JPH10286610A - ロール載置装置 - Google Patents

ロール載置装置

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JPH10286610A
JPH10286610A JP9110097A JP11009797A JPH10286610A JP H10286610 A JPH10286610 A JP H10286610A JP 9110097 A JP9110097 A JP 9110097A JP 11009797 A JP11009797 A JP 11009797A JP H10286610 A JPH10286610 A JP H10286610A
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JP
Japan
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roll
pair
receiving
mounting device
carts
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Withdrawn
Application number
JP9110097A
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English (en)
Inventor
Takehiro Nakayama
武広 中山
Yasuhiko Anami
靖彦 阿波
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH10286610A publication Critical patent/JPH10286610A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な形式のロールの整備に対応することが
できなかった。 【解決手段】 ロール載置装置1が、走行軌道3a,3
b上を独立移動する一対の台車2a,2bと、各台車2
a,2b上に設けられ、整備するロール14を受ける一
対のロール受台15a,15bと、各ロール受台15
a,15bをロール軸方向に沿ってスライド移動させる
受台スライド機構17a,17bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設ロールの整備
を行う際にロールを載置するロール載置装置に係り、特
に多様な形式のロールに対応し得るロール載置装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】製鉄工場や鋼材加工工場等には鋳造ロー
ルや圧延ロール等の種々のロールが設置されているが、
ロールの運転時間の経過に伴いロール面の磨耗や軸部品
の損傷等が生じるため、定期的にロールの整備が行われ
ている。
【0003】従来より、ロールの整備は、整備工場内に
各種のロールを搬入し、多数のロールを並列に置いて順
次整備を行うことにより、整備効率を向上させていた。
その際、基台上にV字状のロール受台を固設した形式の
ロール置台を使用し、整備工場内に多数のロール置台を
並列に設置して、各ロール置台のロール受台上にロール
を載置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のロー
ル置台は固定式であるので、ロール形状やロール長等が
異なる多様な形式のロールを整備するためには、整備工
場内に数種類の形式のロール置台を準備しなければなら
なかった。したがって、ロール置台の交換等が必要とな
り、整備効率が低下すると共に、整備コストが増大する
という問題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、多様な形式のロールの整備に対応する
ことができ、整備効率を向上させることができると共
に、整備コストを低減することができるロール載置装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、走行軌道上を独立移動する一対の台車と、各台車
上に設けられ、整備するロールを受ける一対のロール受
台と、各ロール受台をロール軸方向に沿ってスライド移
動させる受台スライド機構とを備えているロール載置装
置により、達成される。
【0007】好ましくは、上記一対の台車が、これらを
連動移動させる連動手段を備えているロール載置装置に
より、達成される。
【0008】また、好ましくは、上記一対の台車が、そ
れぞれの転倒を防止するためのクランプ機構を備えてい
るロール載置装置により、達成される。
【0009】さらに、好ましくは、上記一対の台車の少
なくとも一方に、これらの衝突による衝撃を緩衝するた
めのダンパが設けられているロール載置装置により、達
成される。
【0010】そして、好ましくは、上記一対のロール受
台が、角度変更手段を備えたV字状のロール受台として
形成されているロール載置装置により、達成される。
【0011】或いは、上記一対のロール受台が、昇降手
段を備えたV字状のロール受台として形成されているロ
ール載置装置により、達成される。
【0012】本発明によれば、整備するロールを受ける
一対のロール受台が、走行軌道上を独立移動する一対の
台車上に設けられている。かつ、各ロール受台には受台
スライド機構が備えられ、各ロール受台がロール軸方向
に沿ってスライド移動するようになっている。したがっ
て、台車により整備工場の建屋中央部に移動し得るの
で、建屋端部に寄り付きが困難なロール積載クレーンか
らも容易にロールを受け取ることができる。さらに、受
台スライド機構により、ロール受長を変えることができ
るので、多様な形式のロールに対応し得るものである。
【0013】上記一対の台車に連動手段を備えれば、走
行軌道上を独立移動する各台車を同期移動させることが
できる。
【0014】また、上記一対の台車にクランプ機構を備
えれば、ロール受台にロールを載置した際に偏心荷重が
加わっても、台車の浮き上がりを防止して転倒を回避す
ることができる。
【0015】さらに、上記一対の台車の少なくとも一方
にダンパを設けることにより、これらの衝突による衝撃
を緩衝して、装置の耐久性を高めることができる。
【0016】そして、上記一対のロール受台を、角度変
更手段を備えたV字状のロール受台として形成したり、
或いは、昇降手段を備えたV字状のロール受台として形
成することにより、多様な外径のロールに対応すること
ができ、又、整備作業の高さを一定に保持することがで
きるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に
係るロール載置装置の一実施形態を示す正面図であり、
図2はその側面図である。図示するように、本実施形態
のロール載置装置1には、独立移動可能な一対の台車2
a,2bが備えられている。これらの台車2a,2b
は、鋼材等により箱体状を呈するように形成され、2条
のレールを1組とする走行軌道3a,3b上を走行する
ようになっている。整備工場の建屋内には多数のロール
載置装置1を並列配置するので、その床上には多数組の
走行軌道3a,3bが並列に敷設されている。
【0018】各台車2a,2bには、それぞれ2対の車
輪4a,4a、4b,4bが装備されており、そのうち
の1対の車輪4b,4bを両側の大径ハンドル5,5で
回転操作することにより、台車2a,2bが走行軌道3
a,3b上を独立移動するようになっている。具体的に
は、大径ハンドル5,5の駆動軸6に固定された駆動ギ
ヤ7により第1従動ギヤ8をチェーン駆動し、第1従動
ギヤ8と同軸に設けられた第2従動ギヤ9により車輪軸
ギヤ10をチェーン駆動するようになっている。ロール
載置装置1は、例えば1m間隔で並列配置されるため、
個々の作業空間を確保すべく、大径ハンドル5,5の操
作取手5a,5aは折り畳めるようになっている。な
お、本実施形態では、操作性を考慮して、大径ハンドル
5,5を台車2a,2bの両側に設けているが、これに
限るものではなく、片側のみに設けてもよい。
【0019】各台車2a,2bは走行軌道3a,3b上
を独立移動し得るが、各台車2a,2bには、これらを
連動移動させるための連動手段11が備えられている。
この連動手段11は、図2および図3に示すように、台
車2bに搭載した捲回ドラム12に巻き付けたワイヤー
13を台車2aに接続したものである。すなわち、捲回
ドラム12を巻き取ってワイヤー13を緊張させると、
台車2a,2bが連動移動することになり、捲回ドラム
12を巻き戻してワイヤー13を緩めると、台車2a,
2bが独立移動するようになっている。
【0020】一対の台車2a,2b上には、整備するロ
ール14を受けるための一対のロール受台15a,15
bが装備されている。ロール受台15a,15bはV字
形状の受台として形成され、V字形状の鋼製枠体16a
上に樹脂板16bをライニングして形成されている。樹
脂板16bは、その磨耗等を吸収しうる肉厚に形成され
ているが、載置したロール14の傾きを防止するため、
ある程度の剛性を要する。ロール受台15a,15b
は、通常、ロール14のロール面を受けるが、ロール胴
部外周面を保護する必要のあるロールに対してはロール
軸14aを受ける。
【0021】ロール受台15a,15bと台車2a,2
bとの間には、各ロール受台15a,15bをロール軸
方向に沿ってスライド移動させる受台スライド機構17
a,17bが備えられている。受台スライド機構17
a,17bは、例えば両側の小径ハンドル18,18に
よってチェーン駆動されるピニオンギヤ19と、ピニオ
ンギヤ19が噛合する図示しないラックによって駆動さ
れ、リニアガイド20に沿ってロール受台15a,15
bをスライド移動させるようになっている。小径ハンド
ル18,18の操作取手18a,18aは、ロール載置
装置1の個々の作業空間を確保すべく、大径ハンドル
5,5と同様に折り畳めるようになっている。なお、本
実施形態では、操作性を考慮して、小径ハンドル18,
18を台車2a,2bの両側に設けているが、これに限
るものではなく、片側のみに設けてもよい。
【0022】また、本実施形態では、V字形状のロール
受台15a,15bを角度一定に形成しているが、これ
に限るものではなく、角度可変に形成してもよい。例え
ば、ロール受台15a,15bの基端側を回転軸上に設
け、ハンドルでギヤ機構を回転操作することにより、ロ
ール受台15a,15bの角度を開閉操作することなど
が考えられる。また、ロール受台15a,15bに、昇
降装置を装備してもよい。例えば、ロール受台15a,
15bの鋼製枠体16aの中間部に、ボールネジ等のギ
ヤ機構やシリンダ装置などを介設し、ロール受台15
a,15bを昇降移動させることが考えられる。このよ
うに、ロール受台15a,15bを角度可変に形成した
り、ロール受台15a,15bに昇降装置を装備する
と、多様な外径のロール14に対応することができ、
又、整備作業の高さを一定に保持することができるとい
う特有の効果を奏する。
【0023】さらに、各台車2a,2bには、それぞれ
の転倒を防止するためのクランプ機構21,21が備え
られている。クランプ機構21,21は、棒状ストッパ
21a,21aの中間部に形成した雄ネジを、その上端
部に設けたハンドル21a,21aで回転操作すること
により、雌ネジに螺合させて固定する形式のものであ
る。すなわち、クランプ機構21,21は、例えばロー
ル受台15a,15bが台車2a,2bの一方にオーバ
ーハングした状態でロール14を受けた場合に、その荷
重が装置重心から偏って、台車2a,2bが浮き上がろ
うとするのを防止するように機能する。したがって、通
常は、クランプ機構21,21の棒状ストッパ21a,
21aの下端部を走行軌道3a、3bの上部下面との間
に隙間をあけた状態しておき、台車2a,2bが浮き上
がろうとしたときに、走行軌道3a、3bの上部下面に
当接するように設定する。
【0024】上述したように、各台車2a,2bは連動
移動するが、独立移動により台車2a,2b同士が衝突
するおそれもあるため、少なくとも一方の台車2bに
は、これら台車2a,2bの衝突による衝撃を緩衝する
ためのダンパ22が設けられている。このダンパ22に
は、ゴムやウレタンフォーム等の柔軟部材や、バネ等の
弾性部材が採用される。なお、本実施形態では、一方の
台車2bのみにダンパ22を設けているが、これに限る
ものではなく、双方の台車2a,2bにダンパ22を設
けてもよい。
【0025】整備工場内には、多数のロール載置装置1
が並列に設置され、ロール積載クレーン等を使用して整
備するロール14の積載が行われる。このロール積載ク
レーンは、整備工場の建屋端部への寄り付きが困難な場
合が多い。しかし、本実施形態によれば、整備するロー
ル14を受けるロール受台15a,15bが、走行軌道
3a,3b上を独立移動する台車2a,2b上に設けら
れており、かつ、各ロール受台15a,15bは受台ス
ライド機構17a,17bにより、ロール軸方向に沿っ
てスライド移動するようになっている。したがって、ロ
ール載置装置1が台車2a,2bにより整備工場の建屋
中央部に移動し得るので、建屋端部への寄り付きが困難
なロール積載クレーンからも容易にロール14を受け取
ることができる。さらに、受台スライド機構17a,1
7bにより、ロール受長を変えることができるので、多
様な形式のロール14に対応し得るものである。
【0026】本実施形態のロール載置装置1は、各台車
2a,2bが走行軌道3a,3b上を独立移動し得るの
で、装置を使用しないときには、各台車2a,2bを整
備工場の建屋両端部に退避させておくこともできる。ま
た、本実施形態のロール載置装置1は、ワイヤー13等
からなる連動手段11を備えているので、装置を使用す
るときには、台車2a,2bを同期移動させることがで
きる。
【0027】また、本実施形態のロール載置装置1は、
各台車2a,2bにクランプ機構21を備えているの
で、ロール受台15a,15bがロール14をオーバー
ハングして載置して装置に偏心荷重が加わっても、台車
2a,2bの浮き上がりを防止して転倒を回避すること
ができる。したがって、ロール積載クレーンによるロー
ル14の積載作業が極めて安全なものとなる。さらに、
本実施形態のロール載置装置1は、一方の台車2bにダ
ンパ22を備えているので、台車2a,2b同士の衝突
による衝撃を緩衝して、装置の耐久性および安全性を向
上させることができる。
【0028】そして、本実施形態のロール載置装置1に
おいて、ロール受台15a,15bを、角度変更手段を
備えたV字状のロール受台として改良したり、或いは、
昇降手段を備えたV字状のロール受台として改良するこ
とにより、多様な外径のロール14に対応させることが
でき、又、整備作業の高さを一定に保持することができ
る。
【0029】なお、本実施形態のロール載置装置1は、
ロール面の整備作業のみならず、ロール軸部品の抜き取
り、組み込み等の整備装置に対するロール軸保持・固定
装置として兼用することができる。また、本実施形態の
ロール載置装置1は、例えばロール14を積載した状態
でも、手動でハンドル操作することにより移動可能であ
るが、装置各部を電動操作するように構成してもよい。
さらに、本実施形態では、台車2a,2bの双方を移動
可能に構成したが、台車2a,2bの一方を固定設置
し、他方のみが移動するように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るロール
載置装置によれば、多様な形式のロールの整備に対応す
ることができ、整備効率を向上させることができると共
に、整備コストを低減することができるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール載置装置の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】本実施形態のロール載置装置を示す側面図であ
る。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
1 ロール載置装置 2a,2b 台車 3a,3b 走行軌道 11 連動手段 14 ロール 15a,15b ロール受台 17a,17b 受台スライド機構 21 クランプ機構 22 ダンパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行軌道上を独立移動する一対の台車
    と、 各台車上に設けられ、整備するロールを受ける一対のロ
    ール受台と、 各ロール受台をロール軸方向に沿ってスライド移動させ
    る受台スライド機構とを備えていることを特徴とするロ
    ール載置装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の台車が、これらを連動移動さ
    せる連動手段を備えている請求項1に記載のロール載置
    装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の台車が、それぞれの転倒を防
    止するためのクランプ機構を備えている請求項1または
    請求項2に記載のロール載置装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の台車の少なくとも一方に、こ
    れらの衝突による衝撃を緩衝するためのダンパが設けら
    れている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のロー
    ル載置装置。
  5. 【請求項5】 前記一対のロール受台が、角度変更手段
    を備えたV字状のロール受台として形成されている請求
    項1乃至請求項4のいずれかに記載のロール載置装置。
  6. 【請求項6】 前記一対のロール受台が、昇降手段を備
    えたV字状のロール受台として形成されている請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載のロール載置装置。
JP9110097A 1997-04-14 1997-04-14 ロール載置装置 Withdrawn JPH10286610A (ja)

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JP9110097A JPH10286610A (ja) 1997-04-14 1997-04-14 ロール載置装置

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JP (1) JPH10286610A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100854362B1 (ko) * 2002-05-28 2008-09-02 주식회사 포스코 대형 폭 압연 롤 다기능 정비장치
CN101628302A (zh) * 2009-08-12 2010-01-20 张家港恒立机械有限公司 一种上料装置

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KR100854362B1 (ko) * 2002-05-28 2008-09-02 주식회사 포스코 대형 폭 압연 롤 다기능 정비장치
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706