JPH10275296A - ナビゲーション方法およびシステム - Google Patents

ナビゲーション方法およびシステム

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JPH10275296A
JPH10275296A JP3671098A JP3671098A JPH10275296A JP H10275296 A JPH10275296 A JP H10275296A JP 3671098 A JP3671098 A JP 3671098A JP 3671098 A JP3671098 A JP 3671098A JP H10275296 A JPH10275296 A JP H10275296A
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route
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JP3671098A
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Fuminori Sugino
文則 杉野
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RAN WORLD KK
NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行者に適したナビゲーションを行うことの
できるシステムにおいて、適切なルートを提供する。 【解決手段】 PHSのような比較的小さな距離間隔で
多数の中継基地を配置して携帯電話からの電波を受信す
る携帯電話システムを用いて、発信者の携帯電話からの
電波を受信した中継基地の位置情報を得て、携帯電話か
ら送られた行き先の情報から行き先の位置情報を得て、
前記行き先の位置情報と前記中継基地の位置情報を基に
して、前記行き先までのルートを探索して結果を記携帯
電話の発信者に送信するシステムにおいて、ダイクスト
ラ法などのルート探索法を用いて適切なルートを知らせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行する人に適し
た実用的なナビゲーション方法およびシステムに関す
る。さらに詳細には、このシステムに適した情報提供シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】位置決めの技術は目的地に移動するため
に重要な技術であり、古くは天体観測に基づく航海法、
近代では電波を用いる方法など様々な方法が用いられて
きた。現在の位置ぎめの技術としては全地球的測位シス
テムすなわちGPS(Global Positioning System)が
ある。GPSはもともと軍事目的で米国国防省が開発し
たものであり、複数個の人工衛星で地上のあらゆる地点
を観測できるようにしたシステムである。GPSを使え
ば、衛星から見える地上のあらゆる物体の3次元的位
置、速度、時間が即時に測定できる。これを一般の実用
レベルに応用したのが自動車のナビゲーション、いわゆ
るカーナビである。現在のGPSの位置測定精度は3次
元的に10メートル以内である。
【0003】GPSシステムは人工衛星からの電波を受
けて位置決めするため、電波の受信装置は一定の大きさ
が必要である。そのため、自動車などに搭載することは
容易であるが、歩行者が常時携帯して使用するには不向
きである。また、現代の都会生活では、歩行者の活動す
る区域が人工衛星からの電波が届きにくい地下街あるい
は建造物内の場合が多く、このような地域でGPSシス
テムを歩行者が使用することは実際には困難である。
【0004】PHSのような簡易型携帯電話を位置決め
に用いる技術は特開平8-223637号公報に記載されてい
る。この公報には、位置情報を用いてPHS機器を持っ
ている人に対して監視を行うシステムが記載されてい
る。
【0005】特開平7−250381号にはPHSの位
置情報から目的地までの最適な道案内情報を、センタ側
から送るサービスについて記載されている。センター側
のデータベースには、現在位置から目的地までの最適な
道案内情報をあらかじめ格納してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、PHS
を用いた道案内情報は細かな情報を提供できるメリット
はあるが、実際のシステムでは現在位置と目的地が膨大
な数となり、これらの最適な組み合わせをあらかじめデ
ータベースに格納しておく方式は実際には多くの困難が
ある。また、データベースの保守にも大きな負担がかか
るなど、現実化には多くの問題点がある。
【0007】また、大都市においてはバス、地下鉄など
の交通機関が複雑に錯綜しており、単に地図上の空間的
な最短コースを示すだけでは使いにくいものになってし
まう。徒歩、地下鉄、バスなど複数の移動手段を考慮し
て、目的地までの最適なコースをデータベースにあらか
じめ準備するなど、到底なしうることではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、PHSシステムのように比較的小さな距離
間隔で多数の中継基地を配置して携帯電話からの電波を
受信する携帯電話システムを用いて、発信者の携帯電話
からの電波を受信した中継基地の位置情報を得る手段、
前記携帯電話から送られた行き先の情報から行き先の位
置情報を得る手段、前記行き先の位置情報と前記中継基
地の位置情報を基にして、前記行き先までのルートを探
索する手段、前記探索されたルート情報を前記携帯電話
の発信者に送信する手段を備えるシステムとする。ルー
ト情報が音声、文字および画像から選択された任意の組
み合わせである。
【0009】ルート探索手法には、最短路問題として広
く使われているダイクストラ法およびその改良法を用い
ることができる。本発明のシステムで用いる携帯電話シ
ステムでは、中継局がきめ細かく配置されている必要が
ある。現在この条件を満たすシステムとしては、簡易携
帯電話、すなわちPHS(Personal Handyphone Syste
m)がある。
【0010】PHSはもともとコードレス電話(コード
レスホン)から発している。コードレス電話は従来の固
定電話機の子機として半径50メートル程度の範囲で使
用可能な携帯電話機である。このコードレス電話の利用
範囲を広げたものPHSである。PHSは簡易携帯電話
以外にも、コードレス電話、トランシーバーとしても利
用することができる。
【0011】PHSが通常の携帯電話と異なる点は、出
力電波が弱く、電波を中継する多くの中継局を必要とす
ることである。しかし、公衆電話、電柱、建物、地下鉄
やビル内等の電話回線が縦横に引かれている都会では簡
単に設置できる。図1に示すように、一つの中継局1が
カバーできる範囲は、通常、100〜400メートル程
度である。PHS端末2はこのカバーエリア内で使用す
る。中継局1からの信号はPHS接続装置3を介して、
通常の電話回線に接続する。
【0012】中継局から中継局への移動時は、中継局の
切り替えが行われるために、一時的な不通話が生じる場
合がある。このため、高速で走る自動車などでの使用は
一般にできない。しかし、渋滞する都会の一般道路や停
車中の自動車の中では使用可能となる。このようなこと
から、PHSの携帯使用は停止または歩く速度が基本で
あるとされている。
【0013】PHSの電波が届く範囲は通常の携帯電話
のキロメートル単位に比べ、100〜400メートルの
範囲の狭さである。このことは逆に、電話をかけている
位置、あるいは同じPHSを携帯している相手の位置を
100〜400メートルの精度で確定することができる
というメリットをもっている。
【0014】PHSは小型軽量であり、通信料が安いと
いう点に加え、32Kビット/秒の高速デジタル通信が
可能という特徴がある。携帯電話にはデジタル通信型と
アナログデジタル通信型の2タイプがあるが、デジタル
通信では11.2Kビット/秒の通信速度である。した
がって、PHSはデジタル通信において携帯電話よりも
約3倍の通信速度をもっている。
【0015】デジタル電話通信の場合、通信データが直
接コンピュータ用のデータとして利用できる。アナログ
電話通信の場合にはA/D変換、D/A変換という二重
の手間がかかるが、デジタル電話通信では一切このよう
な変換は必要ない。デジタル通信がマルチメディア時代
の新しい通信技術として期待されているのはこのような
理由による。しかも、PHSは高速のデータ通信ができ
るから、音声だけでなく、画像などのイメージデータが
扱いやすいという特徴をもっている。
【0016】以下に本発明で用いる経路探索方法につい
て説明する。ネットワークに関する代表的な最適化問題
としては最短路問題、最大流問題、最小費用流問題など
がある。そのうち最短路問題として広く使われている数
理計画上の手法にダイクストラ法がある。
【0017】図2のようなネットワークについて説明す
る。図の丸印が節点、節点と節点を結ぶ線が枝である。
ここでは、節点をノード、枝をリンクとよぶ。ノードと
リンクの集合をグラフといい、リンクに向きが有るもの
を有向グラフといい、無いものを無向グラフという。有
向グラフは向きと長さをもっている。図2の例は有向グ
ラフの例である。出発地のノードO0から目的地のノー
ドD0への経路で、もっとも短くなるものを見い出す問
題が最短路問題である。
【0018】いま、ノードO0からノードD0への最短路
Pを P={O0,i,j,……、k,D0} とする。このとき、PをあるノードでP1とP2に分割
した場合、部分集合P1とP2も、それぞれの集合内で
最短路になっている。これを最適性の原理といい、この
原理を利用して数理的に最短路を求めるアルゴリズムが
ダイクストラ法である。すなわち、ダイクストラ法は空
集合から始めて、最短路となるノードを一つずつ求めて
最短路部分集合を膨らませていき、最終的に全部のノー
ドに対して最短路を求める方法である。以下は、プログ
ラミングするときのアルゴリズムである。
【0019】ノードO0からノードD0に至るあらゆるノ
ードの集合をV、O0からjに至る最短路の長さd
(j)、その最短路のノードの集合S1、その補集合S2
(=V−S1)とすると、以下の方法で最短路が求ま
る。 (1)初期値化として、 S1←0(空集合)、S2←V d(O0)←0、d(i)←∞ とする。ここで、iはS2に含まれるノード、X←Yは
XをYで置き換えることを表す。 (2)S1=Vなら計算終了。 (3)S1≠Vなら、 最短路のd(i)を選び出し、 v←i とする。d(v)はsからvに至る最短路となっている
から、vをS1に含め、vをS2から外す。
【0020】(4)ノードvから出るリンク(出リンク)
が次に到達する、S2に含まれるすべてのノードiに対
して d´(i)←d(v)+avi を計算し、 d(i)>d´(i) なら d(i)←d´(i) かつ p(i)←v とする。ここで、aviはノードvからノードiに至る長
さ(リンクの長さ)であり、d(i)、d´(i)は出
発地sからiに至る経路の長さである。この時点のd
(i)は、S1内のノードからの最短路長になってい
る。S2にはもっと短い経路が存在する可能性はある
が、それは繰り返し計算のなかで求められることにな
る。
【0021】(5)ステップ(2)のステップに戻る。
【0022】以上の方法で求めたp(i)に対して、最
終ノードD0からp(D0)をもとに逆にたどっていけ
ば、出発ノードO0までの最短路が求まる。たとえば、
図2の例を上記のアルゴリズムで求めると、 d(1)=0 d(2)=50 d(3)=70 d(4)=65 d(5)=85 p(2)= 1 p(3)= 2 p(4)= 2 p(5)= 3 となる。O0=1、D0=5であるから、ノード5の前は
ノード3(p(5)=3)、ノード3の前はノード2(p(3)=
2)、ノード2の前はノード1(p(2)=1)、すなわち出
発地O0にたどりつく。すなわち、最短路は1→2→3
→5、その長さは85(=d(5))である。また、ノード
1からノード4に至る経路(1→2→4)の長さd
(4)は、やはり最短路長になっている。
【0023】実際に上記のアルゴリズムで用いられた図
2の経路をシミュレーションしてみるとわかるが、ノー
ド3からノード4に至る長さd´(4)は計算しなくて
もすむ。すなわち、ダイクストラ法を用いれば、総組み
合わせ法による最短路計算に比べて、計算量が少なくて
すむ。このため、最短路問題ではダイクストラ法は広く
利用されている。
【0024】しかし、ダイクストラ法の問題点は、最短
経路が一つ求まるだけであり、途中の経路が何等からの
理由で通れなかった場合のことまで考慮されていない。
また、初期条件や到達条件などが考慮されていない。そ
こでより実践的な方法として時刻表および平均移動時間
を考慮した方法がある。以下、この方法の原理を具体例
で説明する。
【0025】まず、探索法の基本概念を鉄道、航空機な
どの例に基づいて説明する。図3において、<O0>、<D
0>はそれぞれ出発地、目的地を表すノードである。図で
は丸印になっているが、本文中は<n>でノードを表す
か、単に“ノードn”と表す。<1>〜<6>は空港、新幹線
特急の停車駅またはJR在来線特急の停車駅を表すノー
ドである。以下、このようなノードを乗継ノードとよ
ぶ。乗継ノード2と乗継ノード4の間のリンクはリムジ
ンバス、電車、徒歩等による乗継ノード間の連絡を表す
リンクで、これを連絡リンクとよび、コストは連絡移動
時間とする。
【0026】この例では出発地、目的地はともに乗継ノ
ードでない。このような出発地、目的地をローカル出発
地ノード、ローカル目的地ノードとよぶ。出発地O0
最寄りの乗継ノードは<1>、目的地D0の最寄りの乗継ノ
ードは<5>と<6>である。これらを結ぶリンクをそれぞれ
出発地アクセスリンク、目的地アクセスリンクと呼び、
そのコストは平均移動時間とする。この例では、航空機
の乗降所要時間は40分、特急の乗降所要時間は10分
とする。乗継ノード1および3は、空港と駅の両者の機
能を兼ね備えたものとする。
【0027】以下の表1は、本例における列車、航空機
の運行表である。この表はあらかじめ到着時刻順にソー
トされている。
【0028】
【表1】
【0029】出発希望時間は9:00以降とし、探索時間範
囲は8時間30分、すなわち目的地に17:30までに到達する
系列を探索するするものとして、以下、系列探索を説明
する。
【0030】各乗継ノードについては、その乗継ノード
に到着する「運行リンク」(または「疑似運行リン
ク」)と「出発地出発時刻」の組を要素とする「運行情
報リスト」を逐次形成する。ここで、運行情報リストに
ついては要素の出発地出発時刻の遅い順にソートする。
出発ノードO0を除き、初期状態では各乗継ノードの運
行情報リストは空集合φである。出発ノードO0には常
に出発可を与える集合∞が付与される。
【0031】表1の時刻表から、出発希望時刻9:00以降
で最初の便または列車を探すと、JAL1便で9:20である。
しかし、航空機の乗降所要時間40分と出発地アクセスリ
ンクの移動時間10分(出発ノードO0と乗継ノード1の
リンク)を考慮すると、出発ノードO0を8:30に出なけ
ればならない。これは出発希望時間を満たさないので棄
却する。次の便はJAL7便の10:00であり、出発ノードO0
を9:10に出ればよいので、条件を満たす。
【0032】乗継ノード2の運行情報リストにリンク番
号1と出発地出発時刻9:10の組からなる要素、運行情報
([1],9:10)が加えられる。なお図ではリンク番号は四
角印の中の番号で示してあるが、本文中は[n]として表
すか、単にリンクnと表す。
【0033】運行リンク2も、出発ノードO0を9:40に
出発して乗継ノード2に到達する。乗継ノード2の運行
情報リストに運行情報([2],9:40)が追加される。出発
地出発時刻の遅い順にソートすると、 ([2],9:40)、([1],9:10) となる。
【0034】表1で乗継ノード1から乗継ノード3に行
くリンクを調べると、乗継ノード3の運行情報リストは ([4],11:40)、([3],11:10) となる。
【0035】表1によれば、運行リンク5は乗継ノード
3発乗継ノード4行きの、13:20発の航空便である。現
時点の乗継ノード3の運行情報リストは ([4],11:40)、([3],11:10) であるから、リスト順に接続可能かを調べる。
【0036】運行リンク4は乗継ノード3着13:00の特
急であるから、列車から航空機への乗降所要時間40分を
加えると13:40以降でないと乗り継げないので棄却す
る。運行リンク3は12:30着の特急であるから、所要時
間40分を考慮しても13:20に間に合う。このとき、運行
リンク5の“出発地出発時刻”は運行リンク3の11:10
が継承され、乗継ノード4の運行情報リストは ([5],11:10) となる。
【0037】表1によれば、乗継ノード4から乗継ノー
ド5への接続は運行リンク6、7、9がある。現在、乗
継ノード4の運行情報リストは ([5],11:10) であるから、運行リンク5の乗継ノード4着は13:50で
ある。しかし、運行リンク6は乗継ノード4発13:40で
あるために、運行リンク5を使用したのでは運行リンク
6には乗り継げない。
【0038】ところが、乗継ノード4には乗継ノード2
からの連絡リンクがあるために、航空機乗降所要時間40
分を加味して乗継ノード2からの乗り継ぎ(これを連絡
乗継という)が可能かどうかを調べる必要がある。乗継
ノード3の運行情報リストは ([2],9:40)、([1],9:10) であるから、リンク2からの接続が可能かを調べる。リ
ンク2のリンク4への到着時刻11:30、これに40分を加
味しても十分に運行リンク6に接続できるから、リンク
2の出発地出発時刻の9:40が継承され、乗継ノード5の
運行情報リストは ([6],9:40) となる。
【0039】運行リンク6の着乗継ノード5はローカル
目的ノードD0の最寄り乗継ノードであるから、特別処
置として目的地ノードD0の運行情報リストを ([[6]],9:40) とする。
【0040】ここで、[[6]](図4中は2重の囲み)は
疑似運行情報リンクである。すなわち、運行リンク6が
乗継ノード5に14:10に到着し、乗降所要時間(ここで
は40分)経過後の14:50に乗継ノード5を出て、ローカ
ル目的地アクセスリンクのコストである40分後に目的地
0に着く疑似運行リンクを表す。
【0041】同様の処理を運行リンク7、9に施すこと
によって、乗継ノード5の運行情報リストは ([9],11:10)、([7],9:40)、([6],9:40) となる。
【0042】乗継ノード3と乗継ノード6を結ぶ運行リ
ンク8について同様な処理を施すことによって、乗継ノ
ード6の運行情報リストは、([8],11:40)となる。
【0043】さらに運行リンク10について調べてみる
と、到着時間が17:40であるために到着時刻17:30に間に
合わないので棄却する。したがって、最終的に乗継ノー
ド6の疑似運行情報リストは、 ([[8]],11:40)、([[9]],11:10)、([[7]],9:40)、
([[6]],9:40) となる。
【0044】上記の結果は、出発時間9:00、到着時刻1
7:30の条件をすべて満たす。しかも運行情報リスト(こ
の場合は疑似運行情報リスト)は出発地出発時刻のもっ
とも遅い順にソートしているので、リストの先頭から順
に見て行けば、もっともゆっくり出かけることのできる
系列がわかる。
【0045】この例では、([[8]],11:40)がもっとも
ゆっくりと出発地を発つことのできる系列である。すな
わち、 O0→<1>→[4]→<3>→[8]→<6>→D0 の経路で乗る継げばよいことになる。
【0046】かりに何らかの理由であらかじめ乗継ノー
ド3と乗継ノード6間が不通(すなわち運行リンク8が
不通)になっていることがわかれば、2番目の系列
([[9]],11:10)が選択できる。すなわち、 O0→<1>→[3]→<3>→[5]→<4>→[9]→<5>→D0 の経路で乗る継げばよいことになる。
【0047】以上が、改良された探索システムである。
乗継ノード間平均移動時間はラベル確定法(ダイクスト
ラ法)を用いて求めているが、運行リンクという概念を
取り入れ、あらかじめソートされた運行ダイヤを使用す
るとともに、出発時刻と到着時刻を設定することによっ
て、最小の処理時間で系列探索が行えることが特徴とな
っている。なお参考のために、図5に示すように、図3
に仮想乗継ノード7と仮想リンク11を付加し、“最適
乗継系列探索システム”を基に求めた運行情報リストを
表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】また、出発地と目的地とからあらかじめ探
索地域を限定することによって無駄な系列探索を省くよ
うにすることが可能である。以下にその方法について説
明する。
【0050】この最適乗継系列探索方法は、(1)出発
地、目的地、出発希望時刻、探索時間範囲を指定し、
(2)前記出発地および目的地より、経路探索の範囲を限
定し、時刻表データから経路探索範囲外の乗継ノードを
含む運行リンクを探索対象外とし、(3)前記出発地、目
的地が乗継ノードでない場合には、平均移動時間ネット
ワークを用いて最寄りの複数個の乗継ノードを見出し、
連絡リンクを形成し、(4)到着時刻順にソートされた時
刻表データを用いて探索時間範囲内で運行リンクの付加
により動的ネットワークを形成し、(5)前記乗継ノード
には到着した運行リンク番号と出発地出発時刻の組(運
行情報)を要素として、出発地出発時刻の遅い順位ソー
トされた運行情報リストを登録する、ことで最適乗継系
列を探索するものである。
【0051】探索地域限定手法には様々な手法を用いる
ことができるが、一例を以下に示す。 (1)出発地と目的地を結ぶ線を基線とし、その前後左右
を含む長方形あるいは楕円等の図形(領域)で囲み、そ
の領域外の地域については探索の範囲外とする方法。 (2)出発地と目的地を結ぶ線を基線とし、その基線の外
側の方向に対して、ある地域単位に探索禁止地域を設け
る。
【0052】ここで「基線の外側方向」とは、出発地に
おいては目的地と逆方向が探索禁止地域の対象となり、
目的地においては出発地と逆方向が探索禁止地域とな
る。この方法においては、あらかじめ地域ごと(たとえ
ば県単位)の探索禁止をテーブルで定めておき、出発地
と目的地が定まった時点で、禁止の範囲が特定されるよ
うにする。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図6のシス
テム構成図で説明する。この例では、中継局1の位置情
報を知らせる位置情報センター5、目的地までのルート
を探索し、発信者に知らせるナビセンター6に分かれて
いる。
【0054】ナビセンター6は位置情報センター5から
の情報をもとに、ユーザーにわかりやすい情報に加工す
る情報加工センターである。位置情報センター5は、P
HSで電話をかけたユーザー、または電話をかけられた
PHS所有者の位置を位置情報として提供するセンター
である。
【0055】また本発明では位置情報センターを通さず
にナビセンターと直接接続される経路も確保してある。
これは、旅行センターや観光センタからの情報を直接入
手したり、ナビサービスからの情報をPHSユーザーに
音声や画像で提供する場合には、位置情報センターは通
さない。
【0056】ナビセンターで加工される情報およびデー
タは、PHSユーザーすなわち本人の位置を知らせるた
めの音声データの作成、本人の位置と目的地の位置から
目的に達するための道筋の検索とそこに到達するための
最適な(最短の)地図情報の作成または音声データの作
成、電話をかけたPHS所有者の位置を知らせるための
音声データおよび画像データの作成、本人が目的の場所
に到達するために必要な列車、飛行機、宿の予約を知ら
せる音声および画像データの作成等を行う。
【0057】目的地は基本的にPHS端末キー入力によ
る目的地の電話番号入力とするが、音声入力とすること
も可能である。この場合には、図7に示すようにナビセ
ンターで音声認識システムによって音声を認識し、デジ
タル信号を自動発生する。
【0058】上記の加工データを作成するための技術お
よびシステムとして以下のものが含まれる。 (1)PHSをもつユーザーがどこにいるかを、住所お
よび地図上で特定できるシステム。基本的には図8に示
すような中継局のカバーする地域を中心とした地図情報
を作成しておき、位置情報センターからの位置情報をも
とに対応した地図情報を引き出す。PHS端末ユーザー
および被検索PHS端末所有者の位置は位置情報センタ
ーから知ることができるから、電話をかける側および電
話をかけられる側、双方に応用できる。
【0059】(2)電子地図は地図を画像データとして
送るための電子化技術。地図上の説明はイメージデータ
のほかに音声による場合もあるために、音声によって説
明する場合の音声化技術も含まれる。 (3)電話番号から住所を探し出すシステム。これは目
的地の電話番号を入力することによって、その目的地の
住所を知らせるシステムである。 (4)住所を地図データに引き渡すシステムおよびその
逆システム。(3)で入手した住所より地図データ(情
報)に引き渡すことによって、目的地の位置が地図上で
特定することができる。
【0060】(5)PHSの電話番号を取得するシステ
ム。位置情報センターからの提供する情報には、PHS
からかけられた電話番号がわかるために、この情報を即
座に本システム(たとえば地図情報などの作成システ
ム)に取り入れて、付加情報を作成する。また声紋登録
やパスワードのナビセンターに登録しておくことによっ
て、個人の特定を行うこともできる。これによって、特
定の相手のみしか電話を通じなくしたり、あるいはコン
ピュータデータの検索ができなくするなどのセキュリテ
ィ管理が可能となる。
【0061】(6)必要な画像データやFAXデータを
指定された場所に伝送するシステム。PHS端末の液晶
画面は小さいために、地図データを受け取ったとしても
見にくい場合がある。このような場合、指定した電話に
接続されたFAXやパソコンにデータを伝送できるよう
にするための機能。 (7)音声認識システム。既存の音声認識システムを使
用することによって、目的地などPHS端末からのキー
入力がしにくい情報を音声で受け付けられるようにし
た。より詳細には、目的地、交通機関、レストラン、宿
泊施設、予算などでナビゲーションのために必要な単語
を受け付けることができる。
【0062】(8)特定地の巡回経路検索システム。こ
のシステムは観光地などの特定された場所をどのような
順序で巡ればよいかを地図あるいは音声で知らせるため
の巡回経路検索システムである。 (9)上記のシステムをサポートするインターネットサ
ーバーおよび一般サーバー構築。本システムをサーバー
化することによって、データの一元管理を可能とし、デ
ータおよびシステムの変更、修正、最構築をしやすくす
る。インターネットサーバーにした場合には、インター
ネットからの取得情報も付加情報としてユーザーに提供
できる。
【0063】
【実施例】図9は、位置情報センターを使用したナビゲ
ーションサービスの実施例における情報の流れである。
まずユーザーからの位置情報要求は直接ナビセンターに
送られる。ナビセンターはこの要求に基づいて、位置情
報センターにターゲットPHSの位置検索申請を行う。
この申請に基づいてPHS端末をポーリングし、ターゲ
ットPHSの位置を取得する。取得した位置情報はナビ
センターに送られる。ナビセンターではこの情報をもと
に地図情報の作成や画像データあるいは音声データなど
の作成し、ユーザーに要求された形で転送する。
【0064】位置情報センターからの位置情報には緯度
経度のほかに、ユーザーの電話番号とCSIDが含まれ
る。CSIDには、中継局の住所データが含まれてい
る。中継局がビルの中とか地下鉄のホームなどにある場
合には、高精度で位置が確定できる。たとえば、何線の
ホームにいるとか、どの建物のどちら側にいるかなどが
わかる。しかし通常は、100〜数百メートルの精度で
位置が確定できる。
【0065】上記の実施の形態で挙げた例では、中継局
を中心としたカバーエリアの地図情報を送るとしたが、
緯度経度の位置情報を用いて、あらかじめ用意された全
体の地図情報の中から、図のような特定の範囲の位置確
定を行い、ユーザー用の地図データを作成することもで
きる。このとき、ユーザーがある程度自分の置かれてい
る位置を確信できるときには、その要求に応じた尺度の
地図データが作成できる。
【0066】なお、図9の例では位置情報センターを必
ず経由する形態をとっているが、サービスによっては位
置情報センターを経由しない場合もある。たとえば、
「どこそこの美術館に行きたいが、行き方がわからな
い」といった要求に対しては、あらかじめナビセンター
が所有するデータから行き先を指示する場合もある。
【0067】本発明のにおける交通機関を用いるルート
探索手順の一例について説明する。 手順1 出発地、目的地、出発希望時刻、探索時間範囲を指定す
る。
【0068】手順2 出発地および目的地より、経路探索の範囲を限定する。
このとき、時刻表データから経路探索範囲外の乗継ノー
ドを含む運行リンクは削除する。プログラム化する場合
には、リンクを表から削除しなくても、探索禁止フラグ
のみを立てておき、探索時(手順3以降の処理時)には
探索禁止フラグの立っているリンクはバイパスするよう
にすることもできる。
【0069】手順3 出発地、目的地が乗継ノードでない場合には、平均移動
時間ネットワークを用いて最寄りの複数個の乗継ノード
を見出し、連絡リンクを形成する。
【0070】手順4 到着時刻順にソートされた時刻表データを用いて探索時
間範囲内で運行リンクの付加により動的ネットワークを
形成する。これにより、乗継ノードには到着した運行リ
ンク番号と出発地出発時刻の組(運行情報)を要素とし
て、出発地出発時刻の遅い順位ソートされた運行情報リ
ストが登録される。
【0071】手順5 目的地ノードに登録された運行情報リストの要素を構成
する運行リンクの目的地ノードへの到着の早い順位、到
着時刻が同じ場合には、出発地出発時刻の遅い順にソー
トする。この再ソートされたリストの要素を先頭から順
番に用いて、最適乗継系列の定義を満たす乗継回数最
小、乗継時間最小となる出発地に至る運行リンク系列よ
り成る探索木を分岐限定法を用いた縦型探索により形成
する。
【0072】手順2が本発明の主要部分になる。地域を
限定するもっとも単純な方法は、出発地と目的地を結ぶ
直線を基線として、基線の延長方向にx延ばし、垂直方
向にy延ばしてできる長方形を探索の範囲とするやり方
である。図10は、その一例である。
【0073】乗継ノード1、3は経路探索領域内である
から、探索の対象ノードとなる。一方、乗継ノード2、
4は領域外であるから、探索の対象外ノードとなる。し
たがって、乗継ノード2、4に接続するリンクはすべて
系列探索の対象外になる。図の例では、リンク2、3、
4は探索の対象外となる。“O0→[2]→<2>→[3]→<3>
→……”の経路のほうが、“O0→[1]→<1>→[5]→<3>
→……”の経路より最適な解を与える可能性はあるが、
その点は無視される。
【0074】なお、x、yの設定は、基線の長さに比例
して長くとる方法も可能である。基線の長さ(出発地と
目的地の距離)によって、最適解を求める際の系列探索
領域に違いが生じる。したがって、x、yの設定を基線
との関係でパターン化することが可能である。また、す
こし複雑になるが、出発地O0と目的地D0を焦点とする
楕円で領域を設定することも可能である。
【0075】上記のどの方法を用いるにしろ、経由可能
な領域と経由禁止領域が決定できるから、運行ダイヤを
作成するときに経由禁止領域に含まれるリンクを時刻表
データから削除しておくか、または経由禁止フラグを立
てて、探索時にフラグがオンのリンクは経路探索をバイ
パスするようにする。たとえば表3は、図5に対応する
運行ダイヤであり、経由禁止領域を経由するリンクはフ
ラグをオンとしてある。したがって、経路探索時にリン
ク2、3、4は探索処理が行われない。
【0076】
【表3】
【0077】出発地あるいは目的地から極端に距離が離
れた地点を経由するような経路を除外する。そこで、い
くつかの例を挙げる。まず、もっとも簡単な方法とし
て、経由可地点マップをテーブル化し、利用する方法を
挙げる。この経路可地点マップテーブルは、出発地に対
応した目的地に行く際の経路可地点をテーブルで指定し
ておく。このとき、出発地と目的地のすべてのペアに対
し、経由を許可するか否かを示すマップを用意する。
このような経由可地点マップは、出発地、目的地となる
地点nとすると、n3に比例して増大することになる。
このように経由可地点マップの容量はかなり大きくな
る。この欠点を回避するため、いくつかの地域に分けて
マップ化する方法が考えられる。これによりマップ容量
は大幅に減少させることができる。
【0078】次に、本発明のナビゲーションサービスの
利用例について説明する。たとえば、営業マンが客先を
訪問したいと思うが、行き方がわからない。このような
場合、まずPHSでナビセンターに電話をし、つぎに相
手先の電話番号を入力すると、音声で現在いる場所から
いちばん近くの交通機関と最終目的地までの乗り継ぎル
ートが知らされる。その際、予約の必要なものに対して
は、予約も可能である。交通機関の最終駅から目的地ま
での道筋は具体的に音声と画像で指示される。
【0079】このとき、PHSの液晶画面で地図や指示
内容が確認できる。しかし液晶画面では小さく内容が見
にくい場合には、ナビセンターのサービスとして、特定
のFAX番号にそのデータを転送する機能があるので、
コンビニエンスストアなどのFAXが使える店のFAX
に地図または具体的な指示内容を転送してもらうことも
できる。
【0080】ナビセンターのサービスには、ユーザーの
電話番号で本人の確定ができるので、目的地に向かうと
途中で何度も同じ操作を繰り返さなくても、PHSから
電話をするだけで、その時どきで適切な指示を発する機
能が用意されている。この機能を利用すれば、ユーザー
は、目的に向かう道みちで自分が正しいルートをたどっ
ているかどうかが確認できる。
【0081】集配センターでその日その日の集配物に応
じて最適な集配をする場合の、ナビセンターの利用方法
の例について説明する。ユーザーはあらかじめ当日の配
達先の電話番号リストをナビセンターに転送する。これ
に対して、ナビセンターのコンピュータは最適な配達ル
ートを割り出し、最適な配達ルートを指示としてユーザ
ーに転送する。ユーザーはその指示ルートに従って集配
を行う。その場合、定期的にPHSで定期的に自分の位
置を確認すれば、最適な配達ルートが確認ができる。
【0082】一方、集配を希望する客がナビセンターに
電話をすると、ナビセンターのコンピュータはあらかじ
め登録されている集配リストからだれがそのルートを担
当しているかを検索し、自動的にその運転手にメッセー
ジを伝達する。これによって、宅急便などの業者はむだ
な動きを減らすことができ、効率的な集配が行える。
【0083】つぎに、インターネットと結びついた、観
光分野での利用例について説明する。この例ではナビセ
ンターのサーバーはインターネットと接続されており、
インターネット上に公開されている観光案内システムを
利用して、最適な観光ルートを割り出すことができる。
ユーザーはまず、旅行に行く前に自分の行きたい場所や
何をしたいかなどの諸条件を入力すると同時に、PHS
の電話番号の登録を行う。たとえば、「鎌倉。寺がみた
い。あまり歩きたくない。名所はできれば回りたい。所
要時間は5時間程度」といった希望と旅行先で使用する
PHSの電話番号を入力する。
【0084】ナビセンターのサーバーはこのような条件
を入手すると、最適なルートを探索し、ユーザーに知ら
せる。ユーザーがパソコンを利用してデータ入力した場
合には、ナビセンターが割り出した最適ルートを、ユー
ザーは自分のパソコンディスプレイ、ハードディスクあ
るいはプリンタに出力することができる。PHS端末の
場合には音声あるいはPHSのディスプレイ表示や、電
話番号指定によるFAX送信なども可能である。
【0085】旅行先では、ユーザーは行きたい場所をP
HSで定期的に確認する。また道に迷った場合には、ナ
ビセンターに電話することによって、現在地の情報や、
つぎに行きたいところまでの道筋や近くの目印となる建
物等の情報が得られる。地図もPHSのディスプレイで
見ることができるが、見にくい場合には、近くの、ファ
クシミリ装置を備えた店に依頼して、そのファクシミリ
装置に地図を伝送してもらう。
【0086】
【発明の効果】本発明のナビシステムにはルートの探索
機能をもっているので、センター側のデータベースを簡
略化でき、かつデータベースの保守も用意となり、実用
的なナビシステムが実現できる。本発明のシステムは、
中間的に使用されるワークエリアも小さくすることがで
きるために、メモリの節約にもつながっている。また、
各地点の緯度経度が指定されていないときには、経由可
能地方として経由可地方マップをテーブル化することに
よって、むだな経路探索を省くことができる。また各地
点の緯度経度があらかじめ与えられている場合には、式
を用いて領域が自動計算できるために、柔軟性のある運
用が可能である。さらに、出発地や目的地が追加削除さ
れても、プログラムそのものを修正せずに使うことがで
きるから、システムのメンテナンスという点においても
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術におけるPHS中継局と電波の届く範
囲を説明図である。
【図2】ダイクストラ法を説明するためのネットワーク
の例である。
【図3】最適乗継系列探索システムを具体的に説明する
ための図である。
【図4】最適乗継系列探索システムを具体的に説明する
ための図である。
【図5】最適乗継系列探索システムを具体的に説明する
ための図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるシステム構成を説
明するための全体図である。
【図7】本発明の実施の形態において、音声認識を行う
場合のシステム構成の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における地図情報を生成す
る範囲の説明図である。
【図9】本発明の実施例における位置情報センターを利
用した場合の情報の流れの説明図である。
【図10】系列探索領域の設定を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 中継局 2 PHS端末 3 PHS接続装置 5 位置情報センター 6 ナビセンター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的小さな距離間隔で多数の中継局を配
    置して携帯電話からの電波を受信する携帯電話方式にお
    いて、(1)発信者の携帯電話からの電波を受信した中継
    局の位置情報を得て、(2)前記携帯電話から送られた目
    的地情報から目的地の位置情報を得て、(3)前記目的地
    の位置情報と前記中継局の位置情報を基にして、前記目
    的地までのルートを探索し、(4)前記探索されたルート
    情報を前記携帯電話の発信者に送信することを特徴とす
    るナビゲーション方法。
  2. 【請求項2】比較的小さな距離間隔で多数の中継局を配
    置して携帯電話からの電波を受信する携帯電話システム
    において、(1)発信者の携帯電話からの電波を受信した
    中継局の位置情報を得る手段、(2)前記携帯電話から送
    られた目的地情報から目的地の位置情報を得る手段、
    (3)前記目的地の位置情報と前記中継局の位置情報を基
    にして、前記目的地までのルートを探索する手段、(4)
    前記探索されたルート情報を前記携帯電話の発信者に送
    信する手段を備えたことを特徴とするナビゲーションシ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022476A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Denso Corp 経路設定案内システム
US6360164B1 (en) 1998-11-27 2002-03-19 Ascii Corporation Navigation system
WO2005103622A1 (ja) * 2004-04-21 2005-11-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音情報出力装置及び音情報出力方法
US7266376B2 (en) 2000-11-13 2007-09-04 Sharp Kabushiki Kaisha Method and device for providing information related to activity of user

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