JPH10286319A - 顔面装着用マスク - Google Patents
顔面装着用マスクInfo
- Publication number
- JPH10286319A JPH10286319A JP9111972A JP11197297A JPH10286319A JP H10286319 A JPH10286319 A JP H10286319A JP 9111972 A JP9111972 A JP 9111972A JP 11197297 A JP11197297 A JP 11197297A JP H10286319 A JPH10286319 A JP H10286319A
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- Japan
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- mask
- thread
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防塵性等のろ過性能に優れるとともに、顔面
への装着が簡便で顔面とのフィット感に優れた顔面装着
用マスクを提供する。 【解決手段】 マスク本体１と、このマスク本体１の相
対する両端のそれぞれに取付けられた一対の耳掛け部
２，２’とを備えた顔面装着用マスクにおいて、一対の
耳掛け部２，２’のそれぞれが、ループ状弾性紐体３，
３’からなるとともに、このループ状弾性紐体３，３’
のそれぞれが、マスク本体１の両端のそれぞれの少なく
とも一カ所で摺動可能に糸止めされてなることを特徴と
する顔面装着用マスク。
への装着が簡便で顔面とのフィット感に優れた顔面装着
用マスクを提供する。 【解決手段】 マスク本体１と、このマスク本体１の相
対する両端のそれぞれに取付けられた一対の耳掛け部
２，２’とを備えた顔面装着用マスクにおいて、一対の
耳掛け部２，２’のそれぞれが、ループ状弾性紐体３，
３’からなるとともに、このループ状弾性紐体３，３’
のそれぞれが、マスク本体１の両端のそれぞれの少なく
とも一カ所で摺動可能に糸止めされてなることを特徴と
する顔面装着用マスク。
Description
【０００１】
【本発明の技術分野】本発明は、耳掛け部の長さを調節
することが可能な顔面装着用マスクに関する。さらに詳
しくは、頻繁にマスクを着脱する必要のある医師，歯科
医師等の医療業従事者、食品業従事者、粉塵，有機溶
剤，有害物質等の発生する業種の作業者および花粉症患
者等に有用な、着脱が容易で、かつ顔面とのフィット感
に優れた顔面装着用マスクに関する。
することが可能な顔面装着用マスクに関する。さらに詳
しくは、頻繁にマスクを着脱する必要のある医師，歯科
医師等の医療業従事者、食品業従事者、粉塵，有機溶
剤，有害物質等の発生する業種の作業者および花粉症患
者等に有用な、着脱が容易で、かつ顔面とのフィット感
に優れた顔面装着用マスクに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の顔面装着用マスクは、装着時に
おいて呼吸が楽で防塵性等のろ過性能に優れるととも
に、顔面への装着が簡便で、顔面とのフィット感に優
れ、製造が容易でコストの低いものが要求される。この
ような要求に対して各種の提案がなされている。すなわ
ち、実開昭５７−１２６２５８号公報および実開平２−
１０８６４号公報には、マスクにしめひも調節用の治具
を固着し、それによりしめひもの長さ調節を行うように
設計されたものが記載されている。この方法ではマスク
の製造方法が複雑化するとともに、部品点数が増大する
ことにより不良品数も増大するという問題があった。ま
た、特開平７−１８５０２７号公報には、カップ状マス
クの弾性紐体を熱収縮性樹脂のリング状ストッパーによ
り長さを調節することが記載されているが、この弾性紐
体の末端は結び目などの処理を行っていないためマスク
を装着している間にストッパーが滑り弾性紐体の長さ調
節機能が働かなくなるという問題があり、必ずしも十分
に満足し得るものとはいえなかった。
おいて呼吸が楽で防塵性等のろ過性能に優れるととも
に、顔面への装着が簡便で、顔面とのフィット感に優
れ、製造が容易でコストの低いものが要求される。この
ような要求に対して各種の提案がなされている。すなわ
ち、実開昭５７−１２６２５８号公報および実開平２−
１０８６４号公報には、マスクにしめひも調節用の治具
を固着し、それによりしめひもの長さ調節を行うように
設計されたものが記載されている。この方法ではマスク
の製造方法が複雑化するとともに、部品点数が増大する
ことにより不良品数も増大するという問題があった。ま
た、特開平７−１８５０２７号公報には、カップ状マス
クの弾性紐体を熱収縮性樹脂のリング状ストッパーによ
り長さを調節することが記載されているが、この弾性紐
体の末端は結び目などの処理を行っていないためマスク
を装着している間にストッパーが滑り弾性紐体の長さ調
節機能が働かなくなるという問題があり、必ずしも十分
に満足し得るものとはいえなかった。
【０００３】
【課題を解決するための課題】本発明は上述の問題に鑑
みなされたものであり、防塵性等のろ過性能に優れると
ともに、顔面への装着が簡便で顔面とのフィット感に優
れた顔面装着用マスクを提供することを目的とする。
みなされたものであり、防塵性等のろ過性能に優れると
ともに、顔面への装着が簡便で顔面とのフィット感に優
れた顔面装着用マスクを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明によれば、マスク本体と、このマスク本体の相
対する両端のそれぞれに取付けられた一対の耳掛け部と
を備えた顔面装着用マスクにおいて、一対の耳掛け部の
それぞれが、ループ状弾性紐体からなるとともに、この
ループ状弾性紐体のそれぞれが、マスク本体の両端のそ
れぞれの少なくとも一カ所で摺動可能に糸止めされてな
ることを特徴とする顔面装着用マスクが提供される。
め本発明によれば、マスク本体と、このマスク本体の相
対する両端のそれぞれに取付けられた一対の耳掛け部と
を備えた顔面装着用マスクにおいて、一対の耳掛け部の
それぞれが、ループ状弾性紐体からなるとともに、この
ループ状弾性紐体のそれぞれが、マスク本体の両端のそ
れぞれの少なくとも一カ所で摺動可能に糸止めされてな
ることを特徴とする顔面装着用マスクが提供される。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の顔面装着用マスク
の実施の形態を図面を参照しつつ具体的に説明する。図
１は、本発明の顔面装着用マスクの一実施形態を模式的
に示す説明図である。図２は、本発明の顔面装着用マス
クの糸止め部を拡大して示す部分拡大図である。本発明
の顔面装着用マスクは、図１に示すようにカップ状のマ
スク本体１と、一対の耳掛け部２，２’とを備え、この
一対の耳掛け部２，２’のそれぞれが、ループ状弾性紐
体３，３’からなるとともに、このループ状弾性紐体
３，３’のそれぞれがマスク本体１の両端の糸止め部
６，６’で摺動可能に糸止めされている。
の実施の形態を図面を参照しつつ具体的に説明する。図
１は、本発明の顔面装着用マスクの一実施形態を模式的
に示す説明図である。図２は、本発明の顔面装着用マス
クの糸止め部を拡大して示す部分拡大図である。本発明
の顔面装着用マスクは、図１に示すようにカップ状のマ
スク本体１と、一対の耳掛け部２，２’とを備え、この
一対の耳掛け部２，２’のそれぞれが、ループ状弾性紐
体３，３’からなるとともに、このループ状弾性紐体
３，３’のそれぞれがマスク本体１の両端の糸止め部
６，６’で摺動可能に糸止めされている。
【０００６】以下、本発明を各構成要素ごとに詳細に説
明する。 １．マスク本体 マスク本体は、装着時に呼吸が楽で防塵性等のろ過性能
に優れるとともに、顔面への装着が簡便で顔面とのフィ
ット感に優れるものであることが好ましい。上記の観点
から本発明に用いられるマスク本体はポリエステル、ポ
リプロピレン等の複数層の不織布をプレス成形してカッ
プ状にしたものが好ましい。顔面マスク本体を構成する
内側の層には皮膚への馴染みがよいように、その表面を
平滑にする熱処理がされた不織布で構成するのが好まし
い。歯科用の顔面マスクにおいては、患者から飛散する
血液等の体液の浸透を防止するため最外層は撥水性と撥
油性のあるコーティング、例えばフッ素系ポリマーによ
るコーティングがなされた不織布で構成することが好ま
しい。
明する。 １．マスク本体 マスク本体は、装着時に呼吸が楽で防塵性等のろ過性能
に優れるとともに、顔面への装着が簡便で顔面とのフィ
ット感に優れるものであることが好ましい。上記の観点
から本発明に用いられるマスク本体はポリエステル、ポ
リプロピレン等の複数層の不織布をプレス成形してカッ
プ状にしたものが好ましい。顔面マスク本体を構成する
内側の層には皮膚への馴染みがよいように、その表面を
平滑にする熱処理がされた不織布で構成するのが好まし
い。歯科用の顔面マスクにおいては、患者から飛散する
血液等の体液の浸透を防止するため最外層は撥水性と撥
油性のあるコーティング、例えばフッ素系ポリマーによ
るコーティングがなされた不織布で構成することが好ま
しい。
【０００７】マスク本体の例として、米国特許4,807,61
9号公報、または、同4,536,440号公報に記載されたマス
ク本体も利用できる。このマスク本体は型成形した不織
布からなる１層または２層以上で構成したものであり、
弾性があり、形状保持性に優れたマスク本体である。さ
らに、この層の外面、内面、または、これら複数の層の
中間のいずれかに、例えば、粉塵等をろ過する層を設
け、マスク本体としての機能を高めたものであってもよ
い。更に、全体として軽量であることが好ましく、例え
ば、１０ｇ以下程度がよい。
9号公報、または、同4,536,440号公報に記載されたマス
ク本体も利用できる。このマスク本体は型成形した不織
布からなる１層または２層以上で構成したものであり、
弾性があり、形状保持性に優れたマスク本体である。さ
らに、この層の外面、内面、または、これら複数の層の
中間のいずれかに、例えば、粉塵等をろ過する層を設
け、マスク本体としての機能を高めたものであってもよ
い。更に、全体として軽量であることが好ましく、例え
ば、１０ｇ以下程度がよい。
【０００８】マスク本体の鼻に当たる部分には、図１に
示すようにいわゆるノーズクリップ４を設けておくこと
が好ましい。このノーズグリップ４は例えばアルミニウ
ムのような柔らかい金属製の帯片であり、鼻の形状が種
々異なった場合でもこのノーズグリップ４をその鼻の形
状に合わせて変形させることにより、マスク本体１の鼻
との密着性、および機密性を向上させることができる。
示すようにいわゆるノーズクリップ４を設けておくこと
が好ましい。このノーズグリップ４は例えばアルミニウ
ムのような柔らかい金属製の帯片であり、鼻の形状が種
々異なった場合でもこのノーズグリップ４をその鼻の形
状に合わせて変形させることにより、マスク本体１の鼻
との密着性、および機密性を向上させることができる。
【０００９】マスク本体の形状については、例えば、カ
ップの直径は８ｃｍ〜１５ｃｍ程度で、凸部の高さが５
ｃｍ〜８ｃｍ程度あるものが好ましい。
ップの直径は８ｃｍ〜１５ｃｍ程度で、凸部の高さが５
ｃｍ〜８ｃｍ程度あるものが好ましい。
【００１０】２．耳掛け部 耳掛け部は、耳部への装着が簡便で、前記マスク本体の
顔面とのフィット感を保持することに優れるとともに、
製造が容易でコストを低減することができるものが好ま
しい。上記観点から、本発明に用いられる耳掛け部は、
図１および２に示すようにループ状弾性紐体３，３’の
それぞれをマスク本体１の両端の糸止め部６，６’で摺
動可能に糸止めすることにより形成される。
顔面とのフィット感を保持することに優れるとともに、
製造が容易でコストを低減することができるものが好ま
しい。上記観点から、本発明に用いられる耳掛け部は、
図１および２に示すようにループ状弾性紐体３，３’の
それぞれをマスク本体１の両端の糸止め部６，６’で摺
動可能に糸止めすることにより形成される。
【００１１】（１）ループ状弾性紐体 本発明に用いられるループ状弾性紐体の材質としては、
天然ゴム、合成ゴムを主たる材料とするものが好まし
い。この材料の弾性率は直径２ｍｍの円断面の弾性紐体
の場合には、０．１〜３ｍｍ／１ｇ程度のものが好まし
い。なお、この弾性紐体は直接皮膚に接触しないように
伸縮性のある織物、例えばニットで被覆することが好ま
しい。
天然ゴム、合成ゴムを主たる材料とするものが好まし
い。この材料の弾性率は直径２ｍｍの円断面の弾性紐体
の場合には、０．１〜３ｍｍ／１ｇ程度のものが好まし
い。なお、この弾性紐体は直接皮膚に接触しないように
伸縮性のある織物、例えばニットで被覆することが好ま
しい。
【００１２】この弾性紐体の断面形状は、円形状、また
は楕円形状が好ましい。この弾性紐体を耳に掛けた時に
耳部に違和感を与えないためである。ループ状弾性紐体
の長さはループの全長として１５ｃｍ〜４０ｃｍが好適
である。マスク本体の相対する両端の糸止め部で糸止め
する。従って、耳に掛ける場合、耳部とマスク本体との
距離を７ｃｍ〜２０ｃｍ程度に保持することができ、こ
れによりマスク本体を顔面に円滑に装着することができ
る。
は楕円形状が好ましい。この弾性紐体を耳に掛けた時に
耳部に違和感を与えないためである。ループ状弾性紐体
の長さはループの全長として１５ｃｍ〜４０ｃｍが好適
である。マスク本体の相対する両端の糸止め部で糸止め
する。従って、耳に掛ける場合、耳部とマスク本体との
距離を７ｃｍ〜２０ｃｍ程度に保持することができ、こ
れによりマスク本体を顔面に円滑に装着することができ
る。
【００１３】（２）糸止め 耳掛け部は、前述のように、１５〜４０ｃｍの弾性紐体
をループ状にしてマスク本体の両端の糸止め部に糸止め
することにより形成する。その糸止め部の少なくとも１
カ所では、ループ状弾性紐体は、人の指の引張り力によ
って摺動することが可能な緊縛力で糸止めされる。たと
えば、図２に示すように弾性紐体の両端を接着剤５等で
固定してループを形成し、このループ状弾性紐体３をマ
スク本体１の両端の糸止め部６，７で糸止めする。この
糸止め部６，７のうち、少なくとも一方の糸止め部６で
は、ループ状弾性紐体３を摺動可能な緊縛力で糸止めす
る。この場合の緊縛力の大きさは、用いるマスク本体
１、ループ状弾性紐体３、および糸止め用の糸の材質等
の組み合わせにより適宜選択される。糸止めは、たとえ
ば、１０〜２５本程度の糸を用い、それぞれの糸がルー
プ状弾性紐体３を跨ぐように、かつループ状弾性紐体３
からそれぞれ０〜３ｍｍ程度離れた場所に糸の縫いつけ
両端が形成されるように縫いつけることが好ましい。す
なわち、縫いつけ間隔ｌは、弾性紐体３の直径が２ｍｍ
の場合２〜８ｍｍ程度とすることが適度な緊縛力および
円滑な摺動を確保する上で好ましい。また、他方の糸止
め部７では、ループ状弾性紐体３を摺動が不可能なよう
な緊縛力で、またはループ状弾性紐体３を直接貫通する
ように（固着の状態で）縫いつけてもよく、上記糸止め
部６におけると同様に摺動可能な緊縛力で縫いつけても
よい。これによりループ状弾性紐体３は、糸止め部６，
（７）において長さ調節が可能となり、カップ状マスク
本体１と耳部までの距離が調節可能となる。
をループ状にしてマスク本体の両端の糸止め部に糸止め
することにより形成する。その糸止め部の少なくとも１
カ所では、ループ状弾性紐体は、人の指の引張り力によ
って摺動することが可能な緊縛力で糸止めされる。たと
えば、図２に示すように弾性紐体の両端を接着剤５等で
固定してループを形成し、このループ状弾性紐体３をマ
スク本体１の両端の糸止め部６，７で糸止めする。この
糸止め部６，７のうち、少なくとも一方の糸止め部６で
は、ループ状弾性紐体３を摺動可能な緊縛力で糸止めす
る。この場合の緊縛力の大きさは、用いるマスク本体
１、ループ状弾性紐体３、および糸止め用の糸の材質等
の組み合わせにより適宜選択される。糸止めは、たとえ
ば、１０〜２５本程度の糸を用い、それぞれの糸がルー
プ状弾性紐体３を跨ぐように、かつループ状弾性紐体３
からそれぞれ０〜３ｍｍ程度離れた場所に糸の縫いつけ
両端が形成されるように縫いつけることが好ましい。す
なわち、縫いつけ間隔ｌは、弾性紐体３の直径が２ｍｍ
の場合２〜８ｍｍ程度とすることが適度な緊縛力および
円滑な摺動を確保する上で好ましい。また、他方の糸止
め部７では、ループ状弾性紐体３を摺動が不可能なよう
な緊縛力で、またはループ状弾性紐体３を直接貫通する
ように（固着の状態で）縫いつけてもよく、上記糸止め
部６におけると同様に摺動可能な緊縛力で縫いつけても
よい。これによりループ状弾性紐体３は、糸止め部６，
（７）において長さ調節が可能となり、カップ状マスク
本体１と耳部までの距離が調節可能となる。
【００１４】以下、ミシンによる縫いつけを用いて糸止
めをする場合の一例について説明する。図２に示すよう
に、直径約２ｍｍの断面が円形の弾性を有する弾性紐体
を長さ１５〜４０ｃｍに切断した後、両端を１ｃｍの長
さにわたり接着剤５にて固定してループ状にする。コン
ピュータ制御が可能なミシン（例えば、ＪＵＫＩ社製Ａ
ＭＳ−２０５Ｂ）にカップ状マスク本体１を固定し、ル
ープ状弾性紐体３をマスク本体１の両端のうちの一方の
糸止め部６に保持し、それを跨ぐようにして、４０番程
度のポリエステル糸によりマスク本体１に、前述の糸の
本数および縫いつけ間隔で、かつループ状弾性紐体３が
摺動可能な緊縛力で縫いつける。その後、糸を切ること
なく３０ｍｍ程度ミシンのアームを移動させ、ループ状
弾性紐体３の接着剤５で固定した部分を糸止め部７に前
述のように固着状態で縫いつける。このとき、糸はミシ
ンアームの移動に伴なって糸止め部６と７との間に橋渡
し部８を形成する。このようにすることで製造を簡易に
し、かつコストを低減することができる。なお、糸止め
部７では、糸止め部６におけると同様に、ループ状弾性
紐体３を摺動可能に縫いつけてもよい。また、縫いつけ
はコンピューター制御機構を有しないミシンを用いても
よく、また、手縫いであってもよい。
めをする場合の一例について説明する。図２に示すよう
に、直径約２ｍｍの断面が円形の弾性を有する弾性紐体
を長さ１５〜４０ｃｍに切断した後、両端を１ｃｍの長
さにわたり接着剤５にて固定してループ状にする。コン
ピュータ制御が可能なミシン（例えば、ＪＵＫＩ社製Ａ
ＭＳ−２０５Ｂ）にカップ状マスク本体１を固定し、ル
ープ状弾性紐体３をマスク本体１の両端のうちの一方の
糸止め部６に保持し、それを跨ぐようにして、４０番程
度のポリエステル糸によりマスク本体１に、前述の糸の
本数および縫いつけ間隔で、かつループ状弾性紐体３が
摺動可能な緊縛力で縫いつける。その後、糸を切ること
なく３０ｍｍ程度ミシンのアームを移動させ、ループ状
弾性紐体３の接着剤５で固定した部分を糸止め部７に前
述のように固着状態で縫いつける。このとき、糸はミシ
ンアームの移動に伴なって糸止め部６と７との間に橋渡
し部８を形成する。このようにすることで製造を簡易に
し、かつコストを低減することができる。なお、糸止め
部７では、糸止め部６におけると同様に、ループ状弾性
紐体３を摺動可能に縫いつけてもよい。また、縫いつけ
はコンピューター制御機構を有しないミシンを用いても
よく、また、手縫いであってもよい。
【００１５】ここで、用いる糸の材質としては、糸とマ
スク本体との間で糸止めされるループ状弾性紐体が耳掛
け部の長さの調節のため人の指の引っ張り力によって摺
動可能であるとともに、マスク装着時弾性紐体に容易に
は移動しない緊縛力を付与することができるものであれ
ば、特に制限はない。例えば、木綿，麻等の天然繊維、
ポリエステル，ナイロン等の合成繊維、またはこれらの
混紡からなるものの一種または二種以上の組み合わせを
挙げることができる。なお、弾性紐体は、人の指で張力
を付与されるとその断面積は減少するため円滑な摺動を
可能とする。
スク本体との間で糸止めされるループ状弾性紐体が耳掛
け部の長さの調節のため人の指の引っ張り力によって摺
動可能であるとともに、マスク装着時弾性紐体に容易に
は移動しない緊縛力を付与することができるものであれ
ば、特に制限はない。例えば、木綿，麻等の天然繊維、
ポリエステル，ナイロン等の合成繊維、またはこれらの
混紡からなるものの一種または二種以上の組み合わせを
挙げることができる。なお、弾性紐体は、人の指で張力
を付与されるとその断面積は減少するため円滑な摺動を
可能とする。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の顔面装着
用マスクは以下の効果を発揮する。 （１）耳掛けのためのループ状弾性紐体の長さ調節が容
易であり装着者の多様な顔面の大きさに対応して常に最
適な状態で装着を可能とするとともに、防塵性等のろ過
性能に優れ、顔面への装着が簡便である。 （２）弾性紐体の調節に特別な部品を使用しないため、
顔面等に違和感がなく、フィット感に優れる。 （３）弾性紐体取付部分の構造が簡易なため、不良品の
発生が少ない。 （４）弾性紐体の長さの調節範囲が広く、各着用者の使
いやすいように調節することができる。 （５）製造が簡便でコストが安い。
用マスクは以下の効果を発揮する。 （１）耳掛けのためのループ状弾性紐体の長さ調節が容
易であり装着者の多様な顔面の大きさに対応して常に最
適な状態で装着を可能とするとともに、防塵性等のろ過
性能に優れ、顔面への装着が簡便である。 （２）弾性紐体の調節に特別な部品を使用しないため、
顔面等に違和感がなく、フィット感に優れる。 （３）弾性紐体取付部分の構造が簡易なため、不良品の
発生が少ない。 （４）弾性紐体の長さの調節範囲が広く、各着用者の使
いやすいように調節することができる。 （５）製造が簡便でコストが安い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の顔面装着用マスクの一実施形態を模式
的に示す説明図である。
的に示す説明図である。
【図２】本発明の顔面装着用マスクの糸止め部を拡大し
て示す部分拡大図である。
て示す部分拡大図である。
１ マスク本体 ２，２’ 耳掛け部 ３，３’ ループ状弾性紐体 ４ ノーズクリップ ５ 接着剤 ６，６’ 糸止め部（摺動部） ７，７’ 糸止め部（固着） ８ 橋渡し部
Claims (1)
- 【請求項１】 マスク本体と、このマスク本体の相対す
る両端のそれぞれに取付けられた一対の耳掛け部とを備
えた顔面装着用マスクにおいて、 一対の耳掛け部のそれぞれが、ループ状弾性紐体からな
るとともに、このループ状弾性紐体のそれぞれが、マス
ク本体の両端のそれぞれの少なくとも一カ所で摺動可能
に糸止めされてなることを特徴とする顔面装着用マス
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9111972A JPH10286319A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 顔面装着用マスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9111972A JPH10286319A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 顔面装着用マスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10286319A true JPH10286319A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14574755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9111972A Withdrawn JPH10286319A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 顔面装着用マスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10286319A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009118960A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Kowa Co | 女性用マスク |
| JP2009537213A (ja) * | 2006-05-18 | 2009-10-29 | シーエル．コム ソシエタ レスポンサビリタ リミタータ | ２つの部分から構成された、生物因子に対する新規な防護マスク |
| JP2012148200A (ja) * | 2012-05-18 | 2012-08-09 | Kowa Co | 女性用マスク |
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-
1997
- 1997-04-14 JP JP9111972A patent/JPH10286319A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
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