JPH10280761A - 無配線電気錠 - Google Patents

無配線電気錠

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JPH10280761A
JPH10280761A JP9092355A JP9235597A JPH10280761A JP H10280761 A JPH10280761 A JP H10280761A JP 9092355 A JP9092355 A JP 9092355A JP 9235597 A JP9235597 A JP 9235597A JP H10280761 A JPH10280761 A JP H10280761A
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健彦 佐藤
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Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池交換不要で、かつ、遠隔操作及び遠隔モ
ニタ可能な電気錠を提供することを目的とする。 【解決手段】 エネルギー供給信号送信手段2から周波
数f1 のエネルギー供給信号を送信し、このエネルギー
供給信号をエネルギー供給信号受信手段12で受信す
る。受信されたエネルギー供給信号の電力は蓄電体15
で蓄電されるとともに、蓄電体15から第1制御回路1
9,駆動回路20,制御信号受信手段16及びモニタ信
号送信手段24にそれぞれ電力供給される。この供給電
力を利用して、施解錠の状態を示すモニタ信号を周波数
3 で送受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無配線で施解錠を
行う電気錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気錠は、扉に取り付けられ、扉内に設
置されたスイッチ,テンキーなどの入力器を操作して暗
証番号を入力し、この入力された暗証番号が予め制御器
に設定されている暗証番号と一致したときに、制御器よ
り制御信号を出力してアクチュエータを作動させ、施錠
又は解錠が行われるように構成されている。
【0003】尚、入力器としては、スイッチ,テンキー
の他、予め暗証番号が記憶されたカードをカードリーダ
で読み取り、この読み取った暗証番号を制御器で照合し
て一致したときに電気錠の施解錠が行われるものもあ
る。
【0004】そして、従来、上記構成による電気錠のア
クチュエータを作動させて施解錠する場合には、扉と扉
枠間に通電金具を使用して屋内等から配線を通じて電力
を供給したり、電気錠本体に内蔵された電池から電力を
供給していた。
【0005】しかしながら、通電金具を使用して電力供
給を行う構成では、長期の扉の開閉に伴い断線や短絡を
生じるおそれがあり、構造面、安全面において問題があ
った。
【0006】また、電気錠に内蔵した電池による電力供
給を行う構成では、特に、入力器を装備した電気錠の場
合、入力器の電源も電池で賄うため、その分だけ余計に
電力を消費し、定期的な電池交換が必要となり、その管
理も面倒であった。
【0007】そこで、上記問題点を解消した装置とし
て、電気錠にバッテリを内蔵し、電磁結合を利用してバ
ッテリに蓄電する電気錠装置が知られている。
【0008】この電気錠装置は、図5に示すように、予
め記憶されているデータと入力されたデータとが一致し
たときに解錠されるべく扉71側に設けられた電気錠本
体72と、枠側コミニュケーションヘッド73が埋設さ
れた扉枠74側の室内コントロールボックス75とを備
えて概略構成されている。
【0009】室内コントロールボックス75は、所定周
波数の交番電流を生成して枠側コミニュケーションヘッ
ド73の電力供給用コイル76に供給する交流発振器7
7と、枠側コミニュケーションヘッド73内に設けられ
た通信用送受信コイル78及び通信線79を介してセン
タ側と連結される通信制御部80とを備えている。枠側
コミュニケーションヘッド73と対向する扉側コミニュ
ケーションヘッド81には、電力供給用コイル76と通
信用送受信コイル78に対向した位置に電力受信用コイ
ル82と通信用送受信コイル83とが設けられている。
電力受信用コイル82は、整流回路84及び抵抗85を
介して電気錠本体72の制御部86に所定の直流電源を
供給するバッテリ87に接続されている。
【0010】制御部86は、例えばキーカードを使用し
たシステムの場合、キーカードのデータを読み取り、予
め記録されたデータと照合して演算処理し、両データが
一致したときに、ソレノイドを駆動して電気錠を施錠又
は解錠している。又、制御部86は、通信用送受信コイ
ル78,83を介して通信制御部80との間でデータの
授受を行っている。
【0011】上記のように構成された電気錠装置では、
扉71が閉じられると、扉側コミニュケーションヘッド
81と枠側コミニュケーションヘッド73が対向し、電
力供給用コイル76から発振された交番電流が電力受信
用コイル82によって受信される。この受信された交番
電流は整流回路84で整流された後、バッテリ87に蓄
電されるとともに制御部86に供給される。
【0012】制御部86は、例えばキーカードに記録さ
れているデータを読み取り、その内容が予めメモリに記
録されているデータと一致したときに、ソレノイドを駆
動して電気錠を施錠又は解錠する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による電気錠装置では、バッテリ87に蓄電するため
に電磁結合を利用しているため、扉側のコイル82,8
3と枠側のコイル76,78との間を密着させて配置し
なければならず、施工が面倒であった。
【0014】また、開扉されると、扉側のコイル82,
83と枠側のコイル76,78との間の電磁結合が解除
されて通信が即座に絶たれるので、装置自身が故障して
いるのか、他の要因で信号の応答が無いのか区別できな
い。したがって、電気錠が正常に動作しているか否かを
遠隔で確実にモニタすることができなかった。
【0015】そこで本発明は、上記欠点を解消するため
に、電池交換不要で、かつ、遠隔操作及び遠隔モニタ可
能な電気錠を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図1乃至図4
を参照して説明する。
【0017】図1によれば、本発明による請求項1の無
配線電気錠は、電気錠1を施錠又は解錠するための入力
手段5の指令に応じて発生した制御信号を、所定周波数
2 で送信する制御信号送信手段6と、前記制御信号を
受信して復調を行う制御信号受信手段16と、該制御信
号受信手段16から前記制御信号を受け、前記電気錠1
の施解錠状態及び扉の開閉状態に応じて前記制御信号を
出力する第1制御回路19と、該第1制御回路19から
の前記制御信号を受けて、前記電気錠1を施錠又は解錠
するようにアクチュエーター21を駆動する駆動回路2
0と、電気錠の施解錠状態及び扉の開閉状態をモニタ信
号として受け、該モニタ信号を前記制御信号の周波数f
2 と異なる周波数f3 で送信するモニタ信号送信手段2
4と、前記モニタ信号の受信,復調を行うモニタ信号受
信手段9と、前記制御信号と前記モニタ信号のいずれの
周波数f2 ,f3 とも異なる周波数f1 のエネルギー供
給信号を送信するエネルギー供給信号送信手段2と、前
記エネルギー供給信号を受信するエネルギー供給信号受
信手段12と、前記受信されたエネルギー供給信号の電
力の蓄電を行うとともに、前記第1制御回路19,前記
駆動回路20,前記制御信号受信手段16及び前記モニ
タ信号送信手段24にそれぞれ電力供給する蓄電体15
と、を具備することを特徴としている。
【0018】図4によれば、本発明による請求項2の無
配線電気錠は、所定周波数f1 のエネルギー供給信号を
出力する発振源3と、電気錠1の施解錠状態、扉の開閉
状態に応じて電気錠1を施錠又は解錠するための指令を
出力するとともに、該指令に応じたタイミング信号を出
力する第2制御回路27と、該第2制御回路27からの
指令に応じた前記エネルギー供給信号と同一周波数の制
御信号を発生する制御信号発生回路7と、前記エネルギ
ー供給信号の送信、前記制御信号の送信、前記エネルギ
ー供給信号と同一周波数の前記電気錠1の施解錠状態と
扉の開閉状態を示すモニタ信号の受信のいずれかを行う
遠隔操作側アンテナ部29と、該遠隔操作側アンテナ部
29が受信した前記モニタ信号を復調し、該復調された
モニタ信号を電気錠の施解錠状態、扉の開閉状態を示す
信号として前記第2制御回路27に入力するモニタ信号
復調回路10と、前記第2制御回路27からのタイミン
グ信号により、前記発振源3、前記制御信号発生回路
7、前記モニタ信号復調回路10のいずれかを前記遠隔
操作側アンテナ部29に選択的に切り換え接続するタイ
ミング回路28と、前記エネルギー供給信号の受信、前
記制御信号の受信、前記モニタ信号の送信のいずれかを
行う電気錠側アンテナ部30と、該電気錠側アンテナ部
30が受信した前記制御信号を復調する制御信号復調回
路18と、前記電気錠側アンテナ部30が受信した信号
のレベルを検出するレベル検出回路31と、該レベル検
出回路31からの検出信号に基づいて前記制御信号の検
出の有無を判別し、制御信号の検出有りと判別したとき
に、前記制御信号復調手段18が復調した前記制御信号
を受け、前記電気錠1の施解錠状態及び扉の開閉状態に
応じて前記制御信号を出力する第1制御回路19と、該
第1制御回路19から前記制御信号を受けて、前記電気
錠1を施錠又は解錠するようにアクチュエーター21を
駆動する駆動回路20と、電気錠1の施解錠状態及び扉
の開閉状態をモニタ信号として受け、該モニタ信号を前
記エネルギー供給信号と同一周波数で発生するモニタ信
号発生回路25と、前記電気錠側アンテナ部30で受信
された前記エネルギー供給信号の電力の蓄電を行うとと
もに、前記第1制御回路19,前記駆動回路20,前記
モニタ信号発生回路25にそれぞれ電力供給する蓄電体
15と、を具備することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による無配線電気
錠1を用いた第1実施の形態を示す概略回路図である。
【0020】錠外にある遠隔操作側、例えば、建物内に
は、エネルギー供給信号を送信するエネルギー供給信号
送信手段2,施解錠の指令を送る入力手段5,制御信号
を送信する制御信号送信手段6及びモニタ信号を受信す
るモニタ信号受信手段9が配設されている。
【0021】エネルギー供給信号送信手段2としてのエ
ネルギー供給用発振器は、屋内配線されている発振源と
しての交流電源3及び送信部4としての送信用ループア
ンテナで構成されている。この送信用ループアンテナ4
から後述するエネルギー供給信号受信手段12へ、常時
連続して周波数f1 のエネルギー供給信号が送信され
る。
【0022】入力手段5としては、例えば、スイッチ,
テンキーの他、予め暗証番号が記憶されたカードの暗証
番号を読み取るカードリーダ等がある。この入力手段5
により入力された、電気錠を施錠又は解錠するための指
令が、制御信号送信手段6に送られる。
【0023】制御信号送信手段6は、制御信号発生回路
7及び送信部8としての送信用ループアンテナで構成さ
れている。制御信号発生回路7は、入力手段5から施錠
又は解錠の指令を受け、その指令に応じた周波数f
2 (≠f1 )の制御信号を発生させる。このとき発生し
た制御信号は、送信用ループアンテナ8から後述する制
御信号受信手段16へ送信される。
【0024】モニタ信号受信手段9はモニタ信号復調回
路10,受信部11としての受信用ループアンテナ及び
施解錠表示ランプ(図示せず)で構成されている。受信
用ループアンテナ11は、後述するモニタ信号送信手段
25から送信される周波数f 3 (≠f1 ,f2 )の施錠
又は解錠を示すモニタ信号を受信する。
【0025】モニタ信号復調回路10は、受信したモニ
タ信号を復調する。施解錠表示ランプは、例えばモニタ
信号復調回路10に結線された施錠表示ランプと解錠表
示ランプを備えて構成される。そして、復調されたモニ
タ信号が施錠を示すときは施錠表示用ランプが点灯し、
解錠を示すときは解錠表示ランプが点灯する。
【0026】また、門扉又は玄関等にある電気錠側に
は、エネルギー供給信号を受信するエネルギー供給信号
受信手段12,受信した信号の電力を蓄える蓄電体1
5,制御信号を受信する制御信号受信手段16,第1制
御回路19,駆動回路20,アクチュエーター21,デ
ッドボルト22,検知スイッチ23及びモニタ信号を送
信するモニタ信号送信手段24が配設されている。
【0027】エネルギー供給信号受信手段12は、受信
部13としての受信用ループアンテナ及び整流回路14
で構成されている。エネルギー供給信号送信手段2から
送信された周波数f1 のエネルギー供給信号は、受信用
ループアンテナ13で受信される。受信されたエネルギ
ー供給信号は整流回路14に送られる。整流回路14
は、図示のごとくダイオードDとコンデンサCで構成さ
れており、エネルギー供給信号を直流化して蓄電体15
に送る。
【0028】蓄電体15は例えば大容量のコンデンサか
らなり、直流化したエネルギー供給信号の電力が蓄電さ
れる。ここで蓄電された電力は、制御信号受信手段1
6,第1制御回路19,駆動回路20及びモニタ信号送
信手段24の駆動時に駆動電源として供給される。コン
デンサの寿命は10年見込めるため、蓄電体15にコン
デンサを用いることにより、蓄電池ならば2〜3年を目
安とした電池交換が不要となる。
【0029】制御信号受信手段16は、受信部17とし
ての受信用ループアンテナ及び制御信号復調回路18で
構成されている。制御信号送信手段16から送信された
周波数f2 の制御信号は、受信用ループアンテナ17で
受信される。受信された制御信号は制御信号復調回路1
8に送られる。制御信号復調回路18は、蓄電体15か
ら電力供給を受け、受信された制御信号を復調する。復
調された制御信号は、第1制御回路19へ送られる。
【0030】検知スイッチ23は、デッドボルト22の
進退に応じて切り換わる施解錠検知スイッチと、扉の開
閉に応じて切り換わる扉検知スイッチを備えて構成され
る。この検知スイッチ23からは、デッドボルト22の
進退による施錠又は解錠の情報と、扉の開閉に応じた開
扉又は閉扉の情報とが、第1制御回路19とモニタ信号
送信手段24に送られる。
【0031】モニタ信号送信手段24は、モニタ信号発
生回路25及び送信部26としての送信用ループアンテ
ナで構成されている。モニタ信号発生回路25は、蓄電
体15から電力供給を受けており、検知スイッチ23の
施錠又は解錠の情報、開扉又は閉扉の情報に応じて、周
波数f3 (≠f1 ,f2 )のモニタ信号を発生させる。
このモニタ信号は、送信用ループアンテナ26からモニ
タ信号受信手段9へ送信される。
【0032】次に、第1実施の形態の作用について説明
する。エネルギー供給用発振器2に所定の交流電圧をか
けると、送信用ループアンテナ4から周波数f1 のエネ
ルギー供給信号が常時連続して送信されることとなる。
そして、周波数f1 のエネルギー供給信号は受信用ルー
プアンテナ13で受信され、整流回路14で直流化され
て蓄電体15に送られる。直流化されたエネルギー供給
信号は、蓄電体15に常時連続して蓄電される。この蓄
電体15からの電力は、制御回路19,駆動回路20及
びモニタ信号発生回路25の駆動時に個々の駆動電源と
して供給される。
【0033】施錠又は解錠を行うときは、入力手段5よ
り電気錠を施錠又は解錠するための指令を入力する。具
体的には、遠隔操作側のテンキーで暗証番号を入力する
か、又はカードリーダにカードを挿入する。テンキー入
力又はカードリーダで読み取られた暗証番号は、施錠又
は解錠の指令として制御信号送信手段6に送られ、制御
信号送信手段6から周波数f2 の制御信号が送信され
る。尚、入力手段5としては、操作者を制限しなくても
良い場合、テンキーやカードリーダに代えて、解錠用ま
たは施錠用の単なる押しボタンを用いてもよい。
【0034】制御信号送信手段6からの周波数f2 の制
御信号は、制御信号受信手段16で受信され、復調され
た後に第1制御回路19へ送られる。第1制御回路19
では予め第1制御回路19内に設定されている暗証番号
と入力された制御信号(暗証番号)が一致するか否か判
別を行う。
【0035】ところで、この第1制御回路19には検知
スイッチ23からデッドボルト22の進退に伴う施錠又
は解錠の情報と、扉の開閉に応じた開扉又は閉扉の情報
とが送られている。このため、第1制御回路19での判
別で正しい暗証番号と認証され、検知スイッチ23から
施錠、閉扉の情報が送られているときは、制御回路19
から駆動回路20に解錠指令が送られる。これに対し、
第1制御回路19での判別で正しい暗証番号と認証さ
れ、検知スイッチ23から解錠、閉扉情報が送られてい
るときは、駆動回路20に施錠指令が送られる。
【0036】なお、予め制御回路19内に設定されてい
る暗証番号と入力された制御信号(暗証番号)が一致し
ない、即ち、正しい暗証番号と認証されなかったとき
は、駆動回路20に対して解錠指令又は施錠指令が出力
されず、電気錠は施解錠されない。
【0037】解錠の指令が駆動回路20に送られると、
蓄電体15から電力供給を受けている駆動回路20から
アクチュエーター21に電流が流れる。これにより、ア
クチュエーター21内のソレノイドが作動してデッドボ
ルト22が後退し、電気錠が解錠される。これに対し、
施錠の指令が駆動回路20に送られたときには、アクチ
ュエーター21に作動によりデッドボルト22が不図示
の受け穴に嵌入し、電気錠が施錠される。
【0038】上記動作におけるアクチュエーター21の
通電時間は、施解錠切り替え時のみなので、短時間で電
力消費がなされることとなる。また、アクチュエーター
21をソレノイドではなく直流モーターとし、直流モー
ターでデッドボルト22を進退させる構造とした場合で
も、デッドボルト22を進退させる短時間だけ直流モー
ターに通電される。
【0039】従って、第1実施の形態によると、第1制
御回路19及び駆動回路20は、必要とされるときだけ
蓄電された電力を利用するため、実際に使用する際のピ
ーク電力消費が短時間で済み、微弱電波で蓄電された電
源による供給で作動が可能となる。また、無配線で電力
供給できるため、これにより無配線による遠隔モニタも
可能となる。
【0040】次に、本発明の無配線電気錠の第2実施の
形態について説明する。図2は、第1実施の形態の遠隔
操作側における各送信部4,8及び受信部11を一体形
成したものである。電気錠側については、第1実施の形
態と同様である。
【0041】第2実施の形態において、遠隔操作側に
は、入力手段5,第2制御回路27,タイミング回路2
8,屋内配線されている交流電源3,制御信号発生回路
7,遠隔操作側アンテナ部29,フィルタF及びモニタ
信号復調回路10が設けられている。
【0042】入力手段5は、第1実施の形態と同様、例
えば、スイッチ,テンキーの他、予め暗証番号が記憶さ
れたカードの暗証番号を読み取るカードリーダ等があ
る。この入力手段5により入力された、電気錠を施錠又
は解錠するための指令が、第2制御回路27に送られ
る。
【0043】第2制御回路27は、施錠又は解錠の指令
の有無及びモニタ信号による施錠又は解錠の情報、開扉
又は閉扉の情報の有無に応じて、施錠又は解錠の指令を
制御信号発生回路7に送るか否かの判別を行うととも
に、タイミング回路28を切り換えるか否かの判別を行
う。そして、この判別に応じて施錠又は解錠の指令を制
御信号発生回路7に送り、タイミング信号をタイミング
回路28に送る。
【0044】制御信号発生回路7は、第2制御回路27
から施錠又は解錠の指令を受け、その指令に応じた周波
数f2 (≠f1 )の制御信号を発生させる。このとき発
生した制御信号は、タイミング回路28を介して遠隔操
作側アンテナ部29から制御信号受信手段12へ送信さ
れる。
【0045】屋内配線されている交流電源3は、タイミ
ング回路28を介して、遠隔操作側アンテナ部29へ常
時連続して周波数f1 のエネルギー供給信号を供給す
る。
【0046】タイミング回路28は、第2制御回路27
から送られるタイミング信号に応じて、選択的にON/
OFFすることにより、エネルギー供給信号と制御信号
のいずれか一方又は双方を遠隔操作側アンテナ部29に
送る。
【0047】遠隔操作側アンテナ部29は、第1実施の
形態の遠隔操作側における各送信部4,8及び受信部1
1を一体形成したものである。この遠隔操作側アンテナ
部29からエネルギー供給信号と制御信号を送信し、モ
ニタ信号を受信する。受信したモニタ信号は、フィルタ
Fを介してモニタ信号復調回路10に送られる。
【0048】モニタ信号復調回路10は、受信したモニ
タ信号を復調する。復調されたモニタ信号は第2制御回
路27に送られる。なお、フィルタFは、遠隔操作側ア
ンテナ部29と第2制御回路27の間に結線されてい
る。このフィルタFは、周波数f3 のモニタ信号のみを
通すが、このモニタ信号とは異なる周波数のエネルギー
供給信号と制御信号は通さない。
【0049】なお、上述した実施の形態では、エネルギ
ー供給信号送信部4,前記制御信号送信部8及び前記モ
ニタ信号受信部11を一体形成した形態について述べた
が、エネルギー供給信号送信部4と前記制御信号送信部
8のみで一体形成してもよい。
【0050】次に、第2実施の形態の作用について説明
する。交流電源3に所定の交流電圧をかけると、タイミ
ング回路28を介して、遠隔操作側アンテナ部29から
周波数f1 のエネルギー供給信号が送信されることとな
る。そして、周波数f1 のエネルギー供給信号は受信用
ループアンテナ13で受信され、整流回路14で直流化
されて蓄電体15に送られる。直流化されたエネルギー
供給信号は、蓄電体15に常時連続して蓄電される。こ
の蓄電体15からの電力は、第1制御回路19,駆動回
路20及びモニタ信号発生回路25の駆動時に個々の駆
動電源として供給される。
【0051】施錠又は解錠を行うときは、入力手段5よ
り電気錠を施錠又は解錠するための指令を入力する。具
体的には、遠隔操作側のテンキーに暗証番号を入力する
か、又はカードリーダにカードを挿入する。テンキー入
力又はカードリーダで読み取られた暗証番号は、施錠又
は解錠の指令として第2制御回路27に送られる。
【0052】第2制御回路27にはモニタ信号復調回路
10から施錠又は解錠の情報、開扉又は閉扉の情報がモ
ニタ信号として入力されている。そして、施錠、閉扉の
モニタ信号が入力されているときに、入力手段5から解
錠の指令が入力されると、第2制御回路27から解錠の
指令が出力される。これに対し、上記以外のモニタ信号
が入力されているときには、入力手段5から解錠の指令
が入力されても、解錠の指令は第2制御回路27から出
力されない。
【0053】また、解錠、閉扉のモニタ信号が入力され
ているときに、入力手段5から施錠の指令が入力される
と、第2制御回路27から施錠の指令が出力される。こ
れに対し、上記以外のモニタ信号が入力されているとき
には、入力手段5から施錠の指令が入力されても、施錠
の指令は第2制御回路27から出力されない。
【0054】そして、第2制御回路27から出力された
施錠又は解錠の指令は、制御信号発生回路7に送られ、
この制御信号発生回路7から上記指令に応じた周波数f
2 の制御信号がタイミング回路28に送られる。
【0055】タイミング回路28は、通常の状態では、
交流電源3と遠隔操作側アンテナ部29を接続してい
る。このとき、制御信号発生回路7と遠隔操作側アンテ
ナ部29は接続されてない。この状態で、第2制御回路
27から施錠又は解錠の指令が出力されてタイミング回
路28にタイミング信号が入力されると、タイミング回
路28が切り換わり、制御信号発生回路7と遠隔操作側
アンテナ部29が接続される。このときには、交流電源
3と遠隔操作側アンテナ部29は接続されないこととな
る。その際、交流電源3と遠隔操作側アンテナ部29が
接続されない時間は、制御信号を送信してモニタ信号を
受信する間のごく短い時間だけなので、全体の動作から
見たエネルギー供給の減少が非常に少なく、蓄電体15
に対して十分な蓄電を行うことができる。
【0056】これにより、周波数f2 の制御信号は遠隔
操作側アンテナ部29に送られ、電気錠側の制御信号受
信手段16へ送信される。
【0057】電気錠作動後、電気錠側から周波数f3
モニタ信号が送信されると、このモニタ信号は遠隔操作
側アンテナ部29で受信され、フィルタFを介してモニ
タ信号復調回路10に送られる。そして、このモニタ信
号は、モニタ信号復調回路10で復調される。また、同
時にモニタ信号の状態に応じて施解錠表示ランプ(不図
示)が点灯する。
【0058】従って、第2実施の形態によると、第1制
御回路19及び駆動回路20は、必要とされるときだけ
蓄電された電力を利用するため、実際に使用する際のピ
ーク電力消費が短時間で済み、微弱電波で蓄電された電
源による供給で作動が可能となる。また、無配線で電力
供給できるため、これにより無配線による遠隔モニタが
可能となる。
【0059】次に、本発明の無配線電気錠の第3実施の
形態について説明する。図3は、第1実施の形態の電気
錠側における各受信部13,17及び送信部26を一体
形成したものである。遠隔操作側については、第1実施
の形態と第2実施の形態のいずれであってもよい。
【0060】第3実施の形態において、電気錠側には、
電気錠側アンテナ部30,整流回路14,蓄電体15,
制御信号復調回路18,第1制御回路19,駆動回路2
0,アクチュエーター21,デッドボルト22,検知ス
イッチ23及びフィルタFが設けられている。
【0061】電気錠側アンテナ部30は、第1実施の形
態の電気錠側における各受信部13,17及び送信部2
6を一体形成したものである。このアンテナ部30で周
波数f1 のエネルギー供給信号と周波数f2 の制御信号
を受信するとともに、周波数f3 のモニタ信号を送信す
る。
【0062】フィルタFは、電気錠側アンテナ部30と
検知スイッチ23の間に結線されている。このフィルタ
Fは、周波数f3 のモニタ信号のみを通し、このモニタ
信号と異なる周波数のエネルギー供給信号と制御信号は
通さない。
【0063】なお、整流回路14,蓄電体15,制御信
号復調回路18,第1制御回路19,駆動回路20,ア
クチュエーター21,デッドボルト22,検知スイッチ
23については、第1実施の形態と同様であるため、説
明を省略する。
【0064】また、上述した実施の形態では、前記エネ
ルギー供給信号受信部13,前記制御信号受信部17及
び前記モニタ信号送信部26を一体形成した形態につい
て述べたが、前記エネルギー供給信号受信部13と前記
制御信号受信部17のみで一体形成してもよい。
【0065】次に、第3実施の形態の作用について説明
する。遠隔操作側から周波数f1 のエネルギー供給信号
が送信されると、このエネルギー供給信号は電気錠側ア
ンテナ部30で受信され、整流回路14に送られる。そ
して、エネルギー供給信号は整流回路14で直流化され
て蓄電体15に蓄電される。この蓄電体15からの電力
は、制御信号復調回路18,第1制御回路19,駆動回
路20の駆動時に個々の駆動電源として供給される。
【0066】遠隔操作側から周波数f2 の制御信号が送
信されると、この制御信号は電気錠側アンテナ部30で
受信され、制御信号復調回路18に送られる。この後の
動作は第1実施の形態と同様である。
【0067】モニタ信号発生回路25から周波数f3
モニタ信号が出力されると、このモニタ信号はフィルタ
Fを介して電気錠側アンテナ部30に送られる。そし
て、電気錠側アンテナ部30から遠隔操作側へモニタ信
号が送信される。
【0068】従って、第3実施の形態によると、第1制
御回路19及び駆動回路20は、必要とされるときだけ
蓄電された電力を利用するため、実際に使用する際のピ
ーク電力消費が短時間で済み、微弱電波で蓄電された電
源により作動が可能となる。また、無配線で電力供給で
きるため、これにより無配線による遠隔モニタが可能と
なる。
【0069】次に、図4に基づいて本発明による無配線
電気錠の第4実施の形態について説明する。図4は、第
1実施の形態の遠隔操作側における各送信部4,8及び
受信部11を一体形成し、第1実施の形態の電気錠側に
おける各受信部13,17及び送信部26を一体形成し
たものである。
【0070】この第4実施の形態において、遠隔操作側
には、入力手段5,第2制御回路27,タイミング回路
28,屋内配線されている交流電源3,制御信号発生回
路7,遠隔操作側アンテナ部29及びモニタ信号復調回
路10が設けられている。
【0071】また、電気錠側には、電気錠側アンテナ部
30,レベル検出回路31,整流回路14,蓄電体1
5,制御信号復調回路18,第1制御回路19,駆動回
路20,アクチュエーター21,デッドボルト22,検
知スイッチ23及びモニタ信号発生回路25が設けられ
ている。
【0072】入力手段5は、第1実施の形態と同様、例
えば、スイッチ,テンキーの他、予め暗証番号が記憶さ
れたカードの暗証番号を読み取るカードリーダ等があ
る。この入力手段5により入力された、電気錠を施錠又
は解錠するための指令が、第2制御回路27に送られ
る。
【0073】第2制御回路27は、施錠又は解錠の指令
の有無及びモニタ信号による施錠又は解錠の情報、開扉
又は閉扉の情報の有無に応じて、施錠又は解錠の指令を
制御信号発生回路7に送るか否かの判別を行うととも
に、タイミング回路28を切り換えるか否かの判別を行
う。そして、第2制御回路27は、判別結果に応じて、
施錠又は解錠の指令を制御信号発生回路7に送るととも
に、選択的な切り換えにより交流電源3、制御信号発生
回路7、モニタ信号復調回路10のいずれかと遠隔操作
側アンテナ部29との間を接続するためのタイミング信
号をタイミング回路28に送る。
【0074】制御信号発生回路7は、第2制御回路27
から施錠又は解錠の指令を受け、その指令に応じて、交
流電源3と同一周波数の制御信号を発生させる。このと
き発生した制御信号は、タイミング回路28の切り換え
により、制御信号発生回路7と遠隔操作側アンテナ部2
9との間が接続されている状態で、遠隔操作側アンテナ
部29から制御信号受信手段12へ送信される。
【0075】屋内配線されている交流電源3は、タイミ
ング回路28の切り換えにより、交流電源3と遠隔操作
側アンテナ部29との間が接続されている状態で、遠隔
操作側アンテナ部29に対して周波数f1 のエネルギー
供給信号を供給する。
【0076】タイミング回路28は、第2制御回路27
から送られるタイミング信号に応じて、交流電源3、制
御信号発生回路7、モニタ信号復調回路10のいずれか
が遠隔操作側アンテナ部29に接続されるように選択的
な切り換えを行っている。
【0077】遠隔操作側アンテナ部29は、第1実施の
形態の遠隔操作側における各送信部4,8及び受信部1
1を一体形成したものである。この遠隔操作側アンテナ
部29からエネルギー供給信号の送信、制御信号の送
信、モニタ信号の受信のいずれかが行われる。
【0078】モニタ信号復調回路10は、受信したモニ
タ信号を復調する。復調されたモニタ信号は第2制御回
路27に送られる。
【0079】電気錠側アンテナ部30は、第1実施の形
態の電気錠側における各受信部13,17及び送信部2
6を一体形成したものである。このアンテナ部30で同
一周波数のエネルギー供給信号、制御信号の受信、モニ
タ信号の送信のいずれかが行われる。
【0080】レベル検出回路31は、電気錠側アンテナ
部30が受信した信号のレベルを検出しており、そのと
きの検出信号は第1制御回路19に送られる。
【0081】整流回路14は、図示のごとくダイオード
DとコンデンサCで構成されており、電気錠側アンテナ
部30が受信したエネルギー供給信号を直流化して蓄電
体15に送る。
【0082】蓄電体15は、第1実施の形態と同様に、
例えば大容量のコンデンサからなり、直流化したエネル
ギー供給信号の電力が蓄電される。ここで蓄電された電
力は、制御信号受信手段16,第1制御回路19,駆動
回路20及びモニタ信号送信手段24の駆動時に駆動電
源として供給される。
【0083】制御信号復調回路18は、蓄電体15から
電力供給を受け、電気錠側アンテナ部30により受信さ
れた制御信号を復調する。
【0084】第1制御回路19は、レベル検出回路31
からの検出信号が設定時間(例えばエネルギー供給信号
が絶たれる時間よりも長いタイマー時間)絶たれた後、
再度レベル検出回路31から検出信号が入力されたとき
に、電気錠側アンテナ部30が制御信号を受信したもの
と判別して制御信号復調回路18で復調された制御信号
を取込む。そして、この制御信号が施錠の指令又は解錠
の指令のいずれであるかを判別し、この判別結果と検知
スイッチ23からの情報(施錠又は解錠の情報、開扉又
は閉扉の情報)とに基づいて駆動回路20に駆動指令を
与える。
【0085】検知スイッチ23は、デッドボルト22の
進退に応じて切り換わる施解錠検知スイッチと、扉の開
閉に応じて切り換わる扉検知スイッチを備えて構成され
る。この検知スイッチ23からは、デッドボルト22の
進退による施錠又は解錠の情報と、扉の開閉に応じた開
扉又は閉扉の情報とが、第1制御回路19とモニタ信号
送信手段24に送られる。
【0086】モニタ信号発生回路25は、蓄電体15か
ら電力供給を受けており、検知スイッチ23の施錠又は
解錠の情報、開扉又は閉扉の情報に応じたエネルギー供
給信号及び制御信号と同一周波数のモニタ信号を発生さ
せる。このモニタ信号は、電気錠側アンテナ部30から
遠隔操作側アンテナ部29へ送信される。
【0087】次に、第4実施の形態の作用について説明
する。交流電源3に所定の交流電圧をかけると、タイミ
ング回路28を介して、遠隔操作側アンテナ部29から
周波数f1 のエネルギー供給信号が送信される。そし
て、周波数f1 のエネルギー供給信号は電気錠側アンテ
ナ部30で受信され、整流回路14で直流化されて蓄電
体15に送られる。直流化されたエネルギー供給信号
は、蓄電体15に蓄電される。この蓄電体15からの電
力は、第1制御回路19,駆動回路20及びモニタ信号
発生回路25の駆動時に個々の駆動電源として供給され
る。
【0088】施錠又は解錠を行うときは、入力手段5よ
り電気錠を施錠又は解錠するための指令を入力する。具
体的には、遠隔操作側のテンキーに暗証番号を入力する
か、又はカードリーダにカードを挿入する。テンキー入
力又はカードリーダで読み取られた暗証番号は、施錠又
は解錠の指令として第2制御回路27に送られる。
【0089】第2制御回路27にはモニタ信号復調回路
10から施錠又は解錠を示すモニタ信号が入力されてい
る。施錠のモニタ信号が入力されているときに、入力手
段5から解錠の指令が入力されると、第2制御回路27
から解錠の指令が出力される。これに対し、施錠のモニ
タ信号が入力されているときに、入力手段5から施錠の
指令が入力されても、施錠の指令は第2制御回路27か
ら出力されない。
【0090】また、解錠のモニタ信号が入力されている
ときに、入力手段5から施錠の指令が入力されると、第
2制御回路27から施錠の指令が出力される。これに対
し、解錠のモニタ信号が入力されているときに、入力手
段5から解錠の指令が入力されても、解錠の指令は第2
制御回路27から出力されない。
【0091】そして、第2制御回路27から出力された
施錠又は解錠の指令は、制御信号発生回路7に送られ、
この制御信号発生回路7から制御信号がタイミング回路
28に送られる。
【0092】タイミング回路28は、通常の状態では、
交流電源3と遠隔操作側アンテナ部29を接続してい
る。このとき、制御信号発生回路7と遠隔操作側アンテ
ナ部29は接続されてない。この状態で、第2制御回路
27から施錠又は解錠の指令が出力されてタイミング回
路28にタイミング信号が入力されると、タイミング回
路28が切り換わり、制御信号発生回路7と遠隔操作側
アンテナ部29が接続され、交流電源3からのエネルギ
ー供給信号が所定時間絶たれる。
【0093】そして、エネルギー供給信号と同一周波数
の制御信号は遠隔操作側アンテナ部29に送られ、電気
錠側アンテナ部30へ送信される。制御信号が送信され
ると、第2制御回路27からタイミング回路28にタイ
ミング信号が入力され、タイミング回路28が切り換わ
り、モニタ信号復調回路10と遠隔操作側アンテナ部2
9が接続される。
【0094】ところで、上述した蓄電動作の際、レベル
検出回路31では、電気錠側アンテナ部30が受信した
信号のレベルを検出し、その検出信号を第1制御回路1
9に送っている。そして、第1制御回路19では、レベ
ル検出回路31からの検出信号に基づいて制御信号の有
無を判別している。具体的には、レベル検出回路31か
ら入力される検出信号が途絶え、この検出信号の途絶え
た時間が設定時間を越えた後、再び検出信号が入力され
たときに、電気錠側アンテナ部30が制御信号を受信し
たものと判別し、制御信号復調回路18で復調された制
御信号を取り込んでいる。
【0095】そして、第1制御回路19は、取り込んだ
制御信号が施錠の指令又は解錠の指令のいずれであるか
を判別し、この判別結果と検知スイッチ23からのモニ
タ情報(施錠又は解錠の情報、開扉又は閉扉の情報)の
状態に応じて解錠又は施錠の指令を駆動回路20に出力
する。
【0096】そして、解錠の指令が駆動回路20に送ら
れると、蓄電体15から電力供給を受けている駆動回路
20からアクチュエーター21に電流が流れる。これに
より、アクチュエーター21内のソレノイドが作動して
デッドボルト22が後退し、電気錠が解錠される。これ
に対し、施錠の指令が駆動回路20に送られたときに
は、アクチュエーター21に作動によりデッドボルト2
2が不図示の受け穴に嵌入し、電気錠が施錠される。
【0097】この電気錠作動後、電気錠側アンテナ部3
0からエネルギー供給信号及び制御信号と同一周波数の
モニタ信号が送信されると、このモニタ信号は遠隔操作
側アンテナ部29で受信される。この受信されたモニタ
信号は、モニタ信号復調回路10に送られて復調され
る。また、同時にモニタ信号の状態に応じて施解錠表示
ランプ(不図示)が点灯する。
【0098】従って、第4実施の形態によると、送受信
用のアンテナを1組で済ますことができ、構成の簡略化
が図れる。しかも、同一周波数の電波によって電気錠の
各回路を動作させるための蓄電、電気錠の遠隔施解錠動
作及び遠隔モニタ動作を行うことができる。その際、第
1制御回路19及び駆動回路20は、必要とされるとき
だけ蓄電された電力を利用するため、実際に使用する際
のピーク電力消費が短時間で済み、微弱電波で蓄電され
た電源による供給で作動が可能となる。また、無配線で
電力供給できるため、これにより無配線による遠隔モニ
タが可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明による無配線
電気錠では、電波の送受信を利用しているため、無配線
で常時蓄電でき、電気錠の電池交換が不要である。ま
た、制御回路及び駆動回路は、必要とされるときだけ蓄
電された電力を利用するため、実際に使用する際のピー
ク電力消費が短時間で済む。
【0100】また、請求項2の無配線電気錠によれば、
送受信用のアンテナが1組で済み、しかも、同一周波数
の電波によって回路を動作させるための蓄電、電気錠の
遠隔施解錠動作及び遠隔モニタ動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無配線電気錠の第1実施の形態を
示す概略回路図である。
【図2】本発明による無配線電気錠の第2実施の形態を
示す遠隔操作側の概略回路図である。
【図3】本発明による無配線電気錠の第3実施の形態を
示す電気錠側の概略回路図である。
【図4】本発明による無配線電気錠の第3実施の形態を
示す概略回路図である。
【図5】従来の電気錠装置の概略回路図である。
【符号の説明】
5…入力手段 f2 …制御信号の周波数 6…制御信号送信手段 16…制御信号受信手段 19…第1制御回路 21…アクチュエーター 20…駆動回路 f3 …モニタ信号の周波数 24…モニタ信号送信手段 9…モニタ信号受信手段 f1 …エネルギー供給信号の周波数 2…エネルギー供給信号送信手段 12…エネルギー供給信号受信手段 15…蓄電体 4…エネルギー供給信号送信部 8…制御信号送信部 11…モニタ信号受信部 F…フィルタ 29…遠隔操作側アンテナ部 13…エネルギー供給信号受信部 17…制御信号受信部 26…モニタ信号送信部 30…電気錠側アンテナ部 31…レベル検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気錠を施錠又は解錠するための入力手
    段の指令に応じて発生した制御信号を、所定周波数で送
    信する制御信号送信手段と、 前記制御信号を受信して復調を行う制御信号受信手段
    と、 該制御信号受信手段から前記制御信号を受け、前記電気
    錠の施解錠状態及び扉の開閉状態に応じて前記制御信号
    を出力する第1制御回路と、 該第1制御回路からの前記制御信号を受けて、前記電気
    錠を施錠又は解錠するようにアクチュエーターを駆動す
    る駆動回路と、 電気錠の施解錠状態及び扉の開閉状態をモニタ信号とし
    て受け、該モニタ信号を前記制御信号の周波数と異なる
    周波数で送信するモニタ信号送信手段と、 前記モニタ信号の受信,復調を行うモニタ信号受信手段
    と、 前記制御信号と前記モニタ信号のいずれの周波数とも異
    なる周波数のエネルギー供給信号を送信するエネルギー
    供給信号送信手段と、 前記エネルギー供給信号を受信するエネルギー供給信号
    受信手段と、 前記受信されたエネルギー供給信号の電力の蓄電を行う
    とともに、前記第1制御回路,前記駆動回路,前記制御
    信号受信手段及び前記モニタ信号送信手段にそれぞれ電
    力供給する蓄電体と、を具備することを特徴とする無配
    線電気錠。
  2. 【請求項2】 所定周波数のエネルギー供給信号を出力
    する発振源と、 電気錠の施解錠状態、扉の開閉状態に応じて電気錠を施
    錠又は解錠するための指令を出力するとともに、該指令
    に応じたタイミング信号を出力する第2制御回路と、 該第2制御回路からの指令に応じた前記エネルギー供給
    信号と同一周波数の制御信号を発生する制御信号発生回
    路と、 前記エネルギー供給信号の送信、前記制御信号の送信、
    前記エネルギー供給信号と同一周波数の前記電気錠の施
    解錠状態と扉の開閉状態を示すモニタ信号の受信のいず
    れかを行う遠隔操作側アンテナ部と、 該遠隔操作側アンテナ部が受信した前記モニタ信号を復
    調し、該復調されたモニタ信号を電気錠の施解錠状態、
    扉の開閉状態を示す信号として前記第2制御回路に入力
    するモニタ信号復調回路と、 前記第2制御回路からのタイミング信号により、前記発
    振源、前記制御信号発生回路、前記モニタ信号復調回路
    のいずれかを前記遠隔操作側アンテナ部に選択的に切り
    換え接続するタイミング回路と、 前記エネルギー供給信号の受信、前記制御信号の受信、
    前記モニタ信号の送信のいずれかを行う電気錠側アンテ
    ナ部と、 該電気錠側アンテナ部が受信した前記制御信号を復調す
    る制御信号復調回路と、 前記電気錠側アンテナ部が受信した信号のレベルを検出
    するレベル検出回路と、 該レベル検出回路からの検出信号に基づいて前記制御信
    号の検出の有無を判別し、制御信号の検出有りと判別し
    たときに、前記制御信号復調手段が復調した前記制御信
    号を受け、前記電気錠の施解錠状態及び扉の開閉状態に
    応じて前記制御信号を出力する第1制御回路と、 該第1制御回路から前記制御信号を受けて、前記電気錠
    を施錠又は解錠するようにアクチュエーターを駆動する
    駆動回路と、 電気錠の施解錠状態及び扉の開閉状態をモニタ信号とし
    て受け、該モニタ信号を前記エネルギー供給信号と同一
    周波数で発生するモニタ信号発生回路と、 前記電気錠側アンテナ部で受信された前記エネルギー供
    給信号の電力の蓄電を行うとともに、前記第1制御回
    路,前記駆動回路,前記モニタ信号発生回路にそれぞれ
    電力供給する蓄電体と、を具備することを特徴とする無
    配線電気錠。
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