JPH10280807A - スライド式ドア開閉装置 - Google Patents

スライド式ドア開閉装置

Info

Publication number
JPH10280807A
JPH10280807A JP9089719A JP8971997A JPH10280807A JP H10280807 A JPH10280807 A JP H10280807A JP 9089719 A JP9089719 A JP 9089719A JP 8971997 A JP8971997 A JP 8971997A JP H10280807 A JPH10280807 A JP H10280807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle lever
opening
closing
handle
sliding door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9089719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3661349B2 (ja
Inventor
Yukiyasu Kato
幸泰 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP08971997A priority Critical patent/JP3661349B2/ja
Publication of JPH10280807A publication Critical patent/JPH10280807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3661349B2 publication Critical patent/JP3661349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗降者がスライド式ドア開閉装置を誤って操
作してしまうことを防止する。 【解決手段】 スライド式ドア開閉装置の開閉操作指示
をするスイッチをスライド式ドアのハンドル部に設け
る。また、開指示をする第1ハンドルレバー31を開方
向の操作力が作用する部位に設け、閉指示をする第2ハ
ンドルレバー32を閉方向の操作力が作用する部位に設
ける。さらに、第1ハンドルレバー31と第2ハンドル
レバー32とが同時に作動作動しないように、第1ハン
ドルレバー31に第1凸部31fを設け、第2ハンドル
レバー32に第2凸部32fを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前後に移動
することにより、乗降口を開閉するスライド式ドア(以
下、スライドドアと略す。)をアクチュエータを用いて
開閉作動させるスライド式ドア開閉装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】特開平7−76220号公報に記載のス
ライド式ドア開閉装置では、アクチュエータの作動指示
を行う操作スイッチを車両ボディの外側に配設してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スライドド
アは、ヒンジ回りに揺動する通常のドアに比べて重いの
で、スライドドアを開閉作動させるアクチュエータは、
比較的大きな駆動力を発生させる必要がある。このた
め、仮に乗降者が誤って操作スイッチを操作した場合、
乗降者が意図した向きと反対にスライドドアが作動する
ので、乗降者の指等がスライドドアに挟み込まれるとい
う可能性がある。
【0004】したがって、操作スイッチ等の乗降者の意
図をスライド式ドア開閉装置に指示する(伝達する)、
いわゆる乗降者とスライド式ドア開閉装置とのインター
フェイス部分は、乗降者が誤って操作しない(し難い)
ように配慮する必要がある。本発明は、上記点に鑑み、
乗降者がスライド式ドア開閉装置を誤って操作してしま
うことを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乗降者がスラ
イド式ドア開閉装置を誤って操作してしまう原因につい
て、以下に述べる発明者の検討に基づくものである。す
なわち、スライド式ドア開閉装置を有していないスライ
ドドアでは、通常、乗降者が、直接スライドドアのハン
ドル部に手を触れて、このハンドル部に操作力を作用さ
せることによりスライドドアの開閉を行っている。
【0006】これに対して、上記公報に記載のスライド
式ドア開閉装置では、車両ボディの外側に配設された操
作スイッチを乗降者が操作することにより、スライド式
ドア開閉装置を作動させるので、乗降者は、操作スイッ
チを操作するために、通常のスライドドアの開閉時にお
ける行動様式と異なる行動様式を取らざるを得ない。し
たがって、上記公報に記載のスライド式ドア開閉装置で
は、乗降者が操作スイッチを誤って操作してしまい易
い。
【0007】そこで、本発明は、上記目的を達成するた
めに、上記検討に基づいて以下の技術的手段を用いる。
すなわち、請求項1〜3に記載の発明では、ハンドル部
(3)のうち乗降者がスライド式ドア(1)に対して開
方向の操作力を及ぼす部位に配設された第1感知スイッ
チ(31、31a)の信号と、ハンドル部(3)のうち
乗降者がスライド式ドア(1)に対して閉方向の操作力
を及ぼす部位に配設された第2感知スイッチ(32、3
2a)の信号とに基づいてアクチュエータ(9)を作動
させることを特徴とする。
【0008】これにより、スライド式ドア開閉装置を有
していないスライドドアを開閉する際の行動様式と同様
な行動様式で、ハンドル部(3)に配設された両感知ス
イッチを操作を行うことができる。したがって、乗降者
がスイッチを誤って操作することを防止することができ
るので、乗降者の指等がスライドドアに挟み込まれるこ
とを未然に防止することができる。
【0009】ところで、両感知スイッチ(31、31
a、32、32a)は、ハンドル部(3)に形成されて
いるので、例えば乗降者が、スライド式ドア(1)を開
くべく、第1感知スイッチ(31、31a)に操作力を
作用させた場合であっても、誤ってハンドル部(3)全
体を握ってしまい、第1感知スイッチ(31、31a)
と第2感知スイッチ(32、32a)との両者に操作力
を作用させる可能性がある。そして、仮に両感知スイッ
チ(31、31a、32、32a)からの信号が同時に
発せられると、異種の信号が2つ同時に制御装置(9
7)に入力されるので、制御装置(97)が誤動作する
可能性がある。
【0010】そこで、請求項2に記載の発明では、両感
知スイッチ(31、31a、32、32a)からの信号
が同時に制御装置(97)に入力されることを防止する
入力規制手段(31f、31h、32f、32h)を有
することを特徴とする。これにより、ハンドル部(3)
全体を握っても、異種の信号が同時に制御装置(97)
に入力されることを防止することができるので、制御装
置(97)の誤動作を防止することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、第1ハ
ンドルレバー(31)が変位したときに、第2ハンドル
レバー(32)に接触して第2ハンドルレバー(32)
が変位することを規制する、第1ハンドルレバー(3
1)に形成された第1規制部(31f)と、第2ハンド
ルレバー(32)が変位したときに、第1ハンドルレバ
ー(31)に接触して第1ハンドルレバー(31)が変
位することを規制する、第2ハンドルレバー(32)に
形成された第2規制部(32f)とを有して構成されて
いることを特徴とする。
【0012】これにより、機械的に確実に異種の信号が
2つ同時に制御装置(97)に入力されることを防止す
ることができる。また、入力規制手段を、いずれか一方
の規制部が他方側のハンドルレバーに接触することによ
り他方側のハンドルレバーの変位を規制するといった簡
便な手段で構成しているので、スライド式ドア開閉装置
の製造原価上昇を抑制することができる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、スライド式ドア開閉装置を有
する車両において、スライドドア1が車両後方に移動し
て乗降口2が開いた状態を示す斜視図であり、3は、ス
ライドドア1の車室内外に設けられて、乗降者がスライ
ドドア1を開閉操作する際に触れるハンドル部である。
【0015】そして、ハンドル部3には、乗降者がスラ
イドドア1に対して開方向の操作力を作用させる部位に
配設されて、その操作力に応じて変位する第1ハンドル
レバー31と、乗降者がスライドドア1に対して閉方向
の操作力を作用させる部位に配設されて、その操作力に
応じて変位する第2ハンドルレバー32とが設けられて
いる。なお、各ハンドルレバー31、32および各ハン
ドルレバー31、32に連動して作動する第1、2マイ
クロスイッチ(第1、2感知スイッチ)31a、32a
(図2参照)については、後述する。
【0016】また、スライドドア1のうち、スライドド
ア1が閉じたときに車両ボディ4と近接する近接部位1
aには、所定値以上の外力が近接部位1aに作用したと
きに信号を発する感圧スイッチ(外力検出手段)5が配
設されている。なお、感圧スイッチ5は、弾性変形可能
なゴム製のチューブ内に、所定の空隙を介在させて一対
の電極を配設した周知のものであって、チューブに外力
が作用して両電極が接触することにより信号を発するも
のである。
【0017】また、スライドドア1内には、スライドド
アの施錠を電気的に開閉するドアロック装置6と、この
ドアロック装置6の制御を行うドア内コントローラ7と
が配設されている。なお、感圧スイッチ5からの信号
は、ドア内コントローラ7を介して後述する車両側のス
ライドドアコントローラ97に入力される。8は、スラ
イドドア1の下部に設けられたドアステー1bに連結さ
れてスライドドアを車両前後方向に駆動する駆動テープ
(駆動ベルト)であり、この駆動テープ8は、図3に示
すように、乗降口2の前方側に配設されたプーリ91
と、乗降口2の後方側の下方(床)に配設された回転駆
動装置(回転駆動部、アクチュエータ)9のスプロケッ
ト92との間に渡されて回転駆動される。
【0018】因みに、8aは駆動ベルト8を回転を案内
するガイド部であり、11aは後述するケーブル11の
移動を案内するガイド部である。また、8bは駆動ベル
ト8に所定の張力(テンション)を与えるテンション装
置である。そして、回転駆動装置9は、図4に示すよう
に、電動モータ93、電動モータ93の回転を減速する
ウォームおよびウォームホィールを有する減速機構9
4、および減速機構94によって減速された回転を断続
可能にスプロケット92に伝達する電磁クラッチ(動力
伝達機構)95を有して構成されている。なお、96
は、スプロケット92の回転数(回転角度)を検出する
回転センサであり、この回転センサ96の検出値は、後
述するスライドドアコントローラ97に入力される。
【0019】また、10は後述するケーブル11を巻き
取る巻取部であり、この巻取部10は、スプロケット9
2と一体的に形成されて電磁クラッチ95を介して電動
モータ93により回転駆動される。なお、両マイクロス
イッチ31a、32aがOFF状態であるときには、電
磁クラッチ95は回転力の伝達を遮断しているので、手
動操作にてスライドドア1を開閉するときには、スライ
ドドア1の開閉移動とともに駆動ベルト8を介して巻取
部10のみが回転してケーブル11を巻き取る。
【0020】ところで、図1中、11は両マイクロスイ
ッチ31a、32a、ドアロック装置6およびドア内コ
ントローラ7に電力を供給する可撓性を有するケーブル
であり、このケーブル11はスライドドアコントローラ
97を経由して車両のバッテリ12に電気的に接続され
ている。なお、本実施形態では、第1、2マイクロスイ
ッチ31a、32aおよびドアロック装置6は、ドア内
コントローラ7を介して電力が供給されている。
【0021】また、97は回転駆動装置9(電動モータ
93および電磁クラッチ95)を制御するスライドドア
コントローラ(以下、コントローラと略す。)であり、
このコントローラ97には、両マイクロスイッチ31
a、32および回転センサ96等の検出値に加えて、運
転席近傍に配設されて回転駆動装置9の作動を手動にて
指示する運転席側開閉スイッチ14、および車室内側の
乗降口2に配設されて回転駆動装置9の作動を手動にて
指示する乗降口側開閉スイッチ15からの信号が入力さ
れている。
【0022】因みに、駆動ベルト8、回転駆動装置9、
プーリ91、コントローラ97、コントローラ97、両
スイッチ14、15、両ハンドルレバー31、32およ
び両マイクロスイッチ31a、32を総称して、スライ
ドドア1を開閉するスライド式ドア開閉装置と呼ぶ。な
お、本実施形態では、乗降口2の車室内側のうち車両前
側および後側には、スライドドア1の近接部位1aに配
設された感圧センサ5と同様な構造を有する感圧スイッ
チ16が配設されており、この感圧センサ16の信号も
感圧スイッチ3と同様にコントローラ97に入力され
る。
【0023】次に、ハンドル部3の構造を図2を用いて
述べる。両ハンドルレバー31、32は、ハンドル部3
のハウジング30に対して、その対称軸L1 に対して対
称に配設された状態で、それぞれピン31b、32bに
よりハウジング30に回転可能に連結されている。そし
て、31cは、第1ハンドルレバー31作用する開方向
の操作力に対抗する弾性力を第1ハンドルレバー31に
作用させるねじりバネであり、32cは、第2ハンドル
レバー32作用する閉方向の操作力に対抗する弾性力を
第2ハンドルレバー32に作用させるねじりバネであ
る。
【0024】また、第1ハンドルレバー31の長手方向
一端側には、開方向の操作力が作用して第1ハンドルレ
バー31が回転変位したときに、第1マイクロスイッチ
31aのレバー31dを押して第1マイクロスイッチ3
1aをON状態のするカム部31e、および第1ハンド
ルレバー31が開方向の操作力により回転変位したとき
に、第2ハンドルレバー32の第2凹部32hに接触し
て第2ハンドルレバー32が回転変位することを規制す
る第1凸部(第1規制部)31fが形成されている(図
2の(b)参照)。
【0025】同様に、第2ハンドルレバー32の長手方
向一端側には、閉方向の操作力が作用して第2ハンドル
レバー32が回転変位したときに、第2マイクロスイッ
チ32aのレバー32dを押して第2マイクロスイッチ
32aをON状態のするカム部32e、および第1ハン
ドルレバー32が閉方向の操作力により回転変位したと
きに、第1ハンドルレバー31の第1凹部31hに接触
して第1ハンドルレバー31が回転変位することを規制
する第2凸部(第2規制部)31fが形成されている
(図2の(b)参照)。
【0026】次に、ハンドル部3の作動について述べ
る。第1ハンドルレバー31に開方向の操作力が作用し
て、第1ハンドルレバー31が第2ハンドルレバ−32
側に回転変位すると、第1マイクロスイッチ31aをO
N状態となり、ON信号をドア内コントローラ7を経由
してコントローラ97に向けて出力するとともに、第1
凸部31fが第2凹部32hに嵌合するように接触して
第2ハンドルレバー32が回転変位して第2マイクロス
イッチ32aがON状態となることを規制する。
【0027】同様に、第2ハンドルレバー32に閉方向
の操作力が作用して、第2ハンドルレバー32が第1ハ
ンドルレバ−31側に回転変位すると、第2マイクロス
イッチ32aをON状態となり、ON信号をドア内コン
トローラ7を経由してコントローラ97に向けて出力す
るとともに、第2凸部32fが第1凹部31hに嵌合す
るように接触して第1ハンドルレバー31が回転変位し
て第1マイクロスイッチ31aがON状態となることを
規制する。
【0028】したがって、いずれか一方のマイクロスイ
ッチがON状態となったときには、他方側のハンドルレ
バーが回転変位することができないので、両マイクロス
イッチ31a、32aが同時にON信号を発することが
防止される。次に、スライド式ドア開閉装置の作動を述
べる。両スイッチ14、15からスライドドア1を開作
動させる指示信号が出力されたとき、または第1マイク
ロスイッチ31aよりON信号が出力されたときには、
コントローラ97は回転駆動装置9を作動させてスライ
ドドア1を開作動させる。
【0029】因みに、スライドドア1の閉作動中に、両
スイッチ14、15が開作動側に操作された時、または
第1マイクロスイッチ31aよりON信号が出力された
時には、コントローラ97は、電動モータ93を一旦停
止させる。そして、その後再び両スイッチ14、15ま
たは第1マイクロスイッチ31aが操作された場合に
は、コントローラ97は、その指示信号に従って電動モ
ータ93を作動させる。
【0030】一方、両スイッチ14、15からスライド
ドア1を閉作動させる指示信号が出力されたとき、また
は第2マイクロスイッチ32aよりON信号が出力され
たときには、コントローラ97は回転駆動装置9を作動
させてスライドドア1を閉作動させる。また、スライド
ドア1の閉作動中に両感圧センサ5、16のいずれかか
ら信号が発せられたときには、コントローラ97は、ス
ライドドア1と車両ボディ4との間で挟み込みが発生し
たものとみなして、電動モータ93を反転させてスライ
ドドア1を開作動させる。因みに、本実施形態では、ス
ライドドア1が閉作動中であるか否かは回転センサ96
の検出値(検出値の符号)に基づいて判断している。
【0031】なお、スライドドア1が全開または全閉状
態になった否かの判定は、回転センサ96の検出値によ
り判定し、回転センサ96の検出値により全開または全
閉状態になったと判定されたときには、コントローラ9
7は、電動モータ93を停止してスライド式ドア開閉装
置を停止させる。また、本実施形態では、両スイッチ1
4、15に加えて、ハンドル部3に配設された両マイク
ロスイッチ31a、32aによっても、スライド式ドア
開閉装置の作動を指示することができるので、以下、両
ハンドルレバー31、32および両マイクロスイッチ3
1a、32aを総称してハンドル部スイッチHSと呼
ぶ。
【0032】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態によれば、ハンドル部スイッチHSの第1ハンドル
レバー31は、ハンドル部3のうち開方向の操作力が作
用する部位に設けられ、第2ハンドルレバー32は、閉
方向の操作力が作用する部位に設けられているので、ス
ライド式ドア開閉装置を有していないスライドドアを開
閉する際の行動様式と同様な行動様式で、ハンドル部ス
イッチHSを操作を行うことができる。したがって、乗
降者がスイッチを誤って操作することを防止することが
できるので、乗降者の指等がスライドドアに挟み込まれ
ることを未然に防止することができる。
【0033】ところで、両ハンドルレバー31、32
は、ハンドル部3に形成されているので、例えば乗降者
が、スライドドア1を開くべく、第1ハンドルレバー3
1に操作力を作用させた場合であっても、誤ってハンド
ル部3全体を握ってしまい、第1ハンドルレバー31と
第2ハンドルレバー32との両者に操作力を作用させる
可能性がある。そして、仮にスライドドア1を開作動さ
せるON信号と、スライドドア1を閉作動させるON信
号とが同時に発せられると、異種の信号が2つ同時にコ
ントローラ97に入力されるので、コントローラ97
(スライド式ドア開閉装置)が誤動作する可能性があ
る。
【0034】これに対して、本実施形態によれば、ハン
ドル部3全体を握っても、異種の信号が2つ同時にコン
トローラ97に入力されることを防止することができる
ので、コントローラ97(スライド式ドア開閉装置)の
誤動作を防止することができる。また、本実施形態で
は、両ハンドルレバー31、32の両凸部31f、32
fおよび両凹部31h、32hにより、マイクロスイッ
チ31a、32aからのON信号が同時にコントローラ
97に入力されることを防止するを入力規制手段が構成
されているので、機械的に確実に異種の信号が2つ同時
にコントローラ97に入力されることを防止することが
できる。
【0035】また、入力規制手段を、いずれか一方の規
制部が他方側のハンドルレバーに接触することにより他
方側のハンドルレバーの変位を規制するといった簡便な
手段で構成しているので、スライド式ドア開閉装置の製
造原価上昇を抑制することができる。ところで、上述の
実施形態では、両ハンドルレバー31、32および両マ
イクロスイッチ31a、32aにより、乗降者がスライ
ドドア1(ハンドル部3)に作用させる操作力を感知す
る感知スイッチを構成したが、両マイクロスイッチ31
a、32aに代えてポテンショメータを用いてもよい。
【0036】なお、この場合、ポテンショメータの検出
値が所定値となるように、電磁クラッチ95および電動
モータ93を制御することが望ましい。また、図7に示
すように、マイクロスイッチを作動させるハンドルレバ
ー310、320およびポテンショメータを作動させる
ハンドルレバー311、321を設け、ハンドルレバー
310、320に乗降者からの操作力が作用した場合に
は、スライドドア1が全開または全閉状態となるまで電
動モータ93を作動させ、一方、ハンドルレバー31
1、321に乗降者からの操作力が作用した場合には、
前述のごとく、ポテンショメータの検出値が所定値とな
るように、電磁クラッチ95および電動モータ93を制
御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド式ドア開閉装置の模式図である。
【図2】(a)はハンドル部の正面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図であり、(c)はハンドル部の側
面図であり、(d)は(a)のB−B断面図である。
【図3】回転駆動装置および駆動テープとの配置関係を
示す模式図である。
【図4】回転駆動装置の断面図である。
【図5】(a)は第1ハンドルレバーに操作力が作用し
た状態を示すハンドル部の正面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図6】(a)は第2ハンドルレバーに操作力が作用し
た状態を示すハンドル部の正面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図7】本発明の変形例を示すハンドル部の正面図であ
る。
【符号の説明】
3…ハンドル部、31…第1ハンドルレバー、32…第
2ハンドルレバー、31a…第1マイクロスイッチ、3
2a…第2マイクロスイッチ、31f…第1凸部(第1
規制部)、32f…第2凸部(第2規制部)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後に移動することにより、乗降
    口(2)を開閉するスライド式ドア(1)をアクチュエ
    ータ(9)を用いて開閉作動させるスライド式ドア開閉
    装置であって、 前記スライド式ドア(1)に設けられ、乗降者が前記ス
    ライド式ドア(1)を開閉操作する際に触れるハンドル
    部(3)と、 前記ハンドル部(3)のうち、乗降者が前記スライド式
    ドア(1)に対して開方向の操作力を作用させる部位に
    配設され、その開方向の操作力を感知して信号を発する
    第1感知スイッチ(31、31a)と、 前記ハンドル部(3)のうち、乗降者が前記スライド式
    ドア(1)に対して閉方向の操作力を作用させる部位に
    配設され、その閉方向の操作力を感知して信号を発する
    第2感知スイッチ(32、32a)と、 前記両感知スイッチ(31、31a、32、32a)が
    発する信号に基づいて前記アクチュエータ(9)を作動
    させる制御装置(97)とを有することを特徴とするス
    ライド式ドア開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記両感知スイッチ(31、31a、3
    2、32a)からの信号が同時に前記制御装置(97)
    に入力されることを防止する入力規制手段(31f、3
    1h、32f、32h)を有することを特徴とする請求
    項1に記載のスライド式ドア開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記第1感知スイッチ(31、31a)
    には、前記開方向の操作力に応じて変位する第1ハンド
    ルレバー(31)が設けられ、 前記第2感知スイッチ(32、32a)には、前記閉方
    向の操作力に応じて変位する第2ハンドルレバー(3
    2)が設けられており、 前記入力規制手段は、 前記第1ハンドルレバー(31)に形成され、前記第1
    ハンドルレバー(31)が変位したときに、前記第2ハ
    ンドルレバー(32)に接触して前記第2ハンドルレバ
    ー(32)が変位することを規制する第1規制部(31
    f)と、 前記第2ハンドルレバー(32)に形成され、前記第2
    ハンドルレバー(32)が変位したときに、前記第1ハ
    ンドルレバー(31)に接触して前記第1ハンドルレバ
    ー(31)が変位することを規制する第2規制部(32
    f)とを有して構成されていることを特徴とする請求項
    2に記載のスライド式ドア開閉装置。
JP08971997A 1997-04-08 1997-04-08 スライド式ドア開閉装置 Expired - Fee Related JP3661349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08971997A JP3661349B2 (ja) 1997-04-08 1997-04-08 スライド式ドア開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08971997A JP3661349B2 (ja) 1997-04-08 1997-04-08 スライド式ドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10280807A true JPH10280807A (ja) 1998-10-20
JP3661349B2 JP3661349B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=13978586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08971997A Expired - Fee Related JP3661349B2 (ja) 1997-04-08 1997-04-08 スライド式ドア開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3661349B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000177391A (ja) * 1998-12-14 2000-06-27 Aisin Seiki Co Ltd 車両用スライドドアの駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000177391A (ja) * 1998-12-14 2000-06-27 Aisin Seiki Co Ltd 車両用スライドドアの駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3661349B2 (ja) 2005-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3735333B2 (ja) ドア開閉装置
JP2505445Y2 (ja) ドアロックのハ―フラッチ及びフルラッチ検知装置
JP3591349B2 (ja) 車両用スライドドア装置
JP4810686B2 (ja) 車両用ドアの電動開閉装置
KR100236695B1 (ko) 슬라이드식 도어의 개폐 장치
WO2015030043A1 (ja) 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム
JP2007138500A (ja) 車両用自動開閉装置
JPH0747585Y2 (ja) 自動ドア開扉装置
US9470031B2 (en) Opening/closing body control device for vehicle
JPH10252349A (ja) 車両ドア開閉装置
US20040074148A1 (en) Opening and closing system for power sliding door
JPH10280807A (ja) スライド式ドア開閉装置
JPH11166357A (ja) スライドドア用給電構造
JPS58164876A (ja) スライド式オ−トドアにおける安全装置
JP3692700B2 (ja) スライド式ドア用給電構造
WO2004101934A1 (ja) 移動体開閉制御装置
JPH1136703A (ja) スライド式ドア開閉装置
JP4747470B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2000096913A (ja) 車両用ドア開閉装置
JPH09315157A (ja) スライドドア装置
JP3651186B2 (ja) スライド式ドア開閉装置
JP5406488B2 (ja) パワードア
JP3788934B2 (ja) 挟み込み検出装置及び車両用バックドア装置
JP2004076579A (ja) パワースライドドア用安全装置
JP4445306B2 (ja) 車両用ドア、車両用ドア制御装置及び車両用ドアアウトサイドハンドル

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050314

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees