JPH10282079A - 分取液体クロマトグラフィ - Google Patents
分取液体クロマトグラフィInfo
- Publication number
- JPH10282079A JPH10282079A JP9105108A JP10510897A JPH10282079A JP H10282079 A JPH10282079 A JP H10282079A JP 9105108 A JP9105108 A JP 9105108A JP 10510897 A JP10510897 A JP 10510897A JP H10282079 A JPH10282079 A JP H10282079A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- columns
- switching valve
- flow path
- series
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Abstract
トグラフィでは多数のカラムの使用を必要とする場合が
あるが、使い捨て式とすると交換のための時間、洗浄再
利用式とすると洗浄のための時間がいずれも必要であ
り、交換作業のミスや洗浄不良等の問題もあって高能率
な分取を可能とする装置がなかった。 【解決手段】 カラムを複数本とし、個々のカラムは注
入液に並列に接続された並列流路と、全てのカラムを直
列に接続する直列流路とを有しており、且つ、各並列流
路又は直列流路のいずれかを選択する切換弁を具備して
いる。
Description
を可能とする液体クロマトグラフィの構造に関するもの
である。
分離を行なう方法は、基本的には試料分析を目的とする
ものであっても、特定成分の分取を目的とするものであ
っても同様の原理に基づいている。但し、分取目的の装
置の場合には、多量の試料を精度良く短時間で得る必要
があるため、装置の形態は異なるものとなる。
比較にならないほど多いので、分取用のカラムの径は分
析用に比して格段に大きく構成されるのが一般的であ
る。
のカラムを利用してもなお充分でない場合が多いし、複
数種の試料の分離を1つのカラムによって行なうことも
しばしばある。そうした場合カラムを洗浄する必要があ
るが、少なくとも洗浄液を注入している間は、分取作業
は中断され、作業能率という点で劣ることになる。ま
た、時としてカラムを洗浄せずこれを使い捨てする場合
もあるが、コスト高になるし、そのためのカラム交換作
業時に付随する脱気処理作業にも一定の時間とコストが
必要となる。そこで本分野では、カラムを使い捨てとす
る方式であっても、洗浄工程を付加し繰り返し使用する
方式であっても、共に利便性の高い液体クロマトグラフ
ィの出現が待たれていた。
諸点に鑑み鋭意研究の結果遂に本発明を成したものであ
りその特徴とするところは、複数本のカラムを有し、個
々のカラムは注入液に並列に接続された並列流路と、全
てのカラムを直列に接続する直列流路とを有しており、
且つ、各並列流路又は直列流路のいずれかを選択する切
換弁を具備した点にある。
試料及び溶離液と個々のカラムをそれぞれ接続する並列
流路以外に「全てのカラムを直列に接続する流路」を具
備している。そのため装置の稼働に先立って行なう脱気
処理が、1回の注入操作で完了し得ることになり、個別
に行なう場合に比して極めて効率の良いものである。さ
らにこの直列流路を試料流路として利用すれば、カラム
長が大きくなり分離度が向上する。
り換えるための弁である。カラム本数がn本であるな
ら、直列流路は1本、並列流路はn本存在するのが普通
であるが、切換弁はこの(n+1)本の流路中一つを選
択できるものである。なお、この「切換弁」の具体的な
構造は、本発明において特には限定しないものとする。
例えば、各カラムのIN側同士、OUT側同士を夫々1
ヶ所の弁に集中させ、個々の弁がカラムの選択ができる
ようにしておき、これとは別に、第一のカラムのOUT
側と第二のカラムのIN側、第二のカラムのOUT側と
第三のカラムのIN側、という形で接続された流路の開
閉を担当する弁を設けておくと、これらの弁によって、
時間的なロスがなくしかも経済的な装置となる。また、
カラム本数が複数であるということは、2本以上であれ
ば良いわけであるが、実際には5〜15本程度が、取扱
い性、経済性に優れた最適な本数である。
全てを示すものであり、分取の対象となっている試料、
この試料を分離させるための溶媒、カラム洗浄液、など
がこれに該当する。
明する。
ラフィ1(以下本発明装置1いう)の原理を概略的に示
したものである。本例の本発明装置1には、カラム2
1、22、23という3本のカラムが備わっている。ま
た、それぞれのカラムのIN側(「試料」が注入される
側、であって洗浄液のように逆方向から注入される可能
性のある注入液の場合には「IN」「OUT」が反対と
なる場合がある)から延出されたチューブ31、32、
33は1ヶ所にまとめられ、ここでIN側流路切換弁4
を介して注入チューブ5に接続される。このIN側流路
切換弁4により、注入チューブ5からの注入液は、チュ
ーブ31、32、33のいずれか一方に流入することに
なる。
出するチューブ61、62、63についても1ヶ所にま
とめられ、ここでOUT側流路切換弁7を介して排出チ
ューブ8に接続される。このOUT側流路切換弁7は、
注入液を排出したカラム側に開くように設定されてい
る。
のIN側とを接続するIN−OUT接続チューブ91、
及び、カラム22のOUT側とカラム23のIN側とを
接続するIN−OUT接続チューブ92を設けておき、
これらのチューブの開閉を担当する並直切換弁10も付
設している。これらの存在によって、本発明装置1は複
数本のカラムを直列に接続する流路を有することにな
る。なお本例の並直切換弁10は、接続チューブ91、
92の開閉を個別に設定できないものであるので「開」
とした場合には注入チューブ5からの注入液は、カラム
21、22、23を次々と経由して排出チューブ8に至
ることになるが、並直切換弁10の構造を変更し、複数
本のカラムの中の何本かだけを選択しこれらを流通する
直列流路が構成されるようにしても良い。
流路切換弁7、並直切換弁10をどのような方法で切り
換えるかについては、本発明で限定するものではない。
しかし、図示した例の本発明装置1の場合で説明する
と、設定できる流路は、個々のカラムを介して注入チュ
ーブ5と排出チューブ8とを結ぶ3種の流路と、全ての
カラムを結ぶ流路1種、合わせて4種類ということにな
る。(勿論カラムが増えればその数だけ種類は増える)
する場合には、IN側流路切換弁4とOUT側流路切換
弁7はいずれも選択するカラム側に入れ、並直切換弁1
0はどの場合にも「閉」に入れることになる。直列流路
を選択する場合には、IN側流路切換弁4はカラム21
側に入れ、OUT側流路切換弁7はカラム23側に入
れ、並直切換弁10は「開」に入れることになる。個々
の弁の選択肢数に比して実際の設定数は少ないので、自
動化しやすいものとなっている。
体クロマトグラフィは、複数本のカラムを有し、個々の
カラムは試料及び溶離液と並列に接続された並列流路
と、全てのカラムを直列に接続する直列流路とを有して
おり、且つ、各並列流路又は直列流路のいずれかを選択
する切換弁を具備したものであることを特徴とするもの
であり、以下述べる如き効果を有する極めて高度な発明
である。
のための時間的ロスがほとんど又は全くないので、分取
作業が非常に効率良く行なえる。 直列流路を利用してカラムの脱気を行なうようにす
ると、個々のカラムを個別に脱気するのに比して、作業
時間が短縮でき、注入液量も少なくて済む。 流路の切り換えの自動化もできるので、複数本のカ
ラムを有していることによって作業者の操作を混乱させ
る心配がない。
を概略的に示す要部フローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本のカラムを有し、個々のカラムは
注入液に並列に接続された並列流路と、全てのカラムを
直列に接続する直列流路とを有しており、且つ、各並列
流路又は直列流路のいずれかを選択する切換弁を具備し
たものであることを特徴とする分取液体クロマトグラフ
ィ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9105108A JPH10282079A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 分取液体クロマトグラフィ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9105108A JPH10282079A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 分取液体クロマトグラフィ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282079A true JPH10282079A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14398664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9105108A Pending JPH10282079A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | 分取液体クロマトグラフィ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282079A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6802969B2 (en) | 2001-11-19 | 2004-10-12 | Takenori Tanimura | Preparative chromatography system and separation/purification method using same |
JP2006317307A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Hitachi High-Technologies Corp | 試料分離装置 |
WO2007145343A1 (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Ajinomoto Co., Inc. | 被検対象物の分析方法および分析装置 |
JP2010089058A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Kayama Sanso Kk | 液体処理ユニット |
KR102661035B1 (ko) * | 2023-12-27 | 2024-04-26 | 주식회사 이엔지솔 | 생분해 시험 장치 |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP9105108A patent/JPH10282079A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6802969B2 (en) | 2001-11-19 | 2004-10-12 | Takenori Tanimura | Preparative chromatography system and separation/purification method using same |
JP2006317307A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Hitachi High-Technologies Corp | 試料分離装置 |
JP4719502B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2011-07-06 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試料分離装置 |
WO2007145343A1 (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Ajinomoto Co., Inc. | 被検対象物の分析方法および分析装置 |
JPWO2007145343A1 (ja) * | 2006-06-15 | 2009-11-12 | 味の素株式会社 | 被検対象物の分析方法および分析装置 |
JP2013137326A (ja) * | 2006-06-15 | 2013-07-11 | Ajinomoto Co Inc | 被検対象物の分析方法および分析装置 |
JP2010089058A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Kayama Sanso Kk | 液体処理ユニット |
KR102661035B1 (ko) * | 2023-12-27 | 2024-04-26 | 주식회사 이엔지솔 | 생분해 시험 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02156152A (ja) | 液体クロマトグラフおよびそれを用いる方法 | |
CN110383059A (zh) | 分液色谱仪 | |
JPH10282079A (ja) | 分取液体クロマトグラフィ | |
US20070023639A1 (en) | Liquid chromatographic apparatus | |
CN102967495A (zh) | 样品前处理装置及处理方法 | |
US4043202A (en) | Sample injection system for analyzers | |
EP2093555B1 (en) | Automatic sample clean-up system | |
US20040038384A1 (en) | Installation and process for automatic preparation of samples | |
JPH0684962B2 (ja) | 試料の前処理方法 | |
CN100554927C (zh) | 一种自动分离流路装置 | |
JPH11248694A (ja) | ガスクロマトグラフ及びガスクロマトグラフィー | |
JP2000275228A (ja) | インジェクション装置 | |
CN205607940U (zh) | 一种用于大气分析在线液相色谱仪 | |
CN112180021B (zh) | 液相色谱系统 | |
US11185794B2 (en) | Method of fraction collection for a liquid chromatography system | |
JP3092627B2 (ja) | 高速液体クロマトグラフ | |
CN106269750A (zh) | 清洗色谱进样瓶的系统和方法 | |
JP2000028598A (ja) | 全自動試料連続精製・分析装置及び精製・分析方法 | |
JP2536327B2 (ja) | 液体クロマトグラフにおける分取装置 | |
CN108704391A (zh) | 一种可在线清洗乳浊液样品残留物的过滤装置 | |
JPH11142384A (ja) | インジェクション装置 | |
JP2743124B2 (ja) | 液体クロマトグラフ | |
JP2002168842A (ja) | 液体クロマトグラフおよびそれを用いた分析方法 | |
JPS6279358A (ja) | 液体クロマトグラフイ−装置 | |
KR100581019B1 (ko) | 시료의 자동 전처리장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040402 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040402 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040402 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060501 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |