JPH08272692A - 仮想アドレス変換方法 - Google Patents

仮想アドレス変換方法

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JPH08272692A
JPH08272692A JP8042750A JP4275096A JPH08272692A JP H08272692 A JPH08272692 A JP H08272692A JP 8042750 A JP8042750 A JP 8042750A JP 4275096 A JP4275096 A JP 4275096A JP H08272692 A JPH08272692 A JP H08272692A
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    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/10Address translation
    • G06F12/1027Address translation using associative or pseudo-associative address translation means, e.g. translation look-aside buffer [TLB]
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮想記憶システムにおける変換ルックアサイド
・バッファ(すなわちTLB)の仮想アドレスから物理
アドレスへの変換時間を短縮する。 【解決手段】TLBを、仮想タグ、有効ビット、物理ペ
ージ番号およびエントリ空間タグを持つN個のエントリ
として構成する。変換プロセスにおいて、仮想アドレス
に含まれる明示アドレスを間接アドレスとTLBインデ
ックスに分割し、TLBインデックスを仮想タグと比較
する。このTLBインデックスの比較に先行して、間接
アドレスとエントリ空間タグの比較を実行する。TLB
インデックス比較および間接アドレス比較が同一のTL
Bエントリについてともに合致する場合、当該TLBエ
ントリの物理ページ番号を、仮想アドレスに対応する変
換物理アドレスの一部として出力する。これにより、従
来技術の空間レジスタのフェッチおよび比較動作が取り
除かれ、仮想アドレスの変換時間が大幅に短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にコンピュー
タ記憶システムのアーキテクチャに関するもので、特
に、区画された仮想アドレス空間を有する記憶システム
の処理能力の向上に関するものである。
【0002】
【従来技術】仮想記憶は、コンピュータの物理メモリの
有効性を増大させるために使われる記憶システムであ
る。仮想記憶は、ユーザの論理アドレスを物理アドレス
にマップ(すなわち対応づけ)し、そのため、プログラ
ムの一定部分が、論理アドレスと異なる物理アドレスに
存在することができる。
【0003】実際、多くのコンピュータの論理アドレス
空間は、物理アドレス空間より非常に大きい。例えば、
バイト単位アドレスのコンピュータが32ビットのアド
レスを使用する場合、その論理アドレス空間は、232
すなわち4GBの記憶位置を持つ。コンピュータの多く
は32ビット・アドレスを使用しているとはいえ、大き
な物理メモリを装備したコンピュータは少ない。仮想記
憶の出現までは、オペレーティング・システムがプログ
ラムのサイズを物理メモリのサイズに制限したか、ある
いは、プログラマがオーバーレイまたはそれと同様の技
術を使用してプログラムの最大物理サイズを減少させね
ばならなかった。
【0004】仮想記憶システムにおいては、オペレーテ
ィング・システムは、ある1時点でプログラムの一部だ
けを主メモリにロードする。プログラムの活動部分がメ
モリ参照を要求すると、CPUは、コンピュータがあた
かも仮想記憶機能を有していないかのように正確に実効
アドレスに分解する。しかし、CPUは実効アドレスを
その主メモリ・システムへ直接送付せず、仮想記憶ハー
ドウェアの一部であるメモリ・マップに送出する。メモ
リ・マップは仮想アドレスを物理アドレスに変換するシ
ステムである。仮想記憶技術の的確な概要が、R. Baron
および L. Higbie両氏著の" Computer Architecture, C
hapter 4 (Addison-Wesley PublishingCompany, 1992)"
に記載されている。
【0005】ページング方式とセグメント方式は、実効
アドレスを物理アドレスにマップする技術の例である。
ページング・システムにおいては、仮想記憶ハードウェ
アが、物理アドレスを、ページ番号および該ページ内の
ワード・オフセットという2つの部分に分割する。高位
ビットがページ番号を形成し、低位ビットがオフセット
を形成するようにアドレスのビットが分割される。シス
テムが、あるページをメモリにロードする時、常にその
ページをページ境界の先頭に置く。複数ページを持つ物
理メモリの単位は、ページ・フレームと呼ばれる。
【0006】デマンド・ページ仮想記憶システムにおい
て、メモリ・マップはページ・マップと呼ばれる。ペー
ジ・マップの一部として、オペレーティング・システム
は、ページ・テーブルを維持する。ページ・テーブル
は、各々が特定ページに関する情報を保有する数多くの
(ページ・テーブル)エントリからなる。従って、仮想
ページ番号は、ページ・テーブルに対するオフセット値
の役目を果たす。ページ・テーブルの典型的エントリに
は、妥当性ビット、ダーティ・ビット、保護ビットおよ
び当該ページに関するページ・フレーム番号が含まれ
る。
【0007】ほとんどのページング・システムは、その
ページ・テーブルを主メモリに置き、ハードウェアが、
メモリ上のページ・テーブル位置をポイントするページ
・テーブル基底レジスタを備える。ページ・テーブルが
主メモリに置かれる場合、各々の主メモリ・アクセス
は、潜在的には、第2のメモリ・アクセスというオーバ
ーヘッドを必要とする。すなわち、アドレス指定するハ
ードウェアは、ページ・テーブルを調べてメモリ参照の
ためのページ・フレーム番号を入手しなければならな
い。付加的オーバーヘッドを回避するため、一部のハー
ドウエア・システムは、変換ルックアサイド・バッファ
(Translation Look-aside Bufferの頭文字をとって以
下単にTLBと呼称する場合がある)と呼ばれる小規模
のキャッシュ・メモリを、ページ・マップの一部として
維持し、TLBに、ページ・テーブルと本質的に同一の
情報を保持する。それに加えて、TLBは、仮想ページ
番号を保持するので、仮想ページ番号を対応するページ
・フレーム番号にマップすることができる。一般的に、
TLBは、最も最近アクセスされたページに関するエン
トリだけを保持する。
【0008】実効アドレスは、仮想記憶のアドレス変換
メカニッズムを使用せず、基底変位およびインデックス
付けのような命令提供アドレス・モードを使用してメモ
リ上の命令または変数を参照するためにCPUが生成す
るアドレスである。これは、コンパイラの論理アドレス
と通常同じであるが、コンピュータの物理アドレスと同
じではない。
【0009】従来技術においては、実効アドレスは、明
示アドレスおよび間接アドレスと呼ばれる少くとも2つ
の部分から構成される。明示アドレス部分は、インデッ
クスと呼ばれるべきもので、空間レジスタ・ファイルへ
のインデックスとしての役目を果たす。空間レジスタ・
ファイルの内容が間接アドレスを形成する。
【0010】実効アドレスは、間接アドレス・ビットお
よび明示アドレス・ビットの連結によって形成され、イ
ンデックス・ビットのすべてを含むもの、一部を含むも
の、あるいは全く含まないものもある。実効アドレス
(ページ・オフセット・ビットでない)のビットの殆ど
は、物理アドレスの部分を形成するページ・フレーム番
号またはセグメント基底アドレスを記憶する変換ルック
アサイド・バッファ(TLB)へアクセスするために伝
統的に使用される。TLBエントリは、その値がTLB
にアクセスするために使われる実効アドレスと等しけれ
ば合致すると言われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のメカニズム
は、空間レジスタがアクセスされ、完全な実効アドレス
が使用可能となるまで、TLBアクセスを開始しない。
このような空間レジスタ・ファイルおよびそれに続くT
LBへの逐次アクセスは、TLBの臨界経路(critical
path)を増大し、ひいては、メモリ・システム処理能力
全体を低下させる。更に、TLBが、パイプライン型コ
ンピュータ設計において臨界経路である場合、その設計
の動作頻度は同様に低下し、システム処理能力全体の低
下につながる。従って、仮想記憶アーキテクチャを実施
する方法および装置の改善が要求されている。
【0012】
【課題を解決するための手段】TLBの仮想アドレスか
ら物理アドレスへの変換時間を減少させることが本発明
の目的である。本発明は、臨界的アドレス変換シーケン
スの間に実行される空間レジスタのフェッチおよびそれ
に引き続く比較動作を取り除くことによって、この目的
を達成する。それに代え、本発明は、空間タグおよび合
致ビット記憶セルを各TLBエントリに含め、空間レジ
スタの内容と空間タグに保持されるTLBエントリに対
応する間接アドレスとの比較を事前に実行してその結果
を合致ビットに記憶し、次に、メモリ変換プロセスの過
程で、合致ビット記憶の内容を選択し、先行した比較の
結果を標示する。このように、合致ビット記憶の使用に
よって、アドレス変換プロセスの過程において空間レジ
スタをアクセスする必要性が取り除かれ、これによっ
て、アドレス変換の時間が大幅に短縮される。
【0013】より具体的には、本発明は、間接アドレス
および明示アドレスからなる実効仮想アドレスを物理ア
ドレスに変換する方法を提供する。この方法には、各々
が仮想タグ、有効ビット、物理ページ番号およびエント
リ空間タグを持つN個のエントリとして構成されるTL
Bの作成、上記明示アドレスの1つのインデックスおよ
びTLBインデックスへの分割、上記TLBインデック
スと上記仮想タグの比較、上記TLBの比較に先行て実
行される上記間接アドレスと上記エントリ空間タグの比
較、上記TLBインデックス比較および上記間接アドレ
ス比較の両方が同一のTLBエントリについてともに肯
定的である場合におけるTLBヒットの生成、および物
理アドレスの一部として、上記TLBヒットが発生した
TLBエントリの物理ページ番号の供給が含まれる。
【0014】更に、本発明は、アドレス空間内にあって
インデックス、変換ルックアサイド・バッファすなわち
TLBのインデックスおよびオフセットを含む明示アド
レスを物理アドレスに変換するアドレス変換装置を提供
する。該変換装置は、各々が対応するインデックス値に
対する間接アドレスを有する複数の空間レジスタを含む
空間レジスタ・ファイルと、各々がエントリ空間タグ、
仮想タグ、有効ビットおよび物理ページ番号を含むN個
のTLBエントリとして構成されるメモリと、上記TL
Bインデックスのみを上記仮想タグと比較するTLBイ
ンデックス比較手段と、上記物理ページ番号に対応する
仮想タグと上記TLBインデックスが等しく、かつ、上
記インデックスに対応する上記間接アドレスと上記物理
ページ番号に対応する上記エントリ空間タグが等しい
時、該物理ページ番号を物理アドレスの一部として供給
する手段を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】従来技術による2種類の変換ルッ
クアサイド・バッファ(すなわちTLB)設計が、図1
および図2に示されている。図1に示されるTLB22
は、中央処理装置(CPU)から送られる仮想アドレス
である明示アドレス10を含む。明示アドレスは、イン
デックス・ビット12および基底ビット13という2つ
の隣接するビット・フィールドからなる。典型的には、
32ビット明示アドレスの場合、インデックス・ビット
は2ビットで基底ビットは30ビットである。インデッ
クス・ビット12は、間接アドレスを保持する空間レジ
スタ14の1つを選択するため、空間レジスタの1つの
バンクをインデックスする。空間レジスタは、現行プロ
セスの個別アドレス・セグメントに対するポインタであ
る。例えば、空間レジスタは、ユーザ・プログラム空
間、ユーザ・データ空間、大域データ空間およびスーパ
ーバイザ空間をポイントすることができる。
【0016】選択された空間レジスタは、実効アドレス
(effective address)18を形成するため基底ビット1
3と連結される間接アドレス16を提供する。実効アド
レス18は、仮想ページ番号20とページ・オフセット
(図示されてない)に分割される。ページ・オフセット
におけるビットの数は、従来技術で知られるとおり、ペ
ージのサイズによって決定され、仮想ページ番号20の
ビットの数は、TLB22における(N個の)エントリ
の各々をアドレスするに十分なものでなければならな
い。例えば、2048バイトのページ・サイズ、32ビ
ットの明示アドレスおよび32ビットの間接アドレスの
場合に関しては、ページ・オフセットは11ビットから
なり、仮想ページ番号20は、51ビットからなる。
【0017】TLB22は、N個のエントリを持つ完全
連想メモリとして構成されている。各エントリは、1つ
の仮想ページ番号から物理ページ番号への変換に加えて
その他のアクセス情報を保持することができるもので、
多数の個別フィールドから構成される。例えば、図1の
TLBエントリ0は、仮想ページ番号24、有効ビット
28、物理ページ番号36およびその他アクセス情報3
8からなる。エントリ中の各フィールドのビット数は、
特に仮想および物理アドレス空間のサイズによって決ま
る。しかし、仮想ページ番号24のビット数は、仮想ペ
ージ番号20のビット数、例えば51ビットと一致しな
ければならない。エントリN−1のケースにおける比較
器44、ANDゲート48および励振器50によって図
示されているように、付加的ハードウェアが、各テーブ
ル・エントリに対して備えられる。
【0018】エントリが有効である、すなわち、有効ビ
ット28が論理高位状態にあると仮定すると、物理ペー
ジ番号36は、仮想ページ番号24に等しい仮想ページ
番号20を持つ実効アドレス18に対する仮想アドレス
から物理アドレスへの変換の成果である。その他の情報
38は、例えば、アクセス識別子のような関連エントリ
に関する付加情報を含む。
【0019】図1では単一ブロックとして示されている
が、TLB22は、速度、シリコン面積およびコストを
最適化するため別々のメモリ・ブロックから構成するこ
ともできる。例えば、仮想ページ番号エントリは、別々
のより高速のメモリに記憶することができる。SRAM
を選択して、TLBアドレス変換が単一CPUクロック
・サイクル内で発生できるようにするのが理想的であ
る。しかし、後述するように、この設計を使用して単一
サイクル・アクセス時間で処理するようにすることは必
ずしも可能でない。従って、ロード遅延スロットの追加
が必要とされるか、さもなければ、(処理能力の観点か
ら割高ではあるが)クロック・サイクルを長くすること
もできる。
【0020】従来技術TLBの第2の実施形態が図2に
示されている。図2の実施形態は、インデックス・ビッ
ト12が実効アドレスに含まれている点を除き図1のも
のと同一である。実効アドレスにインデックス・ビット
12を含めるため、TLBの仮想ページ番号のビット数
は、インデックス・ビットの数だけ増加しなければなら
ない。従って、TLBメモリのサイズと比較器のサイズ
は比例して増加しなければならず、その結果一層遅いT
LBとなる。しかし、図2の実施形態による仮想アドレ
ス空間は、図1のものより大きい。
【0021】動作について述べれば、TLB22は、仮
想ページ番号20をTLB22に記憶される仮想ページ
番号のすべてと同時に比較する。ページ番号20がエン
トリのページ番号と一致し、エントリが有効であれば、
対応する物理ページ番号が選選択される。例えば、仮想
ページ番号20は、比較器26によってエントリ0の仮
想ページ番号24と比較される。仮想ページ番号24
は、対応する物理ページ番号36を識別する「タグ」と
してのはたらきをする。比較器26の出力は、ライン2
7を通してANDゲート30に接続される。有効ビット
28がまたANDゲート30に接続される。ANDゲー
ト30の出力は、ライン31を通して3態励振器32の
イネーブル入力に接続される。比較器26の出力および
有効ビットが両方とも高位状態であれば、そのエントリ
位置において「ヒット」が存在する。「ヒット」がある
ならば、3態励振器32はイネーブル(使用可能化)さ
れ、TLBデータ34がバス40上へ送出される。バス
40へ送出されるデータは、明示アドレス10に関する
物理アドレス変換53である。物理アドレス変換53
は、TLBヒット・ビット54、物理ページ番号56お
よびその他のアクセス情報58からなる。TLBヒット
・ビット54は、エントリ23の有効ビット28に対応
する。「ヒット」がTLB22に存在しない場合、受動
引き下げ手段を使用してTLBヒット・ビット54を低
位に設定する。
【0022】図1および図2いずれのTLBを使っても
アドレス変換の実行に必要な時間は、個々の遅延のすべ
ての和に等しい。図1および図2のTLB設計の並列性
には限界がある。仮想ページ番号タグを(各エントリ毎
に)TLBエントリのアクセス中仮想ページ番号アドレ
スと比較する動作が、唯一の並列処理であり、その他は
すべて順次処理される。
【0023】図1および図2の従来技術TLB設計に関
するアドレス変換シーケンスが、図3に示されている。
図3のシーケンスは、図1のエントリ0を参照して示さ
れているが、シーケンスはすべてのエントリについて同
じである。明示アドレス10が有効な場合、アドレス変
換は時間T0で開始する。明示アドレス10のインデッ
クス・ビット12が、空間レジスタ14をインデックス
する。レジスタ読み取りアクセスのため時間T1が経過
後、間接アドレス16が空間レジスタから出力され実効
アドレス18が形成される。時間T2経過後、比較器2
6からの出力が有効となる。次に、エントリの有効ビッ
ト28がセットされていると仮定すると、ANDゲート
30を通過する遅延時間T3が存在する。ANDゲート
30の出力が有効になった後、TLBデータ34がデー
タ・バス40上へ送出されるまで遅延T4の時間を要す
る。従ってアドレス変換時間Tは、T=T1+T2+T3
+T4である。空間レジスタ読み取りアクセス時間T1
よび比較器遅延時間T2が全変換時間Tの主要因子であ
る。本発明は、詳細に後述するように、これら2つの因
子の両方を最小にすることによって、仮想アドレスから
物理アドレスへの変換時間を大幅に減少させるものであ
る。
【0024】図4には、本発明に従うTLB35が図示
されているが、このTLBでは、インデックス・ビット
12が実効アドレス60に含まれていない。TLB35
は、図1の従来技術のTLBに対応するものではある
が、TLB35に関する変換時間は大幅に減少される。
図4に示されるTLB35の参照符号は、図1の各部分
に付けられたものと同じである。本発明では、TLBエ
ントリに記憶される仮想ページ番号から間接アドレス1
6を取り除くことによって変換時間Tが減少される。変
換時間Tから、空間レジスタ読取りアクセス時間T1
削除し、比較するビット数が激減するため比較器を経由
する遅延T2が大幅に減少する。
【0025】明示アドレス10が図1の場合と同様にイ
ンデックス・ビット12と基底ビット13に分解され
る。しかし、図1と相違して、間接アドレス16は、実
効アドレス60を形成するため基底ビット13に付加さ
れず、その代わり、実効アドレス60は、単に明示アド
レス10の中の基底ビット13から構成される。実効ア
ドレスは、TLBインデックス62とオフセットOに分
割される。TLBインデックス62は、実効アドレスの
上位Kビットからなる。TLBインデックス62のビッ
ト数Kは、次の方程式によって決定される。 K=E-I-log2(N) 但し、E=明示アドレスのビット数、I=インデックスのビ
ット数およびN=ページのサイズ、である。本発明の好ま
しい実施形態においては、E=32、I=2、N=2048、K=19で
ある。
【0026】TLB35のTLBエントリは、従来技術
のTLBと異なる。例えば、TLBエントリ0は、物理
ページ番号36、その他の情報38および上述の従来技
術のその他の関連コンポーネントに加えて、仮想タグ6
3、エントリ空間タグ72、合致ビット記憶セルM0−
M3およびマルチプレクサ98を含む。TLB35の各
エントリは本質的に同一であるので、以下においてTL
Bエントリ55を例として説明するが、当業者がそのよ
うなエントリN個を有するTLB35を構築することは
可能であろう。
【0027】TLBエントリ55に含まれるエントリ空
間タグ72は、物理ページ番号36に関連づけられる間
接アドレス74を記憶する。間接アドレス74は、比較
器76の第1の入力に接続される。空間レジスタ書込み
データ・バス78が、比較器76の第2の入力に接続さ
れる。比較器出力は、合致ビット記憶セルM0、M1,
M2、M3へライン80を経由して接続される。
【0028】各合致ビット記憶セルは、個別にアドレス
可能な単一のビット記憶セルである。記憶セルを更新す
る方法は、図5を参照して後述する。合致ビット記憶セ
ルの数は、空間レジスタ14の数と等しい。各記憶セル
は、特定の空間レジスタと関連づけられる。図4に示さ
れる実施形態においては、4つの空間レジスタがあり、
従って、4つの合致ビット記憶セルがある。各合致ビッ
ト記憶セルは、エントリ空間タグ72が対応する空間レ
ジスタ・ファイルのエントリと合致するか否かをその状
態によって標示する。
【0029】合致ビット記憶セルM0、M1,M2、M
3の出力は、合致ビット・ライン96、94、92およ
び90を経由してマルチプレクサ98の入力に接続され
る。マルチプレクサ98のセレクト入力が、インデック
ス・ビット12に接続される。このように、従来技術と
同様に、インデックス・ビット12が空間レジスタを選
択するために使われるとはいえ、本発明のこの実施形態
では、インデックス・ビット12は、対応する合致ビッ
ト記憶セルの出力を選択する。
【0030】マルチプレクサ98の出力は、ライン70
を経由して3入力ANDゲート66の入力に接続され
る。有効ビット28もまたANDゲート66の入力に接
続される。ANDゲート66の3番目の入力は、比較器
64の出力に接続される。比較器64の入力は、TLB
インデックス62および仮想タグ63に接続される。A
NDゲート66の出力は、3態励振器32のイネーブル
入力に接続される。選択された合致ビットが高位状態
で、タグ63がTLBインデックス62と等しく、かつ
有効ビット28が高位状態である場合、3態励振器32
はイネーブル(使用可能化)される。
【0031】従来技術に対するTLB35の長所の1つ
は、間接アドレス比較が先行して実行される点である。
この長所は、以下の合致記憶セルの詳細な説明で明らか
となろう。図5において、典型的TLBエントリについ
ての合致ビット記憶セルM0−M3および関連回路が示
されている。図4で示されたコンポーネントに加えて、
イネーブル入力102を持つ従来技術の2対4デコーダ
99が追加されている。好ましい実施形態では、デコー
ダ99のセレクト入力104がインデックス・ビット1
2に接続されるが、その他の信号を使用して空間レジス
タ14のどれが更新されいるかを同様に示すこともでき
る。イネーブル入力102は、更新空間レジスタ制御ラ
イン100に接続され、空間レジスタ14が更新される
時該制御ラインは必ずイネーブルされる。デコーダ99
の出力は、記憶セルM0,M1,M2,M3の書込み入
力にそれぞれ接続される。図4には4つの記憶セルだけ
が示されているけれども、記憶セルの番号と空間レジス
タの番号との間に1対1の対応関係が存在する限りは、
本発明は、いかなる数の記憶セルにも拡張できる。
【0032】デコーダ99によって、空間レジスタが更
新される時は必ず、ライン80上にある比較器76の出
力が選択された記憶セルに書き込まれることが可能とな
る。プロセスがメモリからスワップ・アウトされるたび
に、典型的には空間レジスタが更新される。選択される
記憶セルは、インデックス・ビット12の状態によって
決定される。このようにして、空間レジスタが更新され
る時はいつも対応する記憶セルが更新される。
【0033】選択された記憶セル各々に書かれる値はエ
ントリ空間タグ72の内容および対応する空間レジスタ
に書かれたデータに従う。空間レジスタが更新すなわち
書き込まれる時、要求された空間レジスタ・データが、
空間レジスタ書込みデータ・バス78上へ送出され、更
新空間レジスタ制御ライン100がイネーブルされる。
次に、空間レジスタの1つに書き込まれているレジスタ
・データ・バス78上のデータと、タグ72が比較器7
6によって比較される。この比較の結果が、現在更新さ
れつつある空間レジスタに対応する記憶セルに上述の通
り書き込まれる。
【0034】空間レジスタ書込みデータ・バス78、更
新空間レジスタ制御ライン100およびインデックス・
ビット12が、本質的に同様の形態で各エントリに接続
されているので、各エントリにおける1つの記憶セルが
同時に更新される。このように、図5に示される実施形
態では、図4の4つの空間レジスタ各々への1回の書込
みで、TLB35における合致ビット記憶セルのすべて
が更新される。
【0035】比較の結果が一旦記憶セルに記憶される
と、インデックス・ビット12が有効となった後1回の
マルチプレクサ遅延TM内でそれら結果が使用可能とな
る。空間レジスタ14の内容が修正される時だけでなく
TLBエントリが置き換えられる時も、記憶セルおよび
空間レジスタ14は更新される。アドレス変換時間に対
する処理速度の効果は、以下のタイミング・シーケンス
の詳細な説明によって明白になるであろう。
【0036】図6は、図4のTLB35を使う仮想アド
レスから物理アドレスへの変換に関するタイミング図で
ある。変換シーケンスはエントリ0に関して記述される
が、シーケンスはN個のエントリすべてについて同一で
ある。明示アドレスが有効になる時間T0で変換シーケ
ンスは開始する。その時点から、仮想タグ比較器64
は、マルチプレクサ98と並列して動作する。典型的に
は、図6に示されるように、比較器64を通過する遅延
時間T2'は、マルチプレクサ98を通過する遅延時間T
Mより大きい。空間レジスタ読み取りによって遅延時間
1'が完全に除かれている点に注意する必要がある。こ
の点だけで、全アドレス変換時間T'の相当な減少につ
ながる。
【0037】全アドレス変換時間T'の更なる減少が、
比較器64を通過する遅延時間T2'の減少によって達成
される。仮想タグ63は、従来技術の仮想ページ番号よ
りかなり小さい。これは、仮想タグ63から間接アドレ
ス16を除外した結果である。その代わり、先に述べた
ように、間接アドレスはエントリ空間タグ72に記憶さ
れ、TLBアクセスに先行して比較される。従来技術に
おいて知られている通り、比較器64を通過する遅延時
間は、入力ビット数にほぼ比例する。好ましい実施形態
では、仮想タグ63はわずか19ビットだけを有する。
対照的に、従来技術の(図1の)TLB22は同じアド
レス空間について51ビットの仮想ページ番号を有す
る。従って、比較器64を通過する遅延時間T2'は、図
1の比較器26を通過する遅延時間T2より大幅に少な
い。比較器を通過する遅延時間T2'における減少が、上
記読取りアクセス時間T1の排除とともに、本発明に従
って、全変換時間T'の顕著な減少を実現する。
【0038】比較器の出力が有効になった後、マルチプ
レクサ98の出力もまた時間T2'において有効であると
仮定すれば、ANDゲート66を通過する遅延時間T3'
が存在する。3入力ANDゲート66を通過する遅延時
間T3'は従来技術の2入力ANDゲート30を通過する
遅延時間T3よりわずかに大きいけれども、この増加
は、上述の減少によって相殺される。ANDゲート66
の出力が有効となると、3態励振器32は、バス40上
へTLBデータ34を送出するため時間T4を必要とす
る。これは、従来技術に必要とされたものと同じ時間T
4である。このように、TLB35に関する全変換時間
T'は、T'= T2'+T3'+T4(TM<T2'と仮定)という式
で表される。全時間T'は、図1の従来技術のTLBに
よって必要とされる全時間Tより大幅に少ない。
【0039】同じ発明の原理を、図7に示されているT
LB設計115に拡張することができる。このTLB1
15では、インデックス・ビット12が実効アドレス1
14に含まれる。図5のTLBと同様に、各TLBエン
トリの構成は同一である。従って、以下では、1つのT
LBエントリ117を詳細に説明するが、それによって
TLB115全体が説明されることとなる。
【0040】TLBエントリ117は、エントリ空間タ
グ72、仮想タグ120、有効ビット28、物理ページ
番号36およびその他アクセス情報38を含む。仮想タ
グ120は、上位インデックス・タグ124および下位
仮想タグ122という2つの隣接するタグを含む。下位
仮想タグ122およびTLBインデックス116が、従
来技術の形態で比較器134へ入力として接続される。
ビット数の観点から、比較器134のサイズは、図4の
比較器64と同じである。従って、比較器134を通過
する遅延時間は同じである。比較器121は、インデッ
クス・ビット118に接続された第1の入力、上位イン
デックス・タグ124に接続された第2の入力、および
1つの出力を持つ。インデックス・ビット118がイン
デックス・ビット12とは異なった形態で図示されてい
るが、それらは実際には同じラインである。
【0041】しかし、TLBエントリ117は、比較器
76の結果を記憶するためただ1つの合致ビット記憶セ
ル146を有する。合致記憶セル146は、図4のTL
Bエントリ55で使われている合致記憶セルM0−M3
と同様のはたらきをする。記憶セル146は、データ入
力、書込みイネーブル入力およびデータ出力を持つ。記
憶セルに関連する論理機構によって、以下に記述するよ
うに対応する空間レジスタが修正される時記憶セルが更
新される。
【0042】更新論理機構は、ライン80を通して比較
器76の出力に接続される第1の入力を持つ挿入エンチ
リ・ライン142に接続される第2の入力、および、ラ
イン150を通して記憶セル146のデータ入力に接続
される1つの出力を備えたORゲート148を含む。更
新論理機構は、また、挿入エントリ・ライン142に接
続される第1の入力、第2の入力、およびライン144
を通して記憶セルの書込みイネーブル入力に接続される
出力を備えた第2のORゲート140を含む。最後に、
更新論理機構は、更新空間レジスタ制御ライン100に
接続される第1の入力、比較器121の出力に接続され
る第2の入力、および、ライン138を通してORゲー
ト140の第2の入力に接続される出力を備えたAND
ゲート132を含む。
【0043】更新論理機構は、挿入エントリ・ライン1
42および更新空間レジスタ制御ライン100の制御の
もと動作する。上述の通り、更新空間レジスタ制御ライ
ン100は、空間レジスタ14が更新されるとイネーブ
ルされる。一方、挿入エントリ・ライン142は、特定
のTLBエントリ117が修正される時イネーブルされ
る。このように、TLBエントリのそれぞれは、図7に
示されるように、固有の挿入エントリ・ラインを持つ。
【0044】ORゲート148は、記憶セル146のデ
ータ入力に提示される値を制御する。記憶セル146の
データ入力における値は、挿入エントリ・ライン142
かまたは比較器76の出力がイネーブルされる時、イネ
ーブルされる。しかしながら、ライン150上で入力さ
れる記憶セル146のデータ入力における値は、ライン
144上の信号がイネーブルされる時のみ記憶セルに記
憶されるであろう。ライン144上の信号は、ANDゲ
ート132およびORゲート140によって制御され
る。
【0045】ライン144上の信号がイネーブルされる
2つのケースがある。第1は、挿入エントリ・ライン1
42上の信号がイネーブルされる時、すなわちTLBエ
ントリ117が更新される時である。これは、また、記
憶セルのデータ入力における信号がイネーブルされるケ
ースでもある。このようにして、TLBエントリ117
が修正される毎に、対応する合致記憶セル146がイネ
ーブル状態に更新される。TLB取り逃がしを処理する
オペレーティング・システムのトラップに続いて空間レ
ジスタ14に記憶された間接アドレスの1つを合致する
動作を行うことがTLBエントリについては保証されて
いるので、TLB合致記憶セル146は自動的にイネー
ブル状態へセットされる。
【0046】第2のケースは、ライン144の信号がイ
ネーブルされ、従って、記憶セル146が更新され、A
NDゲート132の出力がイネーブルされる場合であ
る。ANDゲートの出力は、更新空間レジスタ・ライン
100上の信号がイネーブルされ、比較器121からの
出力信号がイネーブルされる時イネーブルされる。更新
空間レジスタ100上の信号は空間レジスタが更新され
つつある時イネーブルされる。比較器121の出力は、
上位インデックス・タグ124がインデックス・ビット
118と等しい時イネーブルされる。インデックス・ビ
ット118は、更新空間レジスタ信号がイネーブルされ
る時書き込まれている特定のレジスタ番号を示す。この
ようにして、上位インデックス・タグ124に対応する
空間レジスタが更新される時、合致記憶セルが更新され
る。
【0047】第2のケースの記憶セルに記憶される値
は、比較器76の出力によって決定される。上述のよう
に、空間レジスタが更新される時、空間レジスタの新し
い値が、空間レジスタ書込みデータ・バス78上の空間
レジスタに書き込まれる。書込みデータ・バス78上の
データが、比較器76によってエントリ空間レジスタ7
2と同時に比較される。両者が等しければ、比較器76
の出力がライン80上でイネーブルされ、合致記憶セル
146は、イネーブルされた値に更新される。両者が等
しくなければ、セル146は、非イネーブル値に更新さ
れる。
【0048】TLBエントリ117におけるTLB「ヒ
ット」は、4入力ANDゲート130において決定され
る。ANDゲート130への4つの入力すべてがイネー
ブルされる時、TLBヒットが発生する。第1の入力
は、有効ビット28に接続される。第2の入力は、ライ
ン136を通して比較器134の出力に接続される。第
3の入力は、比較器121の出力に接続される。第4の
入力は、ライン137を通して合致記憶セル146の出
力に接続される。ANDゲートの出力は、3態励振器3
2のイネーブル入力に接続される。このようにして、ヒ
ットがある時、TLBエントリの内容は、データバス4
0上へ送出される。さもなければ、受動プルダウン・ネ
ットワーク42が、論理的低位にデータバス40を保
つ。従って、ヒットがあれば、有効ビット、すなわちバ
ス40上の最上位ビットがそれを標示する。
【0049】合致記憶セルが上述のようにそれらの適切
な値へセットされると、アドレス変換は次のように進
む。明示アドレスは、インデックス12および基底13
に分割される。次に、基底13は、TLBインデックス
116およびオフセット(図示されていない)に分割さ
れる。TLBインデックス116が仮想タグ122と比
較される。同時に、上位インデックス・タグ124が、
明示アドレス10のインデックス・ビット12と同一で
あるインデックス・ビット118と比較される。以下の
条件が単一のTLBエントリ内で満たされると、この実
施形態に関してTLBヒットが発生する。すなわち、
(比較器134による)TLBインデックス比較と(比
較器121による)インデックス比較がともに肯定的で
あり、有効ビット28がイネーブルされ、対応する合致
記憶セル146の値がイネーブルされていることであ
る。TLBヒットが発生すると、TLBヒットが発生し
たTLBエントリの物理ページ番号が、物理アドレスの
一部として、すなわち実際の物理ページ番号として、供
給される。
【0050】TLB115に関するタイミング・シーケ
ンスは、本質的には図6に示されるものと同じである。
従って、上述された本発明原理は、典型的なコンピュー
タに活用される共通アドレス指定方式の両者に関して、
メモリ・システム処理能力の向上を生み出す。
【0051】いくつかの実施形態に関連して本発明の原
理を記述したが、そのような原理を逸脱することなく本
発明の構成を修正することが可能なことは明白であろ
う。例えば、発明の別の実施形態において、2ビットの
インデクス・ビットを使用して3つの空間レジスタから
の選択を行うこともできるであろう。この場合、インデ
ックス・ビットの1つは実行アドレスの一部であるが、
他方はそうでない。インデックス・ビットは、TLBア
ドレス検査において明示アドレスのビットとともに使わ
れる。各TLBエントリは、2つのアドレス・ビットb
0、b1および制御ビットc0、c1を持つ。制御ビットは、
該当するTLBエントリを選択するために使われるTL
B照合にアドレスb0、b1を使用するか否かを示す。空間
レジスタおよびアドレス・ビットb0、b1ならびに制御ビ
ットc0、c1の間の対応関係は次の表1に示される通りで
ある。表において、"x"はいずれでもよいことを示す。
【0052】
【表1】 この代替実施形態も他の実施形態と同様に、異なるサイ
ズに一般化することができる。
【0053】本発明には、例として次のような実施様態
が含まれる。 (1)間接アドレスおよび明示アドレスからから構成さ
れる実効仮想アドレスを物理アドレスに変換する方法で
あって、(A)各々が仮想タグ、有効ビット、物理ページ
番号およびエントリ空間タグを持つN個のエントリとし
て構成される変換ルックアサイド・バッファすなわちT
LBを作成するステップと、(B)上記明示アドレスを1
つのインデックスとTLBインデックスに分割するステ
ップと、(C)上記TLBインデックスを上記仮想タグと
比較するステップと、(D)上記比較ステップ(C)に先行し
て、上記間接アドレスを上記エントリ空間タグと比較す
るステップと、(E)上記TLBインデックス比較および
上記間接アドレス比較の両方が同一のTLBエントリに
ついてともに肯定的である場合に、TLBヒットを生成
するステップと、(F)上記TLBヒットが生成されたT
LBエントリの物理ページ番号を物理アドレスの一部と
して供給するステップと、を含む方法。 (2)間接アドレスをエントリ空間タグと比較する上記
ステップ(D)が、間接アドレスを空間レジスタに書き込
むステップと、空間レジスタに書き込まれた上記間接ア
ドレスをエントリ空間タグと比較するステップと、その
比較結果を記憶するステップと、を含む上記(1)に記
載の方法。 (3)上記(2)の書込み、比較および記憶の各ステッ
プが、空間レジスタ・ファイルの空間レジスタそれぞれ
毎に繰り返される、上記(2)に記載の方法。 (4)空間レジスタが更新される時、またはTLBエン
トリが置き換えられる時には必ず上記(2)の比較およ
び記憶の各ステップが実行される、上記(2)に記載の
方法。 (5)Nを上記インデックスのビット数として、2のN
乗個の合致ビットのうちの1ビットを選択するステップ
を含む、上記(4)に記載の方法。 (6)明示アドレスを分割する上記ステップ(B)が、明
示アドレスをインデックスおよび基底に分割すること、
および、基底をTLBインデックスおよびオフセットに
分割することを含む、上記(1)に記載の方法。 (7)TLBインデックスを比較する上記ステップ(C)
が、TLBインデックスをすべてのTLBエントリの仮
想タグと比較することを含む上記(1)に記載の方法。 (8)TLBインデックスを比較する上記ステップ(C)
が、TLBインデックスを上位インデックス・タグと比
較することを含む、上記(1)に記載の方法。
【0054】(9)アドレス空間内にあってインデック
ス、変換ルックアサイド・バッファすなわちTLBのイ
ンデックスおよびオフセットを含む明示アドレスを物理
アドレスに変換するアドレス変換装置であって、各々が
対応するインデックス値に対する間接アドレスを有する
複数の空間レジスタを含む空間レジスタ・ファイルと、
各々がエントリ空間タグ、仮想タグ、有効ビットおよび
物理ページ番号を含むN個のTLBエントリとして構成
されるメモリと、上記TLBインデックスのみを上記仮
想タグと比較するTLBインデックス比較手段と、上記
物理ページ番号に対応する仮想タグと上記TLBインデ
ックスが等しく、かつ、上記インデックスに対応する上
記間接アドレスと上記物理ページ番号に対応する上記エ
ントリ空間タグが等しい時、該物理ページ番号を物理ア
ドレスの一部として供給する手段と、を備えるアドレス
変換装置。 (10)上記仮想タグにのみ接続する第1の入力、上記
TLBインデックスにのみ接続する第2の入力および出
力を持つ第1の比較器を上記比較手段が含む、上記
(9)に記載のアドレス変換装置。 (11)上記供給手段が、空間レジスタ・バンクに接続
し、上記空間レジスタの内容を修正する空間レジスタ書
込みデータ・バスと、上記エントリ空間タグに接続する
第1の入力、上記空間レジスタ書込みデータ・バスに接
続する第2の入力および出力を持つ第2の比較器と、上
記第2の比較器の上記出力に接続する入力および出力を
有する比較器によって生成される結果を記憶する合致ビ
ット・メモリ手段と、上記合致ビット記憶の上記出力に
接続し、上記インデックスに対応する合致ビットを選択
する選択手段と、を含む、上記(9)に記載のアドレス
変換装置。 (12)上記合致ビット記憶手段が、各々が上記第2の
比較器の出力に接続するデータ入力、書込み入力および
出力を持つ第1の複数の単一ビット記憶セルと、上記イ
ンデックスに接続するセレクト入力、更新空間レジスタ
制御ラインに接続するイネーブル入力および第1の複数
の出力を持つデコーダを含み、上記デコーダの出力の各
々が対応する記憶セルの上記書込み入力に接続する、上
記(11)に記載のアドレス変換装置。 (13)上記選択手段が、各々が対応する記憶セルに接
続する第1の複数の入力、インデックスに接続し、上記
第1の複数の入力の1つを選択するセレクト入力、およ
び上記供給手段に接続する出力を持つマルチプレクサを
含む、上記(12)に記載のアドレス変換装置。
【0055】(14)上記供給手段が、データ・バス
と、上記有効ビットに接続する第1の入力、上記TLB
インデックス比較手段の出力に接続する第2の入力、上
記選択手段の出力に接続する第3の入力、およびTLB
ヒットを生成する出力を持つ3入力ANDゲートと、上
記データ・バスに接続し、ヒットがTLBに存在しない
時上記データ・バスの信号を下位レベルに引きさげる受
動引き下げネットワーク手段と、上記有効ビットおよび
上記物理ページ番号に接続する入力と、上記3入力AN
Dゲートの出力に接続するイネーブル入力と、上記デー
タ・バスに接続し、TLBヒットが存在する時、物理的
アドレスの一部として物理ページ番号を供給するための
出力を備える3態励振器を含む上記(11)に記載のア
ドレス変換装置。 (15)上記選択手段が、上記インデックス・ビットに
接続する第1の入力、上位インデックス・タグに接続す
る第2の入力、および供給手段に接続する出力を持つ第
2の比較器を含む、上記(10)に記載のアドレス変換
装置。 (16)上記合致ビット記憶手段が、データの入力、書
込みイネーブル入力およびデータ出力を持つ単一ビット
合致記憶セルと、対応する空間レジスタが修正される時
上記メモリ・セルを更新する手段と、を含む、上記(1
1)に記載のアドレス変換装置。 (17)上記(16)における更新手段が、上記第2の
比較器の出力に接続する第1の入力、挿入エントリ・ラ
インに接続する第2の入力、および上記記憶セルのデー
タ入力に接続する出力を有する第1のORゲートと、上
記挿入エントリ・ラインに接続する第1の入力、第2の
入力、上記記憶セルの書込みイネーブル入力に接続する
出力を有する第2のORゲートと、更新空間レジスタ制
御ラインに接続する第1の入力、第2の入力、および上
記第2のORゲートの第2の入力に接続する出力を有す
るANDゲートと、を含む上記(16)に記載のアドレ
ス変換装置。 (18)上記供給手段が、データ・バスと、上記有効ビ
ットに接続する第1の入力、上記TLBインデックス比
較手段の出力に接続する第2の入力、上記第2の比較器
の出力に接続する第3の入力、上記合致記憶セルの出力
に接続する第4の入力、およびTLBヒットを生成する
出力を有する4入力ANDゲートと、上記データ・バス
に接続し、TLBにヒットが存在しない時データ・バス
の信号レベルを引き下げる受動引き下げネットワーク手
段と、物理ページ番号に接続するデータ入力、上記4入
力ANDゲートに接続するイネーブル入力、および上記
データ・バスに接続し、TLBヒットがある時物理アド
レスの一部として物理ページ番号を供給する出力を有す
る3態励振器と、を含む上記(18)に記載のアドレス
変換装置。
【0056】(19)間接アドレスを記憶する空間レジ
スタ・ファイルを有する仮想記憶システムにおいて、基
底ビットおよびインデックス・ビットを含む明示アドレ
スの物理アドレスへの変換を高速化する方法であって、
変換ルックアサイド・バッファすなわちTLBの各エン
トリに関連づけられたエントリ空間タグを作成するステ
ップと、対応するTLBエントリが更新される時は必ず
エントリ空間タグを更新するステップと、新しい間接ア
ドレスを用いて上記空間レジスタ・ファイルを更新する
ステップと、新しい間接アドレスをエントリ空間タグと
比較するステップと、後続のTLBアクセス時における
使用に備えて関連合致ビット記憶セルに上記比較ステッ
プの結果を記憶するステップと、を含む方法。 (20)インデクス・ビットの内容に応じて合致ビット
記憶セルを選択するステップを更に含む、上記(19)
に記載の方法。 (21)間接アドレス、および第1のインデックスなら
びに第2のインデックスを有する明示アドレスを含む仮
想アドレスを物理アドレスに変換するため、各々がエン
トリ空間タグ、仮想タグおよび仮想ページ番号を持つN
個のエントリを有する変換ルックアサイド・バッファす
なわちTLBを備え持つアドレス変換装置であって、上
記TLBエントリの各々は更に少なくとも、上記第2の
インデックスを上記仮想タグと比較する第1の比較器
と、N個のエントリの各々のエントリ空間タグを間接ア
ドレスと比較する第2の比較器と、物理ページ番号に対
応する第2のインデックスと仮想タグが等しく、かつ、
第1のインデックスに対応する間接アドレスと物理ペー
ジ番号に対応するエントリ空間タグが等しい時、物理ペ
ージ番号を物理アドレスの一部として出力する出力装置
とを備える、アドレス変換装置。 (22)第1の比較器による比較に先行して第2の比較
器による比較が完了する、上記(21)に記載のアドレ
ス変換装置。
【0057】
【発明の効果】本発明に従う変換ルックアサイド・バッ
ファの構成およびそれに関連する動作の改良によって、
仮想記憶システムにおける仮想アドレスから物理アドレ
スへの変換に要する時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】インデックス・ビットが実効アドレスに含めら
れていない従来技術のTLBシステムのブロック図であ
る。
【図2】インデックス・ビットが実効アドレスの一部を
形成している従来技術のTLBシステムのブロック図で
ある。
【図3】図1および図2の従来技術TLBの動作のタイ
ミングを示すブロック図である。
【図4】インデックス・ビットが実効アドレスに含めら
れていない本発明に従う新TLBシステムのブロック図
である。
【図5】図4のTLBシステムの合致ビット記憶回路の
詳細を示す図である。
【図6】本発明に従う仮想アドレス変換のタイミングを
示すブロック図である。
【図7】インデックス・ビットが実効アドレスに含まれ
ている本発明のTLBシステムのブロック図である。
【符号の説明】
10 明示アドレス 12、118 インデックス 13 基底ビット 14 空間レジスタ 16、74 間接アドレス 18、60、114 実効アドレス 20、24 仮想ページ番号 22、35、115 変換ルックアサイド・バッファ
またはTLB 23、55、75、117 TLBエントリ 26、44、64、76、121、134 比較器 27、31、45、68、70、80、122、13
6、137、138、144、150 ライン 28、46 有効ビット 30、48、132 ANDゲート 32、50 3態励振器 34、52 TLBデータ 36、56 物理ページ番号 38、58 その他アクセス情報 40 バス 42 受動引き下げ手段 54 TLBヒット 56 変換後物理アドレス 62、116 TLBインデックス 63、120 仮想タグ 66 3入力ANDゲート 72 エントリ空間タグ 78 空間レジスタ書込みデータ 90、92、94、96 合致ビット・ライン 98 マルチプレクサ 99 デコーダ 100 更新空間レジスタ制御ライン 102 イネーブル入力 104 セレクト入力 122 下位インデックス・タグ 124 上位インデックス・タグ 130 4入力ANDゲート 140、148 ORゲート 142 挿入エントリ・ライン 146、M0、M1、M2、M3 合致ビット記憶セ
ル O オフセット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間接アドレスおよび明示アドレスからから
    構成される実効仮想アドレスを物理アドレスに変換する
    方法であって、 各々が仮想タグ、有効ビット、物理ページ番号およびエ
    ントリ空間タグを持つN個のエントリとして構成される
    変換ルックアサイド・バッファすなわちTLBを作成す
    るステップと、 上記明示アドレスを1つのインデックスおよびTLBイ
    ンデックスに分割するステップと、 上記TLBインデックスを上記仮想タグと比較するステ
    ップと、 上記TLB比較ステップに先行して、上記間接アドレス
    を上記エントリ空間タグと比較するステップと、 上記TLBインデックス比較および上記間接アドレス比
    較の両方が同一のTLBエントリについてともに肯定的
    である場合に、TLBヒットを生成するステップと、 上記TLBヒットが生成されたTLBエントリの物理ペ
    ージ番号を物理アドレスの一部として供給するステップ
    と、 を含む方法。
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