JPH10286206A - 清掃シート - Google Patents

清掃シート

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JPH10286206A
JPH10286206A JP9686597A JP9686597A JPH10286206A JP H10286206 A JPH10286206 A JP H10286206A JP 9686597 A JP9686597 A JP 9686597A JP 9686597 A JP9686597 A JP 9686597A JP H10286206 A JPH10286206 A JP H10286206A
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浩史 大塚
Akemi Yuji
朱実 湯地
Keiji Abe
啓二 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭において、湿式掃除を軽い力で手軽
にできる清掃シート、更には、水拭きを手軽にできるよ
うにモップ状の清掃具に装着して用いる使い捨て清掃用
シートを提供すること。 【解決手段】 液保持性の吸収シート3及び液透過性の
表面シート2を具備してなり、該吸収シート3と該表面
シート2とが一体化されており、上記表面シート2は、
パルプ繊維と熱可塑性繊維とを含む繊維混合物により形
成されており且つ表面に複数の凸部5を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式清掃可能な清
掃シートに関し、更に詳細には、水拭き可能な清掃シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来家
庭の床などを水拭きする際には、雑巾等を一旦水に濡ら
した後、硬く絞って、腰をかがめて拭くのが通常であっ
た。しかし、このようにして清掃を行うと腰に負担がか
かるなどして清掃に多大の労力がかかるという問題があ
り、また、迅速に被清掃面の清掃を行うことができない
という問題もあった。また、従来のモップ等の清掃用具
は、通常広い面積の清掃に適したものであり、家庭用と
しては用いにくいものであった。
【0003】一方、最近では、立ったままで床などの拭
き掃除を手軽に行うことができるモップ様の清掃器具も
種々提案されている。このような清掃器具は、清掃部に
清掃シートを装着して使用するものであるが、従来提案
されているシートは、雑巾の如く水を吸収して使用する
ものではなく、いわゆる雑巾掛けを行うことができるも
のではなかった。また、上記清掃器具に雑巾、タオル等
を装着して湿式掃除をする場合、摩擦抵抗が大きく、軽
い力で清掃することは容易でなく、労力も低減されてい
ない。さらに、該清掃器具における取り替えシートタイ
プの清掃シートも提案されているが、雑巾のように水で
濡らして、堅く絞ると、形くずれをおこす等使用するこ
とは困難であった。
【0004】従って、本発明の目的は、一般家庭におい
て、湿式掃除を軽い力で手軽にできる清掃シート、更に
は、水拭きを手軽にできるようにモップ状の清掃具に装
着して用いる使い捨ての清掃シートを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の表面シートと吸
収シートとを一体化させてなる清掃シートが、上記目的
を達成しうることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、液透過性の表面シート及び液保持性の吸収シ
ートを具備してなり、該表面シートと該吸収シートとが
一体化されており、該表面シートは、パルプ繊維と熱可
塑性繊維とを含む繊維混合物により形成されており、且
つ表面に複数の凸部を有していることを特徴とする清掃
シートを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の清掃シートの1形
態について添付図面を参照して説明する。ここで、図1
は、本発明の清掃シートを示す平面図であり、図2は、
図1のII-II 断面図であり、図3は、図2のIII 部拡大
図である。
【0008】本形態の清掃シート1は、図1〜3に示す
ように、液保持性の吸収シート3及び液透過性の表面シ
ート2を具備してなり、該吸収シート3と該表面シート
2とが一体化されており、上記表面シート2は、パルプ
繊維と熱可塑性繊維とを含む繊維混合物により形成され
ており且つ表面に複数の凸部を有している
【0009】先ず、上記表面シート及び上記吸収シート
について説明する。上記表面シート2は、パルプ繊維と
熱可塑性繊維を含む繊維混合物により形成されてなるシ
ートである。上記パルプ繊維としては、パルプ繊維とし
ては、通常のパルプ繊維、例えば、針葉樹や広葉樹の化
学パルプ、半化学パルプ及び機械パルプ等の木材パル
プ、に加えて、アルカリ処理によりだ円断面形状に改質
されたマーセル化パルプ、架橋剤により改質されたクリ
ンプパルプ等が挙げられる。
【0010】また、上記熱可塑性繊維としては、低融点
タイプのポリエチレンテレフタレート系繊維、ポリエチ
レン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエステル系繊
維、およびこれらの繊維の低融点繊維を鞘成分、高融点
繊維を芯成分とした芯鞘状繊維やサイドバイサイドで片
方の成分が低融点繊維であるもの等が挙げられる。
【0011】また、上記熱可塑性繊維の繊維長は、0.
5〜100mmであるのが好ましく、1〜80mmであ
るのがさらに好ましい。また、繊度は、0.1〜70デ
ニールであるのが好ましく、0.5mm〜20デニール
であるのが更に好ましい。上記繊維長が0.5mm未満
であると、清掃中に表面シートから繊維が脱落しやすく
なり、100mmを超えるとシートの生産性が悪くなる
ので好ましくない。上記繊度が0.1デニール未満であ
ると、表面シートの密度が高くなり、吸収性が阻害さ
れ、100デニールを超えると、表面シートの密度が低
くなり吸収性が阻害されるので好ましくない。
【0012】上記繊維混合物において、上記熱可塑性繊
維の含有量は、表面シート全体に対して40〜95重量
%であるのが好ましく、更に好ましくは45〜90重量
%である。上記熱可塑性繊維の含有量が、40重量%未
満であると、清掃時の摩擦抵抗が大きく、95重量%を
超えると、使用時に水を適度に放出できないため好まし
くない。また、上記繊維混合物における上記パルプ繊維
の含有量は、上記表面シート全体に対して5〜60重量
%とするのが好ましい。尚、上記繊維混合物には、通
常、不織布等の繊維シートに用いられる合成繊維及び天
然繊維を適宜選択して添加することもできる。この場合
においても、パルプ繊維と熱可塑性繊維との合計量は、
繊維混合物全体に対して30重量%以上とするのが好ま
しく、50重量%以上とするのが更に好ましい。
【0013】上記吸収シート3は、親水性セルロース系
繊維を含む繊維混合物からなるのが好ましく、更に熱可
塑性繊維を含むことが好ましい。即ち、本発明において
は、上記吸収シート3は、親水性セルロース繊維と熱可
塑性繊維とからなる繊維混合物により形成されてなるシ
ートであるのが好ましい。上記親水性セルロース系繊維
としては、親水性のパルプ、コットン、レーヨン繊維等
の親水性繊維が挙げられる。上記パルプ繊維としては、
上記表面シートに用いられるパルプ繊維として具体的に
例示した繊維と同様の繊維が挙げられる。
【0014】上記熱可塑性繊維は、上記表面シートと上
記吸収シートを一体化する際に、熱あるいは超音波等に
よる一体化手段のために用いられる繊維である。上記熱
可塑性繊維の含有量は、吸収シート全体に対して5〜5
0重量%であるのが好ましく、10〜40重量%である
のが更に好ましい。上記熱可塑性繊維の含有量が5重量
%未満であると、熱あるいは超音波等による表面シート
との一体化が困難になり、50重量%を超えると吸収シ
ートの水分保持量が少なくなり、清掃可能な面積が狭く
なるので好ましくない。
【0015】上記熱可塑性繊維としては、低融点タイプ
のポリエチレンテレフタレート系繊維、ポリエチレン系
繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエステル系繊維、お
よびこれらの繊維の低融点繊維を鞘成分、高融点繊維を
芯成分とした芯鞘状繊維やサイドバイサイドで片方の成
分が低融点繊維であるもの等が挙げられる。また、上記
熱可塑性繊維の繊維長は、0.5〜100mmであるの
が好ましく、1〜80mmがさらに好ましい。また、繊
度は、0.1〜70デニールであるのが好ましく、0.
5〜20デニールが更に好ましい。上記繊維長が0.5
mm未満であると、吸収シートから繊維が脱落し、10
0mmを超えるとシートの生産性が悪くなるので好まし
くない。上記繊度が0.1デニール未満であると吸収シ
ートの密度が高くなり、吸収性が阻害され、70デニー
ルを超えると、吸収シートの密度が低くなり吸収性が阻
害されるので好ましくない。
【0016】上記吸収シートの坪量は、10〜300g
/m2 が好ましく、20〜200g/m2 であるのが更
に好ましい。10g/m2 未満であると水分の保持量が
少なくなり清掃面積が狭くなり、300g/m2 を超え
ると生産コストが高くなりまた清掃具での把持性が悪く
なることがあるので好ましくない。上記表面シートの坪
量は、5〜100g/m2 が好ましく、10〜80g/
2 であるのが更に好ましい。5g/m2 未満である
と、シート強度が弱くなり破れたりヨレたりし、100
g/m2 を超えると吸収シートから被清掃面への水分移
行が悪くなり清掃性が悪くなるので好ましくない。
【0017】そして、図1〜3に示すように、上記表面
シート2と上記吸収シート3とは積層されており且つ一
体化されている。更に詳述すると、図2及び3に示すよ
うに、本形態の清掃シート1は、上記吸収シート3と該
吸収シート3を挟持するように該吸収シート3全面の両
面側に2枚の表面シート2、2が配されてなる3層構造
のシートであり、2枚の該表面シート2、2と該吸収シ
ート3とは一体化手段により一体化されている。即ち、
吸収シ−ト3と各表面シート2、2とが相互に一体とな
されて、本形態の清掃シート1は形成されている。上記
一体化手段としては、それぞれ公知のヒートシール、熱
エンボス加工、超音波、ホットメルト等があげられ、生
産性および操作性の点からヒートシールや熱エンボス加
工、超音波加工が好ましい。ここで、上記「一体化」と
は、上記吸収シートと上記表面シートとが、通常の使用
状態で剥離等しないように、固定されている状態を意味
する。一体化の強度は、上記吸収シートと上記表面シー
トとの180度剥離強度(公知の180度剥離強度)が
30g/25mm以上であることが好ましい。
【0018】尚、本形態の清掃シート1の全体の坪量
は、20〜700g/m2 であるのが好ましく、40〜
400g/m2 であるのが更に好ましい。また、上記清
掃シート1においては、上記凸部5は、清掃時において
被清掃面に接触する部位であり、該凸部5の面積が表面
シート2全体の面積に対して60〜99%であるのが好
ましく、60〜95%であるのが更に好ましい。即ち、
本形態の清掃シート1の清掃時における接触面積(清掃
シートにおける全凸部5合計の面積)は、清掃シート1
における清掃面(後述する清掃具に装着した際に清掃部
に位置する面)の面積全体に対して60〜99%である
のが好ましく、60〜95%が更に好ましい。上記接触
面積が、上記範囲外であると、清掃時に軽い力で清掃す
ることが困難となるので上記範囲内とするのが好まし
い。
【0019】ここで、上記「接触面積」とは、清掃時に
被清掃面に接触する凸部の面積のシートの清掃面全体の
面積に対する割合であり、下記の測定方法により求めら
れる。
【0020】測定方法; 1)図5に示すように、清掃部11に表面シート2を装
着した後、該表面シート2の表面に、スプレー糊(住友
スリーエム株式会社製、商品名「55」)を均一に、約
0.0006g/cm2 スプレーする。 2)平らなプレート20に試験用ダスト7種(関東ロー
ム、細粒,IWAMOTOMINERAL CO.)を
均一になるよう散布する。 3)平らなプレート20上に上記1)のシート2を装着
した清掃部11を置き、 500gのおもり21を2個のせて、5分間荷重をか
け、測定用のサンプルを得る。 4)得られたサンプルを画像解析して、プレート20と
接した面において試験用ダスト7種で汚れた部分の面積
測定し、該プレート20と接した面の全体の面積におけ
るダストで汚れた部分の面積の割合を算出し、これを接
触面積とした。
【0021】本形態において、上記エンボス処理された
清掃シートは、複数の凸部5を有しており、各凸部5は
線状の凹部4により区切られている。そして、本形態に
おいては、該凹部4により菱形の網目状の連続したパタ
ーンが形成されるようになされている。尚、上記エンボ
ス処理を施すパターンとしては、上記の菱形の網目状の
パターンの他に、正方形の網目状のパターン、長方形の
網目状のパターン、亀甲状の網目状のパターン、直線状
のパターン、波線状のパターン、ドット状のパターン等
が挙げられる。上記、凹部4の幅w(図3参照)は、
0.5〜7mmとするのが好ましい。また、平行には配
された各凹部4の間隔t(ピッチ)は、3mm以上あけ
るのが好ましい。即ち、本形態においては、上記エンボ
ス処理により、上記の一体化を行っていると共に、表面
シート2に上記凸部5を形成している。
【0022】本形態の清掃シート1は、図4に示すよう
にして使用することができる。即ち、本形態の清掃シー
ト1は、図4に示すように、清掃部11と該清掃部11
に連結された棒状の把手とを具備し、該清掃部11には
シート両側部を嵌合させて保持するシート保持部14が
設けられた掃除具10における、該清掃部11の下面を
覆って装着して、使用に供することができる。更に詳述
すると、上記清掃シート1は、まず、水に濡らして堅く
絞った後、上記掃除具10に、上記清掃部11の下面を
覆って且つ該清掃シート1の左右両側部を上記シート保
持部14に嵌合させて装着される。そして、通常のモッ
プかけと同様にして床面などの清掃を行うことができ
る。
【0023】本形態の清掃シート1は、上述の如く、表
面シート2がパルプ繊維と熱可塑性繊維とのより形成さ
れているので、清掃時における摩擦抵抗値が低く、スム
ーズに軽い力で水拭きを行うことができるものである。
また、上記表面シート2と上記吸収シート3とが一体化
されているので水で濡らした後に清掃シート1をねじっ
て絞ってもシートがばらけてしまうことがなく、簡易且
つ的確に水拭き清掃を行うことができる。特に本形態に
おいては、上記エンボス処理により一体化を行ってお
り、また、上述の好ましい範囲の接触面積を有している
ため、水拭きに対する適性を更に向上させることができ
ると共に水拭きの際の摩擦抵抗を更に低減させることが
できる。また、本形態の如く吸収シート3に熱可塑性繊
維を含有させている場合には、表面シート2との一体化
をより良好なものとすることができる。
【0024】本形態の清掃シート1は、湿式抄紙法、繊
維を水流交絡させるなど公知の手法により、上記表面シ
ート2及び上記吸収シート3を製造し、それぞれ積層し
た後、ヒートシール、熱エンボス加工等により両シート
を一体化させる等して製造できる。
【0025】尚、本発明の清掃シート1は、上述の形態
に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能である。例えば、上記吸収シート3
を、清掃シートの中央部(後述する清掃具の清掃部に対
応する部分)にのみ設け(該中央部のみを3層構造と
し)、両側部は2枚の表面シート2、2からなる2層構
造とすることもできる。また、本形態においては一体化
と凸部の形成とをエンボス処理により同時行っている
が、先ず、表面シートに凸部の形成を行った後、一体化
を行うこともできる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
具体的に説明するが本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0027】〔実施例1〕下記組成からなる表面シート
及び吸収シートを下記製法に準じて製造し、下記シート
製造法に準じて、図1〜3に示す清掃シートを製造し
た。 表面シート2;針葉樹クラフトパルプ(パルプ繊維)3
0重量部と熱可塑性繊維70重量部(チッソ(株)製の
芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポリエチレン、
商品名「ESC」)との繊維混合原料を用い、通常の湿
式抄紙にて製造してなる、坪量30g/m2 のシート。 吸収シート3;レーヨン(親水性セルロース繊維)70
重量部、熱可塑性繊維30重量部(ダイワボウポリテッ
ク(株)製の芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポ
リエチレン、商品名「NBF」)の坪量40g/m2
スパンレース不織布。 清掃シートの製造法;表面シート、吸収シート、表面シ
ートの3層の積層体を格子柄のヒートシールロールを用
いて、熱エンボス処理して相互に接着し、凸部を形成す
ると共に表面シートと吸収シートとの一体化を行い、3
層構造に積層され、複数の凸部を有し且つ表面シートと
吸収シートとが一体化されてなる清掃シートを得た。得
られた清掃シートにおける表面シートの接触面積は、8
0%であった。得られたシートについて下記の如くして
摩擦抵抗値を測定した。その結果、500gであった。
また、下記の如くして拭き易さ及び拭き取り性について
試験した。その結果を〔表1〕に示す。
【0028】<摩擦抵抗>30×80cmの木製床材
(フローリング材)を万能圧縮引張試験機(オリエンテ
ィック社製 RTM―25)に設置した。清掃シート
は、22cm×28cmの大きさで、清掃シートを水に
浸した後、2つ折りにして、10kgの荷重下でロール
プレスし、水を絞り、26.5cm×10cmの平面状
のモップ清掃部にまきつけてテープで固定し、1kgの
荷重を清掃部上部に固定した。モップ清掃部には木製床
材上を滑らすためにたこ糸を付け、万能圧縮引張試験機
下部に設置した滑車を通して鉛直上方に可動する試験機
チャックにたこ糸の端を固定した後、試験機のチャック
を500mm/minの速度で鉛直上方に可動させるこ
とで、清掃シートを装着したモップ清掃部を可動させ、
その際の摩擦抵抗値を測定した。本試験法で得られる摩
擦抵抗値と上記拭きやすさ(操作性)との相関をとった
結果、本試験法で、900g未満の時以下のものが、拭
きやすさ良好と判断され、1000g以上では拭きにく
いとの相関があった。
【0029】<拭きやすさ>22cm×28cmの大き
さの清掃シートを水に浸した後、2つ折りにして、10
kgの荷重下でロールプレスし、水を絞り、26.5c
m×10cmの平面状のモップ清掃部に装着した。モニ
ター10人に、上記清掃シートを装着した清掃具を木製
床材(フローリング材)上で動かしてもらい、拭きやす
さについて感覚的な試験を行った。そして、モニター1
0人のうち、8人以上がスムーズに動かせると答えた場
合を○とし、4〜7人の場合を△とし、3人以下の場合
を×とした。
【0030】<汚れの拭き取り性>3×8cmのビニー
ル製床材(クッションフロア)に濃縮しょうゆを0.0
5g均一に塗布し、50℃で30分間乾燥してモデル汚
れのテストピースを作成した。清掃シートは7×10c
mの大きさに裁断し、上記「拭き易さ」の試験と同様に
して水を含ませた後、500gの荷重がかかる条件でテ
ストピース上を40cmのストロークで動く研磨試験機
に装着した。テストピースを研磨試験機に設置した後、
往復20回の研磨試験を行った。試験後、残留した汚れ
の重量を測定してかき取られた汚れの重量を算出し、初
期の汚れの重量に対する比率を求め、これを拭き取り率
とした。本試験法の結果と実際の汚れとの相関を取った
結果、本試験法で70%以上の拭き取り率が得られるも
のは、実際の汚れの拭き取り性が良好であると判断され
たので、70%以上の拭き取り率の場合を○とした。
【0031】〔実施例2〕表面シートの接触面積率を6
0%とした以外は、実施例1と同様にして清掃シートを
得た。得られた清掃シートについて実施例1と同様にし
て摩擦抵抗を測定したところ、摩擦抵抗値は400gで
あった。また、実施例1と同様にして拭き易さ及び拭き
取り性の試験を行った。その結果を〔表1〕に示す。
【0032】〔実施例3〕下記組成からなる表面シート
及び吸収シートを下記製法に準じて製造し、下記シート
製造法に準じて、図1〜3に示す清掃シートを製造し
た。 表面シート2;針葉樹クラフトパルプ(パルプ繊維)5
0重量部と熱可塑性繊維50重量部(チッソ(株)製の
芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポリエチレン、
商品名「ESC」)との繊維混合原料を用い、通常の湿
式抄紙にて製造してなる、坪量30g/m2 のシート。 吸収シート3;レーヨン(親水性セルロース繊維)70
重量部、熱可塑性繊維30重量部(ダイワボウポリテッ
ク(株)製の芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポ
リエチレン、商品名「NBF」)の坪量40g/m2
スパンレース不織布。 清掃シートの製造法;表面シート、吸収シート、表面シ
ートの3層の積層体を格子柄のヒートシールロールを用
いて、熱エンボス処理して相互に接着し、凸部を形成す
ると共に表面シートと吸収シートとの一体化を行い、3
層構造に積層され、複数の凸部を有し且つ表面シートと
吸収シートとが一体化されてなる清掃シートを得た。得
られた清掃シートにおける表面シートの接触面積は、8
0%であった。得られた清掃シートについて実施例1と
同様にして摩擦抵抗を測定したところ、摩擦抵抗値は7
00gであった。また、実施例1と同様にして拭き易さ
及び拭き取り性の試験を行った。その結果を〔表1〕に
示す。
【0033】〔実施例4〕表面シートの接触面積率を6
0%とした以外は、実施例3と同様にして清掃シートを
得た。得られた清掃シートについて実施例1と同様にし
て摩擦抵抗を測定したところ、摩擦抵抗値は500gで
あった。また、実施例1と同様にして拭き易さ及び拭き
取り性の試験を行った。その結果を〔表1〕に示す。
【0034】〔実施例5〕下記組成からなる表面シート
及び吸収シートを下記製法に準じて製造し、下記シート
製造法に準じて、図1〜3に示す清掃シートを製造し
た。 表面シート2;針葉樹クラフトパルプ(パルプ繊維)3
0重量部と熱可塑性繊維70重量部(チッソ(株)製の
芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポリエチレン、
商品名「ESC」)との繊維混合原料を用い、通常の湿
式抄紙にて、坪量30g/m2 のシートを製造した。 吸収シート3;レーヨン(親水性セルロース繊維)70
重量部、熱可塑性繊維30重量部(ダイワボウポリテッ
ク(株)製の芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポ
リエチレン、商品名「NBF」)の坪量40g/m2
スパンレース不織布。 清掃シートの製造法;表面シート、吸収シート、表面シ
ートの3層の積層体を格子柄のヒートシールロールを用
いて、熱エンボス処理して相互に接着し、凸部を形成す
ると共に表面シートと吸収シートとの一体化を行い、3
層構造に積層され、複数の凸部を有し且つ表面シートと
吸収シートとが一体化されてなる清掃シートを得た。得
られた清掃シートにおける表面シートの接触面積は、4
0%であった。得られた清掃シートについて実施例1と
同様にして摩擦抵抗を測定したところ、摩擦抵抗値は3
00gであった。また、実施例1と同様にして拭き易さ
及び拭き取り性の試験を行った。その結果を〔表1〕に
示す。
【0035】〔実施例6〕下記組成からなる表面シート
及び吸収シートを下記製法に準じて製造し、下記シート
製造法に準じて、図1〜3に示す清掃シートを製造し
た。 表面シート2;針葉樹クラフトパルプ(パルプ繊維)5
0重量部と熱可塑性繊維50重量部(チッソ(株)製の
芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポリエチレン、
商品名「ESC」)との繊維混合原料を用い、通常の湿
式抄紙にて製造した、坪量30g/m2 のシート。 吸収シート3;レーヨン(親水性セルロース繊維)70
重量部、熱可塑性繊維30重量部(ダイワボウポリテッ
ク(株)製の芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポ
リエチレン、商品名「NBF」)の坪量40g/m2
スパンレース不織布。 清掃シートの製造法;表面シート、吸収シート、表面シ
ートの3層の積層体を格子柄のヒートシールロールを用
いて、熱エンボス処理して相互に接着し、凸部を形成す
ると共に表面シートと吸収シートとの一体化を行い、3
層構造に積層され、複数の凸部を有し且つ表面シートと
吸収シートとが一体化されてなる清掃シートを得た。得
られた清掃シートにおける表面シートの接触面積は、4
0%であった。得られた清掃シートについて実施例1と
同様にして摩擦抵抗を測定したところ、摩擦抵抗値は3
50gであった。また、実施例1と同様にして拭き易さ
及び拭き取り性の試験を行った。その結果を〔表1〕に
示す。
【0036】〔実施例7〕下記組成からなる表面シート
及び吸収シートを下記製法に準じて製造し、下記シート
製造法に準じて、図1〜3に示す清掃シートを製造し
た。 表面シート2;針葉樹クラフトパルプ(パルプ繊維)7
0重量部と熱可塑性繊維30重量部(チッソ(株)製の
芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポリエチレン、
商品名「ESC」)との繊維混合原料を用い、通常の湿
式抄紙にて、坪量30g/m2 のシートを製造した。 吸収シート3;レーヨン(親水性セルロース繊維)70
重量部、熱可塑性繊維30重量部(ダイワボウポリテッ
ク(株)製の芯/鞘繊維、芯;ポリプロピレン、鞘;ポ
リエチレン、商品名「NBF」)の坪量40g/m2
スパンレース不織布。 清掃シートの製造法;表面シート、吸収シート、表面シ
ートの3層の積層体を格子柄のヒートシールロールを用
いて、熱エンボス処理して相互に接着し、凸部を形成す
ると共に表面シートと吸収シートとの一体化を行い、3
層構造に積層され、複数の凸部を有し且つ表面シートと
吸収シートとが一体化されてなる清掃シートを得た。得
られた清掃シートにおける表面シートの接触面積は、4
0%であった。得られた清掃シートについて実施例1と
同様にして摩擦抵抗を測定したところ、摩擦抵抗値は1
000gであった。また、実施例1と同様にして拭き易
さ及び拭き取り性の試験を行った。その結果を〔表1〕
に示す。
【0037】〔比較例1〕市販のパイル地のタオルにつ
いて、実施例1と同様にして摩擦抵抗を測定したとこ
ろ、摩擦抵抗値は1500gであった。また、実施例1
と同様にして拭き易さ及び拭き取り性の試験を行った。
その結果を〔表1〕に示す。
【0038】
【表1】
【0039】実施例1〜7及び比較例1の結果から明ら
かなように、本発明の清掃シートは表面シートがパルプ
繊維と熱可塑性繊維とを含有するため、更には床との接
触面積も適度のものであるため、水拭きを行う際の摩擦
抵抗が低く、水拭きを軽い力でスムーズに行うことがで
き、更には水拭きを行う際に堅く絞ったりしても各シー
トがはがれてしまう等することがないものである。
【0040】
【発明の効果】本発明の清掃シートは、一般家庭におい
て、湿式掃除、即ち、床などの水拭きをモップ状の清掃
具に装着して、軽い力で拭きやすく、手軽に清掃できる
使い捨ての清掃シートである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の清掃シートの1形態を示す平
面図である。
【図2】図2は、図1のII-II 断面図である。
【図3】図3は、図2のIII 部拡大図である。
【図4】図4は、本発明の清掃シートの使用態様を示す
斜視図である。
【図5】図5は、接触面積の測定法の概要を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 清掃シート 2 表面シート 3 吸収シート 4 凹部 5 凸部
フロントページの続き (72)発明者 阿部 啓二 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート及び液保持性の吸
    収シートを具備してなり、該表面シートと該吸収シート
    とが一体化されており、該表面シートは、パルプ繊維と
    熱可塑性繊維とを含む繊維混合物により形成されてお
    り、且つ表面に複数の凸部を有していることを特徴とす
    る清掃シート。
  2. 【請求項2】 上記繊維混合物における上記熱可塑性繊
    維の含有量が表面シート全体に対して40〜95重量%
    であることを特徴とする請求項1記載の清掃シート。
  3. 【請求項3】 上記凸部は、清掃時において被清掃面に
    接触する部位であり、該凸部の面積が、表面シート全体
    の面積に対して60〜99%であることを特徴とする請
    求項1記載の清掃シート。
  4. 【請求項4】 上記吸収シートは、親水性セルロース系
    繊維と熱可塑性繊維とからなる繊維混合物により形成さ
    れてなるシートであり、該熱可塑性繊維の含有量が吸収
    シート全体に対して5〜50重量%であることを特徴と
    する請求項1記載の清掃シート。
  5. 【請求項5】 上記清掃シートは、上記吸収シートの両
    面に上記表面シートが配されてなる3層構造のシートで
    あることを特徴とする請求項1記載の清掃シート。
  6. 【請求項6】 上記清掃シートは、清掃部と該清掃部に
    連結された棒状の把手とを具備た掃除具における、該清
    掃部に装着されて使用されるシートであることを特徴と
    する請求項1記載の清掃シート。
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