JPH1028671A - 電子式内視鏡装置 - Google Patents

電子式内視鏡装置

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JPH1028671A
JPH1028671A JP9071630A JP7163097A JPH1028671A JP H1028671 A JPH1028671 A JP H1028671A JP 9071630 A JP9071630 A JP 9071630A JP 7163097 A JP7163097 A JP 7163097A JP H1028671 A JPH1028671 A JP H1028671A
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signal
circuit
signal processing
adjustment
dimming
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JP9071630A
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Tatsuhiko Suzuki
達彦 鈴木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部に信号発生手段を接続することなく、少
ないスペースで容易に調整や検査を行えるようにする。 【解決手段】 電子式内視鏡装置は、CCD3を備えた
電子内視鏡1と、CCD3の駆動及びCCD3で撮像さ
れた画像信号の信号処理を行う信号処理装置2とを有し
て構成される。信号処理装置2には、調光回路7の調整
用のテスト信号10を発生するFPGA8及びデータR
OM9を有してなる信号処理回路6と、光源装置の照明
光量を自動調整するための調光信号を生成する調光回路
7とが設けられている。調光回路7の調整時には、FP
GA8から出力されるテスト信号10及びタイミングパ
ルス11を調光回路7に入力することによって出力特性
の調整を行えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を有
してなる撮像手段を備えた電子式内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固体撮像素子を用いて構成さ
れた撮像手段を、挿入部先端に内蔵したり外付けで設け
た電子内視鏡が医療分野、工業分野等で広く用いられて
いる。このような電子内視鏡を用いた電子式内視鏡装置
において、画素数の異なる固体撮像素子を備えた複数種
類の内視鏡を1つの信号処理装置(ビデオプロセッサ)
で使用する場合、固体撮像素子の種類毎に調光レベルを
設定する必要がある。
【0003】特開平1−213615号公報には、自動
調光手段を備えた電子式内視鏡装置が開示されており、
この構成によれば、画素数の異なる固体撮像素子を1つ
のビデオプロセッサで使用する際に、固体撮像素子を変
えるごとに調光レベルを調整することなく、自動的に適
切な調光レベルに設定することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、自動調光手段の調整を行う際に、装置内
にテスト信号発生手段を持たないため、外部に信号発生
器を接続して、調整や検査を行わなければならなかっ
た。従って、多くの機材と作業スペースが必要であり、
作業も複雑になっていたため、自動調光手段の調整や検
査に多くの手間がかかるという問題点があった。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、外部に信号発生手段を接続する必要が無く、少
ないスペースで容易に調整や検査を行うことが可能な電
子式内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による電子式内視
鏡装置は、固体撮像素子を有してなる撮像手段を外付け
または内蔵した電子内視鏡と、照明光を発生する光源
と、前記光源から出力される照明光量を自動的に調整す
る自動調光手段と、前記電子内視鏡から出力される撮像
信号を処理して映像信号及び自動調光用の制御信号を生
成する信号処理手段とを備え、前記信号処理手段内に前
記自動調光手段の調整用の信号を発生するテスト信号発
生手段を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態の概略構
成を示したものである。電子内視鏡1には信号処理装置
2が接続され、この信号処理装置2によって電子内視鏡
1に設けられた固体撮像素子(以下、CCDと記す)3
の駆動及びCCD3で撮像された画像信号の信号処理が
行われるようになっている。信号処理装置2は、CCD
3を駆動するドライバ4と、CCD3の出力信号を増幅
するプリアンプ5と、フィールドプログラマブルゲート
アレイ(以下、FPGAと記す)8及びデータROM9
を有してなる信号処理回路6と、光源装置の照明光量を
自動調整するための調光信号を生成する調光回路7とを
有して構成されている。
【0008】この構成において、CCD3は、信号処理
装置2内のドライバ4によって駆動され、CCD3上に
結像した被写体の光学像に対応した電気信号を読み出
す。CCD3により読み出された電気信号はプリアンプ
5で増幅され、信号処理回路6及び調光回路7に送られ
る。このCCD3の出力を基に、信号処理回路6で映像
信号が生成され、テレビモニタに出力される。また、調
光回路7では前記CCD3の出力を基に画像の明るさに
応じた調光信号が生成されて光源装置に送られ、この調
光信号に基づいて光源の出射光量が自動的に調整され
る。
【0009】信号処理回路6内に設けられたFPGA8
は、プログラム可能な素子であり、デジタル信号処理、
メモリの制御、タイミングパルス11の発生、テスト信
号10の発生を行うようになっている。なお、FPGA
8の処理内容(回路の論理構成)は、データROM9の
データを書き換えることによって任意に変更可能であ
る。
【0010】調光回路7の調整時には、FPGA8から
出力されるテスト信号10及びタイミングパルス11を
調光回路7に入力することによって出力特性の調整を行
えるようになっている。従って、外部の信号発生手段を
特に用意することなく、容易に調光回路7の調整や検査
を行うことができる。
【0011】なお、FPGA8は、調光回路用のテスト
信号を発生するだけではなく、カラーバー等の映像信号
の各種テストパターンを発生するようにしても良い。
【0012】以下の実施形態において信号処理装置2の
具体的な構成例を説明する。
【0013】図2及び図3は本発明の第1の実施形態に
係り、図2は電子式内視鏡装置の全体構成を示すブロッ
ク図、図3は調光回路の構成を示すブロック図である。
【0014】電子式内視鏡装置は、電子内視鏡1と、光
源装置12と、信号処理装置2と、テレビモニタ13と
を有して構成される。電子内視鏡1は、挿入部先端に撮
像手段としてのCCD3と該CCD3に被写体像を結像
する対物レンズ14とが設けられ、挿入部内には光源装
置12からの照明光を伝達するライトガイド15が配設
されている。光源装置12は、照明光を発生するランプ
16と、ランプ16の出射光量を調整する絞り17と、
絞り17を駆動制御する絞り制御回路18と、光量設定
を行う操作パネル19とを有して構成される。
【0015】信号処理装置2は、内部の電気回路が患者
回路20と2次回路21とに分離されている。患者回路
20は、CCD3を駆動するドライバ4と、CCD3か
ら読み出された電気信号を増幅するプリアンプ5と、周
波数−電圧変換を行うF/V変換器22と、位相補償を
行う位相補償回路23と、2次回路21との間を絶縁し
電気的に分離するアイソレーション回路24とから構成
される。2次回路21は、プリアンプ5からの出力信号
の相関二重サンプリングを行うCDS25と、CDS2
5の出力を信号処理して映像信号などの生成を行う信号
処理回路6と、信号処理回路6からの出力信号を基に調
光信号を生成する調光回路7とから構成される。信号処
理回路6は、処理内容を変更可能なFPGA8と、FP
GA8の回路構成データを格納するデータROM9と、
アナログ−デジタル変換を行うA/Dコンバータ26と
を有して構成されている。
【0016】図2の構成において、光源装置12内のラ
ンプ16の照明光は、絞り制御回路18によって絞り量
が制御される絞り17を経てライトガイド15の端面に
照射される。この照明光はライトガイド15によって伝
送され、電子内視鏡1先端から被写体に向かって出射さ
れる。照明された被写体は、電子内視鏡1の対物レンズ
14によってその焦点面に設置されたCCD3の撮像面
に結像され、光電変換される。
【0017】このとき、信号処理装置2のドライバ4に
駆動用クロックを印加し、CCD3を駆動して光学像に
対応した電気信号を読み出す。読み出された電気信号は
プリアンプ5で増幅され、患者回路20と2次回路21
の電気的絶縁を行うためのアイソレーション回路24を
通して2次回路21に送られる。プリアンプ5で増幅さ
れたCCD3からの電気信号は、CDS25で相関二重
サンプリングされ、信号処理回路6に入力されると共
に、調光回路7へIRISIN信号27として入力され
る。そして、CDS25の出力を基に信号処理回路6で
映像信号が生成され、テレビモニタ13に出力される。
【0018】また、光源装置12の操作パネル19での
光量設定に応じて輝度設定信号が出力され、この輝度設
定信号は信号処理装置2の信号処理回路6に送られ、A
/Dコンバータ26でデジタル信号にA/D変換されて
BRIGHT信号28として調光回路7に送られる。さ
らに、FPGA8は、デジタル信号処理、メモリの制
御、タイミングパルスの発生、テスト信号の発生等を行
うようになっており、FPGA8の出力として調光回路
7にはICON信号29が送られる。
【0019】調光回路7は、図3に示すように、IRI
SIN信号27を基に各々の処理を行うゲイン調整用ア
ンプ30,OBクランプ31,切換スイッチ32,カニ
ューラ検出部33,アナログスイッチ34,ピーク平均
値検波回路35,サンプル&ホールド回路36,V/F
変換器37を有し、サンプル&ホールド回路36で調光
用の輝度信号を生成するようになっている。また、調光
回路7には、BRIGHT信号28をアナログ信号に変
換してカニューラ検出部33へ送るD/Aコンバータ3
8、ICON信号29を基にレベル調整を行うレベル調
整回路39が設けられている。
【0020】前記FPGA8から送られるICON信号
29は、OBクランプ31へ入力するクランプパルスC
LAMP40,レベル調整回路39へ入力する調整用信
号41,カニューラ検出部33及びピーク平均値検波回
路35へ入力するピーク/平均測光切換え信号42,ア
ナログスイッチ34へ入力するマスキングパルスSMA
SK43,ピーク平均値検波回路35へ入力してCCD
の種類を判別するためのスコープ切換え信号44,ピー
ク平均値検波回路35へ入力して積分回路をリセットす
るためのリセットパルスSRST45,サンプル&ホー
ルド回路36へ入力するサンプル&ホールドパルスSH
P46を含んでいる。
【0021】また、切換スイッチ32には、該切換スイ
ッチ32のON/OFFを制御する信号の入力用端子で
あるテストピンTPa 47が設けられている。そして、
切換スイッチ32,レベル調整回路39,サンプル&ホ
ールド回路36,V/F変換器37の各出力部には、そ
れぞれテストピンTPb 48,TPc 49,TPd 5
0,TPe 51が設けられている。また、サンプル&ホ
ールド回路36及びV/F変換器37には、それぞれゲ
イン調整用の可変抵抗器VRa 52,VRb 53が設け
られている。
【0022】本実施形態の調光回路7において、ゲイン
調整用アンプ30によってIRISIN信号27はゲイ
ン調整され、OBクランプ31に入力される。このOB
クランプ31では、画像信号のOB部(光学的黒部分)
を0Vにクランプする。OBクランプ31の出力に接続
された切換スイッチ32は、通常動作時はONとなって
おり、調整時のみOFFにする。
【0023】カニューラ検出部33では、前記OBクラ
ンプ31の出力信号を受けて平均測光時に鉗子などの部
分的に明るい物体に調光が応答しないように信号の上部
をクリップする。クリップする電圧値は、前記BRIG
HT信号28をD/Aコンバータ38でD/A変換する
ことにより得られる。そして、アナログスイッチ34
は、画素数の異なるCCDごとに測光の範囲を切り換え
るのと同時に、ピーク測光時にモニタ画面の外の輝点に
対して調光が応答してしまうのを防ぐために、画像信号
のマスキングを行う。ピーク平均値検波回路35は、抵
抗とコンデンサによる積分回路で構成され、ピーク測光
/平均測光の各モード及びCCDの種類ごとに積分回路
の時定数を切り換えて検波を行う。
【0024】サンプル&ホールド回路36では、面順次
方式のRGB成分からY=0.3R+0.6G+0.1
Bの変換式にほぼ従って加算演算がなされ、調光用の輝
度信号が生成される。サンプル&ホールド回路36の出
力信号は、患者回路20と2次回路21との間のアイソ
レーションのためにV/F変換器37で電圧−周波数変
換されて調光信号として出力され、アイソレーション回
路24を介してF/V変換器22に送られて周波数−電
圧変換され、さらに位相補償回路23で位相補償されて
光源装置12の絞り制御回路18へ送られる。また、調
整用信号41は、レベル調整回路39においてレベル調
整される。
【0025】このように、調光回路7の通常の回路動作
時には、切換スイッチ32を常にONとすることによ
り、上記回路動作により調光信号が出力される。光源装
置12では、調光回路7からの調光信号を基に絞り制御
回路18によって絞り17が駆動制御され、光源装置1
2からの出射光量が調整される。
【0026】これらのCCD3,CDS25,調光回路
7,絞り制御回路18からなる制御ループによる自動調
光手段によって調光が行われ、CCD3で撮像される被
写体の観察画像の明るさが調整される。
【0027】調光回路7の調整時には、テストピンTP
a 47に切換スイッチ32の制御信号を入力し、切換ス
イッチ32をOFFにする。そして、テストピンTPb
48とTPc 49とを接続することにより、レベル調整
された調整用信号41がカニューラ検出部33に入力さ
れる。このとき、テストピンTPd 50のレベルを観測
し、前記調整用信号41に基づいてサンプル&ホールド
回路36内の可変抵抗器VRa 52によりゲインを調整
し、次にテストピンTPe 51のレベルを観測し、V/
F変換器37の可変抵抗器VRb 53によりゲインの調
整を行う。このようにテスト信号に応じてサンプル&ホ
ールド回路36及びV/F変換器37のゲインを調整す
ることによって、調光回路7の出力調整がなされる。な
お、各テストピンの接続,モニタ等は、信号処理回路6
内のFPGA8の制御によって行われる。
【0028】以上説明したように、本実施形態の構成に
よれば、信号処理装置2の外部にテスト信号発生器を接
続することなく、調光回路7の調整を行うことが可能と
なり、少ないスペースで容易に調整や検査が行えるとい
う効果がある。また、データROM9の内容を変更する
ことによりFPGA8において様々な調整用信号を発生
でき、各種の調整用信号を回路の増加および調整用の機
材の追加を行わずに発生させることができるという効果
もある。
【0029】図4及び図5は本発明の第2の実施形態に
係り、図4は電子式内視鏡装置の全体構成を示すブロッ
ク図、図5は調光回路の構成を示すブロック図である。
【0030】第1の実施形態では調光回路を信号処理装
置の2次回路側に設けた構成例を示したが、第2の実施
形態では、調光回路を患者回路側に設けた構成例を示
す。
【0031】信号処理装置2の患者回路20は、CCD
3を駆動するドライバ4と、CCD3から読み出された
電気信号を増幅するプリアンプ5と、位相補償を行う位
相補償回路23と、2次回路21との間を絶縁し電気的
に分離するアイソレーション回路24と、信号処理回路
6からの出力信号を基に調光信号を生成する調光回路a
54と、プリアンプ5からの出力信号の相関二重サンプ
リングを行うCDSa55とから構成される。前記ドラ
イバ4は、タイミングパルス発生用のFPGAa56
と、FPGAa56の回路構成データを格納するデータ
ROMa57とを有して構成されている。
【0032】2次回路21は、プリアンプ5からの出力
信号の相関二重サンプリングを行うCDS25と、CD
S25の出力を信号処理して映像信号などの生成を行う
信号処理回路6とから構成される。信号処理回路6は、
処理内容を変更可能なFPGAb58と、FPGAb5
8の回路構成データを格納するデータROMb59と、
アナログ−デジタル変換を行うA/Dコンバータ26と
を有して構成されている。
【0033】調光回路a54は、図5に示すように、第
1の実施形態の構成から出力段のV/F変換器を除いた
構成となっている。その他の構成は第1の実施形態と同
様であり、説明を省略する。
【0034】第2の実施形態では、ICON信号29を
タイミングパルス発生用のFPGAa56から発生させ
ている。調光回路a54の調整時には、テストピンTP
a 47に切換スイッチ32の制御信号を入力し、切換ス
イッチ32をOFFにする。そして、テストピンTPb
48とTPc 49とを接続することにより、レベル調整
された調整用信号41をカニューラ検出部33に入力す
る。このとき、テストピンTPd 50のレベルを観測
し、前記調整用信号41に基づいてサンプル&ホールド
回路36内の可変抵抗器VRa 52を調整する。これに
より、テスト信号に応じてサンプル&ホールド回路36
のゲインが調整され、調光回路a54の出力調整がなさ
れる。
【0035】このように、第2の実施形態によれば、第
1の実施形態の効果に加えて、調光回路の出力をアイソ
レーション回路24に入力しないようになっているた
め、V/F変換器37及びF/V変換器22を欠く構成
になり、回路の小規模化とコスト削減を図ることができ
るという効果がある。
【0036】なお、第2の実施形態の構成において、信
号処理装置2は上記構成に限定されず、例えば、調光回
路a54への入力信号を検波するCDSa55は、ロー
パスフィルタにて構成しても良い。
【0037】図6は本発明の第3の実施形態に係る調光
回路の構成を示すブロック図である。
【0038】第3の実施形態では、第2の実施形態にお
ける調光回路の構成を変更した変形例を示す。
【0039】調光回路b60には、図6に示すように、
第2の実施形態の調光回路a54における可変抵抗器V
Ra 52の代わりに、調整用データを記憶する記憶回路
としてのデータ書換え可能なEEPROM61と、D/
Aコンバータa62と、サンプル&ホールド回路36の
内部に設けられ入力する電圧により抵抗値が変化する電
子ボリューム63とが設けられている。また、テストピ
ンTPd 50における電圧レベルをデジタル信号に変換
するA/Dコンバータa64と、EEPROM61に接
続されA/Dコンバータa64の出力に応じて電子ボリ
ューム63の調整用データとEEPROM61の書き込
み用信号とを出力するゲイン調整回路としてのFPGA
c65とが設けられている。
【0040】その他の構成は第2の実施形態と同様であ
り、説明を省略する。
【0041】第3の実施形態の構成において、EEPR
OM61から出力されるデータはD/Aコンバータa6
2でアナログ信号に変換され、調整用の電圧信号となっ
て電子ボリューム63の抵抗値を制御する。また、A/
Dコンバータa64はテストピンTPd 50における電
圧レベルをA/D変換して、デジタルのモニタ信号とし
てFPGAc65に出力する。そして、FPGAc65
は、A/Dコンバータa64の出力に基づき、電子ボリ
ューム63の調整用データとEEPROM61の書き込
み用信号とをEEPROM61に送る。
【0042】調光回路b60の調整時には、テストピン
TPa 47に切換スイッチ32の制御信号を入力し、切
換スイッチ32をOFFにする。そして、テストピンT
Pb48とTPc 49とを接続することにより、レベル
調整された調整用信号41をカニューラ検出部33に入
力する。このとき、テストピンTPd 50における電圧
レベルは、A/Dコンバータa64でデジタル信号に変
換されてFPGAc65に送られる。
【0043】FPGAc65は、調整の目標値より大き
い場合はテストピンTPd 50で観測されるレベルが小
さくなるようなデータを出力し、逆に目標値より小さい
場合はテストピンTPd 50で観測されるレベルが大き
くなるようなデータを出力する。その後、この動作を繰
り返し、テストピンTPd 50で観測されるレベルが目
標値と一致したときに、FPGAc65はEEPROM
61へ電子ボリュームの調整用データとデータの書き込
み用信号とを送り、調整用データを保存する。
【0044】調光回路b60の通常の回路動作時には、
EEPROM61から調整用データがD/Aコンバータ
a62に入力され、D/Aコンバータa62でD/A変
換されてアナログ信号の調整用電圧となって電子ボリュ
ーム62へと送られる。この調整用電圧により、電子ボ
リューム62が調整値に制御され、自動的に調光回路b
60の出力調整がなされる。
【0045】このように、第3の実施形態によれば、第
1の実施形態の効果に加えて、調光回路b60の調整が
FPGAc65にプログラムされた処理内容によって自
動的に行われることから、調整の工数を削減できるとい
う効果があり、また、短時間でミス無く確実に調整でき
るという効果も得られる。
【0046】また、第3の実施形態の構成において、A
/Dコンバータa64は必ずしも調光回路に設ける必要
はなく、また外付けの測定器をA/Dコンバータa64
の代わりに設けても良い。
【0047】なお、上記各実施形態において、信号処理
装置2における患者回路20と2次回路21は、同一の
基板上にある必要はなく、別々の基板にて構成しても良
い。これによって、例えば患者回路20の一部が故障し
た場合、一方の基板を交換するだけで修理することがで
き、コストの削減を図ることができる。信号処理装置2
内の回路を別々の基板にて構成する場合、各基板ごとに
EEPROMに調整用データを保存しておけば、基板の
互換性が保たれる。
【0048】図7は本発明の第4の実施形態に係る信号
処理装置の構成を示すブロック図である。
【0049】第4の実施形態では、信号処理装置2にお
けるCPUを含む回路を複数の基板にて構成した例を示
す。従来の装置では、CPUが搭載されたCPU基板に
全ての調整用データがまとめて保持されていた。そのた
め、CPU基板を交換した場合、CPU基板を含めてC
PU基板から調整用データが送られる全ての基板を調整
し直す必要があり、また、基板単体での調整を行うこと
ができないので、基板交換時の調整作業に多くの手間が
かかっていた。そこで、各基板に調整用データを持たせ
ることにより、基板の互換性を保ち、基板交換時の調整
作業を簡略化できるようにする。
【0050】第4の実施形態の信号処理装置2は、患者
回路基板67と、信号処理基板68と、ポストプロセス
基板69と、CPU基板70とを有して構成される。患
者回路基板67には、プリアンプ71と、アイソレーシ
ョン回路72と、調光回路73と、D/Aコンバータb
74と、EEPROMa75とが設けられている。信号
処理基板68には、アナログ信号処理回路76と、A/
Dコンバータb77と、デジタル信号処理回路78と、
D/Aコンバータe79と、ばらつき補正回路80と、
D/Aコンバータc81と、EEPROMb82とが設
けられている。ポストプロセス基板69には、映像信号
ゲイン調整回路83と、D/Aコンバータd84と、E
EPROMc85とが設けられている。CPU基板70
には、CPU89のみが設けられている。
【0051】前記調光回路73は電子ボリュームa86
を、ばらつき補正回路80は電子ボリュームb87を、
映像信号ゲイン調整回路83は電子ボリュームc88を
それぞれ有しており、出力特性を調整可能となってい
る。
【0052】信号処理装置2の通常動作時には、第3の
実施形態と同様に、各基板のEEPROM75,82,
85から調整用データが出力されてD/Aコンバータ7
4,81,84を介してアナログ信号の調整用電圧とな
って各電子ボリューム86,87,88へ送られる。こ
の調整用電圧により、各電子ボリューム86,87,8
8が調整値に制御され、自動的に調光回路73,ばらつ
き補正回路80,映像信号ゲイン調整回路83の出力調
整がなされる。
【0053】なお、各基板のEEPROMの代わりにフ
ラッシュメモリを設けてもよい。
【0054】このように第4の実施形態によれば、第3
の実施形態の効果に加えて、基板の互換性が得られると
いう効果がある。また、各基板ごとに調整データを持た
せることにより、基板単体での自動調整が可能となる。
【0055】図8は本発明の第5の実施形態に係る信号
処理基板の構成を示すブロック図である。
【0056】第5の実施形態では、第4の実施形態にお
ける信号処理基板の構成を変更した構成例を示す。
【0057】信号処理基板90には、アナログ信号処理
回路a91と、A/Dコンバータc92と、デジタル信
号処理回路a93と、D/Aコンバータf94とが設け
られており、患者回路基板の出力を信号処理してポスト
プロセス基板へ送出するようになっている。デジタル信
号処理回路a93は、FPGAd95とデータROMc
96とを有して構成される。
【0058】アナログ信号処理回路a91の出力は、A
/Dコンバータc92でアナログ信号からデジタル信号
に変換され、デジタル信号処理回路a93で輪郭強調な
どの信号処理が行われ、D/Aコンバータf94でアナ
ログ信号に変換されてポストプロセス回路へ出力され
る。ここで、デジタル信号処理回路a93のFPGAd
95は、デジタル信号処理用、かつ検査(デバッグ)信
号発生用として用い、それぞれの回路が構成される。
【0059】通常動作時には、FPGAd95はデジタ
ル信号処理用として用いられる。検査時には、FPGA
d95より検査用信号をA/Dコンバータc92の出力
端に入力し、外部にオシロスコープ97等の測定器を接
続してデジタル信号の検査、またはアナログ信号の検査
・調整を行うことが可能である。
【0060】このように第5の実施形態によれば、従来
外部に接続していた検査信号発生器が不要となる。ま
た、データROMのデータを変更するだけで異なった検
査用信号を発生でき、様々な検査を容易に行うことがで
きる。
【0061】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、信号処理装置の内部回路のみで容易に調光回路の調
整を行うことができ、従来のように調整や検査を行う際
に外部の信号発生手段を用意する必要が無くなるため、
少ないスペースで容易に調整や検査を行うことが可能と
なる。また、コストを低減でき、作業の簡易化を図るこ
とができる。
【0062】[付記] (1) 固体撮像素子を有してなる撮像手段を外付けま
たは内蔵した電子内視鏡と、照明光を発生する光源と、
前記光源から出力される照明光量を自動的に調整する自
動調光手段と、前記電子内視鏡から出力される撮像信号
を処理して映像信号及び自動調光用の制御信号を生成す
る信号処理手段とを備え、前記信号処理手段内に前記自
動調光手段の調整用の信号を発生するテスト信号発生手
段を有することを特徴とする電子式内視鏡装置。
【0063】(2) 前記信号処理手段は、前記電子内
視鏡を接続する患者回路と前記患者回路と電気的に絶縁
された2次回路とを有して構成され、前記自動調光手段
の調光信号生成手段を前記患者回路内のみに設けたこと
を特徴とする付記1に記載の電子式内視鏡装置。
【0064】(3) 前記自動調光手段の特性を調整す
る手段として、調整用データを記憶する記憶回路と、前
記記憶回路からの調整用データに基づいてゲイン調整を
行うゲイン調整回路とを有してなる調整手段を設けたこ
とを特徴とする付記1に記載の電子式内視鏡装置。
【0065】(4) 前記信号処理手段は、複数の基板
に分かれて構成されており、各基板ごとに、前記自動調
光手段または前記信号処理手段の特性を調整するための
調整用データを記憶する調整用データ記憶手段と、この
調整用データに応じて回路特性の調整を行う特性調整手
段と、を備えていることを特徴とする付記1に記載の電
子式内視鏡装置。
【0066】(5) 前記信号処理手段は、この信号処
理手段を検査するための検査用信号を発生する検査信号
発生手段を装置内に備えていることを特徴とする付記1
に記載の電子式内視鏡装置。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部に信号発生手段を接続する必要が無く、少ないスペー
スで容易に調整や検査を行うことが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電子式内視鏡装
置の全体構成を示すブロック図
【図3】第1の実施形態に係る調光回路の構成を示すブ
ロック図
【図4】本発明の第2の実施形態に係る電子式内視鏡装
置の全体構成を示すブロック図
【図5】第2の実施形態に係る調光回路の構成を示すブ
ロック図
【図6】本発明の第3の実施形態に係る調光回路の構成
を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施形態に係る信号処理装置の
構成を示すブロック図
【図8】本発明の第5の実施形態に係る信号処理基板の
構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…電子内視鏡 2…信号処理装置 3…固体撮像素子(CCD) 6…信号処理回路 7…調光回路 8…フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPG
A) 9…データROM 12…光源装置 18…絞り制御回路 20…患者回路 21…2次回路 24…アイソレーション回路 25…CDS

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子を有してなる撮像手段を外
    付けまたは内蔵した電子内視鏡と、照明光を発生する光
    源と、前記光源から出力される照明光量を自動的に調整
    する自動調光手段と、前記電子内視鏡から出力される撮
    像信号を処理して映像信号及び自動調光用の制御信号を
    生成する信号処理手段とを備え、前記信号処理手段内に
    前記自動調光手段の調整用の信号を発生するテスト信号
    発生手段を有することを特徴とする電子式内視鏡装置。
JP9071630A 1996-05-13 1997-03-25 電子式内視鏡装置 Withdrawn JPH1028671A (ja)

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