JPH10283259A - 情報処理装置およびプロセッサ - Google Patents

情報処理装置およびプロセッサ

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JPH10283259A
JPH10283259A JP10093013A JP9301398A JPH10283259A JP H10283259 A JPH10283259 A JP H10283259A JP 10093013 A JP10093013 A JP 10093013A JP 9301398 A JP9301398 A JP 9301398A JP H10283259 A JPH10283259 A JP H10283259A
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俊雄 土井
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毅 竹本
Yasuhiro Nakatsuka
康弘 中塚
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/16Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
    • B05B12/20Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/16Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
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    • B05B12/26Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated for masking cavities

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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッシュメモリの容量の増加に伴い、キャ
ッシュメモリのブロック無効化処理での物理タグメモリ
のアクセス回数が増加してしまう。 【解決手段】 2階層のキャッシュメモリを設けた情報
処理装置およびプロセッサにおいて、外部から入力され
たキャッシュメモリの無効化要求のための物理アドレス
を用いて第2のアドレスアレイをアクセスし、この第2
のアドレスアレイにおいて、該当する第2のレベルのキ
ャッシュメモリのエントリに対する無効化処理を行い、
さらに、第1のレベルのキャッシュメモリ内にエントリ
の写しが存在すれば、追加情報に基づき物理アドレスか
ら生成した論理アドレスを用いて第1のアドレスアレイ
をアクセスし、この第1のアドレスアレイにおいて、第
1のレベルのキャッシュメモリの管理情報に対する無効
化処理を行う構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の演算処理装
置でメインメモリを共有する情報処理装置およびプロセ
ッサにおいて、キャッシュメモリの制御、特に、第1の
キャッシュメモリと第2のキャッシュメモリの無効化処
理を効率的に制御するのに好適な情報処理装置およびプ
ロセッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】メインメモリのデータは、キャッシュメ
モリにブロック単位で写像される。その場合、キャッシ
ュメモリには、各ブロック毎に対応するメインメモリブ
ロックのアドレスを保持するアドレスアレイ(ディレク
トリとも呼ばれる)が設けられる。
【0003】演算処理装置からメインメモリを参照する
際に、先ずこのアドレスアレイに登録されているアドレ
スと参照アドレスとを比較して、一致するブロックがあ
れば、キャッシュメモリ内のそのブロックを参照するこ
とにより、アクセスタイムを短縮することができる。
【0004】なお、任意のメインメモリブロックを任意
のキャッシュメモリブロックに写像する方式をフルアソ
シアティブ方式と呼び、メインメモリ上のカラムのブロ
ックと1対1に対応させる方式をダイレクトマップ方式
(コングルエント方式)と呼ぶ。以下、ダイレクトマッ
プ方式のキャッシュメモリについて、述ベる。
【0005】ところで、複数の演算処理装置がメインメ
モリを共有するマルチプロセッサシステムでは、各演算
処理装置対応のキャッシュメモリの内容が常に最新であ
るように制御する必要がある。このために、1つのキャ
ッシュメモリの内容を更新(書き込み)する場合には、
このブロックについて全てのキャッシュメモリを無効化
する。そして、無効化されるブロックのみが最新データ
を有していることがあるので、このときにはキャッシュ
メモリの無効化に先立ってこのブロックをメインメモリ
に書き戻す必要がある。
【0006】従来のキャッシュメモリの無効化制御方式
としては、例えば、特開昭62−214453号公報に
記載された方式がある。上記方式においては、図11に
示すように、キャッシュメモリ制御のために論理アドレ
スでアクセスされる論理タグメモリ71と物理タグメモ
リ72を設けて、これらを用いて無効化処理の高速化を
図っている。なお、図11では、キャッシュメモリは記
載が省略されている。
【0007】図11において、先ずタグメモリ71,7
2ヘのアドレスの登録動作を説明する。ある論理アドレ
スでのアクセスがキャッシュメモリでミスヒットとなっ
た場合には、新しいブロックをメインメモリより読み出
し、これを演算処理装置に渡す。それと同時に、そのア
ドレスを含むブロックをキャッシュメモリに登録する。
【0008】このために、論理タグメモリ71には、論
理アドレスレジスタ15上の論理アドレス(32ビッ
卜)のうちのページ内アドレス8ビッ卜+ページアドレ
ス1ビットである第4〜第12ビット(9ビッ卜)のセ
ッ卜(アドレス)に対応して、論理アドレスの第13〜
第31ビット(19ビット)を登録し、物理タグメモリ
72には、同じセットアドレスに対応してアドレス変換
部75によるアドレス変換後の物理アドレス(24ビッ
卜)の第12〜第23ビット(12ビット)を登録す
る。同じセッ卜アドレスヘの登録は、マルチプレクサ7
3を介して論理アドレスレジスタ15から両タグメモリ
71,72に同じ論理アドレスを与えればよい。
【0009】次に、無効化処理の制御を説明する。他の
処理装置からの無効化アドレスがアドレス入力レジスタ
17にセットされると、このセットアドレスのうちの第
4〜第11ビットは物理アドレスと論理アドレスが同一
であるページ内オフセットアドレスであるから、そのま
まマルチプレクサ73を介して物理タグメモリ72に入
力される。また、第12ビット目は物理アドレスの第1
2ビットからは決定できない値であるため、カウンタ7
4により‘0’を発生させて第12ビッ卜とし、物理タ
グメモリ72を読み出して、アドレス入力レジスタ17
の第12〜第23ビッ卜(22ビット)と比較器77で
比較する。
【0010】一致したならば、制御装置76は論理タグ
メモリ71の該当ブロックのフラグを‘0’にして無効
化する。また、不一致であれば、カウンタから‘1’を
発生させ、第12ビットを‘1’として物理タグメモリ
72をアクセスする。この場合、論理アドレスとセット
アドレスとの重なりが1ビッ卜であるため、カウンタで
2回のカウント動作およびアクセス動作が必要となる
が、もし重なりが2ビット以上の場合には、カウンタの
ビット数を重なりのビット数に設定して複数回のカウン
トにより何回かのアクセスを行う必要がある。すなわ
ち、重なりが2ビッ卜では最大22=4回のアクセス、
重なりが3ビットでは最大23=8回のアクセス、重な
りが4ビッ卜では最大24=16回のアクセスが必要と
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、キャッシュメモリの容量が増加
して、論理アドレス内のページアドレスとセッ卜アドレ
スとの重なりのビット数が増加すると、キャッシュメモ
リのブロック無効化処理に伴う物理タグメモリのアクセ
ス回数が増加することである。つまリ、キャッシュメモ
リのエン卜リ指定ビッ卜数が1ビット増加することはキ
ャッシュメモリのエントリ数が2倍になることであり、
そのときには、物理アドレスヘの最大アクセス回数が2
回から4回に増加することになる。
【0012】すなわち、第11図で説明した例では、物
理タグメモリのアドレス12ビット以上はカウンタ74
で生成しており、このカウンタ74は無効化処理を実施
する度にカウントアップ(2の(n−11)乗回、但し
n≧11)されるものである。そして、物理タグメモリ
として12ビットを想定すると、論理アドレスとセット
アドレスの重なりが1ビットであるため、無効化処理に
2の1乗回すなわち2回のカウント動作とアクセス動作
が必要となる。さらに、物理タグメモリのアドレスが1
3ビットとなると、論理アドレスとセットアドレスの重
なりが2ビットであるため、カウント動作とアクセス動
作の回数は2の2乗回すなわち4回となる。
【0013】このように、キャッシュメモリの容量が2
倍になると物理タグメモリのアクセス回数も2倍とな
る。その結果、キャッシュメモリのブロック無効化処理
に要する時間が増加するという問題点である。本発明の
目的は、これら従来技術の課題を解決し、キャッシュメ
モリの容量がどのように増加しても、ブロック無効化処
理に伴うタグメモリのアクセスが1回のみで済み、無効
化処理に要する時間を従来より短縮することが可能なキ
ャッシュメモリ制御を行う情報処理装置およびプロセッ
サを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の情報処理装置およびプロセッサは、仮想記
憶方式で動作する演算部と、この演算部からの物理アド
レスで指定されるエントリを有する第2のレベルのキャ
ッシュメモリと、演算部からの論理アドレスで指定さ
れ、第2のレベルのキャッシュメモリの内容のコピーを
保持する第1のレベルのキャッシュメモリと、この第1
のレベルのキャッシュメモリと同じ論理アドレスで指定
され、この第1のレベルのキャッシュメモリの各エント
リが有効か否かを表示する第1の制御情報を有する第1
のアドレスアレイと、第2のレベルのキャッシュメモリ
と同じ物理アドレスで指定され、物理アドレスのうちエ
ントリを指定するのに用いられていない部分を記憶する
物理アドレス夕グや、第1のキャッシュメモリを指定す
るための論理アドレスを生成するのに必要な情報を有す
る論理アドレス夕グ、および、第2のレベルのキャッシ
ュメモリの対応するエントリが有効か否かを示す管理情
報を各エン卜リに保持する第2のアドレスアレイとを有
し、このような2階層のキャッシュメモリを設けた構成
とし、第2のレベルのキャッシュメモリを管理する第2
のアドレスアレイに、対応するエントリの写しが第1の
レベルのキャッシュメモリ内に存在するか否かを示すフ
ラグ(コピーフラグ)を格納している。そして、外部か
ら、キャッシュメモリの無効化要求のための無効化対象
となる物理アドレスが入力されると、まず、この物理ア
ドレスを用いて第2のアドレスアレイをアクセスし、こ
の第2のアドレスアレイにおいて、該当するエントリに
対する無効化処理を行う。さらに、コピーフラグが、第
1のレベルのキャッシュメモリ内にエントリの写しが存
在することを示していれば、追加情報に基づき物理アド
レスに対応する論理アドレスを生成し、この論理アドレ
スを用いて第1のアドレスアレイをアクセスし、この第
1のアドレスアレイにおいて、管理情報に対する無効化
処理を行う。このように、第2のレベルのキャッシュメ
モリのみに無効化すベきエン卜リが存在する場合には、
物理アドレスアレイをアクセスするだけで無効化処理が
完了し、また、第1のレベルのキャッシュメモリにも無
効化すベきエントリが存在する場合にも、物理アドレス
アレイに加えて、論理アドレスアレイを1回アクセスす
るだけで、無効化処理を完了する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を、
図面により詳細に説明する。図1は、本発明の情報処理
装置のキャッシュメモリ制御に係る構成の一実施例を示
すブロック図であり、図6は、キャッシュメモリ制御を
行なう情報処理装置の一構成例を示すブロック図であ
る。図6の例は、図1に示す第1,第2のレベルのキャ
ッシュメモリを有する情報処理装置ではなく、一つのキ
ャッシュメモリを有する情報処理装置のキャッシュメモ
リ制御に係わる構成を示している。
【0016】図6において、11はキャッシュメモリ無
効化の対象となる演算処理装置(プロセッサ)、12は
プログラムを実行することにより、演算を行う演算部、
13はメインメモリに記億されているデータブロックの
写しを格納するダイレクトマップ方式のキャッシュメモ
リ、14は論理アドレスを物理アドレスに変換するアド
レス変換部(TLB等)、15はキャッシュメモリに所
望のデータブロックが格納されているか否かを判別する
ため、論理アドレスアレイを参照する論理アドレスをセ
ッ卜する論理アドレスレジスタである。
【0017】また、16はメインメモリをアクセスする
ために、アドレス変換された物理アドレスをセットする
アドレス出力レジスタ、17はキャッシュメモリの無効
化処理を行うために、参照用の物理アドレスをセットす
るアドレス入力レジスタ、18は論理アドレスでアクセ
スされ、各エン卜リにはキャッシュメモリ13に格納さ
れているデータブロックの先頭の物理ページアドレス
と、そのブロックが有効か否かを示す制御フラグとを記
憶する論理アドレスアレイである。
【0018】また、19は物理アドレスでアクセスさ
れ、各エントリにはキャッシュメモリに格納されている
データブロックの物理ページアドレスタグと、それに対
応する論理ページアドレスタグと、そのブロックが有効
か否かを示す制御フラグとを記億する物理アドレスアレ
イである。
【0019】さらに、SEL11は登録または参照時
に、論理アドレスレジスタ15からのアクセス、または
無効処理時に、物理アドレスアレイ19とアドレス入力
レジスタ17からのアクセスのいずれか一方を選択する
セレクタ、SEL12はアドレス出力レジスタ16から
のアクセスとアドレス入力レジス夕17からのアクセス
のいずれか一方を選択するセレクタである。
【0020】そして、CMP11は参照時にアドレス変
換された物理ページアドレスと論理アドレスアレイの内
容である物理ページアドレスとを比較する比較器、CM
P12はアドレス出力レジスタ16またはアドレス入力
レジス夕17の物理ページアドレスタグと物理アドレス
アレイ19の内容である物理ページアドレスタグとを比
較する比較器、A−BUSはアドレスバス、D−BUS
はデータバスである。
【0021】本図6に示す例では、(イ)論理ページア
ドレスタグを格納し、物理アドレスによりアドレッシン
グされる物理アドレスアレイ19を設けたことと、
(ロ)キャッシュメモリの無効化処理時に、アドレス入
力レジスタ17内のページ内オフセットアドレスを出力
する線aと物理アドレスアレイ19内の論理ページアド
レスタグを出力する線bとを設け、これらのページ内オ
フセットアドレスと論理ページアドレスタグとをマージ
して、セレクタSEL11を介して論理アドレスアレイ
18をアクセスすること、が最も重要な点である。
【0022】図7(a),(b)は、図6に示す演算処
理装置を含む計算機すなわち情報処理装置の構成図であ
る。本図7において、21〜25は演算処理装置、26
はメインメモリ、27は入出力処理装置、28はアドレ
スバス、29はデータバスである。先ず、図7(a)で
は、演算処理装置21,メインメモリ26および入出力
処理装置27が、アドレスバス28とデータバス29を
介して相互に接続されている。
【0023】演算処理装置21はメモリアクセス時間を
短縮するために内部にキャッシュメモリ(図示省略)を
持ち、そこにはメインメモリ26の内容の一部の写しを
保持している。一方、入出力処理装置27は、周辺装置
(図示省略)とメインメモリ26間のデータ転送を行
う。
【0024】演算処理装置21内のキャッシュメモリに
写しが存在する領域のメインメモリ26の内容を、入出
力処理装置27が変更する場合には、メインメモリ26
の内容と上記キャッシュメモリの内容とに不一致が生じ
る。従って、その不一致による誤動作を防止するために
は、メインメモリ26の内容の変更と同時に、その内容
の写しを持つキャッシュメモリの内容を無効にする必要
がある。このため、入出力処理装置27は、メインメモ
リ26の内容を変更した領域のアドレス(物理アドレ
ス)をA−BUSを通して演算処理装置21に通知す
る。
【0025】演算処理装置21はこの物理アドレスを受
け取り(図6のアドレス入力レジスタ17にセット)、
該当する領域の写しがキャッシュメモリ内に存在するか
否かを調ベて、もし存在していればその部分を無効化す
る(図6の論理アドレスアレイ18の対応する制御フラ
グをOFFにする)。
【0026】次に、図7(b)は、演算処理装置を複数
台設けたマルチプロセッサ構成の計算機(情報処理装
置)を示している。この場合には、上述の図7(a)の
動作(入出力処理装置27によるメインメモリ26の内
容変更の通知)に加えて、演算処理装置22〜25がメ
インメモリ26の内容を変更した際にも、そのアドレス
を他の演算処理装置に通知して、それぞれ無効化処理を
行う必要がある。
【0027】図8(a),(b)は、図6に示す演算処
理装置の論理アドレスおよび物理アドレスのビット構成
図である。図8(a)に示すように、論理アドレスは3
2ビットからなり、第12〜第31ビット(20ビッ
ト)の論理ページアドレスと、第0〜第11ビット(1
2ビット)のページ内オフセットアドレスから構成され
る。ここで、論理アドレスと物理アドレスのページ内オ
フセットアドレスのビット内容は同一である。
【0028】論理アドレスアレイ18をアクセスするた
めのLAAエン卜リ指定アドレスは、第4〜第14ビッ
ト(11ビット)であり、これはページ内オフセットア
ドレスの8ビッ卜と論理ページアドレスの3ビッ卜から
なる。すなわち、論理アドレス内のページアドレスとセ
ットアドレスとの重なりのビット数は、第12〜第14
ビットの3ビットである。
【0029】物理アドレスアレイ19に格納されるPA
A論理ページアドレスタグは、第12〜第14ビット
(3ビット)であって、これは論理アドレス内のページ
アドレスとセットアドレスとの重なりの部分である。こ
の論理ページアドレスタグを物理アドレスアレイ19に
格納することにより、これとページ内オフセッ卜アドレ
スをマージすれば、論理アドレスが完成されることにな
る。
【0030】次に、図8(b)に示すように、物理アド
レスは24ビットからなり、第12〜第23ビッ卜(1
2ビット)の物理ページアドレスと、第0〜第11ビッ
ト(12ビッ卜)のページ内オフセットアドレスから構
成される。物理アドレスアレイ19をアクセスするため
のPAAエン卜リ指定アドレスは、第4〜第14ビット
(11ビット)であり、これはページ内オフセットアド
レス8ビッ卜と物理ページアドレス3ビットからなる。
【0031】重なりの部分の3ビッ卜のみが、LAAエ
ントリ指定アドレスの内容と異なる。物理アドレスアレ
イ19に格納されているPAA物理ページアドレスタグ
は、第15〜第23ビット(9ビット)であって、物理
ページアドレスの一部である。また、無効化処理のとき
に通知される無効化ブロック指定アドレスは、第4〜第
23ビッ卜(10ビット)であって、図6のアドレス入
力レジスタ17にセッ卜された無効化ブロック指定アド
レスのうちのPAAエントリ指定アドレス部分で物理ア
ドレスアレイ19をアクセスして、該当するエン卜リの
PAA物理ページアドレスタグを読み出す。
【0032】物理アドレスアレイ19から読み出された
PAA物理ページアドレスタグと無効化ブロック指定ア
ドレスのうちの対応する第15〜第23ビット(9ビッ
ト)が比較器CMP12で比較され、その結果、両者が
一致して、かつこのエン卜リの制御フラグがセッ卜され
ていれば、次に物理アドレスアレイ19から論理ページ
アドレス夕グを読み出し、これと無効化ブロック指定ア
ドレスのうちのページ内オフセットアドレス部分とをマ
ージして、論理アドレスアレイ18をアクセスする。そ
して、該当するエントリの制御フラグをOFFにするこ
とにより、キャッシュメモリ13に格納されている該当
データブロックを無効化する。
【0033】次に、図6における演算処理装置の動作を
詳述する。演算部12が処理中にメモリをアクセスする
際には、先ず対象のメモリの論理アドレスを論理アドレ
スレジス夕15に出力する。次に、対象のメモリの写し
がキャッシュメモリ13内に存在するか否かを調べるた
めに、セレクタSEL11により論理アドレスレジスタ
15の出力を選択し、この論理アドレスにより論理アド
レスアレイ18をアクセスして、該当するエントリを検
索する。
【0034】図8に示すように、論理アドレスアレイ1
8およびキャッシュメモリ13のエントリの指定は、ペ
ージ内オフセッ卜アドレスの上位8ビットおよび論理ペ
ージアドレスの下位3ビット(計11ビット)により行
われる。同時に、その指定アドレスでキャッシュメモリ
13にもアクセスする。論理アドレスアレイ18および
キャッシュメモリ13のアクセスと並行して、論理ペー
ジアドレスを物理ページアドレスに変換するが、これを
行うために、例えば、『情報処理』 VOL.21 N
o.4(1980年4月)第332頁〜第340頁にお
いて記載されているTLB(Translation Lookaside Buf
fer)等を用いることができる。
【0035】論理アドレスアレイ18にアクセスされ
て、該当するエントリから読み出された物理ページアド
レスと、アドレス変換部14で変換された物理ページア
ドレスとが比較器CMP11で比較される。比較器CM
P11での比較の結果、これらが一致して、かつ論理ア
ドレスアレイ18の制御フラグが該当するエントリが有
効であることを示していれば、キャッシュメモリ13内
に対象のメモリの写しが存在することになる。これによ
り、演算部12がキャッシュメモリ13をアクセスし
て、キャッシュメモリ13から読み出されたデータブロ
ックを使用することができる。
【0036】図9(a),(b)は、図6における論理
アドレスアレイと物理アドレスアレイに格納されている
データの内部構成図である。図9(a)の論理アドレス
アレイ18では、各エン卜リはLAAエントリ指定アド
レスで指定される。論理アドレスアレイ18の各エン卜
リの内容は、キャッシュメモリ13の対応するエン卜リ
の物理ページアドレスおよび制御フラグである。制御フ
ラグは、対応するキャッシュメモリ13のエン卜リが有
効か無効かを示すものであって、例えば有効の場合には
‘1’を、無効の場合には‘0’をそれぞれ記憶してお
けばよい。
【0037】また、図9(b)の物理アドレスアレイ1
9では、各エントリはPAAエントリキ筒定アドレスで
指定される。そして、物理アドレスアレイ19の各エン
トリの内容は、物理ページアドレスのうちのエントリ指
定に使用されていない部分を記憶している物理ページア
ドレスタグ,対応するキャッシュメモリ13のエン卜リ
がLAAエン卜リ指定アドレスで指定される際に必要な
論理ページアドレスタグおよび対応するエン卜リがキャ
ッシュメモリ内に存在するか否かを記憶しておく制御フ
ラグである。このうち、論理ページアドレスタグが本例
で新たに格納された内容である。
【0038】図10は、図6における演算処理装置のキ
ャッシュメモリ無効化処理を示す動作フローチャートで
ある。図6に示す演算処理装置に対して、図7に示す入
出力処理装置27および他の演算処理装置からキャッシ
ュメモリ無効化要求が到来した場合を述べる。図6にお
いて、先ず、無効化すべき領域の物理アドレスがA−B
USを通して、アドレス入力レジス夕17に取り込まれ
る(ステップ51)。なお、アドレス入力レジスタ17
の構成は図8(b)に示したようになっており、また物
理アドレスアレイ19のエン卜リの指示は、同じく図8
(b)に示すように、ページ内オフセットの上位8ビッ
トおよび物理ページアドレスの下位3ビッ卜で行われ
る。
【0039】無効化処理の際には、セレクタSEL12
を制御して、アドレス入力レジスタ17の出力により物
理アドレスアレイ19のエントリが指定されるように設
定する。これにより、物理アドレスアレイ19をアクセ
スし、該当するエントリの物理ページアドレスタグを読
み出す(ステップ52)。
【0040】読み出された物理ページアドレスタグを比
較器CMP12でアドレス入力レジスタ17の出力と比
較し、両者が一致し、かつ対応するエントリがキャッシ
ュメモリ13内に存在することを制御フラグが示してい
れば(ステップ53)、無効化すベきエントリがキャッ
シュメモリ13内に存在することになる(ヒット)。ヒ
ットしない場合には、無効化すベきエン卜リが無いの
で、処理は完了する(ステップ54)。
【0041】ヒットした場合には、物理アドレスアレイ
19のエントリを無効化するとともに、アドレス入力レ
ジスタ17のページ内オフセットアドレスおよび物理ア
ドレスアレイ19の論理ページアドレスタグを用いて、
物理アドレスを論理アドレスに変更して、LAAエン卜
リ指定アドレスを生成する(ステップ55)。
【0042】すなわち、図6の信号線aを通してアドレ
ス入力レジスタ17のページ内オフセッ卜を送出すると
ともに、信号線bを通して物理アドレスアレイ19の論
理ページアドレスタグを送出し、両者を信号aとbの結
合点でマージすることにより、LAAエントリ指定アド
レスを生成する。そして、これを用いて論理アドレスア
レイ18をアクセスし、LAA制御フラグをそのエント
リが無効であることを示すように書き換えることによ
り、無効化を行う(ステップ56)。これにより、無効
化処理は完了する。
【0043】このように、本例においては、入出力装置
や他の演算処理装置からの無効化要求に対して、どのよ
うにキャッシュメモリ13の容量が増大されても、無効
化処理に伴う論理アドレスアレイ18を1回だけアクセ
スすればよく、その結果、無効化処理に要する時間およ
び論理アドレスアレイ18における演算部12からおよ
び外部からのアクセスの衝突頻度を低減することがで
き、演算処理の高速化を図ることが可能である。
【0044】なお、上述の例では、論理アドレスアレイ
18と物理アドレスアレイ19のエントリ数は同数であ
るものとして説明したが、この点は必須の条件ではな
く、物理アドレスアレイ19に格納されるエントリの数
を論理アドレスアレイ18に格納されるエン卜リの数よ
り多くすることができる。すなわち、論理アドレスアレ
イ18の同一エン卜リに対して、複数の論理アドレスが
マッピングされる場合、後からマッピングされた方が有
効となるが、キャッシュメモリ13のエントリが無駄に
なることはない。
【0045】これに対し、論理アドレスアレイ18のエ
ントリでは衝突していない論理アドレスが、物理アドレ
スアレイ19に対して衝突した場合には、キャッシュメ
モリ13および論理アドレスアレイ18には余裕がある
にもかかわらず登録できなくなるため、キャッシュメモ
リ13の領域が無駄になる。従って、後者の場合は何と
しても回避したいので、物理アドレスアレイ19のエン
トリを論理アドレスアレイ18のエントリより多くする
ことにより、衝突頻度を低減させる。
【0046】以上の例では、演算部12から見たメモリ
の階層はキャッシュメモリとメインメモリの2階層であ
った。しかるに、近年、演算部12の高速化に伴ってキ
ャッシュメモリも高速化が図られており、例えばアクセ
ス時間が10ns以下というような高性能のキャッシュ
メモリが用いられている。一方、メインメモリは大容量
が要求されるので、高速化の傾向はキャッシュメモリに
比ベると緩やかであり、例えばアクセス時問が100n
s程度のD−RAMが用いられている。従って、キャッ
シュメモリとメインメモリの速度の差は大きくなる傾向
にある。
【0047】従って、従来より、キャッシュメモリとメ
インメモリの間に、両者の中間のアクセス時間を持つ第
2のキャッシュメモリを挿入して、メモリを3階層にす
る方法が提案されている。
【0048】図2は、2階層と3階層のメモリ方式の情
報処理装置の比較を示す構成図である。図2(a)は2
階層のメモリ方式の情報処理装置であり、図2(b)は
3階層のメモリ方式の情報処理装置である。すなわち、
図2(a)では、演算部12の下には、キャッシュメモ
リ13とメインメモリMMの2階層が設けられるのに対
して、図2(b)では、演算部62の下に、第1のキャ
ッシュメモリ63と第2のキャッシュメモリ68とメイ
ンメモリMMの3階層が設けられている。
【0049】第2のキャッシュメモリ68内には、メイ
ンメモリMMの内容の一部の写しが存在し、さらに第1
のキャッシュメモリ63内には第2のキャッシュメモリ
68の内容の一部の写しが存在する。図1で示した本発
明の情報処理装置においては、このような3階層のメモ
リ方式の場合を示している。
【0050】図1において、61は演算処理装置、62
は演算部、63は第1層(第1のレベルの)キャッシュ
メモリ、64はアドレス変換部、65は論理アドレスレ
ジスタ、66はアドレス出力レジスタ、67はアドレス
入力レジスタ、68は第2層(第2のレベルの)キャッ
シュメモリ、69は論理アドレスアレイ、70は物理ア
ドレスアレイ、SEL61,62,63はそれぞれセレ
クタ、CMP61,62はそれぞれ比較器である。
【0051】本図1で示す実施例においては、第1層キ
ャッシュメモリ63は論理アドレスを用いてアクセスさ
れ、また第2層キャッシュメモリ68は物理アドレスを
用いてアクセスされる。本実施例における特徴点は、物
理アドレスアレイ70内に、第2層キャッシュメモリ6
8のそのエントリの写しが第1層キャッシュメモリ63
に格納されていることを示すコピーフラグを持っている
点と、物理アドレスアレイ70内の論理ページアドレス
タグを転送する信号線bおよびアドレス入力レジスタ6
7のページ内オフセッ卜アドレスを転送する信号線aを
設け、これらの信号を途中でマージして論理アドレスア
レイ69をアクセスするLAAエントリ指定アドレスを
生成している点である。
【0052】図3(a),(b)は、図1における演算
処理装置の論理アドレスおよび物理アドレスのビッ卜構
成図である。図3(a)に示すように、論理アドレスは
第12〜第31ビット(20ビット)の論理ページアド
レスと第0〜第11ビット(12ビット)のページ内オ
フセットアドレスからなる。論理アドレスアレイ69お
よび第1層キャッシュメモリ63のエントリ指定アドレ
スは、第4〜第14ビット(11ビット)であり、論理
ページアドレスとセットアドレスとの重なりのビット数
は3ビッ卜である。物理アドレスアレイ70に格納され
るPAA論理ページアドレスタグは、上記重なりのビッ
トである第12〜第14ビッ卜(3ビット)である。
【0053】図3(b)に示すように、物理アドレスは
第12〜第23ビット(12ビッ卜)の物理ページアド
レスと第0〜第11ビッ卜(12ビッ卜)のページ内オ
フセットアドレスからなる。物理アドレスアレイ70お
よび第2層キャッシュメモリ68のエントリ指定アドレ
スは、第5〜第17ビット(13ビッ卜)である。ま
た、物理アドレスアレイ70に格納されているPAA物
理ページアドレスタグは、第18〜第23ビット(6ビ
ット)である。また、無効化処理のために物理アドレス
アレイ70をアクセスする無効化ブロック指定アドレス
は、第5〜第23ビッ卜(19ビッ卜)である。
【0054】図4(a),(b)は、図1における論理
アドレスアレイおよび物理アドレスアレイの内部構成を
示す構成図である。図4(a)の論理アドレスアレイ6
9のエン卜リは、LAAエン卜リ指定アドレスで指定さ
れる。そして、各エン卜リの内容は指定された論理アド
レスに対応する物理ページアドレスおよび第1層キャッ
シュメモリ63に格納されているエントリが有効である
か否かを示す制御フラグである。
【0055】また、図4(b)の物理アドレスアレイ7
0のエントリは、PAAエントリ指定アドレスで指定さ
れる。そして、各エントリの内容は、物理ページアドレ
スのうちエントリ指定に使用されていない部分を記億し
ている物理ページアドレスタグと、論理ページアドレス
とセットアドレスとの重なり部分である論理ページアド
レスタグと、そのエントリの内容のコピーが第1層キャ
ッシュメモリ63内に存在するか否かを示すコピーフラ
グと、対応するエン卜リが第2層キャッシュメモリ内に
存在するか否かを示す制御フラグである。コピーフラグ
以外は、図9における内容と同一である。
【0056】次に、図1における演算処理装置の動作に
ついて詳述する。演算部62が処理中にメインメモリを
アクセスする際には、先ず対象のメモリの論理アドレス
を論理アドレスレジスタ65に出力する。この論理アド
レスの内容のコピーが第1層キャッシュメモリ63内に
存在するか否かを、論理アドレスアレイ69を検索する
ことにより調ベる。これは、図6における演算処理装置
の動作と同じである。
【0057】第1層キャッシュメモリ63内にコピーが
存在しない場合には、第2層キャッシュメモリ68内に
存在するか否かを、物理アドレスアレイ70を検索する
ことにより調ベる。物理アドレスアレイ70のエン卜リ
指定アドレス(物理アドレス)を生成するために、論理
アドレスレジスタ65の内容をアドレス変換部64を介
して物理アドレスに変換し、アドレス出力レジスタ66
にセッ卜する。
【0058】セレクタSEL62をアドレス出力レジス
タ66側に切換えることにより、PAAエントリ指定ア
ドレスで物理アドレスアレイ70をアクセスすると共
に、セレクタSEL63をアドレス出力レジスタ66側
に切換えることにより、比較器CMP62でヒット判定
を行う。
【0059】物理アドレスアレイ70の各エン卜リは、
第2層キャッシュメモリ68の各エントリに対応してお
り、物理アドレスアレイ70でヒットすれば、対応する
第2層キャッシュメモリ68のエントリを第1層キャッ
シュメモリ63にコピーするとともに、物理アドレスア
レイ70のコピーフラグをセット(‘1’にする)する
ことにより、このエン卜リが第1層キャッシュメモリ6
3に存在することを示す。
【0060】なお、エントリを第2層キャッシュメモリ
68から第1層キャッシュメモリ63にコピーする場
合、図示されていない制御部により第2層キャッシュメ
モリ68から該当するエントリを読み出し、これを第1
層キャッシュメモリ63の空きエントリ領域に転送して
格納する。
【0061】図5は、図1における情報処理装置のキャ
ッシュメモリ無効化処理の動作フローチャートである。
入出力処理装置や他の演算処理装置から、図1の演算処
理装置に対してキャッシュメモリ無効化要求が入力した
場合には、先ず、その無効化すベき領域の物理アドレス
をA−BUSからアドレス入力レジスタ67に取り込む
(ステップ101)。
【0062】次に、セレクタSEL62をアドレス入力
レジスタ67側に切換えて、アドレス入力レジスタ67
の第5〜第17ビットをPAAエントリ指定アドレスと
して物理アドレスアレイ70をアクセスする(ステップ
102)。そして、セレクタSEL63をアドレス入力
レジスタ67側に切換え、物理アドレスアレイ70から
読み出された物理ページアドレスアレイタグを比較器C
MP62でアドレス入力レジスタ67の出力と比較し
て、両者が一致し、かつそのエン卜リが有効であること
を制御フラグが示しているか否かを調べる(ステップ1
03)。
【0063】ヒッ卜しないならば、無効化すベきエント
リが無いものと判断して、処理を完了する(ステップ1
04)。一方、ヒッ卜したならば、物理アドレスアレイ
70のそのエントリを無効化する(制御フラグをOF
F)(ステップ105)。そして、そのエントリのコピ
ーフラグがセッ卜されているか否かを調ベる(ステップ
106)。コピーフラグがセッ卜されていない場合に
は、第1層キャッシュメモリ63にはコピーが無いた
め、処理は完了する(ステップ107)。
【0064】また、コピーフラグがセッ卜されている場
合には、物理アドレスアレイ70から論理ページアドレ
スタグを読み出し、信号線bを介してセレクタSEL6
1に転送するとともに、アドレス入力レジスタ67のペ
ージ内オフセットアドレスを読み出し、信号線aを介し
てセレクタSEL61に転送する。その途中で両者をマ
ージすることにより、LAAエントリ指定アドレスを生
成する(ステップ108)。そして、セレクタSEL6
1を物理アドレスアレイ70側に切換えることにより、
LAAエントリ指定アドレスを用いて論理アドレスアレ
イ69をアクセスし、該当するエントリの制御フラグを
OFFにして無効化を完了する(ステップ109)。
【0065】このように、3階層のメモリを持つ演算処
理装置において、(i)第2層キャッシュメモリ68の
みに無効化すベきエン卜リが存在する場合には、物理ア
ドレスアレイ70をアクセスするだけで無効化処理が完
了する。また、(ii)第1層キャッシュメモリ63にも
無効化すベきエントリが存在する場合には、物理アドレ
スアレイ70に加えて、論理アドレスアレイ69を1回
アクセスするだけで、無効化処理が完了する。
【0066】これによって、無効化処理に伴うアドレス
アレイのアクセス回数を最小限に抑えることができるの
で、無効化処理の高速化が可能となる。なお、本実施例
で示したもの以外の構成、およびアドレス空聞を持つ論
理アドレスでキャッシュメモリをアクセスする演算処理
装置に対しても、本発明を適用することが可能であっ
て、同じような効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、第1のレベル(第1
層)のキャッシュメモリとメインメモリの間に両者の中
間のアクセス時間を持つ第2のレベル(第2層)のキャ
ッシュメモリを備え、かつ入出力処理装置や他の演算処
理装置とメインメモリを共有する演算処理装置を含む計
算機システムすなわち情報処理装置およびプロセッサに
おいて、メインメモリの内容を変更する場合のキャッシ
ュメモリの無効化処理に伴うメモリアクセスの回数を従
来の方式に比較して低減できるので、無効化処理を高速
化して、計算機システムの性能を向上させることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置のキャッシュメモリ制御
に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】2階層と3階層のメモリ方式の情報処理装置の
比較を示す構成図である。
【図3】図1における演算処理装置の論理アドレスおよ
び物理アドレスのビッ卜構成図である。
【図4】図1における論理アドレスアレイおよび物理ア
ドレスアレイの内部構成を示す構成図である。
【図5】図1における情報処理装置のキャッシュメモリ
無効化処理の動作フローチャートである。
【図6】キャッシュメモリ制御を行なう情報処理装置の
一構成例を示すブロック図である。
【図7】図6に示す演算処理装置を含む計算機すなわち
情報処理装置の構成図である。
【図8】図6に示す演算処理装置の論理アドレスおよび
物理アドレスのビット構成図である。
【図9】図6における論理アドレスアレイと物理アドレ
スアレイに格納されているデータの内部構成図である。
【図10】図6における演算処理装置のキャッシュメモ
リ無効化処理を示す動作フローチャートである。
【図11】従来のキャッシュメモリ無効化処理を行う情
報処理装置の機能ブロツク図である。
【符号の説明】
11,61:演算処理装置、12,62:演算部、1
3:キャッシュメモリ、63:第1層キャッシュメモ
リ、68:第2層キャッシュメモリ、18,69:論理
アドレスアレイ、19,70:物理アドレスアレイ、2
6:メインメモリ、27:入出力処理装置、14,6
4:アドレス変換部、15,65:論理アドレスレジス
タ、16,66:アドレス出力レジスタ、17,67:
アドレス入力レジスタ、SEL11,12,61,6
2,63:セレクタ、CMP11,12,61,62:
比較器、A−BUS:アドレスバス、D−BUS:デー
タバス。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想記憶方式で動作する演算手段と、該
    演算手段からの物理アドレスで指定されるエントリを有
    する第2のレベルのキャッシュメモリと、上記演算手段
    からの論理アドレスで指定され、上認第2のレベルのキ
    ャッシュメモリの内容のコピーを保持する第1のレベル
    のキャッシュメモリと、該第1のレベルのキャッシュメ
    モリと同じ論理アドレスで指定され、該第1のレベルの
    キャッシュメモリの各エントリが有効か否かを表示する
    第1の制御情報を有する第1のアドレスアレイと、上記
    第2のレベルのキャッシュメモリと同じ物理アドレスで
    指定され、上記物理アドレスのうちエントリを指定する
    のに用いられていない部分を記憶する物理アドレス夕
    グ、上記第1のキャッシュメモリを指定するための論理
    アドレスを生成するのに必要な情報を有する論理アドレ
    ス夕グ、および上記第2のレベルのキャッシュメモリの
    対応するエントリが有効か否かを示す管理情報を各エン
    卜リに保持する第2のアドレスアレイとを有することを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、上記第2のレベルのアドレスアレイの論理アドレス
    夕グは、上記第1のアドレスアレイのエントリを指定す
    る論理アドレスのうち、物理アドレスとの共通部分を除
    いた部分のみからなることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の情報処理装置において、上記演算手段と、上
    記第1のレベルのキャッシュメモリと、上記第1のレベ
    ルのアドレスアレイと、上記第2のレベルのキャッシュ
    メモリと、上記第2のレベルのアドレスアレイとからな
    る演算ユニットを少なくとも2個以上有することを特徴
    とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 仮想記憶方式で動作する演算手段と、論
    理アドレスで指定されるエントリを有する第1のキャッ
    シュメモリと、物理アドレスで指定されるエントリを有
    する第2のキャッシュメモリと、上記演算手段および上
    記第1のキャッシュメモリに接続され、論理アドレスで
    指定されるエントリ内に論理アドレスの一部を保持する
    第1のアドレスアレイと、上記演算手段および上記第2
    のキャッシュメモリに接続され、物理アドレスで指定さ
    れるエントリ内に物理アドレスの一部と、物理アドレス
    を論理アドレスに変換するのに必要な情報(変換情報)
    とを保持する第2のアドレスアレイとを有することを特
    徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の情報処理装置におい
    て、上記第1のアドレスアレイは、論理アドレスで指定
    される上記第1のキャッシュメモリのエントリが有効か
    否かを示す第1の制御情報を保持し、上記第2のアドレ
    スアレイは、物理アドレスで指定される上記第2のキャ
    ッシュメモリのエントリが有効か否かを示す第2の制御
    情報を保持することを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の情報処理装置におい
    て、上記第1のキャッシュメモリに上記第2のキャッシ
    ュメモリの内容の一部の写しを保持し、上記第2のキャ
    ッシュメモリのエントリを無効化するための上記第2の
    制御情報へのアクセスを物理アドレスでの指定に基づき
    行ない、上記第2の制御情報の指定に用いた物理アドレ
    スを上記第2のアドレスアレイが保持する上記変換情報
    を用いて論理アドレスに変換し、該変換により得られた
    論理アドレスを用いて、無効化した上記第2のキャッシ
    ュメモリのエントリの上記第1のキャッシュメモリに保
    持した写しを無効化するためにアクセスする上記第1の
    制御情報を指定することを特徴とする請求項5に記載の
    情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の情報処理装置におい
    て、上記第1のキャッシュメモリのエントリを指定する
    論理アドレスを、上記第2のアドレスアレイに保持した
    上記変換情報と、物理アドレスの予め決められた一部分
    とを結合することにより得ることを特徴とする情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 仮想記憶方式で動作する演算手段と、該
    演算手段からの論理アドレスで定義されるエントリを有
    する第1のレベルのキャッシュメモリを内蔵し、上記演
    算手段からの物理アドレスで指定されるエントリを有し
    集積化された第2のレベルのキャッシュメモリを外部に
    接続するための手段を有するプロセッサであって、上記
    第1のレベルのキャッシュメモリは上記第2のレベルの
    キャッシュメモリの内容のコピーを保持し、上記第1の
    レベルのキャッシュメモリと同じ論理アドレスで定義さ
    れたエントリを有し、上記第1のレベルのキャッシュメ
    モリのエントリが有効か否かを表示する第1の制御情報
    を有するアドレスアレイと、上記演算手段からの物理ア
    ドレスにより上記第2のレベルのキャッシュメモリのエ
    ントリが指定された場合、各エントリを指定するために
    用いられていない部分を記憶する物理アドレスタグ、上
    記第1のレベルのキャッシュメモリのエントリを指定す
    るための論理アドレスを生成する論理アドレスタグ、及
    び上記第2のレベルのキャッシュメモリの各エントリが
    有効であるか否かを示す第2の管理情報を、上記第2の
    レベルのキャッシュメモリから入力し、上記第1及び第
    2のレベルのキャッシュメモリを制御する制御手段とを
    有し、上記第1のレベルのキャッシュメモリ、上記アド
    レスアレイ、上記制御手段、上記物理アドレス夕グ、上
    記論理アドレス夕グおよび上記第2の管理情報が単一の
    半導体チップに集積されていることを特徴とするプロセ
    ッサ。
  9. 【請求項9】 仮想記憶方式で動作する演算手段と、該
    演算手段からの論理アドレスで定義されるエントリを有
    する第1のレベルのキャッシュメモリを内蔵するプロセ
    ッサと、該プロセッサに接続され、上記演算手段からの
    物理アドレスで指定されるエントリを有する第2のレベ
    ルのキャッシュメモリとを、少なくとも各2個以上装備
    したことを特徴とする情報処理装置。
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JP2930071B2 (ja) 1999-08-03

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