JPH10278243A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

Info

Publication number
JPH10278243A
JPH10278243A JP8683197A JP8683197A JPH10278243A JP H10278243 A JPH10278243 A JP H10278243A JP 8683197 A JP8683197 A JP 8683197A JP 8683197 A JP8683197 A JP 8683197A JP H10278243 A JPH10278243 A JP H10278243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording head
jet recording
ink jet
scanning direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8683197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yano
賢 谷野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP8683197A priority Critical patent/JPH10278243A/ja
Publication of JPH10278243A publication Critical patent/JPH10278243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2121Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter
    • B41J2/2125Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter by means of nozzle diameter selection

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な画像を形成することができるインクジ
ェット記録ヘッド1を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド部21Y、2
1M、21C、21Kを主走査方向と副走査方向にそれ
ぞれ複数列配置し、それぞれのインクジェット記録ヘッ
ド部21Y、21M、21C、21Kに異なる色のイン
クを供給するようにしたインクジェット記録ヘッド1に
おいて、記録媒体の移動方向に関して下流側に配置され
たインクジェット記録ヘッド部21Yには、インクジェ
ット記録ヘッド部21Yの上流側に配置されたインクジ
ェット記録ヘッド部21M、21Cに供給されるインク
に比較して反射光学濃度が低いインクを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
複数のノズルからインク滴を吐出させ、記録用紙等の記
録媒体に付着させて画像を記録するインクジェット記録
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタに用いられるインクジェ
ット記録ヘッドとして、3つまたは4つのインクジェッ
ト記録ヘッド部から、それぞれ異なる色のインク(イエ
ロー、マゼンタ、シアンの3色、または、これらにブラ
ックを加えた4色)を印刷用紙等の記録媒体に吐出して
フルカラー画像を作成するものが知られている。また、
インクジェット記録ヘッド部の配置形態として、図7
(a)に示すように、複数のインクジェット記録ヘッド
部51を主走査方向x(インクジェット記録ヘッド50
の移動方向)に一列に配置する形態と、図7(b)に示
すように、副走査方向y(主走査方向と直交する方向、
すなわち記録媒体の移動方向)に一列に配置する形態が
ある。
【0003】ところが、主走査方向xにインクジェット
記録ヘッド部51を一列に配置するとインクジェット記
録ヘッド50の主走査方向xに関する寸法が大きくなり
プリンタが大型化し、その上、図8に示すように、主走
査方向x全幅の印字範囲53においてフルカラーの画像
を形成しようとすれば、同方向に関するインクジェット
記録ヘッド50の移動距離(ストローク長)が長くなる
ので印字速度が低下するという問題点がある。
【0004】これに対して、副走査方向yにインクジェ
ット記録ヘッド部51を一列に配置すると、確かにイン
クジェット記録ヘッド50の主走査方向xの長さは短く
なるが、逆に副走査方向yの長さが長くなってしまう。
一般的なインクジェットプリンタにおいては、用紙の搬
送経路において前後に2組のローラ対を配置し、各組の
ローラ速度を異ならせて用紙にテンションをかけ、印字
中は用紙をできるだけ平面状に保つようにしてある。そ
して、後部のローラ対を用紙後端が通過した後は、用紙
を平面状態に保つことができなくなるため印字を禁止す
るようにしてある。このため、用紙の後端には印字され
ない領域が形成される。
【0005】この用紙後端の印字不可領域の広さはヘッ
ドの副走査方向yの長さによって決まり、上記のように
ヘッドが副走査方向yに長くなると印字不可領域が広が
るという問題点があった。また、ヘッドが副走査方向y
に長くなると、カールした用紙がヘッドに接触して用紙
上の画像が乱れたり、ヘッドの表面を傷付けたりすると
いう問題点もあった。
【0006】そこで、インクジェット記録ヘッド部51
の配置形態として、複数のインクジェット記録ヘッド部
51を主走査方向xと副走査方向yにそれぞれ複数列配
置(マトリックス配置)することが考えられる。このよ
うに、複数のインクジェット記録ヘッド部51をマトリ
ックス配置することにより、主走査方向xと副走査方向
yに関してインクジェット記録ヘッド50を小型化する
ことができるので上記した問題点が解決される。すなわ
ち、インクジェット記録ヘッド50の主走査方向xにお
ける移動距離(ストローク長)が短くなるので印字速度
の低下が防止されるとともに、副走査方向yの長さが短
くなるので印字領域を広げることができる。また、印字
領域が広がることで用紙がカールすることが防止される
ため、印字された画像が乱れることが無く、インクジェ
ット記録ヘッド50が傷付くことが防止される。しかし
ながら、インクジェット記録ヘッド部51をマトリック
ス配置しても以下の問題点は解決されることは無い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記プリンタでは、イ
ンクジェット記録ヘッド50は主走査方向xに配置され
たガイドロットに沿って往復移動するのが一般的であ
る。したがって、ある一つのインクジェット記録ヘッド
部51から吐出したインク滴により記録媒体上に形成さ
れたドット上に別のヘッド部から吐出したインク滴を重
ねて新たな第3色をつくり出す場合、主走査方向xに配
置されたインクジェット記録ヘッド部51から吐出した
インク滴は、ほぼ正確に他の主走査方向xに配置された
インクジェット記録ヘッド部51から吐出したインク滴
によるインクドット上に重ねることができる。
【0008】しかしながら、記録媒体の副走査方向yへ
の移動に関しては、記録媒体とバックアップロール等と
の摩擦や滑り等の種々の不安定な要素が多い。そのた
め、副走査方向yに配置されたインクジェット記録ヘッ
ド部51から吐出したインク滴の上に、副走査方向yに
配置された他のインクジェット記録ヘッド部51から吐
出したインク滴を重ねる場合には、インク滴のずれ(イ
ンクドットのずれ)が発生し易く、ずれること無くイン
クが重なり合った部分とそうでない部分とで色の違いが
現れ、画質が著しく低下するという問題点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題点を解決すべくなされたものであり、請求項1に記載
のインクジェット記録ヘッドでは、少なくとも3個のイ
ンクジェット記録ヘッド部を、主走査方向と副走査方向
にそれぞれ複数列配置し、それぞれのインクジェット記
録ヘッド部に異なる色のインクを供給するようにしたイ
ンクジェット記録ヘッドにおいて、記録媒体の移動方向
に関して下流側または上流側に配置されたインクジェッ
ト記録ヘッド部には、該インクジェット記録ヘッド部の
上流側または下流側に配置されたインクジェット記録ヘ
ッド部に供給されるインクに比較して反射光学濃度が低
いインクを供給することを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載のインクジェット記
録ヘッドでは、各ヘッド部は複数のノズル列を有するこ
とを特徴としている。
【0011】さらに請求項3に記載のインクジェット記
録ヘッドでは、複数のノズル列は大径ノズル列と小径ノ
ズル列とを含むことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るインクジェット記録ヘッド
では、記録媒体の移動方向に関して下流側または上流側
に配置されたインクジェット記録ヘッド部には、上流側
または下流側に配置されたインクジェット記録ヘッド部
に供給されるインクに比較して反射光学濃度が低いイン
クが供給される。したがって、反射光学濃度が低いイン
ク滴が、このインクに比較して反射光学濃度が高いイン
ク滴にずれて重ねられた場合であっても、反射光学濃度
が低いインク滴は、看者がそのずれを認識することが困
難であることから、形成された画質が低下することがな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る実施の形態について説明する。図1は本発明に係
るインクジェット記録ヘッド1を備えたプリンタ3の一
部を示している。上記プリンタ3は用紙5を副走査方向
(y方向)に送り出すための送り出し機構7と、キャリ
ッジ11を主走査方向(x方向)に移動させるための移
動機構9とを備えている。インクジェット記録ヘッド1
は、上記キャリッジ11に取り付けられることで主走査
方向(x方向)に移動するように設けられている。
【0014】上記送り出し機構7は、従動ローラ13と
タイミングローラ14、及びスターホイール15と排紙
ローラ16の2組のローラで構成してあり、この2組の
ローラの間が印字領域17になっており、従動ローラ1
3とタイミングローラ14によって印字領域17に搬送
された用紙5がスターホイール15と排紙ローラ16に
よって印字領域17から排出されるようになっている。
上記タイミングローラ14の軸にはギヤ14aが設けて
あり、このギヤ14aが減速ギヤ18を介して給紙モー
タ19の軸に設けられたギヤ19aに連結されており、
給紙モータ19が駆動することによってタイミングロー
ラ14が回転するようになっている。また、排紙ローラ
16は、その外周が上記タイミングローラ14に当接し
た伝達ローラ20に当接してあり、タイミングローラ1
4が回転することによってよって回転するようになって
いる。
【0015】インクジェット記録ヘッド1は、図2に示
すように、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック
の異なる4色のインクに対応する4つのインクジェット
記録ヘッド部21Y、21M、21C、21Kを備えて
いる。これら4つのインクジェット記録ヘッド部21
Y、21M、21C、21Kは、主走査方向xに2列
に、副走査方向yに2段にマトリックス配置してある。
これにより、インクジェット記録ヘッド1は主走査方向
x及び副走査方向yに関して小型化が図れる。
【0016】詳しくは、4色のインクの中で、最も反射
光学濃度の低いイエローのインクが供給されるインクジ
ェット記録ヘッド部21Yを、用紙5の移動方向である
副走査方向yに関して下流側にインクジェット記録ヘッ
ド部21Kとともに配置してある。また、他の2つのイ
ンクジェット記録ヘッド部21Mと21Cは、上記イン
クジェット記録ヘッド部21Yに対して、用紙5の移動
方向である副走査方向yに関して上流側に配置してあ
る。
【0017】上記インクジェット記録ヘッド部21Y、
21M、21C、21Kは、全て同一構成からなってお
り、図3に示すようにインク滴の大きさを広い範囲で変
化させることを目的として径の異なる大径ノズル23と
小径ノズル25とがそれぞれ4つずつ2列に副走査方向
yに沿って設けてある。以下、インクジェット記録ヘッ
ド部21Y、21M、21C、21Kの中でインクジェ
ット記録ヘッド部21Yについてその構成を図3〜5を
参照して説明し、他のインクジェット記録ヘッド部21
M、21C、21Kについては説明を省略する。
【0018】インクジェット記録ヘッド部21Yは、天
板27、隔壁29、振動板30及び基板33をこの順に
重ね合わせて一体的に構成されている。上記天板27は
セラミック、合成樹脂、ガラス、または金属等からな
り、隔壁29との対向面を電鋳、エッチング、またはフ
ォトリソグラフィ等の方法で微細加工して複数の溝状凹
部が形成されている。この天板27の凹部形成面には、
金属や合成樹脂等の薄膜からなる隔壁29が上記複数の
凹部を覆うように接着されている。この隔壁29で覆わ
れた各凹部の内部にそれぞれ、インク35を収容するイ
ンクキャビティ37と補給用インク39を収容するイン
ク供給室41と、各インクキャビティ37をインク供給
室41に連通させるインクインレット43が形成されて
いる。
【0019】上記大径ノズル23と小径ノズル25と
は、各キャビティ37の端部に連通するように形成され
ている。図4に示すように、大径ノズル23と小径ノズ
ル25との間の境界線45を挟んで対向する各インクキ
ャビティ37は、その対向方向に沿って延びる長溝状で
あって副走査方向yに並んで形成されている。また、イ
ンク供給室39は、インクキャビティ37を挟んで境界
線45の反対側に形成されており、インク供給口46を
介して図示しないインクタンクに接続してある。
【0020】振動板30は周知の圧電材料からなり、そ
の上面と下面にそれぞれ共通電極、個別電極として利用
される導電性金属層(図示せず)が設けてあり、隔壁2
9と基板33との間に固定されている。また、振動板3
0は、図4及び図5に示すように、ダイシング加工によ
り縦方向溝47と横方向溝49を形成して分断し、各イ
ンクキャビティ37に対応する圧電部材31と、隣接す
る圧電部材31の間に位置する仕切壁51と、これらを
囲む周囲壁53とに分離されている。各圧電部材31
は、高温下で上下の共通電極と個別電極との間に加熱し
ながら高電圧を印加して分極処理されている。なお、圧
電材料の分極処理は、上記ダイシング加工前の板形状の
状態でに行うようにしてもよい。
【0021】また、各圧電部材31の共通電極はアース
に接続され、個別電極は画像信号制御回路(図示せず)
に接続してある。この画像信号制御回路によって各圧電
部材31の個別電極に印加する電圧を変化させることが
できるようになっている。なお、圧電部材31は単層タ
イプのものに限らず、金属電極層を交互に挟むように複
数の薄膜圧電シートを積層して形成した積層型圧電部材
を用いてもよい。基板33はセラミック、金属、合成樹
脂等からなり、振動板29に固定されている。
【0022】上記構成からなるプリンタ3では、インク
ジェット記録ヘッド1の各インクジェット記録ヘッド部
21Y、21M、21C、21Kに、図示しないインク
タンクからイエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック
のインクがそれぞれのインク供給口46を介して供給さ
れ、インク供給室39及びインクレット43を通じて、
各インクジェット記録ヘッド部21Y、21M、21
C、21Kのインクキャビティ37に収容される。
【0023】この状態で、画像形成信号制御回路から圧
電部材31に電圧を印加することにより、圧電部材31
を瞬時に変形させて隔壁29をインクキャビティ37に
向かって押し込み、インクキャビティ37内のインクを
加圧して大径ノズル23または小径ノズル25を介して
インク滴を吐出して用紙5に付着させる。
【0024】この際、送り出し機構7にセットされた用
紙5を副走査方向yに送り出すとともに、移動機構9に
よりインクジェット記録ヘッド1を主走査方向xに移動
させることで所望の画像が形成される。
【0025】また、画像信号制御回路により圧電部材に
印加される電圧を変えると、圧電部材31の変形量が増
加または減少し、これに基づきインクに作用する加圧力
が変化するため、吐出されるインク滴の大きさを変化さ
せることができる。
【0026】上記のように、インクジェット記録ヘッド
部21Y、21M、21C、21Kは、主走査方向x及
び副走査方向yに関して、インクジェット記録ヘッド1
の幅が最小となるようにマトリックス配置してある。こ
のようにして、インクジェット記録ヘッド1は主走査方
向x及び副走査方向yに関して小型になっている。した
がって、プリンタ3の小型化が図れるとともに、印字ス
トロークの範囲がインクジェット記録ヘッド部21Y、
21M、21C、21Kを主走査方向xに1列に配置し
たものに比較して短くなる。すなわち、印字領域17に
おける主走査方向xの長さが短くなるので、印字速度の
低下を防止することができる。
【0027】また、インクジェット記録ヘッド1はイン
クジェット記録ヘッド部21Y、21M、21C、21
Kを副走査方向yに1列に配置したものに比較して、用
紙5の副走査方向yにおける印字領域17を広げること
ができる。すなわち、2組のローラ13、14、15、
16の間の副走査方向yにおける印字領域17が広がる
ことにより、印字後の用紙5がカールすることが防止さ
れる。したがって、印字された用紙5がインクジェット
記録ヘッド1と接触することが無いのでインクジェット
記録ヘッド1の損傷が防止される。また、上記接触が防
止されることにより、印字された画像が乱れることがな
いので形成される画像が良好なものとなる。
【0028】さらに、本発明に係るインクジェット記録
ヘッド1では、インクジェット記録ヘッド部21Mと2
1Cを主走査方向xに並べて配置しているために、これ
らから吐出したインク滴同士を重ねた場合にずれが発生
することはなく、したがって画質が低下することはな
い。また、上記インクジェット記録ヘッド部21Mと2
1Cに対して、副走査方向yに配置されたインクジェッ
ト記録ヘッド部21Yから吐出したインク滴は、新たな
第2色または第3色をつくり出す際に、上記インクジェ
ット記録ヘッド部21Mまたは21Cあるいはこれら両
方から吐出したインク滴の上にずれた状態で重ねられる
場合があるが、インクジェット記録ヘッド部21Yから
吐出するインクはシアン、マゼンタに比較して反射光学
濃度の低いイエローのインクであるため、インク滴のず
れが発生した場合であっても、看者はこのずれを認識す
ることが困難であることから、形成される画像の画質低
下が無いといえる。
【0029】なお、上記インクジェット記録ヘッド1で
は、インクジェット記録ヘッド部21Mと21Cを用紙
5の移動方向に関して上流側に、インクジェット記録ヘ
ッド部21Yと21Kを下流側に配置しているが、これ
らの配置を入れ替えて、インクジェット記録ヘッド部2
1Mと21Cを下流側に、インクジェット記録ヘッド部
21Yと21Kを上流側に配置するようにしてもよい。
【0030】また、ブラックのインクは、他のインクと
重ね合わせて使用されることはなく、インク滴のずれの
問題を生じさせることがないため、反射光学濃度を比較
するインクには含める必要がない。したがって、インク
ジェット記録ヘッド部21Kは、その配置に関しては制
限が無いが、本実施の形態においては、インクジェット
記録ヘッド部21Y、21M、21C、21Kは主走査
方向xに2列に、副走査方向yに2段にマトリックス配
置されるので、結果的にインクジェット記録ヘッド部2
1Yと並べて配置される。
【0031】また、上記インクジェット記録ヘッド部2
1Y、21M、21C、21Kには、径の異なる大径ノ
ズル23と小径ノズル25とが2列に設けてあるが、同
一径のノズルを2列に設けてもよいし、1列のみ設けて
もよい。
【0032】さらに、上記インクジェット記録ヘッド1
では4色のインクに対応するために4つのインクジェッ
ト記録ヘッド部21Y、21M、21C、21Kを配置
して構成されているが、図6に示すように、イエロー、
マゼンタ、及びシアンの3色のインクに対応する3つの
インクジェット記録ヘッド部21Y、21M、21Cを
配置して構成してもよい。この場合、主走査方向xにイ
ンクジェット記録ヘッド部21Mと21Cを並べて配置
し、これらに対してインクジェット記録ヘッド部21Y
を、用紙5の移動方向である副走査方向yに関して下流
側に、90度方向を変えて長手方向を主走査方向に沿っ
て配置する。なお、インクジェット記録ヘッド部21Y
はインクジェット記録ヘッド部21Mと21Cに対して
上流側に配置してもよい(図示せず。)
【0033】このインクジェット記録ヘッド1において
も、インクジェット記録ヘッド部21Mと21Cから吐
出されたインク滴同士を重ねた場合にずれが発生するこ
とはなく、また、インクジェット記録ヘッド部21Yか
ら吐出したインク滴が、上記インクジェット記録ヘッド
部21Mまたは21Cあるいはこれら両方から吐出した
インク滴の上にずれた状態で重ねられた場合であって
も、看者はこのずれを認識することが困難であることか
ら、形成される画像の画質低下が無いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドを備
えたプリンタの部分斜視図である。
【図2】 インクジェット記録ヘッドの部分拡大斜視図
である。
【図3】 インクジェット記録ヘッド部の正面図であ
る。
【図4】 図3のII−II線断面図である。
【図5】 図4のIII−III線断面図である。
【図6】 第2の実施の形態に係るインクジェット記録
ヘッドの正面図である。
【図7】 (a)はインクジェット記録ヘッド部を主走
査方向に配置したインクジェット記録ヘッドの正面図で
あり、(b)はインクジェット記録ヘッド部を副走査方
向に配置したインクジェット記録ヘッドの正面図であ
る。
【図8】 従来のインクジェット記録ヘッドの問題点を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1…インクジェット記録ヘッド、3…プリンタ、11…
キャリッジ、21Y、21M、21C、21K…インク
ジェット記録ヘッド部、x…主走査方向、y…副走査方
向。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3個のインクジェット記録ヘ
    ッド部を、主走査方向と副走査方向にそれぞれ複数列配
    置し、それぞれのインクジェット記録ヘッド部に異なる
    色のインクを供給するようにしたインクジェット記録ヘ
    ッドにおいて、記録媒体の移動方向に関して下流側また
    は上流側に配置されたインクジェット記録ヘッド部に
    は、該インクジェット記録ヘッド部の上流側または下流
    側に配置されたインクジェット記録ヘッド部に供給され
    るインクに比較して反射光学濃度が低いインクを供給す
    ることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 各ヘッド部は複数のノズル列を有する請
    求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 複数のノズル列は大径ノズル列と小径ノ
    ズル列とを含む請求項2に記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
JP8683197A 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録ヘッド Pending JPH10278243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8683197A JPH10278243A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8683197A JPH10278243A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10278243A true JPH10278243A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13897769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8683197A Pending JPH10278243A (ja) 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10278243A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014103782A1 (ja) * 2012-12-25 2014-07-03 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法
EP3512688A4 (en) * 2017-01-23 2020-08-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. FLUID EJECTION DEVICES FOR DISTRIBUTING A FLUID OF DIFFERENT SIZES

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014103782A1 (ja) * 2012-12-25 2014-07-03 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法
JP2014124807A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法
US9718283B2 (en) 2012-12-25 2017-08-01 Mimaki Engineering Co., Ltd. Inkjet printing device and inkjet printing method
EP3512688A4 (en) * 2017-01-23 2020-08-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. FLUID EJECTION DEVICES FOR DISTRIBUTING A FLUID OF DIFFERENT SIZES
US10875321B2 (en) 2017-01-23 2020-12-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection devices to dispense fluid of different sizes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6030065A (en) Printing head and inkjet printer
EP1145855B1 (en) A printhead substrate having ink drop generators grouped alternately on one and both sides of ink feed slots
JP4938574B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2006175845A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び画像形成装置
US7367651B2 (en) Inkjet printing head and inkjet printer using the same
US7959260B2 (en) Ink jet recording method
EP1902848A2 (en) Inkjet printer and printing method using the same
EP0764530B1 (en) Ink-jet head, ink-jet cartridge and ink-jet apparatus
JP4218524B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2009172969A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
EP1145856B1 (en) A printhead having different center to center spacings between rows of nozzles
US20150015646A1 (en) Liquid ejection head and image forming apparatus
JP3848203B2 (ja) 液体吐出ヘッドならびに前記液体吐出ヘッドを用いたヘッドカートリッジおよび画像形成装置
JPH10278243A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2008173939A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP4394973B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JPH10278307A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP5078752B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP4513739B2 (ja) インクジェットプリンタ
US20180207935A1 (en) Inkjet line printer and line head
JP5664415B2 (ja) 液体吐出装置、制御装置、及びプログラム
JP2004106433A (ja) インクジェット記録装置
JPH10151769A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP5104745B2 (ja) インクジェットヘッド
JPH11309850A (ja) インクジェットヘッドとその駆動装置およびインクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050628

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206