JPH10276847A - 転倒防止装置 - Google Patents

転倒防止装置

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Publication number
JPH10276847A
JPH10276847A JP9843997A JP9843997A JPH10276847A JP H10276847 A JPH10276847 A JP H10276847A JP 9843997 A JP9843997 A JP 9843997A JP 9843997 A JP9843997 A JP 9843997A JP H10276847 A JPH10276847 A JP H10276847A
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JP
Japan
Prior art keywords
actuator
housing
sliding member
furniture
fall prevention
Prior art date
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Withdrawn
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JP9843997A
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English (en)
Inventor
Osamu Sugiyama
杉山  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
M & C Kk
Original Assignee
M & C Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具類や家屋に傷を与えることなく、しかも
家具類の基台の一部として簡単に組み込むことができる
ようにすること。 【解決手段】 家具類の底部近傍に取付けられる枠体1
内の筐体11に、地震感知器5からの信号によって作動
する水素吸蔵合金を用いたアクチュエータを設け、地震
の感知時に水素吸蔵合金を加熱して、水素吸蔵合金が吸
蔵している水素ガスの放出による圧力によって摺動部材
17を長手方向前方に突出させ、家具類の底部の実質的
な面積を拡大して家具の前方への転倒を防止するように
したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震の発生時の強
い揺れなどによる家具類などの転倒を防止する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】地震などによる家具類の転倒を防止する
ために、家具類の上板と天井との間を支持棒で固定した
り、上板壁側を柱や壁板などにL字状の取付金具を用い
て固定したりする方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の固定方法は、家具類を家屋の構造物と一体化すること
で家具類の転倒を防止するようにしたもので、取付金具
の使用により家具類や家屋の構造物の双方に傷を与える
ばかりでなく、取付金具が外部から目立ちやすく、調度
品としての家具類の見栄えを損なうといった不都合が生
じる。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、家具類や家屋に傷を
与えることなく、家具類の基台の一部として簡単に組み
込むことのできる転倒防止装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、家具類や家屋に傷を与える
ことなく、しかも家具類を確実に保持することのできる
転倒防止装置を提供することにある。また、本発明のさ
らに他の目的は、棚などに載置された陳列品の転倒を防
止する転倒防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、このような課
題を達成するために本発明においては、転倒防止対象物
の底部近傍に取付けられる筐体と、筐体に組み込まれ、
振動感知手段からの信号によって作動するアクチュエー
タと、アクチュエータの先端に取付けられ、筐体の長手
方向でかつ転倒防止対象物の前方開放側に突出する摺動
部材とを備えたものである。また、転倒防止対象物の上
板近傍に取付けられる筐体と、筐体に組み込まれ、振動
感知手段からの信号によって作動するアクチュエータ
と、アクチュエータの先端に取付けられ、筐体の長手方
向でかつ転倒防止対象物の前方開放側に突出する摺動部
材とを備え、摺動部材の複数の分岐部先端に設けられた
折曲部が、常時はバネの付勢力に抗して上板上に載置さ
れ、振動感知時に摺動されて転倒防止対象物の前面上縁
部に達してバネの付勢力によって折曲する機構を備えた
ものである。さらに、転倒防止対象物の底部近傍に取付
けられる枠体と、転倒防止対象物の側部近傍に配設され
た筐体に組み込まれ、振動感知手段からの信号によって
作動するアクチュエータと、アクチュエータの先端に取
付けられたフレキシブルなワイヤ部材と、ワイヤ部材に
連結され、枠体に組み込まれて長手方向でかつ転倒防止
対象物の前方開放側に突出する摺動部材とを備えたもの
である。
【0006】
【作用】地震の感知によりアクチュエータを駆動して、
先端の摺動部材を転倒防止対象物の前方開放側に突出さ
せて、家具類などの転倒を抑える。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図1及び図2は、本発明の一実施例を示
すものであって、図中符号1は、枠体であって、家具類
などの転倒防止対象物の底部に、家具類などを載置すべ
く基台として組み込み可能に底板2上に取付けられてい
る。
【0008】底板2の外側両端部には、家具類の四隅を
保持するための支持体3が、転倒防止対象物のサイズに
合わせて枠体1に調整可能に設けられている。
【0009】枠体1内の筐体11には、後述するアクチ
ュエータ10と、アクチュエータ10によって摺動可能
なピストン16と、ピストン16に固定され、筐体11
の先端から転倒防止対象物の前方開放側に突出する摺動
部材17とが組み込まれており、アクチュエータ10の
後端領域には後述する駆動部4と地震感知器5が設けら
れている。
【0010】アクチュエータ10は、筐体11内に気密
的、かつ摺動可能にピストン16を挿入して、水素ガス
の膨張領域12を形成し、ピストン16と対向する側に
水素ガスを吸蔵、放出する水素吸蔵合金14と、水素吸
蔵合金14と膨張領域12を通気可能に分離するフィル
タ13と、水素吸蔵合金14を加熱するヒータ15とか
ら構成されている。
【0011】駆動部4は、図3に示したように、地震の
発生を感知する地震感知器5からの信号により作動する
スイッチ手段4aと、スイッチ手段4aを介してヒータ
15に電力を供給する電源部4bとから構成されてい
て、電源部4bは高周波電源によりフローティング電圧
を受ける内部インピーダンスの小さな二次電池より構成
されている。
【0012】なお、符号6は、地震感知器5からの信号
を他方のアクチュエータ10の駆動部4に出力するリー
ド線を示している。
【0013】このように構成された実施例において、ま
ず、図4(イ)に示したように、家具類の外側両側部か
ら底部に向けて一対の底板2、2を差し込んで、枠体1
上に家具類を載置し、支持体3を家具類を固定する。
【0014】この状態で、地震などによって大きな揺れ
を受けると、地震感知器5からの信号でスイッチ手段4
aがオンになり、電源部4bからヒータ15に電力が供
給され、水素吸蔵合金14が急速に加熱する。
【0015】これにより、水素吸蔵合金14から水素ガ
スが放出されて膨張領域12の圧力が急激に上昇する。
ピストン16は摺動部材17を長手方向前方に押し出
し、図4(ロ)に示したように、家具類の底部の実質的
な面積を拡大して家具の前方への転倒を防止する。
【0016】図5は、本発明の第2の実施例を示したも
ので、前述したアクチュエータを組み込んだ枠体1を家
具類などの転倒防止対象物の側部に配設し、家具類など
を載置すべく底板2上に取付けられているとともに、家
具類の四隅を保持するための支持体3と一体的に設けら
れている。
【0017】この実施例において、地震などによって大
きな揺れを受けると、枠体1に収納された筐体内のアク
チュエータが作動して、摺動部材17を長手方向前方に
押し出し、図5(ロ)に示したように、家具類の底部の
実質的な面積を拡大して家具の前方への転倒を防止す
る。これにより、家具類の重心位置を不必要に高くする
ことなく、転倒防止機能を付加することができる。
【0018】図6は、本発明の第3の実施例を示したも
ので、符号20は、家具類の上板部分に取付けられる転
倒防止具であって、筐体21には、前述した第1の実施
例の筐体11のように、振動感知によって作動するアク
チュエータが組み込まれていて、アクチュエータの先端
には、複数の分岐部22a、22aを有する摺動部材2
2が取付けられ、分岐部22a、22aの先端には、折
曲部23a、23aが取付けられている。
【0019】折曲部23a、23aは、図6(イ)に示
したように、常時はバネ24の付勢力に抗して家具類の
上板上に載置されていて、振動感知時に筐体21の長手
方向でかつ家具類の前方開放側に突出するするように摺
動して、家具類の前面上縁部に達してバネ24の付勢力
によって折り曲げられるように構成されている。
【0020】このような転倒防止具20は、図6(ロ)
に示したように、家具類の上板上に載置され、一端が壁
面等に固定されている。地震が発生すると地震感知器か
らの信号によって筐体21に組み込まれているアクチュ
エータが作動し、摺動部材22が家具の前方開放側に突
出し、複数の分岐部22a、22aが家具類の前面上縁
部に達した時にバネ24の付勢力によって、家具類を抱
きかかえるようにして折れ曲がり、家具類の前面を保持
して転倒を防止するとともに、扉の開くのを阻止する。
【0021】図7は、本発明の第4の実施例を示したも
ので、筐体31には、アクチュエータ30と、アクチュ
エータ30によって摺動可能なピストン36と、ピスト
ン36に固定され、かつ筐体31の先端から転倒防止対
象物の前方開放側に突出して摺動可能なフレキシブルな
ワイヤ部材37とが組み込まれている。
【0022】アクチュエータ30の後端には、筐体31
と一体、または着脱可能に電力供給手段が設けられてい
て、図7(イ)に示したように、地震による大きな振動
を感知する地震感知器からの信号により作動するスイッ
チ手段38aと、スイッチ手段38aを介してヒータ3
5に電力を供給する電源部38、好ましくは充電可能な
蓄電池とから構成されている。
【0023】アクチュエータ30は、筐体31内に気密
的、かつ摺動可能にピストン36を挿入して、水素ガス
の膨張領域32を形成し、ピストン36と対向する側に
水素ガスを吸蔵、放出する水素吸蔵合金34と、水素吸
蔵合金34と膨張領域32を通気可能に分離するフィル
タ33と、水素吸蔵合金34を急速に加熱するヒータ3
5と、水素吸蔵合金34を加熱・冷却するペルチェ素子
35aとから構成されている。
【0024】また、家具類などの転倒防止対象物の底部
には、家具類などを載置すべく基台として組み込み可能
に枠体39が取付けられていて、枠体39内には、ピア
ノ線のようなワイヤ部材37と連結された摺動部材40
が、枠体39の先端から転倒防止対象物の前方開放側に
突出可能に組み込まれている。
【0025】このような構成によれば、図7(ロ)に示
したように、地震などによって大きな揺れを受けると、
地震感知器からの信号によりスイッチ手段38aがオン
になり、電源部38からヒータ35やペルチェ素子35
aに電力が供給され、水素吸蔵合金34が急速に加熱
し、水素吸蔵合金34から水素ガスが放出されて膨張領
域32の圧力が急激に上昇する。
【0026】ピストン36はワイヤ部材37を長手方向
前方に押し出して、ワイヤ部材37と連結された摺動部
材39を家具類の前方開放側に突出して、底部の実質的
な面積を拡大して家具の前方への転倒を防止する。
【0027】ついで、大きな揺れがおさまった段階で、
外部操作可能な切換スイッチSによりヒータ35aと電
源部38との接続を絶ち、またペルチェ素子35aと電
源部38との接続極性を切換えると、ペルチェ素子35
aの水素吸蔵合金34側が吸熱部となり、水素吸蔵合金
34を冷却する。これにより、膨張領域32の水素ガス
が水素吸蔵合金34に再び吸収され、摺動部材40が枠
体39内に収容される。
【0028】これにより、アクチュエータ30を収納し
た筐体31を、家具類などを載置すべく基台として組み
込むことなく、単体として使用可能となって家具類など
の近傍に配設することができ、アクチュエータの配設場
所に自由度を持たせることができる。
【0029】図8は、本発明の第5の実施例を示したも
ので、図7に示したアクチュエータを事務家具用の置き
台に組み込んだものである。
【0030】符号41は、事務家具用の置き台で、置き
台41の底部には、地震を感知して作動するアクチュエ
ータを収納した筐体42が組み込まれているとともに、
筐体42の先端からワイヤ部材と連結された摺動部材4
3が、置き台41の前方開放側に突出可能に組み込まれ
ている。
【0031】一方、置き台41の上部には、前述したア
クチュエータと同様な機能を有する別体のハンディアク
チュエータと接続するための差込口44が設けられてい
て、置き台41の内側部に配設された移動用車輪45を
昇降させる駆動装置46に動力を伝えるように構成され
ている。
【0032】これにより、地震時においては、置き台4
1に組み込まれたアクチュエータによって、摺動部材4
3を事務家具用の置き台41の前方開放側に突出して、
底部の実質的な面積を拡大して家具の前方への転倒を防
止する。
【0033】また、常時において事務家具を移動させる
場合には、ハンディアクチュエータを差込口44に接続
し、ハンディアクチュエータのスイッチ操作によって発
生する動力を置き台41内に設けられた駆動装置46に
伝達して、移動用車輪45を床面方向に降下するように
して置き台41を浮上させ、所定の場所まで移動させ
る。
【0034】ついでハンディアクチュエータのスイッチ
操作によって動力の発生を断って移動用車輪45を置き
台41内に収納し、置き台41を床面上にセットする。
【0035】図9は、本発明の第6の実施例を示したも
ので、図7に示した実施例のアクチュエータを、陳列棚
上の陳列品の転倒あるいは落下防止に適用したものであ
る。
【0036】符号53は、図9(イ)に示したように、
陳列棚の棚板幅と同じ幅を有する複数の連結体54から
なる摺動部材であって、連結体54同士の連結部におい
て屈曲可能な構成になっており、ワイヤ部材52を介し
てアクチュエータを収納した筐体51とともに、陳列棚
を構成する棚板55の厚み空間内に配設されるように構
成されている。
【0037】このような構成によれば、地震などによっ
て大きな揺れが発生すると、筐体51内に組み込まれた
アクチュエータが作動し、ワイヤ部材52を介して摺動
部材53が、図9(ロ)に示したように、陳列棚の側板
にガイドされるようにして、陳列棚の前方開放側に突出
し、垂直な支柱に沿って所定の高さまで押し上げられ
る。これにより、地震時に陳列棚上の陳列品が大きく揺
れても、押し上げられた摺動部材の上縁に支えられて転
倒することなく、また床面への落下を防止することがで
きる。
【0038】また、上述したアクチュエータを、図10
に示したような移動台車に用いることもできる。この台
車60の基台61には、ジャッキ部62を介してリフト
板63が載置されているとともに、リフト板63の昇降
をガイドする支柱64が立設されている。
【0039】また、基台61上にはジャッキ部62に動
力を伝達するアクチュエータユニット65が取付けられ
ていて、支柱64に取付けられた操作スイッチ66によ
って動作可能に構成されている。なお、符号67は台車
60を移動させるためのキャスタで、68はリフト板を
昇降させる時に台車60を支える支え板を示している。
【0040】この構成によれば、台車60を運搬物の置
き場所に移動し、支え板68をセットした後に支柱64
に取付けられたスイッチ66を操作してアクチュエータ
ユニット65を作動させ、アクチュエータによって発生
する動力をジャッキ部62に伝えて、リフト板63を支
柱64に沿って所望に高さまで上昇させる。
【0041】ついで、運搬物をリフト板63上に乗せ
て、移動時の安定を確保するために、スイッチ66を再
び操作してアクチュエータユニット65を作動させ、ジ
ャッキ部62を介してリフト板63を下降させて台車6
0を移動先まで移動させる。ここにおいて、運搬物をリ
フト板63からそのまま降ろすか、必要に応じてはリフ
ト板63を昇降させて所定の高さを確保して運搬物を降
ろす。
【0042】これにより、台車に搭載する運搬物の上げ
下ろしが、人力あるいは大がかりな装置を必要とするこ
となく、アクチュエータユニットを用いることによって
簡単なスイッチ操作で行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、転倒
防止対象物の底部近傍に取付けられる筐体と、筐体に組
み込まれ、振動感知手段からの信号によって作動するア
クチュエータと、アクチュエータの先端に取付けられ、
筐体の長手方向でかつ転倒防止対象物の前方開放側に突
出する摺動部材とを備えたので、地震の発生時に揺れを
感知してアクチュエータを駆動させ、摺動部材を長手方
向前方に突出させることにより、家具類の底部の実質的
な面積を拡大して家具の前方への転倒を防止することが
できる。
【0044】また、筐体から突出した摺動部材と、筐体
と一体化された支持体とで家具類を保持しているため、
家具及び家屋の構造物に何等の傷を与えることなく、転
倒防止機能を発揮させることができる。
【0045】また、筐体を収納した枠体を家具類の底部
の基台として組み込んでいるため、転倒防止装置が外か
ら目立つことなく家具類の調度品としての見栄えを保持
することができる。
【0046】また、転倒防止対象物の上板近傍に取付け
られる転倒防止具により、地震発生時に、摺動部材が家
具類の前方開放側に突出し、複数の分岐部で家具類の前
面上縁部をバネの付勢力によって抱きかかえるようにし
て折り曲げ保持しているので、家具類自体の転倒を防止
するとともに、扉の開くのを阻止することができる。
【0047】さらに、アクチュエータを収納した筐体を
家具類の基台とは別体とする一方、転倒防止対象物の底
部近傍に取付けられる枠体に、転倒防止対象物の前方開
放側に突出する摺動部材を組み込んで、この摺動部材を
フレキシブルなワイヤを介してアクチュエータに取付け
たので、アクチュエータを組み込んだ筐体が単体として
使用可能となって、アクチュエータの配設場所に自由度
を持たせることができる。
【0048】さらに、アクチュエータ内に電気−熱変換
素子を用いて、加熱によって摺動部材を突出させ、また
冷却によって摺動部材を後退させるようにしたので、ア
クチュエータユニットとして使用することができる。
【0049】またさらに、陳列棚にアクチュエータを収
納した筐体を組み込んで、フレキシブルなワイヤ部材を
介して、連結部において屈曲可能な複数の連結体からな
る摺動部材を配設したので、地震時に摺動部材が陳列棚
の前方開放側に突出して垂直な支柱に沿って押し上げら
れ、陳列品が大きく揺れても、摺動部材の上縁に支えら
れて転倒することなく、床面への落下を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなす転倒防止装置の全体斜
視図である。
【図2】同上装置の筐体の側断面図で、図(イ)は常
時、図(ロ)はアクチュエータの作動時を示す図であ
る。
【図3】同上装置のブロック図である。
【図4】同上装置の家具への取付け状態を示す斜視図
で、図(イ)は常時、図(ロ)はアクチュエータの作動
時を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す斜視図で、図
(イ)は常時、図(ロ)はアクチュエータの作動時を示
す図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すもので、図(イ)
は転倒防止具、図(ロ)は転倒防止具の家具への取付け
状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示すもので、図(イ)
はアクチュエータユニットの断面図、図(ロ)は家具へ
の取付け状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示すもので、図(イ)
は斜視図、図(ロ)は断面図である。
【図9】本発明の第6の実施例を示すもので、図(イ)
は断面図、図(ロ)は斜視図である。
【図10】本発明のアクチュエータユニットの適用例を
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体 4 駆動部 5 地震感知器 10、30 アクチュエータ 11、31、51 筐体 12、32 膨張領域 14、34 水素吸蔵合金 15、35 ヒータ 17、39、53 摺動部材 20 転倒防止具 22a 分岐部 23a 折曲部 24 バネ 35a ペルチェ素子 37、52 ワイヤ部材 38 蓄電池 39 枠体 54 連結体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転倒防止対象物の底部近傍に取付けられ
    る筐体と、該筐体に組み込まれ、振動感知手段からの信
    号によって作動するアクチュエータと、該アクチュエー
    タの先端に取付けられ、前記筐体の長手方向でかつ前記
    転倒防止対象物の前方開放側に突出する摺動部材とを備
    えた転倒防止装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータが、振動感知手段か
    らの信号によって作動する加熱手段と、該加熱手段によ
    って加熱される水素吸蔵合金と、該水素吸蔵合金から放
    出された水素ガス圧を変位に変換する圧力−変位変換手
    段とを有し、前記摺動部材が前記圧力−変位変換手段に
    連設されている請求項1記載の転倒防止装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が電熱変換素子であって、
    加熱によって前記摺動部材を突出させ、冷却によって前
    記摺動部材を後退させる請求項2記載の転倒防止装置。
  4. 【請求項4】 転倒防止対象物の上板近傍に取付けられ
    る筐体と、該筐体に組み込まれ、振動感知手段からの信
    号によって作動するアクチュエータと、該アクチュエー
    タの先端に取付けられ、前記筐体の長手方向でかつ前記
    転倒防止対象物の前方開放側に突出する摺動部材とを備
    え、該摺動部材の複数の分岐部先端に設けられた折曲部
    が、常時はバネの付勢力に抗して前記上板上に載置さ
    れ、振動感知時に摺動されて前記転倒防止対象物の前面
    上縁部に達して前記バネの付勢力によって折曲する機構
    を備えた転倒防止装置。
  5. 【請求項5】 転倒防止対象物の底部近傍に取付けられ
    る枠体と、前記転倒防止対象物の側部近傍に配設された
    筐体に組み込まれ、振動感知手段からの信号によって作
    動するアクチュエータと、該アクチュエータの先端に取
    付けられたフレキシブルなワイヤ部材と、該ワイヤ部材
    に連結され、前記枠体に組み込まれて長手方向でかつ前
    記転倒防止対象物の前方開放側に突出する摺動部材とを
    備えた転倒防止装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータが、筐体の一半に、
    加熱手段と、該加熱手段によって加熱される水素吸蔵合
    金と、蓄電手段とを収容し、他半に、前記水素吸蔵合金
    から放出された水素ガス圧を変位に変換する圧力−変位
    変換手段と、該圧力−変位変換手段に連設されて前記筐
    体外に突出する摺動部材を収容してなる請求項5記載の
    転倒防止装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段が電気−熱変換素子であっ
    て、前記水素吸蔵合金を選択的に加熱、冷却可能に構成
    した請求項6記載の転倒防止装置。
  8. 【請求項8】 前記圧力−変位変換手段がピストンまた
    はベローズである請求項2又は6記載の転倒防止装置。
  9. 【請求項9】 転倒防止対象物を載置する棚板の厚み空
    間内に、アクチュエータを収納した筐体と、該筐体に組
    み込まれ、振動感知手段からの信号によって作動するア
    クチュエータと、該アクチュエータの先端に取付けられ
    たフレキシブルなワイヤ部材と、棚板幅と略同じ幅を有
    し、かつ連結部において屈曲可能な複数の連結体からな
    るとともに、前記ワイヤ部材に連結され、前記棚板の長
    手方向でかつ前方開放側に突出する摺動部材とを配設し
    た転倒防止装置。
JP9843997A 1997-04-01 1997-04-01 転倒防止装置 Withdrawn JPH10276847A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9843997A JPH10276847A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 転倒防止装置

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