JPH10282809A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10282809A
JPH10282809A JP9093919A JP9391997A JPH10282809A JP H10282809 A JPH10282809 A JP H10282809A JP 9093919 A JP9093919 A JP 9093919A JP 9391997 A JP9391997 A JP 9391997A JP H10282809 A JPH10282809 A JP H10282809A
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transfer belt
transfer
image forming
detection sensor
image
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JP9093919A
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Hiroshi Shiba
洋 柴
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Canon Inc
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動ローラと転写ベルトとの間に滑りが生じた
ときに画像形成プロセスを中断して、転写時の画像のズ
レやブレをなくす。 【解決手段】駆動ローラ103cの外周面に周方向に沿
って濃度が順に濃くなる基準パターン(1) 、(2) 、(3)
…(n) を設ける。転写ベルト103Aの端部に計測用の
透孔を穿設して、この透孔が駆動ローラ103cにきた
ときに、透孔を介して基準パターンの一部が露出するよ
うにする。転写ベルト103Aの周長を駆動ローラ10
3cの周長の整数倍に設定したとき、両者の間に滑りが
ない場合は、透孔を介して常に同じ基準パターンが露出
するが、滑りがある場合は、異なる基準パターンが露出
する。この違いを滑り検知センサ10の受光部10bの
光量の変化としてとらえ、制御装置30に出力して画像
形成プロセスを中断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ等の画像形成装置の関する。
【0002】
【従来の技術】カラーの画像形成装置(例えば、複写
機、レーザービームプリンタ)において、転写ベルトを
使用したものが知られている。
【0003】転写ベルトは、無端状に形成されたベルト
を駆動ローラ、従動ローラ、テンションローラ等に掛け
渡して構成されており、感光ドラム上に形成されたトナ
ー像が1次転写される。4色フルカラーの場合、この1
次転写をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナーについて順次に行って転写ベルト上で4色のト
ナー像を重ねる。そして、この転写ベルト上の4色のト
ナー像は、紙等の転写材に一括して2次転写された後、
定着装置によって定着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
画像形成装置において、転写ベルトは駆動時に駆動ロー
ラとの間に滑りが生じたり、耐久によって駆動転写ベル
トが伸長してしまい転写材上へのトナー像の転写時に画
像のズレやブレなどが発生したり、さらには連続印字モ
ード時には徐々に転写スピードが減少したりするという
問題があった。
【0005】そこで、本発明は、転写ベルトの滑りを検
知し、また滑りを検知したときに画像形成プロセスを中
断して転写時の画像のズレやブレをなくすようにした画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0006】さらに、転写ベルトが伸張したことを検知
し、また伸張を検知したときに転写ベルトによる転写ス
ピードを調整して画像のズレやブレをなくすようにした
画像形成装置を提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、像担持体上にトナー像を形成して該トナー像を転写
装置に1次転写する工程を複数色のトナー像について行
って前記転写装置上に複数のトナー像を重ね、これら転
写装置上の複数のトナー像を転写材に一括して2次転写
する画像形成装置において、外周面における軸方向につ
いての端部近傍に周方向に沿って、パターンの異なる複
数の計測用の基準パターンを有する駆動ローラと、該駆
動ローラに掛け渡されるとともに前記基準パターンに対
応する位置に計測用の透孔を有する無端状の転写ベルト
と、該転写ベルトの計測用の透孔を介して、前記駆動ロ
ーラ外周面の複数の基準パターンのうちの一部を検出し
て検出信号を発する滑り検知センサと、該滑り検知セン
サが前記基準パターンの違いに基づく異なる検出信号を
発したときに、前記駆動ローラに対して前記転写ベルト
が滑っていることを検出する制御手段と、を備える、こ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に係る本発明は、前記制御手段
は、前記滑り検知センサから異なる検出信号が入力され
たときに、画像形成エラーとして画像形成プロセスを中
断する、ことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る本発明は、像担持体上にト
ナー像を形成して該トナー像を転写装置に1次転写する
工程を複数色のトナー像について行って前記転写装置上
に複数のトナー像を重ね、これら転写装置上の複数のト
ナー像を転写材に一括して2次転写する画像形成装置に
おいて、端部に位置検知用の透孔を有する無端状の転写
ベルトと、該転写ベルトの周方向についての異なる位置
に配置されて前記計測用の透孔を検出する第1の位置検
出センサ及び第2の位置検出センサと、これら第1の位
置検出センサと第2の位置検出センサとの間を前記計測
用の透孔が通過する時間の違いによって前記転写ベルト
が伸張したことを検知する制御手段、とを備える、こと
を特徴とする。
【0010】請求項4に係る本発明は、像担持体上にト
ナー像を形成して該トナー像を転写装置に1次転写する
工程を複数色のトナー像について行って前記転写装置上
に複数のトナー像を重ね、これら転写装置上の複数のト
ナー像を転写材に一括して2次転写する画像形成装置に
おいて、端部における周方向に異なる位置に、位置検知
用の第1検知孔と第2検知孔とを有する無端状の転写ベ
ルトと、該転写ベルトの周方向についての異なる位置に
配置されて初期状態において同時に前記第1検知孔と第
2の検知孔とをそれぞれ検知する第1の位置検出センサ
と第2の位置検知センサと、これら第1の位置検出セン
サと第2の位置検出センサとの検知信号の時間的なズレ
によって前記転写ベルトが伸張したことを検知する制御
手段、とを備える、ことを特徴とする。
【0011】請求項5に係る本発明は、前記制御手段
は、前記転写ベルトの伸張を検知したときに、その伸張
の割り合いに対応させて前記転写ベルトの駆動スピード
を変化させる、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0013】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例として、プリンタの概略構成を示す。
なお、同図に示すプリンタは、電子写真方式の4色フル
カラーのレーザービームプリンタ(以下「画像形成装
置」という)である。
【0014】同図に示す画像形成装置は、像担持体とし
て電子写真方式のドラム型の感光体(以下「感光ドラ
ム」という)100を備えている。感光ドラム100
は、駆動手段(不図示)によって矢印R100方向に回
転駆動される。
【0015】感光ドラム100の上方には、感光ドラム
100表面を一様に帯電する帯電装置105と、帯電後
の感光ドラム100表面を画像情報に応じてレーザー露
光し静電潜像を形成するスキャナユニット107が配設
されている。感光ドラム100の左方には、現像装置1
10が配設されている。現像装置110は、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを収納した
現像器Dy、Dm、Dc、Dkを、回転可能なロータリ
110aで支持し、このロータリ110aの回転によっ
て感光ドラム100の静電潜像の現像に供される現像器
を感光ドラム100に対向する現像位置に配置するもの
である。
【0016】感光ドラム100の下方には転写装置10
3が配設されている。転写装置103は、矢印R103
方向に回転可能な転写ベルト103Aを有し、転写ベル
ト103A表面には、感光ドラム100上に形成された
トナー像が1次転写される。この1次転写をイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色について行うことに
よって、転写ベルト103A上に4色のトナー像が重ね
られる。そして給紙カセット101から搬送路102を
通して送られる紙等の転写材P上に4色のトナー像を一
括して2次転写するものである。トナー像が2次転写さ
れた転写材Pは、搬送ベルト111によって定着装置1
04に搬送され、ここでトナー像が溶融固着された後、
装置本体左方の排紙トレイ108上に、又は装置本体上
面の配置トレイ109上に排出される。
【0017】なお、トナー像の1次転写後に感光ドラム
100表面に残った1次転写残トナーは、クリーニング
装置106によって廃トナー容器113に回収され、ま
たトナー像の2次転写後に転写ベルト103A上に残っ
た2次転写残トナーは、除電器112によって除電され
た後、感光ドラム100上に逆転写されてクリーニング
装置106によって除去される。また、同図中の114
は、感光ドラム100上のトナー像の濃度を検知する濃
度センサである。
【0018】次に、図2(a)に駆動ローラの斜視図、
また図2(b)に転写装置103の正面図を示す。
【0019】転写装置103は、無端状に形成された転
写ベルト103Aと、転写ベルト103Aが掛け渡され
る4本のローラ、すなわち1次転写ローラ103a、2
次転写対向ローラ103b、駆動ローラ103c、従動
ローラ103dとを備えている。1次転写ローラ103
aは、上述の感光ドラム100表面に転写ベルト103
を押し付けており、1次転写バイアス電源(不図示)に
よって1次転写バイアスが印加される。これにより、感
光ドラム1表面のトナー像が転写ベルト103A上に1
次転写される。2次転写対向ローラ103bは、2次転
写ローラ115(図1参照)との間に転写ベルト103
Aを挟持する。2次転写ローラ115には、2次転写バ
イアス電源(不図示)によって2次転写バイアスが印加
され、これにより転写ベルト103Aの4色のトナー像
が転写材P表面に一括して2次転写される。駆動ローラ
103cは、モータ(不図示)によって矢印方向に回転
駆動され、これにより、転写ベルト103Aを矢印R1
03方向に回転させる。従動ローラ103dは、転写ベ
ルト103Aによって従動回転されるものであり、テン
ションローラとして作用する。
【0020】転写ベルト103Aの一方の端部には、計
測用の透孔(不図示、以下「計測孔」という)が形成さ
れており、駆動ローラ103cの一方の端部には、上述
の計測孔に対応する位置の周方向に、図2(a)に示す
ような、基準パターン20が形成されている。基準パタ
ーンは、(1) の白から(n) の黒まで、(1) 、(2) 、(3)
…(n) と順に濃度が濃くなるグラデーションパターンで
ある。上述の転写ベルト103Aの計測孔からは、これ
らグラデーションのうちの1つが露出するように穿設さ
れている。計測孔から露出されたグラデーションは、滑
り検知センサ10によって検知される。滑り検知センサ
10は、投光部10aから発せられてグラデーションで
反射された光の光量を受光部10bで測定し、CPU
(制御手段)30に対して検出信号を出力する。そし
て、CPU30は、基準パターンが異なることに起因す
る、受光部10bでの光量の違いにより、駆動ローラ1
03cに対して転写ベルト103Aが滑ったことを検出
する。すなわち、例えば、転写ベルト103Aの周長
を、駆動ローラ103cの周長の整数倍に設定しておけ
ば、駆動ローラ103cと転写ベルト103Aとの間に
滑りがない場合には、転写ベルト103Aの測定孔を介
して常に同じ基準パターンが検出され、この場合は、滑
り検知センサ10の出力信号は常に同じものとなる。こ
れに対して、両者の間に滑りがある場合は、滑り検知セ
ンサ10からは異なる出力信号が出力される。
【0021】図3は、本実施の形態1の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0022】画像形成プロセスを開始し、帯電、露光、
現像によって感光ドラム100上にイエローのトナー像
を形成する。画像の書き出しタイミングを測るためのト
ップ信号を検出し(S12)、これをCPU(不図示)
の中に取り込む。トップ信号は、転写ベルト103A上
の計測孔を、滑り検知センサ10とは別の位置に配置さ
れたホームポジションセンサ(トップセンサ)によって
検出するものである。転写ベルト103A上の計測孔が
駆動ローラ103c上を通過する際に基準パターン20
のレベルを滑り検知センサ10によって検出する(S1
3)。初期状態では、例えば、計測孔が駆動ローラ10
3c上を通過するときは基準パターン(1) に重なるよう
になっており、図4に示す(1) のようにトップ信号とは
ある一定の時間tだけ遅れて検出されるタイミングチャ
ートとなる。また、このとき検出された電圧レベルをイ
エロー(第1色目)の電圧レベルV1としてこれをCP
Uに取り込むようにしておく。感光ドラム100上に形
成されたイエローのトナー像を転写ベルト103A上に
1次転写する(S14)。イエロー以外の他の3色、す
なわち、マゼンタ(第2色目)、シアン(第3色目)、
ブラック(第4色目)のトナー像の転写ベルト103A
への1次転写が終了するまで以上の行程を繰り返し行う
(S15)。このときのそれぞれの像形成モードでの基
準パターンの検出レベルをそれぞれV1(イエロー)、
V2(マゼンタ)、V3(シアン)、V4(ブラック)
としてCPUに取り込む。なお、単色モードのときには
終了して次のステップに進む。V1〜V4のレベルの比
較を行う(S16)。
【0023】V1=V2=V3=V4であれば(S1
7)、転写ベルト103Aの滑りはないものとして2次
転写を開始する(S18)。4つの電圧レベルが等しく
ない場合、転写ベルト103A上の測定孔が駆動ローラ
103c上を通過するときは基準パターン(1) の場所か
らはずれて通過することになる。たとえば基準パターン
(1) と(2) の間にまたがる場合には、図4の(1) −(2)
に示すような波形が得られることになる。データの取り
込みに関しては、たとえばサンプリングポイントを8点
程度として平均値をとればよい。また転写ベルト103
Aの滑りによって基準パターン(2) の位置にあれば、
(2) に示すような波形が得られることになる。同様に
(n-1)と(n )番目の位置に基準パターンがあれば、(n
-1)-(n) に示すような波形が得られることになる。S1
8では、転写ベルト103Aに滑りがない場合に転写ベ
ルト103A上の4色のトナー像を転写材P上に2次転
写して、その後、転写材Pにトナー像を定着しプリント
出力し、画像形成プロセスを終了する。一方、S17に
おいて、転写ベルト103Aに滑りがある場合は、S1
9に進み、プリントエラーとしてサービスコールし、画
像形成プロセスを中断する。この場合、転写ベルト10
3A上に転写された画像をクリーニングすることによっ
てリトライが可能になる。
【0024】画像形成プロセス中に転写ベルト103A
の滑りが生じた場合でも、次回の画像形成プロセスにお
いては基準パターンの初期位置が変化するだけで画像形
成中の転写ベルト103Aの滑りを検出するのに影響は
及ばさない。
【0025】〈実施の形態2〉図5に、本発明の実施の
形態2を説明するためのフローチャートを、また図6に
は同じくタイミングチャートを示す。
【0026】S21では、感光ドラム100に、帯電、
露光、現像の各行程を経てイエローのトナー像を形成す
る。S22では、感光ドラム100上に形成されたイエ
ローのトナー像を転写ベルト103A上に1次転写す
る。S23では、画像の書き出しタイミングをはかるた
めのトップ信号を検出し、これをCPUの中に取り込
む。トップ信号は、転写ベルト103A上の測定孔を、
後述の位置検出センサとは別の位置に配置されたホーム
ポジションセンサ(トップセンサ)によって検出するも
のである。S24では、転写ベルト100上の測定孔を
位置検出センサによって検出し、これをCPUの中に取
り込む。S25では、トップ信号が検出されてから位置
信号が検出されるまでの時間、すなわちトップセンサか
ら位置検出センサまでの転写ベルト103Aの移動時間
t1(初期状態の移動時間をt0とする)を算出し、こ
れをCPUの中に取り込む。S26に移り、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像の転写ベ
ルト103Aへの1次転写が終了するまで以上の行程を
繰り返し行う。S27では、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックのそれぞれの色のトナー像形成モードでの
転写ベルト103Aの移動時間(各色転写時における転
写ベルト103Aの移動時間をt1y、t1m、t1
c、t1kとする)を常に取り込みt1y=t1m=t
1c=t1kでなければエラーとしてプリントを終了す
る(S28)。t1y=t1m=t1c=t1kであれ
ば、S29に移る。S29では、初期状態の転写ベルト
103Aの移動時間t0と現在の画像形成プロセスにお
ける転写ベルト103Aの移動時間t1とを比較する。
初期状態からのベルトの移動時間が変化している場合に
は、転写ベルト103Aの伸長度に変化があったことを
示す。このとき、図6に示すように初期状態に対し、転
写ベルト103Aが伸びた状態(状態1)では転写ベル
ト103Aが1回転するのに要する時間が多くなるた
め、転写にかかるスピードが|t1−t0|だけ遅くな
ることになる。そして初期状態に対し、状態1よりも転
写ベルト103Aの伸びがさらに増加した状態2では、
その分遅れも|t2−t0|(>|t1−t0|)と増
加することになる。次に、S30に移り、|t1−t0
|だけの時間分、転写ベルト103Aの駆動スピードを
変更する。S31では、2次転写を開始して、転写材P
に転写ベルト103A上の4色のトナー像を一括して2
次転写し、その後、転写材P上に定着してプリント出
力、画像形成プロセスを終了する。
【0027】〈実施の形態3〉図7に、本発明の実施の
形態3の構成を示す。なお、図2(b)と同じ部材等に
ついては同じ符号を付し、その重複説明は省略するもの
とする。
【0028】図7において、21は第1の位置検出セン
サ、また22は第2の位置検出センサであり、それぞれ
投光部21a、受光部21b、また投光部22a、受光
部22bを有している。第1の位置検出センサ21は、
転写ベルト103Aの端部に設けられた2個の位置検知
用の透孔(以下「検知孔」という)のうちの第1検知孔
を介して駆動ローラ103cの外周面を検知する。ま
た、第2の位置検出センサ22は、転写ベルト103A
の端部に設けられた2個の検知孔のうちの第2検知孔を
介して従動ローラ103dの外周面を検知する。
【0029】図8、図9はそれぞれ本発明の実施の形態
3を説明するフローチャート、タイミングチャートであ
る。
【0030】S41では、感光ドラム100上に、帯
電、露光、現像の各行程を経てトナー像を形成する。S
42では、感光ドラム100上に形成されたイエローの
トナー像を転写ベルト103A上に1次転写する。S4
3では、第1検知孔を第1の位置検出センサ21によっ
て検出し、これをCPUの中に取り込む。S44では、
第2検知孔を第2の位置検出センサ22によって検出
し、これをCPUの中に取り込む。初期状態では、2つ
の検出信号の周期は同一になっている(図9における初
期状態、周期T0)。S45では、位置検出信号1が検
出されてから位置検出信号2が検出されるまでの時間、
すなわち第1の位置検出センサ21から第2の位置検出
センサ22までの転写ベルト103Aの移動時間T1
(初期状態の移動時間T0)を算出してこれをCPUの
中に取り込む。S46に移り、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの4色のトナー像の転写ベルト103A
への1次転写が終了するまで以上の行程を繰り返し行
う。S47では、それぞれの色のトナー像形成モードで
の転写ベルト103Aの移動時間(各色転写時における
ベルトの移動時間をT1y、T1m、T1c、T1kと
する)を常に取り込み、T1y=T1m=T1c=T1
kでなければエラーとしてプリントを終了する(S4
8)。一方、T1y=T1m=T1c=T1kであれ
ば、S49に移る。S49では、初期状態の転写ベルト
103Aの移動時間T0と現在の画像形成プロセスにお
ける転写ベルト103Aの移動時間T1とを比較する。
初期状態からの転写ベルト103Aの移動時間が変化し
ている場合には、転写ベルト103Aの伸長度に変化が
あったことを示す。このとき、図9に示すように初期状
態と、転写ベルト103Aが伸びた状態(状態1)とで
は、転写ベルトの1周に要する時間が後者の方が長くな
るため、転写にかかりスピードが|T1−T0|だけ遅
くなることになる。そして初期状態と、状態1よりもさ
らに転写ベルト103Aが伸びた状態2とを比較する
と、後者の方が、|T2−T0|だけ遅くなることにな
る。次にS50に移り、|T2−T0|だけの時間分、
転写ベルト103Aの駆動スピードを変更させる。S5
1では、2次転写を開始して、転写ベルト103A上の
4色のトナー像を転写材Pに一括して2次転写し、その
後、転写材P上に定着しプリント出力、画像形成プロセ
スを終了する。
【0031】以上実施の形態に基づいて説明したが、そ
の他の実施の形態として、トップセンサのみを用いて転
写ベルト103A上の端部に設けられた測定孔を検知
し、その時間変化から転写ベルト103Aの伸長度を測
定することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
転写ベルトの滑りを検知し、また滑りを検知したときに
画像形成プロセスを中断して転写時の画像のズレやブレ
をなくすことができる。
【0033】さらに、転写ベルトが伸張したことを検知
し、また伸張を検知したときに転写ベルトによる転写ス
ピードを調整して画像のズレやブレをなくすようにする
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図。
【図2】(a)は実施の形態1の転写装置の構成を示す
正面図。(b)は実施の形態1の駆動ローラの構成を示
す斜視図。
【図3】実施の形態1の動作の流れを示すフローチャー
ト。
【図4】実施の形態1の動作のタイミングを示すタイミ
ングチャート。
【図5】実施の形態2の動作の流れを示すフローチャー
ト。
【図6】実施の形態2の動作のタイミングを示すタイミ
ングチャート。
【図7】実施の形態3の転写装置の構成を示す正面図。
【図8】実施の形態3の動作の流れを示すフローチャー
ト。
【図9】実施の形態3の動作のタイミングを示すタイミ
ングチャート。
【符号の説明】
10 滑り検知センサ 20、(1) 、(2) 、(3) …(n) 基準パターン 21 第1の位置検出センサ 22 第2の位置検出センサ 30 制御手段(CPU) 100 像担持体(感光ドラム) 103 転写装置 103A 転写ベルト 103c 駆動ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上にトナー像を形成して該トナ
    ー像を転写装置に1次転写する工程を複数色のトナー像
    について行って前記転写装置上に複数のトナー像を重
    ね、これら転写装置上の複数のトナー像を転写材に一括
    して2次転写する画像形成装置において、 外周面における軸方向についての端部近傍に周方向に沿
    って、パターンの異なる複数の計測用の基準パターンを
    有する駆動ローラと、 該駆動ローラに掛け渡されるとともに前記基準パターン
    に対応する位置に計測用の透孔を有する無端状の転写ベ
    ルトと、 該転写ベルトの計測用の透孔を介して、前記駆動ローラ
    外周面の複数の基準パターンのうちの一部を検出して検
    出信号を発する滑り検知センサと、 該滑り検知センサが前記基準パターンの違いに基づく異
    なる検出信号を発したときに、前記駆動ローラに対して
    前記転写ベルトが滑っていることを検出する制御手段
    と、を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記滑り検知センサか
    ら異なる検出信号が入力されたときに、画像形成エラー
    として画像形成プロセスを中断する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上にトナー像を形成して該トナ
    ー像を転写装置に1次転写する工程を複数色のトナー像
    について行って前記転写装置上に複数のトナー像を重
    ね、これら転写装置上の複数のトナー像を転写材に一括
    して2次転写する画像形成装置において、 端部に位置検知用の透孔を有する無端状の転写ベルト
    と、 該転写ベルトの周方向についての異なる位置に配置され
    て前記計測用の透孔を検出する第1の位置検出センサ及
    び第2の位置検出センサと、 これら第1の位置検出センサと第2の位置検出センサと
    の間を前記計測用の透孔が通過する時間の違いによって
    前記転写ベルトが伸張したことを検知する制御手段、と
    を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上にトナー像を形成して該トナ
    ー像を転写装置に1次転写する工程を複数色のトナー像
    について行って前記転写装置上に複数のトナー像を重
    ね、これら転写装置上の複数のトナー像を転写材に一括
    して2次転写する画像形成装置において、 端部における周方向に異なる位置に、位置検知用の第1
    検知孔と第2検知孔とを有する無端状の転写ベルトと、 該転写ベルトの周方向についての異なる位置に配置され
    て初期状態において同時に前記第1検知孔と第2の検知
    孔とをそれぞれ検知する第1の位置検出センサと第2の
    位置検知センサと、 これら第1の位置検出センサと第2の位置検出センサと
    の検知信号の時間的なズレによって前記転写ベルトが伸
    張したことを検知する制御手段、とを備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記転写ベルトの伸張
    を検知したときに、その伸張の割り合いに対応させて前
    記転写ベルトの駆動スピードを変化させる、 ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6526237B2 (en) * 1999-05-10 2003-02-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2009036836A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Canon Inc 画像形成装置
US7522849B2 (en) 2005-09-13 2009-04-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with belt recognition device

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