JPH10287168A - カップホルダ - Google Patents

カップホルダ

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JPH10287168A
JPH10287168A JP10029997A JP10029997A JPH10287168A JP H10287168 A JPH10287168 A JP H10287168A JP 10029997 A JP10029997 A JP 10029997A JP 10029997 A JP10029997 A JP 10029997A JP H10287168 A JPH10287168 A JP H10287168A
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茂 藪谷
Tadahiro Tsunekawa
忠弘 恒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】壁面の下方の位置に引き出し部を設けても容器
を容易に出入でき、かつ確実に容器を保持できるように
する。 【解決手段】腕部3により容器保持部材5が引き出し部
2より上方に揺動するようにし、腕部3と係合して腕部
3が起き上がった状態を保持する係止部材4と、係止部
材4と腕部3との係合を解除する解除機構12とを有す
る。係止部材4により腕部3が下方へ揺動するのが規制
されるため容器を保持することができ、収納時には解除
機構12により腕部3の下方への揺動が許容されて収納
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のセンター
クラスタやコンソールボックスなどに出入自在に設けら
れた引き出し型のカップホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車室内での飲食時に飲料の入ったカ
ップや缶などの容器を載置するために、従来より各種の
カップホルダが利用されている。中でも、使用時に引き
出して使用する引き出し型のカップホルダは、不使用時
には車室内に突出しないので車室空間を広く使用するこ
とができ、邪魔にもならないので特に好ましいものであ
る。
【0003】例えば実公平4−10112号公報などに
記載されているように、板状の引き出し部に単に貫通孔
を設けただけのカップホルダが知られている。このカッ
プホルダでは、貫通孔の径を紙コップなど円錐台形状の
容器の最大径と最小径の間に設定することで、貫通孔内
に容器を保持することができる。また貫通孔の径を可変
とし、種々の大きさの紙コップを保持できるようにした
ものも知られている。
【0004】しかしこのようなカップホルダでは、缶ジ
ュースなど断面積が一定の円筒形状の容器を保持するこ
とは困難である。車室内で缶ジュースなども保持できる
ようにするには、容器の外周を保持するとともに、底部
も支持する必要がある。そこで実開昭63−11913
4号公報などには、センタークラスタなどの壁面から引
き出したときに、容器の底部を支持する容器支持部材が
自重で揺動して下降し、容器支持部材とその上部に設け
られた容器保持部材とともに容器を保持するカップホル
ダが開示されている。
【0005】このカップホルダでは、容器保持部材が引
き出し部とされ、その引き出し部に容器支持部材が揺動
自在に保持されている。そして引き出し部を引き出した
状態で容器支持部材が下降して容器保持部材の下方に位
置し、容器保持部材が容器の外周部を保持するとともに
容器支持部材が容器の底部を支持することで容器を保持
することが可能となる。また収納時には、容器支持部材
が上昇して略水平な状態となり、容器保持部材とともに
壁面に収納することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが容器支持部材
が引き出し部から下降する形式のカップホルダでは、必
然的に容器の底部は引き出し部より下方の位置となる。
したがって引き出し部を低い位置に設けた場合には、保
持される容器の位置がますます低い位置となり、容器の
出し入れが不便となる。また、自動車のセンタークラス
タなどには各種機能部品が多く搭載されているため、上
部にカップホルダを設けると引き出した時に各種機能部
品の操作が困難となる場合が多い。
【0007】引き出し部を下方の位置とするとともに保
持された容器の位置をできるだけ高くするには、引き出
し部を容器の底を支持する容器支持部材とし、引き出し
部に容器保持部材を揺動可能に保持させて、使用時に容
器保持部材が引き出し部から起き上がるように構成する
ことが考えられる。しかしながら容器保持部材が引き出
し部から揺動して起き上がるように構成しただけでは、
例えば容器を容器保持部材に保持させようとして誤って
容器の底で容器保持部材を下方へ押す場合がある。する
と容器保持部材が下降するため、保持されたと誤認して
手を離すと、容器が倒れて飲料がこぼれるという不具合
がある。
【0008】このような不具合を回避するためには、容
器保持部材を揺動しにくくし、容器の底で押されても反
力が知覚できるようにすればよい。しかしこの場合に
は、収納時にも揺動しにくくなるため収納が困難とな
る。そこで、使用時には容器保持部材が引き出し部から
起きあがってその状態が保持され、収納時には容器保持
部材の揺動を容易として収納を容易とすることが望まし
い。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、下方の位置に引き出し部を設けても容器を
容易に出し入れでき、かつ確実に容器を保持できるよう
にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明のカップホルダの特徴は、壁面に設けられた収
納部から出入自在な板状の引き出し部と、引き出し部に
一端が揺動自在に保持された腕部と、腕部の他端に揺動
自在に保持された容器保持部材と、腕部を該引き出し部
から起き上がる方向へ付勢する付勢部材と、収納部に設
けられ腕部を付勢部材の付勢力に抗して押圧する押圧部
とよりなり、使用時には引き出し部を壁面から引き出し
たときに付勢部材により腕部が起き上がって容器保持部
材を略水平に保持し容器保持部材で容器の外周面を保持
するとともに引き出し部で容器の底部を保持し、収納時
には押圧部の押圧により腕部及び容器保持部材を引き出
し部と略平行な状態として収納するカップホルダであっ
て、引き出し部に保持され引き出し部を収納部から引き
出したときに腕部と係合して腕部が起き上がった状態を
保持する係止部材と、引き出し部を収納部に収納すると
きに係止部材と腕部との係合を解除する解除機構とを有
することにある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のカップホルダでは、収納
部から引き出し部を引き出すと、付勢部材の付勢力によ
り腕部が起きあがり、容器保持部材が引き出し部の上方
で略水平となる。そして係止部材が腕部と係合してその
状態が保持される。したがって誤って容器の底で容器保
持部材を下方へ押圧したとしても、腕部の揺動が生じな
いので腕部からの反力が容器保持部材を介して知覚さ
れ、誤りを正して容器を正確に容器保持部材に保持させ
ることができる。
【0012】そして使用後にカップホルダを収納部に収
納する際には、解除機構により係止部材と腕部との係合
が解除されるため、腕部の揺動が可能となり腕部と容器
保持部材とを略水平な状態とすることができる。これに
より腕部及び容器保持部材は、引き出し部とともに収納
部に収納することができる。係止部材及び解除機構とし
ては、腕部が引き出し部から起き上がった状態で係止で
き、かつその係止状態を解除できるものであれば用いる
ことができる。例えば手動あるいは引き出し部の移動に
つれて自動的に揺動して腕部の一端部と係合及び非係合
の状態を取りうるカム状のもの、あるいは引き出し部の
移動につれて出没して腕部と係合・非係合する爪状のも
のなどが例示される。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 (実施例1)図1〜図5に本発明の一実施例のカップホ
ルダを示す。このカップホルダは、自動車のセンターク
ラスタに設けられ、使用時にはセンタークラスタから引
き出し、不使用時にはセンタークラスタ内に収納され
る。
【0014】このカップホルダは、図1に示すように、
ケース1と、ケース1に出入自在な引き出し部2とから
構成されている。ケース1は一端に開口10を有し、引
き出し部2は開口10から出入される。またケース10
の上面は大部分が貫通孔11とされ、開口10の近傍に
板状の橋部12が一定幅で左右両端を繋いで架設されて
いる。
【0015】引き出し部2は先端に開口10とほぼ同一
形状の蓋部20をもち、中間部分に一対の腕部3と一対
の係止部材4が揺動自在に枢支されている。そして一対
の腕部3の先端は、それぞれ容器保持部材5に揺動自在
に枢支されている。一対の腕部3は、図2〜4に示すよ
うに、それぞれ一端が引き出し部2の凸部21に引き出
し部2の幅方向に枢支され、上下方向に揺動可能となっ
ている。一方の腕部3の枢支軸30には一端が引き出し
部2に係止され他端が腕部3に係止されたスプリング3
1が配置されて、腕部3はスプリング31により他端が
引き出し部2から離れる方向へ付勢されている。また腕
部3の引き出し部2に枢支された一端からは、係止突起
32が延設されている。なお一対の腕部3の他端は、後
述するように容器保持部材5の基部50にそれぞれ枢支
されているため、一対の腕部3は互いに同期して揺動す
るように構成されている。
【0016】一対の腕部3の枢支軸30から僅かに離間
した後方には、それぞれ係止部材4が揺動自在に枢支さ
れている。この係止部材4は、腕部3に対向して前方に
延びる前方係止部40と、前方係止部40に対して18
0度反対側へ延び先端が略直角に曲折して上方へ延びる
後方係止部41とからなり、前方係止部40と後方係止
部41の中間が引き出し部2の底面から立設された壁部
22に枢支されている。したがって前方係止部40及び
後方係止部41は、それぞれ上下方向に互いに逆方向へ
揺動可能となっている。またその枢支軸42には図示し
ないスプリングが配置され、このスプリングにより前方
係止部41は下方へ向かい、後方係止部41は上方へ向
かうように、図2における時計回りに付勢されている。
【0017】この係止部材4では、引き出し部2がケー
ス1から引き出され後方係止部41が橋部12の後端に
当接すると、略直角に曲折した先端が橋部12により押
圧され後方係止部41はスプリングの付勢力に抗して下
方へ揺動する。そして引き出し部2をさらに引き出すこ
とにより、後方係止部41は先端が橋部12の下面に当
接し、上方への揺動が規制される。これにともなって、
前方係止部40が上方へ向かって揺動し、後方係止部4
1の先端が橋部12の下面に当接したときに下方への揺
動が規制される。
【0018】この状態において、引き出し部2から離れ
る方向へ揺動して起き上がった状態の腕部3の係止突起
32に前方係止部40の先端面が当接するように構成さ
れている。またこのとき、係止突起32は同時に引き出
し部2の底面にも当接する。したがって係止突起32
は、引き出し部2と前方係止部40との間に挟持された
状態となり、腕部3は引き出し部2から離れる方向及び
引き出し部2に近付く方向の両方向の揺動が規制され
る。
【0019】腕部3の他端は、容器保持部材5に揺動自
在に枢支されている。この容器保持部材5は、図1及び
図4に示すように基部50と、基部50から一体的に延
びる右円弧部51及び左円弧部52と、基部50に揺動
自在に枢支された円弧状の右可動部53及び左可動部5
4とから構成されている。右可動部53及び左可動部5
4の枢支軸55にはそれぞれスプリング56が配置さ
れ、右可動部53及び左可動部54はスプリング56に
よりそれぞれ右円弧部51及び左円弧部52から離れる
方向、つまり外側へ付勢されている。
【0020】右可動部53及び左可動部54にはそれぞ
れ外側表面に凸部57が形成され、凸部57が基部50
に当接することで右円弧部51及び左円弧部52から離
れる方向(外側)への揺動が規制される。また右可動部
53及び左可動部54には、枢支軸55から反対側へ延
びる突起58がそれぞれ形成され、突起58が基部50
に当接することで右円弧部51及び左円弧部52に近付
く方向(内側)への揺動が規制される。
【0021】なお、右円弧部51と右可動部53の一組
と、左円弧部52と左可動部54の一組とでそれぞれ略
真円形状のホルダ空間59が形成され、そのホルダ空間
59にそれぞれ容器を保持することができる。そして一
対の腕部3の他端は、図4に示すように容器保持部材5
の基部50にそれぞれ枢支されている。そしてその枢支
軸33にはスプリング34が配置され、スプリング34
により容器保持部材5は先端が下方へ揺動するように付
勢されている。そして図示しない基部50の所定表面と
腕部3の所定表面との当接により、容器保持部材5の下
方へのさらなる揺動が規制され、図2に示す使用状態で
ホルダ空間59を有する平面が略水平方向となるように
構成されている。
【0022】なおケース1には、図示しない引き出し部
2のプッシュ・ロック・オープン機構と、引き出し部2
を開口10から出る方向へ付勢する付勢部材とが設けら
れている。上記のように構成された本実施例のカップホ
ルダでは、ケース1がセンタークラスタ内に配置され、
開口10のみが表出するように固定される。そしてケー
ス1内に引き出し部2が収納され、収納状態では蓋部2
0が開口10を閉じている。
【0023】引き出し部2の収納状態では、図5に示す
ように腕部3及び容器保持部材5はともに略水平状態と
なって収納されている。腕部3及び容器保持部材5はそ
れぞれスプリング31及びスプリング34による付勢力
が蓄えられているものの、容器保持部材5の先端がケー
ス1の橋部12に当接することによって揺動が規制され
ているため、貫通孔11から腕部3又は容器保持部材5
が突出するのが規制されている。
【0024】また係止部材4は、前方係止部40が引き
出し部2の底面に当接することで揺動が規制され、後方
係止部41の先端は貫通孔11に突出している。さら
に、容器保持部材5の右可動部53及び左可動部54
は、ケース1の左右内壁に当接することによってそれぞ
れ内側へ揺動した状態となっている。カップホルダを使
用する際には、蓋部20を指で押すことにより図示しな
いプッシュ・ロック・オープン機構のロックが外れ、図
示しない付勢部材の付勢力により引き出し部2が自動的
に所定長さだけ開口10から進出する。そして引き出し
部2をさらに引き出すと、橋部12が容器保持部材5を
越えた時点から、スプリング31の付勢により腕部3と
容器保持部材5が徐々に上方へ揺動し、容器保持部材5
はスプリング34の付勢により腕部3に対して所定角度
まで揺動する。また、右可動部53及び左可動部54が
それぞれ外側へ揺動してホルダ空間59を形成する。
【0025】そして係止部材4の後方係止部41の先端
が橋部12の後端に当接すると、後方係止部41は図示
しないスプリングの付勢力に抗して下方へ揺動し、図2
に示すように後方係止部4の端面が橋部12の下面に当
接した状態となる。このとき腕部3は引き出し部2から
起き上がった状態となっており、係止突起32の一表面
が引き出し部2の底面に当接している。したがって係止
部材3の前方係止部40の先端面が係止突起32の他の
表面に当接することで、係止突起32は係止部材4と引
き出し部2とで挟持された状態となり、腕部材3は上下
両方向の揺動が規制される。
【0026】その状態では、容器保持部材3のホルダ空
間59は略水平となり、引き出し部2の底面から離間し
た上方に位置している。したがってホルダ空間59に容
器を入れることで、右円弧部51と右可動部53の一組
と、左円弧部52と左可動部54の一組とにそれぞれ容
器の外周部が保持される。また引き出し部2の底面で容
器の底が支持される。
【0027】また腕部3は上下両方向の揺動が規制さ
れ、かつ容器保持部材5は下方向の揺動が規制されてい
るため、誤って容器の底で容器保持部材5や腕部3を下
方へ押圧したとしても揺動が生じず反力が伝わる。した
がって誤りを知覚することができ、ホルダ空間59に正
しく容器を入れることができるので、誤認による飲料の
こぼれを防止することができる。
【0028】さらに本実施例では、右可動部53及び左
可動部54が外側へ揺動してホルダ空間を構成すること
とし、引き出し部2の幅以上に右可動部53及び左可動
部54を広げる構成としている。したがって使用時には
径の大きな容器でも保持することができ、広い面積で使
用することができる。一方、収納時には右可動部53及
び左可動部54が互いに内側へ揺動して収納されるた
め、収納スペースを小さくすることができる。
【0029】そして引き出し部2を収納する際には、引
き出し部2を開口10内に押し込む。すると先ず係止部
材4の後方係止部41先端が貫通孔11内に突出するこ
とで橋部12との当接が解除され、図示しないスプリン
グの付勢により前方係止部40が下方へ揺動する。これ
により係止突起32との係合が解除され、腕部3の下方
への揺動が可能となる。
【0030】引き出し部2をさらに押し込むと、橋部1
2の先端が腕部3に当接し、腕部3は橋部12からの押
圧により徐々に下方へ揺動する。そして容器保持部材5
の先端が引き出し部2の底面に当接すると、容器保持部
材5はスプリング34の付勢力に抗して上方へ揺動し、
腕部3とともに徐々に略水平状態となる。またこのとき
右可動部53及び左可動部54は、ケース1の開口10
端面及びケース1の左右内壁から押圧されることにより
スプリング56の付勢力に抗して徐々に内側へ揺動す
る。そして図示しないプッシュ・ロック・オープン機構
のロックが行われ、図5に示す収納状態となる。
【0031】すなわち本実施例のカップホルダでは、ケ
ース1が請求項1にいう収納部を構成し、スプリング3
1が付勢部材を構成し、橋部12の主として先端面が押
圧部を構成し、橋部12及び貫通孔11が解除機構を構
成している。 (実施例2)図6及び図7に第2の実施例のカップホル
ダの要部断面図を示す。このカップホルダでは、腕部3
の係止突起32の先端に係止爪35をもち、係止部材4
の後方係止部41の先端には係止爪35と係合する爪部
42が形成されている。また前方係止部40の下面表面
は円弧状に形成され、引き出し部2の底面に設けられた
スリット23から下方へ突出可能とされている。他の構
成は実施例1と同様である。
【0032】このカップホルダでは、図6に示す収納状
態では前方係止部40がケース1と干渉して上方へ揺動
し、爪部42と係止爪35との係合が外れて腕部3の下
方への揺動が許容され、腕部3は水平となって収納され
ている。次に引き出し部2を引き出すと、スリット23
がケース1の開口10から出た時点で係止部材4が図示
しないスプリングの付勢により揺動し、前方係止部40
が下方へ揺動する。また後方係止部41が上方へ揺動
し、爪部42と係止爪35とが係合する。これにより腕
部3の下方への揺動が規制され、容器保持部材5が略水
平に保持される。
【0033】そして引き出し部2をケース1に押し込む
と、ケース1の開口10の端面が前方係止部40と当接
し、前方係止部40が上方へ揺動するとともに後方係止
部41が下方へ揺動し、図7に示すように爪部42と係
止爪35との係合が外れて腕部3の下方への揺動が許容
される。これにより引き出し部2をケース1内に収納す
ることができる。
【0034】すなわち本実施例のカップホルダでは、ケ
ース1が請求項1にいう収納部を構成し、スプリング3
1が付勢部材を構成し、ケース1の主として先端面が押
圧部を構成し、前方係止部40及びケース1の先端面が
解除機構を構成している。
【0035】
【発明の効果】すなわち本発明のカップホルダによれ
ば、容器保持部材が上方へ揺動して容器の外周表面を保
持するため、引き出し部を低い位置に設けてもカップホ
ルダとしての使用が可能となる。したがって設ける位置
の自由度が格段に向上する。さらに、使用時には係止部
材が腕部の揺動を規制して腕部が起き上がった状態が保
持されるため、誤って容器の底で容器保持部材や腕部を
下方へ押圧したとしても誤りを知覚することができ、誤
った載置により飲料が容器からこぼれるのを確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカップホルダの要部斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例のカップホルダの使用状態の
要部断面図である。
【図3】本発明の一実施例のカップホルダの引き出し部
の断面図である。
【図4】本発明の一実施例のカップホルダの容器保持部
材と腕部の要部平面図である。
【図5】本発明の一実施例のカップホルダの収納状態の
要部断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例のカップホルダの収納状
態の要部断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例のカップホルダの使用状
態の要部断面図である。
【符号の説明】
1:ケース 2:引き出し部
3:腕部 4:係止部材 5:容器保持部材 1
0:開口 11:貫通孔 12:橋部 3
1:スプリング 32:係止突起 40:前方係止部 4
1:後方係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に設けられた収納部から出入自在な
    板状の引き出し部と、該引き出し部に一端が揺動自在に
    保持された腕部と、該腕部の他端に揺動自在に保持され
    た容器保持部材と、該腕部を該引き出し部から起き上が
    る方向へ付勢する付勢部材と、該収納部に設けられ該腕
    部を該付勢部材の付勢力に抗して押圧する押圧部とより
    なり、使用時には該引き出し部を該壁面から引き出した
    ときに該付勢部材により該腕部が起き上がって該容器保
    持部材を略水平に保持し該容器保持部材で容器の外周面
    を保持するとともに該引き出し部で該容器の底部を保持
    し、収納時には該押圧部の押圧により該腕部及び該容器
    保持部材を該引き出し部と略平行な状態として収納する
    カップホルダであって、 前記引き出し部に保持され前記引き出し部を前記収納部
    から引き出したときに前記腕部と係合して前記腕部が起
    き上がった状態を保持する係止部材と、前記引き出し部
    を前記収納部に収納するときに該係止部材と前記腕部と
    の係合を解除する解除機構とを有することを特徴とする
    カップホルダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004035347A1 (de) * 2002-10-11 2004-04-29 Sego Gmbh Becher- oder flaschenhalteranordnung insbesondere für ein kraftfahrzeug

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004035347A1 (de) * 2002-10-11 2004-04-29 Sego Gmbh Becher- oder flaschenhalteranordnung insbesondere für ein kraftfahrzeug

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