JPH10276826A - ヘアーカール器 - Google Patents
ヘアーカール器Info
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- JPH10276826A JPH10276826A JP9229697A JP9229697A JPH10276826A JP H10276826 A JPH10276826 A JP H10276826A JP 9229697 A JP9229697 A JP 9229697A JP 9229697 A JP9229697 A JP 9229697A JP H10276826 A JPH10276826 A JP H10276826A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- heating element
- heat
- center
- temperature
- Prior art date
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- Pending
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- Hair Curling (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘアーカール器から毛髪に供給する熱量を一
定にし、毛髪への癖付けや、あるいは癖直しを均等に行
う。 【解決手段】 毛髪巻胴1と毛髪巻胴1に内包された発
熱体2とで構成されるヘアーカール器3において、発熱
体2は毛髪巻胴1の端部側が中央部側よりも高温に発熱
するようになっている。
定にし、毛髪への癖付けや、あるいは癖直しを均等に行
う。 【解決手段】 毛髪巻胴1と毛髪巻胴1に内包された発
熱体2とで構成されるヘアーカール器3において、発熱
体2は毛髪巻胴1の端部側が中央部側よりも高温に発熱
するようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアーアイロン、
ヘアーカーラー等の毛髪巻胴に毛髪を沿わせたり、巻付
けたりして毛髪に癖を付けたり、癖を直したりするため
のヘアーカール器に関するものである。
ヘアーカーラー等の毛髪巻胴に毛髪を沿わせたり、巻付
けたりして毛髪に癖を付けたり、癖を直したりするため
のヘアーカール器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のヘアーカール器とし
て、例えば特開昭54ー36862号公報が知られてい
る。この従来例にあっては、セラミック製のPTCヒー
タよりなる発熱体が合成樹脂材料中に埋包されており、
PTCヒータに電気が供給されることにより自己発熱
し、且つ温度制御をするようになっている。
て、例えば特開昭54ー36862号公報が知られてい
る。この従来例にあっては、セラミック製のPTCヒー
タよりなる発熱体が合成樹脂材料中に埋包されており、
PTCヒータに電気が供給されることにより自己発熱
し、且つ温度制御をするようになっている。
【0003】図10には従来のヘアーカール器を示し、
1は毛髪巻胴、2は発熱体、10は電熱板、6は給電部
である。しかして、上記のようなヘアーカール器におい
ては、100Vの電圧を印加した後、約30秒で常温か
ら100℃まで昇温し、自己温度制御機能により電圧印
加時は定常状態を保つ(図11(a)に示すように発熱
体の両端部も中央部も同じ温度100℃を保つ)もので
ある。この場合、発熱体で発熱した熱を、アルミ製の円
筒に伝達し、発熱体を被覆しているポリウレタンエラス
トマー製の毛髪巻胴を昇温する。この状態での毛髪巻胴
は図11(b)に示すように両端部も中央部も同じ温度
であり、部位による温度のばらつきが非常に小さく、毛
髪巻胴の表面温度がどの位置でも約85℃で均一であ
る。
1は毛髪巻胴、2は発熱体、10は電熱板、6は給電部
である。しかして、上記のようなヘアーカール器におい
ては、100Vの電圧を印加した後、約30秒で常温か
ら100℃まで昇温し、自己温度制御機能により電圧印
加時は定常状態を保つ(図11(a)に示すように発熱
体の両端部も中央部も同じ温度100℃を保つ)もので
ある。この場合、発熱体で発熱した熱を、アルミ製の円
筒に伝達し、発熱体を被覆しているポリウレタンエラス
トマー製の毛髪巻胴を昇温する。この状態での毛髪巻胴
は図11(b)に示すように両端部も中央部も同じ温度
であり、部位による温度のばらつきが非常に小さく、毛
髪巻胴の表面温度がどの位置でも約85℃で均一であ
る。
【0004】しかしながら、このようなヘアーカール器
は所定温度まで昇温した後、給電端子から取り外すと、
ヘアーカール器から大気中などへの放熱が始まり、温度
が低下し始める。この場合、ヘアーカール器の端部から
の放熱は中央部からの放熱量よりも大きいため、給電時
にはヘアーカール器が均等な温度となっていても、使用
直前には、図12に示すように毛髪巻胴の中央部におい
て温度が高く、両端部において温度が低い状態となり、
部位による温度のバラツキが生じてしまう。したがっ
て、この状態でヘアーカール器を毛髪に巻付けると、ヘ
アーカール器に温度ばらつきがあるため、毛髪に与える
熱量にも巻付ける位置によりバラツキが生じてしまい、
この温度のばらつきが原因となって、毛髪に与える熱量
が巻き付けた位置により異なるため、取り外した時、毛
髪のカール状態にムラができてしまい、所望するような
髪形にならないという問題があった。
は所定温度まで昇温した後、給電端子から取り外すと、
ヘアーカール器から大気中などへの放熱が始まり、温度
が低下し始める。この場合、ヘアーカール器の端部から
の放熱は中央部からの放熱量よりも大きいため、給電時
にはヘアーカール器が均等な温度となっていても、使用
直前には、図12に示すように毛髪巻胴の中央部におい
て温度が高く、両端部において温度が低い状態となり、
部位による温度のバラツキが生じてしまう。したがっ
て、この状態でヘアーカール器を毛髪に巻付けると、ヘ
アーカール器に温度ばらつきがあるため、毛髪に与える
熱量にも巻付ける位置によりバラツキが生じてしまい、
この温度のばらつきが原因となって、毛髪に与える熱量
が巻き付けた位置により異なるため、取り外した時、毛
髪のカール状態にムラができてしまい、所望するような
髪形にならないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
例の問題点に鑑みて発明したものであって、ヘアーカー
ル器から毛髪に供給する熱量を一定にし、毛髪への癖付
けや、あるいは癖直しを均等に行うことができるヘアー
カール器を提供することを課題とするものである。
例の問題点に鑑みて発明したものであって、ヘアーカー
ル器から毛髪に供給する熱量を一定にし、毛髪への癖付
けや、あるいは癖直しを均等に行うことができるヘアー
カール器を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のヘアーカール器は、毛髪巻胴1と毛髪巻胴1
に内包された発熱体2とで構成されるヘアーカール器3
において、発熱体2は毛髪巻胴1の端部側が中央部側よ
りも高温に発熱するようになっていることを特徴とする
ものである。このような構成とすることで、給電中にお
ける発熱体2の表面温度を中央部よりも端部を高くする
ことができ、この結果、給電後、端部が中央部よりも放
熱が大きいので、給電後において毛髪巻胴1の端部と中
央部との温度を略同じにできることになる。
に本発明のヘアーカール器は、毛髪巻胴1と毛髪巻胴1
に内包された発熱体2とで構成されるヘアーカール器3
において、発熱体2は毛髪巻胴1の端部側が中央部側よ
りも高温に発熱するようになっていることを特徴とする
ものである。このような構成とすることで、給電中にお
ける発熱体2の表面温度を中央部よりも端部を高くする
ことができ、この結果、給電後、端部が中央部よりも放
熱が大きいので、給電後において毛髪巻胴1の端部と中
央部との温度を略同じにできることになる。
【0007】また、発熱体2が単一材料により形成され
ており、発熱体2の端部の肉厚が中央部の肉厚よりも小
さくなっていることが好ましい。このような構成とする
ことで、発熱体2の肉厚を端部と中央部とで変えるとい
う簡単な構成で給電中における発熱体2の表面温度を中
央部よりも端部を高くできることになる。また、発熱体
2が複数の発熱体2を一体にして構成され、毛髪巻胴1
の端部に位置する発熱体2と中央部に位置する発熱体2
が異なる材料で形成され、端部に位置する発熱体2が中
央部に位置する発熱体2より発熱量が大きいことが好ま
しい。このような構成とすることで、発熱体2の材料を
端部と中央部とで変えるという簡単な構成で給電中にお
ける発熱体2の表面温度を中央部よりも端部を高くでき
ることになる。
ており、発熱体2の端部の肉厚が中央部の肉厚よりも小
さくなっていることが好ましい。このような構成とする
ことで、発熱体2の肉厚を端部と中央部とで変えるとい
う簡単な構成で給電中における発熱体2の表面温度を中
央部よりも端部を高くできることになる。また、発熱体
2が複数の発熱体2を一体にして構成され、毛髪巻胴1
の端部に位置する発熱体2と中央部に位置する発熱体2
が異なる材料で形成され、端部に位置する発熱体2が中
央部に位置する発熱体2より発熱量が大きいことが好ま
しい。このような構成とすることで、発熱体2の材料を
端部と中央部とで変えるという簡単な構成で給電中にお
ける発熱体2の表面温度を中央部よりも端部を高くでき
ることになる。
【0008】また、発熱体2として抵抗発熱する抵抗線
を用いるヘアーカーラにおいて、発熱体2に給電した際
に、端部での発熱量が中央部の発熱量よりも大きくなる
ようにコイル巻数を変化させることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、端部と中央部とでコイル巻数を
変化させるという簡単な構成で給電中における発熱体2
の表面温度を中央部よりも端部を高くできることにな
る。
を用いるヘアーカーラにおいて、発熱体2に給電した際
に、端部での発熱量が中央部の発熱量よりも大きくなる
ようにコイル巻数を変化させることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、端部と中央部とでコイル巻数を
変化させるという簡単な構成で給電中における発熱体2
の表面温度を中央部よりも端部を高くできることにな
る。
【0009】また、発熱体2の全周に蓄熱作用を有する
材料を配置することが好ましい。このような構成とする
ことで、発熱体が発生した熱を蓄熱材4により蓄え、大
気中に放熱するスピードを緩やかにすることができる。
材料を配置することが好ましい。このような構成とする
ことで、発熱体が発生した熱を蓄熱材4により蓄え、大
気中に放熱するスピードを緩やかにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。ヘアーカール器3は毛髪巻胴
1に発熱体2を内包して構成してあり、毛髪巻胴1は電
気等によって発熱体2を発熱させるようになっている。
発熱体2としては、例えば、鉄、アルミニウム、銅の金
属粉末やカーボン粉末等の導電性材料を含有する抵抗温
度係数挙動を示す合成樹脂成形材料を用いて形成したり
(例えば結晶性シクロオレフィンポリマー等の正の抵抗
温度係数挙動を示すものを使用し、この樹脂に例えばカ
ーボン粉末を35重量%混合含有させることで、体積固
有抵抗値が5Ω−cmとなる発熱体2を形成することが
できる)、あるいはセラミック製のPTCヒータにより
発熱体2を構成したり、あるいは抵抗線により発熱体2
を形成するものである。そしてこれら発熱体2は耐熱性
(例えば120℃)のあるポリブチレンテレフタレート
樹脂(PBT)、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、熱
可塑性ポリエステル系エラストマー、熱可塑性ポリエチ
レンエラストマー等の熱可塑性合成樹脂材料やエポキシ
樹脂等の熱硬化性合成樹脂材料又はそれらの混合材料
(アロイ)等で円筒状に形成される毛髪巻胴1に内包さ
れるものである。もちろん、発熱体2も上記の実施形態
のみに限定されるものではない。発熱体2に電気を給電
するための給電部6は、発熱体2のどの位置に設置して
もよく、給電部6を構成する材料もニッケル、銀、銅等
特に限定されるものではない。
形態に基づいて説明する。ヘアーカール器3は毛髪巻胴
1に発熱体2を内包して構成してあり、毛髪巻胴1は電
気等によって発熱体2を発熱させるようになっている。
発熱体2としては、例えば、鉄、アルミニウム、銅の金
属粉末やカーボン粉末等の導電性材料を含有する抵抗温
度係数挙動を示す合成樹脂成形材料を用いて形成したり
(例えば結晶性シクロオレフィンポリマー等の正の抵抗
温度係数挙動を示すものを使用し、この樹脂に例えばカ
ーボン粉末を35重量%混合含有させることで、体積固
有抵抗値が5Ω−cmとなる発熱体2を形成することが
できる)、あるいはセラミック製のPTCヒータにより
発熱体2を構成したり、あるいは抵抗線により発熱体2
を形成するものである。そしてこれら発熱体2は耐熱性
(例えば120℃)のあるポリブチレンテレフタレート
樹脂(PBT)、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、熱
可塑性ポリエステル系エラストマー、熱可塑性ポリエチ
レンエラストマー等の熱可塑性合成樹脂材料やエポキシ
樹脂等の熱硬化性合成樹脂材料又はそれらの混合材料
(アロイ)等で円筒状に形成される毛髪巻胴1に内包さ
れるものである。もちろん、発熱体2も上記の実施形態
のみに限定されるものではない。発熱体2に電気を給電
するための給電部6は、発熱体2のどの位置に設置して
もよく、給電部6を構成する材料もニッケル、銀、銅等
特に限定されるものではない。
【0011】そして、本発明においては、上記のように
発熱体2を毛髪巻胴1に内包したヘアーカール器3にお
いて、発熱体2が毛髪巻胴1の端部が中央部よりも高温
に発熱するようにしたものである。以下、毛髪巻胴1の
端部側が中央部側よりも高温に発熱するように発熱体2
を構成する一実施形態について図1に基づいて説明す
る。本実施形態では発熱体2が単一材料により形成され
ており、発熱体2の端部の肉厚を中央部の肉厚よりも小
さく形成することで、給電時に発熱体2が毛髪巻胴1の
端部側が中央部側よりも高温に発熱するものである。図
1において、発熱体2は円筒状で、ヘアーカール器3の
両端部に位置する部分(円筒の開口部)が肉厚が小さ
く、中央になるほど肉厚が大きくなっている。具体的に
は、前述の導電性材料を含有する抵抗温度係数挙動を示
す合成樹脂成形材料で円筒状に発熱体2を射出成形によ
り形成した。ここで、発熱体2は毛髪巻胴1の両端部か
らの放熱を予め考慮して、放熱の多い端部においては放
熱の少ない中央部より表面温度が高くなるように設計さ
れており、具体的な一例を挙げると発熱体2は円筒の外
直径30mm、高さ40mmであり、円筒の両端部から
それぞれ10mmの範囲では肉厚が0.8mmであり、
円筒の中央部の長さ20mmの範囲では肉厚が1.5m
mである。この発熱体2に100Vの電圧を印加した結
果、給電を始めて30秒後に発熱体2の表面温度は図2
に示すように、両端部が120℃まで発熱し、中央部が
95℃まで昇温して温度制御され、電気を供給し続けて
も一定温度を保つようになっている。この発熱体2は給
電時は図2に示すように両端部の温度が中央部と比較し
て高いが、給電後、ヘーアーカール器3を取り外した際
には両端部が放熱が大きいため、取り外し後、約30秒
には図3に示すように毛髪巻胴1の表面の各部における
温度が均等な温度85℃になり、毛髪に均等な熱量を与
えることができる。
発熱体2を毛髪巻胴1に内包したヘアーカール器3にお
いて、発熱体2が毛髪巻胴1の端部が中央部よりも高温
に発熱するようにしたものである。以下、毛髪巻胴1の
端部側が中央部側よりも高温に発熱するように発熱体2
を構成する一実施形態について図1に基づいて説明す
る。本実施形態では発熱体2が単一材料により形成され
ており、発熱体2の端部の肉厚を中央部の肉厚よりも小
さく形成することで、給電時に発熱体2が毛髪巻胴1の
端部側が中央部側よりも高温に発熱するものである。図
1において、発熱体2は円筒状で、ヘアーカール器3の
両端部に位置する部分(円筒の開口部)が肉厚が小さ
く、中央になるほど肉厚が大きくなっている。具体的に
は、前述の導電性材料を含有する抵抗温度係数挙動を示
す合成樹脂成形材料で円筒状に発熱体2を射出成形によ
り形成した。ここで、発熱体2は毛髪巻胴1の両端部か
らの放熱を予め考慮して、放熱の多い端部においては放
熱の少ない中央部より表面温度が高くなるように設計さ
れており、具体的な一例を挙げると発熱体2は円筒の外
直径30mm、高さ40mmであり、円筒の両端部から
それぞれ10mmの範囲では肉厚が0.8mmであり、
円筒の中央部の長さ20mmの範囲では肉厚が1.5m
mである。この発熱体2に100Vの電圧を印加した結
果、給電を始めて30秒後に発熱体2の表面温度は図2
に示すように、両端部が120℃まで発熱し、中央部が
95℃まで昇温して温度制御され、電気を供給し続けて
も一定温度を保つようになっている。この発熱体2は給
電時は図2に示すように両端部の温度が中央部と比較し
て高いが、給電後、ヘーアーカール器3を取り外した際
には両端部が放熱が大きいため、取り外し後、約30秒
には図3に示すように毛髪巻胴1の表面の各部における
温度が均等な温度85℃になり、毛髪に均等な熱量を与
えることができる。
【0012】しかして、合成樹脂成形材料の単位体積当
たりの抵抗値は、導電性材料の種類、量によって決まる
ので、本実施形態のように、単一材料で形成された成形
品の単位体積当たりの抵抗値ρは部位にかかわらず同じ
である(R=ρL/S ここでR:抵抗値、ρ:体積抵
抗値、L:長さ、S:断面積)。しかし、単位長さ当た
りの抵抗値は断面積により変化する。つまり、肉厚tの
小さい部分は断面積Sも小さく、抵抗値は大きくなる。
このように断面積が小さくなると抵抗値が大きくなり、
発熱量Qも大きくなるため、図2に示すような温度特性
を示すことになる。
たりの抵抗値は、導電性材料の種類、量によって決まる
ので、本実施形態のように、単一材料で形成された成形
品の単位体積当たりの抵抗値ρは部位にかかわらず同じ
である(R=ρL/S ここでR:抵抗値、ρ:体積抵
抗値、L:長さ、S:断面積)。しかし、単位長さ当た
りの抵抗値は断面積により変化する。つまり、肉厚tの
小さい部分は断面積Sも小さく、抵抗値は大きくなる。
このように断面積が小さくなると抵抗値が大きくなり、
発熱量Qも大きくなるため、図2に示すような温度特性
を示すことになる。
【0013】このように発熱体2の両端部の発熱量を中
央部よりも高くすることで、給電中における発熱体2の
表面温度を中央部よりも端部を高くすることができ、こ
の結果、給電後、端部が中央部よりも放熱が大きいの
で、給電後において毛髪巻胴1の端部と中央部との温度
を図3に示すように同じにできることになる。なお、本
実施形態においては導電性材料を含有する抵抗温度係数
挙動を示す合成樹脂成形材料で発熱体2を形成した例を
示したが、セラミック製のPTCヒータ製の発熱体2を
使用してもよいものである。また、給電部6は図1に示
す実施形態では発熱体2の長軸方向に対向するように設
けてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、
図4に示すように発熱体2の肉厚方向に設けてもよいも
のである。
央部よりも高くすることで、給電中における発熱体2の
表面温度を中央部よりも端部を高くすることができ、こ
の結果、給電後、端部が中央部よりも放熱が大きいの
で、給電後において毛髪巻胴1の端部と中央部との温度
を図3に示すように同じにできることになる。なお、本
実施形態においては導電性材料を含有する抵抗温度係数
挙動を示す合成樹脂成形材料で発熱体2を形成した例を
示したが、セラミック製のPTCヒータ製の発熱体2を
使用してもよいものである。また、給電部6は図1に示
す実施形態では発熱体2の長軸方向に対向するように設
けてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、
図4に示すように発熱体2の肉厚方向に設けてもよいも
のである。
【0014】次に、毛髪巻胴1の端部側が中央部側より
も高温に発熱するように発熱体2を構成する他の実施形
態について図5に基づいて説明する。本実施形態におい
ては、発熱体2が一定の肉厚を有する円筒状であり、円
筒状の中央部と両端部とが異なる抵抗値を有する複数の
発熱体2A、2Bを組み合わせて一つの円筒状の発熱体
2を形成してある。ここで発熱体2の両端部を構成して
いる発熱体2Aと、中央部を構成している発熱体2Bの
それぞれの材料の体積固有抵抗値をρa、ρb、発熱体
2A、2Bの長さをそれぞれLa、Lb、発熱体2A、
2Bの断面積をそれぞれSa、Sbとすると、発熱体2
A、2Bの抵抗値Ra、Rbはそれぞれ以下の式で表さ
れる。なお、断面積Sa、Sbは円筒形状の肉厚、内外
径との同じであるため、Sa=Sb=Sとなる。
も高温に発熱するように発熱体2を構成する他の実施形
態について図5に基づいて説明する。本実施形態におい
ては、発熱体2が一定の肉厚を有する円筒状であり、円
筒状の中央部と両端部とが異なる抵抗値を有する複数の
発熱体2A、2Bを組み合わせて一つの円筒状の発熱体
2を形成してある。ここで発熱体2の両端部を構成して
いる発熱体2Aと、中央部を構成している発熱体2Bの
それぞれの材料の体積固有抵抗値をρa、ρb、発熱体
2A、2Bの長さをそれぞれLa、Lb、発熱体2A、
2Bの断面積をそれぞれSa、Sbとすると、発熱体2
A、2Bの抵抗値Ra、Rbはそれぞれ以下の式で表さ
れる。なお、断面積Sa、Sbは円筒形状の肉厚、内外
径との同じであるため、Sa=Sb=Sとなる。
【0015】Ra=ρa×La/S Rb=ρb×Lb/S ここで、成形品の両端部の発熱量Qaを中央部の発熱量
Qbよりも大きくするためには、発熱体の抵抗値の値は
Ra>Rbの関係を持った組合せで実施しなければなら
ない。つまり、使用する材料の体積抵抗値と発熱体の長
さは以下の関係式を満たす必要がある。
Qbよりも大きくするためには、発熱体の抵抗値の値は
Ra>Rbの関係を持った組合せで実施しなければなら
ない。つまり、使用する材料の体積抵抗値と発熱体の長
さは以下の関係式を満たす必要がある。
【0016】ρa×La>ρb×Lb よって、発熱体2A、2Bの体積固有抵抗値をそれぞれ
3000Ω・cm、1000Ω・cmとし、長さをそれ
ぞれ10mm、20mmとした結果、図2に示すような
温度特性の発熱体2を形成できる。このように発熱体2
の両端部の発熱量を中央部よりも高くすることで、給電
中における発熱体2の表面温度を中央部よりも端部を高
くすることができ、この結果、給電後、端部が中央部よ
りも放熱が大きいので、給電後において毛髪巻胴1の端
部と中央部との温度を図3に示すように同じにできるこ
とになる。
3000Ω・cm、1000Ω・cmとし、長さをそれ
ぞれ10mm、20mmとした結果、図2に示すような
温度特性の発熱体2を形成できる。このように発熱体2
の両端部の発熱量を中央部よりも高くすることで、給電
中における発熱体2の表面温度を中央部よりも端部を高
くすることができ、この結果、給電後、端部が中央部よ
りも放熱が大きいので、給電後において毛髪巻胴1の端
部と中央部との温度を図3に示すように同じにできるこ
とになる。
【0017】なお、本実施形態において、発熱体2は導
電性材料を含有する抵抗温度係数挙動を示す合成樹脂成
形材料、セラミックス等の材料を用いればよい。例え
ば、導電性材料を含有する抵抗温度係数挙動を示す合成
樹脂成形材料を用いて複数の抵抗値を有する発熱体を作
成するには、射出成形方法や圧縮成形方法等が挙げられ
るが、これに限定されるものではない。また、図5に示
す実施形態では給電部6は発熱体2の長軸方向に対向す
るように設けてあるが、これに限定されるものではな
く、例えば、図6に示すように発熱体2の肉厚方向に設
けてもよいものである。
電性材料を含有する抵抗温度係数挙動を示す合成樹脂成
形材料、セラミックス等の材料を用いればよい。例え
ば、導電性材料を含有する抵抗温度係数挙動を示す合成
樹脂成形材料を用いて複数の抵抗値を有する発熱体を作
成するには、射出成形方法や圧縮成形方法等が挙げられ
るが、これに限定されるものではない。また、図5に示
す実施形態では給電部6は発熱体2の長軸方向に対向す
るように設けてあるが、これに限定されるものではな
く、例えば、図6に示すように発熱体2の肉厚方向に設
けてもよいものである。
【0018】次に、毛髪巻胴1の端部側が中央部側より
も高温に発熱するように発熱体2を構成する更に他の実
施形態について図7に基づいて説明する。本実施形態に
おいては、発熱体2として抵抗発熱するニクロム線など
の抵抗線を用いた例である。ここで、抵抗線は自己温度
制御機能を有していないため、ヘーアカール器3に電気
を供給する外部電気供給端子に温度制御機能を持たせて
おくものである。そして、本実施形態においては、この
発熱体2を構成するニクロム線は給電した際に、端部で
の発熱量が中央部の発熱量よりも大きくなるようにコイ
ル巻数を変化させてある。つまり、温度設定を高くする
ヘアーカール器3の両端部では抵抗線の巻数を多くして
密にし、温度設定を低くするヘアーカール器3の中央部
では抵抗線の巻数を少なくして疎にするものである。抵
抗線はヘアーカール器3の長軸方向に何本挿入してもか
まわないものである。
も高温に発熱するように発熱体2を構成する更に他の実
施形態について図7に基づいて説明する。本実施形態に
おいては、発熱体2として抵抗発熱するニクロム線など
の抵抗線を用いた例である。ここで、抵抗線は自己温度
制御機能を有していないため、ヘーアカール器3に電気
を供給する外部電気供給端子に温度制御機能を持たせて
おくものである。そして、本実施形態においては、この
発熱体2を構成するニクロム線は給電した際に、端部で
の発熱量が中央部の発熱量よりも大きくなるようにコイ
ル巻数を変化させてある。つまり、温度設定を高くする
ヘアーカール器3の両端部では抵抗線の巻数を多くして
密にし、温度設定を低くするヘアーカール器3の中央部
では抵抗線の巻数を少なくして疎にするものである。抵
抗線はヘアーカール器3の長軸方向に何本挿入してもか
まわないものである。
【0019】ここで、抵抗線は毛髪巻胴1の長手方向に
螺旋状に埋設してあり、一例を挙げれば、長さ150m
m、線径0.5mmのニクロム線を毛髪巻胴1の両端部
で巻数15回、中央部で5回巻きとしてヘアーカール器
3中に等間隔で6本埋設した。成形方法はインサート成
形により実施した。このように端部での発熱量が中央部
の発熱量よりも大きくなるようにコイル巻数を変化させ
て発熱体2の両端部の発熱量を中央部よりも高くするこ
とで、給電中における発熱体2の表面温度を中央部より
も端部を高くすることができ、この結果、給電後、端部
が中央部よりも放熱が大きいので、給電後において毛髪
巻胴1の端部と中央部との温度を図3に示すように同じ
にできることになる。
螺旋状に埋設してあり、一例を挙げれば、長さ150m
m、線径0.5mmのニクロム線を毛髪巻胴1の両端部
で巻数15回、中央部で5回巻きとしてヘアーカール器
3中に等間隔で6本埋設した。成形方法はインサート成
形により実施した。このように端部での発熱量が中央部
の発熱量よりも大きくなるようにコイル巻数を変化させ
て発熱体2の両端部の発熱量を中央部よりも高くするこ
とで、給電中における発熱体2の表面温度を中央部より
も端部を高くすることができ、この結果、給電後、端部
が中央部よりも放熱が大きいので、給電後において毛髪
巻胴1の端部と中央部との温度を図3に示すように同じ
にできることになる。
【0020】もちろん、上記のように複数の抵抗線を埋
設するものにのみ限定されず、1本の抵抗線を疎密をつ
けて巻き、図8に示すようにヘーアカール器3の円周方
向に挿入する方法も採用できるものである。図8におい
ては両端部がニクロム線のような抵抗線よりなる発熱体
2が密に巻いてあり、中央部が疎に巻いてある。図9に
は本発明の更に他の実施形態が示してある。本実施形態
においては、毛髪巻胴1に内包された発熱体2は毛髪巻
胴1の端部側が中央部側よりも高温に発熱するものにお
いて(例えば、前述の各実施形態と同じ構成を採用する
ことができる)、ヘアーカール器3は毛髪巻胴1に内包
された発熱体2を蓄熱材4で覆っている例を示してい
る。このように、発熱体2をパラフィンのような蓄熱材
4で覆うことで発熱体2が電気を供給されることにより
発生した熱を蓄熱材4で蓄え、大気中に放熱するスピー
ドを緩やかにするものである。この場合、発熱体2は端
部の方が中央部よりも高温に発熱するので、発熱体2の
端部を覆う蓄熱材4の方が発熱体2の中央部を覆う蓄熱
材4よりも熱を蓄熱することになる。この結果、給電
後、放熱スピードは緩やかであるが、端部が中央部より
も放熱が大きいので、給電後において毛髪巻胴1の端部
と中央部との温度を同じにできることになる。
設するものにのみ限定されず、1本の抵抗線を疎密をつ
けて巻き、図8に示すようにヘーアカール器3の円周方
向に挿入する方法も採用できるものである。図8におい
ては両端部がニクロム線のような抵抗線よりなる発熱体
2が密に巻いてあり、中央部が疎に巻いてある。図9に
は本発明の更に他の実施形態が示してある。本実施形態
においては、毛髪巻胴1に内包された発熱体2は毛髪巻
胴1の端部側が中央部側よりも高温に発熱するものにお
いて(例えば、前述の各実施形態と同じ構成を採用する
ことができる)、ヘアーカール器3は毛髪巻胴1に内包
された発熱体2を蓄熱材4で覆っている例を示してい
る。このように、発熱体2をパラフィンのような蓄熱材
4で覆うことで発熱体2が電気を供給されることにより
発生した熱を蓄熱材4で蓄え、大気中に放熱するスピー
ドを緩やかにするものである。この場合、発熱体2は端
部の方が中央部よりも高温に発熱するので、発熱体2の
端部を覆う蓄熱材4の方が発熱体2の中央部を覆う蓄熱
材4よりも熱を蓄熱することになる。この結果、給電
後、放熱スピードは緩やかであるが、端部が中央部より
も放熱が大きいので、給電後において毛髪巻胴1の端部
と中央部との温度を同じにできることになる。
【0021】本実施形態のヘアーカール器3を製造する
に当たっては、パラフィンを予め熱可塑性樹脂材料であ
るポリエチレン中に混入して、発熱体2外周に射出成形
し、更に、その外周に毛髪巻胴1を形成するものであ
る。ここで、一例を挙げると、蓄熱材4は厚み2.0m
mとする。なお、蓄熱材4は発熱体2と機械的、または
化学的に接着してもよいものである。また、蓄熱材4と
してはパラフィンのみに限定されず他の従来から公知の
蓄熱材を用いることができるのは勿論である。
に当たっては、パラフィンを予め熱可塑性樹脂材料であ
るポリエチレン中に混入して、発熱体2外周に射出成形
し、更に、その外周に毛髪巻胴1を形成するものであ
る。ここで、一例を挙げると、蓄熱材4は厚み2.0m
mとする。なお、蓄熱材4は発熱体2と機械的、または
化学的に接着してもよいものである。また、蓄熱材4と
してはパラフィンのみに限定されず他の従来から公知の
蓄熱材を用いることができるのは勿論である。
【0022】なお、添付図面に示す上記した各実施形態
において、説明を簡略化する上でヘアーカール器3の形
状を筒状の構造のものとして例示しているが、本発明に
おいては、添付図面に示す筒状のものにのみ限定される
ものではなく、また、部分的に均熱板を設ける等、その
他の部材、形状との組合せを採用できるものである。
において、説明を簡略化する上でヘアーカール器3の形
状を筒状の構造のものとして例示しているが、本発明に
おいては、添付図面に示す筒状のものにのみ限定される
ものではなく、また、部分的に均熱板を設ける等、その
他の部材、形状との組合せを採用できるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、毛髪巻胴と毛髪巻胴に内包された発
熱体とで構成されるヘアーカール器において、発熱体は
毛髪巻胴の端部側が中央部側よりも高温に発熱するよう
になっているので、給電中における発熱体の表面温度を
中央部よりも端部を高くすることができて、この結果、
給電後、放熱の大きい端部と放熱の小さい中央部との温
度を略同じにでき、このようにヘアーカール器から毛髪
に供給する熱量を一定にできるので、毛髪への癖付け
や、あるいは癖直しを均等に行うことができるものであ
る。
は、上述のように、毛髪巻胴と毛髪巻胴に内包された発
熱体とで構成されるヘアーカール器において、発熱体は
毛髪巻胴の端部側が中央部側よりも高温に発熱するよう
になっているので、給電中における発熱体の表面温度を
中央部よりも端部を高くすることができて、この結果、
給電後、放熱の大きい端部と放熱の小さい中央部との温
度を略同じにでき、このようにヘアーカール器から毛髪
に供給する熱量を一定にできるので、毛髪への癖付け
や、あるいは癖直しを均等に行うことができるものであ
る。
【0024】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体が単一材料に
より形成されており、発熱体の端部の肉厚が中央部の肉
厚よりも小さくなっているので、発熱体の肉厚を端部と
中央部とで変えるという簡単な構成で給電中における発
熱体の表面温度を中央部よりも端部を高くできるもので
あり、これにより、給電後、放熱の大きい端部と放熱の
小さい中央部との温度を略同じにでき、このようにヘア
ーカール器から毛髪に供給する熱量を一定にできるの
で、毛髪への癖付けや、あるいは癖直しを均等に行うこ
とができるものである。
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体が単一材料に
より形成されており、発熱体の端部の肉厚が中央部の肉
厚よりも小さくなっているので、発熱体の肉厚を端部と
中央部とで変えるという簡単な構成で給電中における発
熱体の表面温度を中央部よりも端部を高くできるもので
あり、これにより、給電後、放熱の大きい端部と放熱の
小さい中央部との温度を略同じにでき、このようにヘア
ーカール器から毛髪に供給する熱量を一定にできるの
で、毛髪への癖付けや、あるいは癖直しを均等に行うこ
とができるものである。
【0025】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体が複数の発熱
体を一体にして構成され、毛髪巻胴の端部に位置する発
熱体と中央部に位置する発熱体が異なる材料で形成さ
れ、端部に位置する発熱体が中央部に位置する発熱体よ
り発熱量が大きいので、発熱体の肉厚を端部と中央部と
で変えるという簡単な構成で給電中における発熱体の表
面温度を中央部よりも端部を高くできるものであり、こ
れにより、給電後、放熱の大きい端部と放熱の小さい中
央部との温度を略同じにでき、このようにヘアーカール
器から毛髪に供給する熱量を一定にできるので、毛髪へ
の癖付けや、あるいは癖直しを均等に行うことができる
ものである。
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体が複数の発熱
体を一体にして構成され、毛髪巻胴の端部に位置する発
熱体と中央部に位置する発熱体が異なる材料で形成さ
れ、端部に位置する発熱体が中央部に位置する発熱体よ
り発熱量が大きいので、発熱体の肉厚を端部と中央部と
で変えるという簡単な構成で給電中における発熱体の表
面温度を中央部よりも端部を高くできるものであり、こ
れにより、給電後、放熱の大きい端部と放熱の小さい中
央部との温度を略同じにでき、このようにヘアーカール
器から毛髪に供給する熱量を一定にできるので、毛髪へ
の癖付けや、あるいは癖直しを均等に行うことができる
ものである。
【0026】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体として抵抗発
熱するニクロム線を用いるヘアーカーラにおいて、発熱
体に給電した際に、端部での発熱量が中央部の発熱量よ
りも大きくなるようにコイル巻数を変化させたので、抵
抗線の巻数を端部と中央部とで変えるという簡単な構成
で給電中における発熱体の表面温度を中央部よりも端部
を高くできるものであり、これにより、給電後、放熱の
大きい端部と放熱の小さい中央部との温度を略同じにで
き、このようにヘアーカール器から毛髪に供給する熱量
を一定にできるので、毛髪への癖付けや、あるいは癖直
しを均等に行うことができるものである。
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体として抵抗発
熱するニクロム線を用いるヘアーカーラにおいて、発熱
体に給電した際に、端部での発熱量が中央部の発熱量よ
りも大きくなるようにコイル巻数を変化させたので、抵
抗線の巻数を端部と中央部とで変えるという簡単な構成
で給電中における発熱体の表面温度を中央部よりも端部
を高くできるものであり、これにより、給電後、放熱の
大きい端部と放熱の小さい中央部との温度を略同じにで
き、このようにヘアーカール器から毛髪に供給する熱量
を一定にできるので、毛髪への癖付けや、あるいは癖直
しを均等に行うことができるものである。
【0027】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体の全周に蓄熱
作用を有する材料を配置したので、発熱体が発生した熱
を蓄熱材により蓄え、大気中に放熱するスピードを緩や
かにすることができるものである。
求項1記載の発明の効果に加えて、発熱体の全周に蓄熱
作用を有する材料を配置したので、発熱体が発生した熱
を蓄熱材により蓄え、大気中に放熱するスピードを緩や
かにすることができるものである。
【図1】本発明のヘアーカール器の一実施形態の断面図
である。
である。
【図2】同上のヘアーカール器における給電中の発熱体
の表面温度を示すグラフである。
の表面温度を示すグラフである。
【図3】同上の毛髪巻胴の給電後における表面温度を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】本発明のヘアーカール器の他の実施形態の断面
図である。
図である。
【図5】本発明のヘアーカール器の更に他の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明のヘアーカール器の更に他の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明のヘアーカール器の更に他の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明のヘアーカール器の更に他の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明のヘアーカール器の更に他の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図10】従来例のヘアーカール器の断面図である。
【図11】(a)はヘアーカール器における給電中の発
熱体の表面温度を示すグラフであり、(b)は給電中に
おける毛髪巻胴の表面温度を示すグラフである。
熱体の表面温度を示すグラフであり、(b)は給電中に
おける毛髪巻胴の表面温度を示すグラフである。
【図12】従来例における毛髪巻胴の給電後における表
面温度を示すグラフである。
面温度を示すグラフである。
1 毛髪巻胴 2 発熱体 3 ヘアーカール器
Claims (5)
- 【請求項1】 毛髪巻胴と毛髪巻胴に内包された発熱体
とで構成されるヘアーカール器において、発熱体は毛髪
巻胴の端部側が中央部側よりも高温に発熱するようにな
っていることを特徴とするヘアーカール器。 - 【請求項2】 発熱体が単一材料により形成されてお
り、発熱体の端部の肉厚が中央部の肉厚よりも小さくな
っていることを特徴とする請求項1記載のヘアーカール
器。 - 【請求項3】 発熱体が複数の発熱体を一体にして構成
され、毛髪巻胴の端部に位置する発熱体と中央部に位置
する発熱体が異なる材料で形成され、端部に位置する発
熱体が中央部に位置する発熱体より発熱量が大きいこと
を特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。 - 【請求項4】 発熱体として抵抗発熱する抵抗線を用い
るヘアーカーラにおいて、発熱体に給電した際に、端部
での発熱量が中央部の発熱量よりも大きくなるようにコ
イル巻数を変化させたことを特徴とする請求項1記載の
ヘアーカール器。 - 【請求項5】 発熱体の全周に蓄熱作用を有する材料を
配置したことを特徴とする請求項1記載のヘアーカール
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229697A JPH10276826A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ヘアーカール器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229697A JPH10276826A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ヘアーカール器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276826A true JPH10276826A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14050463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9229697A Pending JPH10276826A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ヘアーカール器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10276826A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530150A (ja) * | 2008-08-07 | 2011-12-15 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 加熱装置およびその製造方法 |
US9321689B2 (en) | 2008-08-07 | 2016-04-26 | Epcos Ag | Molded object, heating device and method for producing a molded object |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9229697A patent/JPH10276826A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530150A (ja) * | 2008-08-07 | 2011-12-15 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 加熱装置およびその製造方法 |
US9321689B2 (en) | 2008-08-07 | 2016-04-26 | Epcos Ag | Molded object, heating device and method for producing a molded object |
US9363851B2 (en) | 2008-08-07 | 2016-06-07 | Epcos Ag | Heating device and method for manufacturing the heating device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |