JPH10275831A - Icチップのリード材ボンディング用圧接工具 - Google Patents

Icチップのリード材ボンディング用圧接工具

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JPH10275831A
JPH10275831A JP9080041A JP8004197A JPH10275831A JP H10275831 A JPH10275831 A JP H10275831A JP 9080041 A JP9080041 A JP 9080041A JP 8004197 A JP8004197 A JP 8004197A JP H10275831 A JPH10275831 A JP H10275831A
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JP
Japan
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weight
brazing material
press
tool
impurities
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Withdrawn
Application number
JP9080041A
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English (en)
Inventor
Yuzo Osawa
雄三 大沢
Akio Nishiyama
昭雄 西山
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基体割れやろう付け剥離の発生のないICチ
ップのリード材ボンディング用圧接工具を提供する。 【解決手段】 基体の表面に多結晶ダイヤモンド膜を気
相合成析出してなる工具本体を、ろう材を用いてヒータ
ー内蔵のシャンク部に接合した構造の圧接工具におい
て、上記工具本体の基体を、分散相形成成分として、T
iの炭窒化物を主体とし、これにW、Ta、Nb、およ
びMoの炭化物、並びにTaおよびNbの窒化物のうち
の1種または2種以上が固溶してなるTi系炭窒化物を
85〜97%含有し、残りが結合相形成成分としてのC
oまたはCoとNi、および不可避不純物からなる組成
を有するサーメットで構成し、また、上記ろう材を、A
g:5〜15%、P:1〜10%を含有し、さらに必要
に応じてTiおよび/またはZr:0.5〜10%を含
有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を有する
Cu合金で構成し、さらに、上記シャンク部を、Cr:
10〜25%、Fe:5〜15%を含有し、残りがNi
と不可避不純物からなる組成を有するNi合金(以上、
%はいずれも重量%を示す)で構成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、実用に際して、
残留応力の経時的蓄積がきわめて少なく、したがって大
型化しても基体割れやろう付け剥離の発生のないICチ
ップのリード材ボンディング用圧接工具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、ICチップの製造に際し
て、例えば図1の概略説明図で示されるように、ICチ
ップの表面に、前記ICチップ表面の上方位置に横方向
所定間隔配置された多数のCu合金などのリード材の先
端部を、前記リード材と同じ配置でICチップ表面に形
成されたAu−In合金(はんだ材)などのバンプを介
して、内蔵したヒーターで500〜1000℃に加熱さ
れた圧接工具で圧下するすることにより接合(ボンディ
ング)することが行われている。また、ICチップのリ
ード材のボンディングに用いられる圧接工具としては、
例えば特許第2520971号明細書に記載されるよう
に、工具本体を、0.5〜5mmの厚さを有し、かつS
iC基焼結体やSi3 4 基焼結体、さらにAlN基焼
結体などからなる基体の表面に、熱フィラメント法やマ
イクロ波プラズマCVD法、さらに高周波プラズマCV
D法などの気相合成法を用いて5〜300μmの平均層
厚の多結晶ダイヤモンド膜を形成したもので構成し、こ
の工具本体を、コバール合金やインバー合金、さらにW
C基超硬合金などからなるヒーター内蔵のシャンク部
に、各種のCu合金やAg合金などからなるろう材を用
いて接合した構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の半導体装
置の高集積化はめざましく、これに伴い、ICチップは
大面積化し、したがってこれの製造に用いられる圧接工
具は大型化する傾向にあるが、上記の従来圧接工具はじ
め、その他多くの圧接工具においては、これを大型化す
ればするほど、その実用に際して、圧接工具を構成する
工具本体の基体に割れが発生し易くなるばかりでなく、
基体とシャンク部のろう付け部に剥離が発生し易くな
り、使用寿命の短命化が避けられないのが現状である。
これは作業態様、すなわち500〜1000℃に加熱し
た圧接工具を常温のリード材に圧接し、このリード材を
介してバンプを溶融温度に加熱してボンディングを行な
う工程の繰り返しに原因するものと考えられ、この場
合、圧接工具、特にこれを構成する基体は急激な加熱冷
却の繰り返しを受けることになるが、同時に発生した残
留応力が経時的に蓄積し、かつこの基体中の残留応力は
圧接工具が大型化するほど大きく、ついにはこの蓄積し
て大きくなった残留応力が基体割れやろう付け剥離を引
き起こすものと解される。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、残留応力の発生が少なく、かつ
残留応力の経時的蓄積のない圧接工具を開発すべく研究
を行なった結果、圧接工具の基体を、分散相形成成分と
して、Tiの炭窒化物を主体とし、これにW、Ta、N
b、およびMoの炭化物、並びにTaおよびNbの窒化
物のうちの1種または2種以上が固溶してなるTi系炭
窒化物を85〜97%含有し、残りが結合相形成成分と
してのCoまたはCoとNi、および不可避不純物から
なる組成を有するサーメットで構成し、また、同ろう材
を、Ag:5〜15%、P:1〜10%を含有し、さら
に必要に応じてTiおよび/またはZr:0.5〜10
%を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を
有するCu合金で構成し、さらに、同シャンク部を、C
r:10〜25%、Fe:5〜15%を含有し、残りが
Niと不可避不純物からなる組成を有するNi合金(以
上、%はいずれも重量%を示す。以下も同じ)で構成す
ると、この結果の圧接工具は、上記基体が残留応力の発
生を抑制し、かつ上記ろう材が残留応力の蓄積を抑制す
るように作用するので、これを大型化しても、基体割れ
やろう付け剥離の発生なく、上記シャンク部によって確
保されたすぐれた耐熱性と相まって、著しく長期に亘っ
ての使用が可能となるという研究結果が得られたのであ
る。
【0005】この発明は、上記の研究結果に基づいてな
されたものであって、基体の表面に多結晶ダイヤモンド
膜を気相合成析出してなる工具本体を、ろう材を用いて
ヒーター内蔵のシャンク部に接合した構造の圧接工具に
おいて、上記工具本体の基体を、分散相形成成分とし
て、Tiの炭窒化物を主体とし、これにW、Ta、N
b、およびMoの炭化物、並びにTaおよびNbの窒化
物のうちの1種または2種以上が固溶してなるTi系炭
窒化物を85〜97%含有し、残りが結合相形成成分と
してのCoまたはCoとNi、および不可避不純物から
なる組成を有するサーメットで構成し、また、上記ろう
材を、Ag:5〜15%、P:1〜10%、を含有し、
さらに必要に応じて、Tiおよび/またはZr:0.5
〜10%、を含有し、残りがCuと不可避不純物からな
る組成を有するCu合金で構成し、さらに、上記シャン
ク部を、Cr:10〜25%、Fe:5〜15%、を含
有し、残りがNiと不可避不純物からなる組成を有する
Ni合金で構成してなる、基体割れやろう付け剥離の発
生のないICチップのリード材ボンディング用圧接工具
に特徴を有するものである。
【0006】なお、この発明の圧接工具において、通常
の気相合成法によって基体表面に形成される多結晶ダイ
ヤモンド膜の厚さは、前記基体の厚さを2〜5mmとし
た状態で、平均層厚で30〜100μmとするのが望ま
しく、また前記多結晶ダイヤモンド膜の形成に際して
は、その前処理として、前記基体を、圧力:10〜76
0torrの窒素又はAr雰囲気中、温度:1350〜
1550℃に所定時間保持の条件で加熱処理を施して、
前記基体の表面部にTi系炭窒化物の富化層を5〜10
0μmの平均層厚で形成すると共に、基体表面粗さを
S:5〜20μmとすることにより多結晶ダイヤモンド
膜の密着性向上を図るのがよい。
【0007】つぎに、この発明の圧接工具を構成する基
体、ろう材、およびシャンク部の組成を上記の通りに定
めた理由を説明する。 (1)基体 基体を構成するサーメットのTi系炭窒化物には残留応
力の発生を抑制し、かつ硬さを高める作用があるが、そ
の割合が85%未満では、前記作用に所望の効果が得ら
れず、さらに結合相形成成分の割合が相対的に多くなり
過ぎて変形し易くなり、一方その割合が97%を越える
と結合相形成成分の割合が相対的に少なくなり過ぎて焼
結性が低下し、所望の強度を確保することができなくな
ることから、その割合を85〜97%と定めた。
【0008】(2)ろう材 (a) Ag Ag成分には、ろう材の融点を下げ、もって流動性を増
して少量のろう材で満足なろう付けを可能ならしめる作
用があるほか、ろう材の主成分であるCu成分との共存
において、残留応力を吸収し、もって残留応力の経時的
蓄積を抑制すると共に、加熱されたシャンク部から基体
への熱伝達を促進する作用があるが、その含有量が5%
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方その含
有量が15%を越えると、ろう付け部の強度が低下する
ようになることから、その含有量を1〜15%、望まし
くは7〜13%と定めた。
【0009】(b) P P成分には、ろう材の融点を下げると共に、これ自体の
強度を向上させ、もってろう付け部の強度を向上させる
作用があるが、その含有量が1%未満では前記作用に所
望の効果が得られず、一方その含有量が10%を越える
と、ろう付け部が急激に脆化するようになることから、
その含有量を1〜10%、望ましくは3〜8%と定め
た。
【0010】(c) TiおよびZr これらの成分には、ろう材の工具本体と切刃片に対する
ぬれ性を一段と向上させ、もって接合強度を向上させる
作用があるので必要に応じて含有されるが、その含有量
が0.5%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方その含有量が10%を越えると、ろう付け部の強度
が低下するようになることから、その含有量を0.5〜
10%、望ましくは1〜6%と定めた。
【0011】(3)シャンク部 シャンク部には、内蔵するヒーターによって自身を50
0〜1000℃に加熱し、これにろう付けされた工具本
体の温度を同じ温度に保持する役割があるので、すぐれ
た耐熱性と耐酸化性を具備することが求められる。した
がって、シャンク部を構成するNi合金のCr成分は、
耐熱性および耐酸化性を向上させる成分として含有する
が、その割合が10%未満では、所望の耐熱性および耐
酸化性を確保することができず、一方その割合が25%
を越えると、強度がていかするようになることから、そ
の割合を10〜25%と定めた。また、同じくFe成分
には、強度を向上させる作用があるが、その割合が5%
未満では、所望の強度を確保することができず、一方そ
の割合が15%を越えると、耐熱性および耐酸化性に低
下傾向が現れるようになることから、その割合を5〜1
5%と定めた。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の圧接工具を実施例によ
り具体的に説明する。まず、基体を製造する目的で、原
料粉末として、いずれも0.5〜3μmの範囲内の平均
粒径を有するTiCN(重量比で、以下同じ、TiC/
TiN=50/50)粉末、TiN粉末、TaC粉末、
NbC粉末、WC粉末、Mo2 C粉末、(Ti,W,M
o)CN[Ti/W/Mo=70/20/10、C/N
=70/30]粉末、(Ti,Nb,Mo)CN[Ti
/Nb/Mo=80/10/10、C/N=50/5
0]粉末、(Ti,Ta,W)CN[Ti/Ta/W=
70/20/10、C/N=70/20]粉末、(T
i,Ta,Nb)CN[Ti/Ta/Nb=70/20
/10、C/N=80/20]粉末、Co粉末、および
Ni粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表1に示
される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混
合し、乾燥した後、1ton/cm2 の圧力で圧粉体に
プレス成形し、この圧粉体を1×10-3torrの真空
中、1450〜1550℃の範囲内の所定の温度に1時
間保持の条件で焼結し、この結果のサーメットを機械加
工にて長さ:12mm×幅:4mm×厚さ:2.5mm
の寸法とし、これに50〜760torrの範囲内の所
定の圧力の窒素雰囲気中、1350〜1550℃の範囲
内の所定の温度に1.5時間保持の条件で加熱処理を施
して、表面部にそれぞれ表2に示される平均層厚のTi
系炭窒化物の富化層および表面粗さを形成することによ
り基体A〜Iをそれぞれ製造した。
【0013】ついで、上記の基体A〜Hを通常のマイク
ロ波プラズマCVD装置に装入し、 反応ガス組成:CH4 (流量:10cc/min)+H
2 (流量:500cc/min)、 雰囲気圧力:50torr、 マイクロ波出力:2kw、 基体温度:900℃、 の条件で気相合成を行い、上記の基体A〜Iのそれぞれ
の表面に同じく表2に示される平均層厚の多結晶ダイヤ
モンド膜を形成することにより工具本体A〜Hをそれぞ
れ製造した。
【0014】また、黒鉛るつぼで、それぞれ表3に示さ
れる組成のCu合金溶湯を調整し、インゴットに鋳造
し、これを熱間圧延にて厚さ:0.2mmの熱延板と
し、この熱延板に冷間圧延を施して厚さ:0.1mmの
ろう材a〜hをそれぞれ製造した。
【0015】さらに、同じく黒鉛るつぼで、それぞれ表
4に示される組成のNi合金溶湯を調整し、これを精密
鋳造(ロストワックス法)した後、機械加工することに
より上記基体の表面寸法と同じ寸法のろう付け面をもっ
たシャンク部ア〜オをそれぞれ製造した。
【0016】ついで、上記の工具本体、ろう材、および
シャンク部を、表5に示される組み合わせでセットし、
Ar雰囲気中、850〜950℃の範囲内の所定温度に
10分間保持の条件で工具本体をろう材を介してびシャ
ンク部にろう付け接合することにより本発明圧接工具1
〜9をそれぞれ製造した。
【0017】また、比較の目的で、工具本体として、い
ずれも多結晶ダイヤモンド膜の平均層厚が50μmであ
るが、基体が、それぞれSi3 4 −5%Y23 −3
%Al23 からなる組成を有するSi3 4 基焼結体
(以下、工具本体Jと云う)、AlN−3%Y23
2%CaOからなる組成を有するAlN基焼結体(以
下、工具本体Kと云う)、およびSiC−2%B4 Cか
らなる組成を有するSiC基焼結体(以下、工具本体L
と云う)、また、シャンク部としてFe−19.7%N
i−19.3%Co−0.95%Mnからなる組成を有
するFe−Ni−Co合金のシャンク部(以下、シャン
ク部カと云う)、並びにろう材として、Cu−32%Z
n−30%Agからなる組成を有するCu−Zn−Ag
合金のろう材(以下、ろう材iと云う)を用いる以外は
同一の条件で比較圧接工具1〜3をそれぞれ製造した。
【0018】この結果得られた本発明圧接工具1〜9お
よび比較圧接工具1〜3について、多結晶ダイヤモンド
膜の先端面を縦:15mm×横:5mmに加工し、かつ
同表面粗さをRmax で0.8μmに研磨した状態で、以
下に示す条件で加速耐久試験を行った。すなわち、加速
耐久試験は、図1のICチップおよびリード材に代っ
て、無酸素銅およびAl合金(Si:2%含有)からな
り、いずれも表面:20mm×10mm、厚さ:10m
mの寸法をもち、表面に1個の表面寸法が0.5mm×
0.5mmにして、高さが3mmの突起が10個づつ長
さ方向に沿って2列配列配置された水冷ボックスを用
い、この水冷ボックスの突起配設面に対して、上記各種
の圧接工具を、600℃に加熱した状態で、10kgの
荷重で1サイクルを8秒とし、このうちの3秒を圧接時
間とした条件で行い、使用寿命に至るまでのサイクル数
を測定した。これらの測定結果を表5に示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【発明の効果】表5に示される結果から、本発明圧接工
具1〜9は、上記の通りの基体、ろう材、およびシャン
ク部の組み合わせによって残留応力の発生が抑制され、
かつ残留応力の経時的蓄積が阻止されることから、基体
割れやろう付け剥離の発生なく、すぐれた耐久性を長期
に亘って発揮するのに対して、比較圧接工具1〜3にお
いては、いずれも基体割れまたはろう付け剥離が原因で
比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。上
述のように、この発明の圧接工具は、これを大型化して
も基体割れやろう付け剥離の発生なく、長期に亘っての
使用を可能とするので、半導体装置の高集積化に十分満
足に対応するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧接工具の使用態様を示す概略説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の表面に多結晶ダイヤモンド膜を気
    相合成析出してなる工具本体を、ろう材を用いてヒータ
    ー内蔵のシャンク部に接合した構造の圧接工具におい
    て、 上記工具本体の基体を、 分散相形成成分として、Tiの炭窒化物を主体とし、こ
    れにW、Ta、Nb、およびMoの炭化物、並びにTa
    およびNbの窒化物のうちの1種または2種以上が固溶
    してなるTi系炭窒化物を85〜97重量%含有し、残
    りが結合相形成成分としてのCoまたはCoとNi、お
    よび不可避不純物からなる組成を有するサーメットで構
    成し、 また、上記ろう材を、 Ag:5〜15重量%、 P:1〜10重量%、を含有し、残りがCuと不可避不
    純物からなる組成を有するCu合金で構成し、 さらに、上記シャンク部を、 Cr:10〜25重量%、 Fe:5〜15重量%、を含有し、残りがNiと不可避
    不純物からなる組成を有するNi合金で構成したことを
    特徴とする基体割れやろう付け剥離の発生のないICチ
    ップのリード材ボンディング用圧接工具。
  2. 【請求項2】 基体の表面に多結晶ダイヤモンド膜を気
    相合成析出してなる工具本体を、ろう材を用いてヒータ
    ー内蔵のシャンク部に接合した構造の圧接工具におい
    て、 上記工具本体の基体を、 分散相形成成分として、Tiの炭窒化物を主体とし、こ
    れにW、Ta、Nb、およびMoの炭化物、並びにTa
    およびNbの窒化物のうちの1種または2種以上が固溶
    してなるTi系炭窒化物を85〜97重量%含有し、残
    りが結合相形成成分としてのCoまたはCoとNi、お
    よび不可避不純物からなる組成を有するサーメットで構
    成し、 また、上記ろう材を、 Ag:5〜15重量%、 P:1〜10重量%、を含有し、さらに、 Tiおよび/またはZr:0.5〜10重量%、を含有
    し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を有するC
    u合金で構成し、 さらに、上記シャンク部を、 Cr:10〜25重量%、 Fe:5〜15重量%、を含有し、残りがNiと不可避
    不純物からなる組成を有するNi合金で構成したことを
    特徴とする基体割れやろう付け剥離の発生のないICチ
    ップのリード材ボンディング用圧接工具。
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