JP4588400B2 - 制御機能付電気錠 - Google Patents

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Description

本発明は、各種扉に具備する施解錠装置を電気的に駆動制御する電気錠システムに採用されるものであって、外部からの施解錠情報を認証して施解錠制御する機能を備えた制御機能付電気錠に関するものである。
従来より、例えば商業ビルや公共施設または一般住宅等の扉には、不審者の侵入を回避するため、防犯性に富んだ電気錠システムが設けられている。この種の電気錠システムは、特定の施解錠信号により、例えばモータやソレノイドなどの駆動手段を駆動してデッドボルトを電気的に進退させ、錠の施解錠を行っている。
そして、このような電気錠システムとしては、例えば下記特許文献1に開示されているような電気錠システムが知られている。
図7に示すように、特許文献1に開示される電気錠システムは、ドア51に設置された電気錠52及び電気錠制御部(図示せず)と、壁に設置され電気的な手段により電気錠52の施錠や解錠を決定し、電気錠52を制御するための制御信号を出力する施解錠決定手段53とを備え、ドア51の一側が蝶番54にてドア枠55に連結されている(ドア枠55に開閉自在に取り付けられている)。施解錠決定手段53には、電源線56によって交流電源(AC100V又はAC200V)が供給され、施解錠決定手段53と前記電気錠制御部との間は、電線57,58及び伝送手段Aを介して信号が伝送されるようになっている。
特開平10−025935号公報
ところで、この種の電気錠システムは、扉に具備された電気錠と、電気錠の施解錠を制御するための電気錠制御盤とが扉の通電金具を介して配線された構成である。このため、電気錠システムを導入する場合、電気錠を扉に設置するだけでなく、電気錠を制御するための電気錠制御盤を扉とは異なる場所、例えば室内の壁面に別途設置しなければならない。従って、電気錠制御盤専用の設置スペースを確保する必要があった。また、実際の運用では、電気錠制御盤が電源や端子台の役割に留まることが多く、電気錠制御盤の設置スペースやコスト面など無駄になることが多く、電気錠システムを構築するにあたっては、配線の取り廻しや電気錠制御盤の設置スペースが限定されるため、汎用性に乏しかった。
また、従来の電気錠システムに使用される電気錠は、錠の施解錠状態と扉の開閉状態を電気的に監視するための接点信号端子と、施解錠機構のモーターやソレノイドの駆動端子とが錠本体から直接外部に引き出されて電気錠制御盤に配線接続される構成なので、電気錠と電気錠制御盤との間を配線する電線が不正行為などにより切断され、その切断された電線に対して外部から所定の信号(電気錠を施解錠駆動するための信号)を入力して電気錠が不正に施解錠される恐れもあった。
さらに、認証機能を有する電気錠システムを構築する場合、通常、電気錠制御盤にID読取装置を接続する必要があった。その結果、システムとして非常に高価なものになり、普及の妨げとなっていた。
ところで、近年、住宅玄関市場では、1ドア2ロック(複数ロック)で防犯性が高く、かつ様々な運用に柔軟に対応できる意匠性に優れた電気錠が求められているが、現在、1ドア2ロック運用ができる電気錠システムには、一般錠が取り付けられた扉の扉面から駆動ユニットを取り付けて電動でサムターンを駆動し施解錠する電動サムターンが採用されている。しかし、この電動サムターンを採用した構成では、駆動ユニットが扉面に露出してしまい、扉の意匠性を損ねていた。
これに対し、彫込式で意匠性に優れた電気錠も知られているが、複数ロック対応の電気錠制御盤がなく、現行製品を組み合わせて使用しても運用や価格、配線に無理があった。しかも、電池運用のみの運用のため、有線が不可能で、電池交換の手間が発生するとともに、解錠手段がリモコンのみに限定され、ノンタッチ式等ができず、さらにはインターホンから解錠などの機器連動ができないため、様々な運用に対応できなかった。さらに、彫込式の電気錠は、電源の駆動用配線が直接錠ケースから引き出されるので、防犯上好ましくなかった。
また、従来の電気錠は、錠種毎に通電方法が異なるため、電気錠の制御方法が煩雑となり、不具合時に電気錠側と制御側との責任埴の切り分けを困難にしていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、設置スペースを削減し、汎用性に優れ、且つ、防犯性の向上が図れる電気錠システムを構築できる制御機能付電気錠を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された制御機能付電気錠は、シリンダーとサムターン以外が扉の内部に組み付けられる錠前の錠本体の内部に設けられ、外部から取得した認証情報と照合するための照合情報を予め記憶し、前記認証情報と前記照合情報とを照合して前記認証情報が特定の認証情報であると判別したときに自身の施解錠機構を施解錠制御する制御手段と、
前記認証情報を取得し、該取得した認証情報を前記制御手段で処理可能な信号として出力する認証情報取得部が接続可能な外部インターフェースとを備え、
前記外部インターフェースは、電源用入出力手段と通信用入出力手段とを備え、
連動機器の駆動制御が可能な機器制御盤を備えた電源供給部と、前記認証情報取得部と、別の電気錠とが前記電源用入出力手段および前記通信用入出力手段を介して接続可能とされており、
前記電源供給部から前記電源用入出力手段を経由して各部に駆動電源が供給され、各部間の通信が前記通信用入出力手段を経由して暗号化されており、前記制御手段による認証に基づいて自身および前記別の電気錠の施解錠機構を施解錠制御することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、電気錠システムを統括制御するための制御手段が、シリンダーとサムターン以外が扉の内部に組み付けられる錠前の錠本体の内部に設けられた構成なので、電気錠システムの省スペース化が図れるとともに、部品点数の減少による製造コストが削減でき、簡素化された安価な電気錠システムを構築することができる。しかも、外部からの不正行為による不正な施解錠を回避することができ、高い防犯性を得ることができる。そして、配線や設置スペースの自由度が増すため、設置機器が限定されることなく、多種多様な電気錠システムの構築を実現できる。
また、外部インターフェースを備えた構成なので、データの入出力時に主電気錠の制御手段が読取可能なデータに変換することで、従来品を含め、汎用性に富んだ電気錠システムを構築することができる。さらに、別の電気錠を連動制御することができるので、1ドア2ロックシステムを簡素なシステム構成によって実現することができる。加えて、連動機器の駆動も制御できるので、例えばインターホン等との機器連動も可能なシステムを構築することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明に係る制御機能付電気錠を含む電気錠システムの概略構成を示すブロック図、図2は本発明に係る制御機能付電気錠を商用電源で運用する場合の形態を示す概略図、図3は本発明に係る制御機能付電気錠を電池で運用する場合の形態を示す概略図、図4〜図6は本発明に係る制御機能付電気錠を含む電気錠システムの各動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本例の電気錠システム20は、外部からの認証情報と予めシステム構築時に記憶される照合情報との照合により錠を施解錠制御する制御手段1aを備えた制御機能付電気錠としての主電気錠1、主電気錠1と連動して錠が施解錠される副電気錠2、各種施解錠キーの操作やテンキーによる入力操作等の特定の施解錠動作から錠を施解錠するための認証情報を取得する認証情報取得部3、システムの各部に駆動電源を供給する電源供給部4、錠の施解錠状態や扉の開閉状態に応じて連動する連動機器5を備えて概略構成される。なお、本例では、主電気錠1を中心としてシステムが構築されており、この主電気錠1以外の電源供給部4を除く各部(副電気錠2、認証情報取得部3、連動機器5)を外部装置としている。
図1に示すように、主電気錠1、副電気錠2、認証情報取得部3、電源供給部4のそれぞれには、電源用入出力手段11、通信用入出力手段12、機器情報記憶手段13が設けられている。
図1の例では、電源供給部4と認証情報取得部3との間、認証情報取得部3と主電気錠1との間、主電気錠1と副電気錠2との間が電源用入出力手段11を介して各々ケーブルにより配線接続される。これにより、電源供給部4から各電源用入出力手段11を経由して主電気錠1、副電気錠2、認証情報取得部3の各部に必要な駆動電源が供給される。
また、図1に示すように、認証情報取得部3と主電気錠1との間、主電気錠1と副電気錠2との間が通信用入出力手段12を介して各々ケーブルにより配線接続される。認証情報取得部3および電源供給部4の通信用入出力手段12には例えばインターホンなどの連動機器5(5a)が配線接続され、電源供給部4の機器制御盤4aに例えば操作表示器などの連動機器5bが配線接続される。これにより、主電気錠1を中心として、副電気錠2、認証情報取得部3、連動機器5(5b)を接続した電源供給部4、連動機器5aとの間において、例えば機種情報の入出力、施解錠に必要な認証情報の入出力、機器を制御するための制御信号の入出力などの各種信号が暗号化されて通信用入出力手段12を経由して通信可能とされる。
ここで、信号の暗号化処理について説明する。暗号化とは、入出力データや暗証番号を決まった規則に従ってデータを変換して第三者に盗み見られたり改竄されないようにすることである。この暗号化には、暗号表に当たる「鍵」を使うが、対になる2つの鍵を使う公開鍵暗号と、どちらにも同じ鍵を用いる秘密鍵暗号がある。公開鍵暗号としては、例えばRSA(Rivest Shamir Adleman )、ElGamal暗号、楕円曲線暗号などがある。秘密鍵暗号としては、例えばアメリカ政府標準のDES(Data Encryptncryption Standard)や、IDEA(International Data Encryption Algorithm )、FEAL(Fast data Encipherment ALgorihtme)、MISTYなどがある。また、上記公開鍵暗号、秘密鍵暗号を用いた処理の他、スクランブル処理などを用いることができる。
なお、上述した暗号化通信する際の通信用入出力手段12には、例えばRS−485、イーサネット(登録商標)などを用いることができる。
また、主電気錠1、副電気錠2、認証情報取得部3、電源供給部4が備える機器情報記憶手段13には、他の機器と識別するために自身の機器を特定するための機器情報(例えば製造メーカーや機種の型番)が各機器ごとに割り当てられて記憶される。この機器情報は、運用当初に個別の情報として登録されるものである。通信時には、それぞれの機器を意味するヘッダーと機器情報とを付加してデータを暗号化して呼出しが行われる。これにより、防犯性を配慮した制御を可能にしている。
次に、上記電気錠システム20を構築する各部の構成について以下に説明する。
主電気錠1は、シリンダーとサムターン以外が扉の内部に組み付けられる彫込型の錠前において錠本体の内部に、上述した電源用入出力手段11、通信用入出力手段12、機器情報記憶手段13に加え、施解錠機構を電気的に制御する制御手段1aが設けられる。なお、不図示の施解錠機構は、例えば扉枠の係合穴に対して進退するデッドボルトをモーターやソレノイドで駆動する機構で構成される。
制御手段1aは、電気錠システム20の各部を統轄制御するもので、例えばCPUやROM、RAMなどのマイクロコンピュータで構成される。この制御手段1aは、記憶手段1b、駆動手段1c、監視手段1dを備えている。
記憶手段1bは、認証情報の照合時に認証情報取得部3から入力される認証情報が正しい認証情報であるか否かを判別するために用いられる照合情報を記憶している。また、記憶手段1bは、電気錠システム20を構成している各機器の機器情報の他、システム全体の制御に関する各種データを記憶している。
駆動手段1cは、認証情報の照合結果に応じて施解錠機構を駆動して錠を電気的に施解錠している。監視手段1dは、例えばマイクロスイッチやリードスイッチなどの検知センサで構成され、錠の施解錠状態、扉15の開閉状態、認証情報取得部3から取得した認証情報、連動機器5(5a,5b)の稼働状態などを監視している。
そして、制御手段1aは、錠の施解錠時に、監視手段1dからの監視情報に基づいて自身の状態(錠の施解錠状態、扉15の開閉状態)をチェックする他、認証情報取得部3からの認証情報と記憶手段1bに記憶された照合情報との照合判別、認証情報の照合結果に応じて自身の錠と副電気錠2の錠の施解錠制御、錠の施解錠や扉15の開閉に応じた連動機器5(5a,5b)の駆動制御を行っている。
副電気錠2は、上述した電源用入出力手段11、通信用入出力手段12、機器情報記憶手段13に加え、主電気錠1の制御手段1aからの制御信号によって不図示の施解錠機構を電気的に制御する制御手段2aが錠本体の内部に設けられる。なお、不図示の施解錠機構は、例えば扉枠の係合穴に対して進退するデッドボルトをモーターやソレノイドで駆動する機構で構成される。
制御手段2aは、例えばCPUやROM、RAMなどのマイクロコンピュータで構成される。制御手段2aは、自身の状態(錠の施解錠状態、扉15の開閉状態)をチェックする他、主電気錠1からの施解錠信号に応じて自身の錠の施解錠機構を制御している。また、制御手段2aは、図1に示すように、駆動手段2c、監視手段2dを備えている。
駆動手段2cは、監視手段2dの監視情報と主電気錠1の制御手段1aから入力される施解錠信号に応じて自身の錠の施解錠機構を駆動している。監視手段2dは、例えばマイクロスイッチやリードスイッチなどの検知センサで構成され、副電気錠2の錠の施解錠状態や扉15の開閉状態の監視を行っている。
認証情報取得部3は、例えばテンキー操作による暗証番号入力による認証情報、リモコンなどの無線型キーによる認証情報、ICチップを搭載した非接触型ICカードやカードリーダーによって読み取られる磁気カードなどからの認証情報を読み取ることができる認証情報取得装置で構成され、扉15の所定箇所に設けられる。この認証情報取得部3は、上述した電源用入出力手段11、通信用入出力手段12、機器情報記憶手段13の他、情報認識手段3aを備えている。情報認識手段3aは、上記各形態による認証情報を取得し、この取得した認証情報を主電気錠1の制御手段1aが認識できる状態にするためのデータフォーマットを行っている。そして、このデータフォーマットされた認識情報は、暗号化された状態で通信用入出力手段12を経由して主電気錠1の制御手段1aに送信される。
電源供給部4は、自身の機器制御盤4aの接続端子に接続された連動機器5bを含め、主電気錠1、副電気錠2、認証情報取得部3の各部に必要な駆動電源を電源用入出力手段11を介して供給している。機器制御盤4aは、複数の接続端子を備えており、この接続端子に接続された連動機器5bを含め各機器と主電気錠1の制御手段1aとの間の信号の送受を制御している。
ここで、電源供給部4は、運用に応じた電源方式を採用できるように電源入力用のケーブルを装備し、一般直流電源と電池のどちらにも電源供給を受けられるようになっている。図2に示す電源供給部4は、機器制御盤4aが例えば室内の壁面などに設けられ、この機器制御盤4aを介して商用電源(AC100V)である外部電源から電源の供給を受け、通電金具14を介して電気錠システム1を構成する各部、すなわち連動機器5(5a,5b)、扉15に設けられる認証情報取得部3、錠本体の内部に設けられる主電気錠1および副電気錠2に電源を供給する構成である。
また、図3に示す電源供給部4は、扉15の所定箇所に着脱交換可能に設けられる扉内電池ユニットで構成される。この場合、電源供給部4としての電池から配線を介して認証情報取得部3、錠本体の内部に設けられる主電気錠1および副電気錠2に必要な駆動電源が供給される。
次に、上述した構成による制御機能付電気錠をなす主電気錠1を採用した電気錠システム20の動作について、図4〜図6を参照しながら具体的に説明する。
本例の電気錠システム20では、例えば呼出機器としてのインターホンによる呼出しや認証情報取得部3が取得した認証情報に基づいて主電気錠1や副電気錠2の錠の施解錠、連動機器5の駆動が行われる。まず、連動機器5aがインターホンで構成され、連動機器5bが操作表示器で構成される場合の動作について図4を参照しながら説明する。
一般住宅において、例えば客人や集配物の配達人などが玄関先に設けられたインターホン(連動機器5a)の呼出ボタンが押されると、家主は操作表示器(連動機器5b)で呼出人を確認し、その呼出人が入室を許可して良い人であれば、解錠キーが操作される。ここで、解錠キーが操作されると、主電気錠1の制御手段1aは、自身の状態チェックを行う(ST1)。この状態チェックでは、主電気錠1の錠の施解錠状態、扉15の開閉状態をチェックする。そして、主電気錠1の制御手段1aは、状態チェックが完了すると、電源供給部4に問い合わせを行う(ST2)。電源供給部4は、主電気錠1の制御手段1aから問い合わせがあると、機器制御盤4aに接続された操作表示器(連動機器5b)からの各種信号(例えばモニタ表示、解錠キーの操作による解錠信号など)を受信する(ST3)。
そして、電源供給部4の機器制御盤4aは、連動機器5bから受信した信号がどのような内容の信号かチェックを行う(ST4)。この信号のチェックをした後、受信したデータを暗号化しレスポンスデータとして主電気錠1の制御手段1aにレスポンス送信する(ST5)。主電気錠1の制御手段1aは、電源供給部4から送信されたレスポンスデータを受信する(ST6)。そして、主電気錠1の制御手段1aは、電源供給部4から受信したレスポンスデータを解析し、解析したデータ中の解錠信号と、予め記憶手段1bに記憶された照合情報(許可する解錠信号に相当)とを照合し、照合が一致したときに主電気錠1の駆動手段1cに駆動信号を出力して錠を解錠する。そして、この錠の解錠に連動して、後述する副電気錠2の錠の解錠制御を行う。
次に、認証情報取得部3が外部から認証情報を取得したときの動作について図5を参照しながら説明する。
例えばリモコンキーの操作により外部から錠を解錠(施錠)するための操作がなされると、この解錠操作(施錠操作)による信号を認証情報として認証情報取得部3が取得する。認証情報取得部3が認証情報を取得すると、認証情報を取得した旨の情報が通信用入出力手段12を介して主電気錠1に送信される。主電気錠1は、認証情報取得部3から認証情報を取得した旨の情報を受信すると、自身の状態チェックを行う(ST11)。この状態チェックでは、主電気錠1の錠の施解錠状態、扉15の開閉状態をチェックする。そして、主電気錠1の制御手段1aは、状態チェックが完了すると、認証情報取得部3に認証情報の問い合わせを行う(ST12)。認証情報取得部3は、リモコンキーの操作による外部から認証情報を取得して認証情報を情報認識手段3aが認識する(ST13)。そして、認証情報取得部3は、取得した認証情報が主電気錠1の制御手段1aで認識できる状態にするため、データフォーマットを行う(ST14)。そして、このデータフォーマットされた認証情報を暗号化しレスポンスデータとして主電気錠1の制御手段1aに送信する(ST15)。主電気錠1の制御手段1aは、認証情報取得部3からレスポンスデータを受信すると(ST16)、この暗号化された認証情報を解析し、この解析した認証情報と、予めシステム構築時に記憶手段13に記憶された照合情報とを照合し、特定の認証情報であるか否かを判別する(ST17)。そして、受信した認証情報が特定の認証情報と判別すると(ST17−Yes)、駆動手段1cに錠を解錠(施錠)するための駆動信号を出力して錠を解錠(施錠)する。なお、錠が解錠された後、所定時間以内に開扉されない場合には、錠が施錠される。これに対し、受信した認証情報が特定の認証情報でないと判別すると(ST17−No)、駆動手段1cには解錠(施錠)するための駆動信号が出力されず、錠の解錠(施錠)は行われない。
次に、施解錠動作時の主電気錠1と連動して制御される副電気錠2に関する動作について図6を参照しながら説明する。
上述した図4又は図5のいずれかの動作により主電気錠1の錠が解錠(施錠)されると、主電気錠1は、副電気錠2へ状態の問い合わせをする(ST21)。副電気錠2の制御手段2aは、主電気錠1から状態の問い合わせがあると、自身の状態チェックを行う(ST22)。具体的には、副電気錠2の施解錠状態や扉15の開閉状態をチェックする。そして、副電気錠2の制御手段2aは、状態チェックが完了すると、主電気錠1からの制御信号(解錠信号又は施錠信号)と自身の状態結果に基づいて自身の錠を解錠(施錠)制御する(ST23)。そして、副電気錠2の制御手段2aは、自身の錠が解錠(施錠)されると、解錠(施錠)制御された状態を示す情報をレスポンスデータとして主電気錠1に送信する(ST24)。主電気錠1の制御手段1aは、副電気錠2から送信されたレスポンスデータを受信する(ST25)。そして、主電気錠1の制御手段1aは、受信したレスポンスデータにより、現在の副電気錠2の施解錠状態を認識する。なお、上記動作に連動して、主電気錠1の制御によって連動機器5の駆動がなされる。
このように、本例の制御機能付電気錠(主電気錠1)を採用した電気錠システム20では、データを暗号化して各部間の通信を行い、かつ情報の認証に基づいて錠の施解錠制御を行うべく、錠種や錠の個数に依存しない共通のコマンド体系による外部インターフェース(電源用入出力手段11、通信用入出力手段12)を有している。これにより、データの入出力時に主電気錠1の制御手段1aが処理可能なデータに変換することで、従来品を含め、扉15に設置可能な電気錠や認証情報取得装置であれば種類や設置数を問わず幅広い汎用性を有する電気錠システムを構築することができ、従来の電気錠システムと比較して、防犯性の向上を図ることができる。
そして、本例の制御機能付電気錠としての主電気錠1は、電気錠システム20の各部を統括制御するための制御手段1aを錠本体の内部に組み込まれた構成なので、各機器との配線や別途制御盤を設置するスペースを確保する必要がなく、従来の電気錠制御盤の筐体部分のコストやスペースの削減を図ることができ、外部からの不正行為を防ぐことができる。これにより、配線や設置スペースの自由度が増し、電気錠システムの設置場所の省スペース化が図れるとともに、製造コストが削減でき、防犯性に優れた安価な電気錠システムを構築することができる。
本例の主電気錠1は、外部インターフェースを備えた構成なので、対応したID読取装置(認証情報取得部3)を直接外部インターフェースを介して接続することができ、認証機能付き電気錠システムを安価に構築することができる。しかも、電気錠システム20における制御インターフェースが共通化され、動作確認や責任範囲の切り分けが容易になった。
また、本例の電気錠システム20では、扉面に露出する部分がID読取装置(認証情報取得部3)だけなので、従来と比較して扉の意匠性が向上した。
しかも、本例の電気錠システム20によれば、主電気錠1の制御によって副電気錠2を連動制御することができるので、1ドア2ロックシステムを簡素なシステム構成によって実現することができる。
さらに、本例の電気錠システム20は、運用に応じて電源方式を電池と一般直流電源のどちらからも電源供給を受けることができ、しかも、様々な解錠手段に対応できるように認証情報取得部を電気錠から分離してインターフェース間でケーブル接続される構成である。そして、このインターフェース部分を電源ラインと通信ラインに共通化したことにより、これに合わせた装置(解錠手段)を容易することで、様々な装置(解錠手段)に対応することができる。また、同じ通信ライン上に連動機器を駆動するための機器制御盤4aを備えた電源供給部4が接続可能なので、インターホン等との機器連動も可能なシステムを構築することができる。
ところで、上述した形態では、認証情報取得部3および電源供給部4の通信用入出力手段12に接続される連動機器5aをインターホンとし、電源供給部4の機器制御盤4aに接続される連動機器5bを操作表示器として説明したが、連動機器5はインターホンや操作表示器の他、例えば扉の開閉状態に応じて点灯・消灯する照明器具や空調設備などで構成することもできる。
以上、本発明を用いて最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係る制御機能付電気錠を含む電気錠システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る制御機能付電気錠を商用電源で運用する場合の形態を示す概略図である。 本発明に係る制御機能付電気錠を電池で運用する場合の形態を示す概略図である。 本発明に係る制御機能付電気錠から電源供給部への問い合わせ時の動作を示すフローチャート図である。 本発明に係る制御機能付電気錠から認証情報取得部への問い合わせ時の動作を示すフローチャート図である。 本発明に係る制御機能付電気錠によって副電気錠を連動制御する時の動作を示すフローチャート図である。 従来の電気錠システムを示す概略構成図である。
符号の説明
1 主電気錠(制御機能付電気錠)
2 副電気錠
1a,2a 制御手段
1b 記憶手段
1c,1c 駆動手段
1d,2d 監視手段
3 認証情報取得部
3a 情報認識手段
4 電源供給部
4a 機器制御盤
5(5a,5b) 連動機器
11 電源用入出力手段
12 通信用入出力手段
13 機器情報記憶手段
14 通電金具
15 扉
20 電気錠システム

Claims (1)

  1. シリンダーとサムターン以外が扉の内部に組み付けられる錠前の錠本体の内部に設けられ、外部から取得した認証情報と照合するための照合情報を予め記憶し、前記認証情報と前記照合情報とを照合して前記認証情報が特定の認証情報であると判別したときに自身の施解錠機構を施解錠制御する制御手段と、
    前記認証情報を取得し、該取得した認証情報を前記制御手段で処理可能な信号として出力する認証情報取得部が接続可能な外部インターフェースとを備え、
    前記外部インターフェースは、電源用入出力手段と通信用入出力手段とを備え、
    連動機器の駆動制御が可能な機器制御盤を備えた電源供給部と、前記認証情報取得部と、別の電気錠とが前記電源用入出力手段および前記通信用入出力手段を介して接続可能とされており、
    前記電源供給部から前記電源用入出力手段を経由して各部に駆動電源が供給され、各部間の通信が前記通信用入出力手段を経由して暗号化されており、前記制御手段による認証に基づいて自身および前記別の電気錠の施解錠機構を施解錠制御することを特徴とする制御機能付電気錠。
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