JPH10285098A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JPH10285098A
JPH10285098A JP9092362A JP9236297A JPH10285098A JP H10285098 A JPH10285098 A JP H10285098A JP 9092362 A JP9092362 A JP 9092362A JP 9236297 A JP9236297 A JP 9236297A JP H10285098 A JPH10285098 A JP H10285098A
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JP
Japan
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data
retransmission
transmission
satellite
frequency band
Prior art date
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Pending
Application number
JP9092362A
Other languages
English (en)
Inventor
Futaba Ejima
二葉 江島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH10285098A publication Critical patent/JPH10285098A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球を周回する観測衛星の地上へのデータ伝
送において非常に品質の高いデータサービスを提供す
る。 【解決手段】 従来の高い周波数帯を用いた回線とは別
にデータレートが低い再送データ伝送に適し、かつ降雨
減衰を受けにくい低い周波数帯のBER改善用データ伝
送回線を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば地球観測
・探査を行う周回衛星の大容量のデータ伝送において、
伝送路中で受ける干渉や降雨などにより誤りが生じたデ
ータを地上からの再送要求に応じて本来のデータ伝送に
並行した再送処理を行うことによりビット誤り率(Bi
t Error Rate:以下BERと記す。)を改
善するデータ伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地球観測・探査を行う周回衛星のデータ
伝送において、近年は従来よりも大容量のデータ伝送が
要求されるようになり、大容量伝送に適したKa帯(2
0〜30GHz帯)のような高い周波数の搬送波が用い
られるようになっている。従来はBERを改善する方法
として符号化、インターリーブなどを用いた誤り訂正、
あるいは送信出力の向上、送受信のアンテナ径の拡大等
の手法、あるいは再送システムにおいても本来のデータ
伝送の回線と再送用の回線は1系統1本であった。図2
に従来のデータ伝送装置の構成例を示す。従来のデータ
伝送装置では図2に示すように衛星のセンサのデータは
信号処理回路(CPU)14で信号処理され、送信機1
で変調され、アンテナ3から地上に送信していた。地上
側ではアンテナ4で衛星から送信されてくるデータを受
信し、受信機5で復調され、誤り検出器7により受信デ
ータの誤り検出を行う。その他可視域外でのデータを記
憶するレコーダ2を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高品質の画像データを
得ようとすればBERを非常に低い値(例えば10-7
下)に抑える必要がある。一つの回線しか用いない従来
のデータ伝送装置でこの値を達成するためには、衛星側
の送信機1の出力電力を上げたり衛星側・地上側のアン
テナ径を共に大きくするなどの方法がある。しかし送信
機1の出力電力を上げると重量・消費電力が増大し、衛
星側のアンテナ径を大きくするとやはり重量が増大する
という問題点がある。地上側のアンテナ径を大きくする
のも地上設備としての負担が大きくなるため問題であ
る。衛星側の搭載能力を考慮すると送信機の出力電力・
アンテナ径にも限界があるため、この方法で実現できる
BERにも限界がある。
【0004】衛星通信システムにおける大容量データ伝
送の実現のため、フィーダリンクにもKa帯が使用され
るようになってきた。Ka帯のような高い周波数は大容
量のデータを送ることができるというメリットがある
が、降雨による影響を受けやすくBERの劣化が顕著に
なる。特に周回衛星では限られた可視時間で地上にデー
タを送信することが要求されるため、可視時間内の降雨
は大きな問題である。また降雨などの影響を受けにくい
周波数帯(L:1.5GHz帯、S:2GHz帯または
C:5GHz帯)では逆に大容量のデータ伝送において
その伝送帯域に限界がある。
【0005】さらに従来の再送方法では、本来のデータ
伝送の回線と再送用の回線は一本であるためデータを再
送するために本来のデータ伝送を中断しなければならな
い。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、これによりハードウェア
に負担をかけずに大容量データ伝送においてもBER特
性の良いデータ伝送を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明のデータ伝送
装置は、地上への送信データを高い周波数帯を用いて送
信するデータ送信手段と、上記送信データを一時的に記
録する送信データ記録手段と、上記データ送信手段から
の送信データを受信する地上側の受信手段と、上記受信
手段で受信されたデータの誤りを検出し、誤りが検出さ
れた部分のデータの再送要求信号を低い周波数帯を用い
て衛星側へ送信する再送要求信号送信手段と、上記再送
要求信号送信手段からの再送要求信号を受信し、再送要
求信号に対応したデータを上記送信データ記録手段から
読出し、かつそのデータを低い周波数帯を用いて地上側
へ送信する再送データ送信手段とを備え、さらに上記デ
ータ送信手段、送信データ記録手段および再送データ送
信手段は衛星側に設けたものである。
【0008】また、第2の発明のデータ伝送装置は、第
1の発明の構成に加えて、上記再送データ送信手段から
の再送データを受信する再送データ受信手段と、この再
送受信データと上記地上側の受信手段の受信データとを
記録する受信データ記録手段と、上記受信データ記録手
段に記録されている受信データと再送受信データとを比
較する手段とを地上側に具備したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である地
上局と衛星局の簡単な機器構成とデータが受信・送信さ
れる様子を示した図である。以下、この発明の構成と動
作を図1を用いて説明する。衛星側の第1のレコーダ2
で地上への送信データを一時的に記録し、第1のアンテ
ナ3からKa帯のような高い周波数で地上にデータを送
り、送られてくるデータを地上側の第2のアンテナ4お
よび第1の受信機5で受信し、受信データを第2のレコ
ーダ6で記録し、誤り検出器7で受信データの誤り検出
を行い、誤りが検出されたデータの誤り部分のみを再送
要求する信号を第2の送信機8および第1の給電部9を
通して第3のアンテナ10で低い周波数(例えば1.5
GHz、2GHz、5GHz)を用いて衛星側に送信す
る。衛星側では第4のアンテナ11および第2の給電部
12を通して第2の受信機13で再送要求信号を受けて
CPU14で信号処理してデータが記録されている第1
のレコーダ2から直ちに再送要求されたデータを読み出
し、第3の送信機15を通して第4のアンテナ11で低
い周波数を用いて地上へ送り、地上側でこのデータを第
3のアンテナ10を通して第3の受信機16で受ける。
第2のレコーダ6に記録されているデータと再送データ
を比較チェックしてデータの誤った部分が補われる。こ
の時第1のアンテナ3と第4のアンテナ11は同時にデ
ータ伝送に用いることができる。
【0010】この装置は図1に示すように大容量のデー
タをKa帯のような高い周波数帯を用いて送る通常の回
線と降雨減衰等で誤った部分のみのデータを低い周波数
帯を用いて再送する回線を備え、2つの回線を同時に用
いることを特徴とする。
【0011】誤ったデータのデータレートは低いことを
前提とする。また、データは全て一定の長さのパケット
単位で送信され、データの頭に付いているアドレス情報
を用いて再送要求が行われる。
【0012】この発明に関わるデータ伝送装置は、Ka
帯などの高い周波数帯の他にもう一つデータレートが低
い再送データ伝送に適し、かつ降雨減衰を受けにくい低
い周波数帯(L:1.5GHz帯、S:2GHz帯また
はC:5GHz帯)のBER改善用データ伝送路を持つ
ことを特徴とする。この低い周波数帯のデータ伝送路は
地上側に干渉や降雨により誤りが生じたデータを再び送
信するよう衛星に対して再送要求信号を送る送信機8お
よび送信アンテナ10、再送されたデータを受ける受信
アンテナ10および受信機16を設置し、衛星側にその
コマンドを受ける受信アンテナ11および受信機13、
データを記録し再送要求信号を受信した場合直ちに要求
されたデータを提供することが可能なレコーダ2、再送
要求されたデータをレコーダ2から読み出すCPU1
4、本来のデータ伝送と同時に並行して再送データを送
信する送信アンテナ11および送信機15を設置する。
誤ったデータの再送データはデータ量が少ないため低レ
ートのデータ伝送で済ますことができ、低い周波数帯で
十分対応できる。低い周波数帯は、降雨減衰はほとんど
無く、また低レートで伝送するためBERは非常に低く
なる。よって降雨時においても確実にデータ再送を行う
ことができる。
【0013】さらに2つ目の回線を設けることで本来の
データ伝送を中断することなく、限られた可視時間にデ
ータ取得が可能になる。このようにして誤ったデータを
補うことができ、従来の同種の装置と比較すると誤り率
を大きく改善することが可能になる。またBERを改善
するために衛星側の送信機出力電力を増加したり衛星・
地上のアンテナ径を大きくする必要がなくなり、重量・
消費電力増大などのハードウェアへの負担はない。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、従来の
高い周波数帯を用いたデータ伝送回線に、もう一つデー
タレートが低い再送データ伝送に適し、かつ降雨減衰を
受けにくい低い周波数帯のBER改善用データ伝送回線
を備えており、従来衛星通信において大きな問題であっ
た干渉や降雨減衰によるBERの劣化を改善するもので
ある。これにより従来の装置では送信機出力電力を増大
したりアンテナ径を大きくする等ハードウェアへ大きな
負担をかけなければ達成できなかった高品質の画像デー
タの伝送が可能になる。また周回衛星では限られた可視
時間で地上にデータを送信しなければならず、このよう
に2つの回線を用いて送信すれば本来のデータ伝送を中
断することなく再送データを送ることができ、かつ可視
時間を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すデータ伝送装
置の構成図である。
【図2】 従来のデータ伝送装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 第1の送信機、2 第1のレコーダ、3 第1のア
ンテナ、4 第2のアンテナ、5 第1の受信機、6
第2のレコーダ、7 誤り検出器、8 第2の送信機、
9 第1の給電部、10 第3のアンテナ、11 第4
のアンテナ、12 第2の給電部、13 第2の受信
機、14 セントラルプロセッシングユニット(CP
U)、15 第3の送信機、16 第3の受信機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地球を周回する観測衛星あるいは宇宙機
    等の衛星に搭載されデータを地上に伝送するデータ伝送
    装置において、地上への送信データを高い周波数帯を用
    いて送信するデータ送信手段と、上記送信データを一時
    的に記録する送信データ記録手段と、上記データ送信手
    段からの送信データを受信する地上側の受信手段と、上
    記受信手段で受信されたデータの誤りを検出し、誤りが
    検出された部分のデータの再送要求信号を低い周波数帯
    を用いて衛星側へ送信する再送要求信号送信手段と、上
    記再送要求信号送信手段からの再送要求信号を受信し、
    再送要求信号に対応したデータを上記送信データ記録手
    段から読出し、かつそのデータを低い周波数帯を用いて
    地上側へ送信する再送データ送信手段とを備え、さらに
    上記データ送信手段、送信データ記録手段および再送デ
    ータ送信手段は衛星側に設けられていることを特徴とす
    るデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記再送データ送信手段からの再送デー
    タを受信する再送データ受信手段と、この再送受信デー
    タと上記地上側の受信手段の受信データとを記録する受
    信データ記録手段と、上記受信データ記録手段に記録さ
    れている受信データと再送受信データとを比較する手段
    とを地上側に具備したことを特徴とする請求項1記載の
    データ伝送装置。
JP9092362A 1997-04-10 1997-04-10 データ伝送装置 Pending JPH10285098A (ja)

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