JPH10284494A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10284494A
JPH10284494A JP9100887A JP10088797A JPH10284494A JP H10284494 A JPH10284494 A JP H10284494A JP 9100887 A JP9100887 A JP 9100887A JP 10088797 A JP10088797 A JP 10088797A JP H10284494 A JPH10284494 A JP H10284494A
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JP
Japan
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memory cell
boundary
cell array
peripheral circuit
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Withdrawn
Application number
JP9100887A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Taira
雅之 平
Shunichi Sukegawa
俊一 助川
Shinji Bessho
真次 別所
Michio Nishimura
美智夫 西村
Hiroyuki Uchiyama
博之 内山
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Yasushi Takahashi
康 高橋
Koji Arai
公司 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 半導体基板上で相隣接する領域間の段差を簡
易かつ効果的に緩和し、信頼性の高い配線を形成できる
ようにする。 【解決手段】 メモリセルアレイ部MAと周辺回路部P
Cとの境界部に沿って低位側の周辺回路部PC内に段差
緩和用のポリシリコン膜FGをフィールド酸化膜12上
に設け、境界部における両領域MA,PC(PCA )間
の高低差を大幅に緩和し、これによってBPSG層38
におけるグローバル段差も大幅に緩和または低減する。
これにより、配線工程においては、該境界部付近のグロ
ーバル段差がなだらかで高低差が小さいため、フォトリ
ソグラフィ時のフォトレジストの露光ないし加工を設計
パターン通りに行え、BPSG層38上に形成される各
配線間の短絡や断線を生じることはない。また、該段差
緩和用のポリシリコン膜FGは接地電位に接続されてい
るため、カップリング・ノイズを起こすおそれもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上の相
隣接する領域の間で高低差がある半導体装置に関する。
【0020】
【従来の技術】最近のダイナミックRAMの多くは、ス
タックド・キャパシタ・セルのメモリセル構造を採用し
ている。このメモリセル構造は、半導体基板の上に多層
のポリシリコンを積み上げるようにしてメモリセルのキ
ャパシタを形成するため、どうしても基板上方に突出し
た構造となる。したがって、半導体基板上にこのような
凸状のメモリセルを高密度でマトリクス状に多数配置し
てなるメモリセルアレイは、アレイ全体として凸状に隆
起した回路領域を形成する。
【0030】一方、そのようなメモリセルアレイの回り
に配置されるセンスアンプやワード線ドライバ等の周辺
回路は、主にMOSやTTL等の集積回路で構成され
る。これらの集積回路の大部分は半導体基板の主面(表
面)に形成された拡散層からなり、せいぜいMOSトラ
ンジスタのゲート電極が半導体基板上で離散的に凸状を
形成するにすぎない。
【0040】したがって、この種のダイナミックRAM
では、互いに隣接するメモリセルアレイ領域と周辺回路
領域との間で大きな高低差が存在する。
【0050】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなダイナミ
ックRAMでは、周辺回路領域からメモリセルアレイ領
域にかけてビット線やワード線等が多層配線技術によっ
て設けられる。上層配線においては、両領域を覆うよう
にたとえばシリケートガラス層(BPSG層)からなる
層間絶縁膜が堆積され、次いでこの層間絶縁膜にアニー
ルまたはエッチバック等の平坦化処理が施された後、そ
の上に配線層が形成される。
【0060】この場合、両領域に堆積した層間絶縁膜の
表面においては、メモリセルアレイ領域内では各メモリ
セル間に、周辺回路領域内では各ゲート電極の回りに、
それぞれ小さな段差(ローカル段差)が現れ、メモリセ
ルアレイ領域と周辺回路領域との境界線付近に大きな段
差(グローバル段差)が現れる。
【0070】これらの段差のうち、各回路領域内のロー
カル段差は上記平坦化処理によって実質的に消滅する
が、境界部のグローバル段差は高低差が大きいうえ勾配
が急峻であるため、平坦化処理の後でも残ってしまう。
【0080】この結果、配線工程のフォトリソグラフィ
において、上記境界部のグローバル段差で配線が断線ま
たは短絡しやすくなる。すなわち、段差部に厚く、たと
えばポジ型フォトレジストが塗布されると、フォトレジ
ストの底部まで露光できずに配線が短絡したり、段差部
の斜面による光の乱反射等でフォトレジストの非露光部
分が露光されてしまい、パターンくずれしたフォトレジ
ストをマスクにエッチングして形成される配線のパター
ン幅が変形し、これによって配線が断線することもあ
る。
【0090】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、半導体基板上で相隣接する領域間の段差を簡易
かつ効果的に緩和できるようにした半導体装置を提供す
ることを目的とする。
【0100】さらに、本発明は、半導体基板上で相隣接
する領域間の段差を緩和して信頼性の高い配線を形成で
きるようにした半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0110】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の半導体装置は、半導体基板上で相
隣接する第1および第2の領域の間に高低差があり、少
なくとも両領域の境界部を含む面上に両領域にわたって
絶縁膜が設けられる半導体装置において、前記半導体基
板上の前記境界部付近で前記絶縁膜の段差を緩和するた
めの部材が前記境界部に沿って設けられる構成とした。
【0120】本発明の第2の半導体装置は、上記第1の
半導体装置において、前記第1の領域および/または第
2の領域には1個または複数個のMOSトランジスタが
含まれ、前記段差緩和用の部材がいずれかの前記MOS
トランジスタのゲート電極と同じ材質でかつ同じ工程で
形成される導電性の膜である構成とした。
【0130】本発明の第3の半導体装置は、上記第1ま
たは第2の半導体装置において、前記段差緩和用の部材
が一定電位の電源端子に電気的に接続される構成とし
た。
【0140】また、本発明の第4の半導体装置は、上記
第1ないし第3のいずれかの半導体装置において、前記
第1および第2の領域の間で前記段差を横断する配線が
前記絶縁膜上に設けられる構成とした。
【0150】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0160】図1に、本発明の一実施例によるダイナミ
ックRAMのレイアウト構成を模式的に示す。このダイ
ナミックRAMでは、メモリセルアレイ部MAに隣接し
て、左右両側に一対のワード線ドライバ・バンク部PC
W が配置されるとともに、上下両側に一対のセンスアン
プ・バンク部PCA が配置される。
【0170】メモリセルアレイ部MAは、たとえば64
Kビットの記憶容量を有し、アレイ部内でたとえば25
6組(行)のビット線対と256本(列)のサブワード
線とがマトリクス状に配線され、各ワード線WLと各ビ
ット線BLとの交差位置にメモリセルM−CELLが接
続されている。この図の例では、各ワード線WLと各ビ
ット補線BL- との交差位置にはメモリセルM−CEL
Lが接続されない。
【0180】左右両側のワード線ドライバ・バンク部P
CW には、それぞれ128個のワード線ドライバWDが
千鳥状に配置されている。メモリセルアレイ部MA内の
256本のワード線WLのうち、たとえば半数(128
本)の奇数番目のサブワード線WLは左側のワード線ド
ライバ・バンク部PAW 内の128個のワード線ドライ
バWDにそれぞれ接続され、残りの半数(128本)の
偶数番目のサブワード線WLは右側のワード線ドライバ
・バンク部PAW 内の128個のワード線ドライバWD
にそれぞれ接続されている。
【0190】メモリセルアレイ部MAの上下両側のセン
スアンプ・バンク部PCA にはそれぞれ128個のセン
スアンプSAが千鳥状に配置されている。メモリセルア
レイ部MA内の256組のビット線対のうち、たとえば
半数(128組)の奇数番目のビット線対は上側センス
アンプ・バンクPCA 内の128個のセンスアンプSA
にそれぞれ接続され、残りの半数(128組)の偶数番
目のビット線対は下側センスアンプ・バンク部PCA 内
の128個のセンスアンプSAにそれぞれ接続されてい
る。
【0200】このダイナミックRAMでは、半導体基板
上に、図示のようにメモリセルアレイ部MAを囲むよう
なレイアウトで、メモリセルアレイ部MAと各周辺回路
部PCとの間の境界部に、後述する段差緩和用の導電性
の膜FGが設けられる。この導電性膜FGは、一定の電
位たとえば接地電位Vssの電源端子に電気的に接続され
ている。
【0210】メモリセルアレイ部MAと周辺回路部PC
との間に形成されるビット線BLやワード線WL等の配
線は、上記段差緩和用の導電性膜FGと交差する。しか
し、上記のように導電性膜FGの電位は接地電位Vssに
固定されているため、それと交差する各配線との間に実
質的な寄生容量またはカップリングを生じることはな
い。したがって、たとえば或るワード線WLが活性化さ
れて、その電位がHレベルに立ち上がった時、カップリ
ング効果で隣の他のワード線も一緒にHレベルに立ち上
がるようなおそれはない。
【0220】図2に、メモリセルアレイ部MA内のメモ
リセルM−CELLの構成を示す。このメモリセルM−
CELLは、スタックド・キャパシタ・セルのメモリセ
ル構造を有する。このメモリセル構造において、P型シ
リコン基板10上のフィールド酸化膜12によって分離
された素子領域にゲート酸化膜14が形成され、この上
にポリシリコン等からなるワード線WLおよびSiO2
層等の絶縁膜16が形成される。また、シリコン基板1
0には、ワード線WLをマスクにしたセルフアライン方
式により、N+ 型半導体領域18(ソース領域)および
20(ドレイン領域)が形成されている。
【0230】絶縁膜16の一部分にはコンタクトホール
28が形成され、そのコンタクトホール28にはポリシ
リコンが充填され、ストレージノードのためのプラグ3
0が形成される。絶縁膜16上にはSiO2 層22が形
成され、そのSiO2 層22および絶縁膜16の一部分
にコンタクトホール40が形成され、そのコンタクトホ
ール40にポリシリコン等の導電性材料が充填されて、
ビット線BLが形成される。また、ビット線BL上に
は、SiO2 層24が形成される。
【0240】SiO2 層22およびSiO2 層24上に
は、SiO2 層26および下地層保護のためのSi3N4
層42が形成され、これらSi3N4 層42、SiO2 層
26およびSiO2 層22の一部分にはプラグ30に達
するスルーホール29が形成され、このスルーホール2
9にポリシリコン層32が形成される。このポリシリコ
ン層32に接して円筒形のポリシリコン層34が形成さ
れ、これらポリシリコン層32,34により下部キャパ
シタ電極が構成される。さらに、ポリシリコン層32,
34の表面に誘電体膜たとえばとSi3N4 膜44が被着
され、このSi3N4 膜44上にポリシリコン層36から
なる上部キャパシタ電極(プレート電極)が形成され
る。
【0250】こうして、上下のキャパシタ電極36,3
4および32と誘電体膜44とでなるキャパシタCap
が、プラグ30を介してソース領域18に接続された構
成となっている。なお、図2に示したメモリセルM−C
ELL等の断面構造は、説明を簡略化するために、その
構造を一部簡略化している。
【0260】図3に、メモリセルアレイ部MAと周辺回
路部PCたとえばセンスアンプ・バンク部PCA との境
界付近の回路素子の断面構造を示す。なお、各部の素子
は概略的に図示している。これらの領域MA,PCA 上
には、BPSG層を介してメインワード線、Yアドレス
線等の金属配線が施される。
【0270】図3に示すように、P型シリコン基板10
の一主面上において、メモリセルアレイ部MAの領域に
は図2に示したようなスタックセルキャパシタCap付
きのメモリセルM−CELLがアレイ状に多数個形成さ
れるとともに、各周辺回路部PC(センスアンプ・バン
ク部PCA )の領域には各周辺回路(センスアンプS
A)を構成する所要のMOSトランジスタTRが所定の
レイアウトで離散的に形成される。これらのMOSトラ
ンジスタTRは、たとえばN+ 型ソース領域42とN+
型ドレイン領域44との間にゲート酸化膜46を介して
ポリシリコンゲート電極48を設けた構造からなってい
る。
【0280】この実施例によれば、メモリセルアレイ部
MAと各周辺回路部PC(センスアンプ・バンク部PC
A )との境界部において、低位側の各周辺回路部PC
(センスアンプ・バンク部PCA )の領域内に、段差緩
和用のポリシリコン膜FGが境界部に沿ってフィールド
酸化膜12上に形成される。周辺回路部PC(PCA )
内でMOSトランジスタTRのポリシリコンゲート電極
48がゲート酸化膜46上に所定の膜厚で積層される
時、それと同時にこのポリシリコン膜FGもフィールド
酸化膜12上に同じ膜厚で積層される。
【0290】次いで、図4に示すように、基板10の全
面にCVD法によってBPSG層38が所定の厚さに堆
積される。この堆積層38の表面において、メモリセル
アレイ部MAでは、セルキャパシタCapの衝立高さに起
因する比較的小さな段差(ローカル段差)50が生じる
一方、メモリセルアレイ部MAの端部の外側ではセルキ
ャパシタの衝立構造のような高い構造が存在しないため
に、メモリセルアレイ部MAと周辺回路PC(センスア
ンプ・バンクPCA )との間に比較的大きな段差(グロ
ーバル段差)52が生じる。
【0300】もっとも、本実施例では、メモリセルアレ
イ部MAとの境界部に沿って低位側の各周辺回路部PC
(センスアンプ・バンク部PCA )内に段差緩和用のポ
リシリコン膜FGがフィールド酸化膜12上に設けられ
ているため、境界部における両領域MA,PC(PCA
)間の高低差が大幅に緩和され、これによってBPS
G層38におけるグローバル段差52も大幅に緩和また
は低減されている。
【0310】センスアンプ・バンクPCA 内でも、ゲー
ト電極48−48間または各ゲート電極48の側方に比
較的小さいローカル段差54が生じる。また、ポリシリ
コン膜FGの両側にもローカル段差54が生じるが、そ
のうちの外側つまり境界部側のローカル段差54はグロ
ーバル段差52と重なる。
【0320】これらの段差50,52,54を消失ない
し低減させるために、平坦化処理として、たとえば90
0゜Cで10分間、N2 中でアニールを行い、BPSG
層38をリフローさせる。
【0330】このアニールによって、図5に示すよう
に、メモリセルアレイ部MA内のローカル段差50は実
質的に消失し、各周辺回路部PC(センスアンプ・バン
クPCA )内でも各ゲート電極48付近のローカル段差
54が54’のようになだらかになり、ポリシリコン膜
FG付近のローカル段差54およびグローバル段差52
もそれぞれ54’,52’のようになだらかになる。
【0340】特に、グローバル段差52は、ポリシリコ
ン膜FGの存在により、元々(アニール前にも)緩和さ
れていたので、ゲート電極48付近のローカル段差54
と同程度になだらかな傾斜面となり、その高低差Hも小
さい。
【0350】次いで、図6に示すように、BPSG層3
8上に、メインワード線、Yアドレス線等の金属配線が
形成される。
【0360】この配線工程においては、各周辺回路部P
C(センスアンプ・バンクPCA )内のローカル段差は
もちろん、メモリセルアレイ部MAと各周辺回路部PC
(PCA )との境界部付近のグローバル段差52もなだ
らかで高低差が小さいため、フォトリソグラフィ時のフ
ォトレジストの露光ないし加工を設計パターン通りに行
え、各配線間の短絡や断線も生じることはない。したが
って、配線の加工を微細かつ高精度に、しかも大きな余
裕度をもって行うことができ、プロセスマージンの拡大
をはかれる。
【0370】また、段差緩和用のポリシリコン膜FGに
所定の電圧、たとえば接地電位Vssを印加するような構
成としてもよい。このような構成とすることにより、ポ
リシリコン膜FGに起因するであろうカップリングノイ
ズを防止することができる。
【0380】さらには、メモリセルアレイ部MAと周辺
回路部PCとの境界部におけるメモリセルアレイ部MA
の端部に、セルキャパシタCapと同じ構造であるが、メ
モリセルとしては機能しないダミーセルキャパシタD−
Capを複数列、たとえば2列設ける構成としてもよい。
このように、メモリセルアレイ部MAと周辺回路部PC
との境界部にダミーセルキャパシタD−Capを設ける構
造にすると、メモリセルアレイ部MAの最端部における
セルキャパシタが設計通りの構造に形成されない場合で
も、実際のセルキャパシタはその内側に形成されている
ので、ダイナミックRAM全体の回路構成には何等影響
がないことになる。また、この場合においても、段差緩
和用のポリシリコン膜FGは、上記と同様に形成され
る。
【0390】参考迄に、図7〜図10に、本実施例によ
るポリシリコン膜FGを設けない場合(従来技術)の各
段階を示す。この場合、図7に示すように、メモリセル
アレイ部MAと各周辺回路部PCとの境界部付近では、
低位側の周辺回路部PCに段差緩和用の膜(FG)が存
在しないため、そのぶん両領域MA,PC間の高低差は
大きくなっている。このため、図8に示すように、BP
SG層38を積層した時に大きなグローバル段差52が
現れる。したがって、平坦化処理を施しても、図9に示
すように、グローバル段差52はまだ急峻な斜面となっ
ている。このため、配線の形成に際しては、図10に示
すように、フォトレジストの露光を設計パターン通りに
行うことが難しく、断線や短絡を起こしやすくなる。
【0400】上記した実施例は、殆どメモリセルM−C
ELLだけからなる狭義のメモリセルアレイ部MAとそ
の周辺回路部PC(センスアンプ・バンク部PCA ,ワ
ード線ドライバ・バンク部PCW )との境界部の段差を
緩和するものであった。しかし、図11に示すように、
本発明による段差緩和用の膜FGは、メモリセルM−C
ELL以外の回路部をも含む広義のメモリセルアレイ部
LMAとそれに隣接する周辺回路部(MWD,YSD)
との間の境界部に設けることも可能である。
【0410】図11において、このダイナミックRAM
はたとえば64メガビットの記憶容量を有し、1チップ
(半導体基板)内のメモリセルアレイ(64Mビット)
を8個の8Mビット・ブロックまたはサブマットSMに
分割し、各サブマットSM内のメモリセルアレイ(8M
ビット)を128個の64Kビット・アレイまたは単位
メモリセルアレイUMに分割している。
【0420】各サブマットSM内のメモリアレイ部LM
Aには、128個の単位メモリセルアレイUMがたとえ
ば16行×8列のマトリクス・パターンで配置されてい
る。各単位メモリセルアレイUMは上記実施例における
メモリセルアレイMAに相当するものであり、その回り
にセンスアンプ・バンク部PCA やワード線ドライバ・
バンク部PCW 等の周辺回路部(図示せず)が配置され
ている。
【0430】サブマットSM内の左端部にはアレイ・コ
ントローラ60が配置され、その内側に所望の行のワー
ド線ドライバWDを選択するためのメイワード線MWL
を駆動するメインワード線ドライバMWDが縦方向一列
に配置されている。また、各サブマットSMの上端部に
は、所望の列のセンスアンプSAを選択するためのYア
ドレス線YSを駆動するYSドライバYSDが横方向一
列に配置されている。
【0440】本発明の一実施例によれば、各サブマット
SMにおいて、メモリセルアレイ部LMAと周辺回路部
(MWD,YSD)との間の境界部に、点線で示すよう
に、上記実施例のものと同様な段差緩和用のポリシリコ
ン膜FGが設けられる。この段差緩和用の膜FGは、や
はり一定の電位たとえば接地電位Vssの電源端子に電気
的に接続されていてよく、これによってカップリング・
ノイズを防止できる。
【0450】図示の例では、メモリセルアレイ部LMA
の全周を囲むように段差緩和用の膜FGを形成している
が、必要な箇所だけに形成してもよい。たとえば、メモ
リセルアレイ部LMAに周辺回路部が隣接していない箇
所や上層配線が交差しないような箇所(たとえばメモリ
セルアレイ部LMAの右端側および下端側の箇所)で
は、膜FGを省くことも可能である。
【0460】このサプマットSMの場合、メモリセルア
レイ部LMAの外周縁には、端の単位メモリセルアレイ
UMに対応(隣接)する周辺回路部(センスアンプ・バ
ンク部PCA 、ワード線ドライバ・バンクPCW )が配
置されている。したがって、各メインワード線ドライバ
MWDはワード線ドライバ・バンクPCW を挟んで左端
の単位メモリセルアレイUMと隣接し、各YSドライバ
YSDはセンスアンプ・バンク部PCA を挟んで上端の
単位メモリセルアレイUMと隣接している。
【0470】したがって、段差緩和用の膜FGは、メイ
ンワード線ドライバMWDと左端のワード線ドライバ・
バンクPCW と間の境界部およびYSドライバYSDと
上端のセンスアンプ・バンク部PCA との間の境界部に
形成されることになる。
【0480】もっとも、それら左端のワード線ドライバ
・バンク部PCW または上端のセンスアンプ・バンク部
PCA の内側に、つまり端の単位メモリセルアレイUM
との間の境界部に段差緩和用の膜FGを設けることも可
能である。
【0490】このように、本発明による段差緩和用の部
材は、スタックド・メモリセル型のメモリセルアレイ部
の回りに配設されて顕著な作用効果を奏する。しかし、
メモリセルアレイ部の周りに限定されるわけではない。
相隣接する任意の領域間で高低差があり、しかもその境
界部の段差を横断して多層配線が形成されるようなもの
であれば、本発明による段差緩和用の部材は優れて有効
に適用できる。
【0500】また、上記した実施例では、段差緩和用の
部材がMOSトランジスタのゲート電極と一緒に(同じ
材質で、かつ同じ工程で)形成されるため、簡単かつ低
コストに実現可能となっている。しかし、別の工程で、
任意の材質を用いて任意の膜厚に形成することも可能で
あり、絶縁膜の下ではなく中間層として形成することも
可能である。
【0510】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によれば、半導体基板上で相隣接する領域の間に高低
差がある場合に、両領域の境界部付近に段差を緩和する
ための部材を境界部に沿って設けることにより、該境界
部に積層される絶縁膜の表面をなだらかにすることが可
能であり、該絶縁膜上に信頼性良くかつ余裕をもって配
線を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるダイナミックRAMの
レイアウト構成を模式的に示す略平面図である。
【図2】実施例のダイナミックRAMにおけるメモリセ
ル構造を示す断面図である。
【図3】実施例のダイナミックRAMの製造工程の一段
階を示す要部断面図である。
【図3】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図4】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図5】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図6】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図7】従来のダイナミックRAMの製造工程の一段階
を示す要部断面図である。
【図8】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図9】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図10】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図11】本発明の別の実施例におけるダイナミックR
AM内のレイアウト構成を模式的に示す略平面図であ
る。
【符号の説明】
10 シリコン基板 12 フィールド酸化膜 48 ゲート電極 50,54 ローカル段差 52 グローバル段差 FG (段差緩和用)ポリシリコン膜 Cap スタック・セル・キャパシタ M−CELL メモリセル WL ワード線 BL ビット線 PCA センスアンプ・バンク PCW ワード線ドライバ・バンク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるダイナミックRAMの
レイアウト構成を模式的に示す略平面図である。
【図2】実施例のダイナミックRAMにおけるメモリセ
ル構造を示す断面図である。
【図3】実施例のダイナミックRAMの製造工程の一段
階を示す要部断面図である。
【図4】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図5】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図6】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図7】従来のダイナミックRAMの製造工程の一段階
を示す要部断面図である。
【図8】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図9】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図10】同他の一段階を示す要部断面図である。
【図11】本発明の別の実施例におけるダイナミックR
AM内のレイアウト構成を模式的に示す略平面図であ
る。
【符号の説明】 10 シリコン基板 12 フィールド酸化膜 48 ゲート電極 50,54 ローカル段差 52 グローバル段差 FG (段差緩和用)ポリシリコン膜 Cap スタック・セル・キャパシタ M−CELL メモリセル WL ワード線 BL ビット線 PCA センスアンプ・バンク PCW ワード線ドライバ・バンク
フロントページの続き (72)発明者 助川 俊一 茨城県稲敷郡美浦村木原2355番地 日本テ キサス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 別所 真次 茨城県稲敷郡美浦村木原2355番地 日本テ キサス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 西村 美智夫 茨城県稲敷郡美浦村木原2355番地 日本テ キサス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 内山 博之 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高橋 勉 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高橋 康 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 荒井 公司 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上で相隣接する第1および第
    2の領域の間に高低差があり、少なくとも両領域の境界
    部を含む面上に両領域にわたって絶縁膜が設けられる半
    導体装置において、 前記半導体基板上の前記境界部付近で前記絶縁膜の段差
    を緩和するための部材が前記境界部に沿って設けられて
    いる半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域および/または前記第2
    の領域には1個または複数個のMOSトランジスタが含
    まれ、前記段差緩和用の部材はいずれかの前記MOSト
    ランジスタのゲート電極と同じ材質でかつ同じ工程で形
    成される導電性の膜である請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記段差緩和用の部材が一定電位の電圧
    端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項
    1または2のいずれかに記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の領域の間で前記段
    差を横断する配線が前記絶縁膜上に設けられる請求項1
    ないし3のいずれかに記載の半導体装置。
JP9100887A 1997-04-03 1997-04-03 半導体装置 Withdrawn JPH10284494A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150128594A (ko) 2014-05-09 2015-11-18 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 반도체 장치
US9679634B2 (en) 2014-05-09 2017-06-13 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device
US9818472B2 (en) 2014-05-09 2017-11-14 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device

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