しわ、肌のたるみ、肌荒れ、老化、そして
アレルギー発生の原因となる外的環境が普遍化してい
る。このような状況下における化粧料の役割はますます
大きくなりつつあり、様々な原因によって起こる肌のシ
ミ、クスミ、しわ、肌荒れ、皮膚アレルギー発症などの
防止、改善に十分答えうる美肌用化粧料組成物の提起が
待たれるところである。
と共に、社会生活も変化し、野外スポーツへの女子の参
加の機会も多くなっており、それに伴って女性が皮膚の
トラブルなど身体的に順応しきれない状況も発生してい
る。食や生活環境の変化によって、皮膚は傷つきやす
く、肌のシミやしわ、肌荒れ等の発生原因となってい
る。日本化粧品工業連合会のコスメチックレポートによ
ると、日本人女性の「皮膚のくすみ・肌荒れ」について
の意識調査において、８０％の人が「肌のくすみ・肌荒
れ」を感じたと報告されており、このことは前記の生活
環境の変化の影響が現代の日本女性にとっていかに大き
いかを物語っているといえる。特に最近では、若い女性
のスポーツ熱の高揚により日光紫外線の被射の機会が多
く、加えて西洋食偏重の食生活定着化に伴う過剰な脂肪
分の摂取により体内過酸化脂質が増加するなど、肌のシ
ミやクスミ、しわ、肌のたるみ、肌荒れ、老化、そして
アレルギー発生の原因となる外的環境が普遍化してい
る。このような状況下における化粧料の役割はますます
大きくなりつつあり、様々な原因によって起こる肌のシ
ミ、クスミ、しわ、肌荒れ、皮膚アレルギー発症などの
防止、改善に十分答えうる美肌用化粧料組成物の提起が
待たれるところである。
【０００３】
【従来の技術】従来、多くの植物成分が美肌、整肌のた
めの化粧料成分として用いられてきた。そのなかに、古
くから黒砂糖を利用したいわゆる黒砂糖石鹸がある。し
かし、これは製造の段階で黒砂糖中の砂糖成分が析出し
て、使用する時ざらざらして感じが悪く、またその美肌
効果も必ずしも十分なものではなかった。
めの化粧料成分として用いられてきた。そのなかに、古
くから黒砂糖を利用したいわゆる黒砂糖石鹸がある。し
かし、これは製造の段階で黒砂糖中の砂糖成分が析出し
て、使用する時ざらざらして感じが悪く、またその美肌
効果も必ずしも十分なものではなかった。
【０００４】皮膚は皮脂腺より皮脂を、汗腺より汗を常
に分泌し、新陳代謝により皮膚角質を常に更新してい
る。しかし過剰なる皮脂分泌は、古い老化角質を長期に
わたり皮膚面の汚物として汗腺や肌面に残し、化粧のり
を悪くし、時に脂漏症やニキビなどの原因となり肌を損
傷する。従来、このような古い老化角質除去のために、
サルチル酸、硫黄、尿素などの角質溶剤乃至は石鹸、ア
ルカリ性物質が用いられてきたが、これらのものは皮膚
に対する刺激性が強く、安全性が強く求められる化粧品
素材としては適切でないという難点があった。
に分泌し、新陳代謝により皮膚角質を常に更新してい
る。しかし過剰なる皮脂分泌は、古い老化角質を長期に
わたり皮膚面の汚物として汗腺や肌面に残し、化粧のり
を悪くし、時に脂漏症やニキビなどの原因となり肌を損
傷する。従来、このような古い老化角質除去のために、
サルチル酸、硫黄、尿素などの角質溶剤乃至は石鹸、ア
ルカリ性物質が用いられてきたが、これらのものは皮膚
に対する刺激性が強く、安全性が強く求められる化粧品
素材としては適切でないという難点があった。
【０００５】また、近来社会生活が変化するに従って、
アトピー性皮膚炎等のアレルギー症を訴える人々が多く
なり、特に顔面部に生じたアレルギー性湿疹症状は化粧
年齢における女性を悩ます最大の要因となっている。一
般にアレルギーは、アレルゲンとの反応で、マスト細胞
からＳＲＳ−Ａ、ヒスタミン、ブラディキニンなどの化
学伝達物質が放出され、これらの物質が周囲の組織を損
傷して生じる生体反応と解されている。従って、これら
の化学伝達物質の発生を何らかのかたちで抑えればアレ
ルギーの発症は防ぐことができる。これら化学伝達物質
のうちヒスタミン、ブラディキニンについてはその発生
を抑制する方法が既に公知であるが、ＳＲＳ−Ａについ
ては未だ十分の抑制効果を期待できるものがなかった。
アトピー性皮膚炎等のアレルギー症を訴える人々が多く
なり、特に顔面部に生じたアレルギー性湿疹症状は化粧
年齢における女性を悩ます最大の要因となっている。一
般にアレルギーは、アレルゲンとの反応で、マスト細胞
からＳＲＳ−Ａ、ヒスタミン、ブラディキニンなどの化
学伝達物質が放出され、これらの物質が周囲の組織を損
傷して生じる生体反応と解されている。従って、これら
の化学伝達物質の発生を何らかのかたちで抑えればアレ
ルギーの発症は防ぐことができる。これら化学伝達物質
のうちヒスタミン、ブラディキニンについてはその発生
を抑制する方法が既に公知であるが、ＳＲＳ−Ａについ
ては未だ十分の抑制効果を期待できるものがなかった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の事情に鑑み本発明
者は、前記黒砂糖の有効成分は何なのか、そしてそれを
化粧料として適切なものとして利用するにはいかにすれ
ばよいか、鋭意研究を重ねたところ、黒砂糖のなかの有
効成分が黒砂糖中の色素成分であり、化学的にそれがフ
ェニールグルコース類（更に詳しくは３，４−ジメトキ
シフェニール−Ｏ−Ｄ−グルコースまたは３，４，６−
トリメトキシフェニールからなる化合物）であることを
見いだした（以降この物質を特定黒砂糖抽出物（黒糖オ
リゴ）と称する）。同時にこの物質は、例えば次の方法
によって黒砂糖から抽出できることを見いだした。
者は、前記黒砂糖の有効成分は何なのか、そしてそれを
化粧料として適切なものとして利用するにはいかにすれ
ばよいか、鋭意研究を重ねたところ、黒砂糖のなかの有
効成分が黒砂糖中の色素成分であり、化学的にそれがフ
ェニールグルコース類（更に詳しくは３，４−ジメトキ
シフェニール−Ｏ−Ｄ−グルコースまたは３，４，６−
トリメトキシフェニールからなる化合物）であることを
見いだした（以降この物質を特定黒砂糖抽出物（黒糖オ
リゴ）と称する）。同時にこの物質は、例えば次の方法
によって黒砂糖から抽出できることを見いだした。
【０００７】１．粗糖（黒砂糖）を水に溶解し、吸着剤
で処理する。ここで用いる吸着剤としては、巨大網状構
造で、多孔質の架橋されたポリスチレン系樹脂吸着剤、
例えばアンバーライトＸＡＤ−１などが好適である。 ２．吸着剤を水洗いして砂糖分を除き、色素成分だけが
吸着されている状態にする。 ３．次に、吸着剤から色素成分を脱離させるが、それに
はアルコール濃度２０％以上の含水アルコールによって
行うのが望ましい。具体的に例えば約２０〜３０％エタ
ノールで大半の色素成分を溶離し、その後約９５％エタ
ノールで完全溶離せしめる。 ４．溶離液を減圧下で蒸発乾固し、残留物を６０℃以下
で乾燥して、甘味の全くない褐色粉末として本品を得
る。
で処理する。ここで用いる吸着剤としては、巨大網状構
造で、多孔質の架橋されたポリスチレン系樹脂吸着剤、
例えばアンバーライトＸＡＤ−１などが好適である。 ２．吸着剤を水洗いして砂糖分を除き、色素成分だけが
吸着されている状態にする。 ３．次に、吸着剤から色素成分を脱離させるが、それに
はアルコール濃度２０％以上の含水アルコールによって
行うのが望ましい。具体的に例えば約２０〜３０％エタ
ノールで大半の色素成分を溶離し、その後約９５％エタ
ノールで完全溶離せしめる。 ４．溶離液を減圧下で蒸発乾固し、残留物を６０℃以下
で乾燥して、甘味の全くない褐色粉末として本品を得
る。
【０００８】本発明において、前記老化角質の除去のた
めにパパインが好適に用いられる。パパインはパパイヤ
の未熟な果より得られる乳液に多く含まれる酵素であ
り、蛋白、ペプトンを加水分解する。前記老化角質等、
皮膚面の汚れの原因は分泌される脂肪、蛋白、糖質によ
りなるものであるから、これらを分解するに好適な性質
を持つ蛋白分解酵素パパインによって完全に分解し皮膚
面より消失する。また、パパインは皮膚刺激がなく安全
性に優れているので、この面でも好適である。
めにパパインが好適に用いられる。パパインはパパイヤ
の未熟な果より得られる乳液に多く含まれる酵素であ
り、蛋白、ペプトンを加水分解する。前記老化角質等、
皮膚面の汚れの原因は分泌される脂肪、蛋白、糖質によ
りなるものであるから、これらを分解するに好適な性質
を持つ蛋白分解酵素パパインによって完全に分解し皮膚
面より消失する。また、パパインは皮膚刺激がなく安全
性に優れているので、この面でも好適である。
【０００９】本発明においては敏感肌の老化を防止し、
しわ、たるみを矯正し肌に張りをもたせるために鋭意研
究の結果、ムラサキの抽出物であるシコンエキスがその
効果を持つことを見出しこの発明に至った。
しわ、たるみを矯正し肌に張りをもたせるために鋭意研
究の結果、ムラサキの抽出物であるシコンエキスがその
効果を持つことを見出しこの発明に至った。
【００１０】前記のごとく、アトピー性皮膚炎などのア
レルギー症は、体内化学伝達物質が周囲の組織を損傷し
て生じる生体反応であるが、その化学伝達物質の一つＳ
ＲＳ−Ａはアラキドン酸代謝物の５−ＨＥＴＥを前駆体
とする物質である。従って、この５−ＨＥＴＥの産生を
抑制すれば、多くのアトピー性皮膚炎等のアレルギー症
を防止することができる。本発明者は鋭意研究の結果、
オウゴン（コガネバナ：Ｓｃｕｔｅｌｌａｒｉａ ｂａ
ｉｃａｌｅｎｓｉｓ ＧＥＯＲＧＩ）から抽出された、
バイカリン及び／又はバイカレイン（ｂａｉｃａｋｅｉ
ｎ）を含有する抽出物（以降特定オウゴン抽出物と呼
ぶ）がその効果を有することを突き止め、この発明に至
った。
レルギー症は、体内化学伝達物質が周囲の組織を損傷し
て生じる生体反応であるが、その化学伝達物質の一つＳ
ＲＳ−Ａはアラキドン酸代謝物の５−ＨＥＴＥを前駆体
とする物質である。従って、この５−ＨＥＴＥの産生を
抑制すれば、多くのアトピー性皮膚炎等のアレルギー症
を防止することができる。本発明者は鋭意研究の結果、
オウゴン（コガネバナ：Ｓｃｕｔｅｌｌａｒｉａ ｂａ
ｉｃａｌｅｎｓｉｓ ＧＥＯＲＧＩ）から抽出された、
バイカリン及び／又はバイカレイン（ｂａｉｃａｋｅｉ
ｎ）を含有する抽出物（以降特定オウゴン抽出物と呼
ぶ）がその効果を有することを突き止め、この発明に至
った。
【０００１１】
【発明の構成】本発明における構成成分の一つ黒砂糖抽
出物は、黒砂糖中の色素成分であり、化学的にフェニー
ルグルコース類化合物、更に詳しくは３，４−ジメトキ
シフェニール−Ｏ−Ｄ−グルコースまたは３，４，６−
トリメトキシフェニールからなる化合物である特定黒砂
糖抽出物（黒糖オリゴ）である。また、構成成分の一つ
紫根抽出物はムラサキ（Ｌｉｔｈｏｓｐｅｒｍｕｍ ｅ
ｒｙｔｈｒｏｒｈｉｚｏｎ Ｓｉｅｂｏｌｄ ｅｔ Ｚ
ｕｃｃａｒｉｎｉ）の根から水、「エタノール」、「プ
ロピレングリコール」、「１，３−ブチレングリコー
ル」又はこれらの混液又はこれらの微アルカリ性溶液に
て抽出して得られるシコンエキスであり、もう一つの構
成成分オウゴン抽出物は、シソ科（Ｌａｂｉａｔａｅ）
のオウゴン（コガネバナ：Ｓｃｕｔｅｌｌａｒｉａ ｂ
ａｉｃａｌｅｎｓｉｓ ＧＥＯＲＧＩ）から抽出された
フラボン誘導体のバイカリン（ｂａｉｃａｌｉｎ）及び
／又はバイカレイン（ｂａｉｃａｌｅｉｎ）を含有する
特定オウゴン抽出物である。更に他の構成成分である酵
素は、パパイヤの未熟な果実中の乳液より得られた一種
のプロテアーゼ蛋白分解酵素であり、酵母エキスは、サ
ッカロミセス（Ｓａｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ）に属する酵
母から自己消化又は酸加水分によって得られた液を濃縮
・乾燥した酵母エキス（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ
ｙｅａｓｔ ｅｘｔｒａｃｔ）である。
出物は、黒砂糖中の色素成分であり、化学的にフェニー
ルグルコース類化合物、更に詳しくは３，４−ジメトキ
シフェニール−Ｏ−Ｄ−グルコースまたは３，４，６−
トリメトキシフェニールからなる化合物である特定黒砂
糖抽出物（黒糖オリゴ）である。また、構成成分の一つ
紫根抽出物はムラサキ（Ｌｉｔｈｏｓｐｅｒｍｕｍ ｅ
ｒｙｔｈｒｏｒｈｉｚｏｎ Ｓｉｅｂｏｌｄ ｅｔ Ｚ
ｕｃｃａｒｉｎｉ）の根から水、「エタノール」、「プ
ロピレングリコール」、「１，３−ブチレングリコー
ル」又はこれらの混液又はこれらの微アルカリ性溶液に
て抽出して得られるシコンエキスであり、もう一つの構
成成分オウゴン抽出物は、シソ科（Ｌａｂｉａｔａｅ）
のオウゴン（コガネバナ：Ｓｃｕｔｅｌｌａｒｉａ ｂ
ａｉｃａｌｅｎｓｉｓ ＧＥＯＲＧＩ）から抽出された
フラボン誘導体のバイカリン（ｂａｉｃａｌｉｎ）及び
／又はバイカレイン（ｂａｉｃａｌｅｉｎ）を含有する
特定オウゴン抽出物である。更に他の構成成分である酵
素は、パパイヤの未熟な果実中の乳液より得られた一種
のプロテアーゼ蛋白分解酵素であり、酵母エキスは、サ
ッカロミセス（Ｓａｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ）に属する酵
母から自己消化又は酸加水分によって得られた液を濃縮
・乾燥した酵母エキス（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ
ｙｅａｓｔ ｅｘｔｒａｃｔ）である。
【０００１２】本発明においては、これら４種乃至５種
の構成成分が化粧料組成物として、その構成比がおおよ
そ特定黒砂糖抽出物１、紫根抽出物１，特定オウゴン抽
出物１、パパイン０．５、酵母エキス０．５、又はパパ
イン、酵母エキスについてはそのいずれか一方が１、他
は０の割合で、それぞれ０．０００１〜５％、好ましく
は０．００１〜１．００％の配合率をもって化粧料に配
合される。また、本発明において適用する化粧料として
は、クリーム、化粧水、乳液のほか化粧料としての剤形
如何を問わない。
の構成成分が化粧料組成物として、その構成比がおおよ
そ特定黒砂糖抽出物１、紫根抽出物１，特定オウゴン抽
出物１、パパイン０．５、酵母エキス０．５、又はパパ
イン、酵母エキスについてはそのいずれか一方が１、他
は０の割合で、それぞれ０．０００１〜５％、好ましく
は０．００１〜１．００％の配合率をもって化粧料に配
合される。また、本発明において適用する化粧料として
は、クリーム、化粧水、乳液のほか化粧料としての剤形
如何を問わない。
【００１３】
【発明の効果】このようにして得られた本発明の化粧料
組成物は、肌のシミ・しわ（肌のたるみ）、肌荒れ、に
対して顕著な改善の効果を示すとともに、アレルギー発
症抑制の効果をもち、且つ皮膚細胞への賦活作用によっ
て肌に張りを持たせるなどの効果を有する。。
組成物は、肌のシミ・しわ（肌のたるみ）、肌荒れ、に
対して顕著な改善の効果を示すとともに、アレルギー発
症抑制の効果をもち、且つ皮膚細胞への賦活作用によっ
て肌に張りを持たせるなどの効果を有する。。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の化粧料組成物が化粧科クリー
ムに用いられた場合の実施例を次に示す。ただし、これ
らは単に例示であり、この発明がこれらによって限定さ
れるものではない。
ムに用いられた場合の実施例を次に示す。ただし、これ
らは単に例示であり、この発明がこれらによって限定さ
れるものではない。
【００１５】 実施例１（特定黒砂糖抽出物、紫根抽出物、特定オウゴン抽出物、酵母エキス を１：１：１：１にて配合したクリーム） 特定黒糖抽出物 ０．０１重量％ 紫根抽出物 ０．０１ 特定オウゴン抽出物 ０．０１ 酵母エキス ０．０１ ステアリン酸 ５．００ グリセリン ６．０ ポリオキシエチレンモノラウレート ３．０ １．３−ブチレングリコール １０．００ ラノリン誘導体 ２．０ プロピレングリコール １０．０ 密ロウ ３．０ セタノール ６．０ スクワラン ８．０ 香料 ０．５ 精製水 ４６．４６
【００１６】 実施例２（特定黒砂糖抽出物、紫根抽出物、特定オウゴン抽出物、酵素を１： １：１：１にて配合したクリーム） 特定黒糖抽出物 ０．０１重量％ 紫根抽出物 ０．０１ 特定オウゴン抽出物 ０．０１ 酵素（パパイン） ０．０１ ステアリン酸 ５．００ グリセリン ６．０ ポリオキシエチレンモノラウレート ３．０ １．３−ブチレングリコール １０．００ ラノリン誘導体 ２．０ プロピレングリコール １０．０ 密ロウ ３．０ ヤタノール ６．０ スクワラン ８．０ 香料 ０．５ 精製水 ４６．４６
【０００１７】（実施例の使用効果）日常、肌にシミ、
しわ（肌のたるみ）、肌荒れのある女性２０名を選んで
このクリームを一日２回朝と就寝前に使用してもらい、
１ヶ月後にその効果について調査した。調査結果を表１
及び表２に示す。
しわ（肌のたるみ）、肌荒れのある女性２０名を選んで
このクリームを一日２回朝と就寝前に使用してもらい、
１ヶ月後にその効果について調査した。調査結果を表１
及び表２に示す。
【００１８】評価基準は症状の程度に応じて次の５段階
に分け、改善度は使用前後の評価段階の上昇の程度によ
り判断し、表３及び表４に示した。
に分け、改善度は使用前後の評価段階の上昇の程度によ
り判断し、表３及び表４に示した。
【００１９】（評価基準） シミ ５．顔にはっきりとしたシミが見えその色は濃い。 ４．顔にはっきりとしたシミが見えるが、化粧すれば目
立たない。 ３．顔にシミがあるが、輪郭はそれほどはっきりしな
い。 ２．顔にシミがあるがよく見ないとわからない。 １．顔のシミはほとんど分からない。 しわ（肌のたるみ） ５．肌の大部分がたるんで、しわが広がってはっきりと
見える。 ４．顔のところどころに、はっきりとしたしわが見え
る。 ３．顔のところどころに小ジワが残って気がかり。 ２．顔のところどころに小ジワがあるが、よく見ないと
わからない。 １．顔にしわはほとんど見えない。 肌荒れ ５．皮膚の色がくらく沈んだように見えて化粧がのらな
い。 ４．皮膚につやがなくて化粧のりもあまりよくない。 ３．皮膚のつやは特に良くも悪くもない。 ２．皮膚の色つやも化粧のりもよくなってきた。 １．皮膚にはりがみえ、顔の色が明るくなり化粧のりも
よく、よくのびる。
立たない。 ３．顔にシミがあるが、輪郭はそれほどはっきりしな
い。 ２．顔にシミがあるがよく見ないとわからない。 １．顔のシミはほとんど分からない。 しわ（肌のたるみ） ５．肌の大部分がたるんで、しわが広がってはっきりと
見える。 ４．顔のところどころに、はっきりとしたしわが見え
る。 ３．顔のところどころに小ジワが残って気がかり。 ２．顔のところどころに小ジワがあるが、よく見ないと
わからない。 １．顔にしわはほとんど見えない。 肌荒れ ５．皮膚の色がくらく沈んだように見えて化粧がのらな
い。 ４．皮膚につやがなくて化粧のりもあまりよくない。 ３．皮膚のつやは特に良くも悪くもない。 ２．皮膚の色つやも化粧のりもよくなってきた。 １．皮膚にはりがみえ、顔の色が明るくなり化粧のりも
よく、よくのびる。
【００２０】
【試験例】本発明のアレルギー症発症抑制に対する効果
を明確にするため、次にその試験例を記載し、その試験
結果を表５．乃至表６．に示す。 （試験例）ウイスター系♂ラットを使用し、このラット
腹腔内多核白血球をＨＥＰＳ−生食緩衝液（ｐＨ７．
４）で洗浄し、同緩衝液に懸濁、超音波処理を行ったも
のをアラキドン酸代謝の酸素液として用いた。この血小
板ポモジネイトとバイカレリン（ｂａｉｃａｌｉｎ）及
びバイカレイン（ｂａｉｃａｌｅｉｎ）とのサンプルを
それぞれ表に示すように種々に調整し、３７℃５分間保
温した。その後〔１−１４Ｃ〕アラキドン酸（０．０５
μＣｉ）を加え、５分間インキュベイトした。終了後、
反応をギ酸で止め（ｐＨ３）、アラキドン酸代謝産物を
酢酸エチルで抽出し、シリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー（ＴＬＣ）で分離して定量した。（展開液：石油エー
テル：エーテル：酢酸＝５０：５０：１、Ｖ／Ｖ、ＴＬ
Ｃはメルク５７４８）。放射活性物質はオートラジオグ
ラフィーで検出し、そのスポットを切り取り、放射活性
を液体シンチレーションカウンターで定量した。なお、
表５，乃至表６に示す１２−ハイドロキシヘプタデカト
リエン酸（ＨＨＴ）はシクロオキシゲナーゼを経て代謝
されるが、他の一つはリポキシゲナーゼを経て代謝され
る５−ハイドロキシエイコサテトラエン酸（５−ＨＥＴ
Ｅ）である。ＨＨＴは既知のＨＨＴとの比較により同定
し、５−ＨＥＴＥはＧＣ−ＭＳにより同定した。
を明確にするため、次にその試験例を記載し、その試験
結果を表５．乃至表６．に示す。 （試験例）ウイスター系♂ラットを使用し、このラット
腹腔内多核白血球をＨＥＰＳ−生食緩衝液（ｐＨ７．
４）で洗浄し、同緩衝液に懸濁、超音波処理を行ったも
のをアラキドン酸代謝の酸素液として用いた。この血小
板ポモジネイトとバイカレリン（ｂａｉｃａｌｉｎ）及
びバイカレイン（ｂａｉｃａｌｅｉｎ）とのサンプルを
それぞれ表に示すように種々に調整し、３７℃５分間保
温した。その後〔１−１４Ｃ〕アラキドン酸（０．０５
μＣｉ）を加え、５分間インキュベイトした。終了後、
反応をギ酸で止め（ｐＨ３）、アラキドン酸代謝産物を
酢酸エチルで抽出し、シリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー（ＴＬＣ）で分離して定量した。（展開液：石油エー
テル：エーテル：酢酸＝５０：５０：１、Ｖ／Ｖ、ＴＬ
Ｃはメルク５７４８）。放射活性物質はオートラジオグ
ラフィーで検出し、そのスポットを切り取り、放射活性
を液体シンチレーションカウンターで定量した。なお、
表５，乃至表６に示す１２−ハイドロキシヘプタデカト
リエン酸（ＨＨＴ）はシクロオキシゲナーゼを経て代謝
されるが、他の一つはリポキシゲナーゼを経て代謝され
る５−ハイドロキシエイコサテトラエン酸（５−ＨＥＴ
Ｅ）である。ＨＨＴは既知のＨＨＴとの比較により同定
し、５−ＨＥＴＥはＧＣ−ＭＳにより同定した。
【００２１】
【実施例及び試験例における発明の効果】以上の実施例
及び試験例でも明らかなごとく、本発明による特定黒砂
糖抽出物と紫根抽出物、特定オウゴン抽出物、酵素及び
／又は酵母エキスを必須成分として配合した化粧料組成
物は、肌のシミやクスミ、しわ、肌荒れ等の改善に顕著
な効果を奏するとともに、アレルギー発症抑制の効果及
び皮膚細胞を賦活し肌に張りをもたせる効果を有するも
のである。
及び試験例でも明らかなごとく、本発明による特定黒砂
糖抽出物と紫根抽出物、特定オウゴン抽出物、酵素及び
／又は酵母エキスを必須成分として配合した化粧料組成
物は、肌のシミやクスミ、しわ、肌荒れ等の改善に顕著
な効果を奏するとともに、アレルギー発症抑制の効果及
び皮膚細胞を賦活し肌に張りをもたせる効果を有するも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｋ 38/43 Ａ６１Ｋ 37/48
Claims (2)
- 【請求項１】黒砂糖抽出物、紫根抽出物、オウゴン抽出
物、酵素及び／又は酵母を必須成分として含有してなる
化粧料組成物。 - 【請求項２】前記黒砂糖抽出物がフェニールグルコース
類化合物である特定黒砂糖抽出物（黒糖オリゴ）であ
り、前記紫根抽出物がムラサキ（Ｌｉｔｈｏｓｐｅｒｍ
ｕｍｅｒｙｔｈｒｏｒｈｉｚｏｎ Ｓｉｅｂｏｌｄ ｅ
ｔ Ｚｕｃｃａｒｉｎｉ）の根から抽出したシコンエキ
スであり、前記オウゴン抽出物がオウゴン（コガネバ
ナ：ｃｕｔｅｌｌａｒｉａ ｂａｉｃａｌｅｎｓｉｓ
ＧＥＯＲＧＩ）から抽出されたバイカリン（ｂａｉｃａ
ｌｉｎ）及び／又はバイカレイン（ｂａｉｃａｌｅｉ
ｎ）を含有する特定オウゴン抽出物であり、前記酵素が
蛋白分解酵素パパイン（Ｐａｐａｉｎ）であり、前記酵
母エキスがサッカロミセス（Ｓａｃｈａｒｏｍｙｃｅ
ｓ）を基源とする加水分解酵母エキス（Ｓａｃｃｈａｒ
ｏｍｙｃｅｓ ｙｅａｓｔ ｅｘｔｒａｃｔ）であるこ
とを特長とする請求項１記載の化粧料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9122783A JPH10287528A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9122783A JPH10287528A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 化粧料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10287528A true JPH10287528A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14844509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9122783A Pending JPH10287528A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 化粧料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10287528A (ja) |
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1997
- 1997-04-07 JP JP9122783A patent/JPH10287528A/ja active Pending
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