JPH10284205A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JPH10284205A
JPH10284205A JP8083597A JP8083597A JPH10284205A JP H10284205 A JPH10284205 A JP H10284205A JP 8083597 A JP8083597 A JP 8083597A JP 8083597 A JP8083597 A JP 8083597A JP H10284205 A JPH10284205 A JP H10284205A
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JP
Japan
Prior art keywords
contact
socket
contact pin
lead
under test
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Pending
Application number
JP8083597A
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English (en)
Inventor
Reiji Yoshizumi
礼二 吉住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンタクトピンの耐久性を向上させ、ICのリ
ードの半田めっき剥れによる半田屑の発生を低減する。 【解決手段】コンタクトピン14が、所定幅のほぼ垂直
方向の直線部分を有する平面形に形成されこの平面形部
分がリード21の最外側部に接触する接触面141と、
一端がICソケット本体に固定され他端が接触面141
を水平方向及び垂直方向の予め定めた範囲の可動を許容
して所定位置に弾性的に保持するばね作用部142とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICソケットに関
し、特にSmall Outline J−lead
(以下SOJ)パッケージを有する集積回路(IC)素
子を試験するオートハンドラ用のICソケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】SOJパッケージは、樹脂等の絶縁材料
で形成した長方形の平面形を有し、その長辺部分の各側
面に左右対称に配列された多数のリードを有する表面実
装型のICパッケージである。上記リードは下方向に半
ループ状に形成されいわゆるJ型形状を有し、その最下
端表面部がプリント配線板の表面の導体部分に半田等に
より機械的及び電気的に接続される。このSOJパッケ
ージに封入されたICの試験時には、通常ICテスタの
試験治具のICソケットにICを接続するため人手を介
さずに行うオートハンドラを用いる。
【0003】オートハンドラは、ICパッケージをつか
んで、ICソケットの凹部の所要位置にセットし、電気
試験が終了すると引き出して、別の所にある収納器まで
運搬するためのハンドリングツールである。
【0004】例えば、特開平4−109576号公報等
に記載の従来のこの種のICソケットは、帯状金属をI
CのJ型リードの外部側面と接触するよう曲げ加工形成
したばね状のコンタクトピンを有していた。
【0005】従来のICソケット1を被試験ICと共に
縦断面図で示す図3を参照すると、この従来のICソケ
ット1は、ICソケット本体11と、IC2を収容する
ための空間である凹部12と、コンタクトピン13とを
備え、IC2はJ型のリード21と、IC2の上面及び
下面の各々に装着したオートハンドラ対応のハンド3,
4とを備える。
【0006】次に、図3を参照して、従来のICソケッ
トの機能動作について説明すると、ICソケット本体1
1は、ポリエーテルイミド(PEI)等の絶縁材料で形
成し、上部に凹部12を有する。オートハンドラ(図示
しない)は、IC2上面のハンド3をつかんで、ICソ
ケットの凹部の所要位置にセットする。IC2下面のス
トッパ4は凹部12の底面に当たることで上下方向の所
定位置への確実なセットを保証する。
【0007】コンタクトピン13は、それぞれ上下に配
置され対を成す接触片131,132の2本から成り、
リード21とそれぞれ接触するように対応位置に必要本
数用意されソケット本体11に互いに電気的に絶縁され
るように植え付けられる。その材質はBeCu(ベリウ
ム銅)で、厚さ0.2mm,幅0.6mmの板状金属を
曲げ加工して形成したものであり、表面に金メッキ等を
施している。そしてICソケット本体11の凹部12に
IC2を挿入したときに、そのリード21の側面でコン
タクトピン13の弾性力により、確実な電気的接触を得
るように構成している。この状態で、所定の電気試験を
実施する。電気試験が終了すると、オートハンドラは、
再度ハンド3をつかみIC2を引き出して、別の所にあ
る収納器まで運搬する。
【0008】次に、次工程としてバーンインと呼ばれる
エージングを行う。このとき、IC2をバーンイン用治
具であり電気回路を形成したプリント基板であるBTプ
リント板に装着する。このBTプリント板にも、電気試
験用と同様なICソケット1を設置してあり、このIC
ソケット1にバーンイン対象のIC2を装着する。
【0009】上述のように従来のICソケット1は、対
をなすコンタクトピン13の弾性力によってリード21
の側面に接触させる構成であるが、その接触状態を解除
する機構を特に備えていない。したがって、IC2を強
制的に挿入・抜去することにより着脱するほかないの
で、コンタクトピン13の間隔や弾性の強さに対する許
容範囲が狭くなる。つまり、弾性力が弱いときには十分
な接触力が得られず、接触不良が生じ易い。また、弾性
力を強くした場合は、高温測定などにおいてIC2の繰
り返しの着脱により、リード21の半田屑がコンタクト
ピンに付着,蓄積し、その半田屑がIC2の他のリード
21に付着するという不良を生じ易い。さらに、接触片
が2個あり、リードを含めて接触面が2箇所となるため
信頼性が低い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のICソ
ケットは、対をなすコンタクトピンの弾性力によってI
Cのリードの側面に接触させる構成であるが、その接触
状態を解除する機構を備えておらず、したがって、IC
の着脱は強制的な挿入・抜去によるため、コンタクトピ
ン13の間隔や弾性の強さに対する許容範囲が狭くな
り、弾性力が弱いときには不十分な接触力に起因する接
触不良が生じ易く、弾性力が強い場合はICの着脱反復
によりリードの半田屑がコンタクトピンに付着・蓄積
し、その半田屑が他のリードに付着して短絡不良等を生
じ易いという欠点があった。また、接触片が2個あり、
リードを含めて接触面が2箇所となるため信頼性が低い
という欠点があった。
【0011】本発明の目的は、第1に反復使用によるコ
ンタクトピンの劣化に起因する形状変化を防止するこ
と、また、第2に、リードとコンタクトピンとの機械的
な摩擦を抑制し半田屑の発生防止し、その除去作業をな
くすること、また、第3に、量産に適応するよう耐久性
を高め、寿命を伸ばしてICソケットの交換時間等のロ
スタイムを省くこと、第4に、構造の複雑化を回避しか
つ接触箇所を増加させないICソケットを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のICソケット
は、長方形の平面形を有し少くともその長辺側に対向し
て所定のピッチで配列しJ型に成形した複数のリードを
有する被試験ICを無人で扱うためのオートハンドラに
適合するように前記オートハンドラの把持用のハンド治
具と垂直方向の位置決め用のストッパ治具の各々を前記
被試験ICの上面及び下面にそれぞれ取付けたこの被試
験ICの挿着に適合する凹部を上面に有するICソケッ
ト本体と、このICソケット本体に挿着した前記被試験
ICの前記リードの配列に適合するよう配置した複数の
コンタクトピンとを有するICソケットにおいて、前記
コンタクトピンの各々が、所定幅のほぼ垂直方向の直線
部分を有する平面形に形成されこの平面形部分が前記リ
ードの最外側部に接触する接触面と、一端が前記ICソ
ケット本体に固定され他端が前記接触面を水平方向及び
垂直方向の予め定めた範囲の可動を許容して所定位置に
弾性的に保持するばね作用部とを備えて構成されてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を被試
験ICと共に図3と共通の構成要素には共通の参照文字
/数字を付して同様に縦断面図で示す図1(A)及び部
分破断平面図で示す図1(B)を参照すると、この図に
示す本実施の形態のICソケット1Aは、従来と共通の
凹部12に加えて、コンタクトピン14に適合するIC
ソケット本体11Aと、本実施の形態を特徴づける接触
面141とばね作用部142と備えるコンタクトピン1
4とを備える。
【0014】コンタクトピン14は、接触面が一定幅の
垂直方向に平行する直線状すなわちリード21とほぼ平
行の長方形の面を有するように形成されリード21と接
触する接触面141と、接触面141を水平に保持し水
平方向への弾性作用のためのばね作用部142と、コン
タクトピン全体を固定支持する基部143と、外部基板
との接続用の端子144とを備える。
【0015】次に、図1を参照して本実施の形態の機能
動作について説明すると、従来と同様に、オートハンド
ラ(図示しない)は、SOJICパッケージのIC2の
上面,下面の各々をハンド3とストッパ4により挟み込
みハンドリングして、ICソケット本体11に装着す
る。この装着によりICソケット本体11Aのコンタク
トピン14とIC2のリード21と接触させて電気的特
性の測定を行う。電気的特性測定中は、ハンド3,スト
ッパ4とでIC2を保持しているためコンタクトピン1
4自体の弾性力での保持は必要ない。換言すると、オー
トハンドラ使用時には、ICソケット11自体でのIC
2の保持機能はなくても電気的接触を確保できる。
【0016】また、ハンド3,ストッパ4によるIC2
のICソケット本体11への装着深さは均一であること
が望ましい。ただし、1.0mm程度まで深く押し込み
すぎても、コンタクトピン14自体がバネ作用部142
によりバネ作用をもっているため、リード21への負荷
はなく、リード曲がりは発生しない。
【0017】コンタクトピン14は幅0.3mm,厚さ
0.4mmのBeCuで形成し、表面を金メッキ処理し
ている。ICソケット本体11Aは従来と同様にPEI
により形成する。コンタクトピン14の配列間隔Pと対
面距離S及びICソケット本体11Aの大きさは測定対
象ICのパッケージサイズにより異なる。
【0018】ただし、コンタクトピンの幅、厚さはほぼ
上記の通り一定とすることが好ましい。
【0019】次に、本発明の第2の実施の形態を部分破
断平面図で示す図2を参照すると、この図に示す本実施
の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、コンタ
クトピン14Aの各々を2枚の薄いBeCu板を隣接さ
せて形成していることである。この構成により、IC2
のリード21とコンタクトピン14の位置ずれが生じた
場合に、2枚の各ピンがバネ作用を有するため、充分に
リード21との電気的接触を確保できる。なお、この2
枚のBeCuから成るコンタクトピン14A全体の厚さ
は、第1実施の形態のコンタクトピン14と同一幅がよ
い。
【0020】上述したコンタクトピン14を上述の幅,
厚さに形成して、ICのセット・リセット反復試験を実
施した結果、上記反復回数が1万回でもコンタクトピン
の形状に変化がないことを確認した。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICソケ
ットは、コンタクトピンの各々が、ほぼ垂直方向の直線
部分を有する平面形に形成されリードの最外側部に接触
する接触面と、上記接触面を水平方向及び垂直方向の可
動を許容して所定位置に弾性的に保持するばね作用部と
を備えているので、コンタクトピンの形状変化が抑制さ
れICソケットの耐久性が向上し、半田の剥がれ及び屑
の発生が低下することにより短絡事故を防止し、作業能
率、信頼性及び量産性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICソケットの第1の実施の形態を示
す縦断面図及び部分破断平面図である。
【図2】本発明のICソケットの第2の実施の形態を示
す部分破断平面図である。
【図3】従来のICソケットの一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1A ICソケット 2 IC 3 ハンド 4 ストッパ 11,11A ICソケット本体 12 凹部 13,14,14A コンタクトピン 21 リード 141 接触面 142 ばね作用部 143 基部 144 端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の平面形を有し少くともその長辺
    側に対向して所定のピッチで配列しJ型に成形した複数
    のリードを有する被試験ICを無人で扱うためのオート
    ハンドラに適合するように前記オートハンドラの把持用
    のハンド治具と垂直方向の位置決め用のストッパ治具の
    各々を前記被試験ICの上面及び下面にそれぞれ取付け
    たこの被試験ICの挿着に適合する凹部を上面に有する
    ICソケット本体と、このICソケット本体に挿着した
    前記被試験ICの前記リードの配列に適合するよう配置
    した複数のコンタクトピンとを有するICソケットにお
    いて、 前記コンタクトピンの各々が、所定幅のほぼ垂直方向の
    直線部分を有する平面形に形成されこの平面形部分が前
    記リードの最外側部に接触する接触面と、 一端が前記ICソケット本体に固定され他端が前記接触
    面を水平方向及び垂直方向の予め定めた範囲の可動を許
    容して所定位置に弾性的に保持するばね作用部とを備え
    ることを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトピンの各々が、前記所定
    幅の1/2の2組の接触面とばね作用部とを隣接配置し
    て成ることを特徴とする請求項1記載のICソケット。
JP8083597A 1997-03-31 1997-03-31 Icソケット Pending JPH10284205A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2835651A1 (fr) * 2002-02-06 2003-08-08 St Microelectronics Sa Dispositif de montage d'un boitier semi-conducteur sur une plaque-support par l'intermediaire d'une embase

Cited By (2)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991207