JPH10279045A - 搬送機構並びに搬送方法 - Google Patents

搬送機構並びに搬送方法

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Publication number
JPH10279045A
JPH10279045A JP9101098A JP10109897A JPH10279045A JP H10279045 A JPH10279045 A JP H10279045A JP 9101098 A JP9101098 A JP 9101098A JP 10109897 A JP10109897 A JP 10109897A JP H10279045 A JPH10279045 A JP H10279045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinions
rack
moving body
moving
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9101098A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Yoshimura
俊朗 吉村
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YOSHIKAWA GIKEN KK
Original Assignee
YOSHIKAWA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストロークの最大伸長の長さを長くとること
ができ、ワークの取り込み、受け渡しのために既設のコ
ンベヤラインの増設、拡張を行う必要もなく、付帯的に
設備費の負担を軽減でき、機構自体も小形化が可能で製
造コストも安価な搬送機構並びに搬送方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 第1ラックを有した細長い本体部14と、第
1ラックと噛合し、離隔して配置された複数のピニオン
16を有し、本体部の長手方向に沿って移動する第1移
動体18と、第1移動体に支持されると共に複数のピニ
オンと噛合する第2ラックを有し、ピニオンとの噛合で
第1移動体の進行方向に沿って移動する第2移動体20
と、複数のピニオンのいずれか一つが第1ラックから離
脱しても、複数のピニオンを強制的に同期回転させる同
期回転部22とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ライン、自動
倉庫、その他工場内での複数の製造ライン間のワークの
取り込み、受け渡し作業、その他種々の態様での被搬送
物の搬送を行う搬送機構並びに搬送方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、各種製品の生産工場においては、
一つの加工ラインで一部加工したワークを搬送機構で取
り込み、任意の処理を行った後で次の加工ラインへ受け
渡しながら順次仕上げている。このワークを一つの加工
ラインから自動的に取り込み、次の加工ラインへ受け渡
を行う搬送機構として、図9(ホ)の状態から図9
(ヘ)に示す状態にストロークが伸縮するストローク変
換機構が利用されている。このストローク変換機構は、
上面にラック200を有した細長い本体220と、この
本体220のラック200と噛合するピニオン240を
長手方向の略中央位置に軸支した第1移動体260が本
体220の上部側に配置され、更に、下面に第1移動体
260のピニオン240と噛合するラック200を有し
た第2移動体280が第1移動体260の上部側に配置
されている。このストローク変換機構は、図示しないピ
ニオンの駆動機構と第1、第2移動体260、280の
ガイド部を有し、ピニオン240が一方へ回転しながら
本体220のラック200の端部へ移動するときに第1
移動体260は、本体220の端部から本体220の長
さHの半分だけ突き出される。このとき、第1移動体2
60の上部の第2移動体280もピニオン240の上面
側と噛合するラック200によって第1移動体260の
端部から、本体220の長さHの半分だけ突き出され、
本体220を含む全体の長さは本体220の略2倍の長
さ2Hに伸長されて加工ライン上を流れるワークを取り
込み、第1、第2移動体260、280が元位置へ縮ん
だ時点で取り込んだワークに任意の処理をおこなう。そ
の後で第1、第2移動体を元の加工ライン、或は他の加
工ラインへ伸長させてワークを受け渡している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
トローク変換機構においては、第1移動体260はその
中央位置にピニオン24が配置されているため、本体2
20の長さHの半分の長さ1/2Hだけ伸縮移動するの
みであり、同じく、第2移動体280も第1移動体26
0に対して第1移動体260の長さHの半分の長さ1/
2H、即ち本体220の長さの半分の長さだけ伸縮移動
するのみである。従って、ストローク変換機構は伸長し
たときの全体の長さは、最大でも本体220の長さの略
2倍程度であり、加工ラインの相互でワークの取り込
み、受け渡しを行う実際の長さに比較して長さが短く、
移動する長さを大きくするためには、本体や第1、第2
移動体の基本の長さを長くする必要があり、それによっ
てストローク変換機構自身が大型化され、その製造コス
トが割高になり易い欠点がある。また、既設のコンベヤ
ラインにストローク変換機構を設けてワークの取り込
み、受渡しを行うときには、伸縮するストロークが短い
のでライン相互の間隙を近付けねばならず、その結果、
付帯的にラインの設備経費も割高になり易い等の問題が
あった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、移動体に本体側のラック
と噛合する複数のピニオンを設け、これらを強制的に同
期回転させることにより、ストロークの最大伸長の長さ
を長くとることができ、ワークの取り込み、受け渡しの
ために既設ラインの増設、拡張を行う必要もなく、設備
費の負担を軽減でき、機構自体も小形化が可能で製造コ
ストも安価な搬送機構並びに搬送方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、腕体を伸縮させつつ各種の搬送作業を行
なう搬送機構であって、所要長さに刻設された第1ラッ
ク12aを有した本体部14と、前記第1ラック12a
と噛合し、離隔して配置された複数のピニオン16a、
16bを有し、前記本体部14の第1ラックに沿って移
動する第1移動体18と、前記第1移動体18に支持さ
れると共に前記複数のピニオン16a、16bと噛合す
る第2ラック12bを有し、前記複数のピニオン16
a、16bとの噛合で第1移動体18の進行方向に沿っ
て移動する第2移動体20と、前記複数のピニオン16
a、16bのうちの、いずれか一つが第1ラック12a
から離脱しても、前記複数のピニオン16a、16bを
強制的に同期回転させる同期回転部22とを備えてなる
搬送機構10から構成される。
【0006】また、前記同期回転部22は、前記複数の
ピニオン16a、16bを連動させつつ同期回転させる
連動回転機構62を備えてなることとしてもよい。
【0007】また、前記連動回転機構62は、前記複数
のピニオン16a、16bを歯車連結する歯車機構76
とを備えてなることとしてもよい。
【0008】また、前記連動回転機構62は、前記複数
のピニオン16a、16bをチェン連結する無端チェン
機構84を備えてなることとしてもよい。
【0009】また、前記連動回転機構62は、前記複数
のピニオン16a、16bをベルト連結するタイミング
ベルト機構94を備えてなることとしてもよい。
【0010】次に、本発明は、第1ラック12aを有す
る本体部14に、前記第1ラック12aと噛合する複数
のピニオン16a、16bを備えた第1移動体18を配
置させ、該第1移動体18の複数のピニオン16a、1
6bに噛合する第2ラック12bを備えた第2移動体2
0を前記第1移動体18の移動方向に移動し得るように
配置させ、前記複数のピニオン16a、16bを強制的
に同期連動させつつ該ピニオンを回転駆動することによ
り前記第1移動体18を本体部14に対して移動させる
と共に、前記第1移動体18の移動方向と同一方向に前
記第2移動体20を伸縮移動させてなる搬送方法から構
成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る搬送機構は、腕体を
伸縮させつつ各種の搬送作業を行なう搬送機構であっ
て、所要長さに刻設された第1ラックを有した本体部
と、前記第1ラックと噛合し、離隔して配置された複数
のピニオンを有し、前記本体部の第1ラックに沿って移
動する第1移動体と、前記第1移動体に支持されると共
に前記複数のピニオンと噛合する第2ラックを有し、前
記複数のピニオンとの噛合で第1移動体の進行方向に沿
って移動する第2移動体と、前記第1移動体の移動に伴
って前記複数のピニオンのうちの、いずれか一つ又は隣
接の複数のピニオンが第1ラックから離脱しても、前記
複数のピニオンのすべてを強制的に同期回転させる同期
回転部とを備えている。
【0012】本体部の外形形状は任意の形状でよいが、
断面矩形状の細長い形鋼に形成することが好適である。
しかし、断面矩形状に限ることなく、円形、長円形、六
角形その他の多角形に形成してもよい。第1移動体は本
体部に覆蓋状に係合し、かつ本体部の第1ラックに沿っ
て移動できるように、間隙をおいて配置された縦長板の
両端を軸体で連結させた平面視細長い中空枠体に形成さ
れている。この中空枠体内に本体部上面の第1ラックと
噛合する複数のピニオンが軸支されている。ピニオンは
2ないし4個程度が好適であり、その内の2個は第1移
動体の両端寄り位置に離隔して配置すれば、本体部に対
する伸縮長さを大きくとれる。第2移動体は第1移動体
内の上部に略埋没状に係合されると共に下面に第1移動
体内の複数のピニオンと噛合する第2ラックを備えてい
る。
【0013】同期回転部は、複数のピニオンのうちの、
いずれか一つ又は隣接の複数のピニオンが第1ラックか
ら離脱しても、前記複数のピニオンのすべてを強制的に
同期回転させる。このために、同期回転部は、第1移動
体に設けられ、複数のピニオンを連動させつつ同期させ
る連動回転機構を備えている。第1移動体が第1ラック
方向へ移動して第1ラックから離脱したピニオンは、他
のピニオンと強制的に同期回転されるため、第1移動体
が元位置へ復帰移動するときに、離脱していたピニオン
は再び第1ラック上に安定して噛合しつつ脱輪もなく、
本体部に対して第1移動体を安定して伸縮移動できる。
連動回転機構としては、複数のピニオンを歯車連結する
歯車機構が緩みを発生することなく好適である。しか
し、連動回転機構は歯車機構に限ることなく、複数のピ
ニオンをチェン連結する無端チェン機構やベルト連結す
るタイミングベルト機構、その他の連動機構を備えるこ
ととしてもよい。
【0014】第1移動体を伸縮移動させるために、駆動
モータ等の駆動力を連動回転機構に直接入力するのが好
適である。しかし、必ずしも駆動モータの駆動力を連動
回転機構に直接入力することに限らず、例えば、押出シ
リンダーのプランジャーを第1移動体に連結し、プラン
ジャーの伸縮で第1移動体を往復移動させてもよく、外
部の駆動力でこの第1移動体を往復移動させても良い。
また、本体部に第1、第2移動体を上下方向に係合させ
た構成に限ることなく、平板上で本体部と第1、第2移
動体を横方向に接合配置させてラック・ピニオンで係合
させつつ第1、第2移動体を伸縮させてもよい。また、
搬送機構は加工ライン上のワークの受け渡しに限らず、
作業車等の伸縮ブームとして設置してもよい。
【0015】次に、本発明に係る搬送方法は、第1ラッ
クを有する細長い本体部に、前記第1ラックと噛合する
複数のピニオンを備えた第1移動体を配置させ、該第1
移動体の複数のピニオンに噛合する第2ラックを備えた
第2移動体を前記第1移動体の長手方向に移動し得るよ
うに配置させ、前記複数のピニオンを強制的に同期連動
させつつ該ピニオンを回転駆動することにより前記第1
移動体を本体部に対して移動させると共に、前記第1移
動体の移動方向と同一方向に前記第2移動体を伸縮移動
させる。複数のピニオンは、移動体の両端寄り位置に配
置する方が好適であり、第1、第2移動体の移動長さを
長くとれる。この伸縮移動する第1、第2移動体を加工
ラインの相互に組合わせてワークの取り出し、受け渡し
を含む作業ラインとして好適に利用できる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る搬送
機構の平面説明図が示され、図2には、第1図AーA線
要部断面図が示され、図3には、第1図BーB線拡大断
面図が示されている。本発明に係る搬送機構10は、腕
体を伸縮させつつ各種の搬送作業を行なう搬送機構であ
って、所要長さに刻設された第1ラック12aを有した
本体部14と、前記第1ラック12aと噛合し、離隔し
て配置された複数のピニオン16を有し、前記本体部1
4の第1ラック12aに沿って移動する第1移動体18
と、前記第1移動体18に支持されると共に前記複数の
ピニオン16と噛合する第2ラック12bを有し、前記
複数のピニオン16との噛合で第1移動体18の進行方
向に沿って移動する第2移動体20と、前記第1移動体
18の移動に伴って前記複数のピニオン16のうちの、
いずれか一つ又は隣接の複数のピニオン16が第1ラッ
ク12aから離脱しても、前記複数のピニオン16のす
べてを強制的に同期回転させる同期回転部22とを備え
ている。
【0017】図2、図3、図4に示すように、本体部1
4は、鋼材を素材とし、断面略矩形状の中実体で細長い
棒体に形成され、この細長い棒体の上面に第1ラック1
2aが刻設されている。この本体部14は、同本体部1
4よりも広幅な長板状のベース24の上面に間座26等
を介して締着ボルト28で固定されている。この本体部
14は、必ずしも断面略矩形状の中実体に限ることな
く、断面形状が円形、長円形、六角形その他の多角形等
の中実体に形成してもよい。この本体部14上にはその
上面の第1ラック12aと噛合するピニオン16を備え
た第1移動体18が載置されている。ベース24は本体
部14を固定し得る任意の形状、構造であればよい。
【0018】第1移動体18は、鋼材を素材とし、本体
部14に対応して長い枠板状に形成されている。実施例
において、図1、図4に示すように第1移動体18は、
内側に所要の間隙をおいて対向状に横長平行に連結され
た2枚の長板32、32と、この長板32、32内に回
転自在に軸支された複数のピニオン16a、16bから
なる。これらのピニオン16a、16bを本体部14の
第1ラック12aに噛合させるようにしてこの第1移動
体18を単に本体部14の上面側に載置させることによ
り本体部14に対して第1移動体18をラック・ピニオ
ン機構により移動させる。図1、図3、図4において、
本体部14を両側から挟持するように本体部14の両壁
面に沿って縦形に長板32、32を配置させ、この長板
32、32の長手方向の両端寄り位置にボルト等の軸体
34、34を介して両長板を所定間隔で離隔させ連結さ
せている。すなわち、この第1移動体18はピニオンを
介して本体部14上に咬合し横移動自在に設けられた中
空平行板30として形成されている。
【0019】そして、図1に示すように、長板32、3
2の両端側を連結した軸体34、34寄り位置には、一
対の第1軸受36、36と、一対の第2軸受38、38
とが相互に対向し、かつ中空平行板30内でその長手方
向へ離隔した位置に固定されている。この第1軸受3
4、34に第1回転軸40が回転自在に軸支され、また
第2軸受38、38には第2回転軸42が回転自在に軸
支されている。そして、この第1、第2回転軸40、4
2には第1、第2ピニオン16a、16bの軸心部が固
定されており、これによって、第1、第2ピニオン16
a、16bは本体部14上面の第1ラック12aに噛合
しつつ第1移動体18を本体部14の第1ラック12a
方向に移動させる。
【0020】図3、図4において、第1移動体18を本
体部14上面に載置させた状態では、断面視H字の中央
部に前記した複数の第1、第2ピニオン16a、16b
を転動軸支させた状態で同H字の上側の凹部に上面側が
開口する間隙が形成される。この間隙内に後述する第2
移動体20が収納状態でセットされ、この第2移動体2
0は第1、第2ピニオン16a、16bと噛合しつつ第
1移動体18と同一方向に移動する。第1、第2ピニオ
ン16a、16bは、その歯数とピッチ円直径が同一に
形成され、更に、第1、第2ピニオン16a、16b
は、後述する同期回転部22により同一方向へ強制的に
同期回転するように連係されている。実施例において、
第1移動体18内には2個の第1、第2ピニオン16
a、16bが配置されているが、これに限ることなく、
3個または4個等の複数のピニオンを配置させて同期回
転させてもよい。
【0021】図1、図3、図4に示すように、第2移動
体20は、鋼材を素材とし、本体部14の形状と類似し
た断面略矩形状の中実体で細長い棒体に形成されてい
る。また、この細長い棒体の下面に本体部14の第1ラ
ック12aと同一ピッチの第2ラック12bが刻設され
ている。この第2移動体20は、第1移動体18の長板
32、32の上側の内側間隙内に収納状態でセットされ
て下面の第2ラック12bが第1移動体18内の第1、
第2ピニオン16a、16bに載置状に噛合する。第1
移動体18が本体部14に対して移動するときに内部の
第1、第2ピニオン16a、16bは本体部14の第1
ラック12aと噛合しつつ回転し、この第1、第2ピニ
オン16a、16bに第2ラック12bが噛合すること
により第2移動体20も第1移動体18の移動方向と同
一方向へ移動する。この第2移動体20は第1移動体1
8と略同一長さに形成され、また、第1移動体18も本
体部14と同一長さに形成されているため、本体部1
4、及び第1、第2移動体18、20が上下方向に重複
された搬送機構10の端面は均一に整列する。
【0022】図3に示すように、ベース24上には、本
体部14の上面側に載置されつつ移動する第1移動体1
8を安定して案内する第1ガイド部44が設けられてい
る。また、第1移動体18の長板32、32の上端側の
間隙内には、第1、第2ピニオン16a、16bと噛合
しつつ移動する第2移動体20を安定して案内する第2
ガイド部46が設けられている。
【0023】第1ガイド部44は、本体部14の両壁面
から離隔してベース24上面に立設され、本体部14と
略同一長さで、断面略矩形状の中実体で細長い棒体に形
成されたガイドレール48、48と、このガイドレール
48、48の本体部14と対向した内壁面に同ガイドレ
ールの長手方向に沿って穿溝されたガイド溝50、50
と、第1移動体18の長板32、32の外壁面の下端寄
り位置にガイド溝50、50へ向けて水平状に突設され
た複数の軸片52、52に回転自在に軸支され、ガイド
溝50、50内に転動自在に係合されたガイドローラ5
4、54とを備えている。第1移動体18が、本体部1
4の上面側に載置されつつ移動するときに、長板32、
32の下端寄り位置に軸支された複数のガイドローラ5
4、54がガイドレール48、48のガイド溝50、5
0内を転動して長板32、32を支持するため、移動中
の第1移動体18が上下、左右方向に蛇行することがな
く、安定して移動できる。
【0024】また、第2ガイド部46は、断面略矩形状
の中実体で細長い棒体に形成された第2移動体20の両
壁面にその長手方向へ向け穿溝されたガイド溝56、5
6と、第1移動体18の長板32、32の内壁面の上端
寄り位置にガイド溝56、56へ向け水平状に突設され
た複数の軸片58、58に回転自在に軸支され、ガイド
溝56、56に転動自在に係合されたガイドローラ6
0、60とを備えている。第2移動体20が第1移動体
18に対して同一方向へ移動するときに、第1移動体1
8側のガイドローラ60、60が第2移動体20の両壁
面のガイド溝56、56に転動しつつ係合し、移動中の
第2移動体20は同じく上下、左右方向に蛇行すること
なく、安定して移動する。また、第1、第2ガイド部4
4、46は、ガイド溝とガイドローラとの係合に限るこ
となく、例えば、ガイド棒とこれに係合摺動するリング
等を備えてもよく、本体部14に対して移動する第1移
動体18と、第1移動体に対して移動する第2移動体2
0とを安定してガイドできるものであればよい。
【0025】本発明において、一つの特徴的なことは、
第1移動体の移動に伴って前記複数のピニオンのうち
の、いずれか一つ又は隣接の複数のピニオンが第1ラッ
クから離脱しても、前記複数のピニオンのすべてを強制
的に同期回転させる同期回転部を備えたことである。
【0026】同期回転部22は、第1、第2ピニオン1
6a、16bを連動させつつ同期回転させる連動回転機
構62を備えている。図1、図2に示すように、連動回
転機構62は、第1移動体18の一方の長板32の外壁
面に沿って平行状に平面視略コ字形の支持枠64が付設
固定されている。この支持枠64は第1移動体18の第
1、第2ピニオンの取付間隔幅よりやや長い幅長さに形
成されている。そして、支持枠64内に向けて長板32
側から前記第1、第2ピニオン16a、16bの軸に連
結される第1、第2回転軸40、42が突出されてい
る。更に、この第1、第2回転軸40、42の突出端側
であって支持枠64内には歯数とピッチ円直径が同一の
傘歯車66、68が固定されており、これらの回転軸4
0、42とともに回転する。
【0027】一方、図1に示すように、支持枠64内に
軸支されて連動軸70が長板32と平行に設けられてい
る。この連動軸70の両端寄り位置には、歯数とピッチ
円直径が傘歯車66、68と同一の傘歯車72、74が
固定されており、しかも、これら傘歯車72、72はそ
れぞれピニオン側の回転軸40、42の傘歯車66、6
8と直角方向に配置されて噛合するようになっている。
これによって、第1、第2ピニオン16a、16bが強
制的に同期回転させられることとなる。すなわち、ラッ
クとの噛合関係を離脱させても同期回転するものであ
る。ここに、連動回転機構62は、ピニオン16a、1
6bに取りつけた傘歯車66、68と連動軸70と、傘
歯車72、74を含む。
【0028】詳細には、図7の搬送機の伸縮作動の説明
図において、第1移動体18が第1、第2ピニオン16
a、16bを本体部14上面の第1ラック12aに噛合
させ、第2移動体20下面の第2ラック12bが第1移
動体18の第1、第2ピニオン16a、16bと噛合し
て本体部14、第1、第2移動体18、20が略同じ長
さに収束した原位置にある。この状態から、第1移動体
18を図上右側方向に移動させると、第1、第2ピニオ
ン16a、16bは(ロ)の矢印の様に回転し、まず、
第2ピニオン16bが第1ラック12aから離脱する。
このとき、ガイド溝50と複数のガイドローラ54との
係合関係により第1移動体18は本体部14に対して安
定して載置状態でスライド移動する。そして、このとき
第2ピニオン16bは第1ラック12aから離脱しても
同期回転部22により強制的に同期回転させられてい
る。すなわち、第1ラック12aと噛合回転している第
1ピニオン16aの回転力が同期回転部22の歯車機構
76aから歯車機構76bを経由して第2ピニオン16
bに伝達され、第1ラック12aから離脱した第2ピニ
オン16bは第1ピニオン16aと強制的に同期回転さ
せられ、第2移動体20はそのまま移動を継続する。
【0029】また、第2移動体20は、第1、第2ピニ
オン16a、16bとの噛合で第1移動体18の移動方
向と同一方向、すなわち、右側方向へ第1移動体から突
出状に移動する。第1、第2ピニオン16a、16bは
第1移動体の両端寄り位置に取りつけられているから、
第2移動体20は(イ)の原位置状態でそのラック12
bと第1ピニオン16aとの噛合距離が移動方向によっ
て相対的に大きいか、小さいかとなっている。したがっ
て図(イ)、(ロ)の移動に対しては第1ピニオンとラ
ック12bの噛合は右側に移動後にすぐに離脱し、第2
移動体は、第1移動体に対してガイド溝56と複数のガ
イドローラロラ60...との係合関係で支持されつつ
第1移動体18の第2ピニオン16bとのみ噛合する。
【0030】さらに、図7(ハ)に示す様に、第1移動
体18の第1ピニオン16aが第1ラック12の端部に
到達して停止したときに、第1ピニオン16aと同期回
転する第2ピニオン16bと噛合した第2移動体20は
その端部が第2ピニオン16bと噛合した状態で停止す
る。例えば、第1、第2ピニオン16a、16bの間隔
をWとすれば、第1、第2移動体18、20の最終的な
突出長さは2Wとなり、本体部14の長さも略Wに近似
した長さであるため、全体の伸長長さは3Wとなる。ま
た、図7(ハ)に示す状態で第1移動体18を逆方向へ
移動させるときには、第1ラック12aから離脱してい
る第2ピニオン16bは、第1ピニオン16aと同期回
転するため、第1ラック12aへの噛合が容易に復帰
し、第1、第2移動体は安定して元位置へ復帰し得る。
実施例では、2個の第1、第2ピニオンを歯車連結させ
た歯車機構76a、76bで同期回転させているが、こ
れに限らず、複数のピニオンを歯車連結させた歯車機構
で同期回転させてもよい。なお、第1移動体18の停止
位置は図示しないセンサで設定位置を検出して、駆動用
モータに連係させて停止させるようにしても良い。ま
た、駆動モータの回転角を制御してパルスモータによ
り、設定位置で停止させるようにしても良い。
【0031】このような、同期回転部22は、第1、第
2ピニオン16a、16bを含む複数のピニオンを強制
的に同期回転させて1個のピニオンと第1ラックとの噛
合により第1移動体が本体部14側に復帰移動するに際
しての離脱したピニオンと第1ラックとの噛合復帰を円
滑にさせ、本体部14に対しての左右往復動のワーク等
の搬送を実現する。同時に、この同期回転部22に直接
に回転力を出力させることにより駆動力の伝達機構とし
て機能する。よって、構造が極めて簡単となり、製造コ
ストが安価で、故障もほとんどない。さらに保守や点検
作業が簡単である。
【0032】実施例において、図1、図3に示すよう
に、支持枠64の第1回転軸40と対向した外壁面に原
動機78が設置されている。実施例において、原動機と
しての駆動モータが設けられており、この回転駆動力を
同期回転部22に直接入力する。そして、この原動機7
8の減速軸80に固定された傘歯車82が支持枠64内
の連動軸70の傘歯車72と噛合連結されている。この
原動機78を駆動回転させると連動軸70が連動回転さ
れ、この連動軸70の両端側に設けた歯車機構76a、
76bで第1、第2回転軸40、42は回転方向が同一
で同一速度で回転し、第1、第2ピニオン16a、16
bは同期回転する。これにより、原動機78を正回転又
は逆回転させて同期回転部22により第1、第2ピニオ
ン16a、16bを正回転又は逆回転に同期回転させつ
つ第1、第2移動体18、20の伸縮移動方向を制御で
きる。また、原動機の駆動力を同期回転部に直接入力す
ることに限ることなく、例えば、本体部14側に設置し
た押出シリンダーのプランジャーの伸縮で第1、第2移
動体18、20のいずれかを伸縮させることとしてもよ
い。このように、原動機78を移動する第1移動体18
に搭載させ、回転力を同期回転部に直接に出力するから
第1移動体18の自走型、或は自己搬送型の搬送機構が
実現されている。
【0033】図5に示す様に、連動回転機構62は、複
数のピニオン16a、16bをチェン連結する無端チェ
ン機構84を備えてなることとしてもよい。図におい
て、無端チエン機構84は、第1移動体18内に回転自
在に軸支させた第1、第2回転軸40、42の端部に固
定され、歯数とピッチ円直径が同一の第1、第2鎖歯車
86a、86bと、この第1、第2鎖歯車86a、86
bに掛け廻された無端チェン88とを備えている。これ
により、無端チェンで,連動連結された第1、第2ピニ
オン16a、16bは、すべてのピニオンの同期回転の
実効化を実現させ得る。また、無端チエン機構84は構
造が簡単であるため保守点検が容易であり、製造コスト
も安価である。また、第1移動体18の長板32に固定
した支持板90に設置した原動機78の回転軸と第1回
転軸40とを傘歯車機構92で連動させて原動機78の
駆動力を連動回転機構62へ直接入力してもよい。
【0034】また、図6に示す様に、連動回転機構62
は、複数のピニオン16a、16bをベルト連結するタ
イミングベルト機構94を備えてなることとしてもよ
い。図において、タイミングベルト機構94は、第1移
動体18内に回転自在に軸支させた第1、第2回転軸4
0、42の端部に固定され、歯数とピッチ円直径が同一
の第1、第2溝付滑車96a、96bと、この第1、第
2溝付滑車96a、96bに掛け廻された溝付タイミン
グベルト98とを備えている。これにより、溝付タイミ
ングベルト98で連結された複数のピニオン16a、1
6bは、すべてのピニオンの同期回転の実効化を実現さ
せ得る。また、タイミングベルト機構94はその構造が
簡単で、保守点検も容易であり、製造コストも安価とな
る。また、第1移動体18の長板32に固定した支持板
90に設置した原動機78の回転軸と第1回転軸40と
を傘歯車機構92で歯車連結して原動機の駆動力を連動
回転機構62へ直接入力してもよい。図中、100は溝
付タイミングベルトの張度調節機構を示す。
【0035】次に、本発明の実施例に係る搬送機構の作
用を説明する。本発明の実施例に係る搬送機構10は、
図8に示すように、例えば、工場内に並設された加工ラ
イン150a、152aで搬送されつつ加工処理された
ワーク160を取り込み、ワーク160に付着している
切りくず等をブラスト除去して、次の加工ライン150
b、152b等へ連続して受け渡すために、加工ライン
150a、152aと加工ライン150b、152bと
の左右対向した間隙D1、D2の中間位置に、搬送機構
10の伸縮する第1、第2移動体18、20を間隙D
1、D2へ向けて設置する。
【0036】間隙D1、D2の上面へワーク160が交
互に搬送されるように調整しておき、図上で間隙D1上
にワーク160が移送されたのを感知センサーが感知し
て加工ライン150a、150bが停止し、図7に示す
様に、同期回転部22に設けた原動機の駆動力を同期回
転部22の連動回転機構62に直接伝達して第1、第2
ピニオン16a、16bを、図7(イ)(ロ)に示す矢
印の様に同期回転させる。これにより、第1移動体18
と第2移動体20は図上の右方向へ向け矢印の様に、同
一速度で移動する。伸長移動中に第1ラック12aから
離脱した移動端側の第2ピンニオン16bは、他の第1
ピニオン16aとの同期回転を継続され、他の第1ピニ
オン16aが第1ラック12aの端部へ移動した状態を
センサーが感知して同期回転が停止する。この移動中に
第2移動体20も第1ピニオン16aから離脱し、第2
ピニオン16bのみと噛合しながら第1移動体18と同
一方向へ移動して第2移動体20の端部が、前記加工ラ
インの間隙D1に突入して第1移動体18と同時に、図
7(ハ)に示す様に停止する。このとき、第1、第2移
動体18、20の伸長した長さは第1、第2ピニオン1
6a、16bの間隔Wの略2倍程度となり、本体部14
を含めた全体長さは略3W程度となる。
【0037】この伸長した先端側の第2移動体20の上
面に設けた適宜な吸着機構等で加工ラインの間隙D1上
のワーク160を取り込み、その後で、同期回転部22
の原動機78を逆回転させて第1、第2ピニオン16
a、16bを逆回転させる。この逆回転により、第1、
第2移動体18、20は、本体部14側となる元位置へ
逆向きに復帰移動し、第1ラック12aから離脱してい
た第2ピニオン16bは再び第1ラック12a上に安定
して噛合しつつ脱輪もなく、本体部14へ向けて第1、
第2移動体18、20は移動され、図7(イ)に示す元
位置へ復帰して原動機78が停止すると共に第1、第2
移動体18、20も停止する。この元位置で第2移動体
20に取り込んだワーク160に対してエアブラスト等
の処理を行い、終了後に再び第1、第2移動体18、2
0を間隙D1へ向け伸長させてワーク160を開放し、
加工ライン150a、150bが再起動されてワーク1
60は、加工ライン152bで次の処理工程へ移送され
る。また、図8に示す様に、加工ライン152a、15
2b側の間隙D2にワーク160が移送された時点にお
いても、原動機78により同期回転部22の連動回転機
構62を逆回転させながら、図7(ニ)に示す様に図上
の左方向へ第1、第2移動体18、20を伸長させ、同
様にワーク160を搬送機構10へ取り込み、ブラスト
処理した後で再び間隙D2側の加工ラインへワーク16
0を受け渡してゆくものである。
【0038】従って、加工ライン上のワークの自動取り
込み、受け渡し作業において、一つのラインからワーク
を取り込み、任意の処理をおこなって再び受け渡しする
とき、伸長した第1、第2移動体のストローク長さを非
常に長くとれ、コンベヤラインの増設、拡張をおこなわ
ず、既設のコンベヤラインでワークの搬送をおこなえ、
工場拡張等の付帯的な負担も軽減できることとなる。ま
た、ラインの両側に対して設置可能であり、設備コスト
も安価であり、ラインの両側に取り付けた内部に設ける
必要がない。また、第1、第2移動体を本体部の両端方
向へ伸縮し得るように組合わせることにより、高い生産
効率の作業ラインを組立てできる。
【0039】本発明に係る搬送機構並びに搬送方法は、
上記実施例に限定されるものではない。本発明の装置は
移動体を元位置から略3倍もの長さにそれぞれ片側へ伸
長できるから、この装置を中央に配置させ、両側に多段
のワーク収容棚を配置させた様な自動倉庫等において、
奥行きの深い棚でもワークの取り出し、収容操作がで
き、よって、ラインの幅長さのコンパクト化が達成され
る結果、倉庫全体の省スペース化を達成できる。また、
装置も1台で従来装置の複数台を兼用でき、設備コスト
の大幅な低減を実現させ得る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る搬送
機構は、腕体を伸縮させつつ各種の搬送作業を行なう搬
送機構であって、所要長さに刻設された第1ラックを有
した本体部と、前記第1ラックと噛合し、離隔して配置
された複数のピニオンを有し、前記本体部の第1ラック
に沿って移動する第1移動体と、前記第1移動体に支持
されると共に前記複数のピニオンと噛合する第2ラック
を有し、前記複数のピニオンとの噛合で第1移動体の進
行方向に沿って移動する第2移動体と、前記第1移動体
の移動に伴って前記複数のピニオンのうちの、いずれか
一つ又は隣接の複数のピニオンが第1ラックから離脱し
ても、前記複数のピニオンのすべてを強制的に同期回転
させる同期回転部とを備えてなることにより、工場内の
ワークの自動取り込み、受け渡し作業において、ライン
からのワークの取り込み、或は受渡しのときのストロー
ク長さを非常に長くとれ、コンベヤラインの増設、拡張
をおこなわず、既設のコンベヤラインでワークの搬送を
おこなえ、工場拡張等の付帯的な負担も軽減できること
となる。また、ラインの両側に対して設置可能であり、
設備コストも安価であり、ラインの両側に取り付けた内
部に設ける必要がない。また、両端方向へ伸縮し得るよ
うに組合わせて高い生産効率の作業ラインを組立てでき
る。
【0041】また、前記同期回転部は、前記複数のピニ
オンを連動させつつ同期回転させる連動回転機構を備え
てなることにより、移動体内に設けた複数のピニオンを
連動回転機構で同一の回転速度に同期回転でき、この複
数のピニオンとラックとの噛合で移動体はピニオンとラ
ックとの噛合が離れても、移動体が縮じむときに確実に
離脱したピニオンの噛合が復帰し、安定して移動体を伸
縮往復動させ得る。
【0042】また、前記連動回転機構は、前記複数のピ
ニオンを歯車連結する歯車機構とを備えてなることによ
り、伸長移動中にラックから離脱した移動端側のピニオ
ンは、他のピニオンとの同期回転を継続され、移動体が
元位置へ逆向きに復帰移動するときに離脱していたピニ
オンは再びラック上に安定して噛合しつつ脱輪もなく、
本体部に対して移動体を伸縮移動させて被搬送物の搬送
の確実性、安全性を向上できる。
【0043】また、前記連動回転機構は、前記複数のピ
ニオンをチェン連結する無端チェン機構を備えてなるこ
とにより、無端チェンで連結された複数のピニオンは、
すべてのピニオンの同期回転の実効化を実現させ得る。
また、無端チエン機構は構造が簡単であるため保守点検
が容易であり、製造コストも安価である。
【0044】また、前記連動回転機構は、前記複数のピ
ニオンをベルト連結するタイミングベルト機構を備えて
なることにより、タイミングベルトで連結された複数の
ピニオンは、すべてのピニオンの同期回転の実効化を実
現させ得る。また、タイミングベルト機構はその構造が
簡単で、保守点検も容易であり、製造コストも安価であ
る。
【0045】次に、本発明に係る搬送方法によれば、第
1ラックを有する本体部に、前記第1ラックと噛合する
複数のピニオンを備えた第1移動体を配置させ、該第1
移動体の複数のピニオンに噛合する第2ラックを備えた
第2移動体を前記第1移動体の移動方向に移動し得るよ
うに配置させ、前記複数のピニオンを強制的に同期連動
させつつ該ピニオンを回転駆動することにより前記第1
移動体を本体部に対して移動させると共に、前記第1移
動体の移動方向と同一方向に前記第2移動体を伸縮移動
させてなることにより、工場内のワークの自動取り込
み、受け渡し作業において、ラインからのワークの取り
込み、或は受渡しのときのストローク長さを非常に長く
とれ、コンベヤラインの増設、拡張をおこなわず、既設
のコンベヤラインでワークの搬送をおこなえ、工場拡張
等の付帯的な負担も軽減できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に搬送機構の平面説明図であ
る。
【図2】図1のA−A線一部断面説明図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】搬送機構の概略断面説明図である。
【図5】無端チェン連動機構を備えた同期回転部の一部
平面説明図である。
【図6】タイミングベルト連動機構を備えた同期回転部
の一部正面説明図である。
【図7】搬送機構の伸縮作動を示した説明図である。
【図8】加工ライン上のワークを搬送機構で取り込み、
受け渡しする平面説明図である。
【図9】従来のストローク変換機構を利用した搬送機構
の説明図である。
【符号の説明】
10 搬送機構 12a 第1ラック 12b 第2ラック 14 本体部 16a 第1ピニオン 16b 第2ピニオン 18 第1移動体 20 第2移動体 22 同期回転部 62 連動回転機構 76 歯車機構 84 無端チェン機構 94 タイミングベルト機構 160 ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕体を伸縮させつつ各種の搬送作業を行
    なう搬送機構であって、 所要長さに刻設された第1ラックを有した本体部と、 前記第1ラックと噛合し、離隔して配置された複数のピ
    ニオンを有し、前記本体部の第1ラックに沿って移動す
    る第1移動体と、 前記第1移動体に支持されると共に前記複数のピニオン
    と噛合する第2ラックを有し、前記複数のピニオンとの
    噛合で第1移動体の進行方向に沿って移動する第2移動
    体と、 前記複数のピニオンのうちの、いずれか一つが第1ラッ
    クから離脱しても、前記複数のピニオンを強制的に同期
    回転させる同期回転部と、を備えてなる搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記同期回転部は、前記複数のピニオン
    を連動させつつ同期回転させる連動回転機構を備えてな
    る請求項1記載の搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記連動回転機構は、前記複数のピニオ
    ンを歯車連結する歯車機構とを備えてなる請求項3記載
    の搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記連動回転機構は、前記複数のピニオ
    ンをチェン連結する無端チェン機構を備えてなる請求項
    3記載の搬送機構。
  5. 【請求項5】 前記連動回転機構は、前記複数のピニオ
    ンをベルト連結するタイミングベルト機構を備えてなる
    請求項3記載の搬送機構。
  6. 【請求項6】 第1ラックを有する本体部に、前記第1
    ラックと噛合する複数のピニオンを備えた第1移動体を
    配置させ、 該第1移動体の複数のピニオンに噛合する第2ラックを
    備えた第2移動体を前記第1移動体の移動方向に移動し
    得るように配置させ、 前記複数のピニオンを強制的に同期連動させつつ該ピニ
    オンを回転駆動することにより前記第1移動体を本体部
    に対して移動させると共に、前記第1移動体の移動方向
    と同一方向に前記第2移動体を伸縮移動させてなる搬送
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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