JPH10282332A - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

カラーフィルタおよびその製造方法

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JPH10282332A
JPH10282332A JP10380897A JP10380897A JPH10282332A JP H10282332 A JPH10282332 A JP H10282332A JP 10380897 A JP10380897 A JP 10380897A JP 10380897 A JP10380897 A JP 10380897A JP H10282332 A JPH10282332 A JP H10282332A
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transparent conductive
columnar
substrate
color filter
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JP10380897A
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English (en)
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Kinji Matsushima
欽爾 松嶋
Ryutaro Harada
龍太郎 原田
Hiroyuki Matsui
博之 松井
Norihisa Moriya
徳久 守谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶層の厚み設定用としての柱状凸部を備
え、表示品質に優れたカラー液晶表示装置の製造を可能
とするカラーフィルタと、このカラーフィルタの製造方
法を提供する。 【解決手段】 少なくとも着色層の形成領域と柱状凸部
を覆うように透明導電層を形成した後、柱状凸部を覆う
透明導電層のうち少なくとも柱状凸部の上端面に存在す
る透明導電層を除去することによって、少なくとも上端
面には透明導電層が存在しないような複数の柱状凸部を
備えたカラーフィルタとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタおよ
びその製造方法に係り、特に表示品質に優れたカラー液
晶表示装置の製造が可能なカラーフィルタとその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フラットディスプレイとして、カ
ラーの液晶表示装置が注目されている。カラー液晶表示
装置の一例として、ブラックマトリックス、複数の色
(通常、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色)から
なる着色層、透明導電層(共通電極)および配向層を備
えたカラーフィルタと、薄膜トランジスタ(TFT素
子)、画素電極および配向層を備えたTFTアレイ基板
とを所定の間隙をもたせて向かい合わせ、この間隙部に
液晶材料を注入して液晶層としたものがある。このよう
なカラー液晶表示装置では、間隙部が液晶層の厚みその
ものであり、カラー液晶表示装置に要求される高速応答
性、高コントラスト比、広視野角等の良好な表示性能を
可能とするためには、液晶層の厚み、すなわち、カラー
フィルタとTFTアレイ基板の間隙距離を厳密に一定に
保持する必要がある。
【0003】従来、カラー液晶表示装置における液晶層
の厚みを決定する方法として、カラーフィルタとTFT
アレイ基板とを貼り合わせる時に、ガラスビーズやプラ
スチックビーズをスペーサーとして使用する方法があ
る。すなわち、カラーフィルタとTFTアレイ基板とを
貼り合わせる前に、所定の直径で粒径の揃ったガラスビ
ーズやプラスチックビーズをスペーサーとしてカラーフ
ィルタおよびTFTアレイのいずれか一方に散在させ、
その後、両基板の貼り合わせを行い、ガラスビーズやプ
ラスチックビーズの直径をもって両基板の間隙部の大き
さ、つまり、液晶層の厚みが決定される。
【0004】しかし、上述のようなカラーフィルタとT
FTアレイ基板との間隙部を形成する方法では、カラー
液晶表示装置の動作の上で次のような問題点が生じる。
【0005】まず、ガラスビーズやプラスチックビーズ
をスペーサーとして用いる場合、基板面上に散在させる
密度が適正で、かつ、基板面上に均一に分散されていな
ければ、カラー液晶表示装置の全面に亘って大きさが均
一な間隙部は形成されない。一般に、スペーサーの散在
量(密度)を増した場合、間隙部の厚みのばらつき偏差
は少なくなるが、散在量(密度)が多くなると表示画素
部上に存在するスペーサーの数も増し、表示画素部では
このスペーサーが液晶材料の異物となる。そして、スペ
ーサーの存在によって、配向膜で規制された液晶分子の
配向に乱れが生じたり、スペーサー周辺の液晶だけは電
圧のON、OFFによる配向制御が不能になる等の支障
がみられ、コントラスト比等の表示性能が低下するとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解消
するために、カラーフィルタに予め間隙(液晶層の厚
み)を決定する柱状凸部を形成しておくことが提案(特
開昭60−217337号、特開平2−298916号
等)されている。これらの提案では、カラーフィルタの
ブラックマトリックス上あるいは画素間の所定位置に設
けられた柱状凸部をスペーサーとするので、従来のビー
ズ状のスペーサーの散布が不要となり、特にブラックマ
トリックス上に形成した場合には、柱状凸部が画素表示
部に存在しないため液晶分子の配向に乱れを生じさせて
も表示性能に悪影響が及ばないことになる。そして、柱
状凸部は、例えば、着色層の形成と同時に、画素間の所
定の複数箇所にR、G、Bの3色の着色層を積層して形
成することができる。
【0007】しかし、上記のようなカラーフィルタを使
用したカラー液晶表示装置は、共通電極である透明導電
層と柱状凸部の層構成が問題となる。すなわち、カラー
フィルタの柱状凸部の形成部位において、基板上に着色
層、柱状凸部、透明導電層の順に積層されている場合、
柱状凸部の上端面にも透明導電層が存在することにな
る。このような柱状凸部がスペーサーとしてTFTアレ
イ基板上の電極部に強く押しつけられると、カラーフィ
ルタ側の透明導電層とTFTアレイ基板上の電極部との
間には両基板が有する配向層のみが存在することにな
る。しかし、配向層は膜厚数百Åの有機樹脂層であって
機械的強度が低いため、柱状凸部によって両配向層が突
き破られ、カラーフィルタ側の透明導電層とTFTアレ
イ基板上の電極部との電気的短絡等が生じ、液晶表示装
置の表示品質や信頼性、寿命に悪影響を及ぼすおそれが
ある。
【0008】上記の欠点を避けるために、カラーフィル
タの柱状凸部の形成部位において、基板上に着色層、透
明導電層、柱状凸部の順に積層した場合、電気的短絡の
問題はなくなるが、酸化インジウムスズ(ITO)等の
無機薄膜である透明導電層と有機質層である着色層や柱
状凸部との間の密着性に問題があり、また、有機質層で
ある着色層上に成膜する必要から比較的低温(200℃
程度)で成膜された透明導電層が脆弱であるという問題
がある。したがって、スペーサーである柱状凸部に大き
な機械的圧力が加わると、柱状凸部と透明導電層との界
面、あるいは、着色層と透明導電層との界面で透明導電
層の剥離が生じるおそれがある。このような剥離が生じ
ると、液晶表示装置の表示品質や信頼性、寿命に悪影響
を及ぼすことになり、このため、例えば、シランカップ
リング剤等を用いて透明導電層と着色層や柱状凸部との
密着性を向上させることが必要となり、工程数の増大を
来すという問題がある。
【0009】一方、カラーフィルタの柱状凸部の形成部
位において、基板上に透明導電層、着色層、柱状凸部の
順に積層した場合、電気的短絡の問題はなく、また、基
板上の直接形成される透明導電層は、通常300℃以上
の高温で成膜されるので、その機械的強度は十分なもの
となる。しかし、表示画素部において透明導電層を介し
て液晶に電圧を印加したとき、透明導電層上に絶縁性の
着色層が存在するため液晶に印加される実効的な電圧が
低下し、応答性の低下等の表示品質上の問題が生じる。
【0010】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、液晶層の厚み設定用としての柱状凸部
を備え、表示品質に優れたカラー液晶表示装置の製造を
可能とするカラーフィルタと、このカラーフィルタの製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のカラーフィルタは、基板と、該基板
上に所定のパターンで形成された複数色からなる着色層
と、前記基板上の複数の所定部位に形成された柱状凸部
と、前記着色層を覆い、かつ、少なくとも前記柱状凸部
の上端面を露出させるように形成された透明導電層とを
備えるような構成とした。
【0012】また、カラーフィルタの製造方法の第1の
発明は、基板上に所定のパターンで複数色からなる着色
層を形成する工程、前記基板上の複数の所定部位に柱状
凸部を形成する工程、少なくとも前記着色層の形成領域
と前記柱状凸部を覆うように透明導電層を形成する工
程、および、前記柱状凸部を覆う透明導電層のうち少な
くとも前記柱状凸部の上端面に存在する透明導電層を除
去する工程、を有するような構成とした。
【0013】さらに、カラーフィルタの製造方法の第2
の発明は、基板上に所定のパターンで複数色からなる着
色層を形成するとともに、前記基板上の複数の所定部位
に複数色の着色層を積層して柱状凸部を形成する工程、
少なくとも前記着色層の形成領域と前記柱状凸部を覆う
ように透明導電層を形成する工程、および、前記柱状凸
部を覆う透明導電層のうち少なくとも前記柱状凸部の上
端面に存在する透明導電層を除去する工程、を有するよ
うな構成とした。
【0014】このように本発明では、複数の柱状凸部
は、その上端面に透明導電層が存在することなく露出し
ているので、カラーフィルタをTFTアレイ基板と貼り
合わせた時に、この柱状凸部はカラーフィルタとTFT
アレイ基板との間に液晶層用の間隙を高い精度で形成す
るスペーサーとしての作用をなすとともに、透明導電層
とTFTアレイ基板上の電極部等との電気的短絡を生じ
ることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施形態に
ついて図面を参照して説明する。本発明のカラーフィルタの第1実施形態 図1は本発明のカラーフィルタの実施形態の一例を示す
部分平面図であり、図2はA−A線における縦断面図で
ある。図1および図2において、本発明のカラーフィル
タ1は、基板2と、この基板2上に形成されたブラック
マトリックス3および着色層5を備え、ブラックマトリ
ックス3の所定の複数の箇所(図1では5箇所)には柱
状凸部6が形成されており、さらに、ブラックマトリッ
クス3、着色層5および柱状凸部6を覆うように透明導
電層8(図1に斜線で示されている)が設けられてい
る。そして、上記の柱状凸部6の上端面6aおよび側壁
部6bが透明導電層8に覆われることなく露出した構造
となっている。尚、本発明では柱状凸部の上端形状が平
面ではなく先鋭である場合の頂点も上端面に含むもので
ある。
【0016】着色層5は、赤色パターン5R、緑色パタ
ーン5Gおよび青色パターン5Bが所望のパターン形状
で配列されてなり、ブラックマトリックス3は各着色パ
ターンからなる表示画素部の間および着色層5の形成領
域の外側に設けられている。
【0017】柱状凸部6は、着色層5よりも2〜10μ
m程度の範囲で突出しており、この突出量はカラー液晶
表示装置の液晶層に要求される厚み等から適宜設定する
ことができる。また、柱状凸部6の形成密度は、液晶層
の厚みムラ、開口率、柱状凸部6の形状、材質等を考慮
して適宜設定することができるが、例えば、着色層5を
構成する赤色パターン5R、緑色パターン5Gおよび青
色パターン5Bの1組に1個の割合で必要十分なスペー
サー機能を発現する。このような柱状凸部6の形状は、
図示例では截頭錐体形状となっているが、これに限定さ
れるものではなく、角柱形状、円柱形状等であってもよ
く、柱状凸部6は、例えば、ポジ型あるいはネガ型の感
光性レジスト層を硬化させて形成することができる。ま
た、各着色層を形成するときに、特定位置に着色層を重
ね合わせることで柱状凸部6を形成することができる。
尚、柱状凸部6は、その上端面6aのみが透明導電層8
に覆われることなく露出した構造であってもよい。
【0018】上記の柱状凸部6を備える本発明のカラー
フィルタ1に、柱状凸部6および透明導電層8を覆うよ
うに配向層を設けて配向処理(ラビング)した後、TF
Tアレイ基板と貼り合わせた場合、柱状凸部6がカラー
フィルタ1とTFTアレイ基板との間に間隙を形成す
る。そして、柱状凸部6は、その上端面6aが透明導電
層8に覆われることなく露出しているので、柱状凸部6
とTFTアレイ基板間に存在する配向層が破壊されたと
しても、透明導電層8とTFTアレイ基板上の電極部等
との電気的短絡を生じることがない。また、従来のスペ
ーサーとしてガラスビーズやプラスチックビーズを使用
した場合に比べて、両基板の間隙精度は極めて高いもの
となり、画素部分には柱状凸部6が存在しないため、表
示領域の面積低下による開口率の低下を生じることがな
い。
【0019】上記のカラーフィルタ1を構成する基板2
としては、石英ガラス、パイレックスガラス、合成石英
板等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹
脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフ
レキシブル材を用いることができる。この中で特にコー
ニング社製7059ガラスは、熱膨脹率の小さい素材で
あり寸法安定性および高温加熱処理における作業性に優
れ、また、ガラス中にアルカリ成分を含まない無アルカ
リガラスであるため、アクティブマトリックス方式によ
るカラー液晶表示装置用のカラーフィルタに適してい
る。
【0020】また、カラーフィルタ1を構成するブラッ
クマトリックス3は、スパッタリング法、真空蒸着法等
により厚み1000〜2000Å程度のクロム等の金属
薄膜を形成し、この薄膜をパターニングして形成したも
の、カーボン微粒子、金属酸化物等の遮光性粒子を含有
させたポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等
の樹脂層を形成し、この樹脂層を感光性樹脂でパターニ
ングしてエッチング、剥離により形成したもの、カーボ
ン微粒子、金属酸化物等の遮光性粒子を含有させた感光
性樹脂層を形成し、この感光性樹脂層をパターニングし
て形成したもの等、いずれであってもよい。
【0021】また、着色層5は、所望の着色材を含有し
た感光性樹脂を使用した顔料分散法により形成すること
ができ、さらに、印刷法、電着法、電解ミセル法等の公
知の方法により形成することができる。また、着色層5
を、例えば、赤色パターン5Rが最も薄く、緑色パター
ン5G、青色パターン5Bの順に厚くすることにより、
着色層5の各色ごとに光学的に最適な液晶厚みを設定す
る、いわゆるマルチギャップカラーフィルタとしてもよ
い。
【0022】また、透明導電膜8は、酸化インジウムス
ズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(Sn
O)等、およびその合金等を用いて、スパッタリング
法、真空蒸着法、CVD法等の一般的な成膜方法により
形成されたものである。このような透明導電膜8の厚み
は、0.01〜1μm、好ましくは0.03〜0.5μ
m程度である。
【0023】尚、本発明のカラーフィルタは、ブラック
マトリックス3を備えず、例えば、基板2の着色層非形
成領域の所定箇所に上述の柱状凸部6を直接形成したも
の、非画素部分の着色層上に上述の柱状凸部6を形成し
たもの等であってもよい。また、本発明のカラーフィル
タは、着色層5上に酸素遮断膜を備えてもよい。酸素遮
断膜としてはポリビニルアルコールが通常用いられる。
また、本発明のカラーフィルタは、着色層5上に酸素遮
断性をもつ感光性樹脂を用いて形成した酸素遮断膜を備
えるものでもよい。この場合は、特に着色層を積層する
ことにより柱状凸部を形成することが好ましい。つま
り、パターニングされた酸素遮断膜も柱状凸部の形成に
寄与できるからである。酸素遮断性をもつ感光性樹脂と
しては、たとえば、ポリビニルアルコール、アクリレー
ト系コポリマー等にスチリルピリジニウム基、スチルバ
ゾール塩等をペンダント化させた樹脂等を使用すること
ができる。カラーフィルタ製造方法の第1の発明 次に、カラーフィルタ製造方法の第1の発明の実施形態
について、図1および図2に示されたカラーフィルタ1
を例に図3および図4を参照しながら説明する。
【0024】本発明のカラーフィルタの製造方法では、
まず、基板2上に遮光層3´を形成し、さらに、この遮
光層3´上に感光性レジスト層4を形成する。遮光層3
´は、スパッタリング法、真空蒸着法等により形成した
クロム等の金属薄膜、カーボン微粒子、金属酸化物等の
遮光性粒子を含有した樹脂層等いずれであってもよい。
また、感光性レジスト層4は、公知のポジ型およびネガ
型の感光性レジストを用いて形成することができる。図
示例では、ポジ型感光性レジストを使用した場合につい
て説明する。次に、上記の感光性レジスト層4をブラッ
クマトリックス用のフォトマスクMを介して露光し(図
3(A))、現像する。そして、現像により露出した遮
光層3´をエッチングし、残存する感光性レジスト層4
を除去することによって、ブラックマトリックス3を形
成する(図3(B))。
【0025】次に、着色層5を形成する。まず、ブラッ
クマトリックス3を覆うように基板2上に赤色着色材を
含有した赤色感光性樹脂層を形成し、所定のフォトマス
クを介して上記の赤色感光性樹脂層を露光して現像を行
うことにより、基板2上の赤色パターン形成領域に赤色
パターン5Rが形成される(図3(C))。以下、同様
に、基板2上の緑色パターン形成領域に緑色パターン5
Gを形成し、さらに、基板2上の青色パターン形成領域
に青色パターン5Bを形成する(図3(D))。
【0026】次に、柱状凸部6を形成する。まず、ブラ
ックマトリックス3および着色層5を覆うように感光性
レジスト層6´を形成する。この感光性レジスト層6´
は公知のポジ型およびネガ型の感光性レジストを塗布す
ることにより形成することができ、厚みは柱状凸部6に
要求される高さに応じて適宜設定することができる。図
示例では、ネガ型感光性レジストを使用した場合につい
て説明する。次に、上記の感光性レジスト層6´を柱状
凸部形成用のフォトマスクM´を介して露光し(図4
(A))、現像することにより、ブラックマトリックス
3上の所定箇所に柱状凸部6を形成する(図4
(B))。
【0027】次に、ブラックマトリックス3、着色層5
および柱状凸部6を覆うように透明導電層8を形成する
(図4(C))。この透明導電層8は、上述のように酸
化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸
化スズ(SnO)等、およびその合金等を用いて、スパ
ッタリング法、真空蒸着法、CVD法等の一般的な成膜
方法により形成することができる。透明導電層8は、基
板2の全面に形成してもよく、また、画像表示領域を含
む所定領域のみに形成し、TFTアレイ基板との貼り合
わせ領域には形成しないようにしてもよい。
【0028】次に、柱状凸部6の上端面6aおよび側壁
部6bに存在する透明導電層8を除去する。これは、ま
ず、透明導電層8を覆うように感光性レジスト層9(図
示例ではポジ型感光性レジストを使用)を形成し、この
感光性レジスト層9を所定のフォトマスクM″を介して
露光(図4(D))、現像する。そして、現像により露
出した透明導電層8(柱状凸部6を覆う透明導電層8)
をエッチングして除去することによって、柱状凸部6の
上端面6aと側壁部6bを露出させた後、レジスト層9
を剥離除去する。これにより、本発明のカラーフィルタ
1が得られる(図4(E))。
【0029】尚、上述の実施形態では、着色層5は顔料
分散法により形成されるが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、印刷法、転写法等を用いること
ができ、また、基板2上に予め透明導電膜を形成して電
着法を用いることもできる。
【0030】また、柱状凸部6の上端面6aに存在する
透明導電層8の除去処理を、後述するカラーフィルタ製
造方法の第2の発明と同様に、研磨用テープ等を用いた
研磨方法により行ってもよい。本発明のカラーフィルタの第2実施形態 図5は本発明のカラーフィルタの実施形態の他の例を示
す部分平面図であり、図6はB−B線における縦断面図
である。図5および図6において、本発明のカラーフィ
ルタ11は、基板12と、この基板12上に形成された
ブラックマトリックス13および着色層15を備え、ブ
ラックマトリックス13の所定の複数の箇所(図5では
5箇所)には柱状凸部16が形成されており、さらに、
ブラックマトリックス13、着色層15および柱状凸部
16を覆うように透明導電層18(図5に斜線で示され
ている部分)が設けられている。そして、上記の柱状凸
部16は着色層17R、17G、17Bが積層されたも
のであり、この柱状凸部16の上端面16aが透明導電
層18に覆われることなく露出し、柱状凸部16の側壁
部が透明導電層18に覆われた構造となっている。
【0031】着色層15は、赤色パターン15R、緑色
パターン15Gおよび青色パターン15Bが所望のパタ
ーン形状で配列されてなり、ブラックマトリックス13
は各着色パターンからなる表示画素部の間および着色層
15の形成領域の外側に設けられている。
【0032】柱状凸部16は、着色層15よりも2〜1
0μm程度の範囲で突出しており、この突出量はカラー
液晶表示装置の液晶層に要求される厚み等から適宜設定
することができる。また、柱状凸部16の形成密度は、
液晶層の厚みムラ、開口率、柱状凸部6の形状、材質等
を考慮して適宜設定することができるが、例えば、着色
層15を構成する赤色パターン15R、緑色パターン1
5Gおよび青色パターン15Bの1組に1個の割合で必
要十分なスペーサー機能を発現する。このような柱状凸
部16の形状は、図示例では截頭錐体形状となっている
が、これに限定されるものではなく、角柱形状、円柱形
状等であってもよい。
【0033】上記の柱状凸部16を備える本発明のカラ
ーフィルタ11に、柱状凸部16および透明導電層18
を覆うように配向層を設けて配向処理(ラビング)した
後、TFTアレイ基板と貼り合わせた場合、柱状凸部1
6がカラーフィルタ11とTFTアレイ基板との間に間
隙を形成する。そして、柱状凸部16は、その上端面1
6aが透明導電層18に覆われることなく露出している
ので、柱状凸部16とTFTアレイ基板間に存在する配
向層が破壊されたとしても、透明導電層18とTFTア
レイ基板上の電極部等との電気的短絡を生じることがな
い。また、従来のスペーサーとしてガラスビーズやプラ
スチックビーズを使用した場合に比べて、両基板の間隙
精度は極めて高いものとなり、画素部分には柱状凸部1
6が存在しないため、表示領域の面積低下による開口率
の低下を生じることがない。
【0034】上記のカラーフィルタ11を構成する基板
12としては、上述のカラーフィルタ1を構成する基板
2と同様の材料を用いることができる。
【0035】また、カラーフィルタ11を構成するブラ
ックマトリックス13は、上述のカラーフィルタ1を構
成するブラックマトリックス3と同様にして形成するこ
とができる。
【0036】着色層15、および、柱状凸部16を構成
する着色層17R、17G、17Bは、所望の着色材を
含有した感光性樹脂を使用した顔料分散法により形成す
ることができ、さらに、印刷法、電着法、転写法等の公
知の方法によっても形成することができる。例えば、顔
料分散法の場合、アクリレート系コポリマーとアクリレ
ート系モノマーと多官能アクリレートモノマーと光ラジ
カル発生剤との混合物からなる感光性樹脂等を使用する
ことにより、ダレのないシャープな形状の柱状凸部16
を形成することができる。また、着色層15を、例え
ば、赤色パターン15Rが最も薄く、緑色パターン15
G、青色パターン15Bの順に厚くすることにより、着
色層15の各色ごとに光学的に最適な液晶層厚みを設定
するようにしてもよい。
【0037】さらに、透明導電層18は、上述のカラー
フィルタ1を構成する透明導電層8と同様にして形成す
ることができる。
【0038】尚、本発明のカラーフィルタは、ブラック
マトリックス13を備えず、例えば、基板12の非画素
領域の所定箇所に上述の柱状凸部16を直接形成したも
の、非画素領域の着色層上に上述の柱状凸部16を形成
したもの等であってもよい。また、本発明のカラーフィ
ルタは、着色層15上に、酸素遮断性をもつ公知の感光
性樹脂を用いて形成した酸素遮断層を備えるものでもよ
く、さらに、柱状凸部16を構成する各着色層17R、
17G、17B上に酸素遮断層を備えるものでもよい。カラーフィルタ製造方法の第2の発明 次に、カラーフィルタ製造方法の第2の発明の実施形態
について、図5および図6に示されたカラーフィルタ1
1を例に図7を参照しながら説明する。
【0039】まず、上述のカラーフィルタ製造方法の第
1の発明と同様にして、基板12上にブラックマトリッ
クス13を形成する(図7(A))。
【0040】次に、着色層15と柱状凸部16とを形成
する。まず、ブラックマトリックス13を覆うように基
板12上に赤色着色材を含有した赤色感光性樹脂層を形
成し、所定のフォトマスクを介して上記の赤色感光性樹
脂層を露光する。この露光においては、ブラックマトリ
ックス13の非形成領域内の赤色パターン15Rの形成
領域と、柱状凸部16を形成する箇所のブラックマトリ
ックス13上とに赤色の着色層が形成されるような露光
が行われる。次いで現像を行うことにより、基板12の
赤色パターン形成領域に赤色パターン15Rが形成され
るとともに、ブラックマトリックス13の所定箇所に赤
色着色層17Rが形成される(図7(B))。以下、同
様に、基板12上の緑色パターン形成領域に緑色パター
ン15Gを形成するとともに、柱状凸部16用の赤色着
色層17R上に緑色着色層17Gを積層し、その後、基
板12上の青色パターン形成領域に青色パターン15B
を形成するとともに、柱状凸部16用の緑色着色層17
G上に青色着色層17Bを積層する。これにより、赤色
パターン15R、緑色パターン15Gおよび青色パター
ン15Bからなる着色層15が形成され、同時に、ブラ
ックマトリックス13の所定箇所に着色層17R、17
G、17Bが積層された柱状凸部16が形成される(図
7(C))。
【0041】次に、ブラックマトリックス13、着色層
15および柱状凸部16を覆うように透明導電層18を
形成する(図7(D))。この透明導電層18は、酸化
インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化
スズ(SnO)等、およびその合金等を用いて、スパッ
タリング法、真空蒸着法、CVD法等の一般的な成膜方
法により形成することができる。透明導電層18は、基
板12の全面に形成してもよく、また、画像表示領域を
含む所定領域のみに形成し、TFTアレイ基板との貼り
合わせ領域には形成しないようにしてもよい。
【0042】次に、柱状凸部16の上端面16aに存在
する透明導電層18を研磨により除去する。透明導電層
18の研磨除去は、例えば、酸化セリウム等の懸濁液を
使用する方法、アルミナ粉末等の研磨剤をバインダ樹脂
とともにフィルム上に塗布して構成された研磨用テープ
を使用する方法等が挙げられるが、後者の方法が洗浄処
理等の点で簡便であり好ましい。研磨用テープを用いた
研磨は、例えば、研磨用テープを装着した定盤を柱状凸
部6上で摺動させることにより行うことができる。この
ような研磨除去処理により柱状凸部16の上端面16a
を露出されるとともに、柱状凸部16の高さがより均一
なものとされる。これにより、本発明のカラーフィルタ
11が得られる(図7(E))。
【0043】尚、上述の実施形態では、着色層15の形
成、および、柱状凸部16を構成する着色層17R、1
7G、17Bの形成は、顔料分散法により形成される
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
印刷法、転写法等を用いることができ、また、基板12
上に予め透明導電膜を形成して電着法を用いることもで
きる。
【0044】また、柱状凸部16の上端面16aに存在
する透明導電層18の研磨除去処理を、上述のカラーフ
ィルタ製造方法の第1の発明と同様に、感光性レジスト
を用いたエッチングにより行ってもよい。
【0045】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1)カラーフィルタ用の基板として、300m
m×400mm、厚さ1.1mmのガラス基板(コーニ
ング社製7059ガラス)を準備した。この基板を定法
にしたがって洗浄した後、基板の片側全面にスパッタリ
ング法により金属クロムからなる遮光層(厚さ0.1μ
m)を成膜した。次いで、この遮光層に対して、通常の
フォトリソグラフィー法によって感光性レジスト塗布、
マスク露光、現像、エッチング、レジスト層剥離を行っ
てブラックマトリックスを形成した。(図3(A)、
(B)に相当) 次に、ブラックマトリックスが形成された基板全面に、
赤色パターン用の感光性着色材料(富士ハントエレクト
ロニクス(株)製カラーモザイクCRY)をスピンコー
ト法により塗布して赤色感光性樹脂層(厚み2.0μ
m)を形成し、プレベーク(85℃、5分間)を行っ
た。次いで、この赤色感光性樹脂層上に酸素遮断性をも
つ感光性樹脂(富士ハントエレクトロニクス(株)製酸
素遮断膜CP)をスピンコート法により塗布して酸素遮
断性塗布膜(厚み1.0μm)を形成し、プレベークを
行った。その後、所定の着色パターン用フォトマスクを
用いて赤色感光性樹脂層と酸素遮断性塗布膜とをアライ
メント露光し、現像液(富士ハントエレクトロニクス
(株)製カラーモザイク用現像液CDの希釈液)にて現
像を行い、次いで、ポストベーク(200℃、30分
間)を行って、ブラックマトリックスパターンに対して
所定の位置に赤色パターンを形成した。
【0046】同様に、緑色パターン用の感光性着色材料
(富士ハントエレクトロニクス(株)製カラーモザイク
CGY)を用いて、ブラックマトリックスパターンに対
して所定の位置に緑色パターンを形成した。さらに、青
色パターン用の感光性着色材料(富士ハントエレクトロ
ニクス(株)製カラーモザイクCBY)を用いて、ブラ
ックマトリックスパターンに対して所定の位置に青色パ
ターンを形成した。(図3(C)、(D)に相当) 次に、着色層が形成された基板上に下記組成の光重合性
透明樹脂をスピンコート法により塗布(膜厚5μm)
し、プレベーク(90℃、3分間)を行った。
【0047】 光重合性透明樹脂の組成 ・光重合性アクリレートオリゴマー … 50重量部 o−クレゾールノボラックエポキシアクリレート (分子量1500〜2000) ・多官能性モノマー … 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬(株)製DPHA) ・重合開始剤(チバガイギー社製イルガキュア907)… 2重量部 ・エチルセロソルブアセテート …200重量部 次いで、柱状凸部の形成位置に所定形状の開口部を設け
たフォトマスクを介して光重合性透明樹脂の塗布膜をア
ライメント露光した後、現像液(1,1,2,2 テトラクロロ
エタン)中に基板を1分間浸漬して光重合性透明樹脂塗
布膜の非露光部を溶解除去し、さらに、クリーンオーブ
ン中でポストベーク(200℃、30分間)を行って透
明樹脂からなる柱状凸部(高さ4.5μm)をブラック
マトリックス上に形成した。(図4(B)に相当) 次に、ブラックマトリックス、着色層および柱状凸部を
覆うように下記条件でスパッタリング法により透明導電
層(厚さ0.15μm)を形成した。(図4(C)に相
当)スパッタリング条件 ・装 置 :DCマグネトロンスパッタリング装置 ・基板温度 :200℃ ・放電ガス :アルゴン、酸素 ・ターゲット:酸化インジウムスズ(ITO) 次いで、上記の透明導電層上にスピンコート法にてポジ
型感光性レジスト(東京応化工業(株)製OFPR80
0)を塗布(膜厚0.5μm)し、プレベーク(80
℃、3分間)を行った後、柱状凸部の形成位置とカラー
フィルタ周辺部のTFTアレイ基板との貼り合わせ領域
に所定形状の開口部を設けたフォトマスクを介してアラ
イメント露光を行った。(図4(D)に相当) 次に、現像を行った後、露出した透明導電層に対して塩
酸/塩化第二鉄水溶液にてエッチングを行い、次いで水
酸化ナトリウム水溶液にてレジストの剥離を行った。こ
れにより、図1および図2に示されるような構造のカラ
ーフィルタを得た。
【0048】この柱状凸部を備えたカラーフィルタにポ
リイミド配向層を設けて配向処理(ラビング)した後、
エポキシ樹脂系シール剤を用いてTFTアレイ基板と貼
り合わせ、TN型液晶をカラーフィルタとTFTアレイ
基板との間の間隙部に封入した。作製した液晶表示装置
は、表示面全体に均一な間隙が保持されているので、色
ムラ等を生じることなく良好な表示品質が得られ、ま
た、カラーフィルタの透明導電層とTFTアレイ基板上
の電極部等との電気的短絡を生じることがなく信頼性も
良好であった。 (実施例2)まず、実施例1と同様にして、基板上にブ
ラックマトリックスを形成した。
【0049】次に、実施例1と同様にして、ブラックマ
トリックスパターンに対して所定の位置に赤色パター
ン、緑色パターンおよび青色パターンを形成し、これと
同時に、ブラックマトリックス上の柱状凸部形成部位に
赤色着色層、緑色着色層および青色着色層を積層して柱
状凸部(高さ4.5μm)を形成した。(図7(C)に
相当) 次に、カラーフィルタ周辺部のTFTアレイ基板との貼
り合わせ領域を金属製額縁状マスクで遮蔽しながら、ブ
ラックマトリックス、着色層および柱状凸部を覆うよう
に実施例1と同様にスパッタリング法により透明導電層
(厚さ0.15μm)を形成した。(図7(D)に相
当) 次いで、ポリエチレンテレフタレートフィルム上にアル
ミナ粉末研磨剤含有樹脂を塗布して作成した10000
番の研磨用テープを使用し、巻き取り機能を有する研磨
機に研磨用テープを充填し、線接触によりカラーフィル
タ表面を研磨することによって、柱状凸部の上端面に存
在する透明導電層を除去した。これにより、図5および
図6に示されるような構造のカラーフィルタを得た。
【0050】この柱状凸部を備えたカラーフィルタを用
いて実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。こ
の液晶表示装置は、表示面全体に均一な間隙が保持され
ているので、色ムラ等を生じることなく良好な表示品質
が得られ、また、カラーフィルタの透明導電層とTFT
アレイ基板上のTFT電極部等との電気的短絡を生じる
ことがなく信頼性も良好であった。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればカ
ラーフィルタは、基板上の備えられている複数の柱状凸
部が、その上端面に透明導電層が存在せず露出している
ので、カラーフィルタをTFTアレイ基板と貼り合わせ
た時に、この柱状凸部によってカラーフィルタとTFT
アレイ基板との間に均一で高精度の液晶層用の間隙が形
成されるとともに、カラーフィルタの透明導電層とTF
Tアレイ基板上のTFT電極部等との電気的短絡を生じ
ることがないので、均一な厚みの液晶層を備え、輝度ム
ラ、色ムラがなくコントラスト比、応答性等の表示品質
に優れ信頼性の高いカラー液晶表示装置が可能となり、
また、少なくとも着色層の形成領域と柱状凸部を覆うよ
うに透明導電層を形成した後、柱状凸部を覆う透明導電
層のうち少なくとも柱状凸部の上端面に存在する透明導
電層を除去することによって上記の柱状凸部を構成する
ので、工程が簡便であり、特に柱状凸部の上端面に存在
する透明導電層を研磨テープで除去する場合には、柱状
凸部の高さをより均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの実施形態の一例を示
す部分平面図である。
【図2】図1に示された本発明のカラーフィルタのA−
A線における縦断面図である。
【図3】本発明のカラーフィルタの製造方法の一例を説
明するための工程図である。
【図4】本発明のカラーフィルタの製造方法の一例を説
明するための工程図である。
【図5】本発明のカラーフィルタの他の実施形態を示す
部分平面図である。
【図6】図5に示された本発明のカラーフィルタのB−
B線における縦断面図である。
【図7】本発明のカラーフィルタの製造方法の他の例を
説明するための工程図である。
【符号の説明】
1,11…カラーフィルタ 2,12…基板 3,13…ブラックマトリックス 5,15…着色層 6,16…柱状凸部 17R,17G,17B…柱状凸部を構成する着色層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守谷 徳久 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に所定のパターンで形
    成された複数色からなる着色層と、前記基板上の複数の
    所定部位に形成された柱状凸部と、前記着色層を覆い、
    かつ、少なくとも前記柱状凸部の上端面を露出させるよ
    うに形成された透明導電層とを備えることを特徴とする
    カラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 基板上に所定のパターンで複数色からな
    る着色層を形成する工程、前記基板上の複数の所定部位
    に柱状凸部を形成する工程、少なくとも前記着色層の形
    成領域と前記柱状凸部を覆うように透明導電層を形成す
    る工程、および、前記柱状凸部を覆う透明導電層のうち
    少なくとも前記柱状凸部の上端面に存在する透明導電層
    を除去する工程、を有することを特徴とするカラーフィ
    ルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に所定のパターンで複数色からな
    る着色層を形成するとともに、前記基板上の複数の所定
    部位に複数色の着色層を積層して柱状凸部を形成する工
    程、少なくとも前記着色層の形成領域と前記柱状凸部を
    覆うように透明導電層を形成する工程、および、前記柱
    状凸部を覆う透明導電層のうち少なくとも前記柱状凸部
    の上端面に存在する透明導電層を除去する工程、を有す
    ることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009216978A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置、電子機器、カラーフィルタ基板及び製造方法
JP2010101935A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ及び液晶表示装置

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JP2009216978A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置、電子機器、カラーフィルタ基板及び製造方法
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