JPH10279338A - 水硬性物質の混和剤 - Google Patents
水硬性物質の混和剤Info
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- JPH10279338A JPH10279338A JP8667497A JP8667497A JPH10279338A JP H10279338 A JPH10279338 A JP H10279338A JP 8667497 A JP8667497 A JP 8667497A JP 8667497 A JP8667497 A JP 8667497A JP H10279338 A JPH10279338 A JP H10279338A
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Abstract
な水硬性物質の混和剤を提供することにある。 【解決手段】 本発明の水硬性物質の混和剤は、少なく
とも、下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、水素原子又はメチル基を表わし、R
2は、メチレン基又はカルボニル基を表わし、R3は、炭
化水素基を表わし、R4は、炭化水素基又はアシル基を
表わし、Xは、水素原子、炭化水素基又は親水基を表わ
し、nは、0又は1以上の数を表わす。)で表わされる
単量体(A)及び、下記の一般式(2) 【化2】 (式中、R5は、水素原子又はメチル基を表わし、M
1は、水素原子、金属原子又はアンモニウムを表わ
す。)で表わされる単量体(B)を単量体成分とする共
重合体からなる。
Description
剤し、詳しくは、特定の構造を有する化合物を単量体成
分とする共重合体からなる水硬性物質の混和剤に関す
る。
は、流動性を向上させる目的で、分散剤、減水剤、流動
化剤等と称される混和剤が配合されている。コンクリー
ト等の水硬性物質は、セメント、骨材、水に加えて混和
剤を配合し流動性を調整した後、ミキサー車等で打設現
場へ輸送されてそのまま打設される。従って、運搬中に
水硬性物質の流動性が変化してしまうと、打設の際に作
業性が悪くなる場合がある。このような流動性の経時的
な変化をスランプロスというが、従来混和剤として使用
されてきたナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合
物や、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物等は
スランプロスが大きいという問題点を抱えていた。
な混和剤が開発されている。例えば、特開平6―144
906号公報には、フェノキシポリオキシアルキレング
リコールモノ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリ
ル酸塩を単量体成分とする共重合体をセメントの混和剤
として使用する技術が開示されている。又、特開平7―
109156号公報、特開平7―118044号公報、
特開平7―118045号公報には、アルキルプロペニ
ルフェノールアルキレンオキサイド付加物、(メタ)ア
クリル酸塩、及びアルコキシポリオキシアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート等を単量体成分とする
共重合体からなるセメント混和剤に関する技術が開示さ
れている。
されるセメント混和剤では、未だスランプロスの低減効
果は十分でなく、硬化特性、減水性等も従来の混和剤に
比べて優秀とは言い難いものであった。従って、本発明
の目的は、スタンプロスの少ない新規な水硬性物質の混
和剤を提供することにある。
検討し、特定の構造を持つ化合物を単量体成分とする共
重合体が、スランプロスの低減、水硬性物質の硬化特性
や減水性等に優れる混和剤を開発するに至った。即ち、
本発明は、少なくとも、下記の一般式(1)
2は、メチレン基又はカルボニル基を表わし、R3は、炭
化水素基を表わし、R4は、炭化水素基又はアシル基を
表わし、Xは、水素原子、炭化水素基又は親水基を表わ
し、nは、0又は1以上の数を表わす。)で表わされる
単量体(A)及び、下記の一般式(2)
1は、水素原子、金属原子又はアンモニウムを表わ
す。)で表わされる単量体(B)を単量体成分とする共
重合体からなる水硬性物質の混和剤である。
は、水素原子又はメチル基を表わし、R2は、メチレン
基又はカルボニル基を表わす。従って、一般式(1)で
表わされる単量体(A)は重合性炭素―炭素二重結合と
してアリル、メタリル、アクリロイル又はメタクリロイ
ルを有する化合物である。
ン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、フェニルエ
チレン等の炭素数2〜4のアルキレン基又はフェニルエ
チレン基であることが好ましい。(R3―O)n部は、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド、エピクロルヒドリン等のアルキレンオキサイ
ド又はスチレンオキサイド等を付加重合することにより
得ることができる。又、付加させるアルキレンオキサイ
ド又はスチレンオキサイド等により、R3が決定され、
付加させるアルキレンオキサイド又はスチレンオキサイ
ド等は単独重合、2種類以上のランダム共重合、ブロッ
ク共重合又はランダム/ブロック共重合であってよい。
付加の方法は公知の方法であってよい。R3はエチレン
基が好ましく、R3が2種以上の炭化水素基である場合
は1種はエチレン基であることが好ましい。又、(R3
―O)部の重合度を表わすnは0又は1以上の数であ
り、好ましくは1〜1,000、より好ましくは1〜5
00、更に好ましくは5〜100である。
としては例えば、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等である。
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、タ
ーシャリブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、ターシャリペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、ミリスチ
ル、パルミチル、ステアリル、イコシル、ドコシル、テ
トラコシル、トリアコンチル、2−オクチルドデシル、
2−ドデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオクタデ
シル、モノメチル分岐−イソステアリル等が挙げられ
る。
リル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブ
テニル、ペンテニル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘ
プテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセ
ニル、ドデセニル、テトラデセニル、オレイル等が挙げ
られる。
ルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、フ
ェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、ト
リチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフ
ェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチ
ルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシ
ルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、
スチレン化フェニル、ベンジルフェニル、フェニルフェ
ニル、p−クミルフェニル、α−ナフチル、β−ナフチ
ル基等が挙げられる。
しては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキ
シル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シク
ロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテ
ニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニ
ル基等が挙げられる。
しては、前述の炭化水素基の結合末端にカルボニル基が
結合した基が挙げられる。例えば、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリ
ル、ピバリル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイ
ル、ステアロイル、アクリロイル、プロピオロイル、メ
タクロイル、クロトノイル、オレイロイル、ベンゾイ
ル、フタロイル、スクシニル等が挙げられる。
ル基、アルケニル基、アリール基又はアシル基が安定し
た疎水性を与えるため好ましい。
(水酸基)、炭化水素基又は親水基を表す。炭化水素基
として好ましいものはメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、ターシャリブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ターシャリペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキ
シル等の炭素数1〜8のアルキル基である。
3M、−R13−COOM、−PO3M2、−PO3H又は−
CO−R14−COOM等が挙げられる。なお、これら親
水基を表す式中、Mは、水素原子、金属原子又はアンモ
ニウムを表わす。金属原子としては例えば、リチウム、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子、マグネシ
ウム、カルシウム等のアルカリ土類金属原子(但し、ア
ルカリ土類金属原子は通常2価であるから、1/2)等
が挙げられ、アンモニウムとしてはアンモニアのアンモ
ニウム、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチ
ルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、モノプ
ロピルアミン、ジプロピルアミン、メチルエチルアミ
ン、メチルプロピルアミン、エチルプロピルアミン等の
アルキルアミンのアンモニウム又はモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチ
ルエタノールアミン、エチルエタノールアミン等のアル
カノールアミン等のアンモニウム等が挙げられる。
ピレン、ブチレン、ペンテン、ペンタメチレン、ヘキサ
メチレン等のアルキレン基を表わす。なかでも原料の都
合から、メチレン、エチレン、プロピレン等の炭素数1
〜3のアルキレン基が好ましい。
ある。二塩基酸としては、例えばシュウ酸、マロン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、
ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸等の
飽和脂肪族ジカルボン酸、シクロペンタンジカルボン
酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル
酸等の飽和脂環族ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、トリレンジカルボン酸、キシリレン
ジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸等の不
飽和脂肪族ジカルボン酸、テトラヒドロフタル酸、メチ
ルテトラヒドロフタル酸、ナジック酸(エンドメチレン
テトラヒドロフタル酸)、メチルナジック酸、メチルブ
テニルテトラヒドロフタル酸、メチルペンテニルテトラ
ヒドロフタル酸等の不飽和脂環族ジカルボン酸等が挙げ
られる。これらは無水物の形で用いられてもよい。
例えば、特公平5―75001号及び特公平5―750
02号公報に記載のとおり、(メタ)アリルグリシジル
エーテルをアルコール、フェノール、カルボン酸等と反
応させた後、アルキレンオキサイドを付加させるか、
(メタ)アクリル酸グリシジルエステルをアルコール、
フェノール、カルボン酸等と反応させた後、アルキレン
オキサイドを付加させれば得ることができる。Xが親水
基の場合は、上記反応で得られた化合物に親水基の導入
反応を行う。
わされる基を導入するために硫酸化する場合は、親水化
剤として、例えばスルファミン酸、硫酸、無水硫酸、発
煙硫酸、クロロスルホン酸等を使用することができる。
硫酸化する場合の反応条件は、特に限定されないが、通
常温度は室温〜150℃、圧力は常圧〜5kg/cm2
程度の加圧下、反応時間は1〜10時間程度である。
は−PO3MHで表わされる基を導入するためにリン酸
化する場合は、親水化剤としては、例えば五酸化二リ
ン、ポリリン酸、オキシ塩化リン等が使用できる。リン
酸化する場合には、モノエステル型の化合物とジエステ
ル型の化合物が混合体として得られるが、これらは分離
してもよいし、分離が難しい場合はそのまま混合物とし
て使用してもよい。リン酸化する場合の反応条件は、特
に限定されないが、通常温度は室温〜150℃、圧力は
常圧、反応時間は1〜10時間程度である。
Mで表わされる基を導入するためにカルボン酸化する場
合は、親水化剤としては、例えばクロロ酢酸(R13がメ
チル基に相当)、クロロプロピオン酸(R13がエチル基
に相当)又はこれらの塩等が使用できる。カルボン酸化
する場合の反応条件は、特に限定されないが、通常温度
は室温〜150℃、圧力は常圧〜5kg/cm2程度の
加圧下、反応時間は1〜10時間程度である。必要に応
じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
を触媒として使用してもよい。
COOMで表わされる基を導入するために二塩基酸化す
る場合は、親水化剤としては、前述した二塩基酸又はそ
の無水物等が使用できる。例えばマレイン酸(R14がC
H=CH基に相当)、フタル酸(R14がフェニル基に相
当)又はこれらの塩又はこれらの無水物等が挙げられ
る。二塩基酸化する場合の反応条件は、特に限定されな
いが、通常温度は室温〜150℃、圧力は常圧、反応温
度は1〜10時間程度である。必要に応じて、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリを触媒として使
用してもよい。
カリやアンモニア、アルキルアミン又はアルカノールア
ミン等で中和を行ってもよい。
有割合は特に限定されないが、共重合体に対して0.5
〜30重量%が好ましく、1〜25重量%がより好まし
く、5〜20重量%が更に好ましい。
又はメチル基を表わし、M1は、水素原子、金属原子又
はアンモニウムを表わす。金属原子又はアンモニウムと
して好ましいものは上記のMと同様である。従って、一
般式(2)で表わされる単量体(B)は具体的には例え
ば、アクリル酸、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸カ
リウム、アクリル酸マグネシウム、アクリル酸カルシウ
ム、アクリル酸アンモニウム、アクリル酸トリエタノー
ルアミン塩、メタクリル酸、メタクリル酸ナトリウム、
メタクリル酸カリウム、メタクリル酸マグネシウム、メ
タクリル酸カルシウム、メタクリル酸アンモニウム、メ
タクリル酸トリエタノールアミン塩等が挙げられる。
有割合は特に限定されないが、共重合体に対して1〜8
0重量%が好ましく、10〜70重量%がより好まし
く、15〜60重量%が更に好ましい。
又はメチル基を表わす。又、R7は、炭化水素基を表わ
す。R7として好ましいものはR3と同様である。又、R
8は、水素原子又は炭化水素基を表わす。炭化水素基と
して好ましいものはメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、ターシャリブチル、ペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシ
ル等の炭素数1〜8のアルキル基又はフェニル基であ
る。mは、0又は1以上の数を表わし、0又は1〜20
0が好ましく、0又は1〜100がより好ましく、1〜
50が更に好ましい。
具体的には例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘ
キシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリ
レート、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシヘキシル(メタ)
アクリレート、ポリオキシエチレンモノ(メタ)アクリ
レート、ポリオキシプロピレンモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリオキシブチレンモノ(メタ)アクリレート、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンモノ(メタ)ア
クリレート、メトキシポリオキシエチレンモノ(メタ)
アクリレート、メトキシポリオキシプロピレンモノ(メ
タ)アクリレート、メトキシポリオキシブチレンモノ
(メタ)アクリレート、メトキシポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンモノ(メタ)アクリレート、エトキ
シポリオキシエチレンモノ(メタ)アクリレート、エト
キシポリオキシプロピレンモノ(メタ)アクリレート、
エトキシポリオキシブチレンモノ(メタ)アクリレー
ト、エトキシポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
モノ(メタ)アクリレート、フェノキシポリオキシエチ
レンモノ(メタ)アクリレート、フェノキシポリオキシ
プロピレンモノ(メタ)アクリレート、フェノキシポリ
オキシブチレンモノ(メタ)アクリレート、フェノキシ
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノ(メタ)
アクリレート等が挙げられる。
して存在する場合、単量体(C)の共重合体中における
含有割合は特に限定されないが、共重合体に対して1〜
80重量%が好ましく、10〜70重量%がより好まし
く、20〜60重量%が更に好ましい。
水素原子又はメチル基を表わす。M2及びM3は、水素原
子、金属原子又はアンモニウムを表わす。金属原子又は
アンモニウムとして好ましいものは上記Mと同様であ
る。又、M2及びM3は、−(R11−O)p―R12で表わ
される基であっても良い。ここで、R11は、炭化水素基
を表わす。R11として好ましいものは上記R3と同様で
ある。又、R12は、水素原子又は炭化水素基を表わす。
炭化水素基として好ましいものはメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ターシャリ
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ター
シャリペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−
エチルヘキシル等の炭素数1〜8のアルキル基である。
pは、0又は1以上の数を表わし、0又は1〜200が
好ましく、0又は1〜100がより好ましく、1〜50
が更に好ましい。
具体的には例えば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、メサコン酸、マレイン酸ナトリウム、フマル酸ナト
リウム、シトラコン酸ナトリウム、メサコン酸ナトリウ
ム、マレイン酸カリウム、フマル酸カリウム、シトラコ
ン酸カリウム、メサコン酸カリウム、マレイン酸アンモ
ニウム、フマル酸アンモニウム、シトラコン酸アンモニ
ウム、メサコン酸アンモニウム、マレイン酸メチル、フ
マル酸メチル、シトラコン酸メチル、メサコン酸メチ
ル、マレイン酸エチル、フマル酸エチル、シトラコン酸
エチル、メサコン酸エチル、マレイン酸フェニル、フマ
ル酸フェニル、シトラコン酸フェニル、メサコン酸フェ
ニル、ポリエチレングリコールジマレイン酸エステル、
ポリエチレングリコールジフマル酸エステル、ポリエチ
レングリコールジシトラコン酸エステル、ポリエチレン
グリコールジメサコン酸エステル、メトキシポリエチレ
ングリコールジマレイン酸エステル、メトキシポリエチ
レングリコールジフマル酸エステル、メトキシポリエチ
レングリコールジシトラコン酸エステル、メトキシポリ
エチレングリコールジメサコン酸エステル等が挙げられ
る。
して存在する場合、単量体(D)の共重合体中における
含有割合は特に限定されないが、共重合体に対して0.
5〜30重量%が好ましく、1〜25重量%がより好ま
しく、5〜20重量%が更に好ましい。
は、上記成分の他、その他の重合性化合物を単量体成分
として有してもよい。その他の単量体成分としては、ス
チレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン等の芳香族
不飽和単量体、酢酸ビニル、クロロ酢酸ビニル、メトキ
シ酢酸ビニル等の酢酸ビニル類、ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン、1,3−ペンタジエン、ジメチルブ
タジエン等のジエン系化合物、アルキルビニルエーテ
ル、N―ビニルカルバゾール、ビニルイソシアネート、
イソプロペニルイソシアネート、メチルビニルケトン、
メチルイソプロペニルケトン、(メタ)アクロレイン、
(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル等
が挙げられる。
量は特に限定されないが、500〜50万が好ましく、
1,000〜20万がより好ましく、5,000〜10万
程度が更に好ましい。
は、上記単量体成分を公知の方法で共重合させることに
より得ることができる。重合の方法は特に限定されない
が、通常は溶媒中でラジカル的に重合させれば得ること
ができる。
酸化物、アゾ化合物等が使用できる。例えば、過硫酸カ
リウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過酸
化水素、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチル
ハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾ
エート、2,2―アゾビスイソブチロニトリル、2,2
―アゾビス(2―ジアミノプロパン)ハイドロクロライ
ド、2,2―アゾビス(2,4―ジメチルバレロニトリ
ル)等が挙げられる。
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノ
ール、オクタノール、デカノール等のアルコール、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
の低級ケトン、酢酸メチル、酢酸エチル等の低級エステ
ル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチルメチ
ルエーテル等の低級エーテル、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、石油エーテル、リグロイン等の脂肪族又は脂環族炭
化水素等が挙げられ、中でも水又は水に上記溶媒を混合
した水系混合溶媒が好ましい。
が、通常温度は室温〜150℃、圧力は常圧〜5kg/
cm2程度の加圧下、反応時間は1〜10時間程度であ
る。
使用される。水硬性物質としては例えば、普通ポルトラ
ンドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポル
トランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、中
庸熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメン
ト、超速硬ポルトランドセメント、膨張セメント、酸性
リン酸塩セメント、自硬性セメント、石灰スラグセメン
ト、高炉セメント、高硫酸塩スラグセメント、フライア
ッシュセメント、キーンスセメント、ポゾランセメン
ト、アルミナセメント、ローマンセメント、白セメン
ト、マグネシアセメント、水滓セメント、カルシウムア
ルミネート、シリカセメント、ジェットセメント、石膏
等が挙げられる。
いが、水硬性物質に対して0.01〜20重量%が好ま
しく、0.05〜15重量%がより好ましく、0.1〜1
0重量%が更に好ましい。
は、水の他、公知のセメント添加剤を必要に応じて添加
することができる。セメント添加剤としては例えば、小
石、砂利、砂、木片、パルプ等の骨材、ナフタレンスル
ホン酸ホルムアルデヒド縮合物、メラミンスルホン酸ホ
ルムアルデヒド縮合物、ポリカルボン酸塩、スルホン化
メラミン樹脂、リグニンスルホン酸、スルファニル酸ホ
ルマリン縮合物等の公知の混和剤、AE剤、減水剤、空
気連行剤、空気量調節剤、ケトグルコン酸カルシウム、
ミルクカゼイン、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウ
ムカリウム等の凝結遅延剤、凝結促進剤、流動化剤、起
泡剤、発泡剤、保水剤、増粘剤、防水剤、水溶性高分
子、界面活性剤、顔料、着色料等が挙げられる。
する。尚、以下の実施例において部又は%は特に記載が
無い限り重量基準である。本発明の混和剤を製造するた
めに使用した単量体は以下のとおり。 <単量体A>
モノメタクリレート C―2:メトキシポリエチレングリコール(8モル)モ
ノメタクリレート C―3:メトキシポリエチレングリコール(16モル)
モノメタクリレート C―4:フェノキシポリエチレングリコール(10モ
ル)モノメタクリレート
酸ジエステル
ト及び温度計を備えた反応容器に、単量体A−1を10
部、単量体Bを40部、単量体C―1を50部及び水を
265部仕込み、30%水酸化ナトリウム水溶液2部で
pH9に調整した。窒素置換後、60℃で25%過硫酸
アンモニウム水溶液10部を添加し重合を開始した。5
時間反応させ重合完了後、30%水酸化ナトリウム水溶
液を3部で中和させ、分子量約10,000である本発
明の水硬性物質の混和剤1を得た。
る本発明の水硬性物質の混和剤2〜9を得た。
以下の化合物を使用した以外は製造例1と同様の方法で
分子量約10,000の比較品1を得た。
酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物を、比較品3とし
て、メラミンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮
合物を使用した。
ト336部、水道水185部、川砂799部、砕石97
4部に、本発明の水硬性物質の混和剤1〜9及び比較品
1〜3を傾胴ミキサーで25rpmで3分間混練りして
セメント組成物を得た。このセメント組成物の調整直後
のスランプ値を測定し、更に4rpmで60分間回転さ
せ、60分後のスランプ値を測定した。本発明のセメン
ト混和剤及び比較品の添加量は、初期スランプ値が20
cm±1cmになるように添加した。尚、スランプ値は
JIS―A1101法により測定した。
和剤を提供したことにある。本発明によれば、従来のセ
メント混和剤に比べてスランプロスが少ない優れた混和
剤を使用することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも、下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、水素原子又はメチル基を表わし、R
2は、メチレン基又はカルボニル基を表わし、R3は、炭
化水素基を表わし、R4は、炭化水素基又はアシル基を
表わし、Xは、水素原子、炭化水素基又は親水基を表わ
し、nは、0又は1以上の数を表わす。)で表わされる
単量体(A)及び、下記の一般式(2) 【化2】 (式中、R5は、水素原子又はメチル基を表わし、M
1は、水素原子、金属原子又はアンモニウムを表わ
す。)で表わされる単量体(B)を単量体成分とする共
重合体からなる水硬性物質の混和剤。 - 【請求項2】 更に、下記の一般式(3) 【化3】 (式中、R6は、水素原子又はメチル基を表わし、R
7は、炭化水素基を表わし、R8は、水素原子又は炭化水
素基を表わし、mは、0又は1以上の数を表わす。)で
表わされる単量体(C)を単量体成分として有する共重
合体からなる、請求項1記載の水硬性物質の混和剤。 - 【請求項3】 更に、下記の一般式(4) 【化4】 (式中、R9及びR10は、水素原子又はメチル基を表わ
し、M2及びM3は、水素原子、金属原子、アンモニウム
又は−(R11−O)p―R12で表わされる基を表わし、
R11は、炭化水素基を表わし、R12は、水素原子又は炭
化水素基を表わし、pは、0又は1以上の数を表わ
す。)で表わされる単量体(D)を単量体成分として有
する共重合体からなる、請求項1又は2記載の水硬性物
質の混和剤。 - 【請求項4】 一般式(1)において、Xが、−SO3
M、−R13−COOM、−PO3M2、−PO3MH又は
−CO−R14−COOM (式中、Mは、水素原子、金属原子、アンモニウムを表
わし、R13は、アルキレン基を表わし、R14は、2塩基
酸又はその無水物の残基を表わす。)で表わされる親水
基である、請求項1乃至3のいずれか1項記載の水硬性
物質の混和剤。
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---|---|---|---|---|
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JP2005089193A (ja) * | 2002-06-28 | 2005-04-07 | Lg Chem Ltd | 高性能減水効果を有するセメント混和剤及びその製造方法 |
JP2006117796A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Uni-Chemical Co Ltd | リン酸エステル化ビニル系重合体及びその用途、並びにその製造方法 |
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-
1997
- 1997-04-04 JP JP8667497A patent/JP3877831B2/ja not_active Expired - Fee Related
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