JP5289793B2 - 電気錠システム - Google Patents

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本発明は、各種扉に具備する施解錠機構を電気的に駆動制御する電気錠システムに係り、特に非接触通電で電源供給される電気錠装置の状態に基づき電源供給を制御する電気錠システムに関するものである。
従来より、例えば商業ビルや公共施設または一般住宅等の扉には、不審者の侵入を回避するため、防犯性に富んだ電気錠システムが設けられている。この種の電気錠システムは、特定の施解錠信号により、例えばモータやソレノイドなどの駆動手段を駆動してデッドボルトを電気的に進退させ、錠前の施解錠を行っている。
そして、この種の電気錠システムとしては、例えば(1)〜(3)に示すような装置構成の電気錠システムが知られている。
(1)外部から取得した認証情報を照合して認証情報が特定の認証情報であると判別したときに自身の施解錠機構を施解錠制御する制御機能が錠本体の内部に組み込まれた電池駆動式の電気錠システム(下記特許文献1を参照)。
(2)扉に設置された電気錠と室内の壁などに設置された電気錠制御盤との間の電気的接続を通電金具を介して有線接続される有線式の電気錠システム(下記特許文献2を参照)。
(3)電池駆動型の電気錠装置の省電力化を図るべく、電磁誘導作用を利用して外部電源から駆動電源を給電する非接触通電式の電気錠システム(下記特許文献3を参照)。
特開2006−316542号公報 特開平10−025935号公報 特開2007−154605号公報
しかしながら、上述した(1)〜(3)の従来の電気錠システムでは、以下に示すような課題があった。
まず、(1)の電池駆動式の一体型ロックを用いた電気錠システムでは、電気錠の各種情報や施解錠状態を管理する集中管理装置と通信する場合、電池駆動の特徴を生かして無線で行うが、無線通信を行うための無線モジュールを動作させる必要があるため電力消費が激しく、定期的な電池交換が必要であった。
また、(2)の有線式の通電金具を使用した電気錠システムでは、電気錠と電気錠制御盤とが有線式であるため、扉内の配線処理が発生して加工費用が高くなり、施工期間も長くなるという問題があった。さらに、通電金具の寿命により断線が生じるため、より多くのメンテナンス費用が掛かるという問題もあった。また、有線式の電気錠システムでは、錠の施解錠状態と扉の開閉状態を電気的に監視するための接点信号端子と、施解錠機構のモーターやソレノイドの駆動端子とが錠本体から直接外部に引き出されて電気錠制御盤に配線接続される構成なので、電気錠と電気錠制御盤との間を配線する電線が不正行為などにより切断され、その切断された電線に対して外部から所定の信号(電気錠を施解錠駆動するための信号)が入力して電気錠が不正に施解錠される虞があった。
さらに、(3)の非接触通電方式の電気錠システムでは、電源を非接触で給電するため上記(2)の電気錠システムのような問題は解決されるが、非接触通電間に例えば鉄板等の金属材が不正に挿入された場合、人体に影響を及ぼすほどの熱が発生するが、システム自体でこの挿入された鉄板等の金属材を検知することができなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、電池交換が不要で、電源供給状態及び扉の開閉状態に基づいて電源供給を制御し、信頼性の向上を図ることができる電気錠システムを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の電気錠システムは、外部からの施解錠情報を認証して錠前を施解錠制御する機能を有し、扉の開閉状態を検知する扉開閉検知部と、電源供給の有無を監視する電源監視部とを備え、前記扉開閉検知部で検知した前記扉の開閉状態を示す状態信号と前記電源監視部で検知した電源供給の有無に応じた状態信号を無線送信する電気錠装置と、
前記電気錠装置から送信された前記扉の開閉状態を示す状態信号と前記電源供給の有無に応じた状態信号とに基づき前記電気錠装置に対する電源供給制御を行う電源供給制御盤とを備え、
非接触通電方式で供給される電源を用いて前記錠前を電気的に施解錠制御する電気錠システムであって、
前記電源供給制御盤は、前記電気錠装置から電源供給無しのときの扉閉扉状態信号が入力したときに、前記電気錠装置に対する電源供給異常であると判別し、前記電気錠装置に対する電源供給を停止するための供給停止制御信号を前記電源制御部に出力することを特徴とする。
請求項2記載の電気錠システムは、請求項1記載の電気錠システムにおいて、
前記電気錠装置は、前記電源供給制御盤から供給される電源を蓄電する蓄電部を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の電気錠システムは、請求項1又は2記載の電気錠システムにおいて、
前記電源供給制御盤と通信可能に接続され、前記電源供給制御盤から前記状態信号を受信して前記電気錠装置の状態管理を行う集中管理装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、制御機能を一体化した電気錠の弱点であった電池交換が不要となり、電池消耗の問題が解決される。また、非接触通電装置を介して電源供給を行っているため、扉内の配線工事を行う必要がなく、システムの設置費用を安価にすることができる。さらに、電気錠装置からの状態信号に基づき、扉閉扉状態で、且つ電源供給されていないときや扉開扉状態のときは電源供給を停止するため、不正に非接触通電装置のユニット間に鉄板が挟まれた場合であっても鉄板の発熱による問題を解消することができる。
また、集中管理装置によって接続される電気錠装置の状態管理を一括して行うことができるため、電源供給異常などの電気錠装置における異常が発生した場合であっても即座に対応することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る電気錠システムの第1形態の概略構成を示すブロック図であり、図2は同電気錠システムにおける電源供給制御盤の動作を説明するためのフローチャート図であり、図3は同電気錠システムにおける電気錠装置の動作を説明するためのフローチャート図である。
また、図4は本発明に係る電気錠システムの第2形態の概略構成を示すブロック図であり、図5は図4の電気錠システムにおける電源供給制御盤の動作を説明するためのフローチャート図である。
本発明に係る電気錠システムは、例えばホテル客室、住宅玄関扉、事務出入口などに採用されるものであり、非接触通電方式により電源供給制御盤から電気錠装置に駆動電源が供給され、扉の開閉状態や電気錠装置への電源供給の有無に基づき電気錠装置に対する電源供給制御を行うものである。
<第1形態>
まず、図1〜3を参照しながら、本発明に係る第1形態の電気錠システムについて説明する。
〔第1形態の構成〕
図1に示すように、本例の電気錠システム1は、電源供給制御盤10、非接触通電装置20、無線通信機30、電気錠装置40を備えて概略構成される。以下、各構成について説明する。
電源供給制御盤10は、電気錠装置40の駆動に必要な電源を常時供給しており、電源部11、電源制御部12、計時部13、制御盤制御部14を備えて構成される。
電源部11は、電源制御部12の制御により、例えば商用電源(AC100〜240V)である外部電源から供給される電源を非接触通電装置20に供給している。
電源制御部12は、制御盤制御部14から供給制御信号が入力すると、電気錠装置40に電源供給するべく電源部11を制御し、供給停止制御信号が入力すると、電気錠装置40に対する電源供給を停止するべく電源部11を制御している。
計時部13は、電気錠装置40に電源供給を開始してから電気錠装置40の状態信号を受信するまでの状態信号用時間を計時する状態信号用計時手段13aと、電気錠装置40から受信した状態信号に基づき電気錠装置40に対する電源供給が停止されてから再び電源供給を開始するまでの時間を計時する停止時間計時手段13bで構成される。
状態信号用計時手段13aは、時間内に状態信号を受信したか否かを判別するための基準となる状態信号用時間を計時しており、電気錠装置40に対して電源の供給が開始されると計時を開始し、電気錠装置40からの状態信号を制御盤制御部14が受信したときに計時を終了してリセットしている。また、状態信号用計時手段13aは、状態信号用時間の計時を開始した後、制御盤制御部14が電気錠装置40からの状態信号を受信することなく所定時間(例えば数秒)が経過すると状態信号用時間の計時を終了し、この計時が終了したことを示す計時終了信号を制御盤制御部14に出力している。
停止時間計時手段13bは、電気錠装置40に異常があった場合や扉が開扉している場合に、電気錠装置40への電源供給を停止してから再び電源供給を開始するまでの時間である供給停止時間を計時している。停止時間計時手段13bは、電気錠装置40に対する電源供給が停止すると計時を開始し、予め設定された再び電気錠装置40に電源供給を開始するまでの時間(例えば数秒)を計時し、この計時が終了すると、制御盤制御部14に電源供給開始を促す供給開始信号を出力している。
制御盤制御部14は、例えばCPUやROM、RAMなどのマイクロコンピュータで構成され、電源供給制御盤10を構成する各部の駆動を統括制御している。また、制御盤制御部14は、無線通信機30を介して電気錠装置40から送信された状態信号が入力すると、この入力した状態信号に基づき電源制御部12の制御を行っている。
具体的に説明すると、電気錠装置40から電源供給の有無に関わらず扉開扉状態信号が入力した場合、省電力化を図るべく電気錠装置40に対する電源供給を停止するための供給停止制御信号を電源制御部12に出力している。また、電気錠装置40から電源供給無しのときの扉閉扉状態信号が入力した場合、電気錠装置40に対する電源供給異常(例えば後述する非接触通電装置20のユニット間に鉄板が装入されている状態、停電や故障により正常に電源供給が行われていない状態など)であると判別し、電気錠装置40に対する電源供給を停止するための供給停止制御信号を電源制御部12に出力している。さらに、電気錠装置40から電源供給有りのときの扉閉扉状態信号が入力した場合、電気錠装置40に対して正常に電源が供給されていると判別し、電気錠装置40に対する電源供給を継続するべく供給制御信号を電源制御部12に出力している。また、計時部13から計時終了信号が入力すると、電気錠装置40に何らかの異常が発生していると判別し、電気錠装置40に対する電源供給を停止するための供給停止制御信号を電源制御部12に出力している。さらに、制御盤制御部14は、計時部13から供給開始信号が入力すると、停止している電源供給を再開するため、電気錠装置40に供給制御信号を出力している。
非接触通電装置20は、電源供給制御盤10から電気錠装置40に対して非接触で通電するもので、1次側ユニット20aと2次側ユニット20bとを備え、ユニット同士が対向して設けられている。1次側ユニット20aは、結合トランスを構成する1次コアと、この1次コアに巻回する1次巻線とを備えて、扉枠に揺動不能に取り付けられる。2次側ユニット20bは、扉が閉じた状態において、1次コアとの間に所定の間隙を有して対向配置される2次コアと、この2次コアに巻回した2次巻線とを備えて、扉の開放側に揺動不能に取り付けられる。
この非接触通電装置20では、結合トランスの1次コア及び2次コアに巻回して構成された信号送受信用の巻線に電源供給制御盤10や電気錠装置40から変調信号を印加することにより、結合トランスの電磁誘導作用を利用して、互いに対向する信号送受信用の巻線に信号を伝達している。
無線通信機30は、例えば無線送受信機で構成され、電気錠装置40との間で無線通信可能とされている。また、無線通信機30は、電源供給制御盤10と通信ケーブルなどで有線接続されており、電気錠装置40から送信される状態信号(例えば錠の施解錠状態や施解錠回数などの電気錠装置40に関する各種モニタ信号、扉の開閉状態を示す扉開閉状態信号、電源供給有り又は無しを示す電源供給有無状態信号、電源供給異常を示す異常状態信号など)を受信し、この受信した各種信号を電源供給制御盤10に送信している。
電気錠装置40は、各種扉の所定箇所に設けられ、所定の施解錠情報を正常認証したときに現在の錠前及び扉の状態に応じて錠前を電気的に施解錠制御するものである。この電気錠装置40は、蓄電部41、電源監視部42、無線通信部43、施解錠情報取得部44、記憶部45、扉開閉検知部46、電気錠制御部47、施解錠機構48、警報部49を備えて構成される。
蓄電部41は、電源供給制御盤10から供給される電気錠装置40の各部の駆動に必要な電源を蓄電する大容量のコンデンサであり、非接触通電装置20を介して電源供給制御盤10から供給される電源を蓄電している。これにより、電源供給制御盤10からの電源供給が停止した場合でも、蓄電部41で電源がバックアップされているため、蓄電部41に蓄電された電源を使用して一時的に装置内の各部の駆動が可能となっている。
電源監視部42は、電源供給制御盤10から電源が供給されているか否かを監視しており、電源供給制御盤10からの電源供給の有無を検知し、この電源供給有無の状態に応じた電源供給有無状態信号を記憶部45に出力している。
無線通信部43は、無線通信機30と無線通信可能であり、所定間隔で継続して行われるポーリング時に記憶部45に記憶された電気錠装置40に関する状態信号を無線通信機30へ送信している。なお、無線通信機30への状態信号送信は、蓄電部41に蓄電された電源が無くなるまで所定間隔で継続して送信される。
施解錠情報取得部44は、例えば暗証番号入力によって施解錠操作の指示入力を行うためのテンキーや操作キー、リモコンなどの無線型キーや携帯電話から送信された施解錠情報(施解錠操作の指示入力)を読み取るための情報読取器、磁気カード,ICカード,非接触型ICチップやRFIDタグ(Radio Frequency Identification Tag )を搭載した非接触型ICカードなどの各種カード状記憶媒体から施解錠情報(施解錠操作の指示入力)を読み取るカードリーダなど、利用者の施解錠操作の指示入力に基づく施解錠情報(錠前を施解錠するために必要な情報)を取得するための施解錠操作機器で構成され、扉や扉近傍の壁の所定箇所に設けられる。施解錠情報取得部44は、利用者の施解錠操作に基づく施解錠情報を取得すると、この施解錠情報を電気錠制御部47に出力している。
記憶部45は、例えば磁気的、光学的記憶媒体若しくはROM、RAMなどの半導体メモリで構成される。記憶部45は、施解錠情報取得部44が取得した施解錠情報が正当な情報であるか否かを判別するための認証用施解錠情報、扉の開閉状態を示す扉開閉状態信号、電気錠装置40の状態を示す状態信号(例えば電源供給制御盤10からの電源供給の有無を示す電源供給有無状態信号、錠前の施解錠状態を示す施解錠状態信号、施解錠操作回数や操作エラーログなどの操作状態信号、電気錠装置40に対する電源供給異常を示す異常状態信号)などの電気錠装置40の施解錠制御に必要な各種データを記憶している。
扉開閉検知部46は、現在、扉が開扉状態か閉扉状態かを検知し、この扉の開閉状態を示す扉開閉状態信号(扉開扉状態信号、扉閉扉状態信号)を電気錠制御部47に出力している。
電気錠制御部47は、例えばCPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータで構成され、電気錠装置40を構成する各部を統括制御している。電気錠制御部47は、施解錠情報取得部44から取得した施解錠情報と、予め記憶部45に記憶された認証用施解錠情報とを照合してその正当性を判別し、正常に認証したときのみ現在の錠前の施解錠状態、扉の開閉状態に応じて錠前を電気的に解錠(又は施解錠)制御している。
また、電気錠制御部47は、錠前の解錠(又は施解錠)制御時に、施解錠機構48を駆動させるための駆動制御信号の出力、蓄電部41に蓄電された電源を装置内の各部へ供給する電源供給制御などの様々な処理制御をしている。さらに、電気錠制御部47は、扉が閉扉した状態で電源供給制御盤10から電源が供給されていない状態の場合に、電源供給異常があると判別し、この異常発生を発報するべく警報部49に異常状態信号を出力するとともに記憶部45に異常状態信号を記憶させている。
施解錠機構48は、例えばモータやソレノイド等の駆動装置と錠前で構成され、電気錠制御部47から入力される駆動制御信号により錠前を施錠または解錠するべく駆動し、扉枠の係止穴に対してデッドボルトを突出(施錠時)又は引き込む(解錠時)ことにより錠前が施解錠される。
警報部49は、例えばブザーなどの鳴動装置で構成され、電気錠制御部47から異常状態信号が入力すると、警報音を鳴らして外部に異常を発報している。
〔第1形態の動作〕
次に、上記構成の電気錠システム1における電源供給制御盤10と電気錠装置40の動作について、図2及び図3のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図2を参照しながら、電源供給制御盤10の動作について説明する。図2に示すように、電源供給制御盤10では、非接触通電装置20を経由して電気錠装置40へ電源を供給すると(ST1)、状態信号用計時手段13aを作動して状態信号用時間を計時する(ST2)。そして、計時が開始すると、電気錠装置40から状態信号を受信したか否かを判別する(ST3)。
このとき、状態信号用時間内に電気錠装置40から状態信号を受信したと判別すると(ST3−Yes)、この状態信号に基づき扉が閉扉しているか否かを判別する(ST4)。このとき、状態信号用時間の計時を停止してリセットする。
これに対し、電気錠から信号を受信していない、すなわち状態信号用時間内に電気錠装置40からの状態信号を受信していないと判別すると(ST3−No)、電気錠装置40に何らかの異常が発生していると判別して一旦電源供給を停止し(ST5)、この電源供給停止に伴い供給停止時間の計時を開始する(ST6)。そして、供給停止時間計時後に再び電気錠装置40に電源供給を開始するため、ST1に戻る。
ST4において、扉が閉扉していると判別すると(ST4−Yes)、受信した状態信号に基づき電気錠装置40に対して電源供給が有るか否かを判別する(ST7)。
これに対し、扉が開扉していると判別すると(ST4−No)、システムの省電力化を図るため、ST5の処理に移行する。
ST7において、電源供給有りと判別すると(ST7−Yes)、電気錠装置40が正常に作動していると判別し、そのまま継続して電源供給を行うべく、再びST1へ移行する。
これに対し、電源供給無しと判別すると(ST7−No)、電源供給異常があると判別し、一旦電源供給を停止するため、ST5の処理に移行する。
次に、図3を参照しながら、電気錠装置40における動作について説明する。図3に示すように、電気錠装置40では、電源供給制御盤10から非接触通電装置20を経由して電源が供給されると(ST11)、蓄電部41に電源が蓄えられ、電気錠制御部47が駆動可能になる(ST12)。電気錠制御部47が駆動可能になると、現在の電気錠装置40や扉の状態を示す状態信号を無線通信機30に出力し、無線通信機30を介して電源供給制御盤10に送信する(ST13)。送信する状態信号は、例えば扉の開閉状態を示す扉開閉状態信号、電源供給制御盤10からの電源供給の有無を示す電源供給有無状態信号、錠前の施解錠状態を示す施解錠状態信号、施解錠操作回数や操作エラーログなどの操作状態信号、電気錠装置40に対する電源供給異常を示す異常状態信号である。
次に、電源供給制御盤10から電源供給が有るか否かを判別する(ST14)。電源供給制御盤10から電源供給が有ると判別すると(ST14−Yes)、施解錠操作されたか否かを判別する(ST15)。
これに対し、電源供給制御盤10から電源供給が無いと判別すると(ST14−No)、扉が閉扉されているか否かを判別する(ST16)。
ST15において、施解錠操作されたと判別すると(ST15−Yes)、施解錠操作された際に取得した施解錠情報の正当性を判別する(ST17)。
これに対し、施解錠操作されていないと判別すると(ST15−No)、現在の状態を示す状態信号を電源供給制御盤10に出力するため、ST13に戻る。
ST17において、施解錠情報が正常に認証されると(ST17−Yes)、施解錠機構48を駆動制御して現在の錠前の状態に基づく施解錠制御を行い(ST18)、この施解錠操作状態を状態信号として電源供給制御盤10に出力するため、ST13に戻る。
これに対し、施解錠情報が正常に認証されないと(ST17−No)、施解錠情報が正常でなく不正な施解錠操作であると判別し、この施解錠操作状態を状態信号として電源供給制御盤10に出力するため、ST13に戻る。
また、ST16において、扉が閉扉されていると判別すると(ST16−Yes)、例えば非接触通電装置20のユニット間に鉄板が装入された状態や停電や故障による元電源の遮断による異常発生と見なし、この異常状態を警報するための警報信号を警報部49に出力して発報し(ST19)、この異常状態信号を状態信号として電源供給制御盤10に出力するため、ST13に戻る。
これに対し、扉が閉扉されていない(すなわち開扉状態)と判別すると(ST16−No)、現在扉が開扉しているため、この開扉状態を状態信号として電源供給制御盤10に出力するため、ST13に戻る。
<第2形態>
次に、本例の電気錠システムの第2形態について図4及び図5を参照しながら説明する。なお、図1〜3で説明した第1形態の電気錠システム1と同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略している。
〔第2形態の構成〕
第2形態の電気錠システム1は、図1の電気錠システム1の構成、すなわち電源供給制御盤10、無線通信機30、電気錠装置40の構成に加え、集中管理装置50を備えたものである。
図4に示すように、集中管理装置50は、例えばパソコンなどの表示器、操作器を有する外部通信端末であり、通信インターフェースである管理装置通信部51を備え、この管理装置通信部51と電源供給制御盤10の制御盤通信部15とがデータ通信可能に無線若しくは有線接続されている。集中管理装置50は、電気錠装置40から出力された状態信号を電源供給制御盤10を介して受信し、電気錠装置40の状態管理をしている。また、集中管理装置50は、電気錠装置40に対して電源供給異常があった場合に、管理会社や管理者に対して例えばメール通知や鳴動通知などを行って外部に異常発生を発報することもできる。
〔第2形態の動作〕
次に、第2形態の電気錠システムの動作について図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5において、図2と同一の処理内容については同一のステップ番号(ST)を付し、その説明を省略し、また電気錠装置40に関する処理動作は第1形態と同一の処理内容であるため、その説明を省略する。
図4の電気錠システム1では、ST7において、電源供給有りと判別すると(ST7−Yes)、電気錠装置40が正常に作動していると判別し、この電気錠装置40の状態を示す状態信号を集中管理装置50に送信し(ST8)、継続して電源供給を行うべく、再びST1へ移行する。
これに対し、電源供給無しと判別すると(ST7−No)、電気錠装置40に対して電源供給異常があると判別し、この異常発生を示す異常状態信号を集中管理装置50に送信し(ST9)、電源供給を停止するため、ST5の処理に移行する。なお、その他の動作については、図2で説明した内容と同一である。
このように、上述した第1形態の電気錠システムによれば、電源供給制御盤10と電気錠装置40との間を無線通信可能とし、正常時は非接触通電装置20を介して電源供給制御盤10から電気錠装置40に対して常時電源供給される。そして、電気錠装置40から扉の開閉状態や電気錠装置40への電源供給の有無を示す状態信号を受信し、この受信した状態信号に基づき電気錠装置40への電源供給停止制御や異常検出を行っている。
このため、制御機能を一体化した電気錠の弱点であった電池交換が不要となり、電池消耗の問題が解決される。また、非接触通電装置20を介して電源供給を行っているため、扉内の配線工事を行う必要がなく、システムの設置費用を安価にすることができる。
さらに、電気錠装置40からの状態信号に基づき、扉閉扉状態で、且つ電源供給されていないときや扉開扉状態のときは電源供給を停止するため、不正に非接触通電装置20のユニット間に鉄板が挟まれた場合であっても鉄板の発熱による問題を解消することができる。また、電気錠装置40に蓄電部41を備えているため、扉開閉状態や電源供給異常が発生して電気錠装置40が無給電状態となっても、バックアップされた電源により記憶した各種情報のリセットを防ぎ、且つ電源供給制御盤10との通信を無線通信機30を介して常時行うことができる。
そして、第2形態の電気錠システムによれば、集中管理装置50によって接続される電気錠装置40の状態管理を一括して行うことができるため、電源供給異常などの電気錠装置40における異常が発生した場合であっても即座に対応することができる。
本発明に係る電気錠システムの第1形態の概略構成を示すブロック図である。 同電気錠システムにおける電源供給制御盤の動作を説明するためのフローチャート図である。 同電気錠システムにおける電気錠装置の動作を説明するためのフローチャート図である。 本発明に係る電気錠システムの第2形態の概略構成を示すブロック図である。 図4の電気錠システムにおける電源供給制御盤の動作を説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
1 電気錠システム
10 電源供給制御盤
11 電源部
12 電源制御部
13 計時部(13a 状態信号用計時手段、13b 停止時間計時手段)
14 制御盤制御部
15 制御盤通信部
20 非接触通電装置(20a 一次側ユニット、20b 二次側ユニット)
30 無線通信機
40 電気錠装置
41 蓄電部
42 電源監視部
43 無線通信部
44 施解錠情報取得部
45 記憶部
46 扉開閉検知部
47 電気錠制御部
48 施解錠機構
49 警報部
50 集中管理装置
51 管理装置通信部

Claims (3)

  1. 外部からの施解錠情報を認証して錠前を施解錠制御する機能を有し、扉の開閉状態を検知する扉開閉検知部と、電源供給の有無を監視する電源監視部とを備え、前記扉開閉検知部で検知した前記扉の開閉状態を示す状態信号と前記電源監視部で検知した電源供給の有無に応じた状態信号を無線送信する電気錠装置と、
    前記電気錠装置から送信された前記扉の開閉状態を示す状態信号と前記電源供給の有無に応じた状態信号とに基づき前記電気錠装置に対する電源供給制御を行う電源供給制御盤とを備え、
    非接触通電方式で供給される電源を用いて前記錠前を電気的に施解錠制御する電気錠システムであって、
    前記電源供給制御盤は、前記電気錠装置から電源供給無しのときの扉閉扉状態信号が入力したときに、前記電気錠装置に対する電源供給異常であると判別し、前記電気錠装置に対する電源供給を停止するための供給停止制御信号を前記電源制御部に出力することを特徴とする電気錠システム。
  2. 前記電気錠装置は、前記電源供給制御盤から供給される電源を蓄電する蓄電部を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
  3. 前記電源供給制御盤と通信可能に接続され、前記電源供給制御盤から前記状態信号を受信して前記電気錠装置の状態管理を行う集中管理装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気錠システム。
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