JPH1028691A - 圧排子 - Google Patents

圧排子

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JPH1028691A
JPH1028691A JP8189411A JP18941196A JPH1028691A JP H1028691 A JPH1028691 A JP H1028691A JP 8189411 A JP8189411 A JP 8189411A JP 18941196 A JP18941196 A JP 18941196A JP H1028691 A JPH1028691 A JP H1028691A
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JP
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shape
exclusion
hollow sheath
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rod
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Withdrawn
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JP8189411A
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English (en)
Inventor
Ryuta Sekine
竜太 関根
Yasuo Hirata
康夫 平田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、中空シースから圧排用部材が突没を
繰り返しても圧排部の開き幅が狭くなることがなく、し
かも、圧排部の剛性を高める圧排子を提供することを目
的とする。 【解決手段】本発明は、外套管5と、この外套管5内に
進退自在に挿通された内管6と、この内管6の先端に設
けられた少なくともその一部が生体温度において擬弾性
あるいは超弾性を示す形状記憶合金製の管状部材から形
成され、前記中空シース内においてはその中空シース内
に収納され得る第1の形状を呈し、前記中空シースから
突き出した状態では略平面状に広がった第2の形状を呈
する圧排部12を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡下外科手術に
おいて体内臓器の処置または臓器の観察を助けるために
体内臓器を圧排するために用いる圧排子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野において経皮的に体腔内
へアプローチし、内視鏡下で胆嚢や脾臓の摘出または肺
の部分切除等を行う内視鏡下外科手術が広く行われるよ
うになった。内視鏡下外科手術において、胆嚢や脾臓等
へのアプローチは肝臓や胃等の臓器を横に寄せながらア
クセスする必要がある。
【0003】従来、このための補助具が特開昭62−2
27345号公報において提案されている。これは、複
数の線状部材を中空シース内に突没自在に設け、体腔内
に挿入するときには複数の線状部材を中空シース内に直
線状態で収納しておき、体腔内で使用するときには複数
の線状部材を中空シースの先端から突き出し、各線状部
材を略扇状に広げるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)前述した特開昭62−227345号公報に
おける補助具は、体腔内で中空シースの先端から複数本
の線状部材を扇状に突出させて、これらの線状部材によ
り腹腔内の臓器を持ち上げるようにしている。しかし、
線状部材の腰が弱いことから一般に圧排性能が低い。さ
らに、線状部材の腰が弱いことから、中空シースへの突
没を繰り返しているうちに扇状に開く線状部材の開き幅
が徐々に狭くなってしまい、十分に臓器を動かすことが
できず、圧排作業の操作性が悪くなるという不具合があ
った。
【0005】(目的)本発明は前記事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、中空シースから圧
排用部材の突没を繰り返しても圧排部の開き幅が狭くな
ることがなく、しかも、圧排部の剛性を高めることによ
り、その圧排性能、および圧排作業の操作性を向上させ
ることができる圧排子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の圧排子は、中空
シースと、前記中空シース内に進退自在に挿通された操
作軸と、前記操作軸の先端に設けられた少なくともその
一部が生体温度において擬弾性あるいは超弾性を示す形
状記憶合金製の部材から形成され、前記中空シース内に
おいてはその中空シース内に収納され得る第1の形状を
呈し、前記中空シースから突き出した状態では略平面状
に広がった第2の形状を呈する弾性体とを具備したもの
である。これによれば、中空シースから圧排用部材の突
没を繰り返してもその圧排部の開き幅が狭くなるといっ
た劣化が少なく、しかも、圧排部の剛性を高めることに
より、その圧排性能が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]図1ないし図3を参照して、本発明の
第1実施形態を説明する。 (構成)図1は第1実施形態に係る補助具、いわゆる圧
排子を示すものであり、図2はその圧排子を展開した状
態を示す斜視図である。
【0008】図1において示すように、圧排子1は、体
腔内に挿入する部位を構成する挿入部2、術者が操作す
るために把持する部位の把持部3、および前記挿入部2
の先端部分に構成される圧排部4の3つの部位から構成
されている。
【0009】この圧排子1の具体的な構成は次の通りで
ある。図1ないし図3において示すように、圧排子1は
外套管5と内管6と内挿棒7とを備える。そして、外套
管5は比較的剛性のあるステンレス等の金属製の管状部
材からなる中空シースを形成するものであり、この中空
シースの部分により外套管挿入部8を構成している。
【0010】前記外套管5の手元側端には略円筒状の部
材が取着されており、この部材により外套管把持部9を
形成している。この外套管把持部9の部材の周壁にはそ
の外套管把持部9の部材を放射方向に貫通してその部材
の内腔まで先端が突出している第1止めネジ10が設け
られている。
【0011】前記内管6は比較的剛性のステンレス等の
金属製の管状部材からなり、この管状部材は外套管挿入
部8の内腔に挿脱自在な内管挿入部11を構成してい
る。そして、この内管6は前記外套管5内に進退自在に
挿通された操作軸を構成するものである。
【0012】この操作軸を構成する内管挿入部11の先
端には複数の管状部材12aの一端が取着されている。
各管状部材12aは少なくともその一部が例えば生体温
度において擬弾性あるいは超弾性を示す形状記憶合金等
の弾性体で形成され、かつ後述する曲げ形状を記憶す
る。ここでは管状部材12aの全体が弾性体で形成され
ている。そして、これらの管状部材12aはそれぞれが
腕部材とした第1圧排部12を構成する。
【0013】また、内管6の基端には略円筒状の部材が
取着され、この部材により内管把持部13を構成してい
る。この内管把持部13の部材の周壁にはその内管把持
部13の部材を放射方向に貫通してその部材の内腔まで
先端が突出している第2止めネジ14が設けられてい
る。
【0014】前記内挿棒7は比較的剛性を有した金属棒
状の部材からなり、この部材により前記内管6に挿脱自
在な内挿棒挿入部15を構成している。この内挿棒7の
先端には第2圧排部16を構成する複数の棒状部材16
aが取着されている。各棒状部材16aの自由端部はそ
れぞれ対応する管状部材12aに対してそれぞれ個別的
に挿入されている。
【0015】各棒状部材16aは超弾性合金等の弾性体
から形成されており、その先端部には前記管状部材12
aの先端から突き出したとき、爪状に屈曲する曲げ形状
が記憶されている。また、各棒状部材16aの先端には
それぞれ略卵形の先端キャップ17が設けられている。
そして、これらの棒状部材16aはその先端部を前記管
状部材12aの先端から突き出して第2圧排部16を形
成する爪部材を構成するようになっている。また、内挿
棒7の基端には略円筒状の部材からなる内挿棒把持部1
8が取着されている。
【0016】(作用)図1(a)(b)は組み立てた状
態の圧排子1を示している。図3はその圧排子1の作用
を示すものである。まず、図3(a)は、内管6と内挿
棒7を手元側に引くことにより、その内管6の第1圧排
部12と内挿棒7の第2圧排部16が外套管5内へ引き
込まれて収納されている状態である。この状態では図1
(b)で示すように、第1圧排部12の各管状部材12
aは縮まって外套管5内に畳み込まれ、略直線状に規制
された第1の形状をとってその外套管5内に収納されて
いる。このとき、第1止めネジ10をねじ込むことによ
り、内管6を外套管5に固定しておく。
【0017】さらに、内管6から内挿棒7を手元側に引
くことにより第2圧排部16の各棒状部材16aは管状
部材12aに引き込まれ、略直線状に規制されて収納さ
れている。このとき、第2止めネジ14をねじ込むこと
により、内挿棒7を内管6に固定しておく。
【0018】次いで、前記状態の圧排子1の挿入部2を
経トラカール的、つまり図示しない腹壁に穿刺したトラ
カールを用いて体腔内へ挿入する。体腔内に圧排子1の
挿入部2が体腔内に挿入されたところで、第1止めネジ
10を弛め、内管6と内挿棒7を一体的に前方へスライ
ドさせる。すると、図3(b)に示すように、外套管5
の先端開口より、第1圧排部12の複数の管状部材12
aが突き出して露出する。すると、各管状部材12aは
それぞれ自身の弾性力によって扇状で平面的に広がり、
第2の形状を示す。このように第1圧排部12は平面扇
状に展開するため、この状態で臓器を退けることの使用
に有効である。
【0019】また、これに続いて、第2止めネジ14を
弛めて、内挿棒7を前方へスライドさせると、図3
(c)で示すように、管状部材12aの先端から第2圧
排部16の棒状部材16aが突き出し、前記第1圧排部
12の展開平面と垂直な角度をもって屈曲し、爪状の第
2の形状を作る。従って、爪状の形の第2圧排部16を
利用して臓器を引き寄せたり引き上げたりする。
【0020】一方、以上の手順を逆に行うことで、突出
した第1圧排部12および第2圧排部16が外套管5内
に収容され、トラカールより抜去することができる。 (効果)外套管5の先端から第1圧排部12が突き出し
て展開することにより臓器を退けることが可能である。
このとき、第1圧排部12を形成する複数の管状部材1
2aが管状の弾性体で形成されているため、第1圧排部
12の曲げ剛性が強く比較的大きな重い臓器を持ち上げ
ることが可能である。
【0021】さらに、第1圧排部12の管状部材12a
から第2圧排部16の棒状部材16aを突き出すこと
で、前記第1圧排部12では臓器を押し下げる、持ち上
げることしかできなかった臓器を引き寄せたり引き上げ
たりすることができるようになる。
【0022】[第2実施形態]図4を参照して、本発明
の第2実施形態を説明する。 (構成)第2実施形態は前記第1実施形態における圧排
子1の挿入部2の構成を変形したものであり、以下の点
を除き、前述した第1実施形態の圧排子と同様に構成さ
れている。
【0023】すなわち、挿入部2の外套管5内にはその
外套管5内を前後に進退自在に挿入された前記内管6と
同様の内管(図示せず)が設けられている。この内管の
内部には前記内挿棒7と同様の内挿棒が進退自在に挿入
されている。
【0024】前記内管の先端には拡張状態において略平
面扇状に展開する第1圧排部12が取着されている。第
1圧排部12は前記第1実施形態と同様に超弾性合金等
の弾性体でそれぞれの少なくとも一部が形成された複数
の管状部材12aによって形成されている。そして、各
管状部材12aは扇状で平面的に広がる形状が記憶され
ている。また、管状部材12aは外套管5内へ引き込ま
れると、縮まって畳み込まれ、略直線状に規制された第
1の形状をとって、外套管5の内部に収納される。
【0025】また、前記内挿棒の先端には第2圧排部2
5を構成する複数の棒状部材25aが取着され、各棒状
部材25aはそれぞれ管状部材12aに個別的に収納さ
れ、前記内挿棒の進退操作により管状部材12aの先端
から突没自在である。第2圧排部25を構成する各棒状
部材25aは超弾性合金等の弾性体で曲げ形状を記憶し
た部材から形成されている。そして、通常、内挿棒を後
退させておくことにより、各棒状部材25aは縮まって
管状部材12a内に畳み込まれて、その管状部材12a
内に収納されている。また、各棒状部材25aは管状部
材24aから突き出たときに前記第1圧排部12と略同
一平面を形成する形状に開拡する第2の形状が記憶され
ている。
【0026】(作用)この第2実施形態において、内管
を前進させることにより、外套管5の先端から第1圧排
部12の各管状部材12aが突き出すと、それらの管状
部材12aは扇状で平面的に広がる第2の形状になる。
そして、この形状で圧排作業が可能である。
【0027】続いて、内挿棒を前進させることにより、
第1圧排部12を形成する各管状部材24aの先端から
第2圧排部25を形成する各棒状部材25aが突き出
し、それぞれ拡張しながら既に開拡した第1圧排部24
の平面と略同一の平面の第2の形状になる。そして、第
2圧排部25が第1圧排部12と略同一平面状で開拡す
ることにより、第1圧排部12が単独で形成する面積よ
りも広がる大きな圧排用平面を形成する。
【0028】(効果)この実施形態によれば、第1圧排
部12が管状の弾性体により形成されることにより、比
較的重い臓器も圧排することができる。さらに、第2圧
排部25を形成することで、より広い面積で圧排操作が
できるようになり、より多くの臓器をどけることができ
る。
【0029】[第3実施形態]図5を参照して、本発明
の第3実施形態を説明する。 (構成)第3実施形態は前記第1実施形態における圧排
子1の挿入部2の構成を変形したものであり、以下の点
を除き、前述した第1実施形態の圧排子と同様の構成で
ある。
【0030】すなわち、挿入部2の外套管5内にはその
外套管5内を前後に進退自在に挿入された前記内管6と
同様の内管(図示せず)が設けられている。この内管の
内部には前記内挿棒7と同様の内挿棒が進退自在に挿入
されている。前記内管の先端には拡張状態において略平
面扇状に展開する複数の管状部材12aを有した第1圧
排部12が取着されている。各管状部材12aはそれぞ
れの少なくとも一部が超弾性合金等の弾性体で形成され
ている。そして、各管状部材12aは扇状で平面的に広
がる形状が記憶されている。また、外套管5内へ引き込
まれると、縮まって畳み込まれ、略直線状に規制された
第1の形状をとり、外套管5の内部に収納される。
【0031】前記内挿棒の先端には超弾性合金等の棒状
弾性部材からなる補強用芯材26が設けられている。各
芯材26は前記内挿棒と一体的に移動し、挿入された管
状部材12aの内部を前後に進退するようになってい
る。
【0032】(作用)この第3実施形態において、内管
を前進させることにより、外套管5の先端から第1圧排
部12の管状部材12aが突き出すと、扇状で平面的に
広がる形状になるように拡張しながら突出してくる。そ
して、この形状で圧排操作が可能である。
【0033】続いて、内挿棒を前進させることにより、
第1圧排部12を形成する各管状部材12aの内部に芯
材26を挿入する。各管状部材12aはその芯材26に
より腰の強度を高めることができる。
【0034】(効果)元々、太い棒状の弾性部材で圧排
部を形成すると、強度は得られるが、圧排部の挿脱等の
操作が重くなり操作性が悪くなる。しかし、本実施形態
のごとく、弾性体で形成した管状部材12aとそれに挿
入される棒状弾性部材の芯材26の組み合わせにより強
度を得ると、単一の太径棒状弾性部材で圧排部を形成す
る場合に比べて軽い操作で高強度の圧排部を形成するこ
とができる。
【0035】[第4実施形態]図6を参照して、本発明
の第4実施形態を説明する。 (構成)第4実施形態に係る圧排子1は外套管5とこれ
に挿入される内挿棒7とを備える。外套管5は比較的剛
性のあるステンレス等の金属製の管状部材からなる。外
套管5の基端には略円筒状の部材が取着されており、こ
れにより外套管把持部28を形成している。
【0036】外套管5の内腔には前記内挿棒7が前後進
自在に設けられている。内挿棒7の基端には略円筒状の
部材が取着されており、これにより内挿棒把持部29を
形成している。内挿棒7の先端には複数の弾性腕部材3
0の一端を接続して取着されている。弾性腕部材30は
管状部材を半分に縦割りした形状のいわゆる半管状の部
材からなり、これらの弾性腕部材30は図6(c)に示
すように重ね合わせられて略直線状態の第1の形状で外
套管5内に収納されている。弾性腕部材30は擬弾性あ
るいは超弾性を示す形状記憶合金等超弾性体等の弾性部
材から形成され、これらによって圧排部31を構成して
いる。そして、これらの弾性腕部材30は外套管5から
突き出ることによりそれ自身の弾性により扇状で平面的
に広がる曲げ形状を記憶している。
【0037】(作用)内挿棒7を後退させることにより
圧排部31を外套管5内に引き込み、その収納状態で圧
排子1を経トラカール的に体腔内に挿入する。体腔内で
外套管5の先端より圧排部31に突き出すると、その各
弾性腕部材30は形状を回復し、圧排部31を扇状で平
面的に開拡する第2の形状になる。
【0038】(効果)弾性腕部材30が管状部材を半分
に縦割りした形状のいわば半管状の弾性部材で圧排部3
1を形成するようにしたから圧排部31の強度が高ま
り、より強い力で臓器を退かすことが出来る。
【0039】[第5実施形態]図7を参照して、本発明
の第5実施形態を説明する。 (構成)この第5実施形態に係る圧排子1は剛性のある
金属等の材料によって形成された管状部材からなる外套
管32を有し、これによって挿入部33を形成してい
る。外套管32の基端には略円筒状の部材からなる外套
管把持部材34が取着されている。外套管把持部材34
の内腔面には内挿棒係合用の雌ネジ35が刻設されてい
る。
【0040】前記外套管32の内部には内挿棒36が進
退自在に内挿されている。この内挿棒36の先端には圧
排部37が設けられている。この圧排部37は超弾性体
等の弾性体からなる板状部材を折り畳める形状に形成し
たものであり、フリーな状態では図7(b)で示すよう
に略平面扇状に展開し、図7(a)で示すように外套管
32の内腔内に収納されたときには畳み込んだ形状にあ
る。
【0041】前記内挿棒36の手元側端には略円柱状の
部材からなる内挿棒把持部材38が取着されている。内
挿棒把持部材38には、前記外套管把持部材34の雌ネ
ジ35に嵌合して係合する雄ネジ39を外周に形成した
係合リング40が取着されている。
【0042】(作用)内挿棒36を押し込むことにより
外套管32の先端より圧排部37を突き出すようにする
と、圧排部37の先端側部分が外套管32の先端より突
き出して規制が開放されるにつれて拡張する。続いて、
外套管把持部材34の雌ネジ35に内挿棒把持部材38
の雄ネジ39をねじ込むことにより圧排部37を外套管
32の先端より更に突出させれば、圧排部37をより大
きく拡張させることができる。そして、外套管32の先
端からの圧排部37の突出す量を選ぶことによりその圧
排部37の展開拡張量を調整する。
【0043】(効果)板状の弾性体から折り畳み形状の
圧排部37を形成することにより、棒状または管状の弾
性体から圧排部を形成する場合に比べてより大きな強度
を得ることができる。また、外套管32の先端からの圧
排部37の突出す量をねじ込み量により微調整すること
ができる。このため、圧排部37を押し出すときに弾性
体の形状回復力が強いことによって生じる圧排部37が
外套管32から急に突出することを防げる。
【0044】(第5実施形態の変形例)前記圧排部37
は板状の弾性体を折り曲げて形成するだけでなく、図8
(a)に示すような板状の弾性体42を図8(b)で示
すように、複数枚重ね合わせる構成としても良く、この
場合、重ね合わせた板状弾性体の接続端縁はその端縁を
Niメッキ等の下地処理を行った上で接着やろう付け等
の接合手段によって張り合わせる。一般に形状記憶合金
は折り曲げ等の加工が難しいが、この方法によれば、折
り曲げ形状の板状部材を容易に形成することができる。
【0045】また、図9に示すように、板状の弾性体4
2を複数枚重ねるように配置するとともに、その自由端
側が広がる第2の形状を記憶し、さらに、その板状の弾
性体42の間に架けて、シート部材43を着脱自在に設
けたものでもよい。前記シート部材43は粘着テープや
マジックテープ等で弾性体42に固定してもよい。
【0046】また、図10で示す圧排部37は2本の棒
状弾性体44の間にシート部材45を架け渡したもので
あり、棒状の弾性体44は拡開しながら突出するように
なっている。シート部材45の量端縁には棒状の弾性体
44に嵌合して係着する嵌合部材46を有し、その嵌合
部材46を弾性体44に嵌合して係着することによりシ
ート部材45を着脱自在に取り付けてある。ここで用い
るシート部材45はアコーデオン状に折り畳んだ形状の
ものとしてもよい。
【0047】また、圧排部は管状または板状の弾性体を
用いる場合に限らず、線状の弾性体を用いてもよい。線
状の弾性体を用いる場合についてはその拡開幅が狭くな
ることに関しては線状弾性体の突出方向を規制すること
により対応することも可能である。例えば、複数本の線
状弾性体が中空シース部材より拡開しながら突出し、前
記拡開した線状弾性体により臓器等を圧排する圧排子に
おいて、前記中空シース部材の先端に線状弾性体が突出
するときにその拡開する方向を規制する突出規制手段を
設ける。前記線状弾性体は前記突出規制手段によって決
まった方向に曲げられながら突出し、拡開形状を形成す
る。規制方法としては中空シース部材の先端を絞ってテ
ーパー状にして線状弾性体がクロスするように突出さ
せ、または中空シース部材の側面に側穴を設け、そこか
ら線状弾性体を突出させてもよい。また、中空シース部
材の先端に線状弾性体の突出方向を規制する案内孔を設
けてもよい。
【0048】[第6実施形態]図11ないし図12を参
照して、本発明の第6実施形態を説明する。 (構成)この第6実施形態に係る圧排子1は図11に示
すように、円筒形状の中空シースによって形成した外套
管51を備える。この外套管51はその圧排子1の挿入
部52を形成するものである。外套管51には丸棒形状
の軸部材53が進退自在に挿通されている。外套管51
の基端には操作部本体54が取着されている。また、軸
部材53の基端には押し釦部材55が取着されている。
【0049】そして、操作部本体54と押し釦部材55
との部分には前記外套管51に対して前記軸部材53を
進退操作する操作部56が構成されている。すなわち、
前記操作部本体54と押し釦部材55との間には帯状の
バネ部材57を架設し、このバネ部材57によって軸部
材53を後退する向きに弾性的に付勢するようになって
いる。また、操作部本体54には軸部材53の後退する
向きの移動を規制するラチット機構58が設けられてい
る。
【0050】前記ラチット機構58は操作部本体54に
ピン60により枢着した係止レバー61を設け、この係
止レバー61の一端には前記軸部材53に形成した切欠
き止歯62に係止する第1の爪部63を設け、また、係
止レバー61の他端部を引き金操作部64とする。係止
レバー61には、これに略直交する向きで第2の爪部6
5が設けられており、この第2の爪部65が操作部本体
54の下面に切欠き形成した係止端面66に当接する。
これにより係止レバー61の図中時計回りの回転を規制
するストッパ手段を構成している。
【0051】さらに、係止レバー61は前記ピン60の
回りに巻装したコイルバネ67により図中時計回りに回
転するように付勢されている。そして、係止端面66に
係止レバー61の第2の爪部65が当接することにより
その係止レバー61の時計回りの回転が阻止され、係止
レバー61の第1の爪部63は前記軸部材53の切欠き
止歯62のいずれかに係止し、これにより軸部材53を
所望位置で保持しながらその後退を阻止している。
【0052】一方、前記軸部材53の先端には、圧排部
70が設けられている。この圧排部70はTi−Niの
超弾性合金からなる板状部材71を巻いたものであり、
前記外套管51内に収納したときには図12(a)
(b)で示すように円筒状に巻き付けられて収縮する第
1の形状になっている。外套管51の外へ出されると、
図12(c)に示すように先端側からへらのように大き
く開く第2の形状になる。
【0053】つまり、圧排部70を形成する超弾性合金
からなる板状部材71はへらのように開く形に第2の形
状が記憶されている。また、圧排部70の板状部材71
の根元付近の部分は左右が切除された形状にあり、その
根元付近の部分が円筒状に巻かれたとき、図12(b)
で示すように重なり合わないようになっている。つま
り、圧排部70の先端側付近の部分のみが重なり合うよ
うになっている。もっとも、特に先端付近の部分でも巻
かれたとき、重なり合わないようにしてもよいものであ
る。
【0054】また、圧排部70の板状部材は前記軸部材
53の先端に図12(b)で示すように例えば溶接、ろ
う付け、接着、機械的カシメ、ねじ固定等の手段により
接続されていて、中空シースの外套管51の中に収納さ
れるようになっている。
【0055】(作用)圧排子1の圧排部70を展開する
場合には前記操作部56の押し釦部材55を押込み操作
する。軸部材53が押し込まれると、圧排部70が収納
されていた外套管51の中から先端側部分が突き出る。
すると、図12(c)で示すように弾性的に拡開して略
平面の扇状に広がる。そして、この広がった圧排部70
を軸部材53の先端と共に臓器に弾性的に当接して、そ
の臓器を所望の位置に移動させることができる。また、
圧排部70を外套管51の中に収納するには操作部56
を操作して軸部材53を引き込むことで行う。前記圧排
部70はその材質が超弾性合金から作られているので、
大きく拡開できるものである。
【0056】(効果)この実施形態によれば、圧排部7
0が超弾性合金から作られているので、外套管51の中
への出し入れを繰り返してもその圧排部70の拡開する
形状がその初期形状から変化しにくく、耐久性のあるも
のとなる。
【0057】[第7実施形態]図13を参照して、本発
明の第7実施形態を説明する。 (構成)この第7実施形態は前述した第6実施形態にお
ける圧排部の変形例を示すものである。すなわち、ここ
での圧排部70は図13で示すように超弾性合金から作
られた直線状のパイプ部材75から作られ、その先端部
分には先端から切り欠きが入っており、この切欠き部7
6を開けて扇状に広がる第2の形状が記憶されている。
また、開拡するパイプ部材75の先端部中央部分には先
端から切り込まれる第2の切欠き部77が形成されてい
る。この第2の切欠き部77は先端部がより大きく拡開
した形状を取れるようにするためのものである。
【0058】前記パイプ部材75の基端部は操作部に連
結されており、その操作部によってパイプ部材75を進
退操作するようになっている。このパイプ部材75は第
6実施形態の軸部材53と、ここでの圧排部70とを兼
ねるものである。その他の構成は第6実施形態と同様で
ある。
【0059】(動作)前記第6実施形態とほぼ同様であ
る。 (効果)前記第6実施形態の効果に加え、本構造は軸部
材と保持用圧排部が一体となっており、部品点数が減り
組立性が向上している。また、パイプ部材75の先端部
に切欠き部76を形成するため、中空シースの外套管5
1から外に出したときの圧排部70の拡開を、より大き
くすることが可能であり、このため、大きい臓器を動か
すときに有効である。
【0060】[第8実施形態]図14を参照して、本発
明の第8実施形態を説明する。 (構成)この第8実施形態も前述した第6実施形態にお
ける圧排部の変形例を示すものである。ここでの圧排部
80は図14で示すように超弾性合金から作られた複数
のパイプ部材から作られる。
【0061】すなわち、図14で示すように、超弾性合
金からなる複数のパイプ部材81a,81b,81cが
略同軸で多重に設けられており、この基端側部分はそれ
らのパイプ部材81a,81b,81cを前後に動作さ
せるために操作部に連結されている。各パイプ部材81
a,81b,81cはその先端部において上下に2分す
るように先端から切り欠く、長手方向に沿う切欠き部8
2があり、この切欠き部82の位置は3本のパイプ部材
81a,81b,81cとも同じ位置にある。
【0062】また、これら超弾性合金からなるパイプ部
材81a,81b,81cの先端部の記憶形状は図14
(b)に示すように一番外側のパイプ部材81aが最も
大きく拡開するものであり、次のパイプ部材81bはそ
れよりも小さく、一番内側のパイプ部材81cの広がり
が最も小さくなっている。これらパイプ部材81a,8
1b,81cは略同一平面上において開拡する記憶形状
を有する。つまり、段階的に広がって扇状の略平面状に
なる。各パイプ部材81a,81b,81cの先端部を
除く部分は直線形状を記憶している。
【0063】なお、図14においては中空シースの外套
管を省略してあるが、第6実施形態と同様に、パイプ部
材81a,81b,81cは、その外套管内に挿通され
ている。その他の構成は第6実施形態と同様である。
【0064】(動作)第6実施形態とほぼ同様である。 (効果)中空シースの外套管から外に出したときの圧排
部80はパイプ部材81a,81b,81cをそれぞれ
拡開するので、その拡開をより大きくすることが可能で
あり、しかも、複数のパイプ部材81a,81b,81
cで臓器を受けるのでより大きい臓器を動かすときに有
効である。
【0065】[第9実施形態]図15を参照して、本発
明の第9実施形態を説明する。 (構成)この第9実施形態も前述した第6実施形態にお
ける圧排部の変形例を示すものである。ここでの圧排部
は超弾性合金から作られたパイプ部材と、同じく超弾性
合金から作られて前記パイプ部材内に配設される複数の
棒部材から構成される。
【0066】すなわち、図15で示すように、超弾性合
金からなる1本のパイプ部材91と、このパイプ部材9
1の内側に複数本(図15においては3本)の超弾性合
金からなる棒部材92a,92b,92cが設けられて
いる。パイプ部材91の先端部にはそれを上下に2分す
るように先端から切り欠いて、長手方向に沿う切欠き部
91aが形成されている。パイプ部材91と棒部材92
a,92b,92cはそれらの基端部において例えば溶
接等において互いに固定されるとともに操作部に連結さ
れている。
【0067】これら超弾性合金からなるパイプ部材91
および棒部材92a,92b,92cの先端部によって
圧排部90を構成する。すなわち、図15で示すよう
に、一番外側のパイプ部材91が最も大きく拡開するよ
うな形状に記憶されており、また、棒部材92a,92
b,92cはいずれも一番外側のパイプ部材より広がり
が小さく、かつ内側のものほど段階的に広がりが小さく
なり、しかも略同一平面上になるように広がるように作
られている。パイプ部材91および棒部材92a,92
b,92cについて、その先端部を除く他の部分は直線
状の形状を記憶している。さらに、パイプ部材91の基
端部はパイプ部材91と棒部材92a,92b,92c
を移動させるための操作部に連結されている。その他の
構成は第6実施形態と同様である。
【0068】(動作)第6実施形態とほぼ同様である。 (効果)第8実施形態とほぼ同様である。
【0069】[第10実施形態] (構成)第9実施形態の変形例であり、前記棒部材92
a,92b,92cを超弾性合金以外として、ステンレ
ス、チタン合金、アルミ合金等のプラスチック、ゴム等
の非金属とする。このとき、パイプ部材91より内側に
ある棒部材92a,92b,92cは曲り形状が大きく
ないので、歪は小さい。外側ほど曲げ形状が大きくな
り、歪が大きくなる。歪の比較的小さい内側の棒部材9
2a,92b,92cを超弾性合金としない場合も考え
られる。その他の構成は第9実施形態と同様である。
【0070】(動作)第6実施形態とほぼ同様である。 (効果)超弾性合金の使用箇所をできるだけ少なくし、
材質を一般的なものを使用しても機能を満たすものとす
ることが可能であり、製造コストを低く抑えることがで
きる。
【0071】<付記> (1)中空シースと、前記中空シース内に進退自在に挿
通された操作軸と、前記操作軸の先端に設けられた少な
くともその一部が生体温度において擬弾性あるいは超弾
性を示す形状記憶合金製の部材から形成され、前記中空
シース内においてはその中空シース内に収納され得る第
1の形状を呈し、前記中空シースから突き出した状態で
は略平面状に広がった第2の形状を呈する弾性体とを具
備したことを特徴とする圧排子。
【0072】(2)前記弾性体は、前記中空シース内に
おいては略直線状の第1の形状を呈し、前記中空シース
から突出した場合には扇状に拡開する第2の形状を呈す
る、管状弾性部材からなる複数の腕部材と、前記腕部材
内にそれぞれ突出し自在に収納されるとともに前記腕部
材から突き出されたときにそれぞれ爪状の形状を呈する
棒状弾性部材からなる複数の爪部材とで構成された事を
特徴とする付記第1項に記載の圧排子。
【0073】(3)前記爪部材は、前記管状の腕部材内
では略直線状の第1の形状にあり、前記腕部材の先端か
ら突き出した状態では前記腕部材が扇状に拡開した面に
対して角度をもって曲がった第2の形状になる事を特徴
とする付記第2項に記載の圧排子。
【0074】(4)前記爪部材は、前記腕部材内では略
直線状の第1の形状にあり、前記腕部材の先端から突出
した状態では前記腕部材が扇状に拡開した面に対して略
平行に拡開する第2の形状になる事を特徴とする付記第
2項に記載の圧排子。
【0075】(5)前記弾性体は、管状の部材からな
り、前記中空シース内では略直線状の第1の形状にあ
り、前記中空シースの先端から突出した状態では扇状に
拡開する第2の形状を呈するとともに、前記管状の部材
内には(その管状の部材の先端から突き出すことのな
い)比較的剛性の高い略直線棒状の弾性部材からなる補
強用芯部材を前後進自在に設けた事を特徴とする付記第
1項に記載の圧排子。
【0076】(6)前記弾性体は、管状部材を半分に縦
割りした形状の半管状の複数の部材を重ね合わせたもの
からなり、前記中空シース内では略直線状の第1の形状
にあり、中空シースから突出した状態では複数の半管状
部材が湾曲することで略平面状に展開する第2の形状を
呈する圧排部を形成した事を特徴とする付記第1項に記
載の圧排子。
【0077】(7)前記弾性体は、扇状に折り畳まれる
薄板状の形状記憶合金からなり、前記中空シース内にお
いて折り畳まれて閉じた第1の形状の状態にあり、前記
中空シースより突出した状態では扇が開いた平面形状に
拡開する第2の形状になる事を特徴とする付記第1項に
記載の圧排子。
【0078】(8)前記弾性体は、形状記憶合金製の板
状の複数の部材からなり、前記中空シース内では各板状
の部材が重なり合う第1の形状の状態で収納され、各板
状の部材が前記中空シースから突出した状態では互いに
その板面に垂直な方向に離れて扇状に拡開した第2の形
状を呈し、拡開した板状の部材の間には、その扇状に拡
開した前記板状の部材の板面に略垂直な向きで薄肉状の
シート部材を着脱自在に付設した事を特徴とする付記第
1項に記載の圧排子。
【0079】(9)前記弾性体は、前記中空シース内に
おいては略円筒状の第1の形状を呈し、前記中空シース
より突出した状態では拡開した第2の形状を呈する弾性
部材とした事を特徴とする付記第1項に記載の観察補助
鉗子。
【0080】(10)前記弾性体は、長手方向の一部に
切り欠きを設けた管状部材である事を特徴とする付記第
9項に記載の圧排子。 (11)前記管状部材を多重管構造とした事を特徴とす
る付記第10項に記載の圧排子。
【0081】(12)各管状部材の記憶形状を、各管状
部材が略同一平面に展開するようにしたものであること
を特徴とする付記第11項に記載の圧排子。 (13)前記各管状部材の記憶形状を外側ほど拡開の幅
を大きくした事を特徴とする付記第11項に記載の圧排
子。
【0082】(14)前記弾性体は、長手方向に切り欠
きを設けた1本の管状部材と、この管状部材の内部に配
設される複数の棒状部材とを設けた事を特徴とする付記
第9項に記載の圧排子。
【0083】(15)前記管状部材と前記棒部材の記憶
形状を略同一平面とした事を特徴とする付記第14項に
記載の圧排子。 (16)前記管状部材および前記棒部材の記憶形状を外
側ほど拡開の幅を大きくした事を特徴とする付記第14
項に記載の圧排子。
【0084】(17)前記棒状部材の少なくとも一部の
ものが、体温にて擬弾性または超弾性を示す形状記憶合
金でない事を特徴とする付記第14項に記載の圧排子。 (18)形状記憶合金でない前記棒状部材は、ステンレ
ス・スチール、チタン合金、アルミ合金等からなる金属
である事を特徴とする付記第17項に記載の圧排子。
【0085】(19)形状記憶合金でない前記棒状部材
は、プラスチック、ゴム等からなる非金属の弾性体から
なる事を特徴とする付記第17項に記載の圧排子。 (20)前記弾性部材はシート状の部材からなり、前記
中空シース内では巻かれた第1の形状をなし、前記中空
シースから突出した状態では展開する第2の形状を呈す
る事を特徴とする付記第9項に記載の圧排子。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
空シースから圧排用部材が突没を繰り返しても圧排部の
開き幅が狭くなることがなく、しかも、圧排部の剛性を
高めることにより、その圧排性能、および圧排作業の操
作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施形態に係る圧排子の斜視図、
(b)は同圧排子の縦断面図。
【図2】同第1実施形態に係る圧排子の分解斜視図。
【図3】同第1実施形態に係る圧排子の作用の説明図。
【図4】第2実施形態に係る圧排子の先端部とその作用
の説明図。
【図5】第3実施形態に係る圧排子の先端部とその作用
の説明図。
【図6】(a)は第4実施形態に係る圧排子の縦断面
図、(b)はその挿入部の先端部の作用を説明する側面
図、(c)は圧排子の挿入部における先端部の横断面
図。
【図7】(a)は第5実施形態に係る圧排子の縦断面
図、(b)はその挿入部の先端部の作用を説明する平面
図。
【図8】(a)は第5実施形態に係る圧排子の変形例に
おける弾性体素材の斜視図、(b)はその弾性体の斜視
図。
【図9】第5実施形態に係る圧排子の他の変形例におけ
る圧排部を示す斜視図。
【図10】さらに他の変形例における圧排部の説明図。
【図11】第6実施形態に係る圧排子の縦断面図。
【図12】(a)は同第6実施形態に係る圧排子の先端
部の斜視図、(b)は収納状態での圧排部の斜視図、
(c)は展開状態の圧排部の斜視図。
【図13】(a)は第7実施形態に係る圧排子の先端部
の斜視図、(b)は収納状態での圧排部の斜視図。
【図14】(a)は第8実施形態に係る圧排子の先端部
の斜視図、(b)は収納状態での圧排部の斜視図。
【図15】(a)は第9実施形態に係る圧排子の先端部
の斜視図、(b)は収納状態での圧排部の斜視図。
【符号の説明】
1…圧排子、5…外套管(中空シース)、6…内管(操
作軸)、7…内挿棒、12a…管状部材、12…第1圧
排部、16…第2圧排部、16a…棒状部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空シースと、 前記中空シース内に進退自在に挿通された操作軸と、 前記操作軸の先端に設けられた少なくともその一部が生
    体温度において擬弾性あるいは超弾性を示す形状記憶合
    金製の部材から形成され、前記中空シース内においては
    その中空シース内に収納され得る第1の形状を呈し、前
    記中空シースから突き出した状態では略平面状に広がっ
    た第2の形状を呈する弾性体とを具備したことを特徴と
    する圧排子。
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