JPH10278458A - 非接触型icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触型icカード及びその製造方法

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JPH10278458A
JPH10278458A JP8902897A JP8902897A JPH10278458A JP H10278458 A JPH10278458 A JP H10278458A JP 8902897 A JP8902897 A JP 8902897A JP 8902897 A JP8902897 A JP 8902897A JP H10278458 A JPH10278458 A JP H10278458A
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JP
Japan
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layer
center core
card
antenna coil
contact type
Prior art date
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Pending
Application number
JP8902897A
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English (en)
Inventor
Tetsumi Ochiai
哲美 落合
Giichi Yorimoto
義一 寄本
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、リング状のアンテナコイルの中に嵌
め込むセンターコア層部分が他のコア層から分離し製造
が難しいため、このアンテナコイルを二層のセンターコ
ア層に跨がって配置した、非接触型ICカード及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】ICモジュールとリング状のアンテナコイ
ルを、少なくとも二層のセンターコア層の上層と下層に
跨がるように埋設し、両面より乳白隠蔽シートと透明樹
脂シートを熱融着或いは接着剤によりラミネートして、
前記二層のセンターコア層それぞれに、アンテナコイル
の2分の1以上が装着される埋設孔を形成し、前記アン
テナコイルが上層及び下層のセンターコア層に跨がるよ
うに埋設して、センターコアの中心部分が他のコア層よ
り分離しない方法による非接触型ICカードであって、
前記二層のセンターコア層の埋設孔先端領域が重なり合
うように形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型ICカー
ドに関するもので、詳しくは、アンテナコイルを二層の
センターコア層に跨がって埋設した非接触型ICカード
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、非接触型ICカードは、図4
の断面図に示すような構成であり、実施されている製造
方法は、一般的に図5に示す工程により製造されている
ことが多く見られる。すなわち、図5に示すように、I
Cモジュールtを備えたリング状のアンテナコイル15
の形状に合わせて、中心層である塩化ビニル樹脂等によ
るセンターコア層11の中央部分を切り抜いて埋設孔n
を形成する。次に、この埋設孔nにICモジュールtと
アンテナコイル15を嵌め込み、その中央に、先に切り
抜いたコア層11nを嵌め込んでアンテナコイル15の
位置合わせをして動かないように固定した後、アンテナ
コイル15を配置したセンターコア層11の両面から乳
白隠蔽シート12,12と透明樹脂シート13,13を
熱融着によりラミネーションすることで、非接触型IC
カードが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た埋設孔nを形成したセンターコア層11のコア材と、
切り抜いたコア層11nは別部材となるため、アンテナ
コイル15を嵌め込む際に、中心位置に精度よく配置し
両面から乳白隠蔽シート12,12及び透明樹脂シート
13,13をラミネーションすることが難しい。また位
置合わせが難しく複雑な作業工程となり、しかも作業効
率も悪く、品質の安定した非接触型ICカードを大量に
製造することは簡単にできなかった。
【0004】そこで本発明は、上記の課題に鑑みなされ
たもので、その目的とするするところは、リング状のア
ンテナコイルの中に嵌め込むセンターコア層部分が他の
コア層から分離し製造が難しいため、このアンテナコイ
ルを二層のセンターコア層に跨がって配置することによ
り、非接触型ICカードの製造方法を簡略にし、かつ製
造における歩留りの向上、コストダウン等が図れる非接
触型ICカード及びその製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記目的
を達成するために、まず第1の発明では、ICモジュー
ルとリング状のアンテナコイルをプラスチックシートか
らなるセンターコア層に埋設し、両面より乳白隠蔽シー
トと透明樹脂シートを熱融着或いは接着してなる非接触
型ICカードにおいて、前記アンテナコイルが、少なく
とも二層のセンターコア層の上層と下層に跨がって埋設
したことを特徴とする。
【0006】また、ICモジュールとリング状のアンテ
ナコイルを、少なくとも二層のセンターコア層の上層と
下層に跨がるように埋設し、両面より乳白隠蔽シートと
透明樹脂シートを熱融着或いは接着剤によりラミネート
してなる非接触型ICカードの製造方法において、前記
二層のセンターコア層それぞれに、アンテナコイルの2
分の1以上が装着される埋設孔を形成し、前記アンテナ
コイルが上層及び下層のセンターコア層に跨がるように
埋設して、センターコアの中心部分が他のコア層より分
離しない方法による非接触型ICカードであって、前記
二層のセンターコア層の埋設孔先端領域が重なり合うよ
うに形成したことを特徴とする製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】図に基づき実施の形態を説明す
る。図1は、本発明の非接触型ICカードの断面図であ
る。また図2は、非接触型ICカードの製造方法を示す
工程説明図である。本発明の非接触型ICカードは、図
1に示すように、ICモジュールtとリング状のアンテ
ナコイル15をプラスチックシートからなるセンターコ
ア層11に埋設し、両面より乳白の隠蔽シート12,1
2と透明樹脂シート13,13を熱融着或いは接着して
なる非接触型ICカード10であり、前記アンテナコイ
ル15が、少なくとも上層と下層の二層のセンターコア
層11a,11bに跨がって埋設されている非接触型I
Cカードである。
【0008】この製造方法は、図2の工程説明図に示す
ように、カード材料はセンターコア層11として厚さ
0.25mmの乳白塩化ビニルシートを2枚と、乳白隠
蔽シート12として厚さ0.1mmの乳白塩化ビニルシ
ート2枚と、樹脂シート13(オーバーシート)として
厚さ0.03mmの透明な塩化ビニルシート2枚と、I
Cモジュールtを備えたリング状のアンテナコイル15
を使用し、カード化するものである。
【0009】本発明の非接触型ICカード10は、IC
モジュールtとアンテナコイル15を、少なくとも上層
と下層の二層のセンターコア層11a,11bに跨がる
ように配置し、両面より乳白隠蔽シート12,12と透
明樹脂シート13,13を熱融着或いは接着剤を用いて
ラミネーションする非接触型ICカードの製造方法であ
る。
【0010】先ず、図2に示すように、上層と下層の二
層とした乳白塩化ビニルによるセンターコア層11a,
11bのそれぞれに、リング状のアンテナコイル15の
先端部分と基端部分(ICモジュール部分を含む)の各
々の2分の1以上を埋設できるように切り込みにより埋
設孔n,nを形成する。この際、上層と下層とからなる
二層のセンターコア層11a,11bの埋設孔n,nの
各々の切り込み先端領域e,fが、重なり合うように切
り抜き形成すると共に、ICモジュールtが埋設される
埋設孔n,nは、センターコア層11a,11bを重ね
た場合に埋設孔n,nが同じ位置になるように形成す
る。
【0011】次に、リング状のアンテナコイル15を上
層及び下層のセンターコア層11a,11bに跨がるよ
うに屈曲させて配置した後、両面から乳白隠蔽シート1
2,12と透明樹脂シート13,13を熱融着或いは接
着剤によりラミネーションしてカードを製造したもので
ある。また、熱融着或いは接着剤によるラミネーション
のいずれも良好な結果が得られた。なお、接着剤は紫外
線硬化型の接着剤を使用することができる。
【0012】前述した上層と下層とからなる二層のセン
ターコア層11a,11bの埋設孔n,nの各々の切り
込み先端領域e,fが、重なり合うように切り抜き形成
することにより、アンテナコイル15を二層のセンター
コア層11a,11bの上層と下層に相互に通り抜けら
れるように跨がって配置することが可能となった。
【0013】上記の製造方法により得られた非接触型I
Cカードの層構成では、カード総厚が0.76mmとな
り磁気カード及び接触型ICカードの規格を満たすもの
なので、本発明のカードに磁気ストライプや接触型IC
モジュールを埋め込むことにより、高機能ハイブリッド
カードとすることも可能となる。
【0014】また、センターコア層11と埋め込むアン
テナコイル15及びICモジュールtとの隙間に充填タ
イプの接着剤等を充填し、隙間を埋めることで品質が安
定したカードとすることもできる。なお、接着剤には紫
外線照射等による硬化時に収縮のないものを使用するこ
とが必要である。
【0015】また、上記のカード材料として塩化ビニル
シートを使用したが、これに限定されるものではなく、
ポリカーボネート、ABS、PET、その他カードとし
ての適性を持つ樹脂シートを使用することができると共
に、これらの材料を使用することによって、耐熱性や強
度を向上させることが可能となる。
【0016】なお、一実施例として上層と下層の二層と
した乳白塩化ビニルによるセンターコア層11a,11
bのそれぞれに、リング状のアンテナコイル15の先端
部分と基端部分(ICモジュール埋設部分を含む)の各
々の2分の1以上が埋設可能に切り込みによる埋設孔
n,nを形成したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば、図3に示すように、リング状のアンテ
ナコイルの一部分が隠れるように一部を残して上層のセ
ンターコア層11aに埋設孔nを形成し、下層のセンタ
ーコア層11bには、コイルの一部分が配置できるよう
に略楕円形状の埋設孔nとICモジュール用の埋設孔n
を形成したものである。これはリング状のアンテナコイ
ル15を上下から前記コア層で挟み込むように配置しカ
ード化するもので、アンテナコイル15平面の面積を多
くしたい時に用いるとよい。このように、必要に応じて
種々の形状の埋設孔によりアンテナコイルの埋設が可能
となる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、従来の製造方法のよう
に、切り抜きにより二つの部材としたセンターコア層の
位置合わせ等、複雑な作業工程の必要がなくなるため、
カードの生産効率が著しく向上すると共に、自動製造ラ
インによる生産も可能となった。また、品質が安定する
ため歩留りが向上し、製造コストを大幅に下げることが
できる等、種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における非接触型ICカード
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例における非接触型ICカード
の製造方法を示す製造工程の説明図である。
【図3】本発明の他の実施例におけるセンターコア層の
埋設孔を示す説明図である。
【図4】従来の非接触型ICカードの断面図である。
【図5】従来の非接触型ICカードの製造方法を示す製
造工程の説明図である。
【符号の説明】
10 …非接触型ICカード 11 …センターコア層 11a…上層センターコア層 11b…下層センターコア層 12 …乳白隠蔽シート 13 …透明な樹脂シート 15 …アンテナコイル t …ICモジュール n …埋設孔 e,f…埋設孔先端領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICモジュールとリング状のアンテナコイ
    ルをプラスチックシートからなるセンターコア層に埋設
    し、両面より乳白隠蔽シートと透明樹脂シートを熱融着
    或いは接着してなる非接触型ICカードにおいて、前記
    アンテナコイルが、少なくとも二層のセンターコア層の
    上層と下層に跨がって埋設したことを特徴とする非接触
    型ICカード。
  2. 【請求項2】ICモジュールとリング状のアンテナコイ
    ルを、少なくとも二層のセンターコア層の上層と下層に
    跨がるように配置し、両面より乳白隠蔽シートと透明樹
    脂シートを熱融着或いは接着剤によりラミネートしてな
    る非接触型ICカードの製造方法において、前記二層の
    センターコア層それぞれに、アンテナコイルの2分の1
    以上が装着される埋設孔を形成し、前記アンテナコイル
    が上層及び下層のセンターコア層に跨がるように埋設し
    てなる非接触型ICカードであって、前記二層のセンタ
    ーコア層の埋設孔先端領域が重なり合うように形成した
    ことを特徴とする非接触型ICカードの製造方法。
JP8902897A 1997-04-08 1997-04-08 非接触型icカード及びその製造方法 Pending JPH10278458A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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