JPH10275467A - 半導体記憶装置及びデータ処理装置 - Google Patents

半導体記憶装置及びデータ処理装置

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JPH10275467A
JPH10275467A JP9082745A JP8274597A JPH10275467A JP H10275467 A JPH10275467 A JP H10275467A JP 9082745 A JP9082745 A JP 9082745A JP 8274597 A JP8274597 A JP 8274597A JP H10275467 A JPH10275467 A JP H10275467A
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JP
Japan
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clock signal
internal clock
circuit
waveform
column address
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JP9082745A
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Yoshiyuki Okuma
禎幸 大熊
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック系の動作電流を低減することにあ
る。 【解決手段】 外部クロック信号を分周して内部クロッ
ク信号を生成する分周回路(214)と、内部クロック
信号の波形立ち上がりエッジに同期動作する第1論理回
路(CABH,CACH,CADH,SAH,MAH)
と、上記内部クロックの波形立ち下がりエッジに同期動
作する第2論理回路(CABL,CACL,CADL,
SAL,MAL)と含んで半導体記憶装置(32)を構
成し、クロック系の充放電電流を低減して消費電力の低
減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
さらにはそれにおける消費電力の低減化技術に関し、例
えばシンクロナス・ランダム・アクセス・メモリ(SD
RAMと略記する)に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の一例とされるDRAM
は、昭和59年11月30日に株式会社オーム社から発
行された「LSIハンドブック(第486頁〜)」にも
記載されているように、ランダムアクセスが主体であ
り、アクセス毎にロウアドレス、カラムアドレスの読み
込みを順次行うことにより、メモリセルが選択される。
通常のDRAMはシステムに搭載された状態で、システ
ムクロックに非同期で、リードライト動作が行われる
が、それに対して、システムクロックに同期して動作さ
れる半導体記憶装置として、SDRAM(シンクロナス
・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)があ
る。このSDRAMは、クロックに同期してデータ、ア
ドレス、制御信号を入出力できるため、DRAMと同様
の大容量メモリをSRAMに匹敵する高速動作させるこ
とが可能であり、また、選択された1本のワード線に対
して幾つのデータをアクセスするかをバーストレングス
によって指定することによって、内蔵カラムアドレスカ
ウンタで順次カラム系の選択状態を切換えていって複数
個のデータを連続的にリード又はライトできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シンクロナスDRAM
はクロック同期型であるため、基本的には、入力される
クロック信号の周波数が高いほど、リードライト動作が
高速化される。
【0004】しかしながら、クロック信号の周波数が高
くなると、シンクロナスDRAMの内部クロック系の充放電
電流が膨大になり、シンクロナスDRAMの消費電力の
増大を招く。そうかといって、シンクロナスDRAMに
外部から与えられるクロック信号の周波数を下げたので
は、シンクロナスDRAMのリードライト動作の高速化
が阻害される。
【0005】本発明の目的は、クロック系の動作電流を
低減するための技術を提供することあにある。
【0006】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、外部クロック信号を分周して内
部クロック信号を生成する分周回路(214)と、内部
クロック信号の波形立ち上がりエッジに同期動作する第
1論理回路(CABH,CACH,CADH,SAH,
MAH)と、上記内部クロックの波形立ち下がりエッジ
に同期動作する第2論理回路(CABL,CACL,C
ADL,SAL,MAL)と含んで半導体記憶装置を構
成する。
【0009】上記した手段によれば、分周回路でクロッ
ク信号が分周されてそれが各部に供給されることから、
クロック系の充放電電流が低減され、このことが、消費
電力の低減を達成する。
【0010】また、DLL回路(221,222,22
3)を設けることにより、分周回路から出力された内部
クロック信号と、外部クロック信号とのタイミングのず
れを修正することができる。
【0011】上記のような半導体記憶装置(32)を含
んでデータ処理装置を構成することにより、データ処理
装置の消費電力の低減を達成する。
【0012】
【発明の実施の形態】図2には本発明にかかるデータ処
理装置の一例であるコンピュータシステムが示される。
【0013】このコンピュータシステムは、システムバ
スBUSを介して、CPU(中央処理装置)31、SD
RAM32、SRAM33、ROM(リード・オンリ・
メモリ)34、周辺装置制御部35、表示制御部36な
どが、互いに信号のやり取り可能に結合され、予め定め
られたプログラムに従って所定のデータ処理を行う。上
記CPU31は、本システムの論理的中核とされ、主と
して、アドレス指定、情報の読み出しと書き込み、デー
タの演算、命令のシーケンス、割り込の受付け、記憶装
置と入出力装置との情報交換の起動等の機能を有し、演
算制御部や、バス制御部、メモリアクセス制御部などか
ら構成される。上記SDRAM32や、SRAM33、
及びROM34は内部記憶装置として位置付けられてい
る。SDRAM32は、CPU31での計算や制御にお
ける作業領域として利用される。SRAM33はキャッ
シュメモリなどとして機能する。ROM34には読出し
専用のプログラムが格納される。周辺装置制御部35に
よって、ハードディスクなどの外部憶装置38の動作制
御や、キーボード39などからの情報入力制御が行われ
る。また、上記表示制御部36によってCRTディスプ
レイ40への情報表示制御が行われる。この表示制御部
36には描画処理のための半導体チップや画像メモリな
どが含まれる。
【0014】図1には上記SDRAM32の構成例が示
される。
【0015】同図に示されるSDRAM32は、特に制
限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によって
単結晶シリコン基板のような一つの半導体基板に形成さ
れる。このSDRAM32は、メモリバンクAを構成す
るメモリアレイ200AとメモリバンクBを構成するメ
モリアレイ200Bを備える。それぞれのメモリアレイ
200A,200Bは、マトリクス配置されたダイナミ
ック型のメモリセルを備え、同一列に配置されたメモリ
セルの選択端子は列毎のワード線(図示せず)に結合さ
れ、同一行に配置されたメモリセルのデータ入出力端子
は行毎に相補ビット線(図示せず)に結合される。
【0016】上記メモリアレイ200Aの図示しないワ
ード線は、ロウデコーダ201Aによるロウアドレス信
号のデコード結果に従って1本が選択レベルに駆動され
る。メモリアレイ200Aの図示しない相補ビット線
は、センスアンプ及びカラム選択回路202Aに結合さ
れる。センスアンプ及びカラム選択回路202Aにおけ
るセンスアンプは、メモリセルからのデータ読み出しに
よってそれぞれの相補ビット線に現れる微小電位差を検
出して増幅する増幅回路である。それにおけるカラム選
択回路は、相補ビット線を各別に選択して相補共通デー
タ線204に導通させるためのスイッチ回路である。カ
ラム選択回路はカラムデコーダ203Aによるカラムア
ドレス信号のデコード結果に従って選択動作される。メ
モリアレイ200B側にも同様にロウデコーダ201
B,センスアンプ及びカラム選択回路202B,カラム
デコーダ203Bが設けられる。上記相補共通データ線
204は入力バッファ210の出力端子及び出力バッフ
ァ211の入力端子に接続される。入力バッファ210
の入力端子及び出力バッファ211の出力端子は16ビ
ットのデータ入出力端子I/O0〜I/O15に接続さ
れる。
【0017】アドレス入力端子A0〜A11から供給さ
れるロウアドレス信号とカラムアドレス信号はカラムア
ドレスバッファ205とロウアドレスバッファ206に
アドレスマルチプレクス形式で取り込まれる。カラムア
ドレスバッファ205の出力はカラムアドレスカウンタ
207のプリセットデータとして供給され、カラムアド
レスカウンタ207は、動作モードに応じて、上記プリ
セットデータとしてのカラムアドレス信号、又はそのカ
ラムアドレス信号を初期値として順次インクリメントし
た値を、カラムデコーダ203A,203Bに向けて出
力する。
【0018】メモリアレイ200A,200Bがダイナ
ミック型メモリセルを含んでおり、記憶状態の維持のた
めに所定時間間隔でリフレッシュ動作を行う必要がある
ため、そのようなリフレッシュ動作のためのリフレッシ
ュ用アドレスを生成可能なリフレッシュカウンタ208
が設けられている。
【0019】コントローラ212は、特に制限されない
が、外部から与えられたクロック信号CLK、クロック
イネーブル信号CKE、チップセレクト信号CS*(*
はローアクティブ又は信号反転を示す)、カラムアドレ
スストローブ信号CAS*、ロウアドレスストローブ信
号RAS*、及びライトイネーブル信号WE*などの外
部制御信号の組合わせによって与えられるコマンドをデ
コードすることにより動作モード信号を生成するための
コマンドデコード回路や、内部タイミング信号を形成す
るタイミング制御回路、及び動作モード情報やテストモ
ード情報の保持のためのモードレジスタを備える。上記
内部制御回路には、外部から与えられたクロック信号
(これを「外部クロック信号」という)CLKを分周し
て内部クロックCCLKを生成するための分周回路21
4が含まれる。特に制限されないが、上記分周回路21
4では、外部クロック信号CLKを1/2分周して内部
クロック信号CCLKを生成するようになっている。上
記内部クロック信号CCLKは、特に制限されないが、
カラムアドレスバッファ205、カラムアドレスカウン
タ207、メモリアレイ200A,200B、センスア
ンプ及びカラム選択回路202A,202B、カラムデ
コーダ203A,203B、入力バッファ210、及び
出力バッファ211に供給されるようになっている。内
部クロック信号CCLKが供給される上記各回路は、入
力された内部クロックCCLKの立ち上がり波形エッジ
に同期動作する第1回路と、内部クロックCCLKの立
ち下がり波形エッジに同期動作する第2回路とを含む。
第1回路及び第2回路は、その動作タイミングが内部ク
ロック信号CCLKの半サイクル分ずれているだけであ
り、基本的には同一の回路構成とされる。
【0020】尚、外部クロック信号CLKに同期して毎
サイクル動作する回路、例えばロウアドレスバッファ2
06等へは、分周回路214によるクロック分周前のク
ロック信号(外部クロック信号CLKと同一周波数)が
供給される。
【0021】上記クロック信号CLK、クロックイネー
ブル信号CKEや、チップセレクト信号CS*、カラム
アドレスストローブ信号CAS*、ロウアドレスストロ
ーブ信号RAS*、及びライトイネーブル信号WE*な
どの外部制御信号などの各種制御信号は、CPU31か
らシステムバスBUSを介して伝達される。クロック信
号CLKはSDRAM32のマスタクロックとされ、そ
の他の外部入力信号は当該クロック信号CLKの立ち上
がりエッジに同期して有意とされる。チップセレクト信
号CS*はそのローレベルによってコマンド入力サイク
ルの開始を指示する。チップセレクト信号がハイレベル
のとき(チップ非選択状態)、その他の信号入力は意味
を持たない。ただし、メモリバンクの選択状態やバース
ト動作などの内部動作はチップ非選択状態への変化によ
って影響されない。RAS*,CAS*,WE*の各信
号は、コマンドサイクルを定義するときに有意の信号と
される。クロックイネーブル信号CKEは次のクロック
信号の有効性を指示する信号であり、当該信号CKEが
ハイレベルであれば次のクロック信号CLKの立ち上が
りエッジが有効とされ、ローレベルのときは無効とされ
る。さらに、図示はしないが読み出しモードにおいて出
力バッファ211に対するアウトプットイネーブルの制
御を行う外部制御信号もコントローラ212に供給さ
れ、その信号が例えばハイレベルのときは出力バッファ
211は高出力インピーダンス状態にされる。
【0022】また、上記アドレス入力端子A11からの
信号入力は、上記ロウアドレスストローブ・バンクアク
ティブコマンドサイクルにおいてバンク選択信号とみな
される。すなわち、アドレス入力端子A11からの入力
信号がローレベルの時はメモリバンクAが選択され、ハ
イレベルの時はメモリバンクBが選択される。メモリバ
ンクの選択制御は、特に制限されないが、選択メモリバ
ンク側のロウデコーダのみの活性化、非選択メモリバン
ク側のカラムスイッチ回路の全非選択、選択メモリバン
ク側のみの入力バッファ210及び出力バッファ211
への接続などの処理によって行うことができる。
【0023】プリチャージコマンドサイクルにおいて、
アドレス入力端子A11からの入力信号は相補ビット線
などに対するプリチャージ動作の態様を指示し、そのハ
イレベルはプリチャージの対象が双方のメモリバンクで
あることを指示し、そのローレベルは、A11で指示さ
れている一方のメモリバンクがプリチャージ対象である
ことを指示する。
【0024】上記カラムアドレス信号は、クロック信号
CLKの立ち上がりエッジに同期するリードコマンドサ
イクル又はライトコマンドサイクルにおけるA0〜A7
の論理レベルによって定義される。そして、このように
して定義されたカラムアドレスはバーストアクセスのス
タートアドレスとされる。
【0025】このSDRAMにおいては、回路の消費電
力低減のため、外部から入力されたクロック信号CLK
の周波数を、コントローラ214内に設けられた分周回
路214で1/2に分周し、その分周により得られた内
部クロック信号CCLKを各部に供給するようにしてい
る。そのように、外部から入力されたクロック信号の周
波数を1/2に下げ、その周期を2倍にすることによ
り、クロック系の充放電電流は、外部クロック信号をそ
のまま使用する場合の1/2に低減される。
【0026】ところで、1/2分周されたクロック信号
をそのまま内部で使用すると、メモリのリードライト動
作の回数が半減してしまうため、内部回路構成を1/2
に分周された内部クロック信号の波形立ち上がりエッジ
に同期動作する第1回路と、波形立ち下がりエッジに同
期動作する第2回路とに分け、クロック信号の波形立ち
上がりエッジ及び波形立ち下がりエッジの双方を使用す
ることにより、クロック信号を1/2分周した場合のリ
ードライトの動作回数低減を回避している。つまり、内
部クロック信号の波形立ち上がりエッジに同期して第1
回路を動作させ、内部クロック信号の波形立ち下がりエ
ッジに同期して第2回路を動作させるようにすれば、外
部クロックCLKの波形立ち上がり毎に、上記第1回路
又は上記第2回路のいずれか一方が動作されることにな
るから、外部クロック信号CLKを1/2分周して得た
内部クロック信号を用いるにもかかわらず、リードライ
トの動作回数低減を回避することができる。
【0027】具体的には、カラムアドレスバッファ20
5、カラムアドレスカウンタ207、カラムデコーダ2
03A、センスアンプ及びカラム選択回路202Aなど
は、それぞれ上記1/2分周された内部クロック信号C
CLKの波形立ち上がりエッジに同期動作する第1回路
と、当該内部クロック信号の波形立ち下がりエッジに同
期動作する第2回路とに分けられる。
【0028】すなわち、カラムアドレスバッファ205
は、内部クロック信号CCLKの波形立上りエッジに同
期動作する第1カラムアドレスバッファCABHと、内
部クロック信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期
動作する第2カラムアドレスバッファCABLとを含
む。その後段のカラムアドレスカウンタ207は、内部
クロック信号CCLKの立ち上がりエッジに同期動作す
る第1カラムアドレスカウンタCACHと、内部クロッ
ク信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期動作する
第2カラムアドレスカウンタCACHを含む。また、メ
モリバンクA及びメモリバンクBは、それぞれ内部クロ
ック信号CCLKの波形立ち上がりエッジに同期動作さ
れる領域と、内部クロック信号CCLKの波形立ち下が
りエッジに同期動作される領域とに分けられている。つ
まり、メモリアレイ200A,200Bは、内部クロッ
ク信号CCLKの波形立ち上がりエッジに同期してリー
ドライト可能なメモリマットMAHと、内部クロック信
号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期してリードラ
イト可能なメモリマットMALを含む。センスアンプ及
びカラム選択回路202A,202Bは、内部クロック
信号CCLKの波形立ち上がりエッジに同期動作される
第1カラム選択系SAH,内部クロック信号CCLKの
波形立ち下がりエッジに同期動作される第2カラム選択
系SALを含む。カラムデコーダ203A,203B
は、内部クロック信号CCLKの波形立ち上がりエッジ
に同期動作する第1カラムデコーダCADH、内部クロ
ック信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期動作す
る第2カラムデコーダCADLを含む。
【0029】さらに、入力バッファ210は、内部クロ
ック信号CCLKの波形立ち上がりエッジに同期動作す
るバッファ部IBH,内部クロック信号CCLKの波形
立ち下がりエッジに同期動作するバッファ部IBLを含
み、出力バッファ211は、クロック信号の波形立ち上
がりエッジに同期動作するバッファ部OBH,内部クロ
ック信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期動作す
るバッファ部IBLを含む。
【0030】このように、クロックの立上り、立下り用
でメモリセルを分けた場合は、外部クロックのサイクル
によりアドレスが限定される。例えば偶数クロックでは
偶数アドレス、奇数クロックでは奇数アドレスしか認め
ないような仕様である。従って、図1のように、メモリ
セルをクロックの立上り、立下り用に分ける場合は、ダ
ブルデータレート仕様のSRAMで、開始アドレスが偶
数に限るというような限定をつける必要がある。同時
に、偶数番目のクロックであることを認識するために、
分周回路の動作・停止を制御する回路が必要となる。
【0031】尚、図示はしないが、メモリセル部をクロ
ックの立上り、立下り用に分けない仕様も可能である。
この場合は、CAB、CAC、IB、OBなどをクロッ
クの立上り、立下りで別に設けず、何れもクロックの立
上り、立下りで内部に1ショットパルスを発生させ、ク
ロックの立上り、立下りで動作する回路にする。
【0032】内部クロック信号CCLKの波形立ち上が
りエッジに同期動作する第1回路と、当該内部クロック
信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期動作する第
2回路とは基本的に同一構成とされ、内部クロック信号
CCLKの波形立ち上がりエッジに同期動作させるか、
内部クロック信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同
期動作させるかは、内部クロック信号CCLKの論理に
よって決定される。つまり、内部クロック信号CCLK
の波形立ち上がりエッジに同期動作する第1回路に分周
回路214から出力された内部クロック信号CCLKが
そのままの論理で入力される場合、当該内部クロック信
号CCLKの波形立ち下がりエッジに同期動作する第2
回路には、上記内部クロック信号CCLKがインバータ
で反転されてから入力される。例えば、図4に示される
ように、カラムアドレスバッファ205における第1カ
ラムアドレスバッファCABHに、分周回路214から
出力された内部クロック信号CCLKがそのままの論理
で入力される場合、第2カラムアドレスバッファCAB
Lには、分周回路214から出力された内部クロック信
号CCLKがインバータ220で反転されてから入力さ
れる。そのように内部クロック信号CCLKの論理を反
転させて用いることにより、一方を内部クロック信号C
CLKの波形立ち上がりエッジに同期動作させ、他方を
内部クロック信号CCLKの波形立ち下がりエッジに同
期動作させることができる。つまり、第2カラムアドレ
スバッファCABLは、第1カラムアドレスバッファC
ABHに比べて内部クロック信号CCLKの半サイクル
分遅れて動作する。これにより、第1カラムアドレスバ
ッファCABHと第2カラムアドレスバッファCABL
とは、ハードウェア的に同一構成とすることができ、既
存回路の大幅な変更を伴わずに済む。
【0033】上記コントローラ212において、外部ク
ロックCLKを分周する分周回路214は、次のように
構成することができる。
【0034】図3には分周回路214の構成例が示され
る。
【0035】pチャンネル型MOSトランジスタNP
1,NP2、及びnチャンネル型MOSトランジスタM
N1,MN2が直列接続されて第1クロックドインバー
タ51が形成され、pチャンネル型MOSトランジスタ
NP3,NP4、及びnチャンネル型MOSトランジス
タMN3,MN4が直列接続されて第2クロックドイン
バータ52が形成され、pチャンネル型MOSトランジ
スタNP5,NP6、及びnチャンネル型MOSトラン
ジスタMN5,MN6が直列接続されて第3クロックド
インバータ53が形成され、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタNP7,NP8、及びnチャンネル型MOSト
ランジスタMN7,MN8が直列接続されて第4クロッ
クドインバータ54が形成される。この第1〜第4クロ
ックドインバータ51〜54と、入力論理を反転する通
常のインバータIV1〜IV6とが結合され、上記第1
〜第4クロックドインバータ51〜54がクロック信号
に同期して動作されることにより、外部クロックCLK
を分周して内部クロックCLKを生成することができ
る。
【0036】pチャンネル型MOSトランジスタNP
1,NP3,NP5,NP7のそれぞれのソース電極に
は高電位側電源電圧Vccが供給される。nチャンネル
型MOSトランジスタMN2,MN4,MN6,MN8
のソース電極には低電位側電源電圧Vssが供給され
る。クロック入力端子INから外部クロックCLKが入
力され、この外部クロックCLKがインバータINV1
で反転されてから、nチャンネル型MOSトランジスタ
MN2,MN8のゲート電極、pチャンネル型MOSト
ランジスタNP3,5のゲート電極,に伝達される。イ
ンバータIV2のの出力クロックは、後段に配置された
インバータIV2で反転されてからpチャンネル型MO
SトランジスタNP1,NP7のゲート電極、及びnチ
ャンネル型MOSトランジスタMN4,MN6のゲート
電極に伝達される。
【0037】pチャンネル型MOSトランジスタNP2
とnチャンネル型MOSトランジスタMN1との直列接
続箇所からの出力信号が、後段に配置されたインバータ
IV3を介してpチャンネル型MOSトランジスタNP
4及びnチャンネル型MOSトランジスタMN3のゲー
ト電極に伝達されるとともに、pチャンネル型MOSト
ランジスタNP6及びnチャンネル型MOSトランジス
タMN5を介して、インバータIV3の入力端子側にフ
ィードバックされるようになっている。また、pチャン
ネル型MOSトランジスタNP4及びnチャンネル型M
OSトランジスタMN3の直列接続箇所からの出力信号
が、後段に配置されたインバータIV5,IV6を介し
て出力端子OUTに伝達される。インバータIV5の出
力信号はpチャンネル型MOSトランジスタNP8及び
nチャンネル型MOSトランジスタMN7を介してイン
バータIV5の入力端子側にフィードバックされるとと
もに、インバータIV4を介してpチャンネル型MOS
トランジスタNP2及びnチャンネル型MOSトランジ
スタMN1のゲート電極に伝達される。この回路構成例
では、入力端子INに外部クロックCLKが入力される
と、それに応じて、pチャンネル型MOSトランジスタ
NP1,NP3,NP5,NP7、及びnチャンネル型
MOSトランジスタMN2,MN4,MN6,MN8の
動作が制御されて、外部クロック信号CLKの1/2分
周した内部クロックCCLKが出力端子OUTから出力
される。
【0038】上記した例によれば以下の作用効果が得ら
れる。
【0039】(1)外部クロック信号CLKを1/2分
周することにより生成した内部クロック信号CCLKを
内部回路に供給するようにしているため、外部クロック
信号CLKを分周せずに使用する従来回路に比べると、
クロック系の充放電電流をほぼ1/2に低減することが
できるので、電流消費の低減を図ることができる。
【0040】(2)上記のように、外部クロック信号C
LKを1/2分周することにより生成した内部クロック
信号CCLKを内部回路に供給することで、電流消費の
低減を図ったにもかかわらず、内部クロック信号CCL
Kの波形立ち上がりエッジ、及び波形立ち下がりエッジ
の双方を使用して回路を動作させるようにしているの
で、結果的に、外部クロック信号CLKをそのまま使用
する従来回路の場合と同等のリードライト動作回数を得
ることができる。
【0041】(3)分周回路214にDLL回路が結合
されることにより、分周回路214から出力された内部
クロック信号CCLKと、外部クロック信号CLKとの
タイミングのずれを修正し、分周回路を使用しない場合
と同程度の動作速度を得ることができる。
【0042】(4)上記(1)及び(2)の作用効果を
有するSDRAMをコンピュータシステムに提供する場
合には、SDRAM33の電流消費の低減により、コン
ピュータシステムの消費電流の低減を図る上で有利とな
る。
【0043】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0044】例えば、分周回路214での信号遅延を抑
える必要がある場合には、DLL(ディレイド・ロック
ド・ループ)回路の適用が効果的である。DLL回路は
周波数を一定としてクロック信号の遅延量を制御する回
路であり、例えば、図5に示されるように、DLL回路
ループ外に分周回路214を配置する。すなわち、分周
回路214と同程度の遅延を有する遅延回路222をD
LL回路遅延段221の後段に配置することで、内部ク
ロック信号CCLKと外部クロック信号CLKとの波形
立ち上がりタイミングを一致させることができる。
【0045】また、メモリアレイが複数のメモリマット
に分割され、この複数のメモリマットからの出力信号を
インタリーブにより取り出す方式に本願発明を提供する
ことができる。例えば、図6に示されるように、メモリ
マット301,302,303,304を有し、〜
で示される順番にデータが出力される場合において、メ
モリマット301,303に関しては、外部クロック信
号CLKの奇数サイクルのみアクセスされ、メモリマッ
ト302,304に関しては、外部クロック信号CLK
の偶数サイクルでのみアクセスされるように、内部クロ
ック信号CCLKを供給すればよい。
【0046】また、毎サイクル動作させたほうが都合の
良い回路、例えばロウアドレスバッファ206等には、
分周回路214による分周前のクロック信号を供給すれ
ば良いが、分周回路214で分周された内部クロック信
号CCLKを用いることもできる。その場合には、図7
に示されるように、内部クロック信号CCLKの波形立
ち上がりエッジ、及び立ち下がりエッジの双方に同期し
てパルス信号を発生するようなパルス発生回路72を配
置する。このパルス発生回路72は、図8に示されるよ
うに構成することができる。図9には、図8に示される
回路の主要部の動作タイミングが示される。
【0047】内部クロック信号CCLKを遅延するディ
レイ回路81が設けられ、このディレイ回路81の出力
信号が後段のインバータ82で反転されてからナンド回
路83に伝達されて、内部クロックCCLKとのナンド
論理が得られる。また、内部クロック信号CCLKを反
転するインバータ88が設けられ、このインバータ88
の出力信号が後段のディレイ回路84で遅延され、イン
バータ85で反転されてからナンド回路86に伝達され
てインバータ88の出力信号とのナンド論理が得られ
る。さらに、後段のナンド回路87において、ナンド回
路83,86の出力信号のナンド論理が得られることに
より、図9に示されるように、内部クロック信号CCL
Kの波形立ち上がりエッジ、及び立ち下がりエッジの双
方に同期するパルス信号Cを発生することができる。
【0048】さらに、上記した例では分周回路214に
おいて外部クロック信号CLKを1/2分周して内部ク
ロックCCLKを生成し、それを各部に供給するように
したが、クロック系の充放電電流を低減する意味におい
て、分周回路214において外部クロック信号CLKを
1/4、あるいは1/8分周するようにしても良い。
【0049】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるコンピ
ュータシステムに適用した場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、各種データ処理
装置に適用することができる。
【0050】本発明は、少なくとも外部から与えられた
クロック信号に同期して動作することを条件に適用する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0052】すなわち、外部クロック信号を分周して内
部クロック信号を生成する分周回路と、内部クロック信
号の波形立ち上がりエッジに同期動作する第1論理回路
と、上記内部クロックの波形立ち下がりエッジに同期動
作する第2論理回路とを設けることにより、分周回路で
クロック信号が分周されてそれが各部に供給されること
から、クロック系の充放電電流が低減され、それによっ
て、消費電力の低減を図ることができる。
【0053】また、分周回路にDLL回路を結合するこ
とにより、分周回路から出力された内部クロック信号
と、外部クロック信号とのタイミングのずれを修正する
ことができる。
【0054】さらに、上記のような半導体記憶装置を含
んでデータ処理装置を構成することにより、データ処理
装置の消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンピュータシステムに適用さ
れるSDRAMの構成例ブロック図である。
【図2】上記コンピュータシステムの全体的な構成例ブ
ロック図である。
【図3】上記SDRAMに含まれる分周回路の構成例回
路図である。
【図4】上記SDRAMに含まれるカラムアドレスバッ
ファへの内部クロック信号供給の説明図である。
【図5】上記分周回路にDLL回路を結合する場合の構
成例ブロック図である。
【図6】上記SDRAMにおける一部の変形例説明図で
ある。
【図7】上記SDRAMにおける一部の変形例説明図で
ある。
【図8】図7におけるパルス発生回路の構成例回路図で
ある。
【図9】図8に示される回路の動作タイミング図であ
る。
【符号の説明】
200A,200B メモリアレイ 201A,201B ロウデコーダ 202A,202B センスアンプ及びカラムセンタ回
路 203A,203B カラムデコーダ 205 カラムアドレスバッファ 206 ロウアドレスバッファ 207 カラムアドレスカウンタ 210 入力バッファ 211 出力バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から与えられたクロック信号に同期
    動作する半導体記憶装置において、 上記外部クロック信号を分周して内部クロック信号を生
    成する分周回路と、 上記内部クロック信号の波形立ち上がりエッジに同期動
    作する第1論理回路と、 上記内部クロックの波形立ち下がりエッジに同期動作す
    る第2論理回路と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記第1論理回路は、上記内部クロック
    信号の波形立ち上がりエッジに同期動作してカラムアド
    レスを取り込む第1カラムアドレスバッファと、 上記第1カラムアドレスバッファから伝達されたアドレ
    ス信号を初期値としてそれに続くカラムアドレスを、上
    記内部クロック信号の波形立ち上がりエッジに同期動作
    して発生するための第1カラムアドレスカウンタと、 上記第1カラムアドレスカウンタの出力アドレスを、上
    記内部クロック信号の波形立ち上がりエッジに同期動作
    してデコードする第1カラムデコーダと、上記内部クロ
    ック信号の波形立ち上がりエッジに同期動作してカラム
    選択を行う第1カラム選択系とを含み、 上記第2論理回路は、上記内部クロック信号の波形立ち
    下がりエッジに同期動作してカラムアドレスを取り込む
    第2カラムアドレスバッファと、 上記第2カラムアドレスバッファから伝達されたアドレ
    ス信号を初期値としてそれに続くカラムアドレスを、上
    記内部クロック信号の波形立ち下がりエッジに同期動作
    して発生するための第2カラムアドレスカウンタと、 上記第2カラムアドレスカウンタの出力アドレスを、上
    記内部クロック信号の波形立ち下がりエッジに同期動作
    してデコードする第2カラムデコーダと、 上記内部クロック信号の波形立ち下がりエッジに同期動
    作してカラム選択を行う第2カラム選択系とを含む請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記分周回路の出力信号を遅延する遅延
    段と、上記遅延段の出力信号と上記外部クロック信号と
    の位相比較を行う位相比較回路とを含み、 上記位相比較回路の位相比較結果に基づいて上記遅延段
    での信号遅延量が制御されるように構成された請求項1
    又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の半
    導体記憶装置と、それをアクセス可能な中央処理装置と
    を含んで成るデータ処理装置。
JP9082745A 1997-04-01 1997-04-01 半導体記憶装置及びデータ処理装置 Withdrawn JPH10275467A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7248512B2 (en) 2004-11-08 2007-07-24 Hynix Semiconductor Inc. Semiconductor memory device having controller with improved current consumption

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7248512B2 (en) 2004-11-08 2007-07-24 Hynix Semiconductor Inc. Semiconductor memory device having controller with improved current consumption

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