JPH10280745A - ドアロック装置のストライカ構造 - Google Patents

ドアロック装置のストライカ構造

Info

Publication number
JPH10280745A
JPH10280745A JP9073397A JP9073397A JPH10280745A JP H10280745 A JPH10280745 A JP H10280745A JP 9073397 A JP9073397 A JP 9073397A JP 9073397 A JP9073397 A JP 9073397A JP H10280745 A JPH10280745 A JP H10280745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
inner panel
striker
locking member
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9073397A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nishimori
亨 西森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP9073397A priority Critical patent/JPH10280745A/ja
Publication of JPH10280745A publication Critical patent/JPH10280745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の前後方向に過大な外力が作用してドア
がドア固定部側に相対的に変位しても、ドアを支障なく
容易に開け得るようにする。 【解決手段】 ドアインナパネル6における内面部6a
と後面部6bとが成すコーナー部6cに、車体側のドア
固定部となっているリヤピラー3に設けたストライカ1
8の係止部材20をドア1の開閉方向に通過させ得るよ
う切欠部12を開口し、該切欠部12の中に前記係止部
材20に対し係合・離脱し得るようラッチ13を配設し
たドアロック装置4のストライカ構造に関し、前記係止
部材20の一端をドアインナパネル6の後面部6bに対
峙する位置に固定して前方に延ばし且つ他端を車内側に
向けL字状に屈曲し前記ドアインナパネル6の内面部6
aよりも車内側へ張り出す位置まで延ばして固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌に用いられる
ドアロック装置のストライカ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5〜図10は従来における一般的なド
アロック装置のストライカ構造の一例を示すもので、図
5における1はトラックのキャブの場合で例示したドア
を示し、このドア1は、フロントピラー2に設けられた
図示しないヒンジ機構を介して前部側を開閉自在に取付
けられており、図示する例において車体側のドア固定部
となっているリヤピラー3に対し後述するドアロック装
置4(図6参照)を介して後部側をロックし得るように
してある。
【0003】図6及び図7に示す如く、前記ドア1は、
主としてドアアウタパネル5とドアインナパネル6とに
より構成され、該ドアインナパネル6は、前記ドアアウ
タパネル5と略平行に配置される内面部6aと該内面部
6aの後方端部を車外側に向け略直角に屈曲させた後面
部6bとを備えた構造となっており、また、図6及び図
8に示す如く、前記リヤピラー3は、主としてピラーア
ウタパネル7とピラーインナパネル8とにより構成さ
れ、前記ピラーアウタパネル7は、前記ピラーインナパ
ネル8と略平行に配置される外面部7aと該外面部7a
の前方端部を車内側に向け略直角に屈曲させた前面部7
bとを備えた構造となっており、ドア1を閉めた際にド
アインナパネル6の後面部6bとピラーアウタパネル7
の前面部7bとが近接対峙するようにしてある。
【0004】更に、前記ピラーアウタパネル7の前面部
7bには、前方に向けU字状の閉ループを成す係止部材
9(図6及び図8参照)が平板状のベースプレート10
を介して取付けられており、この係止部材9とベースプ
レート10とによりストライカ11が構成されている。
【0005】一方、前記ドアインナパネル6における内
面部6aと後面部6bとが成すコーナー部6cには、ド
ア1を閉めた際に前記ストライカ11の係止部材9をド
ア1の開閉方向(図6中に矢印Aで示す方向)に通過さ
せ得るよう切欠部12(図6及び図7参照)が開口さ
れ、該切欠部12の中には、前記係止部材9に対し係合
・離脱し得るようラッチ13が配設されており、該ラッ
チ13と前記ストライカ11とにより前述したドアロッ
ク装置4が構成されている。
【0006】尚、図中14はドア1の内部においてラッ
チ13を包囲するロックボデー、15はベースプレート
10を取付ける為のボルト、16は該ボルト15を固定
する為のナット、17はピラーアウタパネル7の前面部
7bを補強する為の補強板を夫々示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来構造においては、車体の前後方向(図6中に矢印B
で示す方向)に過大な外力が作用した場合に、ドア1が
相対的にリヤピラー3側へと変位し、ピラーアウタパネ
ル7より剛性の低いドアインナパネル6の後面部6bが
ストライカ11により相対的に押し潰されて図9に模式
的に示す状態から図10に示す状態へと変形(陥没)
し、ドアインナパネル6の内面部6a側における切欠部
12の前端と、ストライカ11の係止部材9とが、ドア
1の開き方向に対し図10にxで示す如くラップして干
渉を生じる状態となってしまい、ラッチ13と係止部材
9との係合を外してもドア1を開けることができなくな
る虞れがあった。
【0008】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、車体の前後方向に過大な外力が作用してドアがドア
固定部側に相対的に変位しても、ドアを支障なく容易に
開け得るようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドアインナパ
ネルにおける内面部と後面部とが成すコーナー部に、車
体側のドア固定部に設けたストライカの係止部材をドア
の開閉方向に通過させ得るよう切欠部を開口し、該切欠
部の中に前記係止部材に対し係合・離脱し得るようラッ
チを配設したドアロック装置のストライカ構造であっ
て、前記係止部材の一端をドアインナパネルの後面部に
対峙する位置に固定して前方に延ばし且つ他端を車内側
に向けL字状に屈曲し前記ドアインナパネルの内面部よ
りも車内側へ張り出す位置まで延ばして固定したことを
特徴とするものである。
【0010】従って本発明では、車体の前後方向に過大
な外力が作用した場合に、ドアがドア固定部側に相対的
に変位すると、ストライカの係止部材がドアインナパネ
ルの内面部側における切欠部の前端に接触することにな
るが、薄板のドアインナパネルより剛性の高いストライ
カの係止部材により、前記切欠部の前端が相対的に前方
へ押し潰されるので、このように押し潰される切欠部の
前端とストライカの係止部材とは、ドアの開き方向に対
しラップを生じることがなく、ドアを開けるに際し相互
が干渉することが回避される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0012】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図5〜図10と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしている。
【0013】本形態例においては、前述した図5〜図1
0の場合と同様に、ドア1がフロントピラー2(図5参
照)に設けられた図示しないヒンジ機構を介して前部側
を開閉自在に取付けられており、車体側のドア固定部と
なっているリヤピラー3に対しドアロック装置4を介し
て後部側をロックし得るようにしてあるが、該ドアロッ
ク装置4を構成するストライカ18は以下に詳述する如
く構成されている。
【0014】図1及び図2に示す如く、前記ストライカ
18は、ドアインナパネル6における内面部6aと後面
部6bとが成すコーナー部6cに対応したL字状の断面
形状としてピラーアウタパネル7の前面部7bにボルト
15及びナット16を介して取付けられたベースプレー
ト19と、該ベースプレート19に装着された係止部材
20とにより構成されており、該係止部材20は、その
一端をドアインナパネル6の後面部6bに対峙する位置
に固定して前方に延ばし且つ他端を車内側に向けL字状
に屈曲し前記ドアインナパネル6の内面部6aよりも車
内側へ張り出す位置まで延ばして固定するようにしてあ
る。
【0015】而して、車体の前後方向(図1中に矢印B
で示す方向)に過大な外力が作用した場合に、図3に模
式的に示す状態から図4に示す状態へとドア1がリヤピ
ラー3側に相対的に変位すると、ストライカ18の係止
部材20がドアインナパネル6の内面部6a側における
切欠部12の前端に接触することになるが、薄板のドア
インナパネル6より剛性の高いストライカ18の係止部
材20により、前記切欠部12の前端が相対的に前方へ
押し潰されるので、このように押し潰される切欠部12
の前端とストライカ18の係止部材20とは、ドア1の
開き方向に対しラップを生じることがなく、ドア1を開
けるに際し相互が干渉することが回避される。
【0016】従って上記形態例によれば、車体の前後方
向に過大な外力が作用してドア1がリヤピラー3側に相
対的に変位しても、ストライカ18の係止部材20がド
アインナパネル6の内面部6a側における切欠部12の
前端を相対的に前方へ押し潰して該切欠部12の前端と
ストライカ18の係止部材20とのドア1の開き方向に
対する干渉が回避されるので、ラッチ13と係止部材2
0との係合を外せば、ドア1を支障なく容易に開けるこ
とができる。
【0017】尚、本発明のドアロック装置のストライカ
構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、
図示以外の様々な車種の車輌に適用することが可能であ
り、車種に応じて異なるリヤピラー以外のドア固定部、
例えばセンタピラーやクォータピラーといった様々なド
ア固定部の場合があり得ること、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0018】
【発明の効果】上記した本発明のドアロック装置のスト
ライカ構造によれば、車体の前後方向に過大な外力が作
用してドアがドア固定部側に相対的に変位しても、スト
ライカの係止部材がドアインナパネルの内面部側におけ
る切欠部の前端を相対的に前方へ押し潰して該切欠部の
前端とストライカの係止部材とのドアの開き方向に対す
る干渉が回避されるので、ラッチと係止部材との係合を
外せば、ドアを支障なく容易に開けることができるとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】図1のストライカの斜視図である。
【図3】本発明を実施する形態の一例において、外力が
作用する前の状態を模式的に示した概略図である。
【図4】本発明を実施する形態の一例において、外力が
作用した後の状態を模式的に示した概略図である。
【図5】トラックのキャブの場合で例示したドアの周辺
構造をドアを仮想線として示す斜視図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】図6の切欠部の斜視図である。
【図8】図5のVIII部を拡大して示した斜視図であ
る。
【図9】従来例において、外力が作用する前の状態を模
式的に示した概略図である。
【図10】従来例において、外力が作用した後の状態を
模式的に示した概略図である。
【符号の説明】
1 ドア 3 リヤピラー(ドア固定部) 4 ドアロック装置 6 ドアインナパネル 6a 内面部 6b 後面部 6c コーナー部 12 切欠部 13 ラッチ 18 ストライカ 19 ベースプレート 20 係止部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナパネルにおける内面部と後面
    部とが成すコーナー部に、車体側のドア固定部に設けた
    ストライカの係止部材をドアの開閉方向に通過させ得る
    よう切欠部を開口し、該切欠部の中に前記係止部材に対
    し係合・離脱し得るようラッチを配設したドアロック装
    置のストライカ構造であって、前記係止部材の一端をド
    アインナパネルの後面部に対峙する位置に固定して前方
    に延ばし且つ他端を車内側に向けL字状に屈曲し前記ド
    アインナパネルの内面部よりも車内側へ張り出す位置ま
    で延ばして固定したことを特徴とするドアロック装置の
    ストライカ構造。
JP9073397A 1997-04-09 1997-04-09 ドアロック装置のストライカ構造 Pending JPH10280745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9073397A JPH10280745A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 ドアロック装置のストライカ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9073397A JPH10280745A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 ドアロック装置のストライカ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10280745A true JPH10280745A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14006778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9073397A Pending JPH10280745A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 ドアロック装置のストライカ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10280745A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08333938A (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH076412Y2 (ja) ドアロツクのラツチ解錠防止装置
JP7004236B2 (ja) 車両のドア開口部構造
JP2005153644A (ja) 車両のドア構造
JPH10280745A (ja) ドアロック装置のストライカ構造
JP3253494B2 (ja) 自動車
JPS5944475A (ja) フ−ドロツク装置
JPH0725417Y2 (ja) トーイングトラスタのエンジンフードロック
JP2002211443A (ja) 車両用バンパー
JP2001151022A (ja) 車両のコンソールボックス
JP4168732B2 (ja) テールゲートドアの開放防止機構
JP4451108B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP3023224B2 (ja) 自動車のドア構造
JP3608409B2 (ja) 車両用開閉パネル構造
JP2001146180A (ja) サイドゲートのゲートロック装置
JPH06286468A (ja) バックドアを有する車両の後部構造
JP2001303822A (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JPH1054168A (ja) 自動車の開閉体用のロック装置
JP2023119165A (ja) バックドアロック構造
JPH072910Y2 (ja) 自動車用フードロック装置の盗難防止構造
JPS6114894Y2 (ja)
JP2000110433A (ja) グローブボックス開放防止装置
JP3849564B2 (ja) 車両用ロック装置
JPH049835Y2 (ja)
JPH0328684Y2 (ja)