JPH10282558A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
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- JPH10282558A JPH10282558A JP8317697A JP8317697A JPH10282558A JP H10282558 A JPH10282558 A JP H10282558A JP 8317697 A JP8317697 A JP 8317697A JP 8317697 A JP8317697 A JP 8317697A JP H10282558 A JPH10282558 A JP H10282558A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- cover
- photographing
- camera
- front surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズ鏡筒の前端にフィルターを取り付けて
もレンズカバーを閉じることが可能なカメラを提供す
る。 【解決手段】 撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、
該前面を露呈する開位置との間を、撮影レンズ光軸に対
して略垂直な面に平行に設けられた支持軸を中心に回動
して移動するレンズカバーと、該レンズカバーの支持軸
を、撮影レンズの光軸に沿って移動可能に支持する支持
部材と、この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付
勢手段とを設けた。
もレンズカバーを閉じることが可能なカメラを提供す
る。 【解決手段】 撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、
該前面を露呈する開位置との間を、撮影レンズ光軸に対
して略垂直な面に平行に設けられた支持軸を中心に回動
して移動するレンズカバーと、該レンズカバーの支持軸
を、撮影レンズの光軸に沿って移動可能に支持する支持
部材と、この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付
勢手段とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ、詳しくは撮
影レンズ鏡筒の前方に該撮影レンズ鏡筒の前面を覆うレ
ンズカバーを有するカメラに関する
影レンズ鏡筒の前方に該撮影レンズ鏡筒の前面を覆うレ
ンズカバーを有するカメラに関する
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの撮影レンズにおける
前端に設けられたレンズを保護する為に、該レンズの前
面を覆うカバーについては、数多くの提案がなされてい
る。
前端に設けられたレンズを保護する為に、該レンズの前
面を覆うカバーについては、数多くの提案がなされてい
る。
【0003】例えば、実開昭63−26832号公報に
は、光軸方向に移動可能に設けられたレンズ鏡筒の内部
にレンズバリアが配置され、レンズ鏡筒が沈胴状態から
撮影可能状態に突出する動作により、該レンズバリアが
レンズ鏡筒内のレンズ前端を露呈させる状態に変位する
構成が開示されている。
は、光軸方向に移動可能に設けられたレンズ鏡筒の内部
にレンズバリアが配置され、レンズ鏡筒が沈胴状態から
撮影可能状態に突出する動作により、該レンズバリアが
レンズ鏡筒内のレンズ前端を露呈させる状態に変位する
構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術では、種々の不具合が生じる虞がある。例え
ば、実開昭63−26832号公報に開示された構成で
は、レンズ鏡筒の内部にレンズバリアを駆動する為の機
構が必要であり、レンズ鏡筒の内部構造が複雑化すると
共に、該レンズ鏡筒の外径が大きくなってしまうという
不具合が生じる。
従来の技術では、種々の不具合が生じる虞がある。例え
ば、実開昭63−26832号公報に開示された構成で
は、レンズ鏡筒の内部にレンズバリアを駆動する為の機
構が必要であり、レンズ鏡筒の内部構造が複雑化すると
共に、該レンズ鏡筒の外径が大きくなってしまうという
不具合が生じる。
【0005】レンズ鏡筒の前面を保護する為の簡単な構
造として、実公昭61−31308号公報に、カメラ本
体におけるレンズ鏡筒の両側に軸支され、該レンズ鏡筒
が沈胴状態から撮影可能状態に突出する際に、該レンズ
鏡筒の前端部によって所謂観音開きされ、レンズ鏡筒の
前面を露呈させる一対の扉が開示されている。しかしな
がら、この実公昭61−31308号公報に開示された
構成では、レンズ鏡筒の前端にフィルタ等を装着する可
能性を考慮していない為、ある程度厚みのあるフィルタ
を装着したまま上記一対の扉を閉じることは不可能であ
る。よって、該一対の扉を閉める際には、そのたびにフ
ィルタを外さなければならないという不具合が生じる。
造として、実公昭61−31308号公報に、カメラ本
体におけるレンズ鏡筒の両側に軸支され、該レンズ鏡筒
が沈胴状態から撮影可能状態に突出する際に、該レンズ
鏡筒の前端部によって所謂観音開きされ、レンズ鏡筒の
前面を露呈させる一対の扉が開示されている。しかしな
がら、この実公昭61−31308号公報に開示された
構成では、レンズ鏡筒の前端にフィルタ等を装着する可
能性を考慮していない為、ある程度厚みのあるフィルタ
を装着したまま上記一対の扉を閉じることは不可能であ
る。よって、該一対の扉を閉める際には、そのたびにフ
ィルタを外さなければならないという不具合が生じる。
【0006】また、同様にレンズ鏡筒の前面を保護する
為の簡単な構造として、実開昭57−116933号公
報に、カメラ前面を覆う位置と、これを露呈させる為に
カメラの下方に回動する位置とに移動可能な前蓋を有す
る構成が開示されている。しかしながらこの実開昭57
−116933号公報に開示された構成においても、上
述した実公昭61−31308号公報に開示された構成
の如く、レンズ鏡筒の前端にフィルタ等を装着する可能
性を考慮していない為、フィルタをレンズ鏡筒の前端に
装着したまま前蓋を閉じようとすると、フィルタに前蓋
が当接してしまい、該前蓋を確実に閉じることができな
い可能性が生じる。
為の簡単な構造として、実開昭57−116933号公
報に、カメラ前面を覆う位置と、これを露呈させる為に
カメラの下方に回動する位置とに移動可能な前蓋を有す
る構成が開示されている。しかしながらこの実開昭57
−116933号公報に開示された構成においても、上
述した実公昭61−31308号公報に開示された構成
の如く、レンズ鏡筒の前端にフィルタ等を装着する可能
性を考慮していない為、フィルタをレンズ鏡筒の前端に
装着したまま前蓋を閉じようとすると、フィルタに前蓋
が当接してしまい、該前蓋を確実に閉じることができな
い可能性が生じる。
【0007】更にまた、実開平3−47536号公報に
は、上記実公昭61−31308号公報に開示された構
成と同様に、レンズ鏡筒の前進に伴い、レンズ鏡筒の前
面を覆う位置から観音開きされ、レンズ鏡筒の前面を露
呈させるレンズカバーが開示されているが、この構成も
フィルタを装着する可能性を考慮していない為、ある程
度厚みを有するフィルタを装着したまま上記レンズカバ
ーを閉じることが不可能である。よって、該レンズカバ
ーを閉める際には、そのたびにフィルタを外さなければ
ならないという不具合が生じる。
は、上記実公昭61−31308号公報に開示された構
成と同様に、レンズ鏡筒の前進に伴い、レンズ鏡筒の前
面を覆う位置から観音開きされ、レンズ鏡筒の前面を露
呈させるレンズカバーが開示されているが、この構成も
フィルタを装着する可能性を考慮していない為、ある程
度厚みを有するフィルタを装着したまま上記レンズカバ
ーを閉じることが不可能である。よって、該レンズカバ
ーを閉める際には、そのたびにフィルタを外さなければ
ならないという不具合が生じる。
【0008】これらの構成において、レンズ鏡筒の前端
にフィルタを装着する場合を考慮して、フィルタの厚み
分だけレンズとカバー等の間隔を設けることも考えられ
るが、この場合にはレンズ鏡筒やカメラ本体が大きくな
ってしまう。レンズ鏡筒やカメラの大型化を防ごうとす
る場合には、極端にはレンズカバーの外側、即ち被写体
側にフィルタを取り付けるかしなければならなかった。
にフィルタを装着する場合を考慮して、フィルタの厚み
分だけレンズとカバー等の間隔を設けることも考えられ
るが、この場合にはレンズ鏡筒やカメラ本体が大きくな
ってしまう。レンズ鏡筒やカメラの大型化を防ごうとす
る場合には、極端にはレンズカバーの外側、即ち被写体
側にフィルタを取り付けるかしなければならなかった。
【0009】本発明はレンズ鏡筒の前端にフィルターを
取り付けてもレンズカバーを閉じることが可能となり、
また、レンズ鏡筒前端にフィルタ等が装着されていない
場合には、フィルタの厚み分のスペースを省略すること
が可能なカメラを提供することを目的とする。
取り付けてもレンズカバーを閉じることが可能となり、
また、レンズ鏡筒前端にフィルタ等が装着されていない
場合には、フィルタの厚み分のスペースを省略すること
が可能なカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、非撮影時
の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに移動可能な撮影
レンズ鏡筒と、少なくとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を
覆う閉位置と、該前面を露呈する開位置との間を、撮影
レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に設けられた支持
軸を中心に回動して移動するレンズカバーと、上記レン
ズカバーの支持軸を、撮影レンズの光軸に沿って移動可
能に支持する支持部材と、この支持部材を光軸に沿って
後方に付勢する付勢手段と、を具備することを特徴とす
るカメラである。
の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに移動可能な撮影
レンズ鏡筒と、少なくとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を
覆う閉位置と、該前面を露呈する開位置との間を、撮影
レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に設けられた支持
軸を中心に回動して移動するレンズカバーと、上記レン
ズカバーの支持軸を、撮影レンズの光軸に沿って移動可
能に支持する支持部材と、この支持部材を光軸に沿って
後方に付勢する付勢手段と、を具備することを特徴とす
るカメラである。
【0011】第2の発明は、非撮影時の沈胴位置と撮影
時の繰り出し位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、こ
の撮影レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に設けられ
た支持軸と、少なくとも撮影レンズ前面を覆う閉位置
と、撮影レンズ前面を露呈する開位置との間を、上記支
持軸を中心に回動して移動するレンズカバーと、上記支
持軸を撮影レンズの光軸に沿って移動可能に支持する支
持部材と、この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する
付勢手段と、を具備することを特徴とするカメラであ
る。
時の繰り出し位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、こ
の撮影レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に設けられ
た支持軸と、少なくとも撮影レンズ前面を覆う閉位置
と、撮影レンズ前面を露呈する開位置との間を、上記支
持軸を中心に回動して移動するレンズカバーと、上記支
持軸を撮影レンズの光軸に沿って移動可能に支持する支
持部材と、この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する
付勢手段と、を具備することを特徴とするカメラであ
る。
【0012】第3の発明は、非撮影時の沈胴位置と撮影
時の繰り出し位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、こ
の撮影レンズ鏡筒の外周面近傍に、該外周面の接線方向
に延びるよう設けられた支持軸と、この支持軸に軸支さ
れ、少なくとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置
と、該前面を露呈する開位置との間を、上記支持軸を中
心に回動して移動するレンズカバーと、上記支持軸を撮
影レンズの光軸に沿って移動可能に支持する支持部材
と、この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手
段と、を具備することを特徴とするカメラである。
時の繰り出し位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、こ
の撮影レンズ鏡筒の外周面近傍に、該外周面の接線方向
に延びるよう設けられた支持軸と、この支持軸に軸支さ
れ、少なくとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置
と、該前面を露呈する開位置との間を、上記支持軸を中
心に回動して移動するレンズカバーと、上記支持軸を撮
影レンズの光軸に沿って移動可能に支持する支持部材
と、この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手
段と、を具備することを特徴とするカメラである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1,図2は、本発明の一実施形態
におけるカメラの構成を示す概略斜視図である。図1は
カメラの非撮影時の状態を、図2はカメラの撮影時の状
態を、それぞれ示している。
本発明を説明する。図1,図2は、本発明の一実施形態
におけるカメラの構成を示す概略斜視図である。図1は
カメラの非撮影時の状態を、図2はカメラの撮影時の状
態を、それぞれ示している。
【0014】本実施形態のカメラには、カメラ本体1の
前面略中央部に撮影レンズ鏡筒2が配設されている。こ
の撮影レンズ鏡筒2内には、図3に示したレンズ保持枠
3が突没自在に配設されている。
前面略中央部に撮影レンズ鏡筒2が配設されている。こ
の撮影レンズ鏡筒2内には、図3に示したレンズ保持枠
3が突没自在に配設されている。
【0015】上記レンズ保持枠3は、カメラが非撮影状
態にある時には図1に示す如く撮影レンズ鏡筒2内に収
納された沈胴位置にある様に、またカメラが撮影状態に
ある時には図2に示す如く撮影レンズ鏡筒2の前面側に
突出した繰り出し位置にある様に、不図示の駆動源によ
りこれら沈胴位置と繰り出し位置との間を移動可能とな
っている。
態にある時には図1に示す如く撮影レンズ鏡筒2内に収
納された沈胴位置にある様に、またカメラが撮影状態に
ある時には図2に示す如く撮影レンズ鏡筒2の前面側に
突出した繰り出し位置にある様に、不図示の駆動源によ
りこれら沈胴位置と繰り出し位置との間を移動可能とな
っている。
【0016】更に、上記レンズ保持枠3は、変倍動作
(ズーミング)や焦点調節動作(フォーカシング)時等
に、不図示の駆動源によって撮影レンズ3aの光軸方向
に移動するように構成されている。
(ズーミング)や焦点調節動作(フォーカシング)時等
に、不図示の駆動源によって撮影レンズ3aの光軸方向
に移動するように構成されている。
【0017】また、上記撮影レンズ鏡筒2の外周面下側
にはカバー取付台4が取り付けられており、このカバー
取付台4には図3に示した如く摺動部材5を介してレン
ズカバー6が回動自在に軸支されている。
にはカバー取付台4が取り付けられており、このカバー
取付台4には図3に示した如く摺動部材5を介してレン
ズカバー6が回動自在に軸支されている。
【0018】上記レンズカバー6は、図1に示す如き、
カメラの非撮影時に撮影レンズ鏡筒2におけるレンズ保
持枠の前面を覆う閉位置と、図2に示す如き、上記撮影
レンズ鏡筒2の前面を露呈する開位置とに回動されるこ
とにより、撮影レンズ鏡筒2内のレンズ保持枠3及び撮
影レンズ3aの前面を保護するものである。
カメラの非撮影時に撮影レンズ鏡筒2におけるレンズ保
持枠の前面を覆う閉位置と、図2に示す如き、上記撮影
レンズ鏡筒2の前面を露呈する開位置とに回動されるこ
とにより、撮影レンズ鏡筒2内のレンズ保持枠3及び撮
影レンズ3aの前面を保護するものである。
【0019】上記レンズカバー6は、上記カバー取付台
4に支持された摺動部材5との結合部を有するカバー保
持部6aと、上記カバー取付台4への取付部を有し、カ
バー取付台4とレンズカバー6の両者を接続するカバー
ゴム7と、上記カバー保持部6aと一体に形成され、上
記カバーゴム7の前面側を保護する保護部材8等によっ
て構成されている。なお、上記レンズカバー6、及び上
記レンズカバー6とカバー取付台4との間の結合部の詳
細な構成については後述する。
4に支持された摺動部材5との結合部を有するカバー保
持部6aと、上記カバー取付台4への取付部を有し、カ
バー取付台4とレンズカバー6の両者を接続するカバー
ゴム7と、上記カバー保持部6aと一体に形成され、上
記カバーゴム7の前面側を保護する保護部材8等によっ
て構成されている。なお、上記レンズカバー6、及び上
記レンズカバー6とカバー取付台4との間の結合部の詳
細な構成については後述する。
【0020】一方、カメラ本体1の上面部には主電源ス
イッチ9,シャッターレリーズボタン10等の各種操作
部材が配設されている。また上記カメラ本体1内や撮影
レンズ鏡筒2内にはシャッタ,絞り,フィルム巻上装置
等が配設されているが、これらの内部機構の構成につい
ては本発明に直接関係しないので、その説明及び図示は
省略する。
イッチ9,シャッターレリーズボタン10等の各種操作
部材が配設されている。また上記カメラ本体1内や撮影
レンズ鏡筒2内にはシャッタ,絞り,フィルム巻上装置
等が配設されているが、これらの内部機構の構成につい
ては本発明に直接関係しないので、その説明及び図示は
省略する。
【0021】図3は、上記撮影レンズ鏡筒2からレンズ
カバー6を取り外した状態を示す要部分解斜視図であ
り、図4は、上記レンズカバー6とカバー取付台4とを
結合する結合部材のみを取り出して示す要部拡大斜視図
である。また図5は、所記レンズカバー6とカバー取付
台4の結合部を拡大して示す要部断面図である。そして
図6は、上記レンズカバー6の拡大縦断面図である。な
お図7は、図6中の一点鎖線A1−A2−A3−A4に
沿った断面図である。
カバー6を取り外した状態を示す要部分解斜視図であ
り、図4は、上記レンズカバー6とカバー取付台4とを
結合する結合部材のみを取り出して示す要部拡大斜視図
である。また図5は、所記レンズカバー6とカバー取付
台4の結合部を拡大して示す要部断面図である。そして
図6は、上記レンズカバー6の拡大縦断面図である。な
お図7は、図6中の一点鎖線A1−A2−A3−A4に
沿った断面図である。
【0022】図3に示す如く、カバー取付台4の前面部
には、レンズカバー6を回動自在に軸支して、該レンズ
カバー6とカバー取付台4とを結合させる結合部材であ
る摺動部材5が、後述する摺動機構によって光軸方向に
摺動可能に取り付けられている。
には、レンズカバー6を回動自在に軸支して、該レンズ
カバー6とカバー取付台4とを結合させる結合部材であ
る摺動部材5が、後述する摺動機構によって光軸方向に
摺動可能に取り付けられている。
【0023】そして上記摺動部材5の前半部には平面形
状が凸状をなす突出部5aが形成されており、この突出
部5a内には、撮影レンズ3aの光軸と略垂直な面に平
行となる方向に可動支軸11が配設されている。この可
動支軸11は、図5に示すように、伸長性のバネ12を
挟んで二つの軸部材である支持軸11a,11bが突出
部5aの端面から突没自在になることで構成されてい
る。これら二つの支持軸11a,11bは先端部がテー
パー面で形成されており、上記バネ12の付勢力によっ
て互いに離間する方向に常に付勢されている。
状が凸状をなす突出部5aが形成されており、この突出
部5a内には、撮影レンズ3aの光軸と略垂直な面に平
行となる方向に可動支軸11が配設されている。この可
動支軸11は、図5に示すように、伸長性のバネ12を
挟んで二つの軸部材である支持軸11a,11bが突出
部5aの端面から突没自在になることで構成されてい
る。これら二つの支持軸11a,11bは先端部がテー
パー面で形成されており、上記バネ12の付勢力によっ
て互いに離間する方向に常に付勢されている。
【0024】また、図3に示す上記摺動部材5の突出部
5aにおける基部の肩部5b内には、後述するクリック
ストップ機構を形成する弾性部材である圧縮バネ13
(図11,図12参照)と、この圧縮バネ13によって
付勢されるクリック用突片14が撮影レンズ3aの光軸
方向に摺動自在に収納されている。
5aにおける基部の肩部5b内には、後述するクリック
ストップ機構を形成する弾性部材である圧縮バネ13
(図11,図12参照)と、この圧縮バネ13によって
付勢されるクリック用突片14が撮影レンズ3aの光軸
方向に摺動自在に収納されている。
【0025】一方、図3,図7に示す如く、レンズカバ
ー6を構成するカバー保持部6aは略円形状に形成され
ており、その外周面上の一部に下方に向けて突出部6b
が設けられている。この突出部6bの略中央には上記摺
動部材5における突出部5aの横幅と略同幅の切欠部6
cが設けられていて、更に該切欠部6cの内側の両側壁
には上記支持軸11a,11bが嵌合する軸受穴部6
d,6dが穿設されている。これら軸受穴部6d,6d
の嵌合面は、上記支持軸11a,11bのテーパー面と
同様のテーパー面によって形成されている。
ー6を構成するカバー保持部6aは略円形状に形成され
ており、その外周面上の一部に下方に向けて突出部6b
が設けられている。この突出部6bの略中央には上記摺
動部材5における突出部5aの横幅と略同幅の切欠部6
cが設けられていて、更に該切欠部6cの内側の両側壁
には上記支持軸11a,11bが嵌合する軸受穴部6
d,6dが穿設されている。これら軸受穴部6d,6d
の嵌合面は、上記支持軸11a,11bのテーパー面と
同様のテーパー面によって形成されている。
【0026】そして、上記軸受穴部6d,6dに上記支
持軸11a,11bがそれぞれ嵌合することにより、上
記レンズカバー6は摺動部材5を介してカバー取付台4
に結合され、支持軸11a,11bを中心として回動自
在となる。
持軸11a,11bがそれぞれ嵌合することにより、上
記レンズカバー6は摺動部材5を介してカバー取付台4
に結合され、支持軸11a,11bを中心として回動自
在となる。
【0027】また、上述したように軸受穴部6dと支持
軸11a,11bとの嵌合面は共にテーパー状に形成さ
れていることにより、例えばレンズカバー6を開く方向
に強い外力が加えられた場合には、支持軸11a,11
bがバネ12の付勢力に抗して突出部5a内に入り込
み、レンズカバー6と摺動部材5との結合が外れるよう
になっている。
軸11a,11bとの嵌合面は共にテーパー状に形成さ
れていることにより、例えばレンズカバー6を開く方向
に強い外力が加えられた場合には、支持軸11a,11
bがバネ12の付勢力に抗して突出部5a内に入り込
み、レンズカバー6と摺動部材5との結合が外れるよう
になっている。
【0028】そして、図3に示すように上記突出部6b
の下部内面には、レンズカバー6が閉位置にあるときに
上記摺動部材5側のクリック用突片14に係止されるク
リック溝6eが設けられている。また図3では図示され
ていないが、レンズカバー6が閉位置にある時に上記摺
動部材5側のクリック用突片14によって係止されるク
リック溝6f(図11,図12参照)が突出部6bの下
面に設けられている。
の下部内面には、レンズカバー6が閉位置にあるときに
上記摺動部材5側のクリック用突片14に係止されるク
リック溝6eが設けられている。また図3では図示され
ていないが、レンズカバー6が閉位置にある時に上記摺
動部材5側のクリック用突片14によって係止されるク
リック溝6f(図11,図12参照)が突出部6bの下
面に設けられている。
【0029】従ってレンズカバー6が閉位置に移動した
時には、摺動部材5側のクリック用突片14がクリック
溝6eを、また、レンズカバー6が開位置に移動した時
には、クリック用突片14がクリック溝6fを、それぞ
れ係止するようになっており、これによりレンズカバー
6が閉位置または開位置で安定して保持される、クリッ
クストップ機構を構成している。
時には、摺動部材5側のクリック用突片14がクリック
溝6eを、また、レンズカバー6が開位置に移動した時
には、クリック用突片14がクリック溝6fを、それぞ
れ係止するようになっており、これによりレンズカバー
6が閉位置または開位置で安定して保持される、クリッ
クストップ機構を構成している。
【0030】また、図4に示すように上記摺動部材5の
後半部の左右に突出した両側縁部5cには、撮影レンズ
3aの光軸方向と平行な貫通孔がそれぞれ設けられてお
り、これら各貫通孔には支軸15がそれぞれ貫通して配
設されている。
後半部の左右に突出した両側縁部5cには、撮影レンズ
3aの光軸方向と平行な貫通孔がそれぞれ設けられてお
り、これら各貫通孔には支軸15がそれぞれ貫通して配
設されている。
【0031】上記両側縁部5cはカバー取付台4内に配
設されており、支軸15の両側部がカバー取付台4内に
固定されている。そして、上記支軸15の前端側には伸
長性のコイルバネ16が巻回されていて、これにより上
記摺動部材5は常に上記カバー取付台4の後端側、即ち
カメラ本体1側に向けて付勢されている。
設されており、支軸15の両側部がカバー取付台4内に
固定されている。そして、上記支軸15の前端側には伸
長性のコイルバネ16が巻回されていて、これにより上
記摺動部材5は常に上記カバー取付台4の後端側、即ち
カメラ本体1側に向けて付勢されている。
【0032】次に上記レンズカバー6の構成を図6,図
7を用いて説明する。上述した如く上記レンズカバー6
は、カバー保持部6a,保護部材8,カバーゴム7等に
よって構成されている。
7を用いて説明する。上述した如く上記レンズカバー6
は、カバー保持部6a,保護部材8,カバーゴム7等に
よって構成されている。
【0033】上記カバー保持部6aの上縁部には溝6g
が設けられていて、この溝6g内に接着剤等を注入した
状態で、カバーゴム7側の外周縁側に設けられた凸部7
aが押し込まれている。これによりレンズカバー6のカ
バー保持部6aとカバーゴム7とは強固に接着固定され
ている。
が設けられていて、この溝6g内に接着剤等を注入した
状態で、カバーゴム7側の外周縁側に設けられた凸部7
aが押し込まれている。これによりレンズカバー6のカ
バー保持部6aとカバーゴム7とは強固に接着固定され
ている。
【0034】また、上記カバーゴム7の上縁部には前面
側に向けて突出するリブ7bが設けられており、このリ
ブ7bは、保護部材8の最外周縁部8aと係合し、上記
保護部材8の下端部は、カバー保持部6aに固着してい
る。
側に向けて突出するリブ7bが設けられており、このリ
ブ7bは、保護部材8の最外周縁部8aと係合し、上記
保護部材8の下端部は、カバー保持部6aに固着してい
る。
【0035】以上の如く上記保護部材8,カバー保持部
材5e,カバーゴム7は一体に形成されている。そし
て、上記保護部材8,カバー保持部材5e,カバーゴム
7によって形成される空間内には、カバーゴム7の略中
央に形成されたリング部7cが収納されるようになって
いる。上記カバーゴム7は、上記リング部7cから下方
に向けて延び出すように形成されており、この延出部7
dはカバー保持部6aに穿設されている孔6hから外部
に延出されている。この延出部7dは、撮影レンズ3a
の光軸方向に向けて延出され、図3に示すようにカバー
取付台4の前端部に取り付けられていて、レンズカバー
6とカメラ本体1の一部とを結合する連結部材の役目を
果たしている。
材5e,カバーゴム7は一体に形成されている。そし
て、上記保護部材8,カバー保持部材5e,カバーゴム
7によって形成される空間内には、カバーゴム7の略中
央に形成されたリング部7cが収納されるようになって
いる。上記カバーゴム7は、上記リング部7cから下方
に向けて延び出すように形成されており、この延出部7
dはカバー保持部6aに穿設されている孔6hから外部
に延出されている。この延出部7dは、撮影レンズ3a
の光軸方向に向けて延出され、図3に示すようにカバー
取付台4の前端部に取り付けられていて、レンズカバー
6とカメラ本体1の一部とを結合する連結部材の役目を
果たしている。
【0036】ここで、上記カバーゴム7とカバー取付台
4との間の取付手段について説明する。図8は、この一
実施形態のカメラにおける上記レンズカバー6を取り外
した状態を示す斜視図である。また図9は、カバーゴム
7の取付部7eの一部を示す要部拡大斜視図である。そ
して図10は、カバーゴム7の取付部7eとカバー取付
台4との結合状態を示す断面図である。
4との間の取付手段について説明する。図8は、この一
実施形態のカメラにおける上記レンズカバー6を取り外
した状態を示す斜視図である。また図9は、カバーゴム
7の取付部7eの一部を示す要部拡大斜視図である。そ
して図10は、カバーゴム7の取付部7eとカバー取付
台4との結合状態を示す断面図である。
【0037】図8に示すように上記カバー取付台4は、
前面,左右側面の少なくとも三方の側壁面に連続する溝
部4aが設けられており、各溝部4aの内壁面に複数の
孔4bが穿設されている。
前面,左右側面の少なくとも三方の側壁面に連続する溝
部4aが設けられており、各溝部4aの内壁面に複数の
孔4bが穿設されている。
【0038】また図9に示すようにカバーゴム7におけ
る延出部7dの先端には、上記カバー取付台の溝部4a
に嵌合するようにチャンネル形状の取付部7eが形成さ
れている。この取付部7eの各内壁面には、上記カバー
取付台4側の複数の孔4bにそれぞれ対応する位置に複
数のボス部7fが植設されている。
る延出部7dの先端には、上記カバー取付台の溝部4a
に嵌合するようにチャンネル形状の取付部7eが形成さ
れている。この取付部7eの各内壁面には、上記カバー
取付台4側の複数の孔4bにそれぞれ対応する位置に複
数のボス部7fが植設されている。
【0039】そして図10に示すように、上記カバー取
付台4の複数の孔4bに、上記取付部7eのボス部7f
がそれぞれ嵌合することで、上記レンズカバー6がカバ
ーゴム7を介してカバー取付台4に連結される。
付台4の複数の孔4bに、上記取付部7eのボス部7f
がそれぞれ嵌合することで、上記レンズカバー6がカバ
ーゴム7を介してカバー取付台4に連結される。
【0040】なお、ボス部7fの先端頭部は上記孔4b
よりも若干大径に形成されていて、同頭部の周面はテー
パー面で形成され、自身の弾性力により変形して孔4b
内に嵌合するように構成されている。これにより、ボス
部7fは孔4b内に確実に嵌合し容易に抜去できないよ
うになっている。
よりも若干大径に形成されていて、同頭部の周面はテー
パー面で形成され、自身の弾性力により変形して孔4b
内に嵌合するように構成されている。これにより、ボス
部7fは孔4b内に確実に嵌合し容易に抜去できないよ
うになっている。
【0041】以上の如く構成された上記一実施形態のカ
メラにおける作用を説明する。図11,図12は、上記
一実施形態のカメラにおけるレンズカバー近傍を拡大し
て示す要部拡大断面図であって、図11はカメラが非撮
影時の状態にあって撮影レンズ鏡筒2のレンズ保持枠が
沈胴位置にあり、レンズカバー6が撮影レンズ鏡筒2の
前面を覆う閉位置にある状態を示している。また図12
はカメラが撮影時の状態にあって撮影レンズ鏡筒2のレ
ンズ保持枠が繰り出し位置にあり、レンズカバー6が撮
影レンズ鏡筒2の前面を露呈する開位置にある状態を示
している。なお、図11,図12は上記クリック用突片
14を切断する面を示す断面図である。
メラにおける作用を説明する。図11,図12は、上記
一実施形態のカメラにおけるレンズカバー近傍を拡大し
て示す要部拡大断面図であって、図11はカメラが非撮
影時の状態にあって撮影レンズ鏡筒2のレンズ保持枠が
沈胴位置にあり、レンズカバー6が撮影レンズ鏡筒2の
前面を覆う閉位置にある状態を示している。また図12
はカメラが撮影時の状態にあって撮影レンズ鏡筒2のレ
ンズ保持枠が繰り出し位置にあり、レンズカバー6が撮
影レンズ鏡筒2の前面を露呈する開位置にある状態を示
している。なお、図11,図12は上記クリック用突片
14を切断する面を示す断面図である。
【0042】図1,図11に示すようにレンズカバー6
が閉位置にある状態では、上述したようにレンズカバー
6の突出部6bに設けられたクリック溝6eを、圧縮バ
ネ13によって付勢されたクリック用突片14が係止し
ており、これによりレンズカバー6を閉位置で安定させ
て保持すると共に、レンズカバー6を図11の矢印C1
方向に回転付勢している。これによりレンズカバー6の
カバーゴム7がレンズ保持枠の前面に当接し、これを完
全に覆っている。
が閉位置にある状態では、上述したようにレンズカバー
6の突出部6bに設けられたクリック溝6eを、圧縮バ
ネ13によって付勢されたクリック用突片14が係止し
ており、これによりレンズカバー6を閉位置で安定させ
て保持すると共に、レンズカバー6を図11の矢印C1
方向に回転付勢している。これによりレンズカバー6の
カバーゴム7がレンズ保持枠の前面に当接し、これを完
全に覆っている。
【0043】この状態にある時に、カメラの主電源スイ
ッチ9を図1中矢印B方向へと摺動操作し、カメラをオ
ン状態にすると、このカメラは図2,図12に示す状態
に移行する。
ッチ9を図1中矢印B方向へと摺動操作し、カメラをオ
ン状態にすると、このカメラは図2,図12に示す状態
に移行する。
【0044】即ちレンズ保持枠は、主電源スイッチ9の
摺動操作に連動して、カメラ本体1内に設けられた不図
示の駆動機構によって撮影レンズ3aの光軸方向に移動
を開始し、非撮影時の沈胴位置から撮影時の繰り出し位
置へと移動する。この時レンズ保持枠の前面部によっ
て、レンズカバー6はカメラの前方に向けて押圧される
ので、レンズカバー6は上記支持軸11a,11bを中
心として図11中矢印C方向に回動する。するとクリッ
ク用突片14は圧縮バネ13の付勢力に抗して図11中
矢印D方向に押圧されて、クリック用突片14とクリッ
ク溝6eとの係合が解除される。
摺動操作に連動して、カメラ本体1内に設けられた不図
示の駆動機構によって撮影レンズ3aの光軸方向に移動
を開始し、非撮影時の沈胴位置から撮影時の繰り出し位
置へと移動する。この時レンズ保持枠の前面部によっ
て、レンズカバー6はカメラの前方に向けて押圧される
ので、レンズカバー6は上記支持軸11a,11bを中
心として図11中矢印C方向に回動する。するとクリッ
ク用突片14は圧縮バネ13の付勢力に抗して図11中
矢印D方向に押圧されて、クリック用突片14とクリッ
ク溝6eとの係合が解除される。
【0045】更にレンズカバー6が押されて回動する
と、クリック用突片14はクリック溝6fに係合して、
この位置、即ちレンズカバー6の開位置において安定し
て保持される。このようにしてカメラは、図2,図12
に示す撮影状態となる。
と、クリック用突片14はクリック溝6fに係合して、
この位置、即ちレンズカバー6の開位置において安定し
て保持される。このようにしてカメラは、図2,図12
に示す撮影状態となる。
【0046】一方、カメラの撮影状態(図2,図12の
状態)から非撮影状態(図1,図11の状態)へと移行
させる場合には、カメラの主電源スイッチ9を図2中矢
印E方向へと摺動操作してカメラをオフ状態とする。す
ると、レンズ保持枠が撮影時の繰り出し位置から非撮影
時の沈胴位置へと繰り込まれる。この時レンズカバー6
の先端部を指等によって押圧し、レンズカバー6を開位
置から閉位置へと回動させる。するとクリック用突片1
4は、圧縮バネ13の付勢力にこうして押圧されて、ク
リック用突片14とクリック溝6fとの係合が外れ、更
にレンズカバー6を回動させると、クリック用突片14
は、クリック溝6eに係合して、レンズカバー6は閉位
置で安定して保持され、カメラは図1,図11に示す非
撮影状態となる。
状態)から非撮影状態(図1,図11の状態)へと移行
させる場合には、カメラの主電源スイッチ9を図2中矢
印E方向へと摺動操作してカメラをオフ状態とする。す
ると、レンズ保持枠が撮影時の繰り出し位置から非撮影
時の沈胴位置へと繰り込まれる。この時レンズカバー6
の先端部を指等によって押圧し、レンズカバー6を開位
置から閉位置へと回動させる。するとクリック用突片1
4は、圧縮バネ13の付勢力にこうして押圧されて、ク
リック用突片14とクリック溝6fとの係合が外れ、更
にレンズカバー6を回動させると、クリック用突片14
は、クリック溝6eに係合して、レンズカバー6は閉位
置で安定して保持され、カメラは図1,図11に示す非
撮影状態となる。
【0047】ところで、写真撮影を行うカメラは通常、
撮影レンズ筒の前面に写真撮影を行う際に使用するアク
セサリーとして、例えば撮影結果に特殊効果等を与えた
り、有害光線を除去する為のフィルター等を装着する場
合がある。このようなフィルター類には、撮影レンズの
前面を保護する目的も兼ねて、写真撮影を行う場合には
常に装着される物もある。従って、撮影終了時にカメラ
を保管したり、携帯する際にレンズカバーを閉状態とす
る時、使用頻度の高いフィルター等の着脱をその都度行
うのは面倒となる。
撮影レンズ筒の前面に写真撮影を行う際に使用するアク
セサリーとして、例えば撮影結果に特殊効果等を与えた
り、有害光線を除去する為のフィルター等を装着する場
合がある。このようなフィルター類には、撮影レンズの
前面を保護する目的も兼ねて、写真撮影を行う場合には
常に装着される物もある。従って、撮影終了時にカメラ
を保管したり、携帯する際にレンズカバーを閉状態とす
る時、使用頻度の高いフィルター等の着脱をその都度行
うのは面倒となる。
【0048】そこで、撮影レンズ筒の前面にフィルター
等を装着したままの状態であっても、常に支障なくレン
ズカバーを閉状態にすることを可能にすると至便であ
る。上記一実施形態におけるカメラでは、この点につい
て考慮されている。即ち図11に示す状態の、レンズ保
持枠の前面にフィルター類が装着されていない状態で
は、カバーゴム7のリング部7cは、図7に示すように
略円形状になる。
等を装着したままの状態であっても、常に支障なくレン
ズカバーを閉状態にすることを可能にすると至便であ
る。上記一実施形態におけるカメラでは、この点につい
て考慮されている。即ち図11に示す状態の、レンズ保
持枠の前面にフィルター類が装着されていない状態で
は、カバーゴム7のリング部7cは、図7に示すように
略円形状になる。
【0049】一方、図13は上記カメラにおいて、レン
ズ保持枠の前面にフィルター17を装着した場合におけ
るカメラの非撮影時の状態を、レンズカバー6の近傍を
拡大して示す要部拡大断面図であり、図14は上記レン
ズカバー6のみを取り出して示す図であって、レンズカ
バー6を図7(図11)と同様に切断した際の断面図を
示している。なお、図13も図11の状態と同様に、レ
ンズ保持枠3が沈胴位置にあり、レンズカバー6が撮影
レンズ鏡筒2の前面を覆う閉位置にある状態を示してい
る。
ズ保持枠の前面にフィルター17を装着した場合におけ
るカメラの非撮影時の状態を、レンズカバー6の近傍を
拡大して示す要部拡大断面図であり、図14は上記レン
ズカバー6のみを取り出して示す図であって、レンズカ
バー6を図7(図11)と同様に切断した際の断面図を
示している。なお、図13も図11の状態と同様に、レ
ンズ保持枠3が沈胴位置にあり、レンズカバー6が撮影
レンズ鏡筒2の前面を覆う閉位置にある状態を示してい
る。
【0050】図13に示す状態、即ちフィルター17を
レンズ保持枠の前面に装着した時にレンズカバー6を閉
状態にすると、摺動部材5は上述した様に摺動自在に配
設されているので、この摺動部材5がフィルター17の
厚み分だけカメラの前方に向けて移動することとなる。
この場合において、カバーゴム7の延出部7dはフィル
ター17の厚み分だけ伸びることとなるが、この伸び量
は図14に示すように、リング部7cが自身の弾性変形
によって延びるので、この伸びによって吸収されるよう
になる。
レンズ保持枠の前面に装着した時にレンズカバー6を閉
状態にすると、摺動部材5は上述した様に摺動自在に配
設されているので、この摺動部材5がフィルター17の
厚み分だけカメラの前方に向けて移動することとなる。
この場合において、カバーゴム7の延出部7dはフィル
ター17の厚み分だけ伸びることとなるが、この伸び量
は図14に示すように、リング部7cが自身の弾性変形
によって延びるので、この伸びによって吸収されるよう
になる。
【0051】従って、上記カメラにおけるレンズカバー
6はフィルター17の有無に関わりなく、何等支障なく
閉状態とすることが可能である。なお、図13に示す状
態、即ちフィルター17を装着した状態のままでレンズ
カバー6を閉状態とした後、再度レンズカバー6を開状
態としてカメラを使用した後に、レンズ保持枠の前面に
装着されていたフィルター17を外した後にレンズカバ
ー6を閉状態とした場合には、カバーゴム7自身が有す
る弾性力によってリング部7cは図7に示す元の円形状
に復帰して、カバーゴム7の長さが自動的に調節される
こととなる。
6はフィルター17の有無に関わりなく、何等支障なく
閉状態とすることが可能である。なお、図13に示す状
態、即ちフィルター17を装着した状態のままでレンズ
カバー6を閉状態とした後、再度レンズカバー6を開状
態としてカメラを使用した後に、レンズ保持枠の前面に
装着されていたフィルター17を外した後にレンズカバ
ー6を閉状態とした場合には、カバーゴム7自身が有す
る弾性力によってリング部7cは図7に示す元の円形状
に復帰して、カバーゴム7の長さが自動的に調節される
こととなる。
【0052】次に、上記カメラを使用中であってレンズ
カバー6が開位置にある場合において、レンズカバー6
に強い力量の外力が加えられたような場合を想定して、
この場合について図15を用いて説明する。
カバー6が開位置にある場合において、レンズカバー6
に強い力量の外力が加えられたような場合を想定して、
この場合について図15を用いて説明する。
【0053】上記レンズカバー6が開位置にある時に
は、上述したようにクリックストップ機構を形成するク
リック用突片14がクリック溝6fに係合している状態
にある(図2,図12参照)。この状態において、上記
レンズカバー6に対して強い力の外力が加えられたとす
ると、上記クリック用突片14とクリック溝6fとの係
止が外れ、図15に示す状態となる。
は、上述したようにクリックストップ機構を形成するク
リック用突片14がクリック溝6fに係合している状態
にある(図2,図12参照)。この状態において、上記
レンズカバー6に対して強い力の外力が加えられたとす
ると、上記クリック用突片14とクリック溝6fとの係
止が外れ、図15に示す状態となる。
【0054】この場合において、レンズカバー6が更に
矢印F方向に回動すると、摺動部材5の前端側の角部5
dにレンズカバー6における突出部6bの外壁面が当接
する。すると、この時点から上記角部5dが支点となっ
て回動されることとなる。これによって軸受穴部6dと
支持軸11a,11bとの係合が外れ、レンズカバー6
と摺動部材5との結合状態は解除される。従ってレンズ
カバー6と摺動部材5との間の結合部が破損するような
ことはない。
矢印F方向に回動すると、摺動部材5の前端側の角部5
dにレンズカバー6における突出部6bの外壁面が当接
する。すると、この時点から上記角部5dが支点となっ
て回動されることとなる。これによって軸受穴部6dと
支持軸11a,11bとの係合が外れ、レンズカバー6
と摺動部材5との結合状態は解除される。従ってレンズ
カバー6と摺動部材5との間の結合部が破損するような
ことはない。
【0055】なお、レンズカバー6が摺動部材5から外
れた状態において、撮影者が例えば過誤によりレンズカ
バー6のみを保持してカメラ本体1をぶら下げて、レン
ズカバー6に過大な外力を加えてしまった場合でも、本
実施形態のカメラにおいては、上述したようにカバーゴ
ム7がカバー取付台4に確実に取り付けられている(図
3,図8,図9参照)ので、レンズカバー6とカメラ本
体1とが完全に分離していないので、カメラ本体1側の
みが落下してこれを破損してしまうという不具合は生じ
ない。
れた状態において、撮影者が例えば過誤によりレンズカ
バー6のみを保持してカメラ本体1をぶら下げて、レン
ズカバー6に過大な外力を加えてしまった場合でも、本
実施形態のカメラにおいては、上述したようにカバーゴ
ム7がカバー取付台4に確実に取り付けられている(図
3,図8,図9参照)ので、レンズカバー6とカメラ本
体1とが完全に分離していないので、カメラ本体1側の
みが落下してこれを破損してしまうという不具合は生じ
ない。
【0056】以上説明したように上記一実施形態のカメ
ラによれば、レンズ保持枠の前面にフィルター等を装着
したままの状態でも、何等支障なくレンズカバー6を閉
状態として撮影レンズ鏡筒2の前面を覆うことができる
ので、フィルターの有無に関わりなく、レンズカバー6
による保護が可能となる。
ラによれば、レンズ保持枠の前面にフィルター等を装着
したままの状態でも、何等支障なくレンズカバー6を閉
状態として撮影レンズ鏡筒2の前面を覆うことができる
ので、フィルターの有無に関わりなく、レンズカバー6
による保護が可能となる。
【0057】[付記]上記発明の実施形態によれば、以
下のような構成を有する発明を得ることができる。即
ち、 (1)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、少なくとも上記撮影レン
ズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、該前面を露呈する開位置
との間を、撮影レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に
設けられた支持軸を中心に回動して移動するレンズカバ
ーと、上記レンズカバーの支持軸を、撮影レンズの光軸
に沿って移動可能に支持する支持部材と、この支持部材
を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラ。 (2)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ光軸に対
して略垂直な面に平行に設けられた支持軸と、少なくと
も撮影レンズ前面を覆う閉位置と、撮影レンズ前面を露
呈する開位置との間を、上記支持軸を中心に回動して移
動するレンズカバーと、上記支持軸を撮影レンズの光軸
に沿って移動可能に支持する支持部材と、この支持部材
を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラ。 (3)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ鏡筒の外
周面近傍に、該外周面の接線方向に延びるよう設けられ
た支持軸と、この支持軸に軸支され、少なくとも上記撮
影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、該前面を露呈する
開位置との間を、上記支持軸を中心に回動して移動する
レンズカバーと、上記支持軸を撮影レンズの光軸に沿っ
て移動可能に支持する支持部材と、この支持部材を光軸
に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具備することを
特徴とするカメラ。 (4)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ鏡筒の外
周面近傍に、撮影レンズの光軸に対して略垂直に延びる
よう設けられた支持軸と、この支持軸に軸支され、少な
くとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、該前
面を露呈する開位置との間を、上記支持軸を中心に回動
して移動するレンズカバーと、上記支持軸を撮影レンズ
の光軸に沿って移動可能に支持する支持部材と、この支
持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具
備することを特徴とするカメラ。 (5)上記(1),(2),(3),(4)において、
上記レンズカバーの支持軸は、上記撮影レンズ鏡筒の前
面の底部近傍に設けられている。 (6)上記(1)、(2),(3),(4)において、
上記レンズカバーは、カメラ本体の一部と弾性部材によ
り連結されている。 (7)上記(6)において、上記弾性部材は、撮影レン
ズ鏡筒の前面における底部と連結されている。
下のような構成を有する発明を得ることができる。即
ち、 (1)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、少なくとも上記撮影レン
ズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、該前面を露呈する開位置
との間を、撮影レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に
設けられた支持軸を中心に回動して移動するレンズカバ
ーと、上記レンズカバーの支持軸を、撮影レンズの光軸
に沿って移動可能に支持する支持部材と、この支持部材
を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラ。 (2)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ光軸に対
して略垂直な面に平行に設けられた支持軸と、少なくと
も撮影レンズ前面を覆う閉位置と、撮影レンズ前面を露
呈する開位置との間を、上記支持軸を中心に回動して移
動するレンズカバーと、上記支持軸を撮影レンズの光軸
に沿って移動可能に支持する支持部材と、この支持部材
を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラ。 (3)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ鏡筒の外
周面近傍に、該外周面の接線方向に延びるよう設けられ
た支持軸と、この支持軸に軸支され、少なくとも上記撮
影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、該前面を露呈する
開位置との間を、上記支持軸を中心に回動して移動する
レンズカバーと、上記支持軸を撮影レンズの光軸に沿っ
て移動可能に支持する支持部材と、この支持部材を光軸
に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具備することを
特徴とするカメラ。 (4)非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し位置とに
移動可能な撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ鏡筒の外
周面近傍に、撮影レンズの光軸に対して略垂直に延びる
よう設けられた支持軸と、この支持軸に軸支され、少な
くとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、該前
面を露呈する開位置との間を、上記支持軸を中心に回動
して移動するレンズカバーと、上記支持軸を撮影レンズ
の光軸に沿って移動可能に支持する支持部材と、この支
持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段と、を具
備することを特徴とするカメラ。 (5)上記(1),(2),(3),(4)において、
上記レンズカバーの支持軸は、上記撮影レンズ鏡筒の前
面の底部近傍に設けられている。 (6)上記(1)、(2),(3),(4)において、
上記レンズカバーは、カメラ本体の一部と弾性部材によ
り連結されている。 (7)上記(6)において、上記弾性部材は、撮影レン
ズ鏡筒の前面における底部と連結されている。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、撮影
レンズ鏡筒の前面にフィルター等を装着したままの状態
でも、何等支障なくレンズカバーを閉状態として撮影レ
ンズ鏡筒の前面を覆うことができるので、フィルターの
有無に関わりなく、レンズカバーによる保護が可能とな
り、収納時にフィルターを外すという煩雑な操作が不必
要なものとなる。
レンズ鏡筒の前面にフィルター等を装着したままの状態
でも、何等支障なくレンズカバーを閉状態として撮影レ
ンズ鏡筒の前面を覆うことができるので、フィルターの
有無に関わりなく、レンズカバーによる保護が可能とな
り、収納時にフィルターを外すという煩雑な操作が不必
要なものとなる。
【図1】 本発明の一実施形態におけるカメラの非撮影
時の状態を示す概略斜視図。
時の状態を示す概略斜視図。
【図2】 図1のカメラにおける撮影時の状態を示す概
略斜視図。
略斜視図。
【図3】 図1のカメラにおけるレンズカバーを取り外
した状態を示す要部分解斜視図。
した状態を示す要部分解斜視図。
【図4】 図1のカメラにおけるレンズカバーとカバー
取付台とを結合する結合部材を取り出して示す要部拡大
斜視図。
取付台とを結合する結合部材を取り出して示す要部拡大
斜視図。
【図5】 図1のカメラにおけるレンズカバーとカバー
取付台との結合部を拡大して示す要部断面図。
取付台との結合部を拡大して示す要部断面図。
【図6】 図1のカメラにおけるレンズカバーの拡大縦
断面図。
断面図。
【図7】 図6中の一点鎖線A1−A2−A3−A4に
沿った断面図。
沿った断面図。
【図8】 図1のカメラにおけるカバーゴムとカバー取
付台との間の取付手段の概略構成を示す斜視図。
付台との間の取付手段の概略構成を示す斜視図。
【図9】 図1のカメラにおけるカバーゴムの取付部を
示す要部拡大斜視図。
示す要部拡大斜視図。
【図10】 図1のカメラにおけるカバーゴムとカバー
取付台との結合状態を示す拡大断面図。
取付台との結合状態を示す拡大断面図。
【図11】 図1のカメラにおけるレンズカバー近傍を
示す要部拡大断面図であって、レンズカバーが閉位置に
ある状態を示す図。
示す要部拡大断面図であって、レンズカバーが閉位置に
ある状態を示す図。
【図12】 図1のカメラにおけるレンズカバー近傍を
示す要部拡大断面図であって、レンズカバーが開位置に
ある状態を示す図。
示す要部拡大断面図であって、レンズカバーが開位置に
ある状態を示す図。
【図13】 図1のカメラにおいて、撮影レンズ鏡筒の
撮影レンズ筒の前面にフィルタを装着した場合であっ
て、カメラの非撮影時の状態のレンズカバー近傍を示す
洋舞拡大断面図。
撮影レンズ筒の前面にフィルタを装着した場合であっ
て、カメラの非撮影時の状態のレンズカバー近傍を示す
洋舞拡大断面図。
【図14】 図13の状態のカメラにおけるレンズカバ
ーのみを取り出して示すレンズカバーの断面図。
ーのみを取り出して示すレンズカバーの断面図。
【図15】 図1のカメラにおいてカバーが開状態にあ
る時に、レンズカバーに強い力量の外力が加えられた際
の状態を示す要部拡大断面図。
る時に、レンズカバーに強い力量の外力が加えられた際
の状態を示す要部拡大断面図。
2 撮影レンズ鏡筒 3 レンズ保持枠(撮影レンズ鏡筒) 5 摺動部材(支持部材) 6 レンズカバー 16 コイルばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 雅俊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し
位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、 少なくとも上記撮影レンズ鏡筒の前面を覆う閉位置と、
該前面を露呈する開位置との間を、撮影レンズ光軸に対
して略垂直な面に平行に設けられた支持軸を中心に回動
して移動するレンズカバーと、 上記レンズカバーの支持軸を、撮影レンズの光軸に沿っ
て移動可能に支持する支持部材と、 この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段
と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し
位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、 この撮影レンズ光軸に対して略垂直な面に平行に設けら
れた支持軸と、 少なくとも撮影レンズ前面を覆う閉位置と、撮影レンズ
前面を露呈する開位置との間を、上記支持軸を中心に回
動して移動するレンズカバーと、 上記支持軸を撮影レンズの光軸に沿って移動可能に支持
する支持部材と、 この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段
と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】 非撮影時の沈胴位置と撮影時の繰り出し
位置とに移動可能な撮影レンズ鏡筒と、 この撮影レンズ鏡筒の外周面近傍に、該外周面の接線方
向に延びるよう設けられた支持軸と、 この支持軸に軸支され、少なくとも上記撮影レンズ鏡筒
の前面を覆う閉位置と、該前面を露呈する開位置との間
を、上記支持軸を中心に回動して移動するレンズカバー
と、 上記支持軸を撮影レンズの光軸に沿って移動可能に支持
する支持部材と、 この支持部材を光軸に沿って後方に付勢する付勢手段
と、 を具備することを特徴とするカメラ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317697A JPH10282558A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | カメラ |
US09/050,339 US6132110A (en) | 1997-04-01 | 1998-03-30 | Pivotally mounted lens cover for a moveable lens barrel capable of being separated from the lens barrel upon the occurrence of an external force to protect the coupling mechanism from breakage |
US09/542,388 US6213654B1 (en) | 1997-04-01 | 2000-04-04 | Camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317697A JPH10282558A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282558A true JPH10282558A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=13794990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8317697A Withdrawn JPH10282558A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-02 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282558A (ja) |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP8317697A patent/JPH10282558A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |