JPH10286087A - 固定化生体触媒 - Google Patents

固定化生体触媒

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JPH10286087A
JPH10286087A JP1580998A JP1580998A JPH10286087A JP H10286087 A JPH10286087 A JP H10286087A JP 1580998 A JP1580998 A JP 1580998A JP 1580998 A JP1580998 A JP 1580998A JP H10286087 A JPH10286087 A JP H10286087A
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聡美 小松崎
Masaharu Mukoyama
正治 向山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な固定化生体触媒とその利用方法の提
供。 【解決手段】 下記一般式(I)(式中、Yは直接結合
であるか又は下記式(II) により表わされる2価基であ
り、R1 及びR2 は相互に独立に水素原子又は有機基で
あり、 【化1】 は陰イオンであり、そしてnは100〜5000の数で
ある)により表わされるポリマーにより、酵素を含有す
る細胞を固定化して成る固定化生体触媒。 【化2】 【効果】 1週間以上連続使用しても活性が実質上低下
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規固定化生体触
媒及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】固定化生体触媒としては、固体担体の表
面に物理的吸着、イオン結合又は共有結合により酵素又
は微生物を結合したもの、菌体等の酵素含有物を相互に
架橋したもの、酵素や酵素含有物を格子やマイクロカプ
セルに包括したもの、等が知られている。また、これら
とは異るタイプの固定化触媒として、特開平5−344
898号公報には、固体担体表面上でポリアゼチジンプ
レポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリウレタ
ンヒドロゲルプレポリマー又はポリメチレンイソシアネ
ートを硬化せしめることにより微生物細胞を該固体表面
上に固定する方法が記載されている。しかしながら、こ
の方法においては固定化時における酵素の失活が大きい
などの問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、上記
の欠点を解消した新規な固定化生体触媒を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の特許
を解決すべき種々検討した結果、酸性において水溶性で
ありアルカリ性において不溶性となるポリアリルアミン
系ポリマーにより酵素含有細胞を固体担体に結合させる
ことにより、上記の欠点を有さず、且つ酵素活性を長時
間にわたって安定に維持することができる固定化生体触
媒が得られることを見出し、本発明を完成した。従って
本発明は、水不溶性固体担体上に、次の一般式:
【0005】
【化4】 (式中、Yは直接結合であるか、又は次の式:
【0006】
【化5】 により表わされる2価基であり、R1 及びR2 は相互に
独立に水素原子又は有機残基であり、
【0007】
【化6】 は陰イオンであり、そしてnは100〜5000の数で
ある)により表わされるポリマーにより、酵素を含有す
る細胞を固定化して成る固定化生体触媒を提供する。
【0008】本発明はまた、上記の細胞としてアスパル
ターゼもしくはアスパルターゼとマレイン酸イソメラー
ゼの両者を含有する細胞、あるいはアスパルターゼを含
有する細胞とマレイン酸イソメラーゼを含有する細胞と
の組合せを用いる固定化生体触媒に、フマル酸とアンモ
ニアもしくはフマル酸アンモニウム又はマレイン酸とア
ンモニアもしくはマレイン酸アンモニウムを接触せしめ
ることを特徴とする、L−アスパラギン酸の製造方法を
提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の固定化生体触媒において
使用する担体としては、粒状物又はシート状物のいずれ
でもよく、例えば、粒状物としてはイオン交換樹脂、例
えばアニオン交換樹脂である(オルガノ(株)製)アン
バーライトIRA−904,IRA−94S、アンバー
リストA−26,A−27、カチオン交換樹脂である
(オルガノ(株)製)アンバーライト200C,201
B,IRC−50,IRC−76等が使用される;無機
担体、例えばモレキュラーシーブ、アルミナ、シリカ、
シリカゲル等が使用される。粒状物の粒径は、0.1mm
〜10mmが好ましく、さらに好ましくは0.3mm〜3mm
である。またシート状物としてはイオン交換膜やアルミ
ナやシリカのシート等が使用される。シート状物の厚さ
は、0.01mm〜10mmが好ましくさらに好ましくは
0.1mm〜5mmである。本発明において細胞を固定化す
るために使用する樹脂としては、次の一般式:
【0010】
【化7】 (式中、Yは直接結合であるか、又は次の式:
【0011】
【化8】 により表わされる2価基であり、R1 及びR2 は相互に
独立に水素又は有機残基であり、
【0012】
【化9】 は陰イオンを表わし、そしてnは100〜5000の数
である)により表わされるポリマーが使用される。
【0013】式中、R1 及びR2 の有機残基としては、
炭素数10個以下のアルキル基が挙げられ、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、ter−ブチル基等であり、メチ
ル基が特に好ましい。さらに、ハロゲンやヒドロキシル
の置換した有機残基を使用することができ4−クロロ−
2−ジメチルペンチル基、3−エチル−2,5−ジクロ
ロヘプチル基、2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルノニ
ル基などであり、特に、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル基が好ましい。
【0014】X- としてはハロゲンイオン、例えば
- 、Cl- 、Br- 、I- が挙げられ特にCl- が好
ましい。さらに、他の一価の陰イオン、例えばNO3 -
などを使用することもできる。nは好ましくは100〜
5000である。具体的なポリマーとしては、次の構造
式により示されるものが挙げられる。
【0015】
【化10】
【0016】式(A)のポリマーは、例えば商品名PA
S410として、式(B)のポリマーは例えば商品名P
AS92として、式(C)のポリマーは例えば商品名P
AS−M−1として、式(D)のポリマーは例えば商品
名PAS−880として、式(E)のポリマーは例えば
商品名PAS−H−5Lとして、日東紡績株式会社から
入手することができる。また、例えば式(A)のポリマ
ーは、ジアリルアミン塩(例えば塩酸塩)とマレイン酸
の1:1共重合により製造することができ、式(B)の
ポリマーはジアリルアミン塩(例えば塩酸塩)と亜硫酸
ガスとの共重合又はラジカル重合により、式(C)のポ
リマーはジアリルモノアルキルアミンの共重合又はラジ
カル重合により、製造することができる。
【0017】本発明で使用する細胞としては、所望の酵
素を含有する任意の細胞を使用することができ、例えば
細菌、酵母、藻類、糸状菌等の微生物細胞、植物細胞等
が使用できる。酵素としては、特に限定されないが、例
えばフマル酸アンモニウムをL−アスパラギン酸に転換
するアスパルターゼ、マレイン酸をフマル酸に転換する
マレイン酸イソメラーゼ、フマル酸をL−リンゴ酸に転
換するフマラーゼ、マレイン酸をD−リンゴ酸に転換す
るマレアーゼ、シスエポキシコハク酸をL−酒石酸に転
換するヒドラターゼ等、種々の酵素が挙げられる。より
具体的な細胞の例として、アスパルターゼを含有する細
菌細胞、マレイン酸イソメラーゼを含有する細菌細胞、
アスパルターゼとマレイン酸イソメラーゼの両方を含有
する細菌細胞等が使用される。さらに、具体的には、例
えば次のような微生物の細胞を使用することができる。
【0018】
【表1】
【0019】これら微生物の細胞を培養した培養液に先
の一般式(化4)で示されるポリマーを低濃度で添加す
ると、培養菌体を凝縮沈降させることができ、大量の培
養液を遠心分離にかける必要がなくなるため操作が簡易
となる。具体的には、固定化する微生物を培養した培養
液に、先の一般式(化4)で示されるポリマーを固型分
濃度として10〜10000ppm になるように、好まし
くは100〜1000ppm になるように添加し、静置す
ると微生物菌体が凝集し、沈降する。この時、あらかじ
め培養液を冷却しておけば、目的の酵素活性の低下を防
ぐのに有効である。
【0020】このようにして、微生物菌体を沈降させた
後、上澄みを抜き出すことによって液量を数分の1に減
らすことが出来る。例えば、1Lの培養液にPAS−8
80を500ppm 添加して、30分静置すると、約80
0mlが上澄みとして分離される。残りの菌体凝集液を3
000rpm の低速遠心分離器にかけると、菌体をケーキ
として回収することが出来る。このように凝集した菌体
は低速遠心機でも十分に遠心分離できるため、簡易な装
置で菌体が回収出来るようになる。回収した菌体はその
まま、あるいは水を追加して、pH調節したポリマーと混
合することによって固定化の材料として使用することが
出来る。
【0021】細胞の固定に当っては1種類の細胞を固定
することもでき、又は複数種類の細胞を固定することも
できる。例えば、マレイン酸イソメラーゼを含有する細
菌細胞とアスパルターゼを含有する細菌細胞とを組合せ
て固定することができる。細胞の固定にあたっては、弱
酸性にした液状のポリマーに細胞を水と共に混合した
後、この混合物pHを中性〜塩基性にし、固体担体にまぶ
して乾燥すればよい。乾燥はロータリーエバポレータ
ー、流動床乾燥器、スプレードライヤー等、細胞中の酵
素が不活性化しない程度で操作できる常用の粒体乾燥機
を用いることができる。
【0022】1回の操作により固定化される細胞の量が
少ない場合には、固体担体にポリマー/細胞混合物をま
ぶす操作と乾燥操作を複数回、例えば2〜5回反復する
こともできる。固定化すべき細胞とポリマーとの比率は
細胞(乾物重量として)1kgに対してポリマー4kg〜2
00kg、好ましくは10kg〜50kgである。ポリマーと
細胞との混合物を調製する場合に添加する水の量は細胞
1kg当り5kg〜400kg、好ましくは20kg〜100kg
である。固定化した後の細胞を含むポリマー層の厚さは
0.01〜0.3mm、好ましくは0.1〜0.2mmであ
る。
【0023】固定化触媒を膜状にする場合は、前記のご
ときシート状担体に、上記の細胞/ポリマー混合物を塗
布した後乾燥すればよい。固定化された細胞の密度は、
塗布量、又は塗布−乾燥の反復回数の調整により調節す
ることができる。本発明の固定化生体触媒の応用例の1
つとしてL−アスパラギン酸の生産がある。この場合、
アスパルターゼを有する細胞、特に細菌細胞を固定化し
た固定化生体触媒をカラムに詰め、これにフマル酸とア
ンモニアとの水溶液、又はフマル酸アンモニウムの水溶
液を通過させればよい。
【0024】また、アスパルターゼとマレイン酸イソメ
ラーゼとを有する細胞(例えば細菌細胞)を固定化した
固定化生体触媒、又はアスパルターゼを有する細胞とマ
レイン酸イソメラーゼを有する細胞の両者を1つの固定
化担体に固定化した固定化生体触媒をカラムに詰め、こ
れにマレイン酸とアンモニアとの水溶液又はマレイン酸
アンモニウムの水溶液を通過させることによりマレイン
酸から1段階の操作でL−アスパラギン酸を生成せしめ
ることができる。
【0025】また、マレイン酸イソメラーゼを有する細
胞を固定化した固定化生体触媒と、アスパルターゼを有
する細胞を固定化した固定化生体触媒の両者を混合しカ
ラムに詰め、これにマレイン酸とアンモニアとの水溶
液、又はマレイン酸アンモニウムの水溶液を通過させる
ことによりマレイン酸から1段階の操作でL−アスパラ
ギン酸を生成せしめることができる。
【0026】さらに、マレイン酸イソメラーゼを有する
細胞を固定化した固定化生体触媒と、アスパルターゼを
有する細胞を固定化した固定化生体触媒とを別々のカラ
ムに詰め、マレイン酸とアンモニアの水溶液、又はマレ
イン酸アンモニウムの水溶液を、まずマレイン酸イソメ
ラーゼを固定化した固定化生体触媒を通してマレイン酸
をフマル酸に転換した後、アスパルターゼを固定化した
固定化生体触媒のカラムを通してフマル酸アンモニウム
をL−アスパラギン酸に転換することができる。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、反
応生成物は、液体クロマトブラフィーにより分析した。実施例1. 蒸留水1Lあたり10gのフマル酸、5gの
(NH4)2 SO4 、1gのKH2PO4 、3gのK2
PO4 、0.5gのMgSO4 ・7H2 O、5.5gの
NaOH及び20gの酵母エキスの組成からなる培地
(pH6.3)3Lを5Lジャーファーメンターに仕込
み、エッシェリシア・コリ(Escherichia coli) ATC
C11303株を接種し、37℃で通気攪拌培養を行っ
た。培養20時間目に培養を終了し、菌体を遠心分離に
よって集めた。
【0028】PAS−880(日東紡績株式会社製)を
アルカリでpHを7付近にしたもの70g及び脱イオン水
230gをよく混合し、前記の菌体を均一に分散させ
た。6L容のナス型フラスコにイオン交換樹脂(アンバ
ーライトIRA−94S Cl型オルガノ社製、平均粒
径0.5mm)300mlと0.5インチのテフロン球20
0個を入れ、ここに先に得た菌体分散液の1/6を入
れ、30℃で回転させながらエバポレーターで1時間減
圧乾燥し、菌体をイオン交換樹脂に被覆させた。この操
作を6回行った後、テフロン球を除去してビーズ状の固
定化生体触媒を得た。
【0029】前記において調製した固定化生体触媒を、
20%フマル酸アンモニウム溶液(pH8.5)に4℃で
一晩浸したのち、その50mlをジャケット付きカラムに
充填し、ジャケットに30℃の温水を循環させて、反応
器の温度を30℃に設定した。ふた付きビンに入れた基
質液(1L中に200gのフマル酸、200gの25%
アンモニア水、0.25gのMgSO4 ・7H2 O及び
1gの亜硫酸ナトリウム、アンモニアでpH8.3に調
製)をテフロンチューブを通して、毎時25mlの速度で
カラムに流通させ連続反応を行った。
【0030】反応開始後6時間目に反応液の分析を行っ
たところ、反応生成物として、消費フマル酸とほぼ等モ
ルのL−アスパラギン酸が生成し、その反応変換率は9
9.7%であった。また、反応開始後7日目、1ケ月目
及び4ケ月目の変換率も99.7%を維持していた。な
お、固定化生体触媒の形状にも変化はなかった。
【0031】実施例2〜4.実施例1と同様に操作した
が、固定化用ポリマーとしてPAS−880の代りに、
PAS−M−1(実施例2)、PAS−410(実施例
3)及びPAS−H−5L(実施例4)、を用いた。こ
れらの結果をまとめて表2に示す。
【0032】
【表2】 7日間使用した後も、フマル酸からL−アスパラギン酸
への変換率は低下しなかった。
【0033】実施例5.実施例1と同様にエッシェリシ
アコリ(Escherichia coli) ATCC11303株を培
養し、37℃で通気攪拌培養を行った。培養20時間目
に培地を10℃に冷却し、PAS−880 3gを添加
して5分攪拌後、攪拌を止めて静置した。30分後、菌
体が凝集して沈降したので、上澄み液約2.5Lを抜き
出した。残りの液を菌体とともに抜き出し、低速遠心分
離機によって湿菌体120gを回収した。PAS−88
0(日東紡績株式会社製)をアルカリでpH7付近にした
もの70g及び脱イオン水170gをよく混合し、前記
の菌体を均一に分散させた。6L容のナス型フラスコに
イオン交換樹脂(アンバーライトIRA−94S Cl
型オルガノ社製、平均粒径0.5mm)300mlと0.5
インチのテフロン球200個を入れ、ここに先に得た菌
体分散液の1/6を入れ、30℃で回転させながらエバ
ポレーターで1時間減圧乾燥し、菌体をイオン交換樹脂
に被覆させた。この操作を6回行った後、テフロン球を
除去してビーズ状の固定化生体触媒を得た。
【0034】前記において調製した固定化生体触媒を、
20%フマル酸アンモニウム溶液(pH8.5)に4℃で
一晩浸したのち、その50mlをジャケット付きカラムに
充填し、ジャケットに30℃の温水を循環させて、反応
器の温度を30℃に設定した。ふた付きビンに入れた基
質液(1L中に200gのフマル酸、200gの25%
アンモニア水、0.25gのMgSO4 ・7H2 O及び
1gの亜硫酸ナトリウム、アンモニアでpH8.3に調
製)をテフロンチューブを通して、毎時25mlの速度で
カラムに流通させ連続反応を行った。
【0035】反応開始後6時間目に反応液の分析を行っ
たところ、反応生成物として、消費フマル酸とほぼ等モ
ルのL−アスパラギン酸が生成し、その反応変換率は9
9.7%であった。また、反応開始後7日目、1ケ月目
及び4ケ月目の変換率も99.7%を維持していた。な
お、固定化生体触媒の形状にも変化はなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12P 7/46 C12R 1:19) (C12P 7/46 C12R 1:07) (C12P 7/46 C12R 1:01) (C12P 13/20 C12R 1:19) (C12P 13/20 C12R 1:13) (C12P 13/20 C12R 1:06)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水不溶性固体担体上に、次の一般式: 【化1】 (式中、Yは直接結合であるか、又は次の式: 【化2】 により表わされる2価基であり、R1 及びR2 は相互に
    独立に水素原子又は有機残基であり、 【化3】 は陰イオンを表わし、そしてnは100〜5000の数
    である)により表わされるポリマーにより、酵素を含有
    する細胞を固定して成る固定化生体触媒。
  2. 【請求項2】 前記担体がイオン交換樹脂又は無機担体
    である、請求項1又は2に記載の固定化生体触媒。
  3. 【請求項3】 前記担体が粒状物、又はシートである、
    請求項1〜2のいずれか1項に記載の固定化生体触媒。
  4. 【請求項4】 前記細胞が、アスパルターゼおよび/ま
    たはマレイン酸イソメラーゼを含有する細菌細胞、並び
    に該細菌細胞の組合せである請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の固定化生体触媒。
  5. 【請求項5】 フマル酸とアンモニアもしくはフマル酸
    アンモニウム、又はマレイン酸とアンモニアもしくはマ
    レイン酸アンモニウムあるいはマレイン酸を請求項4に
    記載の固定化生体触媒上で反応せしめることを特徴とす
    るL−アスパラギン酸あるいはフマル酸の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6214589B1 (en) 1998-02-13 2001-04-10 Nippon Shokubai Co., Ltd. Method for producing L-aspartic acid
WO2005095626A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nippon Soda Co., Ltd. 固定化生体触媒およびそれを用いた有機酸塩の製造方法
CN112195171A (zh) * 2019-07-08 2021-01-08 秦皇岛华恒生物工程有限公司 一种利用固定化酶制备β-丙氨酸的方法

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