JPH10286306A - 透析液調製装置 - Google Patents

透析液調製装置

Info

Publication number
JPH10286306A
JPH10286306A JP9096867A JP9686797A JPH10286306A JP H10286306 A JPH10286306 A JP H10286306A JP 9096867 A JP9096867 A JP 9096867A JP 9686797 A JP9686797 A JP 9686797A JP H10286306 A JPH10286306 A JP H10286306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
dialysate
float switch
liquid level
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9096867A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kobayashi
進 小林
Takafumi Sakagami
崇文 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissho Corp filed Critical Nissho Corp
Priority to JP9096867A priority Critical patent/JPH10286306A/ja
Publication of JPH10286306A publication Critical patent/JPH10286306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に給水量を測定することができるように
制御された透析液調製装置を提供する。 【解決手段】 溶解タンク1と、この溶解タンク1へR
O水を供給するRO水供給手段2と、溶解タンク1から
RO水を排出するRO水排出手段3と、フロートスイッ
チ4と、RO水供給手段2とRO水排出手段3およびフ
ロートスイッチ4の動作を制御する制御手段5と、RO
水供給開始後の時間計測を行う時間計測手段6とからな
り、RO水供給時にフロートスイッチ4が液面を感知し
てもRO水の供給を停止せず、一旦フロートスイッチ4
より高い位置までRO水を供給した後、RO水を排出さ
せ、その排出段階でフロートスイッチ4が液面を感知し
た時の水位を給水量とするように制御された透析液調製
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶解タンクに供給
されるRO水の量を制御する機構を備えた透析液調製装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液透析に使用される透析液は、濃厚液
あるいは粉末剤等の透析液用薬剤をRO水で稀釈あるい
は溶解して調製される。粉末剤をRO水で溶解して透析
液を調製する場合、溶解タンクにRO水を供給した後、
粉末剤をRO水の中に投入して溶解し、透析液が調製さ
れる。RO水の給水量は、溶解タンクにRO水が供給さ
れて徐々にその水位が上昇し、溶解タンク内壁に設けら
れた液面レベルセンサーが水位を感知すると同時に、液
面レベルセンサーからRO水供給バルブへRO水の供給
を停止するように信号が送られてRO水供給が停止する
という機構によって制御されている。例えば、特開平7
−116246号公報には、溶解作業時に細菌や塵が透
析液用薬剤や溶解液に混入する機会が少なくなるような
溶解装置が紹介されており、この溶解装置も、溶解タン
クに水を供給し、液面レベルセンサーにより、所定量の
水が供給されたことが検出された際に、溶解タンクへの
水の供給を停止するように制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、例えば大容量
の溶解タンクで透析液調製を行う際、作業効率を上げる
には、供給されるRO水の水流を速めたり、供給源を複
数にしたりする必要がある。しかしながら、RO水の水
流を速めたり、供給源を複数にしたりすることは、溶解
タンク内に貯留されていくRO水の液面に揺らぎを生じ
させてしまう結果となる。従って、従来の給水量を決定
する機構では、液面レベルセンサーが揺らいでいる状態
の液面の高さを感知することになり、正確に給水量を測
定することが困難となる。本発明は上記問題点を解決す
るためのもので、より正確に給水量を測定することがで
きるように、液面の揺らぎが少ない状態で液面レベルセ
ンサーが液面を感知するように制御された透析液調製装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討の
結果、RO水供給時に液面レベルセンサーが液面を感知
してもRO水の供給を停止せず、一旦液面レベルセンサ
ーより高い位置までRO水を供給した後、RO水を排出
させ、その排出段階で液面レベルセンサーが感知した液
面により給水量を決定するように制御することにより、
上記問題点を解決することを見出し、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、透析液用薬剤を溶解するための
溶解タンクと、該溶解タンクへRO水を供給するRO水
供給手段と、前記溶解タンクからRO水を排出するRO
水排出手段と、前記溶解タンク内壁に設けられた液面レ
ベルセンサーと、前記RO水供給手段とRO水排出手段
および液面レベルセンサーの動作を制御する制御手段
と、該制御手段に接続されRO水供給開始後の時間計測
を行う時間計測手段とからなり、RO水供給開始ととも
に時間計測手段が時間計測を開始し、RO水が液面レベ
ルセンサーを越えて供給され、RO水供給開始後所定時
間が経過した時に、RO水供給手段からのRO水供給を
停止するとともに、RO水排出手段からのRO水排出を
開始し、溶解タンク内の水位が下降して液面が液面レベ
ルセンサーに到達した時に、RO水排出手段からのRO
水排出を停止するように制御された透析液調製装置であ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の透析液調製装置の一実施例に
ついての説明図であり、図2は図1に示す透析液調製装
置のRO水給水量制御のフローチャートである。図1に
示すように本発明の透析液調製装置は、円筒形の溶解タ
ンク1と、この溶解タンク1内にRO水を供給するRO
水供給手段2と、溶解タンク1内からRO水を排出する
RO水排出手段3と、溶解タンク1内壁に設けられた液
面レベルセンサー(フロートスイッチ4)と、RO水供
給手段2とRO水排出手段3およびフロートスイッチ4
の動作を制御する制御手段5と、この制御手段5に接続
されRO水供給開始後の時間計測を行う時間計測手段6
とから構成されている。尚、7はオーバーフロー、8は
溶解タンク1内で調製された透析液を透析液供給タンク
(図示しない)へ供給する透析液供給手段である。
【0006】溶解タンク1は、透析粉末剤をRO水で溶
解するためのタンクであって、攪拌手段や液循環手段、
さらに透析液用薬剤投入手段等を備えている。本実施例
においてこれらの手段は省略されているが、本発明は実
施例に限定されず、またタンクの形状も実施例に限定さ
れない。
【0007】RO水供給手段2は溶解タンク1の上側に
設けられており、RO水供給パイプ21と、このRO水
供給パイプ21の開閉を行うバルブ22とから構成され
る。ここでバルブ22としては、電磁弁が採用されてい
る。RO水供給手段2から供給されるRO水は、制御手
段5によって予め設定された流量に制御されている。バ
ルブ22は、制御手段5を介して時間計測手段6と電気
的に接続していて、バルブ22が開放されると同時に時
間計測手段6がRO水供給開始後の時間計測を行うよう
になっており、予め設定された時間(所定時間)が経過
すると制御手段5からバルブ22閉鎖の信号が発信され
て、バルブ22が閉鎖されるようになっている。尚、R
O水供給手段2の設置場所については、溶解タンク1の
上側に限定されず、溶解タンク1の側壁等でもよい。
【0008】RO水排出手段3は溶解タンク1の底部に
設けられており、RO水排出パイプ31と、このRO水
排出パイプ31の開閉を行うバルブ32とから構成され
る。ここでバルブ32としては、電磁弁が採用されてい
る。RO水排出手段3から排出されるRO水は、制御手
段5によって予め設定された流量に制御されている。バ
ルブ32は、制御手段5を介して時間計測手段6と電気
的に接続していて、時間計測手段6がRO水供給開始後
の時間計測を行い、所定時間が経過すると、制御手段5
からバルブ32開放の信号が発信されてバルブ32が開
放されるようになっている。またバルブ32は、制御手
段5を介してフロートスイッチ4と電気的に接続してお
り、バルブ32開放後フロートスイッチ4がRO水の液
面を感知すると、制御手段5からバルブ32閉鎖の信号
が発信されてバルブ32が閉鎖されるようになってい
る。尚、RO水排出手段3は溶解タンク1の底部に設け
られているので、RO水排出時の液面にほとんど揺らぎ
のない状態を維持することができる。
【0009】溶解タンク1の内壁には、供給されるRO
水の給水量を決定するために、RO水の液面を感知する
フロートスイッチ4が設けられている。フロートスイッ
チ4は、水面に浮く浮子状部の上下動作により、ONと
OFFの切り換えがなされるもので、本実施例では浮子
状部が最下点に達した時にON状態となるようになって
いる。すなわち、溶解タンク1内にRO水を供給してい
る段階であって、RO水の液面がフロートスイッチ4の
高さまで達していない時、フロートスイッチ4はON状
態であり、RO水の液面がフロートスイッチ4の高さを
越えて供給された時フロートスイッチ4はOFF状態と
なり、RO水が排出され水位が下降して、RO水の液面
がフロートスイッチ4の高さまで達すると、フロートス
イッチ4は再びON状態となる。尚、本実施例では、液
面レベルセンサーとしてフロートスイッチが採用されて
いるが、特にこれに限定されず、近接センサー等も採用
できる。
【0010】制御手段5は、バルブ22、32およびフ
ロートスイッチ4の動作を制御するものであって、バル
ブ22、32とフロートスイッチ4および時間計測手段
6と電気的に接続されている。制御手段5は、フロート
スイッチ4や時間計測手段6からの信号を受け、その信
号に応じてバルブ22、32の開閉動作等を制御するよ
うになっている。すなわち、制御手段5は、フロートス
イッチ4がONからOFFに変わり、かつ時間計測手段
6が所定時間を計測した時に、バルブ22閉鎖信号およ
びバルブ32開放信号を発信し、フロートスイッチ4が
OFFからONに変わった時にバルブ32閉鎖の信号を
発信するように制御されている。尚、時間計測手段6が
RO水供給開始後の時間計測を開始してから所定時間経
過しても、フロートスイッチ4がRO水の液面を感知し
なければ、警報等を発するようにしてもよい。
【0011】時間計測手段6は、医療従事者が所望の時
間を設定できるようになっており、溶解タンク1の容
量、RO水供給手段2から供給されるRO水の流量、お
よびRO水排出手段3から排出されるRO水の流量等に
応じて設定される。本実施例では、水位の上昇時には液
面に大きな揺らぎが生じていても、水位が下降してフロ
ートスイッチ4が液面を感知する時には揺らぎが収まっ
ているように所定時間を設定することにより、より正確
な給水量を決定することができるようになっている。
【0012】溶解タンク1の側壁上部には、オーバーフ
ロー7が設けられている。このオーバーフロー7は、元
来、制御手段5が故障した時のために設けられているも
のであり、通常は洗浄されることがなく不衛生である
が、本実施例では、RO水をオーバーフロー7から流出
させて洗浄できるように所定時間を設定することによ
り、この不衛生の問題を解消している。また、溶解タン
ク1の底部には、透析液供給パイプ81と、この透析液
供給パイプ81の開閉を行うバルブ82とから構成され
る透析液供給手段8が設けられており、溶解タンク1内
で調製された透析液は、透析液供給手段8を通して、透
析液供給タンク(図示しない)に供給されるようになっ
ている。
【0013】次に図2に示すフローチャートに基づい
て、RO水給水量制御を説明する。バルブ22開放前に
はフロートスイッチ4はONになっている。バルブ22
が開放されると同時に、時間計測手段6がRO水供給開
始後の時間計測を開始する。時間計測の間、RO水の水
位は上昇し、フロートスイッチ4の高さを越えて、オー
バーフロー7から流出する位置まで達する。この際、フ
ロートスイッチ4がONからOFFに変わっても(この
時RO水の液面が感知される)バルブ22およびバルブ
32の開閉動作には影響を与えないように制御手段5が
制御されている。フロートスイッチ4が液面を感知し、
かつ所定時間を経過すると、制御手段5からバルブ22
へ閉鎖信号が発信されバルブ22が閉鎖される一方、制
御手段5からバルブ32へ開放信号が発信されバルブ3
2が開放される。この後、RO水の水位は下降し、RO
水の液面がフロートスイッチ4に達した時、フロートス
イッチ4はOFFからONに変わり(この時RO水の液
面が感知される)、制御手段5からバルブ32へ閉鎖信
号が発信されバルブ32が閉鎖される。
【0014】
【発明の効果】本発明の透析液調製装置は、一旦液面レ
ベルセンサーの高さを越えるまでRO水を供給した後、
RO水を排出しながら水面の揺らぎを静めた状態で液面
レベルセンサーに液面を感知させるので、より正確な給
水量を測定でき、従って、より正確な濃度の透析液を調
製することができる。また、RO水供給時に常にオーバ
ーフローからRO水が流出するようにRO水の供給時間
を設定することにより、従来の透析液調製装置の不衛生
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透析液調製装置の説明図である。
【図2】本発明の透析液調製装置のRO水給水量制御の
フローチャートである。
【符号の説明】
1 溶解タンク 2 RO水供給手段 21 RO水供給パイプ 22 バルブ 3 RO水排出手段 31 RO水排出パイプ 32 バルブ 4 フロートスイッチ 5 制御手段 6 時間計測手段 7 オーバーフロー 8 透析液供給手段 81 透析液供給パイプ 82 バルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析液用薬剤を溶解するための溶解タン
    クと、該溶解タンクへRO水を供給するRO水供給手段
    と、前記溶解タンクからRO水を排出するRO水排出手
    段と、前記溶解タンク内壁に設けられた液面レベルセン
    サーと、前記RO水供給手段とRO水排出手段および液
    面レベルセンサーの動作を制御する制御手段と、該制御
    手段に接続されRO水供給開始後の時間計測を行う時間
    計測手段とからなり、RO水供給開始とともに時間計測
    手段が時間計測を開始し、RO水が液面レベルセンサー
    を越えて供給され、RO水供給開始後所定時間が経過し
    た時に、RO水供給手段からのRO水供給を停止すると
    ともに、RO水排出手段からのRO水排出を開始し、溶
    解タンク内の水位が下降して液面が液面レベルセンサー
    に到達した時に、RO水排出手段からのRO水排出を停
    止するように制御された透析液調製装置。
JP9096867A 1997-04-15 1997-04-15 透析液調製装置 Pending JPH10286306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9096867A JPH10286306A (ja) 1997-04-15 1997-04-15 透析液調製装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9096867A JPH10286306A (ja) 1997-04-15 1997-04-15 透析液調製装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10286306A true JPH10286306A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14176398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9096867A Pending JPH10286306A (ja) 1997-04-15 1997-04-15 透析液調製装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10286306A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4130588B2 (ja) 複式固形化学薬品供給システム
JP2601465B2 (ja) 溶液供給方法およびその装置
CN104514249B (zh) 冲水大便器
US4662030A (en) Viscosity control
CN111743411B (zh) 出水控制方法、取水装置和取水系统
JPH10286306A (ja) 透析液調製装置
KR100682253B1 (ko) 밀폐형 보일러의 물보충 제어장치 및 그 제어방법
JPH1076153A (ja) 液体自動供給装置及びその異常検出装置
KR200314231Y1 (ko) 액체 약품 자동투입기
KR100742367B1 (ko) 약액 혼합 공급장치
JP2000220929A (ja) 定量給水装置
US5797057A (en) Method of water replenishment for an automatic developing apparatus and device therefor
JPH04300123A (ja) ワイヤカット放電加工装置
TWI643689B (zh) 線切割機水箱的自動補離子水系統
JP2022007271A (ja) 水洗大便器装置
JPH10318818A (ja) 液面検出器及び液面制御装置
JPH1144629A (ja) 湿式系粒度分布測定装置の試料循環器
JP2024024237A (ja) 自動分析装置および洗浄液量の調整方法
JP3705553B2 (ja) 液体供給装置
JP2770998B2 (ja) 計量槽を用いる薬液計量方法
JP2001340743A (ja) 混合装置
KR200153640Y1 (ko) 포토레지스트 공급 장치
JPS5922113Y2 (ja) めつき液用補給液供給装置
JPH028283Y2 (ja)
JPH0710356Y2 (ja) 写真感光材料処理装置