JPH10282576A - フィルムカートリッジが装填可能な装置 - Google Patents
フィルムカートリッジが装填可能な装置Info
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- JPH10282576A JPH10282576A JP9093345A JP9334597A JPH10282576A JP H10282576 A JPH10282576 A JP H10282576A JP 9093345 A JP9093345 A JP 9093345A JP 9334597 A JP9334597 A JP 9334597A JP H10282576 A JPH10282576 A JP H10282576A
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- tray
- film
- door
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カートリッジの装填/排出を容易に行えるよ
うにする。 【解決手段】 フィルム出入口を開閉する遮光ドアを有
するフィルムカートリッジ501が装填可能な装置にお
いて、フィルムカートリッジ501を保持し、フィルム
カートリッジ501を装置本体8内に格納する閉位置
と、フィルムカートリッジ501を取出し可能な位置に
排出する開位置との間で装置本体8に対して変位可能な
保持手段9,15と、フィルムカートリッジ501が保
持された保持手段9,15を開位置から閉位置に電動駆
動し、保持手段9,15が閉位置に達した後に遮光ドア
505を電動にて開く駆動機構17,19,61とを具
備する。
うにする。 【解決手段】 フィルム出入口を開閉する遮光ドアを有
するフィルムカートリッジ501が装填可能な装置にお
いて、フィルムカートリッジ501を保持し、フィルム
カートリッジ501を装置本体8内に格納する閉位置
と、フィルムカートリッジ501を取出し可能な位置に
排出する開位置との間で装置本体8に対して変位可能な
保持手段9,15と、フィルムカートリッジ501が保
持された保持手段9,15を開位置から閉位置に電動駆
動し、保持手段9,15が閉位置に達した後に遮光ドア
505を電動にて開く駆動機構17,19,61とを具
備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフィルム画
像表示装置のようにフィルムカートリッジが装填可能な
装置に関し、そのカートリッジ装填機構に改良を加えた
ものである。
像表示装置のようにフィルムカートリッジが装填可能な
装置に関し、そのカートリッジ装填機構に改良を加えた
ものである。
【0002】
【従来の技術】フィルム画像表示装置は、現像済みフィ
ルムが収納されたフィルムカートリッジが装填可能とさ
れ、フィルムの任意の駒の撮影画像をCCD等により撮
像してテレビ画面等に表示するものである。この種の装
置のカートリッジ装填機構としては、カートリッジを装
置本体の装填室に納めてから使用者が手で蓋をする構成
が一般的である。
ルムが収納されたフィルムカートリッジが装填可能とさ
れ、フィルムの任意の駒の撮影画像をCCD等により撮
像してテレビ画面等に表示するものである。この種の装
置のカートリッジ装填機構としては、カートリッジを装
置本体の装填室に納めてから使用者が手で蓋をする構成
が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
カートリッジ装填方式は必ずしも操作性がよいとはいえ
ず、迅速なカートリッジ装填/排出ができずに使用者に
無用なストレスを与えることがある。この問題は、カメ
ラよりもカートリッジの装填/排出頻度が高い画像表示
装置においてより顕著である。
カートリッジ装填方式は必ずしも操作性がよいとはいえ
ず、迅速なカートリッジ装填/排出ができずに使用者に
無用なストレスを与えることがある。この問題は、カメ
ラよりもカートリッジの装填/排出頻度が高い画像表示
装置においてより顕著である。
【0004】本発明の目的は、カートリッジの装填/排
出を容易に行えるようにしたフィルムカートリッジが装
填可能な装置を提供することにある。
出を容易に行えるようにしたフィルムカートリッジが装
填可能な装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図
3,図6および図7に対応づけて説明すると、本発明
は、フィルム出入口を開閉する遮光ドア505を有する
フィルムカートリッジ501が装填可能な装置に適用さ
れる。そして、フィルムカートリッジ501を保持し、
フィルムカートリッジ501を装置本体8内に格納する
閉位置と、フィルムカートリッジ501を取出し可能な
位置に排出する開位置との間で装置本体8に対して変位
可能な保持手段9,15と、フィルムカートリッジ50
1が保持された保持手段9,15を開位置から閉位置に
電動駆動し、保持手段9,15が閉位置に達した後に遮
光ドア505を電動にて開く駆動機構(51,19,1
7,61,33など)とを具備し、これにより上記問題
点を解決する。請求項2の発明は、駆動機構が保持手段
9,15および遮光ドア505の双方の駆動源である単
一のモータ51を含むものである。請求項3の発明は、
モータ51の一方向の回転に伴って保持手段9,15を
開位置から閉位置に駆動し、その後に遮光ドア505を
開くとともに、モータ51の他方向の回転に伴って遮光
ドア505を閉じ、その後に保持手段9,15を閉位置
から開位置に駆動するようにしたものである。請求項4
の発明は、保持手段9,15の開位置から閉位置への移
動が正常に行われないことを検出して異常信号を出力す
る信号出力手段29と、異常信号の出力に応答して保持
手段9,15を開位置に向けて駆動すべく駆動機構を制
御する制御手段101とを更に備えたものである。請求
項5の発明は、装置本体8内に格納されたフィルムカー
トリッジ501内のフィルムFが現像済みか否かを検出
する検出手段71,73(図17)と、保持手段9,1
5が開位置から閉位置に達した後、検出手段71,73
により現像済みフィルムでないことが検出されると、遮
光ドア505を開放することなく保持手段9,15が開
位置に移動するように駆動機構を制御する制御手段10
1とを更に備えたものである。請求項6の発明は、保持
手段9,15にカートリッジ505が保持されているか
否かを検出する検出手段27,35と、保持手段9,1
5が開位置から閉位置に達した後、検出手段27,35
によりカートリッジ501が保持されていないことが検
出されると、駆動機構による遮光ドア開放動作を行うこ
となく保持手段9,15を閉位置に保持する制御手段1
01とを更に備えたものである。請求項7の発明は、遮
光ドア505が開いたことを検出する検出手段67(図
10)と、駆動機構による遮光ドア開放動作開始後、検
出手段67により遮光ドア505の開が検出されると駆
動機構を停止せしめる制御手段101とを更に備えたも
のである。
3,図6および図7に対応づけて説明すると、本発明
は、フィルム出入口を開閉する遮光ドア505を有する
フィルムカートリッジ501が装填可能な装置に適用さ
れる。そして、フィルムカートリッジ501を保持し、
フィルムカートリッジ501を装置本体8内に格納する
閉位置と、フィルムカートリッジ501を取出し可能な
位置に排出する開位置との間で装置本体8に対して変位
可能な保持手段9,15と、フィルムカートリッジ50
1が保持された保持手段9,15を開位置から閉位置に
電動駆動し、保持手段9,15が閉位置に達した後に遮
光ドア505を電動にて開く駆動機構(51,19,1
7,61,33など)とを具備し、これにより上記問題
点を解決する。請求項2の発明は、駆動機構が保持手段
9,15および遮光ドア505の双方の駆動源である単
一のモータ51を含むものである。請求項3の発明は、
モータ51の一方向の回転に伴って保持手段9,15を
開位置から閉位置に駆動し、その後に遮光ドア505を
開くとともに、モータ51の他方向の回転に伴って遮光
ドア505を閉じ、その後に保持手段9,15を閉位置
から開位置に駆動するようにしたものである。請求項4
の発明は、保持手段9,15の開位置から閉位置への移
動が正常に行われないことを検出して異常信号を出力す
る信号出力手段29と、異常信号の出力に応答して保持
手段9,15を開位置に向けて駆動すべく駆動機構を制
御する制御手段101とを更に備えたものである。請求
項5の発明は、装置本体8内に格納されたフィルムカー
トリッジ501内のフィルムFが現像済みか否かを検出
する検出手段71,73(図17)と、保持手段9,1
5が開位置から閉位置に達した後、検出手段71,73
により現像済みフィルムでないことが検出されると、遮
光ドア505を開放することなく保持手段9,15が開
位置に移動するように駆動機構を制御する制御手段10
1とを更に備えたものである。請求項6の発明は、保持
手段9,15にカートリッジ505が保持されているか
否かを検出する検出手段27,35と、保持手段9,1
5が開位置から閉位置に達した後、検出手段27,35
によりカートリッジ501が保持されていないことが検
出されると、駆動機構による遮光ドア開放動作を行うこ
となく保持手段9,15を閉位置に保持する制御手段1
01とを更に備えたものである。請求項7の発明は、遮
光ドア505が開いたことを検出する検出手段67(図
10)と、駆動機構による遮光ドア開放動作開始後、検
出手段67により遮光ドア505の開が検出されると駆
動機構を停止せしめる制御手段101とを更に備えたも
のである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図21により本発明をフィ
ルム画像表示装置に適用した場合の一実施の形態を説明
する。 <フィルム画像表示装置の全体構成>フィルム画像表示
装置は、現像済みフィルムの撮影画像をモニタ装置の画
面に表示するものであり、図1にその外観が示される。
画像表示装置1の本体ケース8には前部に開口7が設け
られ、ここにトレイ9が回動可能に設けられる。フィル
ムカートリッジ(以下、単にカートリッジと呼ぶ)50
1は、使用者の手によってトレイ9に置かれ、内部の装
填装置400(後で詳述する)によって電動にて本体ケ
ース8内部に装填される。スイッチ2はカートリッジの
装填および排出を指示するために操作されるスイッチで
ある。
ルム画像表示装置に適用した場合の一実施の形態を説明
する。 <フィルム画像表示装置の全体構成>フィルム画像表示
装置は、現像済みフィルムの撮影画像をモニタ装置の画
面に表示するものであり、図1にその外観が示される。
画像表示装置1の本体ケース8には前部に開口7が設け
られ、ここにトレイ9が回動可能に設けられる。フィル
ムカートリッジ(以下、単にカートリッジと呼ぶ)50
1は、使用者の手によってトレイ9に置かれ、内部の装
填装置400(後で詳述する)によって電動にて本体ケ
ース8内部に装填される。スイッチ2はカートリッジの
装填および排出を指示するために操作されるスイッチで
ある。
【0008】図2は画像表示装置1の内部構成を示して
いる。装填されたカートリッジ501から引出された現
像済みフィルムFは、レンズ4と照明装置6との間を通
って巻取スプール5に巻取られる。照明装置6の光はフ
ィルムFの撮影領域を透過した後、レンズ4を介してC
CD3に撮像される。CCD3で光電変換された電気信
号(表示信号)はテレビ等のモニタ装置にケーブルを介
して送られ、その画面上に映像として表示される。
いる。装填されたカートリッジ501から引出された現
像済みフィルムFは、レンズ4と照明装置6との間を通
って巻取スプール5に巻取られる。照明装置6の光はフ
ィルムFの撮影領域を透過した後、レンズ4を介してC
CD3に撮像される。CCD3で光電変換された電気信
号(表示信号)はテレビ等のモニタ装置にケーブルを介
して送られ、その画面上に映像として表示される。
【0009】<カートリッジ501の構成>図3に示す
ように、カートリッジ501のケース502内にはカー
トリッジスプール503が回転可能に収容され、ここに
フィルムFが巻回される。スプール503の両端部はケ
ース502の両端面から露出し、一方の端部(以下、A
端503aと呼ぶ)にはキー溝503bと端面503c
が、他方の端部(以下、B端503dと呼ぶ)には同様
にキー溝503eと端面503fが設けられている。カ
ートリッジスプール503をD1方向に回転させるとフ
ィルムFがケース502から送出され、D2方向に回転
させるとケース502内に巻戻される。
ように、カートリッジ501のケース502内にはカー
トリッジスプール503が回転可能に収容され、ここに
フィルムFが巻回される。スプール503の両端部はケ
ース502の両端面から露出し、一方の端部(以下、A
端503aと呼ぶ)にはキー溝503bと端面503c
が、他方の端部(以下、B端503dと呼ぶ)には同様
にキー溝503eと端面503fが設けられている。カ
ートリッジスプール503をD1方向に回転させるとフ
ィルムFがケース502から送出され、D2方向に回転
させるとケース502内に巻戻される。
【0010】カートリッジ501のフィルム出入口には
遮光ドア505が設けられ、ドアドライブ507を介し
て開閉駆動される。ドアドライブ507がD3方向に回
転するとドア505が開いてフィルムの給送が可能とな
り、D4方向に回転するとドア505が閉じてケース5
02内が遮光される。
遮光ドア505が設けられ、ドアドライブ507を介し
て開閉駆動される。ドアドライブ507がD3方向に回
転するとドア505が開いてフィルムの給送が可能とな
り、D4方向に回転するとドア505が閉じてケース5
02内が遮光される。
【0011】ケース502のスプールB端側の端面には
タブ509が設けられている。タブ509はカートリッ
ジ出荷時には図4(a)の状態を保持しており、そのカ
ートリッジが撮影に供された後に現像されると、ラボで
図4(b)に示すように折り曲げられる。したがって、
タブ509の状態を見ればそのカートリッジが現像済み
であるか否かが容易に分かる。また現像済みか否かの検
出はタブ509の深さを検出して行われる。タブ509
の深さはカートリッジスプール503の端面305bか
らの寸法で規定され、図5(a)に示すL1以上の場合
はタブ509が折り曲げられている(現像済み)と識別
され、図5(b)に示すL2のときはタブ509が折り
曲げられていない(未現像)と識別される。
タブ509が設けられている。タブ509はカートリッ
ジ出荷時には図4(a)の状態を保持しており、そのカ
ートリッジが撮影に供された後に現像されると、ラボで
図4(b)に示すように折り曲げられる。したがって、
タブ509の状態を見ればそのカートリッジが現像済み
であるか否かが容易に分かる。また現像済みか否かの検
出はタブ509の深さを検出して行われる。タブ509
の深さはカートリッジスプール503の端面305bか
らの寸法で規定され、図5(a)に示すL1以上の場合
はタブ509が折り曲げられている(現像済み)と識別
され、図5(b)に示すL2のときはタブ509が折り
曲げられていない(未現像)と識別される。
【0012】<装填装置400の構成>図6〜図10,
図17,図19により画像表示装置1に設けられたカー
トリッジ装填装置400の構成を説明する。装填装置4
00は、単一のモータの駆動力によりカートリッジ50
1の装填/排出動作とカートリッジ501の遮光ドア開
閉駆動の双方を行うものである。図6および図7におい
て、トレイ9の回転軸9aは装置本体側に設けられた不
図示の軸支部に回転可能に支持され、軸9aにはトレイ
ばね(ねじりばね)11が取付けられている。トレイば
ね11の一端は本体側の固定ピン13に、他端はトレイ
9の引っ掛け部9bにそれぞれ掛止され、これによりト
レイ9は図示時計回り方向、つまり閉じ方向に付勢され
ている。図7の29はトレイスイッチであり、図11に
示すようにトレイ9が完全に閉じると突起部9eにより
オンされる。
図17,図19により画像表示装置1に設けられたカー
トリッジ装填装置400の構成を説明する。装填装置4
00は、単一のモータの駆動力によりカートリッジ50
1の装填/排出動作とカートリッジ501の遮光ドア開
閉駆動の双方を行うものである。図6および図7におい
て、トレイ9の回転軸9aは装置本体側に設けられた不
図示の軸支部に回転可能に支持され、軸9aにはトレイ
ばね(ねじりばね)11が取付けられている。トレイば
ね11の一端は本体側の固定ピン13に、他端はトレイ
9の引っ掛け部9bにそれぞれ掛止され、これによりト
レイ9は図示時計回り方向、つまり閉じ方向に付勢され
ている。図7の29はトレイスイッチであり、図11に
示すようにトレイ9が完全に閉じると突起部9eにより
オンされる。
【0013】15はトレイ9に沿って上下にスライド可
能なカートリッジホルダであり、ホルダ15に突設され
た案内ピン15aがトレイ側壁の長孔9cに係合されて
いる。この案内ピン15aと長孔9cとの係合によりホ
ルダ15のスライド移動が案内されるとともに、その移
動量が規制される。ホルダ15は圧縮ばねであるホルダ
ばね16により上方に付勢されており、図6,図7の状
態では最も上方の位置に位置している。この状態でホル
ダ15にカートリッジ501が図3(b)の向き、すな
わちタブ509が設けられた面が上方を向くように挿入
される。その際、カートリッジケース502の軸回りの
回転位置が一義的に決るようホルダ15の形状が定めら
れている。
能なカートリッジホルダであり、ホルダ15に突設され
た案内ピン15aがトレイ側壁の長孔9cに係合されて
いる。この案内ピン15aと長孔9cとの係合によりホ
ルダ15のスライド移動が案内されるとともに、その移
動量が規制される。ホルダ15は圧縮ばねであるホルダ
ばね16により上方に付勢されており、図6,図7の状
態では最も上方の位置に位置している。この状態でホル
ダ15にカートリッジ501が図3(b)の向き、すな
わちタブ509が設けられた面が上方を向くように挿入
される。その際、カートリッジケース502の軸回りの
回転位置が一義的に決るようホルダ15の形状が定めら
れている。
【0014】図6の17は、本体に固定された軸12に
回転可能に支持されたトレイカム円盤であり、その裏面
に凸状のトレイカム17aが形成されている。トレイカ
ム17aにはトレイ9に回転可能に軸支されたカムロー
ラ10が係合しており、図6,図7の状態ではこのロー
ラ10とカム17aとの係合によりトレイ9の閉方向の
移動が阻止され、トレイ9はばね11の付勢力に抗して
開位置を保持している。トレイカム円盤17の外周部に
はかさ歯車17bが形成され、これが後述するスライダ
カム円盤19のかさ歯車19aと噛み合っている。
回転可能に支持されたトレイカム円盤であり、その裏面
に凸状のトレイカム17aが形成されている。トレイカ
ム17aにはトレイ9に回転可能に軸支されたカムロー
ラ10が係合しており、図6,図7の状態ではこのロー
ラ10とカム17aとの係合によりトレイ9の閉方向の
移動が阻止され、トレイ9はばね11の付勢力に抗して
開位置を保持している。トレイカム円盤17の外周部に
はかさ歯車17bが形成され、これが後述するスライダ
カム円盤19のかさ歯車19aと噛み合っている。
【0015】21はスライダであり、本体に固定された
不図示のガイドに沿って上下方向にスライド可能に支持
されている。スライダ21の水平部21Aには軸21
a,21bが図示下方に向けて突設され、軸21aには
B軸23がB軸ばね25により鉛直下方に付勢された状
態で保持されている。B軸23はカートリッジ501の
スプールB端503d(図3(b))に挿入され、保持
軸21bはドアドライブ507に挿入される。また水平
部21Aに突設された軸21cにはカートリッジ検出レ
バー27が回動可能に保持され、その一端部27aがB
軸23の端面23aに当接可能とされる。レバー27の
他端部27bは本体に保持されたカートリッジスイッチ
35(図7)を操作する。
不図示のガイドに沿って上下方向にスライド可能に支持
されている。スライダ21の水平部21Aには軸21
a,21bが図示下方に向けて突設され、軸21aには
B軸23がB軸ばね25により鉛直下方に付勢された状
態で保持されている。B軸23はカートリッジ501の
スプールB端503d(図3(b))に挿入され、保持
軸21bはドアドライブ507に挿入される。また水平
部21Aに突設された軸21cにはカートリッジ検出レ
バー27が回動可能に保持され、その一端部27aがB
軸23の端面23aに当接可能とされる。レバー27の
他端部27bは本体に保持されたカートリッジスイッチ
35(図7)を操作する。
【0016】スライダ21の軸21fにはローラ22が
回転可能に支持され、このローラ22が後述するスライ
ダカム円盤19のカム溝19cに係合される。さらにス
ライダ21には、ホルダ15の窪み15bに係合してト
レイ9の開放を阻止する鍵部21dと、ホルダ15の突
部15cと係合してホルダ15を押上げる突起21eと
が設けられている。
回転可能に支持され、このローラ22が後述するスライ
ダカム円盤19のカム溝19cに係合される。さらにス
ライダ21には、ホルダ15の窪み15bに係合してト
レイ9の開放を阻止する鍵部21dと、ホルダ15の突
部15cと係合してホルダ15を押上げる突起21eと
が設けられている。
【0017】図17はスライダ21を図6のA方向から
見た図を示している。スライダ21の水平部21Aに突
設された軸21gにはタブ検出レバー71が回動可能に
軸支され、このレバー71がカートリッジ501のタブ
509の状態を検出してタブスイッチ73をオン・オフ
させる。図17(a)はタブ509が折り曲げられてい
る状態を示し、レバー71の一端部71aが時計回り方
向に回動して他端部71bがタブスイッチ73から離
れ、タブスイッチ73はオフしている。図17(b)は
タブ509が折り曲げられていない状態を示し、レバー
71の時計回り方向の回動がタブ509によって阻止さ
れるので、レバー71の他端部71bがタブスイッチ7
3をオンさせる。図17(c)はスライダ21が所定量
だけ上昇した状態を示し、タブ509の状態に拘らずタ
ブスイッチ73はオフする。
見た図を示している。スライダ21の水平部21Aに突
設された軸21gにはタブ検出レバー71が回動可能に
軸支され、このレバー71がカートリッジ501のタブ
509の状態を検出してタブスイッチ73をオン・オフ
させる。図17(a)はタブ509が折り曲げられてい
る状態を示し、レバー71の一端部71aが時計回り方
向に回動して他端部71bがタブスイッチ73から離
れ、タブスイッチ73はオフしている。図17(b)は
タブ509が折り曲げられていない状態を示し、レバー
71の時計回り方向の回動がタブ509によって阻止さ
れるので、レバー71の他端部71bがタブスイッチ7
3をオンさせる。図17(c)はスライダ21が所定量
だけ上昇した状態を示し、タブ509の状態に拘らずタ
ブスイッチ73はオフする。
【0018】図7に示すように、スライダ21の下方に
はキー31aを有するA軸31がB軸23と同軸で対向
配置されるとともに、ドア駆動軸33が軸21bと同軸
で対向配置される。カートリッジ501が装填される
と、A軸31がスプールA端503a(図3(a))に
挿入されるとともに、ドア駆動軸33のドア係合部33
aがドアドライブ507に挿入される。その際、A軸3
1のキー31aがスプールA端503aのキー溝503
bと係合するので、A軸31の回転がカートリッジスプ
ール503に伝達可能となる。この状態で不図示のフィ
ルム給送モータによりA軸31を正転/逆転させると、
スプール503が正転/逆転してフィルムFが送出され
たり巻戻されたりする。一方、ドア係合部33aが回転
すると、ドアドライブ507が駆動されてカートリッジ
501の遮光ドア505(図3)が開閉する。
はキー31aを有するA軸31がB軸23と同軸で対向
配置されるとともに、ドア駆動軸33が軸21bと同軸
で対向配置される。カートリッジ501が装填される
と、A軸31がスプールA端503a(図3(a))に
挿入されるとともに、ドア駆動軸33のドア係合部33
aがドアドライブ507に挿入される。その際、A軸3
1のキー31aがスプールA端503aのキー溝503
bと係合するので、A軸31の回転がカートリッジスプ
ール503に伝達可能となる。この状態で不図示のフィ
ルム給送モータによりA軸31を正転/逆転させると、
スプール503が正転/逆転してフィルムFが送出され
たり巻戻されたりする。一方、ドア係合部33aが回転
すると、ドアドライブ507が駆動されてカートリッジ
501の遮光ドア505(図3)が開閉する。
【0019】スライダカム円盤19は、トレイカム円盤
17の回転軸12と直交する軸20に回転可能に支持さ
れ、周面に設けられたかさ歯車19aがトレイカム円盤
17のかさ歯車17bと噛み合っている。これによりス
ライダカム円盤19の回転に同期してトレイカム円盤1
7も回転するが、スライダカム円盤19が1回転する間
にトレイカム円盤17が1.15回転するようギア比が
定められている。
17の回転軸12と直交する軸20に回転可能に支持さ
れ、周面に設けられたかさ歯車19aがトレイカム円盤
17のかさ歯車17bと噛み合っている。これによりス
ライダカム円盤19の回転に同期してトレイカム円盤1
7も回転するが、スライダカム円盤19が1回転する間
にトレイカム円盤17が1.15回転するようギア比が
定められている。
【0020】スライダカム円盤19の内周面に設けられ
た歯車19bには、ピニオン53および減速ギア55を
介してモータ51の駆動力が伝達され、これによりスラ
イダカム円盤19が回転する。スライダカム円盤19の
スライダ21側の面には、図8に示すようなカム溝19
cが設けられ、ここにスライダ21のローラ22が係合
している。円盤19が回転すると、カム溝19cとロー
ラ22の作用によりスライダ21が昇降する。
た歯車19bには、ピニオン53および減速ギア55を
介してモータ51の駆動力が伝達され、これによりスラ
イダカム円盤19が回転する。スライダカム円盤19の
スライダ21側の面には、図8に示すようなカム溝19
cが設けられ、ここにスライダ21のローラ22が係合
している。円盤19が回転すると、カム溝19cとロー
ラ22の作用によりスライダ21が昇降する。
【0021】図9,図10はカートリッジ501の遮光
ドア開閉機構を示し、図9が図6のB方向矢視図、図1
0が図7の下部をC方向から見た図である。上述したド
ア駆動軸33には切欠きギア33bが形成され、このギ
ア33bがドア連動軸61の切欠きギア61aと噛み合
っている。ドア連動軸61には係合凹部61bが形成さ
れ、この凹部61bにスライダカム円盤19の周面に突
設された駆動球19dが挿入され係合される。スライダ
カム円盤19が回転すると、駆動球19dにより凹部6
1bを介してドア連動軸61が回転駆動され、ギア61
a,33bを介してドア駆動軸33が回転しドア係合部
33aによりドアドライブ507が駆動されて遮光ドア
が開閉する。ドア連動軸61およびドア駆動軸33が実
線位置にあるときには遮光ドア505は閉じており、二
点鎖線位置に移動すると遮光ドア505が開く。
ドア開閉機構を示し、図9が図6のB方向矢視図、図1
0が図7の下部をC方向から見た図である。上述したド
ア駆動軸33には切欠きギア33bが形成され、このギ
ア33bがドア連動軸61の切欠きギア61aと噛み合
っている。ドア連動軸61には係合凹部61bが形成さ
れ、この凹部61bにスライダカム円盤19の周面に突
設された駆動球19dが挿入され係合される。スライダ
カム円盤19が回転すると、駆動球19dにより凹部6
1bを介してドア連動軸61が回転駆動され、ギア61
a,33bを介してドア駆動軸33が回転しドア係合部
33aによりドアドライブ507が駆動されて遮光ドア
が開閉する。ドア連動軸61およびドア駆動軸33が実
線位置にあるときには遮光ドア505は閉じており、二
点鎖線位置に移動すると遮光ドア505が開く。
【0022】ドア駆動軸33の軸33cと本体側の固定
軸65にはトグルばね63が掛止され、このトグルばね
63の作用によりドア駆動軸33は実線位置および二点
鎖線位置で保持される。67はドアスイッチであり、ド
ア連動軸61が二点鎖線位置、すなわちドア開位置にあ
るときにオン状態を保持する。スライダカム円盤19の
周面にはタイミングカム19e,19fが設けられ、円
盤19の回転位相に応じてタイミングカム19e,19
fがカムスイッチ57をオン・オフする。
軸65にはトグルばね63が掛止され、このトグルばね
63の作用によりドア駆動軸33は実線位置および二点
鎖線位置で保持される。67はドアスイッチであり、ド
ア連動軸61が二点鎖線位置、すなわちドア開位置にあ
るときにオン状態を保持する。スライダカム円盤19の
周面にはタイミングカム19e,19fが設けられ、円
盤19の回転位相に応じてタイミングカム19e,19
fがカムスイッチ57をオン・オフする。
【0023】図19は電気系の構成を示し、マイクロコ
ンピュータ101にはプラグ105および電源回路10
3を介して電源電圧が与えられる。上述したモータ51
はドライブ109を介してマイクロコンピュータ101
に接続され、マイクロコンピュータ101からの指令に
より駆動制御される。マイクロコンピュータ101には
電源スイッチ107の他、既に説明した各スイッチが接
続されている。
ンピュータ101にはプラグ105および電源回路10
3を介して電源電圧が与えられる。上述したモータ51
はドライブ109を介してマイクロコンピュータ101
に接続され、マイクロコンピュータ101からの指令に
より駆動制御される。マイクロコンピュータ101には
電源スイッチ107の他、既に説明した各スイッチが接
続されている。
【0024】図18は装填装置400の動作シーケンス
図である。トレイ9が開状態のときのスライダカム円盤
19の回転角を0度とすると、スライダカム円盤19が
図9における時計回り方向に370度だけ回転して全シ
ーケンスが終了する。このときトレイカム円盤17は4
25度回転する。図18にはスライダカム円盤19の回
転に伴う各要素の動作を示し、要所にQ1〜Q4の記号
を付した。また、各時点での状態を図番によっても示し
た。
図である。トレイ9が開状態のときのスライダカム円盤
19の回転角を0度とすると、スライダカム円盤19が
図9における時計回り方向に370度だけ回転して全シ
ーケンスが終了する。このときトレイカム円盤17は4
25度回転する。図18にはスライダカム円盤19の回
転に伴う各要素の動作を示し、要所にQ1〜Q4の記号
を付した。また、各時点での状態を図番によっても示し
た。
【0025】以下、図18のシーケンス図および図6〜
図16の状態図も参照して装填装置400の動作を詳細
に説明する。 <モータ正転時の動作> (1)カートリッジ装填動作 図18の時点Q1では図6,図7に示すようにトレイ9
は開位置(排出位置)にあり、このとき図9に示すよう
にカムスイッチ57はタイミングカム19eによりオン
しており、駆動球19dはP1で示す位置にある。他の
スイッチは全てオフしている。この状態で図6に示すよ
うにカートリッジ501が操作者の手によってホルダ1
5に挿入される。
図16の状態図も参照して装填装置400の動作を詳細
に説明する。 <モータ正転時の動作> (1)カートリッジ装填動作 図18の時点Q1では図6,図7に示すようにトレイ9
は開位置(排出位置)にあり、このとき図9に示すよう
にカムスイッチ57はタイミングカム19eによりオン
しており、駆動球19dはP1で示す位置にある。他の
スイッチは全てオフしている。この状態で図6に示すよ
うにカートリッジ501が操作者の手によってホルダ1
5に挿入される。
【0026】カートリッジ装填スイッチ2を押すと、マ
イクロコンピュータ101からカートリッジ装填指令が
出力されてモータ51が正転し、スライダカム円盤19
が図9の時計回り方向に回転し始める。その回転開始直
後にタイミングカム19eがカムスイッチ57から退避
してカムスイッチ57がオフする。スライダカム円盤1
9の回転に同期して、かさ歯車19a,17bの噛み合
いによりトレイカム円盤17が図6の反時計回り方向に
回転し、トレイばね11の付勢力によりカムローラ10
がトレイカム17a上を回転しつつこれに倣って移動す
るので、トレイ9が閉動作を開始する。スライダカム円
盤19が140度まで回転すると(図18のQ2)、図
11に示すようにトレイ9の上端部9fが本体ケース8
の当接面8aに当接して停止し、トレイ9が完全に閉じ
た状態となる。このときカートリッジ501はほぼ直立
した状態となる。この状態に達する直前にトレイ9の突
起部9eによってトレイスイッチ29がオンし、トレイ
スイッチ29のオン直後にタイミングカム19f(図
9)によりカムスイッチ57がオンする。
イクロコンピュータ101からカートリッジ装填指令が
出力されてモータ51が正転し、スライダカム円盤19
が図9の時計回り方向に回転し始める。その回転開始直
後にタイミングカム19eがカムスイッチ57から退避
してカムスイッチ57がオフする。スライダカム円盤1
9の回転に同期して、かさ歯車19a,17bの噛み合
いによりトレイカム円盤17が図6の反時計回り方向に
回転し、トレイばね11の付勢力によりカムローラ10
がトレイカム17a上を回転しつつこれに倣って移動す
るので、トレイ9が閉動作を開始する。スライダカム円
盤19が140度まで回転すると(図18のQ2)、図
11に示すようにトレイ9の上端部9fが本体ケース8
の当接面8aに当接して停止し、トレイ9が完全に閉じ
た状態となる。このときカートリッジ501はほぼ直立
した状態となる。この状態に達する直前にトレイ9の突
起部9eによってトレイスイッチ29がオンし、トレイ
スイッチ29のオン直後にタイミングカム19f(図
9)によりカムスイッチ57がオンする。
【0027】カムスイッチ57がオンしたときにトレイ
スイッチ29がオンしているか否かでトレイ9が確実に
閉じたか否かが判断できる。トレイ9の閉動作中に例え
ば図12に示すように異物がトレイ9と本体ケース8と
の間に挟まった場合、トレイカム円盤17の回転は通常
通り行われてカムスイッチ57がオンされるが、トレイ
9の閉方向の移動が阻止されるのでトレイスイッチ29
はオンされない。マイクロコンピュータ101は、この
状況を確認すると異常発生と判断し、モータ51を逆転
させてトレイ9を開方向に駆動する。
スイッチ29がオンしているか否かでトレイ9が確実に
閉じたか否かが判断できる。トレイ9の閉動作中に例え
ば図12に示すように異物がトレイ9と本体ケース8と
の間に挟まった場合、トレイカム円盤17の回転は通常
通り行われてカムスイッチ57がオンされるが、トレイ
9の閉方向の移動が阻止されるのでトレイスイッチ29
はオンされない。マイクロコンピュータ101は、この
状況を確認すると異常発生と判断し、モータ51を逆転
させてトレイ9を開方向に駆動する。
【0028】なお、図6の状態から図11の状態に至る
過程では、スライダ21に設けられたローラ22がスラ
イダカム円盤19のカム溝19c(図8)のうち軸20
を中心とした円弧領域を移動するため、スライダ21は
不動である。
過程では、スライダ21に設けられたローラ22がスラ
イダカム円盤19のカム溝19c(図8)のうち軸20
を中心とした円弧領域を移動するため、スライダ21は
不動である。
【0029】上述したように本実施の形態では、カムロ
ーラ10がトレイばね11の付勢力によりトレイカム1
7a上を倣い移動し、これによりトレイ9を閉じるよう
にしたので、モータの駆動力を直接トレイに伝達する場
合と異なり、トレイ9の閉方向の移動が不所望に阻止さ
れた場合でもモータ51や動力伝達機構に何ら負荷が加
わることがなく、それらの破損が防止できる。また、ト
レイ9と本体ケース8との間に挟まった異物にもモータ
駆動力が伝達されずばね11の付勢力しか作用しないの
で、異物によってトレイ9や本体が傷つくこともない。
さらに異物ではなくカートリッジ501そのものが挟ま
ることもあり得るが、この場合もカートリッジ501の
破損が防止できる。
ーラ10がトレイばね11の付勢力によりトレイカム1
7a上を倣い移動し、これによりトレイ9を閉じるよう
にしたので、モータの駆動力を直接トレイに伝達する場
合と異なり、トレイ9の閉方向の移動が不所望に阻止さ
れた場合でもモータ51や動力伝達機構に何ら負荷が加
わることがなく、それらの破損が防止できる。また、ト
レイ9と本体ケース8との間に挟まった異物にもモータ
駆動力が伝達されずばね11の付勢力しか作用しないの
で、異物によってトレイ9や本体が傷つくこともない。
さらに異物ではなくカートリッジ501そのものが挟ま
ることもあり得るが、この場合もカートリッジ501の
破損が防止できる。
【0030】スライダカム円盤19はトレイ9が閉じた
後も正転を続行し、所定量回転するとタイミングカム1
9fがカムスイッチ57から退避するのでカムスイッチ
57はオフする。スライダカム円盤19の回転に伴い、
スライダカム19c(図8)がカムローラ22を回転し
つつ下方に駆動するので、スライダ21が下降を開始す
る。スライダカム円盤19の回転角が243度に至る
と、図13に示すようにスライダ21の鍵部21dがホ
ルダ15の窪み15bに係合され、トレイ9の開放が阻
止される。これにより使用者が誤ってトレイ9を手で開
こうとしても開くことはない。またこのとき、スライダ
21に設けられたB軸23がカートリッジスプール50
3のB端503dに挿通係合され、B軸ばね25が僅か
に圧縮されるとともに、保持軸21bがドアドライブ5
07に挿入される。このB軸23および保持軸21bの
カートリッジ501への係合によってもトレイ9の開放
が阻止されるが、カートリッジ非装填時には上記鍵部2
1dの窪み15bへの係合によってのみトレイ9の開放
が阻止される。
後も正転を続行し、所定量回転するとタイミングカム1
9fがカムスイッチ57から退避するのでカムスイッチ
57はオフする。スライダカム円盤19の回転に伴い、
スライダカム19c(図8)がカムローラ22を回転し
つつ下方に駆動するので、スライダ21が下降を開始す
る。スライダカム円盤19の回転角が243度に至る
と、図13に示すようにスライダ21の鍵部21dがホ
ルダ15の窪み15bに係合され、トレイ9の開放が阻
止される。これにより使用者が誤ってトレイ9を手で開
こうとしても開くことはない。またこのとき、スライダ
21に設けられたB軸23がカートリッジスプール50
3のB端503dに挿通係合され、B軸ばね25が僅か
に圧縮されるとともに、保持軸21bがドアドライブ5
07に挿入される。このB軸23および保持軸21bの
カートリッジ501への係合によってもトレイ9の開放
が阻止されるが、カートリッジ非装填時には上記鍵部2
1dの窪み15bへの係合によってのみトレイ9の開放
が阻止される。
【0031】スライダ21が更に下降すると、窪み15
bに係合した鍵部21dがばね16(図7)の付勢力に
抗してホルダ15を押し下げ、ホルダ15内のカートリ
ッジ501も一体に下降する。カートリッジ501の下
降により、スライダ21の底部21h(図14)がB軸
23の鍔部23aに当接し、B軸23を介してカートリ
ッジ501を直接下方に押圧する。これによりA軸31
がカートリッジスプール503のA端503aに挿入さ
れるとともに、ドア駆動軸33のドア係合部33aがド
アドライブ507に挿入される。なお、軸31,33a
はホルダ15の底部に設けられた孔を貫通してカートリ
ッジ501にそれぞれ挿入される。
bに係合した鍵部21dがばね16(図7)の付勢力に
抗してホルダ15を押し下げ、ホルダ15内のカートリ
ッジ501も一体に下降する。カートリッジ501の下
降により、スライダ21の底部21h(図14)がB軸
23の鍔部23aに当接し、B軸23を介してカートリ
ッジ501を直接下方に押圧する。これによりA軸31
がカートリッジスプール503のA端503aに挿入さ
れるとともに、ドア駆動軸33のドア係合部33aがド
アドライブ507に挿入される。なお、軸31,33a
はホルダ15の底部に設けられた孔を貫通してカートリ
ッジ501にそれぞれ挿入される。
【0032】スライダカム円盤19の回転角が317度
に達すると、スライダ21のローラ22が図8に示すよ
うに回転軸20に最も近い位置に達し、スライダ21お
よびホルダ15は図14に示す最下端位置に達する。こ
のとき、カートリッジスプール503のA端側端面50
3cがA軸31の当接面31bに押し当てられ、これに
よりカートリッジ501が軸方向における正規の装填位
置に位置する。
に達すると、スライダ21のローラ22が図8に示すよ
うに回転軸20に最も近い位置に達し、スライダ21お
よびホルダ15は図14に示す最下端位置に達する。こ
のとき、カートリッジスプール503のA端側端面50
3cがA軸31の当接面31bに押し当てられ、これに
よりカートリッジ501が軸方向における正規の装填位
置に位置する。
【0033】ここで、A軸31およびドア駆動軸33を
カートリッジ501に確実に挿入するには所定の力量が
必要であり、これはB軸ばね25のばね力のみでは達成
できない。本実施の形態では、上述のようにB軸23の
鍔部23aをスライダ21の底部21hに当接させてカ
ートリッジ501を直接下方に押圧するので、A軸31
およびドア駆動軸33をカートリッジ501に確実に挿
入係合させることができる。
カートリッジ501に確実に挿入するには所定の力量が
必要であり、これはB軸ばね25のばね力のみでは達成
できない。本実施の形態では、上述のようにB軸23の
鍔部23aをスライダ21の底部21hに当接させてカ
ートリッジ501を直接下方に押圧するので、A軸31
およびドア駆動軸33をカートリッジ501に確実に挿
入係合させることができる。
【0034】この図14の状態つまりスライダ21が最
下端位置に達した状態でカートリッジ501の在否およ
びタブ509の検出が行われる。図14の状態に達する
とカートリッジ検出レバー27の一端部27aがB軸2
3の鍔部23aで上方に押されるので、レバー27が時
計回り方向に回転し、他端部27bによりカートリッジ
スイッチ35がオンする。マイクロコンピュータ101
はカートリッジスイッチ35のオンを検出してカートリ
ッジ装填と判断し、シーケンスを先に進める。一方、図
14の状態になってもカートリッジスイッチ35がオフ
であればカートリッジ非装填と判断し、モータ51を停
止する。なお、図14の状態になったか否かは、カムス
イッチが57タイミングカム19eにより再びオンした
か否かにより判断される(図18のQ3参照)。
下端位置に達した状態でカートリッジ501の在否およ
びタブ509の検出が行われる。図14の状態に達する
とカートリッジ検出レバー27の一端部27aがB軸2
3の鍔部23aで上方に押されるので、レバー27が時
計回り方向に回転し、他端部27bによりカートリッジ
スイッチ35がオンする。マイクロコンピュータ101
はカートリッジスイッチ35のオンを検出してカートリ
ッジ装填と判断し、シーケンスを先に進める。一方、図
14の状態になってもカートリッジスイッチ35がオフ
であればカートリッジ非装填と判断し、モータ51を停
止する。なお、図14の状態になったか否かは、カムス
イッチが57タイミングカム19eにより再びオンした
か否かにより判断される(図18のQ3参照)。
【0035】装填されたカートリッジ501が現像済み
カートリッジであれば、上述したようにタブ509が折
り曲げられているから、図17(a)に示すようにタブ
検出レバー71の一端部71aがタブ509で押される
ことがなく、レバー71は反時計回り方向に回動せずに
他端部71bはタブスイッチ73をオンしない。この場
合はシーケンスを先に進める。一方、カートリッジ50
1の現像が行われていない場合にはタブ509が折り曲
げられていないから、図17(b)のようにレバー71
の一端部71aがタブ509で押されてレバー71が反
時計回り方向に回動し、他端部71bがタブスイッチ7
3をオンさせる。この場合には、カートリッジ501の
遮光ドア505を開けるとフィルムFがかぶってしまう
ので、モータ51を逆転させてトレイ9を開放する。
カートリッジであれば、上述したようにタブ509が折
り曲げられているから、図17(a)に示すようにタブ
検出レバー71の一端部71aがタブ509で押される
ことがなく、レバー71は反時計回り方向に回動せずに
他端部71bはタブスイッチ73をオンしない。この場
合はシーケンスを先に進める。一方、カートリッジ50
1の現像が行われていない場合にはタブ509が折り曲
げられていないから、図17(b)のようにレバー71
の一端部71aがタブ509で押されてレバー71が反
時計回り方向に回動し、他端部71bがタブスイッチ7
3をオンさせる。この場合には、カートリッジ501の
遮光ドア505を開けるとフィルムFがかぶってしまう
ので、モータ51を逆転させてトレイ9を開放する。
【0036】図14の状態になったときに現像済みカー
トリッジが装填されていると判定された場合には、スラ
イダカム円盤19の正転が更に続行される。このときス
ライダ21のローラ22はカム溝19c(図8)内を回
転中心20から離れる方向に移動するので、スライダ2
1は上昇を開始し、これに伴ってホルダ15もばね16
(図7)の付勢力により上昇する。スライダ21の上昇
により図15に示すようにスライダ21の当接面21h
がB軸23の鍔部23aから離れるので、スライダ21
によるB軸23つまりカートリッジスプール503への
押圧が解除され、B軸23はB軸ばね25の付勢力によ
ってのみカートリッジスプールに押圧されることにな
る。したがって、スライダ21からの不要な力がカート
リッジ501に作用することがない。
トリッジが装填されていると判定された場合には、スラ
イダカム円盤19の正転が更に続行される。このときス
ライダ21のローラ22はカム溝19c(図8)内を回
転中心20から離れる方向に移動するので、スライダ2
1は上昇を開始し、これに伴ってホルダ15もばね16
(図7)の付勢力により上昇する。スライダ21の上昇
により図15に示すようにスライダ21の当接面21h
がB軸23の鍔部23aから離れるので、スライダ21
によるB軸23つまりカートリッジスプール503への
押圧が解除され、B軸23はB軸ばね25の付勢力によ
ってのみカートリッジスプールに押圧されることにな
る。したがって、スライダ21からの不要な力がカート
リッジ501に作用することがない。
【0037】当接面21hが鍔部23aから離れること
によって、カートリッジ検出レバー27への時計回り方
向への力が解除されるので、カートリッジスイッチ35
の接片の復元力によりレバー27は反時計回り方向に回
動し、カートリッジスイッチ35はオフする。同様にカ
ートリッジ501のタブ509によるタブ検出レバー7
1への力も解除されるので、タブスイッチ73もオフさ
れる。したがって、カートリッジスイッチ35およびタ
ブスイッチ73の復元力がカートリッジ501に不所望
に加わわることがない。すなわち、カートリッジスプー
ル503の端面503cが確実に当接面31bに当るこ
とろまでカートリッジ501が押込まれ、かつ反対側か
らB軸ばね25の力でのみカートリッジが付勢されると
いうカートリッジ501の正規の装填保持状態が実現さ
れる。
によって、カートリッジ検出レバー27への時計回り方
向への力が解除されるので、カートリッジスイッチ35
の接片の復元力によりレバー27は反時計回り方向に回
動し、カートリッジスイッチ35はオフする。同様にカ
ートリッジ501のタブ509によるタブ検出レバー7
1への力も解除されるので、タブスイッチ73もオフさ
れる。したがって、カートリッジスイッチ35およびタ
ブスイッチ73の復元力がカートリッジ501に不所望
に加わわることがない。すなわち、カートリッジスプー
ル503の端面503cが確実に当接面31bに当るこ
とろまでカートリッジ501が押込まれ、かつ反対側か
らB軸ばね25の力でのみカートリッジが付勢されると
いうカートリッジ501の正規の装填保持状態が実現さ
れる。
【0038】(2)遮光ドア開動作 図14から図15の状態に達するまでの間にスライダカ
ム円盤19の回転角が339度に達し、このとき駆動球
19dは図9,図10にP2で示す位置に達して連動軸
61の凹部61bの壁面61dに係合する。ここで、駆
動球19dはモータ駆動開始からスライダカム円盤19
とともに回転するが、P1からP2に達するまではいず
れの部材とも係合せず、P2に達して初めて連動軸61
に係合してこれを駆動する状態となる。スライダカム円
盤19の回転角が339度から366度に達するまでの
間に駆動球19dはP2からP3に移動し、これに伴っ
てドア連動軸61が図10の実線位置から二点鎖線位置
に回動する。連動軸61の回動によりギア61a,33
bを介してドア駆動軸33が回転し、カートリッジ50
1の遮光ドア505が開く。図15の状態、つまりスラ
イダ21が最下端位置(図14)から僅かに上昇した状
態になるとドア連動軸61の突起61eがドアスイッチ
67をオンさせ、これに応答してモータ51が停止され
て一連のシーケンスが完了する。
ム円盤19の回転角が339度に達し、このとき駆動球
19dは図9,図10にP2で示す位置に達して連動軸
61の凹部61bの壁面61dに係合する。ここで、駆
動球19dはモータ駆動開始からスライダカム円盤19
とともに回転するが、P1からP2に達するまではいず
れの部材とも係合せず、P2に達して初めて連動軸61
に係合してこれを駆動する状態となる。スライダカム円
盤19の回転角が339度から366度に達するまでの
間に駆動球19dはP2からP3に移動し、これに伴っ
てドア連動軸61が図10の実線位置から二点鎖線位置
に回動する。連動軸61の回動によりギア61a,33
bを介してドア駆動軸33が回転し、カートリッジ50
1の遮光ドア505が開く。図15の状態、つまりスラ
イダ21が最下端位置(図14)から僅かに上昇した状
態になるとドア連動軸61の突起61eがドアスイッチ
67をオンさせ、これに応答してモータ51が停止され
て一連のシーケンスが完了する。
【0039】<モータ逆転時の動作>図15の状態でカ
ートリッジ装填スイッチ2が操作されると、マイクロコ
ンピュータ101からカートリッジ排出指令が出力さ
れ、モータ51が逆転を開始してスライダカム円盤19
を図9の反時計回り方向に回転させる。これにより上述
と逆の作用によりスライダ21が下降するとともに、カ
ートリッジ501の遮光ドア505が閉じられ、図14
の状態を過ぎるとスライダ21は上昇を開始する。スラ
イダ21とともにB軸23も上昇してカートリッジスプ
ール503との係合が解除するとともに、軸21bも上
昇してドアドライブ507との係合を解除する。このと
き、本来ならばホルダばね16のばね力によりホルダ1
5およびカートリッジ501がスライダ21と一体に上
昇する筈であるが、ドアドライブ507とドア係合部3
3aの軸方向の摩擦が大きいと、カートリッジ501お
よびホルダ15は動かずにスライダ21が単独で上昇し
てしまう。この状態のままシーケンスが先に進むと、カ
ートリッジ501にA軸31およびドア係合部33aが
係合したままトレイ9が開方向へ回動してしまい、カー
トリッジ501,トレイ9およびホルダ15が損傷する
おそれがある。
ートリッジ装填スイッチ2が操作されると、マイクロコ
ンピュータ101からカートリッジ排出指令が出力さ
れ、モータ51が逆転を開始してスライダカム円盤19
を図9の反時計回り方向に回転させる。これにより上述
と逆の作用によりスライダ21が下降するとともに、カ
ートリッジ501の遮光ドア505が閉じられ、図14
の状態を過ぎるとスライダ21は上昇を開始する。スラ
イダ21とともにB軸23も上昇してカートリッジスプ
ール503との係合が解除するとともに、軸21bも上
昇してドアドライブ507との係合を解除する。このと
き、本来ならばホルダばね16のばね力によりホルダ1
5およびカートリッジ501がスライダ21と一体に上
昇する筈であるが、ドアドライブ507とドア係合部3
3aの軸方向の摩擦が大きいと、カートリッジ501お
よびホルダ15は動かずにスライダ21が単独で上昇し
てしまう。この状態のままシーケンスが先に進むと、カ
ートリッジ501にA軸31およびドア係合部33aが
係合したままトレイ9が開方向へ回動してしまい、カー
トリッジ501,トレイ9およびホルダ15が損傷する
おそれがある。
【0040】このような事態を回避するにはホルダばね
16のばね力を大きくすればよいが、そうするとカート
リッジ装填時のスライダ21の下降負荷が大きくなるの
で望ましくない。そこで本実施の形態では、図15から
スライダ21がある程度上昇するとスライダ21の下部
に設けた突起21eがホルダ15の突部15cに当接し
(図16参照)、ホルダ15を上方に押し上げるように
している。これによりカートリッジ501をA軸31お
よびドア係合部33aから強制的に引き抜くことがで
き、トレイ9が開動作を始める図11の状態に達するま
でに確実にホルダ15およびカートリッジ501を最上
段の位置まで復帰させることができる。
16のばね力を大きくすればよいが、そうするとカート
リッジ装填時のスライダ21の下降負荷が大きくなるの
で望ましくない。そこで本実施の形態では、図15から
スライダ21がある程度上昇するとスライダ21の下部
に設けた突起21eがホルダ15の突部15cに当接し
(図16参照)、ホルダ15を上方に押し上げるように
している。これによりカートリッジ501をA軸31お
よびドア係合部33aから強制的に引き抜くことがで
き、トレイ9が開動作を始める図11の状態に達するま
でに確実にホルダ15およびカートリッジ501を最上
段の位置まで復帰させることができる。
【0041】図11の状態に達するとカムスイッチ57
は一度オンするが、モータ51は更に逆転を続け、トレ
イ9が開動作を開始する。すなわち、スライダカム円盤
19とともに回転するトレイカム円盤17のトレイカム
17aがトレイ9のローラ10に当接し、トレイばね1
1の付勢力に抗してトレイ9を開方向に駆動する。その
後、図6の状態に至るとカムスイッチ57が再びオン
し、これに伴ってモータ51が停止され、カートリッジ
501の排出動作が完了する。
は一度オンするが、モータ51は更に逆転を続け、トレ
イ9が開動作を開始する。すなわち、スライダカム円盤
19とともに回転するトレイカム円盤17のトレイカム
17aがトレイ9のローラ10に当接し、トレイばね1
1の付勢力に抗してトレイ9を開方向に駆動する。その
後、図6の状態に至るとカムスイッチ57が再びオン
し、これに伴ってモータ51が停止され、カートリッジ
501の排出動作が完了する。
【0042】<カートリッジ装填/排出動作の制御フロ
ー>上述の動作を実現するためのフローチャートを図2
0および図21に示す。このプログラムは図19のマイ
クロコンピュータ101によって実行されるものであ
り、まずステップS201でカートリッジ装填スイッチ
2がオフからオンするのを待つ。スイッチ2がオンする
とステップS203でトレイスイッチ29のオン・オフ
を判定し、オン、つまりトレイ9が閉位置にある場合に
は、カートリッジ装填の有無に拘らずトレイ9を開ける
ためにステップS221でモータ51を逆転させる。ス
テップS223で1回目のカムスイッチ57のオフ→オ
ンを見送り(図18のQ2)、ステップS225で2回
目のカムスイッチ57のオフ→オンを確認したらステッ
プS227でモータ51を停止させて終了する(図18
のQ1)。このときトレイ9は開状態となっている。
ー>上述の動作を実現するためのフローチャートを図2
0および図21に示す。このプログラムは図19のマイ
クロコンピュータ101によって実行されるものであ
り、まずステップS201でカートリッジ装填スイッチ
2がオフからオンするのを待つ。スイッチ2がオンする
とステップS203でトレイスイッチ29のオン・オフ
を判定し、オン、つまりトレイ9が閉位置にある場合に
は、カートリッジ装填の有無に拘らずトレイ9を開ける
ためにステップS221でモータ51を逆転させる。ス
テップS223で1回目のカムスイッチ57のオフ→オ
ンを見送り(図18のQ2)、ステップS225で2回
目のカムスイッチ57のオフ→オンを確認したらステッ
プS227でモータ51を停止させて終了する(図18
のQ1)。このときトレイ9は開状態となっている。
【0043】ステップS203でトレイスイッチ29が
オフ、つまりトレイ9が開いていると判定された場合に
は、トレイ9を閉じるべくステップS205でモータ5
1を正転させる。ステップS207でカムスイッチ57
のオフ→オンを確認したら(図18のQ2)、ステップ
S209でトレイスイッチ29の状態を判定してトレイ
9が確実に閉じているか否かを確認する。この時点でト
レイスイッチ29がオフであれば、異物やカートリッジ
が本体ケース8とトレイ9との間に挟まっていると判断
し、でシーケンスを戻すためにステップS211でモー
タ51を逆転させる。その後、ステップS213でカム
スイッチ57のオフ→オンを待ってステップS215で
モータ51を停止させる。これにより、いったん閉方向
に移動したトレイ9が再び開く。
オフ、つまりトレイ9が開いていると判定された場合に
は、トレイ9を閉じるべくステップS205でモータ5
1を正転させる。ステップS207でカムスイッチ57
のオフ→オンを確認したら(図18のQ2)、ステップ
S209でトレイスイッチ29の状態を判定してトレイ
9が確実に閉じているか否かを確認する。この時点でト
レイスイッチ29がオフであれば、異物やカートリッジ
が本体ケース8とトレイ9との間に挟まっていると判断
し、でシーケンスを戻すためにステップS211でモー
タ51を逆転させる。その後、ステップS213でカム
スイッチ57のオフ→オンを待ってステップS215で
モータ51を停止させる。これにより、いったん閉方向
に移動したトレイ9が再び開く。
【0044】一方、ステップS209でトレイスイッチ
29がオンの場合は、トレイ9が確実に閉じたと判断し
てステップS231に進み、カムスイッチ57の再度の
オフ→オンを待つ(図18のQ3)。カムスイッチ57
がオンすると、図14の状態、つまりスライダ21が最
下端に達した状態と判断してステップS233に進み、
カートリッジスイッチ35によりカートリッジ501の
在否を確認する。カートリッジスイッチ35がオフであ
ればカートリッジ未装填と判断してステップS241で
モータ51を停止し、処理を終了する。
29がオンの場合は、トレイ9が確実に閉じたと判断し
てステップS231に進み、カムスイッチ57の再度の
オフ→オンを待つ(図18のQ3)。カムスイッチ57
がオンすると、図14の状態、つまりスライダ21が最
下端に達した状態と判断してステップS233に進み、
カートリッジスイッチ35によりカートリッジ501の
在否を確認する。カートリッジスイッチ35がオフであ
ればカートリッジ未装填と判断してステップS241で
モータ51を停止し、処理を終了する。
【0045】ステップS233でカートリッジスイッチ
35がオンの場合は、カートリッジ装填と判断してステ
ップS235に進み、タブスイッチ73の状態を判定す
ることによりカートリッジ501が現像済みか否かを確
認する。タブスイッチ73がオフの場合には現像済みと
判断し、モータ51を更に回転してカートリッジ501
の遮光ドア505を開く。その後、ステップS237で
ドアスイッチ67のオフ→オンが確認されると、遮光ド
ア505が完全に開いたと判断してステップS239で
モータ51を停止させる。これ以降は不図示のルーチン
でA軸31が回転され、カートリッジ501からフィル
ムFが送出されてフィルムF上の画像が表示されること
になる。
35がオンの場合は、カートリッジ装填と判断してステ
ップS235に進み、タブスイッチ73の状態を判定す
ることによりカートリッジ501が現像済みか否かを確
認する。タブスイッチ73がオフの場合には現像済みと
判断し、モータ51を更に回転してカートリッジ501
の遮光ドア505を開く。その後、ステップS237で
ドアスイッチ67のオフ→オンが確認されると、遮光ド
ア505が完全に開いたと判断してステップS239で
モータ51を停止させる。これ以降は不図示のルーチン
でA軸31が回転され、カートリッジ501からフィル
ムFが送出されてフィルムF上の画像が表示されること
になる。
【0046】一方、ステップS235でタブスイッチ7
3がオフの場合にはカートリッジ501が未現像と判断
してステップS251に進み、モータ51を逆転させ
る。ステップS253でカムスイッチ57の1回目のオ
フ→オン(図18のQ2)を確認し、ステップS255
でカムスイッチ57の2回目のオフ→オン(図18のQ
1)を確認したらステップS257でモータ51を停止
させ、ステップS259で「未現像カートリッジ」であ
る旨の警告を行って処理を終了する。この警告は、例え
ば圧電部材を鳴動させたり、画像表示装置1に液晶表示
器を設けて表示するなどの方法が考えられる。
3がオフの場合にはカートリッジ501が未現像と判断
してステップS251に進み、モータ51を逆転させ
る。ステップS253でカムスイッチ57の1回目のオ
フ→オン(図18のQ2)を確認し、ステップS255
でカムスイッチ57の2回目のオフ→オン(図18のQ
1)を確認したらステップS257でモータ51を停止
させ、ステップS259で「未現像カートリッジ」であ
る旨の警告を行って処理を終了する。この警告は、例え
ば圧電部材を鳴動させたり、画像表示装置1に液晶表示
器を設けて表示するなどの方法が考えられる。
【0047】以上の実施の形態の構成において、トレイ
9およびホルダ15が保持手段を、モータ51,スライ
ダカム円盤19,トレイカム円盤17,連動軸61およ
びドア駆動軸33が駆動機構を、トレイスイッチ29が
信号出力手段を、レバー71およびタブスイッチ73が
検出手段(請求項5)を、レバー27およびカートリッ
ジスイッチ35が検出手段(請求項6)を、ドアスイッ
チ67が検出手段(請求項7)を、マイクロコンピュー
タ101が制御手段をそれぞれ構成する。
9およびホルダ15が保持手段を、モータ51,スライ
ダカム円盤19,トレイカム円盤17,連動軸61およ
びドア駆動軸33が駆動機構を、トレイスイッチ29が
信号出力手段を、レバー71およびタブスイッチ73が
検出手段(請求項5)を、レバー27およびカートリッ
ジスイッチ35が検出手段(請求項6)を、ドアスイッ
チ67が検出手段(請求項7)を、マイクロコンピュー
タ101が制御手段をそれぞれ構成する。
【0048】なお以上では、開閉手段としてのトレイが
回動式に移動する例を示したが、これに限定されず、例
えばトレイが閉位置と開位置との間を直線的に移動する
ものでもよい。また駆動機構として、2つのカム円盤1
7,19を用いた例を示したが、カム以外の機構で駆動
機構を構成してもよい。さらに単一のモータ51でトレ
イ9およびスライダ21を駆動したが、それぞれ別のモ
ータで駆動するようにしてもよい。さらにフィルム画像
表示装置にて説明したが、フィルムカートリッジが装填
可能な他の装置、例えばカメラやフィルムの磁気記録領
域に対して情報を読み書きする装置などにも本発明を適
用できる。
回動式に移動する例を示したが、これに限定されず、例
えばトレイが閉位置と開位置との間を直線的に移動する
ものでもよい。また駆動機構として、2つのカム円盤1
7,19を用いた例を示したが、カム以外の機構で駆動
機構を構成してもよい。さらに単一のモータ51でトレ
イ9およびスライダ21を駆動したが、それぞれ別のモ
ータで駆動するようにしてもよい。さらにフィルム画像
表示装置にて説明したが、フィルムカートリッジが装填
可能な他の装置、例えばカメラやフィルムの磁気記録領
域に対して情報を読み書きする装置などにも本発明を適
用できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、フィルムカートリッジ
が保持された保持手段を開位置から閉位置に電動駆動
し、保持手段が閉位置に達した後に遮光ドアを電動にて
開くようにしたので、カートリッジの装填動作が従来と
比べて容易に行える。保持手段および遮光ドアの双方が
単一のモータにより駆動されるよう構成すれば、部品点
数の低減およびコストダウンが図れる。保持手段の開位
置から閉位置への移動が正常に行われない場合には保持
手段を開位置に向けて駆動するようにすれば、異常の要
因を即座に取り除けるとともに、過大な負荷による部材
の破損が防止できる。特に現像済みフィルムの画像をモ
ニタに表示する画像表示装置に適用した場合には、誤っ
て未現像のフィルムカートリッジが装填されても遮光ド
アを開放することなく保持手段を開位置に移動するよう
にすれば、未現像のフィルムが不所望に露光されること
がなく、また現像済みフィルムカートリッジとの入れ替
えが迅速に行える。保持手段にカートリッジが保持され
ていない場合には、駆動機構による遮光ドア開放動作を
行うことなく保持手段を閉位置に保持するようにすれ
ば、無駄な動作を行わずに済む。
が保持された保持手段を開位置から閉位置に電動駆動
し、保持手段が閉位置に達した後に遮光ドアを電動にて
開くようにしたので、カートリッジの装填動作が従来と
比べて容易に行える。保持手段および遮光ドアの双方が
単一のモータにより駆動されるよう構成すれば、部品点
数の低減およびコストダウンが図れる。保持手段の開位
置から閉位置への移動が正常に行われない場合には保持
手段を開位置に向けて駆動するようにすれば、異常の要
因を即座に取り除けるとともに、過大な負荷による部材
の破損が防止できる。特に現像済みフィルムの画像をモ
ニタに表示する画像表示装置に適用した場合には、誤っ
て未現像のフィルムカートリッジが装填されても遮光ド
アを開放することなく保持手段を開位置に移動するよう
にすれば、未現像のフィルムが不所望に露光されること
がなく、また現像済みフィルムカートリッジとの入れ替
えが迅速に行える。保持手段にカートリッジが保持され
ていない場合には、駆動機構による遮光ドア開放動作を
行うことなく保持手段を閉位置に保持するようにすれ
ば、無駄な動作を行わずに済む。
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像表示装置の外
観を示す斜視図。
観を示す斜視図。
【図2】画像表示装置の内部構成を示す概略図。
【図3】フィルムカートリッジの構成を示す斜視図。
【図4】カートリッジのタブを説明する斜視図。
【図5】カートリッジのタブ検出を説明する図。
【図6】画像表示装置のカートリッジ装填装置の構成を
示す図。
示す図。
【図7】図6のトレイカム円盤17を取り除いた状態を
示す図。
示す図。
【図8】スライダカム円盤19を図6のA方向から見た
図。
図。
【図9】スライダカム円盤19を図6のB方向から見た
図。
図。
【図10】遮光ドア駆動機構を図6のC方向から見た
図。
図。
【図11】トレイが閉じた状態を示す図。
【図12】トレイと本体との間に異物が挟まった状態を
示す図。
示す図。
【図13】軸23,21bがカートリッジに挿入された
状態を示す図。
状態を示す図。
【図14】カートリッジが正式に位置決め保持された状
態を示す図。
態を示す図。
【図15】カートリッジ装填シーケンスが完了した状態
を示す図。
を示す図。
【図16】カートリッジ排出動作を説明する図。
【図17】タブ検出方法を説明する図。
【図18】スライダカム円盤19の回転角度に応じた各
部材やスイッチの状態を示す図。
部材やスイッチの状態を示す図。
【図19】装填装置の制御系を示すブロック図。
【図20】カートリッジ装填/排出制御を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図21】図20に続くフローチャート。
1 フィルム画像表示装置 2 カートリッジ装填スイッチ 8 本体ケース 9 トレイ 11 ねじりばね 15 ホルダ 17 トレイカム円盤 17a トレイカム 19 スライダカム円盤 19c スライダカム 19d 駆動球 21 スライダ 21d 鍵部 21e 突起 27,71 レバー 29 トレイスイッチ 23 B軸 31 A軸 33 ドア駆動軸 35 カートリッジスイッチ 51 モータ 57 カムスイッチ 61 ドア連動軸 67 ドアスイッチ 73 タブスイッチ 101 マイクロコンピュータ 400 装填装置 501 フィルムカートリッジ 502 カートリッジケース 503 カートリッジスプール 505 遮光ドア 507 ドアドライブ 509 タブ
Claims (7)
- 【請求項1】 フィルム出入口を開閉する遮光ドアを有
するフィルムカートリッジが装填可能な装置において、 前記フィルムカートリッジを保持し、該フィルムカート
リッジを装置本体内に格納する閉位置と、前記フィルム
カートリッジを取出し可能な位置に排出する開位置との
間で前記装置本体に対して変位可能な保持手段と、 前記フィルムカートリッジが保持された前記保持手段を
前記開位置から前記閉位置に電動駆動し、該保持手段が
前記閉位置に達した後に前記遮光ドアを電動にて開く駆
動機構とを具備することを特徴とするフィルムカートリ
ッジが装填可能な装置。 - 【請求項2】 前記駆動機構は、前記保持手段および前
記遮光ドアの双方の駆動源である単一のモータを含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のフィルムカートリッジ
が装填可能な装置。 - 【請求項3】 前記駆動機構は、前記モータの一方向の
回転に伴って前記保持手段を前記開位置から前記閉位置
に駆動し、その後に前記遮光ドアを開くとともに、前記
モータの他方向の回転に伴って前記遮光ドアを閉じ、そ
の後に前記保持手段を前記閉位置から開位置に駆動する
よう構成されていることを特徴とする請求項1または2
に記載のフィルムカートリッジが装填可能な装置。 - 【請求項4】 前記保持手段の前記開位置から前記閉位
置への移動が正常に行われないことを検出して異常信号
を出力する信号出力手段と、 前記異常信号の出力に応答して前記保持手段を前記開位
置に向けて駆動すべく前記駆動機構を制御する制御手段
とを更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載のフィルムカートリッジが装填可能な装置。 - 【請求項5】 前記装置本体内に格納されたフィルムカ
ートリッジ内のフィルムが現像済みか否かを検出する検
出手段と、 前記保持手段が前記開位置から前記閉位置に達した後、
前記検出手段により現像済みフィルムでないことが検出
されると、前記遮光ドアを開放することなく前記保持手
段が前記開位置に移動するように前記駆動機構を制御す
る制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のフィルムカートリッジが装填可能
な装置。 - 【請求項6】 前記保持手段にカートリッジが保持され
ているか否かを検出する検出手段と、 前記保持手段が前記開位置から前記閉位置に達した後、
前記検出手段によりカートリッジが保持されていないこ
とが検出されると、前記駆動機構による遮光ドア開放動
作を行うことなく前記保持手段を前記閉位置に保持する
制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載のフィルムカートリッジが装填可能な
装置。 - 【請求項7】 前記遮光ドアが開いたことを検出する検
出手段と、 前記駆動機構による遮光ドア開放動作開始後、前記検出
手段により前記遮光ドアの開が検出されると前記駆動機
構を停止せしめる制御手段とを更に備えたことを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載のフィルムカートリ
ッジが装填可能な装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9093345A JPH10282576A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | フィルムカートリッジが装填可能な装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9093345A JPH10282576A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | フィルムカートリッジが装填可能な装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282576A true JPH10282576A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14079689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9093345A Pending JPH10282576A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | フィルムカートリッジが装填可能な装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282576A (ja) |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9093345A patent/JPH10282576A/ja active Pending
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