JPH10286268A - 歯科用器具 - Google Patents
歯科用器具Info
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- JPH10286268A JPH10286268A JP10094256A JP9425698A JPH10286268A JP H10286268 A JPH10286268 A JP H10286268A JP 10094256 A JP10094256 A JP 10094256A JP 9425698 A JP9425698 A JP 9425698A JP H10286268 A JPH10286268 A JP H10286268A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C3/00—Dental tools or instruments
- A61C3/02—Tooth drilling or cutting instruments; Instruments acting like a sandblast machine
- A61C3/025—Instruments acting like a sandblast machine, e.g. for cleaning, polishing or cutting teeth
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Abstract
圧空気とを混合する際に重大な問題が発生しないように
する。 【解決手段】 空気に混入した粉末と水とをによって虫
歯の予防治療に用いる歯科用ハンドピースを提供する。
把持スリーブには、閉鎖された中空回転体として形成さ
れた一体型の粉末容器を設ける。収納された粉末と空気
とを空間内で全ての方向に混合する作用を果たす旋回室
を構成する。空気を、中空回転体のほぼ幾何学中心に供
給する。粉末容器内で形成された粉末と空気との混合物
は、吸込口端部から粉末移送路を通って、把持スリーブ
の噴射ヘッドのマルチノズルに移動する。粉末移送路の
吸込口端部を、空気流通路の吐出口端部のすぐ隣になる
ように、中空回転体のほぼ幾何学的中心に配置する。マ
ルチノズルには水供給路をも接続する。
Description
末と水との手段によって虫歯の予防治療を行うために用
いるハンドピース型の歯科用器具(以下、「歯科用ハン
ドピース」と称する)に関するものである。
ブ又はハンドルの後端部に一体化された粉末容器が設け
られた歯科用ハンドピースを開示している。この粉末容
器は、歯科治療を一回行う間に、歯を研磨又は洗浄する
研磨材料として用いる所定量の粉末が収納される。上記
粉末容器は、円筒形のポット又は缶容器として形成さ
れ、該粉末容器の軸は、把持スリーブの軸に対して下向
きで、かつ実質的に垂直に延びている。
把持スリーブと接続するためのねじ止め接続部が設けら
れている。該把持スリーブのねじ止め接続部には、加圧
空気が流れる空気流通路の吸込口端部が設けられ、それ
にすぐ隣接する位置には、粉末と空気とが混合した混合
物が流れる粉末移送路の吐出口端部が設けられている。
これら吸込口端部及び吐出口端部は、それぞれ、空気流
通路及び粉末移送路の連通孔として形成されている。互
いに平行に延びるそれらの吸込口端部及び吐出口端部
は、共に缶容器の底部へと方向づけられている。
の混合物は、粉末移送路を介してハンドピースにおける
前方の噴射ヘッドのマルチノズルへ流れる。また、水供
給路もこのマルチノズルに接続されているので、歯科治
療をおこなう際には、粉末と空気との混合物と、水とを
同時に供給することが可能となる。
給ラインのクィック継手を介して、把持スリーブの後方
端部において同時に供給可能となる。このクイック継手
は、どのような歯科医でも普通に利用されている標準的
な歯科用ユニットの空気及び水用の供給接続部にあるも
のである。
筒形缶容器としてこのように具体的に形成した場合、ま
た、空気流通路と、粉末移送路とのそれぞれの連通孔を
連通するように具体的に形成した場合、粉末容器内に
は、実際に歯科治療をおこなうにあたって望ましくない
混合状態が生じることがある。したがって、従来の歯科
用ハンドピースを用いる場合、予防治療を行う際に無用
な問題が生じることのないようにするためには、このよ
うなハンドピースを扱う技術を向上させることが歯科医
には要求された。
器が、水及び空気の供給接続部に設けられたクィック継
手のすぐ隣に配置される構成であるので、歯科医には、
ハンドピースのもつさまざまに異なる具体的な重量特性
を考慮に入れる必要があった。なぜなら、このような追
加部材は、他の同様の構成を有する追加の歯科用器具に
はないからである。
で、その目的とするところは、粉末と空気との混合物及
び水を媒介として虫歯の予防治療をおこなうための歯科
用ハンドピースにおいて、把持スリーブと一体化された
粉末容器内に収納される粉末が、継手を介して粉末容器
内部へ供給される加圧空気と混合される際に重大な問題
が発生しないようにする歯科用ハンドピースを提供する
ことにある。
ハンドピースをより自由に扱うことができるようにする
ための構成を提供することも目的の一つである。
めに、第1の解決手段は、把持スリーブと、該把持スリ
ーブと一体化され、所定量の粉末を収納する粉末容器
と、該粉末容器に接続された加圧空気の空気流通路とを
備えている。更に、上記把持スリーブの前方の噴射ヘッ
ドに設けられたマルチノズルに上記粉末容器を接続する
と共に、上記空気流通路の吐出口端に隣接して上記粉末
容器側に吸込口端を有し、空気に今夕した粉末の粉末移
送路と、上記マルチノズルに接続された水供給路と、空
気及び水の供給接続部の継手として構成され、上記把持
スリーブの後方端部に設けられている連結手段とを備
え、空気に今夕した粉末と水との手段によって虫歯の予
防治療を行うために用いるハンドピース型のものを前提
としている。
の旋回が可能なように閉鎖された中空回転体に形成され
ている。加えて、上記空気流通路の吐出口端と上記粉末
移送路の吸込口端とが、上記中空回転体のほぼ幾何学的
中心に配置されている。
手段において、中空回転体が中空球体に形成された構成
としている。
手段において、中空回転体は、該中空回転体の主軸が把
持スリーブの長手方向に沿って延びる中空の楕円に形成
された構成としている。
手段から第3の解決手段の何れか1において、中空回転
体が、実質的に器具重心になるように、把持スリーブの
実質的に半分の長さに形成された構成としている。
手段から第4の解決手段の何れか1において、中空回転
体には、粉末と空気との混合物の乱れを促進するように
流動の阻止板が内部に設けられた構成としている。
手段から第5の解決手段の何れか1において、中空回転
体が、把持スリーブに接続固定された第1本体部と、該
第1本体部と実質的に等しい大きさに形成され、且つ着
脱可能な蓋部材として上記第1本体部に着脱可能に接続
される第2本体部とを備えた構成としている。
手段において、蓋部材は、該蓋部材が把持スリーブとの
間でスナップ接続により固定されて閉鎖状態となるよう
に差込係合手段によって第1本体部に接続される構成と
している。
手段又は第7の解決手段において、中空回転体の蓋部材
と第1本体部との間にシールリングが配置され、該シー
ルリングは、2つのシールリップを有し、第1のシール
リップは、押圧部材として上記蓋部材の環状溝に向かっ
て突出し、第2のシールリップは、上記第1本体部の内
部シールリムと密着する構成としている。
手段から第8の解決手段の何れか1において、空気流通
路の吐出口端部及び粉末移送路の吸込口端部が、2つの
管状部材によって形成され、該両管状部材は、中空回転
体における第1本体部の内部空間に突出し、第1本体部
のほぼ幾何学的中心へ延びるように、上記中空回転体の
第1本体部内に配置された構成としている。
決手段において、2つの管状部材が把持スリーブに相対
的に位置調整可能なように配置された構成としている。
第10の解決手段の解決手段において、空気流通路の吐
出口端部の管状部材は、端面の閉鎖板より上流側に、複
数の吐出孔が形成された孔開き環状部を有する構成とし
ている。
決手段から第11の解決手段の何れか1において、粉末
移送路の吸込口端部の管状部材が、中央吸込孔を有する
端面の端面の口金部材より下流側に、複数の吸込孔が形
成された孔開き環状部を有する構成としている。
決手段から第12の解決手段の何れか1において、2つ
の管状部材が、互いに約130度から約135度の傾き
角をなすように配置され、2つの管状部材が、空気流通
路の閉鎖板の先端と粉末移送路の口金部材の先端との相
互の連通位置において互いに相対的に位置調整可能であ
り、且つ2つの管状部材が、最大で約1.0mmから約
1.5mmの間隔を設けて配置され構成としている。
決手段から第13の解決手段の何れか1において、中空
回転体における第1本体部が、把持スリーブのハウジン
グと一体的に形成され、第1本体部の壁には、水供給路
の全長のうちの一部が設けられた構成としている。
プの広く利用可能な歯科用ハンドピースが提供される。
本発明の歯科用ハンドピースは、空間内における全ての
方向に旋回可能に機能する閉鎖された中空回転体として
形成された一体型の粉末容器を有している。更に、この
中空回転体は、空気流通路の吐出口端部と、粉末移送路
の吸込口端部を有している。これら吐出口端部及び吸込
口端部は、実質的に互いに隣接するように、中空回転体
のほぼ幾何学的中心に配置されている。
上記中空回転体によれば、このハンドピースをどのよう
な形でつかみ、扱っても、それには拘わりなく空洞内の
加圧空気を一定の状態で流動させることができるので、
この空洞内に収納された粉末と、空気とを最適なかたち
で確実に混合することができる。
ことができる結果、得られた粉末と空気との混合物の密
度を確実に一定に保つことが可能となり、また同時に、
この混合物を噴射ヘッドのマルチノズルへと安全に移送
することも可能になる。
にいうと、上記中空回転体を中空球体に設計することに
よって、ほぼ理想的な旋回空間に最適な流動状態が実現
されることとなる。
スリーブの長手方向に沿って延びる楕円型の回転体とし
て設計しても、同じように最適な流通状態が実現され
る。更に、上記粉末と空気との混合物が粉末移送路に移
送される前にその渦流に好ましい影響を及ぼす、何らか
の適切な流れ阻止板を上記回転体の空洞に設けてもよ
い。
リーブのほぼ半分の長さに構成することによって、粉末
と空気とを更に望ましい状態で混合することが可能とな
る。また、本発明による一体型粉末容器によれば、具体
的にどのような歯科治療が望まれている場合でも、ハン
ドピースをバランスよく思いのままに操作することを可
能とするハンドピースの実加重部が提供される。これに
より、収納されている粉末と供給された加圧空気との混
合物を、着実かつ確実に最適な状態で流通させることが
可能になる。よって、望み通りの予防治療を行い、最適
の結果を得ることができる。
のその他の特徴、及びそれにより得られるその他の効果
は、添付の図面を参照して以下に述べる本発明の好まし
い実施の形態の説明を読めば明らかになるであろう。
(歯科用器具)は、中空球体として形成され、且つ閉鎖
された中空回転体として設計された一体型の粉末容器2
を備えている。この中空球体の粉末容器2は、2つの半
球体3,4を備えている。一方の半球体3は、中空回転
体の第1本体部を構成し、この歯科用ハンドピース1の
ハンドル又は把持スリーブ5に接続固定されている。図
2に示すように、第1の半球体3は、好ましくは、把持
スリーブ5のハウジング又はシェルに一体化された構成
である。
体4は、着脱可能な蓋部材として機能する。この蓋部材
の第2の半球体4は、シールリング6を介して、固定配
置された把持スリーブ5の半球体3と着脱可能に接続さ
れる。これら2つの半球体3,4は、1/4回転の締め
付け金具又は差込係合部材7(差込係合手段)を介し
て、互いに着脱可能に接続されてもよいし、通常のねじ
止め接続により接続されてもよい。
材として作用する第2の半球体4を第1の半球体3の上
に置いた後、第2の半球体4を開放状態から閉鎖状態に
するためには、例えば、約100度を超える角度だけ回
転させることが必要になるように設計されている。既に
上記差込係合部材7を用いるだけでも、粉末容器2の内
部空間に加圧空気が供給された状態を越える粉末容器2
の内圧に対して比較的安全な閉鎖状態を実現することが
できる。
おいて互いに対向する一対のカム型突起部8を一方の半
球体4に設け、把持スリーブ5のハウジングにおける隆
起部9にそれぞれの突起部8に対応して設けられた一対
の凹所と突起部8とが相互作用するようにしている。こ
のような構成では、第2の半球体4がその閉鎖状態にな
ると直ちに作用するスナップ接続の方法により、第2の
半球体4の閉鎖状態を更に確実なものにすることができ
る。同時に、このスナップ接続は、その最終的な状態を
実現するためには、ある程度の背圧を越える強度を要す
るように設計されている。このような背圧は、差込係合
部材7の締め付け力を大きくするので、加圧空気の実際
の圧力に対して歯科用ハンドピース1を操作する際の安
全性を高めることができる。
ーブ5の前方端部に着脱可能な噴射ヘッド10が設けら
れている。この噴射ヘッド10は、粉末と空気との混合
物の噴射手段として作用するマルチノズル11を有して
いる。粉末と空気との混合物は、把持スリーブの内部に
延びる粉末流通路を介して、このマルチノズル11に水
と共に同時に供給されるように、粉末容器2内で作られ
る。粉末容器2内の粉末を混合するのに必要な加圧空気
と、水とは、空気及び水の供給接続部に接続された継手
12を介して供給される。このクィック継手12は、タ
ービンからの供給ラインに設けられて連結手段を構成し
ている。ここで、このようなクィック継手は、例えば、
DE 25 49 177 C3に記載されているように設計すればよ
い。
転体として(具体的には中空球体として)設計し、歯科
用ハンドピース1の実質的な重心部分に配置することに
よって、収納されている粉末と、加圧空気とをほぼ理想
的な状態で混合することが可能になる。すなわち、この
ような中空球体は、空間内における全ての方向に混合物
が旋回する部屋として機能し、好ましい流通状態になる
ように考慮されている。
流通状態は、図2に示すように、主として、管状部材1
3を介して半球体の空間へと加圧空気を供給するように
することによって最適化される。この管状部材13は、
空気流通路の吐出口端部を構成している。また、この管
状部材13は、前述したクィック継手12を介して、ど
のような歯科室でも普通に利用可能である標準的な歯科
用ユニットを形成している空気及び水の共通の供給接続
部に接続される。管状部材13は、第1の半球体3の壁
14に挿入され、第1の半球体3内に、中空球体のほぼ
中心に向かって延びるように設けられている。他方、管
状部材13の吐出口端部は、噴射ヘッド10のマルチノ
ズル11につながる粉末移送路15の吸込口端部のすぐ
隣になるように配置されている。
部材16が設けられ、該管状部材16も第1の半球体3
の壁14に挿入されている。該第1の半球体3の壁14
は、把持スリーブ5のハウジング又はシェルと一体化さ
れた一部を構成している。また、上記管状部材16は、
中空球体すなわちその内部空間のほぼ中心に向かって延
び、その先端において、管状部材13の吐出口端部と実
質的に隣接するように配置されている。
ぞれパッキン17,18を介して第1の半球体3に密着
している。該パッキン17,18はそれぞれ、粉末容器
2を最適な状態で密閉できるように、ほぼ円錐状のシー
ルリップの対を有している。中空球体の内壁上に設けら
れた一方のシールリップは、明らかに第1の半球体3の
内壁に対して押しつけられる。この押し付け力は、管状
部材13を介して中空球体の空間に加圧空気が供給され
ると直ちに生じる変形によりもたらされる。このように
加圧空気の影響でそれぞれのパッキン17、18の一方
のシールリップが変形することによって、把持スリーブ
5のハウジングの一部をなす第1の半球体3の壁14を
通る通路に対して、それぞれの管状部材13,16をよ
り良好に密封させることができる。
形するという同一の原理に(程度の差こそあれ)基づい
て中空球体の密閉度を更に改善する手段として、シール
リング6が設けられている。具体的にいうと、このシー
ルリング6には、2つの互いに偏心されたシールリップ
6′,6″が設けられている。そのうち一方のシールリ
ップ6′は、蓋部材4の円形ネジに向かって突出し、第
2のシールリップ6″は、半球体3の内部シールリムと
接触する。
ーブ5のハウジングの一部を形成している。上記シール
リング6をこのように設計することによって、第2の半
球体4が差込係合部材7を介して第1の半球体3に締め
付け固定される際に、一方のシールリップ6′をある程
度押圧することが可能になる。上記シールリップ6′が
圧搾される結果、シールリング6の内部圧力が高くな
る。これにより、差込係合部材7の閉鎖状態についての
安全性を更に高めることができる。
の内圧が上昇する結果、その圧力は、第2のシールリッ
プ6″にも直接作用し、このシールリップ6″を第1の
半球体3のシールリムに押しつける。これにより、シー
ルリング6の密閉作用をより高めることができる。
部材13,16は、互いに約130度〜約135度の角
度をなすように傾けて配置されている。2つの管状部材
13,16をこのような方向に延ばすことによって、加
圧空気が管状部材13を介して導入されると、直ちに中
空球体の内部空間で最適な流動状態と混合状態とが実現
される。
よって、加圧空気と、粉末容器2に収納された粉末とを
集中的に混合することが可能になる。そのための手段と
しては、加圧空気と、収納された粉末とを内部空間で混
合する渦流室としての作用を実現する中空球体により既
に講じられてはいるものの、例えば、気流回り止め板の
ような旋回の適切な阻止板19を中空球体の内部に設け
ることによって、粉末と空気との混合物の旋回がより改
善されることも理解されたい。上記阻止板19は、球体
3の壁14上に一体化されて設けられている。この阻止
板19は、旋回室内の空間における全ての方向に生ずる
旋回に好ましいものである。その旋回は、図3に示すよ
うに、管状部材13の吐出口端部に、複数の吐出孔20
を有する孔開き環状部を設けることによって良好に生ず
る。上記吐出孔20は、端面閉鎖板21より上流側に設
けられている。この閉鎖板21は、管状部材13の端部
に配置され、管状部材13の軸に対して約45度〜約6
0度の角度をもってやや傾斜している。
いに傾斜して配置されることによって、粉末と空気との
混合物を把持スリーブ5の噴射ヘッド10のマルチノズ
ル11に移動させることが容易になる。やはり図3に示
されているように、粉末と空気との混合物の移送は、管
状部材16により形成された粉末移送路15の吸込口端
部上に複数の吸込孔22を有する孔開き環状部を設ける
ことによって、より良好に行うことができる。ここで、
これらの吸込孔22は、端面の口金部材24の中央孔2
3より上流側に設けられている。
流通状態を最適化するために、これら2つの管状部材1
3,16が、閉鎖板21及び口金部材24の両先端の近
接部において互いに相対的に位置調整可能である。且つ
上記両管状部材13,16は、先端間が、最大で約1.
0mmから約1.5mmの間隔を設けて配置されるよう
に手段を講じている。また、これら2つの管状部材1
3,16は、把持スリーブ5の壁14に対して相対的に
位置調整可能とすることによっても、このような相互調
整は実現される。
に、通路25が設けられている。該通路25は、最終的
には、噴射ヘッド10のマルチノズル11へとつながる
水供給路の全長の一部をなす。また、この水供給路は、
上述したタイプのクィック継手12によって、水及び空
気の供給接続部にも接続される。
態では、加圧空気は、約2.5〜約3.0バールの圧
力、約45リットル/分の流量で供給され、水は、クィ
ック継手12を介して約1.8バールの圧力で供給され
る。このような値に設定すれば、粉末と空気との混合物
の流れが歯の表面に噴射されると、歯の表面の斑及び変
色を除去することが可能であり、それにより、このよう
な歯科治療の目的である洗浄及び研磨を達成することが
できる。
回の歯科治療に使用することが想定されているが、その
場合、中空球体には、約50cm3の体積を有する粉末
が装填される。但し、その粉末の大部分を、最大で約1
00μmの粒径を有する重炭酸ソーダあるいはその他の
研磨粒子とすれば、粉末の体積は約1/3に減らすこと
もできる。その場合、管状部材13の吐出口端部におけ
る各吐出孔20の直径は約0.4mmに設定し、管状部
材16の吸込口端部における各吸込孔22、23の直径
は、約0.6mmに設定すればよい。
器2は、歯科用ハンドピース1及びその把持スリーブ5
の長手方向に沿って延びる主軸を有する楕円形の中空回
転体として形成されてもよい。
に監視可能とするためには、着脱可能なその蓋部材に透
明材料を用いてもよい。
には、把持スリーブ5の周辺部分の上に、その蓋部材が
多少なりとも上向きに突出するように決定される。
体をどのような形で掴み、扱っても、それには拘わりな
く粉末容器内の加圧空気を一定の状態で流動させること
ができるので、この粉末容器内に収納された粉末と、空
気とを最適な状態に確実に混合することができる。
させることができる結果、得られた粉末と空気との混合
密度を確実に一定に保つことができる。
ズルへ確実に移送することができる。
ることによって、ほぼ理想的な旋回空間に最適な流動状
態を実現することができる。
スリーブの長手方向に沿って延びる楕円型の回転体とし
て設計しても、同じように最適な流通状態を実現するこ
とができる。
を設けることにより、粉末と空気との混合物が粉末移送
路に移送される前に旋回に好ましい影響を及ぼすように
することができる。
ぼ半分の長さに構成することによって、粉末と空気とを
更に望ましい状態で混合することができる。
場合でも、器具自体をバランスよく思いのままに操作す
ることを可能とする重量部を有する器具を提供すること
ができる。この結果、収納されている粉末と供給された
加圧空気との混合物を、着実かつ確実に最適な状態で流
通させることが可能になる。よって、望み通りの予防治
療を行い、最適の結果を得ることができる。
する本発明の歯科用ハンドピースの一部分解斜視図であ
る。
した全体図である。
流通路及び粉末移送路の管状部材によりそれぞれ形成さ
れた吐出口端部及び吸込口端部を示す断面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 把持スリーブと、 該把持スリーブと一体化され、所定量の粉末を収納する
粉末容器と、 該粉末容器に接続された加圧空気の空気流通路と、 上記把持スリーブの前方の噴射ヘッドに設けられたマル
チノズルに上記粉末容器を接続すると共に、上記空気流
通路の吐出口端に隣接して上記粉末容器側に吸込口端を
有し、空気に混入した粉末の粉末移送路と、 上記マルチノズルに接続された水供給路と、 空気及び水の供給接続部の継手として構成され、上記把
持スリーブの後方端部に設けられている連結手段とを備
え、 空気に混入した粉末と水との手段によって虫歯の予防治
療を行うために用いるハンドピース型の歯科用器具にお
いて、 上記粉末容器は、空間的に全方向の旋回が可能なよう
に、閉鎖された中空回転体に形成され、 上記空気流通路の吐出口端と上記粉末移送路の吸込口端
とが、上記中空回転体のほぼ幾何学的中心に配置されて
いることを特徴とする歯科用器具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の歯科用器具において、 中空回転体が中空球体に形成されていることを特徴とす
る歯科用器具。 - 【請求項3】 請求項1に記載の歯科用器具において、 中空回転体は、該中空回転体の主軸が把持スリーブの長
手方向に沿って延びる中空の楕円に形成されていること
を特徴とする歯科用器具。 - 【請求項4】 請求項1から3の何れか1に記載の歯科
用器具において、 中空回転体が、実質的に器具重心になるように、把持ス
リーブの実質的に半分の長さに形成されていることを特
徴とする歯科用器具。 - 【請求項5】 請求項1から4の何れか1に記載の歯科
用器具において、 中空回転体には、粉末と空気との混合物の乱れを促進す
るように流動の阻止板が内部に設けられていることを特
徴とする歯科用器具。 - 【請求項6】 請求項1から5の何れか1に記載の歯科
用器具において、 中空回転体が、把持スリーブに接続固定された第1本体
部と、該第1本体部と実質的に等しい大きさに形成さ
れ、且つ着脱可能な蓋部材として上記第1本体部に着脱
可能に接続される第2本体部とを備えていることを特徴
とする歯科用器具。 - 【請求項7】 請求項6に記載の歯科用器具において、 蓋部材は、該蓋部材が把持スリーブとの間でスナップ接
続により固定されて閉鎖状態となるように差込係合手段
によって第1本体部に接続されることを特徴とする歯科
用器具。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載の歯科用器具にお
いて、 中空回転体の蓋部材と第1本体部との間にシールリング
が配置され、 該シールリングは、2つのシールリップを有し、 第1のシールリップは、押圧部材として上記蓋部材の環
状溝に向かって突出し、 第2のシールリップは、上記第1本体部の内部シールリ
ムと密着することを特徴とする歯科用器具。 - 【請求項9】 請求項1から8の何れか1に記載の歯科
用器具において、 空気流通路の吐出口端部及び粉末移送路の吸込口端部
が、2つの管状部材によって形成され、 該両管状部材は、中空回転体における第1本体部の内部
空間に突出し、第1本体部のほぼ幾何学的中心へ延びる
ように、上記中空回転体の第1本体部内に配置されてい
ることを特徴とする歯科用器具。 - 【請求項10】 請求項9に記載の歯科用器具におい
て、 2つの管状部材が、把持スリーブに相対的に位置調整可
能なように配置されていることを特徴とする歯科用器
具。 - 【請求項11】 請求項9又は10に記載の歯科用器具
において、 空気流通路の吐出口端部の管状部材は、端面の閉鎖板よ
り上流側に、複数の吐出孔が形成された孔開き環状部を
有していることを特徴とする歯科用器具。 - 【請求項12】 請求項9から11の何れか1に記載の
歯科用器具において、 粉末移送路の吸込口端部の管状部材は、中央吸込孔を有
する端面の口金部材より下流側に、複数の吸込孔が形成
された孔開き環状部を有していることを特徴とする歯科
用器具。 - 【請求項13】 請求項9から12の何れか1に記載の
歯科用器具において、 2つの管状部材が、互いに約130度から約135度の
傾き角をなすように配置され、 2つの管状部材が、空気流通路の閉鎖板の先端と粉末移
送路の口金部材の先端との相互の連通位置において互い
に相対的に位置調整可能であり、 且つ2つの管状部材が、最大で約1.0mmから約1.
5mmの間隔を設けて配置されていることを特徴とする
歯科用器具。 - 【請求項14】 請求項6から13の何れか1に記載の
歯科用器具において、 中空回転体における第1本体部が、把持スリーブのハウ
ジングと一体的に形成され、 第1本体部の壁には、水供給路の全長のうちの一部が設
けられていることを特徴とする歯科用器具。
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